JP3145039U - 花立て容器 - Google Patents
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Abstract
【課題】容易に水換えや給水をできるようにした花立て容器を提供する。
【解決手段】花立て容器1は、保形鉢3と、保形鉢3の内側に挿入可能に設けられて、生花が立てられる貯水可能な内鉢4とを備え、前記内鉢4は薄肉の素材によって軽量に形成され、且つ内鉢4の上部には、吊り下げ用の取手12が設けられていることを特徴とするものである。又、花立て容器1は、保形鉢3の外周面には絵柄や模様等の化粧を施して、見栄えを良くすることも可能である。更に、花立て容器1は、保形鉢3、内鉢4は樹脂等で成形されることも可能である。又、花立て容器1は、保形鉢3の外面を化粧紙でラッピングすることも可能である。
【選択図】図2
Description
本考案は花立て容器に関し、特に、容易に、水換え、又は、給水をできるようにした花立て容器に関するものである。
植物用の鉢に関して、例えば、特許文献1が提案されている。
特許文献1には、外側の鉢内に内側の鉢を入れることで、鉢を二重構造にし、外側の鉢内に水を入れ、内側の鉢内には、外側の鉢内の水を紐又は不織布を伝って給水するようにした内容が記載されている。
しかし、特許文献1は貯水できるようにした花立て容器に関する発明ではなく、特に、容易に、水換えや給水をできるようにした発明は何ら記載されてはいない。
本校案は、前記背景技術の問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、容易に水換えや給水をできるようにした花立て容器を提供することを目的とするものである。
請求項1に記載の花立て容器は、保形鉢と、保形鉢の内側に挿入可能に設けられて、生花が立てられる貯水可能な内鉢とを備え、前記内鉢は薄肉の素材によって軽量に形成され、且つ内鉢の上部には、吊り下げ用の取手が設けられていることを特徴とするものである。
請求項2に記載の花立て容器は、請求項1に記載の考案において、保形鉢の外周面には絵柄や模様等の化粧が施されて、見栄えが良くなっていることを特徴とするものである。
請求項3に記載の花立て容器は、請求項1又は請求項2に記載の考案において、保形鉢、内鉢は樹脂等で成形されていることを特徴とするものである。
請求項4に記載の花立て容器は、請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の考案において、保形鉢の外面を化粧紙でラッピングされたことを特徴とするものである。
請求項1に記載の考案によれば、内鉢が軽量に形成されているために、水換えの際に取手を持って内鉢を容易に持ち運びすることができ、しかも、内鉢は保形鉢内に挿入された状態で配置されるために、内鉢内に水を入れても、内鉢は保形鉢によって変形が阻止された状態で、内鉢としての形態が保たれる。
請求項2に記載の考案によれば、保形鉢の外面に化粧が施されているために、見栄えを良く、室内に配置することができる。
請求項3に記載の考案によれば、保形鉢、及び内鉢は樹脂等によって容易に成形されることができる。
請求項4に記載の考案によれば、プレゼントをする際の体裁を良くすることができる。
図1は花立て容器1に生花2を差した状態を示す。図2は花立て容器1の分解斜視図を示す。花立て容器1は、外側の保形鉢3と、内側の内鉢4と、保形鉢3の下部を支持する支持台座5とを備えた構造である。内鉢4は外側の保形鉢3内に抜き差し自在に挿入できるように設けられている。
保形鉢3は、底部6と底部6から立設した筒状の側部7とから形成され、上面が開口8となった鉢状に形成される。保形鉢3とは、その形態をしっかりと維持できるように形成された鉢を意味している。保形鉢3は、例えば、厚肉の部材によって形成されることによって、その形態をしっかりと維持できるようにすることができる。保形鉢3は、例えば樹脂で成形されることができる。保形鉢3の外周には、絵柄や模様等の化粧を施すことにより見栄えを良くすることができる。
内鉢4は、底部9と底部9から立設した筒状の側部10とから形成され、上面が開口11となった鉢状に形成される。内鉢4は水を貯水できるように、例えば、樹脂によって水密に形成される。内鉢4は軽量で薄肉の部材で形成されることで、軽量に形成されることができる。内鉢4の開口11の周縁には取手12が設けられ、取手12を持つことによって持ち運びできるようになっている。取手12は内鉢4の開口11の周縁ではなく、内鉢4の上部に設けることができる。図2に示すように、内鉢4に孔を開け、この孔に紐を挿通させることでリング状の取手12を形成することができる。
前記支持台座5は、底部13と筒状の側部14とから形成され、保形鉢3の下部が挿入されて、保形鉢3を立った状態で支持できるようになっている。支持台座5は、例えば、竹ひごを編んで形成したり、プラスチックで成形することができる。
前記内鉢4内に水又は水の代わりに保水材を収容することで、生花に給水することができる。
又、図2に示すように、プレゼント用として用いる場合には、化粧紙Kでラッピングすることも可能である。
次に、作用について説明する。先ず、プレゼントとして用いる場合について説明する。図2に示すように、化粧紙Kを広げ、化粧紙Kの上に支持台座5を置き、支持台座5内に保形鉢3の下部を収容する。次に、保形鉢3内に内鉢4を挿入し、内鉢4内に生花2を入れる。この際、内鉢4内に水又は保水材を入れることで、生花2に水分を供給することができる。次に、図1に示すように、化粧紙Kで保形鉢3を包み、リボンRを付けることで、プレゼントとしての体裁を良くする。
プレゼントを受け取った者は化粧紙Kを開き、内側の保形鉢3、内鉢4、支持台座5,生花2を取り出す。次に、内鉢4の取手12を持って、例えば、内鉢4を水道の蛇口にまで持ち運んで、内鉢4内に水を入れる。この際、内鉢4は軽量に形成されているために、内鉢4は負担無く容易に持ち運ばれることができる。
次に、内鉢4を保形鉢3内に挿入する。この場合、内鉢4は薄肉で軽量に形成されているために、内鉢4内に水を入れることで内鉢4の形態が変形し易くなるが、保形鉢3が厚肉でしっかりとした形態に形成されているために、内鉢4は保形鉢3内に入れられることで内鉢4は形態が崩れることなく、しっかりとした形態に保持される。
尚、前記保形鉢3、又は内鉢4内に芳香剤や消臭剤を配置することで、室内の臭いや香りを良好に保つことができる。芳香剤や消臭剤は、水と一緒に用いたり、又は、ジェル状のものを用いることも可能である。
図3は第2実施形態を示す。この第2実施形態の特徴は、第1実施形態と比較して支持台座5を省略した点にある。保形鉢3の底面を平らに形成することによって、支持台座5を省略しても保形鉢3を自立させることができる。
図4は第3実施形態を示す。この第3実施形態の特徴は、保形鉢3の高さを低くし、更に取付台座5を省略した点にある。保形鉢3が保形鉢3としての本来の機能を奏することができる上に、取付台座5の機能をも果たす。
図5は第4実施形態を示す。この第4実施形態は取手12の変形例を示す。前述の第1実施形態から第3実施形態においては、紐をリング状にして取手12とした場合について説明したが、第4実施形態の取手12は内鉢4の開口11の周縁に突起部を設け、この突起部を手持ち可能な長さ及ぶ強さに形成することで、この突起部を取手12として用いることができる。
図6乃至図8は、第5実施形態を示す。この第5実施形態の特徴は、内鉢4の開口端11から内側へ向けて鍔15を設けることで、内鉢4が横倒しになっても内鉢4内の水が漏れ出ないようにした点にある。又、内鉢4の外面には、内鉢4内へ入れる水量の目印となる水量線Sが付されることで過度に多量の水を内鉢4内へ入れないようにしている。図6は内鉢の斜視図を示し、図7は図6のA―A断面図を示し、図8は図6の平面図を示す。
[実施形態の効果]
以上説明したように、内鉢4は軽量に形成されているために、内鉢4内に給水するべく、内鉢4を持ち運びする際に、内鉢4を負担無く容易に持ち運ぶことができる。又、内鉢4は軽量に形成することを意図して、内鉢4は例えば、薄肉に形成されているために、内鉢4内に水を入れることで内鉢4の形が崩れ易いという欠点があるが、内鉢4は保形鉢3内に入れられることで、その形態がしっかりと維持されることができる。更に、保形鉢3の外面に化粧を施すことで、保形鉢3を見栄え良く室内に配置することができる。
以上説明したように、内鉢4は軽量に形成されているために、内鉢4内に給水するべく、内鉢4を持ち運びする際に、内鉢4を負担無く容易に持ち運ぶことができる。又、内鉢4は軽量に形成することを意図して、内鉢4は例えば、薄肉に形成されているために、内鉢4内に水を入れることで内鉢4の形が崩れ易いという欠点があるが、内鉢4は保形鉢3内に入れられることで、その形態がしっかりと維持されることができる。更に、保形鉢3の外面に化粧を施すことで、保形鉢3を見栄え良く室内に配置することができる。
1 花立て容器
2 生花
3 保形鉢
4 内鉢
5 支持台座
12 取手
K 化粧紙
R リボン
2 生花
3 保形鉢
4 内鉢
5 支持台座
12 取手
K 化粧紙
R リボン
Claims (4)
- 保形鉢と、保形鉢の内側に挿入可能に設けられて、生花が立てられる貯水可能な内鉢とを備え、
前記内鉢は薄肉の素材によって軽量に形成され、且つ内鉢の上部には、吊り下げ用の取手が設けられていることを特徴とする花立て容器。 - 前記保形鉢の外周面には、絵柄や模様等の化粧が施されて、見栄えが良くなっていることを特徴とする請求項1に記載の花立て容器。
- 前記保形鉢、内鉢は樹脂等で成形されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の花立て容器。
- 保形鉢の外面が化粧紙でラッピングされたことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の花立て容器。
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JP2008004705U JP3145039U (ja) | 2008-07-09 | 2008-07-09 | 花立て容器 |
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JP2008004705U JP3145039U (ja) | 2008-07-09 | 2008-07-09 | 花立て容器 |
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Family Applications (1)
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2008
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