JP3144701B2 - 反応染料、その製造方法およびその使用 - Google Patents

反応染料、その製造方法およびその使用

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JP3144701B2 JP00563592A JP563592A JP3144701B2 JP 3144701 B2 JP3144701 B2 JP 3144701B2 JP 00563592 A JP00563592 A JP 00563592A JP 563592 A JP563592 A JP 563592A JP 3144701 B2 JP3144701 B2 JP 3144701B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】反応染料は、紡織繊維材料の染色および捺
染に広範囲に使用されている。現在、各種の特性を有す
る多くの有用な反応染料が各種の用途のために入手可能
である。しかしながら、これらの従来技術の染料は、特
定の染色法に対する適合性ならびに染色物の堅牢性に関
する今日の高い要求水準からみてかならずしも完全に満
足できるものではない。
【0002】本発明の目的は、種々の染色法および捺染
法に適しそして高い固着率を有すると共に、同時に非固
着部分を容易に洗い落すことのできる新規な染料を開発
することである。さらにまた、全般的堅牢性が良好であ
りそして特にオレンジ領域の色調を有する新規な染料を
提供することである。下記に定義される新規な反応染料
によって上記の目的の大部分が達成されることが見いだ
された。
【0003】本発明の対象は下記式(1)反応染料なら
びに式(1)の反応染料の混合物である。
【化9】 式中、R1 、R2 、R3 は互いに独立的にC1 −C4
アルキル、C1 −C4 −アルコキシ、ハロゲン、ウレイ
ド、C1 −C4 −アシルアミノ、カルボキシルおよびス
ルホであり、n、m、pは互いに独立的に0、1、2ま
たは3の数であり、Xはフッ素または塩素であり、Zは
繊維反応性基を含有していない脂肪族、芳香脂肪族、芳
香族または複素環式アミノ基であるか、あるいはZは第
2アミノ基を介して結合された下記式の残基
【化10】 (式中、R1 、R2 、R3 、n、m、pおよびXは前記
の意味を有する)を含有している脂肪族または芳香族ジ
アミンの残基であるか、またはZは下記式の残基
【化11】 (式中、R1 、R2 、R3 、n、m、pは前記の意味を
有する)であるか、またはZは−NH−SO2 −(CH
22 −OSO3 Hの残基である、そして式(1)の反
応染料は少なくとも2個のスルホ基を含有する。
【0004】適当なアミノ基Zの例を次に記す: アルキルアミノ、N,N−ジアルキルアミノ、シクロア
ルキルアミノ、N,N−ジシクロアルキルアミノ、アラ
ールキルアミノ、アリールアミノ、混合置換アミノ基た
とえばN−アルキル−N−シクロヘキシルアミノおよび
N−アルキル−N−アリールアミノ、さらには縮合炭素
環をさらに含有していてもよい複素環式基を含有するア
ミノ基、およびアミノ窒素原子がN−複素環式環(これ
はさらにヘテロ原子を含有していてもよい)の一員であ
るアミノ基。上記に例示した基中のアルキル基は直鎖状
または分枝状、低分子または高分子のものでありうる。
1乃至6個の炭素原子を有するアルキル基が好ましく、
適当なシクロアルキル、アラールキル、アリール基の例
は、特にシクロヘキシル、ベンジル、フェネチル、フェ
ニルおよびナフチル基である。複素環式基は、特にフラ
ン、チオフェン、ピラゾル、ピリジン、ピリミジン、キ
ノリン、ベンゾイミダゾール、ベンゾチアゾール、ベン
ゾオキサゾールなどである。そのアミノ窒素原子がN−
複素環の一員である適当なアミノ基は、好ましくは、さ
らにヘテロ原子として窒素、酸素または硫黄を含有して
いてもよい、6員のN−複素環式化合物の残基である。
上記したアルキル基、シクロアルキル基、アラールキル
基、アリール基、複素環式基、N−複素環式基は、さら
に、たとえばフッ素、塩素、臭素のごときハロゲン、ニ
トロ、シアノ、トリフルオロメチル、スルファモイル、
カルバモイル、C1 −C4 −アルキル、C1 −C4 −ア
ルコキシ、アシルアミノたとえばアセチルアミノ、ウレ
イド、ヒドロキシル、カルボキシル、スルホメチルおよ
びスルホなどによってさらに置換されていてもよい。
【0005】式(1)中の基Zの具体例を以下に示す:
−NH2 、メチルアミノ、エチルアミノ、プロピルアミ
ノ、イソプロピルアミノ、ブチルアミノ、β−(アセチ
ルアミノ)エチルアミノ、ヘキシルアミノ、β−メトキ
シエチルアミノ、γ−メトキシプロピルアミノ、β−エ
トキシエチルアミノ、N,N−ジメチルアミノ、N,N
−ジエチルアミノ、β−クロロエチルアミノ、β−シア
ノエチルアミノ、γ−シアノプロピルアミノ、β−カル
ボキシエチルアミノ、スルホメチルアミノ、β−スルホ
エチルアミノ、β−ヒドロキシエチルアミノ、N,N−
ジ−β−ヒドロキシエチルアミノ、γ−ヒドロキシプロ
ピルアミノ、ベンジルアミノ、フェネチルアミノ、シク
ロヘキシルアミノ、N−メチル−N−フェニルアミノ、
N−エチル−N−フェニルアミノ、N−プロピル−N−
フェニルアミノ、N−ブチル−N−フェニルアミノ、N
−β−シアノエチル−N−フェニルアミノ、N−エチル
−2−メチルフェニルアミノ、N−エチル−4−メチル
フェニルアミノ、N−エチル−3−スルホフェニルアミ
ノ、N−エチル−4−スルホフェニルアミノ、フェニル
アミノ、トルイジノ、キシリジノ、クロロアニリノ、ア
ニシジノ、フェネチジノ、2−、3−および4−スルホ
アニリノ、2,5−ジスルホアニリノ、スルホメチルア
ニリノ、N−スルホメチルアニリノ、3−および4−カ
ルボキシフェニルアミノ、2−カルボキシ−5−スルホ
フェニルアミノ、2−カルボキシ−4−スルホフェニル
アミノ、4−スルホナフチル−1−アミノ、3,6−ジ
スルホナフチル−1−アミノ、3,6,8−トリスルホ
ナフチル−1−アミノ、4,6,8−トリスルホナフチ
ル−1−アミノ、6−スルホナフチル−2−アミノ、ピ
リジル−2−アミノ、モルホリノ、ピペリジノおよびピ
ペラジノ。
【0006】さらに適当な基Zの例は、脂肪族または芳
香族ジアミン、たとえばH2 N−A−NH2 (式中、A
はC2 −C6 −アルキレン、フェニレンまたはスルホフ
ェニレンである)である。式(2)の残基は、第2のア
ミノ基に結合している。
【0007】基Zとしてジアミンを有する本発明による
反応染料は、下記式で表わされる。
【化12】 (式中、R1 、R2 、R3 、n、m、p、XおよびAは
前記の意味を有する)。
【0008】基Zが式(2a)の残基である式(1)の
反応染料は、下記式で表わされる。
【化13】 (式中、R1 、R2 、R3 、n、m、pおよびXは前記
の意味を有する)。
【0009】Zが−NH−SO2 −(CH22 −OS
3 Hの残基である式(1)の反応染料は、下記式で表
わされる。
【化14】 (式中、R1 、R2 、R3 、n、m、pおよびXは前記
の意味を有する)。
【0010】適当なC1 −C4 −アルキル基R1 、R
2 、R3 の例は、互いに独立的にメチル、エチル、n−
プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、s
ec−ブチルまたはtert−ブチルである。エチルが
好ましく、そして、特に好ましくはメチルである。
【0011】適当なC1 −C4 −アルコキシ基R1、R2
、R3 の例は、互いに独立的にメトキシ、エトキシ、
n−プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシ、イソ
ブトキシ、sec−ブトキシまたはtert−ブトキシ
である。エトキシが好ましく、そしてメトキシが特に好
ましい。
【0012】適当なC1 −C4 −アシルアミノ基R1
2 、R3 の例は、互いに独立的にホルミル、アセチル
またはプロピオニルアミノである。アセチルアミノが特
に好ましい。適当なハロゲンR1 、R2 、R3 は、互い
に独立的にフッ素、臭素および特に塩素である。
【0013】R1 、R2 、R3 が互いに独立的にメチ
ル、エチル、メトキシ、エトキシ、ウレイド、アセチル
アミノ、塩素、カルボキシルまたはスルホである式
(1)の反応染料が好ましい。
【0014】特に好ましいのは、Zが芳香族アミノ基、
特にスルホフェニルアミノまたはジスルホフェニルアミ
ノ基である式(1)の反応染料である。さらに好ましい
のは、R1 、R2 、R3 が互いに独立的にメチル、エチ
ル、メトキシ、エトキシ、ウレイド、アセチルアミノま
たはスルホであり、そしてZが芳香族アミノ基、特にス
ルホフェニルアミノまたはジスルホフェニルアミノ基で
ある式(1)の反応染料である。
【0015】下記式(3)の反応染料がとりわけ好まし
い。
【化15】 (式中、R4 は水素、メチル、メトキシ、ウレイドまた
はアセチルアミノ、R5 は水素、メチルまたはメトキシ
を意味し、XとZは式(1)において定義した意味を有
する)。
【0016】格別に好ましいのは下記式(4)および
(5)の反応染料である。
【化16】 (式中、Xはフッ素または特に塩素である)。
【0017】式(1a)の反応染料の中でも好ましいも
のは、基Aが以下のいずれかの基である反応染料であ
る。
【化17】 とりわけ、下記式(4a)または(5a)の反応染料が
特に好ましい。
【化18】 (式中、Xはフッ素または特に塩素である)。Xが塩素
である反応染料が格別に好ましい。
【0018】式(1)の反応染料の製造は、式
【化19】 (式中、R1 、R2 、R3 、n、m、pは式(1)で定
義した意味を有する)のアミノジスアゾ化合物を、式
【化20】 (式中、Xは式(1)で定義した意味を有する)のトリ
アジンおよび式H−Z (8)(式中、Zは式(1)で
定義した意味を有する)のアミンと任意所望の順序で縮
合することによって実施される。
【0019】H−Zが、結合された形で、式(2)の残
基を含有するジアミンである場合には、そのような式
(1)の反応染料は、式(8)のジアミンのモル量に関
して、少なくとも2倍モル量の式(6)のアミノジスア
ゾ化合物と2倍モル量の式(7)のトリアジンとを使用
して製造することができる。
【0020】Zが式(2a)の基である場合には、その
ような式(1)の反応染料は、式(7)のトリアジンの
モル量に関して、少なくとも2倍モル量の式(6)のア
ミノジスアゾ化合物を使用することによって製造するこ
とができる。Zが基−NH−SO2 −(CH22 −O
SO3 Hである場合には、そのような式(1)反応染料
は公知方法によって製造することができる。
【0021】上記の個々の工程は、異なる順序で、所望
の場合には、複数の工程を同時的に実施することもでき
るから、本製造方法には各種の変形が可能である。一般
的には、反応は順次段階的に実施される。各反応成分間
の反応をいかなる順序で実施するのが有利であるかは、
特定の反応条件に依存する。
【0022】本発明の方法の1つの実施態様において
は、最初に式(6)のアミノジスアゾ化合物を式(7)
のトリアジン化合物と縮合し、そして得られた一次縮合
生成物を式(8)のアミンと縮合する。
【0023】本発明の方法のいま1つの実施態様におい
ては、式(6)のアミノジスアゾ化合物を式(7)のト
リアジン化合物および式(8)のアミンとの一次縮合生
成物と縮合する。
【0024】式(1)の反応染料を製造するために使用
しうる適当な出発物質の例を以下に列挙する。
【0025】式(6)のアミノジスアゾ化合物:
【化13】
【化14】
【化15】
【化16】 2,4,6−トリクロロ−s−トリアジンまたは2,
4,6−トリフルオロ−s−トリアジン
【0026】式(8)のアミン アンモニア、メチルアミン、ジメチルアミン、エチルア
ミン、ジエチルアミン、プロピルアミン、イソプロピル
アミン、ブチルアミン、ジブチルアミン、イソブチルア
ミン、sec−ブチルアミン、tert−ブチルアミ
ン、ヘキシルアミン、メトキシエチルアミン、エトキシ
エチルアミン、メトキシプロピルアミン、クロロエチル
アミン、ヒドロキシエチルアミン、ジヒドロキシエチル
アミン、ヒドロキシプロピルアミン、アミノエタンスル
ホン酸、β−(アセチルアミノ)エチルアミン、ベンジ
ルアミン、フェネチルアミン、シクロヘキシルアミン、
N−プロピルアミノベンゼン、N−イソプロピルアミノ
ベンゼン、N−ブチルアミノベンゼン、N−イソブチル
アミノベンゼン、N−sec−ブチルアミノベンゼン、
N−ヘキシルアミノベンゼン、N−β−ヒドロキシエチ
ルアミノベンゼン、N−β−クロロエチルアミノベンゼ
ン、N−β−シアノエチルアミノベンゼン、N−β−ス
ルホエチルアミノベンゼン、1−(N−エチルアミノ)
−2−,−3−または−4−メチルベンゼン、1−(N
−エチルアミノ)−2−,−3−または−4−エチルベ
ンゼン、1−(N−エチルアミノ)−2−,−3−また
は−4−クロロベンゼン、1−N−エチルアミノベンゼ
ン−3−または−4−スルホン酸、1−(N−エチルア
ミノ)−4−ブチルベンゼン、N−n−ブチルアミノ−
3−メチルベンゼン、1−(N−エチルアミノ)−4−
フルオロベンゼン、アニリン、o−,m−およびp−ト
ルイジン、2、3−、2、4−、2、5−、2、6−、
3、4−および3、5−ジメチルアニリン、o−,m−
およびp−クロロアニリン、N−メチルアニリン、N−
エチルアニリン、3−または4−アセチルアミノアニリ
ン、2、5−ジメトキシアニリン、o−,m−およびp
−アニシジン、o−,m−およびp−フェネチジン、2
−メトキシ−5−メチルアニリン、2−エトキシ−5−
メトキシアニリン、4−ブロモアニリン、4−アミノフ
ェニル尿素、1−ナフチルアミン、2−ナフチルアミ
ン、オルタニル酸、メタニル酸、スルファニル酸、アニ
リン−2、4−ジスルホン酸、アニリン−2、5−ジス
ルホン酸、アニリン−3、5−ジスルホン酸、アントラ
ニル酸、m−およびp−アミノ安息香酸、4−アミノフ
ェニルメタンスルホン酸、アニリン−N−メタンスルホ
ン酸、2−アミノトルエン−4−スルホン酸、2−アミ
ノトルエン−5−スルホン酸、p−アミノサリチル酸、
1−アミノ−4−カルボキシベンゼン−3−スルホン
酸、1−アミノ−2−カルボキシベンゼン−5−スルホ
ン酸、1−アミノ−5−カルボキシベンゼン−2−スル
ホン酸、1−ナフチルアミン−2−、−3−、−4−、
−5−、−6−、−7−および−8−スルホン酸、2−
ナフチルアミン−1−、−3−、−4−、−5−、−6
−、−7−および−8−スルホン酸、1−ナフチルアミ
ン−2、4−、−2、5−、−2、7−、−2、8−、
−3、5−、−3、6−、−3、7−、−3、8−、−
4、6−、−4、7−、−4、8−および−5、8−ジ
スルホン酸、2−ナフチルアミン−1、5−、−1、6
−、−1、7−、−3、6−、−3、7−、−4、7
−、−4、8−、−5、7−、および−6、8−ジスル
ホン酸、1−ナフチルアミン−2、4、6−、−2、
4、7−、2、5、7−、−3、5、7−、−3、6、
8−および−4、6、8−トリスルホン酸、2−ナフチ
ルアミン−1、3、7−、−1、5、7−、3、5、7
−、−3、6、7−、−3、6、8−および−4、6、
8−トリスルホン酸、2−、3−または4−アミノピリ
ジン、2−アミノベンゾチアゾール、5−、6−および
8−アミノキノリン、2−アミノピリミジン、モルホリ
ン、ピペリジン、ピペラジン。
【0027】式(8)のジアミン 1、3−プロピレンジアミン、1、2−プロピレンジア
ミン、n−ブチレンジアミン、1−メチル−n−プロピ
レンジアミン、n−ヘキシレンジアミン、2−エチル−
n−ブチレンジアミン、2−ヒドロキシ−n−プロピレ
ンジアミン、1、3−ジアミノベンゼン、1、4−ジア
ミノベンゼン、1、3−ジアミノ−4−クロロベンゼ
ン、1、3−ジアミノ−4−メチルベンゼン、1、3−
ジアミノ−4−エチルベンゼン、1、3−ジアミノ−4
−メトキシベンゼン、1、3−ジアミノ−4−エトキシ
ベンゼン、1、4−ジアミノ−2−メチルベンゼン、
1、4−ジアミノ−2−メトキシベンゼン、1、4−ジ
アミノ−2−エトキシベンゼン、1、4−ジアミノ−2
−クロロベンゼン、1、4−ジアミノ−2、5−ジメチ
ルベンゼン、1、4−ジアミノ−2、5−ジエチルベン
ゼン、1、4−ジアミノ−2−メチル−5−メトキシベ
ンゼン、1、4−ジアミノ−2、5−ジメトキシベンゼ
ン、1、4−ジアミノ−2、5−ジエトキシベンゼン、
2、6−ジアミノナフタレン、1、3−ジアミノ−2、
4、6−トリメチルベンゼン、1、4−ジアミノ−2、
3、5、6−テトラメチルベンゼン、1、3−ジアミノ
−4−ニトロベンゼン、4、4’−ジアミノスチルベ
ン、4、4’−ジアミノジフェニルメタン、4、4’−
ジアミノビフェニル(ベンジジン)、3、3’−ジメチ
ルベンジジン、3、3’−ジメトキシベンジジン、3、
3’−ジクロロベンジジン、3、3’−ジカルボキシベ
ンジジン、3、3’−ジカルボキシメトキシベンジジ
ン、2、2’−ジメチルベンジジン、4、2’−ジアミ
ノジフェニル(ジフェニリン)、2、6−ジアミノナフ
タレン−4、8−ジスルホン酸、1、4−ジアミノベン
ゼン−2−スルホン酸、1、4−ジアミノベンゼン−
2、5−ジスルホン酸、1、4−ジアミノベンゼン−
2、6−ジスルホン酸、1、3−ジアミノベンゼン−4
−スルホン酸、1、3−ジアミノベンゼン−4、6−ジ
スルホン酸、1、4−ジアミノ−2−クロロベンゼン−
5−スルホン酸、1、4−ジアミノ−2−メチルベンゼ
ン−5−スルホン酸、1、5−ジアミノ−6−メチルベ
ンゼン−3−スルホン酸、1、3−ジアミノ−6−メチ
ルベンゼン−4−スルホン酸、3−(3’−または4’
−アミノベンゾイルアミノ)−1−アミノベンゼン−6
−スルホン酸、1−(4’−アミノベンゾイルアミノ)
−4−アミノベンゼン−2、5−ジスルホン酸、1、4
−ジアミノベンゼン−2−カルボン酸、1、3−ジアミ
ノベンゼン−4−カルボン酸、1、2−ジアミノベンゼ
ン−4−カルボン酸、1、3−ジアミノベンゼン−5−
カルボン酸、1、4−ジアミノ−2−メチルベンゼン、
4、4’−ジアミノジフェニルエーテル、2、2’−ジ
スルホ−4、4’−ジアミノジフェニル尿素、エチレン
ビス(4−アミノベンゼン−2−スルホン酸)、2、
2’−ジスルホ−4、4’−ジアミノスチルベン、2、
2’−ジスルホ−4、4’−ジアミノジフェニルエタ
ン、ピペラジン。
【0028】式(6)のジスアゾ化合物の製造は、それ
自体公知であるか、あるいは公知のジアゾ化およびカッ
プリング方法に準じて実施することができる。
【0029】ジアゾ化合物のジアゾ化は、通常低温の鉱
酸水溶液中における亜硝酸との反応によって実施され、
そしてカップリング成分へのカップリングは弱酸性、中
性乃至弱アルカリ性pH価において実施される。
【0030】式(7)の2、4、6−トリクロロ−また
は2、4、6−トリフルオロ−s−トリアジンとアミノ
ジスアゾ化合物および式(4)のアミノ化合物との縮合
は、好ましくは水溶液または水性懸濁液中において低温
かつ弱酸性、中性または弱アルカリ性のpH価において、
式(1)の最終反応染料中に塩素原子またはフッ素原子
がなお脱離可能な基として残るように実施される。縮合
の間に遊離されてくる塩化水素またはフッ化水素を水性
のアルカリ金属の水酸化物、炭酸塩または重炭酸塩を添
加して継続的に中和するのが有利である。通常、ジクロ
ロ−またはジフルオロトリアジンアゾ化合物の単離は省
略される。
【0031】式(1)の反応染料は単離され、そして使
用に便利な乾燥染料調合物に加工することができる。好
ましくは、単離はできるだけ低温において塩析と濾過と
によって実施される。濾過された染料は、場合によって
は希釈剤および/または緩衝剤を添加した後に、たとえ
ばリン酸一ナトリウムとリン酸二ナトリウムとの等部量
混合物を添加した後に、乾燥することができる。乾燥
は、おだやかな高温かつ減圧下において実施するのが好
ましい。場合によっては、直接的に、すなわち染料を中
間単離することなく、全製造混合物を噴霧乾燥すること
によって本発明の乾燥配合物を得ることもできる。
【0032】式(1)の反応染料のさらにいま1つの重
要な染料調合物の形態は、貯蔵安定な濃縮液体染料調合
物である。これは繊維材料、特にセルロース含有繊維材
料の染色または捺染に使用するパッド液、染浴または特
に捺染のりを仕立てるのに有用である。液体染料調合物
は、粉末形状の調合物に比較して、捺染のりまたはパッ
ド液や染浴を仕立てる時に粉塵が立たない、凝集による
湿潤の問題がない、未溶解染料粒子による斑点状汚染
(しみ)の問題がないなどの点において優れている。こ
の種の液体染料調合物は、かなり高濃度であること(染
料分が少なくとも10重量%、好ましくは15重量%以
上)が必要でありそして広い温度範囲(−10乃至+4
0℃)において少なくとも数箇月間変化をうけることな
く貯蔵可能でなければならない。
【0033】染料調合物を製造するための出発溶液また
は懸濁物としては、染料合成工程から直接的に得られ
た、そして場合によっては溶剤を含有していることもあ
る、水溶液または水性懸濁物、あるいは粗製染料の含湿
プレスケーキまたは濾過ケーキの水性スラリーを使用す
ることができる。これら出発材料は、低分子の所望され
ない溶存物質、特に染料合成工程において生成した副生
成物および溶存無機および有機塩類を多少含有してい
る。縮合生成物が塩析されないか、または塩析が非常に
困難な場合には、粗製縮合溶液または中和溶液を直接使
用することもできる。染料を2乃至50%含有している
出発溶液または懸濁物を使用するのが有利である。しか
しながら、乾燥粗製染料粉末を水でスラリーにして出発
材料として、使用することも可能である。
【0034】濃縮液体調合物は通常真溶液またはコロイ
ド溶液である。これはうすい液体(粘度が約5乃至30
0センチポイズ/20℃)であり、長い貯蔵寿命を有す
る。すなわち、−20乃至+60℃、特に−10乃至+
40℃の温度において少なくとも数箇月間使用可能な状
態を維持する。パッド液、染浴または捺染のりを仕立て
る時には、この調合物に水のみでなく溶剤および/また
はシックナー(のり剤)を加えることもできる。この時
に、染料の沈殿やその他の不均質状態が生じることはな
い。これによって仕立てられたパッド液、染浴および捺
染のりは、天然または合成の繊維材料、特にセルロース
含有繊維材料の染色または捺染のために公知の方法で使
用することができる。
【0035】本液体染料調合物は、好ましくは式(1)
の染料を20乃至50重量%、特に35乃至45重量%
含有する。安定な濃縮液体染料調合物は、セルロース含
有繊維材料の捺染用の捺染のりを仕立てるため、ならび
に連続染色法に使用するために特に好適である。
【0036】本発明による液体染料調合物の製造方法
は、たとえば欧州特許出願第A−0333656号明細
書に開示されている。この方法の場合には、染料溶液は
逆浸透装置の中で脱塩、濃縮される。
【0037】水溶性有機染料調合物の製造のために、膜
分離濾過技術を適用することは公知である。公知のこの
方法の場合、粗製染料の水性懸濁物から出発し、水に可
溶な副生成物が実質的に除去され、そして第1の膜分離
工程で塩類濃度はほぼ半分に減少される。これが続いて
第2の膜分離工程にかけられる。すなわち、第1の膜分
離工程においては、水溶性副生成物および塩類の一部が
膜を透過し、そして染料と水に不溶性の部分とが保留さ
れる。第2の膜分離工程においては、その染料懸濁物
が、場合によっては水で希釈後、脱塩され濃縮されて販
売のための液体または固体の染料調合物に最終的に加工
される。
【0038】通常使用される染料溶液は、染料分が5乃
至20重量%そして塩分(無機塩類)が1乃至20重量
%、特に1乃至10重量%の範囲である。pHは3乃至1
0、好ましくは3乃至9の範囲である。不溶分は微小濾
過により分離され、そして染料濃度が10乃至50重量
%に到達するまで濃縮と脱塩とが続けられる。この結
果、塩分は5重量%以下、たとえば0.05乃至5重量
%、そして好ましくは1重量%以下、たとえば0.05
乃至1重量%に低減される。
【0039】液体商品形状の染料調合物を製造するため
には、上記により濃縮された水性染料調合物を、場合に
よっては液体調合物のための常用添加物、たとえば可溶
化剤、泡どめ剤、不凍液、湿潤剤、界面活性剤、緩衝物
質および/または抗菌剤を添加した後、かつまたはpH調
整後、希釈剤によって所定の最終染料濃度にまで希釈す
ればよい。しかしながら、濃縮水性調合物を固体の染料
調合物に変換することもできる。このためには該濃縮物
を、場合によっては結合剤、防塵剤、湿潤剤、緩衝物質
たとえばアルカリ金属ポリリン酸塩、リン酸水素二ナト
リウム、クエン酸および/またはエチレンジアミンテト
ラ酢酸および/または希釈剤を添加した後に水を除去し
て固体染料配合物とする。染料濃度が高いので、乾燥に
要するエネルギーは少なくてすむ。常用の乾燥法が使用
でき、特に噴霧乾燥が有利に使用される。本反応染料の
液状商品調合物のpHは、緩衝物質の添加により通常調整
される。このpHは、たとえば7.0乃至8.5の範囲、
好ましくは8.0である。
【0040】上記した助剤または添加剤は、染料溶液が
最終商品調合物に仕上げられる前に染料溶液に添加する
こともできるし、本発明による製造工程の前または間に
おいて、粗製染料の溶液に配合しておくこともできる。
したがって、上記添加剤の少なくとも一部(たとえば可
溶化剤、溶剤、界面活性剤など)は、最終的商品染料調
合物がそれから調製される染料溶液中にすでに存在させ
ておくことができる。もちろん、それら助剤または添加
剤がいずれかの膜分離工程によって染料溶液から再び完
全に除去されてしまうことがない場合にのみ、製造工程
中にこれらの助剤または添加剤を添加することが意味あ
るものとなる。
【0041】式(1)の反応染料の濃縮液体調合物は、
したがって染料を10乃至50重量%、無機塩類たとえ
ばNaCl,KCl,LiClを0.05乃至5重量
%、緩衝物質たとえばリン酸一ナトリウム、リン酸二ナ
トリウム、トリポリリン酸ナトリムまたはこれら緩衝剤
の混合物を、pH7.8乃至8.5に調整するのに必要な
量、そして水を含有する。
【0042】式(1)の反応染料は高い反応性を示し、
そして優れた湿潤堅牢性および耐光堅牢性を有する染色
物を与える。特に強調されるべきことは、本反応染料が
良好な溶解性と染料に対する高い固着性とを有している
ことである。したがって、本染料は迅速にセルロース繊
維内に拡散浸透し、そして未固着部分は容易に除去する
ことができる。式(1)の本発明による反応染料は、そ
の遊離酸の形あるいは好ましくはその塩の形で存在す
る。適当な塩の例は、アルカリ金属塩、アルカリ土類金
属塩、アンモニウム塩、有機アミン塩などである。例示
すれば、ナトリウム塩、リチウム塩、カリウム塩、アン
モニウム塩またはトリエタノールアミン塩である。
【0043】式(1)の反応染料は、シルク、レザー、
ウール、ポリアミド繊維およびポリウレタンなどの広範
囲な各種材料の染色および捺染のために好適である。特
に、セルロース含有繊維材料、たとえばリネン、セルロ
ース、再生セルロースおよび特に木綿の染色および捺染
のために好適である。本染料は吸尽法のみならずパッド
染色法による染色にも適する。後者の場合には、被染色
物は場合によっては塩を含む水性染料溶液で含浸され、
そしてアルカリ処理後またはアルカリの存在下におい
て、場合によっては熱の作用下で固着される。本発明に
よる染料はセルロース含有繊維材料、特に木綿織物の捺
染のために好適であるが、しかし、窒素含有繊維材料、
たとえばウール、シルクまたはウール含有混合繊維の捺
染にも適する。本染料は特に温和な捺染法、たとえば固
着アルカリとしてプロピオン酸ナトリウムが使用される
ような捺染法に好適である。
【0044】染色物および捺染物を、冷水および温水を
使用して、場合によっては分散剤として作用して未固着
部分の拡散を促進する剤を添加して、徹底的にすすぎ洗
いをするのが望ましい。実際の使用にあたっては、本発
明による染料を液体の染色用または捺染用調合物の形で
使用するのが有利である。
【0045】以下に本発明を説明するための実施例を記
載する。実施例においては、モノアゾ中間体の製造はす
べてのケースについて説明されていないが、これらは前
記の一般的説明から容易に理解されるであろう。なお、
実施例中の部は重量部である。温度は摂氏であり、重量
部と容量部との関係は、キログラムとリットルとの関係
と同じである。
【0046】実施例1 下記式の4−アミノアゾベンゼン−3,4’−ジスルホ
ン酸35.7部を500部の水に溶解する。
【化25】 亜硝酸ナトリウムの30%溶液24部を添加し、この溶
液を30%塩酸33部と砕氷33部との混合物に注入す
る。これにより得られたジアゾ溶液に、1−アミノ−3
−アセチルアミノベンゼンの15部をゆっくりと滴下す
る。カップリング反応が終了するまで、水酸化ナトリウ
ム希溶液を使用してpHを2乃至3に保持する。一部沈殿
したジスアゾ化合物を、少量の水酸化ナトリウム溶液を
使用して中性条件下において溶解する。さらに、20部
のアミノベンゼン−3−スルホン酸を炭酸ナトリウムを
添加して中性条件下において水400部に溶解する。0
℃において強力攪拌しながら、塩化シアヌールの20.
5部を迅速に滴加する。同時に炭酸ナトリウム水溶液を
添加してpHを5乃至6.5に保持する。反応完了後、そ
の懸濁液に上記したジスアゾ化合物の中性溶液をゆっく
りと注入する。反応混合物の温度が約40℃まで上昇す
る。この間、炭酸ナトリウム水溶液を使用してそのpHを
6乃至7に保持する。反応終了後、NaClを添加して
反応染料を沈殿させ、単離し、真空乾燥する。しかし
て、遊離酸の形で下記構造式を有する反応染料を得る。
【化26】 この反応染料は水性浴から木綿を良好な堅牢性を有する
オレンジ色に染色する。
【0047】実施例2 1−アミノ−3−アセチルアミノベンゼンの15部の代
りに1−アミノ−3−アセチルアミノ−6−メトキシベ
ンゼンの24部を使用し、その他は実施例1と同様に操
作を実施して遊離酸の形で下記構造式を有する反応染料
を得た。
【化27】
【0048】実施例3 アミノベンゼン−3−スルホン酸20部の代りにタウリ
ンの15部を使用し、その他は実施例2と同様に操作を
実施して遊離酸の形で下記構造式を有する反応染料を得
た。
【化28】
【0049】実施例4−6 化合物(100),(101)または(102)を製造
するための塩化シアヌールの代りにフッ化シアヌールの
等モル量を使用して実施例1乃至3をくり返した。それ
ぞれ下記式の反応染料を得た。
【化29】 これらの染料は木綿を優れた堅牢性を有するオレンジ色
に染色する。
【0050】実施例7−59 実施例7a 化合物(100)を製造する際のアミノベンゼン−3−
スルホン酸の代りにアンモニアの等モル量を使用し、そ
の他は実施例1と同様に操作を実施して同じく有用な反
応染料を得た。実施例7b 化合物(101)を製造する際のアミノベンゼン−3−
スルホン酸の代りにアンモニアの等モル量を使用し、そ
の他は実施例2と同様に操作を実施して同じく有用な反
応染料を得た。実施例7c 化合物(103)を製造する際のアミノベンゼン−3−
スルホン酸の代りにアンモニアの等モル量を使用し、そ
の他は実施例4と同様に操作を実施して同じく有用な反
応染料を得た。実施例7d 化合物(104)を製造する際のアミノベンゼン−3−
スルホン酸の代りにアンモニアの等モル量を使用し、そ
の他は実施例5と同様に操作を実施して同じく有用な反
応染料を得た。上記実施例7a乃至7dを、アンモニア
に代えて次表に記載したアミンを使用してくり返し実施
した。それぞれ、セルロース含有繊維材料をオレンジ乃
至褐色に染色する反応染料を得た(実施例8a−59
d)。 ──────────────────────────────────── 実施例 アミン 8 メチルアミン 9 エチルアミン 10 n−プロピルアミン 11 n−ブチルアミン 12 ジメチルアミン 13 ジエチルアミン 14 エタノールアミン 15 ジエタノールアミン 16 β−スルファトエチルアミン 17 タウリン 18 アニリン 19 N−メチルアニリン 20 N−エチルアニリン 21 o−トルイジン 22 m−トルイジン 23 p−トルイジン 24 m−クロロアニリン 25 p−クロロアニリン 26 o−アニシジン 27 p−アニシジン 28 p−フェネチジン 29 p−アミノ安息香酸 30 アニリン−2−スルホン酸 31 4−アミノアセトアニリド 32 3−アミノフェニル尿素 33 4−アミノフェニル尿素 34 アントラニール酸 35 m−アミノ安息香酸 36 モルホリン 37 2−ナフチルアミン−6−スルホン酸 38 4−アミノサリチル酸 39 オルタニル酸 40 メタニル酸 41 スルファニル酸 42 アニリン−2,4−ジスルホン酸 43 アニリン−3,5−ジスルホン酸 44 4−メチルアニリン−2,5−ジスルホン酸 45 4−メトキシアニリン−2,5−ジスルホン酸 46 2−ナフチルアミン−1−スルホン酸 47 2−ナフチルアミン−1,5−ジスルホン酸 48 2−ナフチルアミン−6,8−ジスルホン酸 49 2−ナフチルアミン−4,8−ジスルホン酸 50 1−ナフチルアミン−2,4,8−トリスルホン酸 51 1−ナフチルアミン−2,5,7−トリスルホン酸 52 1−ナフチルアミン−3,6,8−トリスルホン酸 53 1−ナフチルアミン−4,6,8−トリスルホン酸 54 2−ナフチルアミン−1,5,7−トリスルホン酸 55 2−ナフチルアミン−3,6,8−トリスルホン酸 56 4−メチルアニリン−2,5−ジスルホン酸 57 4−メチルアニリン−3−スルホン酸 58 4−メトキシアニリン−3−スルホン酸 59 4−メトキシアニリン−2,5−ジスルホン酸 ────────────────────────────────────
【0051】実施例60−78 前記のアミノジスアゾ化合物の代りに等モル量の下記の
アミノジスアゾ化合物の1つを使用して実施例1および
2をくり返した。同じくセルロース含有繊維材料を優れ
た堅牢性を有するオレンジ乃至褐色に染色する反応染料
を得た。
【表1】
【表2】
【表3】
【表4】
【0052】実施例80−83 化合物(100),(101),(103)または(1
04)を製造するためのアミノベンゼン−3−スルホン
酸の代りに、半分のモル量のジエチルジアミンを使用し
て実施例1、2、4、5をくり返した。それぞれ下記式
の反応染料を得た。
【化30】
【化31】
【0053】実施例84と85 化合物(100)または(103)を製造するための1
−アミノ−3−アセチルアミノベンゼンの代りに等モル
量の1−アミノ−3−ウレイドアミノベンゼンを使用
し、そしてアミノベンゼン−3−スルホン酸の代りに半
分のモル量のジエチルジアミンを使用して実施例1およ
び4を繰り返した。それぞれ下記式の反応染料を得た。
【化32】
【0054】染色法1 実施例1によって得られた反応染料の2部を20乃至5
0℃の水100部に、尿素5乃至20部と無水Na2
3 2部とを添加して溶解する。得られた溶液を用い
て、木綿布を絞り率60乃至80%までパジングし、乾
燥する。このあと140乃至210℃において1分半乃
至5分間サーモフィックスし、イオンを含まない洗剤の
0.1%溶液中において沸騰温度で15分間ソーピング
し、すすぎ洗いし、そして乾燥する。
【0055】染色法2 実施例1によって得られた反応染料の2部を水2000
部に、NaClまたは無水Na2 SO4 の120部を添
加して、75℃において溶解する。この染浴に木綿布1
00部を投入し、そして温度を30乃至60分間一定に
保持する。次いで無水Na2 CO3 の10部と水酸化ナ
トリウムの36%溶液4mlとを添加する。さらに45乃
至60分間温度を75乃至80℃に保持する。このあ
と、布をイオンを含まない洗剤の0.1%溶液中におい
て沸騰温度で15分間ソーピングし、すすぎ洗いし、乾
燥する。
【0056】染色法3 実施例1によって得られた反応染料の2部を水100部
に、m−ニトロベンゼンスルホン酸ナトリウムの0.5
部を添加して溶解する。得られた溶液を用いて、木綿布
を絞り率75%までパジングし、乾燥する。次ぎにこの
布を、1リットル当り5gの水酸化ナトリウムと300
gの塩化ナトリウムとを含有している20℃の温溶液で
含浸し、絞り率75%まで絞り、100乃至101℃に
おいて30秒間スチーミングする。このあと、布をイオ
ンを含まない洗剤の0.3%溶液中において沸騰温度で
15分間ソーピングし、すすぎ洗いし、乾燥する。
【0057】染色法4 実施例1によって得られた反応染料の2部を水100部
に溶解する。この溶液を冷水1900部中に注ぎ、塩化
ナトリウム60部を加える。この染浴に木綿布100部
を投入する。温度を60℃に上げ、30分後に無水Na
2 CO3 40部とさらに60部の塩化ナトリウムとを加
える。温度を30分間60℃に保持し、そのあと布をイ
オンを含まない洗剤の0.3%溶液中において沸騰温度
で15分間ソーピングし、すすぎ洗いし、乾燥する。
【0058】捺染法1 実施例1によって得られた反応染料2部を、高速攪拌し
ながら元のり100部の中に分散させる。この元のりは
5%アルギン酸ナトリウムのり剤45部、水32部、尿
素20部、m−ニトロベンゼンスルホン酸ナトリウム1
部および炭酸ナトリウム2部を含有する。このようにし
て得られた捺染のりを用いて木綿布をローラ捺染機で印
捺し、得られた印捺物を飽和蒸気中100℃において4
乃至8分間スチーミングする。この捺染された布を冷水
と湯水とでよくすすぎ洗いする。この間に化学的に固着
されていない染料部分は繊維から容易に洗い落すことが
できる。このあと、乾燥する。
【0059】捺染法2 実施例2で得られた式(101)の反応染料の6部を、
高速攪拌しながら元のり94部の中に分散させる。この
元のりは5%アルギン酸ナトリウムのり剤50部、水3
9.4部、プロピオン酸ナトリウム3.5部、m−ニト
ロベンゼンスルホン酸ナトリウム1部およびホルムアル
デヒドの4%水溶液0.1部を含有する。このようにし
て得られた捺染のりを使用してシルケット加工した木綿
布を印捺し、その印捺物を飽和蒸気中103℃において
8分間スチーミングする。この捺染された布をすすぎ洗
いして乾燥する。オレンジ色の捺染織物を得る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−51565(JP,A) 特開 昭52−77128(JP,A) 特開 昭54−156036(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C09B 62/04 - 62/095 D06P 3/58 - 3/68 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記式の反応染料 【化1】 (式中、 AはC2−C6−アルキレン、フェニレンまたはスルホフ
    ェニレンであり、 R4 は水素、メチル、メトキシ、ウレイドまたはアセチ
    ルアミノであり、 R5 は水素、メチルまたはメトキシであり、 Xはフッ素または塩素である)。
  2. 【請求項2】 下記式のいずれかの請求項1の反応染料 【化2】 【化3】 (式中、Xはフッ素または塩素である)。
  3. 【請求項3】 Xが塩素である請求項1または2に記載
    の反応染料。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の式(1)の反応染料の製
    造方法において、少なくとも2モル等量の式 【化4】 のアミノジスアゾ化合物を、少なくとも2モル等量の式 のトリアジンおよび1モル等量の式 H2N−A−NH2 (8) のアミンと任意の順序において縮合することを特徴とす
    る方法(式中、R4、R5、XおよびAは請求項1で定義
    した通りである)。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至3のいずれかに記載の反応
    染料を用いてセルロース含有繊維材料を染色または捺染
    する方法。
  6. 【請求項6】 木綿を染色または捺染する請求項5記載
    の方法。
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