JP2011193759A - 植物用装飾鉢 - Google Patents

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弓佳 宮武
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Abstract

【課題】各種植物が植栽等された容器状の装飾鉢等に人形的感覚の装飾を施すことができて、十分な意匠的効果を得ることが可能な植物用装飾鉢を提供する。
【解決手段】底面と外周面を有し上面開口部から内部に各種植物が植栽もしくは収容可能な鉢本体と、該鉢本体の外周面の高さ方向の略全域に亘って当該鉢本体を被覆して隠蔽する装飾部材とを備え、装飾部材が、衣服の形状を呈すると共にその上部にの取付部を有し、該取付部に設けた係止手段により鉢本体の上部に取り付けられることを特徴とする。前記装飾部材は、その内側に硬質布からなる形状保持部材を有し、また、前記鉢本体は、底面が閉塞された外鉢と各種植物が植栽等され底面に水抜き孔を有する内鉢を有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、生花や造花等の各種植物が鉢本体内に植栽もしくは収容されて、結婚式の披露宴や各種パーティ等において装飾品としても使用可能な植物用装飾鉢に関する。
従来、花や鑑賞植物等を植栽する植木鉢や、切り花や造花等を収容する花受け、花籠、花瓶等(これらを総称して植栽鉢いう)に装飾を施したものとしては、例えば特許文献1に開示の植栽鉢が提案されている。この植栽鉢は、鉢本体の底面と外周面を包む不織布からなる装飾シートと、この装飾シートを鉢本体に固定するために当該装飾シートにその開口を絞るような状態で装飾される不織布からなる帯環とを備え、帯環にその幅方向所定位置において内径を伸縮させる帯状ゴム等からなる内径伸縮手段を設けると共に、この帯環に造花等の装飾部材を取り付けるようにしたものである。
特開2007−28914号公報
しかしながら、このような植栽鉢にあっては、鉢本体の外周面や底面を所定図柄が印刷等された装飾シートで包むと共に、その装飾シートの上部に造花等の装飾部材を有する帯環を単に取り付けた構造であるため、鉢本体が装飾シートと装飾部材で装飾されるものの、装飾部材は鉢本体の上部の帯環に取り付けられるに過ぎず、植栽鉢があくまで包装された「鉢」としてしか視認されず、植栽鉢の装飾効果(意匠的効果)を十分に高めることが難しい。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、各種植物が植栽もしくは収容される鉢本体等に人形的感覚の装飾を施すことができて、十分な意匠的効果を得ることが可能な植物用装飾鉢を提供することにある。
かかる目的を達成すべく、本発明のうち請求項1に記載の発明は、底面と外周面を有し上面開口部から内部に各種植物が植栽もしくは収容可能な鉢本体と、該鉢本体の外周面の高さ方向の略全域に亘って当該鉢本体を被覆して隠蔽する装飾部材とを備えた植物用装飾鉢であって、前記装飾部材が、衣服の形状を呈すると共にその上部に取付部を有し、該取付部に設けた係止手段により前記鉢本体の上部に取り付けられていることを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、前記鉢本体が、その底面が閉塞された外鉢と、該外鉢内に嵌挿されてその底面に水抜き孔が設けられると共に内部に前記各種植物が植栽もしくは収容可能な内鉢とで構成されていることを特徴とする。また、請求項3に記載の発明は、前記装飾部材が、その内側に当該装飾部材の形状を保持可能な形状保持部材を有することを特徴とし、さらに、請求項4に記載の発明は、前記形状保持部材が、布に糊を含浸させた硬質布で形成されて折り目を有していることを特徴とする。また、請求項5に記載の発明は、前記鉢本体が、支持部材の上部に支持され、前記装飾部材が該支持部材の外周面側をも被覆するように前記鉢本体に取り付けられていることを特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、底面と外周面を有し上面開口部から内部に各種植物が植栽もしくは収容可能な鉢本体と、該鉢本体を支持する支持部材と、該支持部材の高さ方向の略全域に亘って当該支持部材を被覆して隠蔽する装飾部材とを備えた植物用装飾鉢であって、前記装飾部材が、衣服の形状を呈すると共にその上部に取付部を有し、該取付部に設けた係止手段により前記支持部材の上部に取り付けられていることを特徴とする。また、請求項7に記載の発明は、前記鉢本体に、前記支持部材に取り付けらる装飾部材とは別体の装飾部材が取り付けられていることを特徴とする。
本発明のうち請求項1に記載の発明によれば、鉢本体の外周面の高さ方向の略全域に亘って該鉢本体を被覆する衣服の形状を呈した装飾部材が、その上部に取付部を有し、この取付部に設けた係止手段により鉢本体の上部に取り付けられているため、衣服形状の装飾部材により、鉢本体の略全体を隠蔽しつつ鉢本体に人形的感覚の装飾を施すことができて、鉢本体を単なる鉢ではなく装飾品として視認させることができる等、生花や造花等の各種植物が植栽もしくは収容可能な鉢本体に十分な意匠的効果を得ることができる。
また、請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、鉢本体が、底面が閉塞された外鉢と、この外鉢内に嵌挿されてその底面に水抜き孔が設けられ内部に各種植物が植栽もしくは収容可能な内鉢とで構成されているため、例えば給水が必要な生花が植栽された植栽鉢を内鉢として外鉢内に簡単に設置することができる等、鉢本体を生花や造花等の各種植物用の植栽鉢として使用できて、その汎用性を向上させることができる。
また、請求項3に記載の発明によれば、請求項1または2に記載の発明の効果に加え、装飾部材が、その内側に当該装飾部材の形状を保持可能な形状保持部材を有するため、形状保持部材が人形の胴体の機能を有して、装飾部材の形状の崩れを防止して衣服としての形状を良好に維持することができる。さらに、請求項4に記載の発明によれば、請求項3に記載の発明の効果に加え、形状保持部材が布に糊を含浸させた硬質布で形成されて折り目を有しているため、折り目で形状保持部材自体の形状を所定に保持し、装飾部材の形状崩れを確実に防止できると共に、構成を簡略化して安価な装飾部材を得ることができる。
また、請求項5に記載の発明によれば、請求項1ないし4に記載の発明の効果に加え、鉢本体が支持部材の上部に支持され、装飾部材が該支持部材の外周面側をも被覆するように鉢本体に取り付けられているため、支持部材で鉢本体を所定高さ位置に設定できて、鉢本体の外側を覆う丈のある例えばドレス形状の装飾部材により、鉢本体の意匠的効果を一層高めることができる。
また、請求項6に記載の発明によれば、衣服の形状を呈する装飾部材が、その上部の取付部に設けた係止手段により鉢本体を支持する支持部材の上部に取り付けられているため、衣服形状の装飾部材により、鉢本体を支持する支持部材の略全体を隠蔽しつつ鉢本体と支持部材に人形的感覚の装飾を施すことができて、鉢本体や支持部材を単なる鉢ではなく装飾品として視認させることができる等、各種植物が植栽もしくは収容可能で支持部材に支持された鉢本体に十分な意匠的効果を得ることができる。
また、請求項7に記載の発明によれば、請求項6に記載の発明の効果に加え、支持部材上に支持される鉢本体にも装飾部材が取り付けられているため、鉢本体側を人形の上半身とし支持部材側を人形の下半身として使用しつつ、例えば2ピースの洋服形状の装飾部材を取り付けることができて、装飾鉢を人形としてより明確に視認させることができる。
本発明に係わる装飾鉢の一実施形態を示す斜視図 同その鉢本体とスタンドを分解した斜視図 同鉢本体に装飾部材を取り付けた状態の縦断面図 同装飾部材を開いた状態の正面図 同図3のA−A線矢視図 同図5の要部を拡大した横断面図 同装飾鉢の変形例を示す斜視図 同他の変形例を示す斜視図 同さらに他の変形例を示す半断面図 同さらに他の変形例を示す概略半断面図
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1〜図6は、本発明に係わる装飾鉢の一実施形態を示している。図1及び図2に示すように、装飾鉢1は、上面に開口部を有して有底円筒状を呈する鉢本体2と、この鉢本体2を所定高さ位置に設置する支持部材としてのスタンド3と、前記鉢本体2とスタンド3の外周面側を覆うように前記鉢本体2に取り付けられた装飾部材4とを備えている。
前記鉢本体2は、図2及び図3に示すように、外周面5aと上面に開口部5bを有して底面5cが閉塞されると共に、底面5cが開口部5bの外径に対して小径に形成された有底円筒状の外鉢5と、外周面6aと上面に開口部6b及び鍔部6c(図3参照)を有し底面6dに水抜き孔6eが形成されると共に、底面6dが鍔部6cに対して小径に形成された有底円筒状の内鉢6を有している。そして、内鉢6には、図1及び図2に示すように、蘭の花7が植栽されており、この内鉢6が外鉢5内に嵌挿されて、内鉢6の鍔部6cが外鉢5の内周面の所定位置に係合されることにより、内鉢6が外鉢5内に出し入れ可能に設置されるようになっている。この設置状態において、内鉢6の底面6dと外鉢5の底面5cとの間には、所定高さの内部空間8(図3参照)が形成されている。
前記スタンド3は、図2及び図3に示すように、金属棒の溶接もしくは樹脂材の連結により形成され、所定内径を有する支持部としての上リング部3aと、この上リング部3aより径大に形成された下リング部3bと、上リング部3aと下リング部3bの円周方向の等間隔位置に、その上下端部が固定された3本の脚部3cを有している。そして、このスタンド3の上リング部3a内に前記鉢本体2の外鉢5が嵌挿されることにより、外鉢5の外周面5aの所定位置(図では略中間位置)が上リング部3aに係合されて、鉢本体2がスタンド3で支持されるようになっている。このとき、外鉢5とスタンド3は、後述するする運搬・納品の関係から、適宜の手段により簡単に離脱できないように固定することが好ましい。
なお、スタンド3と鉢本体2の支持構造は、この例に限定されず、例えば鉢本体2の外鉢5の上部に鍔部を設け、この鍔部をスタンド3の上リング部3a上に載置して、鉢本体2をスタンド3に支持する構造としても良い。また、前記鉢本体2の内鉢6と外鉢5の支持構造も、内鉢6の鍔部6cが外鉢5の上縁部に載置されることにより、外鉢5に内鉢6が支持される構造とする等、鉢本体2の外鉢5や内鉢6の形状、スタンド3の上リング部3aの形状等に応じて適宜の構造を採用することができる。
この鉢本体2とスタンド3の外周面側に配置される装飾部材4は、次のように構成されている。すなわち、装飾部材4は、図1及び図4に示すように、所定柄で例えば不透明なレース等の柔らかな布の縫製により衣服としてのスカート形状に形成され、その上部には、布製の所定幅の帯状の取付部4aが設けられている。この取付部4aには、その裏面側の長手方向上端の略全域と、取付部4aの一方の端部裏面の上下幅方向全域に、係止手段としての両面粘着テープ9a、9bの一方の粘着面が取り付けられている。
また、装飾部材4には、その内側に形状保持部材10が、その上部を前記取付部4aに縫製すること等により一体的に取り付けられている。この形状保持部材10は、例えば柔らかな布に糊を含浸・乾燥させた硬質布で形成されると共に、図4に示すように、所定幅位置に複数の折り畳み状の折り目10aを設けることで、その全体形状が所定に保持されるようになっている。なお、形状保持部材10の全体形状は、外鉢5に取り付けた際に、人形の胴体の機能を有するように設定されて、その丈は、装飾部材4の下端部が前記スタンド3の脚部3c間に入り込まない寸法に設定されている。
そして、この装飾部材4は、図5及び図6に示すように、前記両面粘着テープ9aの他方の粘着面を外鉢5の外周面5aの上部に巻回状態で粘着させると共に、取付部4aの端部の両面粘着テープ9bの他方の粘着面を外鉢5の外周面5aに粘着されている取付部4aの表面に粘着させる。これにより、装飾部材4が鉢本体2(外鉢5)に固定状態で取り付けられる。この取り付けの際に、布製の取付部4aの弾性を利用して該取付部4aを引っ張りつつ取り付けることにより、装飾部材4の取付部4aが外鉢5の外周面5a上部に密着状態で固着される。
この装飾部材4の取付状態において、装飾部材4の取付部4aが外鉢5に密着しつつ下方に向かうに従って広がった状態となって、装飾部材4により鉢本体2やスタンド3の外側全体(外周面側)が覆われ、これらが外部から視認されないように隠蔽されている。このとき、前記形状保持部材10が、外鉢5やスタンド3の外側に所定の間隔で位置することにより、形状保持部材10が人形の胴体として機能して、装飾部材4の下端部等がスタンド3内に入り込むこと等が防止されて、装飾部材4が所望のスカート形状に保持されるようになっている。
なお、装飾部材4の取付部4aに設けられる両面粘着テープ9a、9bの形態は、図示した例に限定されず、例えば両面粘着テープ9aを取付部4aの裏面の上下端部や裏面の全域に設けることもできるし、両面粘着テープ9bを取付部4aの長手方向の複数箇所に設けることもできる。また、装飾部材4の外鉢5への固着構造も、両面粘着テープ9a、9bに限らず、例えば固形接着剤や液体接着剤等を使用して固着することもできる。さらに、前記形状保持部材10も、硬質布に限定されず、例えば針金や竹材等で複数段のリング状に形成し、これをスタンド3の脚部3cに取り付けることで形成する等、適宜の形状保持部材を使用することができる。さらに、装飾部材4の取付部4aの上下幅を広く設定することにより、取付部4aとその下部とにより全体をドレス形状とし、取付部4aが人形の上半身として機能し、その下部の下方に広がる部分が人形の下半身として機能するようにしても良い。
次に、このように構成された装飾鉢1の使用方法等の一例について説明する。先ず、例えば前記装飾鉢1の製造工場において、外鉢5とスタンド3及び装飾部材4を準備し、前述した方法により、外鉢5をスタンド3に支持させて必要に応じ固定手段で固定すると共に、外鉢5の外周面5a上部に、装飾部材4の取付部4aを前記両面粘着テープ9a、9bで取り付ける。この状態で、外鉢5とスタンド3及び装飾部材4が一体化された装飾鉢1が、製造工場から例えば結婚式場の披露宴会場等に出荷される。
そして、会場では、所望の花(蘭の花7)が植栽された内鉢6を準備し、この内鉢6を、会場に納品されて所定位置に設置されている前記装飾鉢1の外鉢5内に嵌挿し、花の向きや装飾部材4の形状を調整することにより、装飾鉢1の設置が完了する。この会場内に設置された装飾鉢1は、「鉢」として視認されることなく、蘭の花7を頭部としてスカートをはいたイメージの人形的感覚の装飾品として視認されることになる。
なお、装飾鉢1の設置状態において、蘭の花7に給水(水差し)が必要な場合は、内鉢6の開口部6bから水を給水する。この給水された水は、蘭の花7で吸水されると共に、残った水は内鉢6の底面6dの水抜き孔6eから外鉢5内に水抜きされる。このとき、外鉢5の底面5cが閉塞されていることから、水抜きされた水は、外鉢5と内鉢6間に形成された前記内部空間8内に貯留され、外鉢5の底面5cから下方に漏れて会場の床を汚すこと等がなくなり、蘭の花7の活性化を所定時間維持できることになる。
このように、前記装飾鉢1によれば、鉢本体2の外周面の高さ方向の略全域に亘って取り付けられて例えばスカート形状を呈する装飾部材4が、その上部に帯状の取付部4aを有し、この取付部4aに設けた両面粘着テープ9a、9bにより鉢本体2の外周面に取り付けられているため、装飾部材4により、鉢本体2の略全体を被覆して隠蔽し、鉢本体2に人形的感覚の装飾を施すことができる。その結果、装飾鉢1を単なる「鉢」ではなく装飾品として視認させることができる等、各種植物が植栽可能な装飾鉢1に十分な意匠的効果を得ることができ、その際、装飾部材4が衣服としてのスカート形状等を呈していることから、装飾鉢1を人形のような感覚で視認させることができて、装飾鉢1の意匠的効果を一層向上させことができる。
また、装飾部材4が、その内側に当該装飾部材4の形状を保持可能な形状保持部材10を有するため、この形状保持部材10が人形の胴体の機能を有して、装飾部材4の形状の崩れを確実に防止することができると共に、装飾部材4が、人形の下半身に相当する下半身部分と上半身に相当する上半身部分を有するようにすれば、装飾部材4を鉢本体2に取り付けることにより良好な人形的感覚を得ることができて、装飾鉢1の意匠的効果をより一層高めることが可能となる。
また、鉢本体2が、底面5cが閉塞された外鉢5と、この外鉢5内に嵌挿されてその底面6dに水抜き孔6eが設けられ、内部に蘭の花7が植栽された内鉢6を有するため、給水が必要な生の蘭の花7が植栽された植木鉢を内鉢6として外鉢5内に簡単に設置することができる等、装飾鉢1を各種植物に使用できて、その汎用性を向上させることができる。また同時に内鉢6に植栽された生花の活性化を所定時間維持できて、例えばホテルやレストラン等のロビー等に比較的長い期間設置することが可能となる。
また、鉢本体2の外鉢5がスタンド3の上リング部3aに支持されて、このスタンド3の外周側も装飾部材4で覆われるため、スタンド3で鉢本体2を所定高さ位置に設定して、丈のある例えばドレス(ワンピース)形状の装飾部材4で鉢本体2やスタンド3を覆うことにより、装飾鉢1の意匠的効果を一層高めることができる。これらにより、この装飾鉢1を結構式の披露宴会場や各種パーティ会場、前述したホテルのロビーやレストラン等に設置することにより、従来の蘭の花等が単に植栽された植栽鉢に比較して、設置場所の雰囲気を和らげる等が効果を得ることが可能となる。
さらに、装飾部材4の帯状の取付部4aを外鉢5の外周面に係止させる両面粘着テープ9aと、取付部4a同士を係止させる両面粘着テープ9bを有するため、両面粘着テープ9a、9bで装飾部材4を鉢本体2の外周面に簡単かつ確実に取り付けることができると共に、装飾部材4に安定した取付状態を得ることができる。また、装飾部材4の固着に市販されている両面粘着テープ9a、9bを使用できると共に、形状保持部材10として布に糊を含浸させた折り目10aを有する硬質布10を使用できるため、折り目10aにより形状保持部材10自体の形状を所定に保持しつつ、装飾部材4の形状崩れを確実に防止できると共に、装飾部材4の構成を簡略化して安価な装飾鉢1を得ることができる。
ところで、以上の説明においては、装飾鉢1が、外鉢5と内鉢6からなる鉢本体2と、スタンド3及び装飾部材4とで構成される例について説明したが、本発明はこれに限定されず、例えば図7〜図10に示すように構成することもできる。以下、前記実施形態と同一部位には同一符号を付して説明する。図7に示す装飾鉢1は、底面が閉塞されて蘭の花7等が植栽され上面と底面の外径が略同一の有底円筒状の鉢本体2を有し、この鉢本体2の底面を前記スタンド3を使用することなく適宜の台11上に直接載置したものである。そして、鉢本体2の外周面2a側の全体を覆うように、スカート形状の装飾部材4の取付部4aを、鉢本体2の外周面2a上部に取り付けたものである。
また、図8に示す装飾鉢1は、底面に水抜き孔を有する鉢本体2を有し、この鉢本体2の外周面2a上部に装飾部材4の取付部4aを取り付けると共に、鉢本体2の底面を水を受ける受け皿12を介して台11上に載置して設置するようにしたものである。さらに、図9に示す装飾鉢1は、皿上の鉢本体2を有し、この鉢本体2の外周面2aの上部に装飾部材4の取付部4aを取り付けたものである。この鉢本体2は、薄底であるため、その内部の底面上に水が浸透したスポンジや発泡ウレタン等の花差し13(もしくは針状の花差し)を配置し、この花差し13に切り花等を差して使用するものである。
これらの変形例においても、装飾部材4により鉢本体2や受け皿12の外周面側を覆って隠蔽でき、上記実施形態と同様の作用効果が得られる他に、装飾部材4の高さを鉢本体2の高さと略同一に設定すれば良いため、その大きさを小さくできて、安価な装飾鉢1が得られ、例えば一般家庭等でも気軽に使用できるという作用効果を得ることができる。
さらに、図10に示す装飾鉢1は、鉢本体2を支持する支持部材としての前記スタンド3の上部に装飾部材4を取り付けて、この装飾部材4によりスタンド3の外側全体を覆うようにしたものである。この例の場合は、スタンド3上に支持される鉢本体2の外周面が装飾部材4で覆われることなく外部に露出していることから、鉢本体2が例えば外周面に高価な装飾が施されたり、あるいは著名な作家の製作による花瓶や植木鉢1の場合に、敢えてこれらを装飾部材4で隠蔽したくない場合等に好適に使用される。
この変形例によれば、スタンド3自体が装飾部材4で覆われて隠蔽されることから、上部に支持される例えば高価な鉢本体2等がより引き立った状態で視認されることになり、スタンド3を含めた装飾鉢1に前記実施形態と同様の意匠的効果を得ることができる。なお、この例の場合、図10の二点鎖線で示すように、鉢本体2の外周面2a上部に前記装飾部材4とは別体の装飾部材4Aを取り付けることもできる。このようにすれば、鉢本体2を人形の上半身として機能させてジャケット等の上着形状の装飾部材4Aを取り付け、スタンド3を人形の下半身として機能させてスカート形状の装飾部材4を取り付けることができるため、装飾鉢1を2ピースの衣服形状の装飾部材4、4Aで装飾できて、その意匠的効果を一層高めることが可能となる。
また、装飾鉢1の支持部材であるスタンド3に装飾部材4を取り付ける例の場合、支持部材はスタンド3の形態に限らず、例えば前記外鉢5や内鉢6(あるいはバケツやゴミ入れ等の円筒状容器)を天地逆さにした状態として、外鉢5等の底面上に装飾鉢1を支持させても良い。このようにすれば、装飾部材4の取付部4aを外鉢5等の外周面5a等に前記装飾部材4と同様に取り付けできて、安定した取付状態を容易に得ることができると共に、支持部材のコストダウンを図ることができる。このとき、外鉢5等を上下方向に複数個重ね合わせることで、その高さを調整可能とすれば、支持部材の高さ調整を簡単に行うことができる。
このように、本発明における装飾鉢1としては、少なくとも各種植物が植栽もしくは収容される容器状の鉢本体2と装飾部材4を有すれば良く、このとき、鉢本体2がスタンド3(支持部材)で支持されない場合は、装飾部材4を鉢本体2に取り付け、また、鉢本体2がスタンド3(支持部材)で支持される場合は、装飾部材4を鉢本体2かもしくはスタンド3、あるいはこれらの両方に取り付けることができる。
なお、前記実施形態においては、装飾部材4の取付部4aが鉢本体2の外周面に両面粘着テープ9a、9bで固定的に取り付けられる場合について説明したが、例えば両面粘着テープ9a、9bを剥がし可能として、装飾部材4を鉢本体2に対して着脱可能に取り付けることもできる。このように構成すれば、装飾部材4の着せ替えが可能となり、設置場所に応じて所望デザインの装飾部材4を取り付けることができ、設置場所等の汎用性を大幅に向上させたり、会場の種類等に応じて装飾効果の変更が容易に行えることになる。この装飾部材4の着脱構造は、両面粘着テープ9a、9bに限らず、例えば面状ファスナーや通常のファスナーあるいはフック等を使用することで、装飾部材4の着脱性を向上させても良い。
また、前記実施形態においては、鉢本体2の内鉢6等の内部に蘭の花7(生花)を植栽した例について説明したが、本発明はこれに限定されず、蘭の花7に替えて、その他の花や樹木、あるいは観葉植物等の生きた各種植物を植栽した鉢本体2(内鉢6)を使用することもできるし、切り花を収容した鉢本体2や、造花を収容した鉢本体2であっても良い。さらに、前記実施形態における鉢本体2の材質や形状も、各変形例等に限定されず、例えば材質として樹脂や土器に限らず、竹細工等により籠状に形成されたものや、ガラスで形成されたもの等を使用したり、形状としても、コップやお椀、お皿形状等も含めた適宜形態の容器状のものを使用することができる。
またさらに、前記実施形態においては、装飾部材4の形態をスカート形状やドレス形状としたが、例えば着物や袴等の和服、タキシードやスーツ、各国民族衣装等の形状としたり、結婚式場の場合に、新郎新婦に併せた衣服の装飾鉢1をペアで使用することもできる。また、装飾部材4として、通常の衣服の上に黒色のマント等の喪服形状の衣服を着脱可能に取り付け、葬儀に使用した後に、喪服形状の衣服を取り外して通常の衣服とすることで、装飾鉢1の使用範囲を拡げるようにしても良い。また、装飾鉢1を室内に設置する構造に限定されず、例えば装飾部材4を耐水(防水)性のある布やビニール等で形成することにより、装飾鉢1を屋外に設置することも可能である。このように、本発明に係わる装飾部材4としては、衣服をイメージする適宜の形態のものを使用することができる。
また、本発明は、各実施形態やその変形例に限定されず、これらを適宜に組み合わせることもできるし、前記実施形態における、スタンド3の形態や、装飾鉢1の設置形態等も、一例であって、例えば装飾鉢1を吊り下げ式に設置する等、本発明に係わる各発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜に変更することができる。
本発明は、生花、植木、鑑賞植物、あるいはこれらの造花や人工鑑賞植物等の各種植物を植栽もしくは収容可能な全ての容器状の装飾鉢に利用することができる。
1・・・・・・・・・装飾鉢
2・・・・・・・・・鉢本体
2a・・・・・・・・外周面
3・・・・・・・・・スタンド(支持部材)
3a・・・・・・・・上リング部
3b・・・・・・・・下リング部
3c・・・・・・・・脚部
4、4A・・・・・・装飾部材
4a・・・・・・・・取付部
5・・・・・・・・・外鉢
5a・・・・・・・・外周面
5b・・・・・・・・開口部
5c・・・・・・・・底面
6・・・・・・・・・内鉢
6a・・・・・・・・外周面
6b・・・・・・・・開口部
6c・・・・・・・・鍔部
6d・・・・・・・・底面
6e・・・・・・・・水抜き孔
7・・・・・・・・・蘭の花
8・・・・・・・・・内部空間
9a、9b・・・・・両面粘着テープ(係止手段)
10・・・・・・・・形状保持部材
10a・・・・・・・折り目
11・・・・・・・・台
12・・・・・・・・受け皿
13・・・・・・・・花差し

Claims (7)

  1. 底面と外周面を有し上面開口部から内部に各種植物が植栽もしくは収容可能な鉢本体と、該鉢本体の外周面の高さ方向の略全域に亘って当該鉢本体を被覆して隠蔽する装飾部材とを備えた植物用装飾鉢であって、
    前記装飾部材が、衣服の形状を呈すると共にその上部に取付部を有し、該取付部に設けた係止手段により前記鉢本体の上部に取り付けられていることを特徴とする植物用装飾鉢。
  2. 前記鉢本体は、その底面が閉塞された外鉢と、該外鉢内に嵌挿されてその底面に水抜き孔が設けられると共に内部に前記各種植物が植栽もしくは収容可能な内鉢とで構成されていることを特徴とする請求項1に記載の植物用装飾鉢。
  3. 前記装飾部材は、その内側に当該装飾部材の形状を保持可能な形状保持部材を有することを特徴とする請求項1または2に記載の植物用装飾鉢。
  4. 前記形状保持部材は、布に糊を含浸させた硬質布で形成されて折り目を有していることを特徴とする請求項3に記載の植物用装飾鉢。
  5. 前記鉢本体は、支持部材の上部に支持され、前記装飾部材が該支持部材の外周面側をも被覆するように前記鉢本体に取り付けられていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の植物用装飾鉢。
  6. 底面と外周面を有し上面開口部から内部に各種植物が植栽もしくは収容可能な鉢本体と、該鉢本体を支持する支持部材と、該支持部材の高さ方向の略全域に亘って当該支持部材を被覆して隠蔽する装飾部材とを備えた植物用装飾鉢であって、
    前記装飾部材が、衣服の形状を呈すると共にその上部に取付部を有し、該取付部に設けた係止手段により前記支持部材の上部に取り付けられていることを特徴とする植物用装飾鉢。
  7. 前記鉢本体に、前記支持部材に取り付けられる装飾部材とは別体の装飾部材が取り付けられていることを特徴とする請求項6に記載の植物用装飾鉢。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN114747386A (zh) * 2021-01-12 2022-07-15 主兴金属有限公司 花卉集成组装固定结构

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