JP3197001U - 献植台 - Google Patents

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弥四郎 児矢野
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Abstract

【課題】容易に装着できるとともに高い利便性を有し、且つ、外観面でも優れ、さらに土中で植成する生花を供えることができる献植台を提供する。【解決手段】土中に植物を植成する際に使用する献植台であって、献植台1は、側壁部2と、側壁部の上部に形成された上部開口部3と、側壁部の下部に形成された下部開口部4とからなる本体部10を備える。また、本体部の内部下方に、経時において土中に分解する木材や竹で形成された格子状の仕切具11と仕切具の保持部材12を具備する。献植台の下部に植物の生長を促進させる粒状のトルマリンを配置させてもよい。【選択図】図1

Description

本考案は、土中に植物を植成する際に使用する献植台であって、特に、容易に装着でき、且つ、外観面でも優れた献植台に関する。
一般的に、墓参りをする際、花立に生花を供えるが、時間が経過すると生花は枯れてしまう。そのため、枯れた花を放置した場合、墓地の見栄えが劣化するという問題が生じる。
上記問題を解消するため、水替えの作業をなくすことができるとともに、生花に係る費用の削減することができることに加え、墓石の花立て石を、墓石と違和感なく装飾できるようにする墓石の花立て石の装飾部材がある(例えば特許文献1参照)。
特許文献1には、墓石の花立て石の装飾部材であって、石材によって形成された墓石の花立て石に挿脱可能な造花からなり、しかも、該造花には、模造しようとする植物の茎、葉、花のうち、少なくとも花が設けられ、さらに、造花の花が墓参者に対峙すべく形成されてなる墓石の花立て石の装飾部材が開示されている。
実用新案登録第3099629号公報(実用新案登録請求の範囲等)
しかしながら、特許文献1に記載の墓石の花立て石の装飾部材においては、供える花が造花であるため、墓参者にとっては先祖供養になっていないのではないかという不安が残る。また供えた造花が風雨に曝された場合、外観面における劣化が生じるという問題もあった。
そこで考案は上記の点に鑑み、容易に装着できるとともに高い利便性を有し、且つ、外観面でも優れ、さらに造花を備えるという負い目を解消することができる献植台を提供することにある。
上記課題を解決するために本考案の献植台は、土中に植物を植成する際に使用する献植台であって、該献植台は、側壁部と、側壁部の上部に形成された上部開口部と、側壁部の下部に形成された上部開口部とからなることを特徴とする。
また、前記本体部の内部に格子状の仕切具を具備した。
また、前記献植台の下部に粒状のトルマリンを配置させた。
さらに、前記献植台は墓石に設置される。
本考案の献植台によれば、側壁部と、側壁部の上部に形成された上部開口部と、側壁部の下部に形成された下部開口部とを備えることにより、容易に装着でき、さらに高い利便性を有し、且つ外観面でも優れた特性を発揮する。
また、献植台の下部に粒状のトルマリンを配置させたことにより、植物の成長促進が期待できる。
本考案の献植台の一部を欠切した全体図である。 前記献植台の断面図である。 献植台の使用状態の断面図である。 植物が成長した状態の断面図である。 他の好適例、トルマリンを配置させた献植台の断面図である。 墓石に献植台を装着した状態の使用例である。
本考案の献植台は、容易に装着できるとともに高い利便性を有し、且つ、外観面でも優れ、さらに造花を備えるという負い目を解消することを特徴とする。
以下に、本考案の献植台の詳細を図面に基づいて説明する。
図1に示す献植台1は、土中に植物を植成する際に使用するもので、前記献植台1は、側壁部2と、側壁部2の上部に形成された上部開口部3と、側壁部2の下部に形成された下部開口部4とからなる本体部10を備える。
前記本体部10は、合成樹脂にて形成されており、対候性に優れるとともに、量産が可能で高い強度を有する。また前記本体部10は、断面台形状に形成されており、平地に立設した場合に安定性に優れる。さらに前記本体部10は、上下に開口部を形成しているため、製造コストの削減も実現できる。
また、前記本体部10の内部の下方には仕切具11が設置されている。前記仕切具11は、本体部10の内部に土を収納させた際に外部に落下しない格子状に形成されている。また前記仕切具11は、自然環境に優れた木材等で形成されている。そのため、経時において土中に分解することができる。
さらに、前記仕切具11の下方には、保持部材12が配設されている。かかる保持部材12の素材や形状は特に限定されないが、竹材を使用することにより土中の環境に優れた効果が得られる。
また、前記本体部10の内部には植物24が植成される。該植物24は特に限定されるものではないが、シキミであることが好ましい。シキミは古来、仏前や墓前に供花として利用されており、日蔭に強い常緑樹で、葉に光沢があり鮮やかで美しい花を咲かせる特徴を有する。
次に、本考案における献植台1の使用方法を図3及び図6に基づいて説明する。
先ず、墓石20の前方に設置されている載置台21の凹部22の土25の上面に、本考案の献植台1を載置する。次に、本体部10の内部に植物24を配置させた後、周囲に土23を入れて植物24を固定する。
この状態でしばらく月日が経過すると、図4に示すように、植物24は成長し、根が載置台21の凹部22まで伸びる。さらに時間が経過すると、本体部10内の仕切具11や保持部材12は土中に分解され土壌に還元される。
特に、図6に示すように、本考案の献植台1を墓石20に設置することが好ましい。そのことにより、墓所には常に生きた植物が植成された状態となり、墓参者にとって、安心感と心の安らぎを得られる。なおこの際、図示するように、献植台1の側面に竹27を装着することで、全体の雰囲気を向上させることができる。
また他の好適例として、図5に示すように、前記献植台1の下部であって、載置台21の凹部22の内部に、粒状のトルマリン26を配置させることが好ましい。
トルマリン26は、天然鉱石で電気を発することが知られている。また、消臭性を有することにより、浴用、寝具、ジュエリー、衣類、化粧品、調理器具、ペット用品、塗料等の多くの分野に使用されている。さらに、植物の成長促進に役立つことも公知とされている。そのため、載置台21の凹部22内に粒状のトルマリン26を収納することにより、本体部10内の植物24の成長を促進させることができる。
1 献植台
2 側壁部
3 上部開口部
4 下部開口部
10 本体部
11 仕切具
12 保持部材
20 墓石
21 載置台
22 凹部
23 土
24 植物
25 土
26 トルマリン
27 竹

Claims (4)

  1. 土中に植物を植成する際に使用する献植台であって、該献植台は、側壁部と、側壁部の上部に形成された上部開口部と、側壁部の下部に形成された下部開口部とからなることを特徴とする献植台。
  2. 前記献植台の内部に格子状の仕切具を具備した請求項1記載の献植台。
  3. 前記献植台の下部に粒状のトルマリンを配置させた請求項1または2記載の献植台。
  4. 前記献植台は墓石に設置される請求項1乃至3のうち何れか1項に記載の献植台。
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