JP3216055U - 遺品収納用モニュメント - Google Patents

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Abstract

【課題】犬や猫、その他のペット等の記念品を飾り、あるいは亡くなったペットの遺骨や遺毛を祀り、さらに装飾物を装飾用として収納することができる遺品収納用モニュメントを提供することを目的とする。【解決手段】記念品等を収納した保護ケースを収納する凹部を備えた安定用の台座と、この台座上において前記凹部を覆うように保持され、前記保護ケース上に搭載した装飾物を外から見えるようにした透明カバーとを備え、該透明カバーは前記台座の凹部周壁に形成した弾性リングを介して着脱自在にはめ込まれていることを特徴とする遺品収納用モニュメント。【選択図】図12

Description

本考案は、犬や猫、その他のペット等の記念品を飾り、あるいは亡くなったペットの遺骨や遺毛を祀り、さらに装飾物を装飾用として収納することができる遺品収納用モニュメントに関する。
従来、犬や猫、その他のペット等の記念品を飾ることが行われており、ペット等が亡くなった場合には、その記念品を拝んでペット等の思いを偲ぶことが行われている。
従来、犬や猫、その他のペット等の記念品を飾る遺品収納用モニュメントとしては、意匠登録第1538825号公報(特許文献1参照)のような、室内に設置することを目的とした墓石がある。
この墓石は、台座部と石碑部から構成されており、骨壺等を収納する空間が石碑部の内部に設けられていて、前記空間に骨壺等を収納し、室内における埋葬を可能とするものである。
この墓石の使用方法及び特徴は、台座部に設けられた丸形の凹部に骨壺等を設置し、前記設置した骨壺等に覆い被せるように石碑部を設置している。石碑部は、骨壺等が石碑部の空間に収まり、かつ石碑部の凸部が台座部に設けられた四角形の凹部と緩嵌するように設置されるものであり、石碑部が動き、前記空間内部が骨壺等に接触して、骨壺等に傷がつくことを防ぐようになっている。
意匠登録第1538825号公報
しかしながら前記墓石は、台座部と石碑部から構成されており、骨壺等を収納する空間が石碑部の内部に設けられていて、前記空間に骨壺等を収納し、室内における埋葬を目的とするに過ぎないものであり、室内等における置物としての美観に欠けるといわざるを得ないものであった。
本考案は、上記の点に鑑みてなされたもので、犬や猫、その他のペット等の記念品を飾り、あるいは亡くなったペットの遺骨や遺毛を祀り、さらに装飾物を装飾用として収納することができる遺品収納用モニュメントを提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、請求項1の考案は、記念品等を収納した保護ケースを収納する凹部を備えた安定用の台座と、この台座上において前記凹部を覆うように保持され、前記保護ケース上に搭載した装飾物を外から見えるようにした透明カバーとを備え、該透明カバーは前記台座の凹部周壁に形成した弾性リングを介して着脱自在にはめ込まれていることを特徴とするものである。
請求項2の考案において、前記記念品等を収納した保護ケースは、容器本体と容器本体の外周に沿ってはめ込まれる側壁を有する蓋とを備え、前記容器本体の外周に形成されたフランジ部に前記蓋の下端を係合して保護ケース内の容積を増やしあるいは調節することができるようにしたことをも特徴とするものである。
請求項3の考案において、前記容器本体の外周に形成されたフランジ部は、前記容器本体の外周に形成した弾性リングからなることをも特徴とするものである。
請求項4の考案において、前記装飾物は、プリザーブドフラワー、生花又は造化を含むものであることをも特徴とするものである。
請求項5の考案において、前記透明カバーは、その下部に棚部が内蔵されており、装飾物の負荷を棚部で受け止めて保護ケースには負荷が掛からないようにしたことをも特徴とするものである。
請求項6に考案において、前記記念品等を収納した保護ケースを収納する凹部を備えた安定用の台座は、前記凹部の下部にさらに予備凹部を備え、前記凹部と予備凹部との段差に中板を保持させたことをも特徴とするものである。
請求項1の考案によれば、記念品等を収納した保護ケースを収納する凹部を備えた安定用の台座と、この台座上において前記凹部を覆うように保持され、前記保護ケース上に搭載した装飾物を外から見えるようにした透明カバーとを備えているので、室内等の置物としての用途に適しており、またこの遺品収納用モニュメントを拝むことで心情的にも亡くなったペット等を身近に偲ぶことができる。
請求項2の考案によれば、前記記念品等を収納した保護ケースは、容器本体と容器本体の外周に沿ってはめ込まれる側壁を有する蓋とを備え、前記容器本体の外周に形成されたフランジ部に前記蓋の下端を係合して保護ケース内の容積を変えることができるので、収納スペースを大幅に増やしあるいは調節することが可能となった。
請求項3の考案によれば、前記容器本体の外周に形成されたフランジ部は、前記容器本体の外周に形成した弾性リングからなり、前記フランジ部を適宜位置において容易に着脱することができ、内容物のサイズの変化にも迅速に対応することが可能となった。
請求項4の考案によれば、装飾物により遺品収納用モニュメントを常時室内等に飾ることができる。
さらに、プリザーブドフラワーは、6〜7年位はほぼ生花に近い状態でその花の美しさを保つので、長期間装飾物を交換することなく美しい状態で遺品収納用モニュメントを飾ることができる。
請求項5の考案によれば、前記透明カバーは、その下部に着脱可能な棚部を備え、装飾物の負荷が保護ケースに掛からないようにしてあり、保護ケースや内部の記念品を確実に守ることができる。
請求項6の考案によれば、前記記念品等を収納した保護ケースを収納する凹部を備えた安定用の台座は、前記凹部の下部にさらに予備凹部を備え、前記凹部と予備凹部との段差に中板を保持させたため、より貴重な記念品類を予備凹部に収納することができ、記念品を分類して収納するのに適した遺品収納用モニュメントを提供することができる。
本考案の遺品収納用モニュメントの第1実施例を示す概略斜視図である。 概略平面図である。 透明カバーを透視した状態の概略斜視図である。 概略中央断面図である。 概略中央切断斜視図である。 透明カバーを透視した状態の概略中央切断斜視図である。 各部材の組み付け前の状態を示す概略中央切断斜視図である。 台座の凹部に収納する保護ケースの概略斜視図である。 蓋を開いた状態の保護ケースの概略斜視図である。 蓋を閉じた状態の保護ケースの概略中央断面図である。 透明カバー下部に着脱可能に棚部を取り付けた状態の概略中央切断斜視図である。 各部材を組み立てるとともに、台座の凹部に保護ケースを、透明カバー内に装飾物を収納した状態を示す概略中央断面図である。 本考案の遺品収納用モニュメントの第2実施例を示す概略中央断面図である。 概略中央切断斜視図である。 透明カバーを透視した状態の概略中央切断斜視図である。 各部材の組み付け前の状態を示す概略中央切断斜視図である。
以下、本考案の遺品収納用モニュメントの実施の形態を図面とともに詳細に説明する。
本考案の第1実施例を図1〜12に基づいて説明する。
本実施例の遺品収納用モニュメントを示す図1〜7において、遺品収納用モニュメント11は、記念品等を収納した後述の保護ケースを収納する凹部13を備えた安定用の台座12と、この台座12上において前記凹部13を覆うように保持され、前記保護ケース上に搭載した後述の装飾物を外から見えるようにした透明カバー14とを備えている。そして、該透明カバー14は前記台座12の凹部13周壁に形成した弾性リング15を介して着脱自在にはめ込まれている。
保護ケースを収納する前記凹部13を備えた台座12は、墓石用の石材のはみ出し石材等を利用して、所望の重量を備えた安定した台座12とすることができる。もちろん、前記石材のみならず金属や樹脂のブロックから切削あるいは成形の手段等によって凹部13を形成することも可能である。
なお、前記凹部13の周壁には弾性リング15が取り付けてある。この弾性リング15は、例えば変形可能な帯状テープ15aの片面に短毛を植設した植毛部15bを備えており、前記帯状テープ15aを凹部13の周壁に貼付して植毛部15bを前記凹部13周壁から内向きに突き出すように配置している。
したがって、前記透明カバー14は前記台座12の凹部13周壁に形成した弾性リング15を介して着脱自在にはめ込むことができる。
本実施例においては、記念品等を収納した保護ケースを収納する凹部13を備えた安定用の台座12と、この台座12上において前記凹部13を覆うように保持され、前記保護ケース上に搭載した装飾物を外から見えるようにした透明カバー14とを備えているので、室内等の置物としての用途に適しており、またこの遺品収納用モニュメントを拝むことで心情的にも亡くなったペット等を身近に偲ぶことができる。
前記透明カバー14としては、強化ガラスやアクリル樹脂等の耐衝撃性のある透明素材が好適であり、上部をアーチ状とした円筒状とすれば、後述する装飾物をどの向きからも美観に優れた状態で収納することができる。
もちろん、前記透明カバー14の形状は円筒状のみならず、四角形、六角形断面等から適宜選択することもできる。
本実施例の遺品収納用モニュメント11の組み付けに際しては、図7に示す分解状態から、前記安定用の台座12の凹部13底面に適宜装飾を施した底部シート16を敷設し、前記透明カバー14を前記台座12の凹部13周壁に形成した弾性リング15を介して凹部13内にはめ込む。図3〜図6はその結合状態を示すものである。
図8〜図10は前記台座12の凹部13に収納する保護ケース21を示すものである。
この記念品等を収納する保護ケース21は、容器本体22と該容器本体22の外周に沿ってはめ込まれる側壁を有する蓋24とを備えている。
なお、この容器本体22の外周に形成されたフランジ部23は、変形可能な帯状テープ23aの片面に短毛を植設した植毛部23bを備えており、前記帯状テープ23aを容器本体22外周の周壁に貼付して植毛部23bを前記容器本体22外周の周壁から外向きに突き出すように配置している。
したがって、前記容器本体22の外周に形成されたフランジ部23に蓋24の下端を係合すれば、保護ケース21内の容積を変えることができて記念品等の収納スペースを大幅に増やしあるいは調節することができ、かつ内容物のサイズの変化にも迅速に対応することが可能となった。
また、前記透明カバー14は、その下部に着脱可能な棚部31を備えていることが望ましい。
図11において、この棚部31は上面を構成する棚板部31aと、その外側から下向きに配設した下筒部31bとで構成されており、また前記下筒部31b外周の下端には弾性リング31cが取り付けられている。
したがって前記棚部31は、前記透明カバー14下端の開口部から上向きに押し込んで装着し、その上部に装飾物を搭載しておくことができる。
この棚部31を前記透明カバー14に取り付けておくことにより、装飾物の負荷が後述する保護ケース21に掛からないようにして、記念品等を収納した保護ケース21を確実に保護することができる。
図12に、前記台座12、底部シート16、棚部31を内装した透明カバー14からなる各部材を組み立てるとともに、台座12の凹部13には保護ケース21を収納し、また透明カバー14内にはその棚部31上に化粧シート33を介して装飾物32を搭載した状態を示す。前記化粧シート33は、前記棚部31上に敷設し、装飾物を違和感なく搭載するためのものであり、種々のモチーフやデザインを備えたものとすることができ、また化粧シート33として人工芝等を用いることもできる。
このように、各部材が機能的にかつ安定して組み付けられているので、台座12への透明カバー14の取付がスムーズで運搬中にカタカタと耳障りな音のすることのない、非常に品質の高い遺品収納用モニュメント11を提供することができるのである。
次に、本考案の第2実施例を図13〜16に基づいて説明する。
本実施例の遺品収納用モニュメント41を示す図13〜16において、記念品等を収納した保護ケースを収納する凹部43を備えた安定用の台座42は、前記凹部43の下部にさらに予備凹部44を備え、前記凹部43と予備凹部44との段差43aに底部シート45を保持させたものである。図において46は透明カバーである。
以上のように、前記記念品等を収納した保護ケースを収納する凹部43を備えた安定用の台座42は、前記凹部43の下部にさらに予備凹部44を備え、前記凹部43と予備凹部44との段差43aに底部シート45を保持させたため、より貴重な記念品類を予備凹部44に収納することができ、記念品を分類して収納するのに適した遺品収納用モニュメント41となる。
以上の説明において、前記装飾物32は、プリザーブドフラワー、生花又は造化等であることが望ましい。
例えば前記プリザーブドフラワーは、6〜7年位はほぼ生花に近い状態でその花の美しさを保つので、長期間装飾物を交換することなく、美しい状態で遺品収納用モニュメントを飾ることができる。
前記各実施例では、遺品収納用モニュメント11,41を犬や猫、その他のペット等の記念品を飾り、あるいは亡くなったペットの遺骨や遺毛を祀るものとして用いた場合を説明したが、もちろんこれに限られることはなく、赤ちゃんの誕生祝いあるいは人の成長を示す記念品の収納用モニュメントとして用いることもできる。
11 遺品収納用モニュメント
12 台座
13 凹部
14 透明カバー
15 弾性リング
15a 帯状テープ
15b 植毛部
16 底部シート
21 保護ケース
22 容器本体
23 フランジ部
23a 帯状テープ
23b 植毛部
24 蓋
31 棚部
31a 棚板部
31b 下筒部
31c 弾性リング
32 装飾物
33 化粧シート
41 遺品収納用モニュメント
42 台座
43 凹部
44 予備凹部
45 底部シート
46 透明カバー

Claims (6)

  1. 記念品等を収納した保護ケースを収納する凹部を備えた安定用の台座と、この台座上において前記凹部を覆うように保持され、前記保護ケース上に搭載した装飾物を外から見えるようにした透明カバーとを備え、該透明カバーは前記台座の凹部周壁に形成した弾性リングを介して着脱自在にはめ込まれていることを特徴とする遺品収納用モニュメント。
  2. 前記記念品等を収納した保護ケースは、容器本体と容器本体の外周に沿ってはめ込まれる側壁を有する蓋とを備え、前記容器本体の外周に形成されたフランジ部に前記蓋の下端を係合して保護ケース内の容積を増やしあるいは調節することができるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の遺品収納用モニュメント。
  3. 前記容器本体の外周に形成されたフランジ部は、前記容器本体の外周に形成した弾性リングからなることを特徴とする請求項2に記載の遺品収納用モニュメント。
  4. 前記装飾物は、プリザーブドフラワー、生花又は造化等であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の遺品収納用モニュメント。
  5. 前記透明カバーは、その下部に棚部が内蔵されており、装飾物の負荷を棚部で受け止めて保護ケースには負荷が掛からないようにしたことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の遺品収納用モニュメント。
  6. 前記記念品等を収納した保護ケースを収納する凹部を備えた安定用の台座は、前記凹部の下部にさらに予備凹部を備え、前記凹部と予備凹部との段差に中板を保持させたことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の遺品収納用モニュメント。
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