JP3144323B2 - 太陽光発電装置 - Google Patents

太陽光発電装置

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JP3144323B2
JP3144323B2 JP32785196A JP32785196A JP3144323B2 JP 3144323 B2 JP3144323 B2 JP 3144323B2 JP 32785196 A JP32785196 A JP 32785196A JP 32785196 A JP32785196 A JP 32785196A JP 3144323 B2 JP3144323 B2 JP 3144323B2
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  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、太陽電池構成の複
数の分散電源を有する太陽光発電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、工場,ビル或いは一般住宅等にお
いて、いわゆる分散電源として太陽光発電装置を備える
場合、それらの屋根や側壁等に大型,大電力出力の大規
模の太陽電池を設置できないときは、この大規模の太陽
電池を複数の小規模,小型の太陽電池に分散し、これら
の小型の太陽電池と,静止型の電力変換装置としての小
型,小容量のインバータとを組合せた太陽電池構成の複
数の分散電源を前記の屋根や側壁に分散して設置するこ
とが行われる。
【0003】そして、この複数の分散電源からなる従来
の太陽光発電装置は、ほぼ図6に示すように形成され
る。
【0004】同図は系統1に4個の分散電源2a,2
b,2c,2dを接続して形成された場合を示し、各分
散電源2a〜2dは、それぞれ例えば数KW程度の比較
的小規模の小型の太陽電池3の出力を逆流防止用のダイ
オード4を介して静止型の電力変換装置としての例えば
電圧型のインバータ5に供給する。
【0005】さらに、各分散電源2a〜2dのインバー
タ5をそれぞれの制御装置(システムコントローラ)6
により駆動制御して運転し、太陽電池3の直流の出力電
力をそれぞれ系統周波数の交流電力に変換し、この交流
電力を配線用遮断器7を介して系統1の各一般負荷8に
給電する。
【0006】そして、系統電源9が健全な通常時は、イ
ンバータ5の出力側の系統電圧等の監視に基づく制御装
置6の連系運転制御により、各分散電源2a〜2dがそ
れぞれの太陽電池3の出力に基づき、個別に系統電源9
と連系運転される。
【0007】このとき、発電量の増加に伴う系統1の連
系点電圧の上昇を抑制するため、各分散電源2a〜2d
は、一般にインバータ5の進相運転機能を有し、連系点
電圧が105%〜110%以上に上昇すると、その上昇
量に応じてそれぞれのインバータ5が進相運転される。
【0008】つぎに、災害の発生等に伴う系統電源1の
停電が発生すると、各分散電源2a〜2dの非同期運転
による弊害を防止するため、各分散電源2a〜2dは予
め設定された1台,例えば分散電源2aのみが自立運転
に移行し、残りの各分散電源2b〜2dは運転を停止す
る。
【0009】また、自立運転に移行した分散電源2a
は、その出力を系統1の非常負荷10に給電するため、
制御装置6により負荷切換スイッチ11を切換え、この
スイッチ11を介して非常負荷10にインバータ5の自
立運転出力を供給する。
【0010】なお、図6の12は系統1の各所の交流遮
断器、13は系統1の各負荷フィーダの配線用遮断器で
ある。
【0011】つぎに、系統1には系統連系保護リレー1
4が設けられ、このリレー14により系統電圧とコンデ
ンサ分圧の零相変圧器(ZPD)15の出力とに基づ
き、連系点電圧の過電圧,不足電圧等の異常を検出して
所要の遮断器12の開放等を行う。
【0012】また、各分散電源2a〜2dにも連系保護
リレー16が設けられ、何らかの原因でそれぞれのイン
バータ5の出力電圧の過大等の異常が発生すると、各連
系保護リレー16によりそれぞれの配線用遮断器7を開
放して各分散電源2a〜2dを個別に切離す。
【0013】さらに、この太陽光発電装置は、各分散電
源2a〜2dとともに2次電池構成の電池電源17も備
える。
【0014】この電池電源17は自立運転される分散電
源2aに開閉器18を介して接続され、分散電源2aが
自立運転されるときは、その制御装置6により開閉器1
8が閉成されて太陽電池3に並列に接続され、2次電池
19の直流電力を発電器20,逆流防止用のダイオード
21の並列回路を介してインバータ5に供給し、このイ
ンバータ5の直流入力を補う。
【0015】また、電池電源17の充電機能も備えると
きは、分散電源2aのインバータ5がコンバータ機能を
有し、電池電源17の充電時、分散電源2aの制御装置
6によりそのインバータ5がコンバータ運転され、この
インバータ5が出力側の系統1の交流電力を直流電力に
変換して入力側に出力し、この入力側の直流電力が開閉
器18,充電器20を介して2次電池19に供給され、
この供給により2次電池19が充電される。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のこの種太陽
光発電装置の場合、各分散電源2a〜2dのインバータ
5をそれぞれの制御装置5により個別に運転制御するた
め、分散電源2a〜2d毎に制御装置6が必要になり、
発電装置が大型化する。
【0017】さらに、各分散電源2a〜2dのインバー
タ5がそれぞれの制御装置6により別個独立に運転制御
されるため、つぎのような問題点がある。
【0018】まず、連系運転において、発電量の増加に
伴う連系点電圧の上昇を分散電源2a〜2dの進相運転
で抑制する際、抑制判定の基準電圧が分散電源2a〜2
dによってばらつき、分散電源2a〜2dの進相運転量
のばらつきが生じ、極端な場合は基準電圧の最も低い分
散電源のみが進相運転される。
【0019】なお、一般に進相運転が力率0.85でク
リップされるため、分散電源によっては、力率0.85
になっても連系点電圧の上昇が続く場合、その出力(発
電出力)を実際に絞り込んで低減するものもあり、この
場合は、進相運転量のばらつきが生じるだけでなく、全
体の発電効率が悪化(低下)する。
【0020】つぎに、連系運転中にインバータ5の出力
と負荷容量とがつり合って各分散電源2a〜2dが単独
運転の状態になるときにも適正な運転を継続するため、
単独運転の能動方式の検出に広く採用されている無効電
力方式で単独運転を検出しようとすると、この検出が無
効電力の可変を周期的にくり返して連系点電圧等の変動
から系統停電等による単独運転への移行を検出するもの
であるから、この検出を各分散電源2a〜2dが非同期
の状態で別個独立に行うことにより、無効電力の可変に
よる効果が分散電源2a〜2d間で相殺されて検出困難
になり、場合によっては単独運転への移行を検出できな
い事態も生じる。
【0021】さらに、自立運転に移行したときには、非
同期運転による弊害を防止するため、1台の分散電源2
aのみが自立運転されてその出力のみが非常負荷10に
給電され、自立運転での十分な電力を確保することがで
きない。
【0022】また、とくに図6の従来構成の場合、連系
運転異常からの保護を図るため、系統1に系統連系運転
保護リレー14が設けられるだけでなく、各分散電源2
a〜2dにも個別に連系保護リレー16が設けられ、こ
の場合、同一系統の連系保護の点からは過剰な保護とな
っており、無駄が多い問題点もある。
【0023】つぎに、電池電源17を備える場合、この
電源17が自立運転する1台の分散電源2aの専用の電
池電源となり、この分散電源2aのインバータ5により
電池電源17が充電されるため、その電池容量が1台の
分散電源2aのインバータ容量で制限され、この結果、
非常負荷10の容量も制約される。
【0024】なお、電池電源17を分散電源2aと別個
の専用の電源から充電することも考えられるが、この場
合は、充電専用の新たな電源等を確保しなければなら
ず、スペース及びコスト等の点から実用的でない。
【0025】つぎに、各分散電源2a〜2dの運転状態
を1個所で集中して監視することができず、能率のよい
運転管理等が行えない問題点もある。
【0026】本発明は、とくに、自立運転時の非常負荷
等への給電容量を飛躍的に増大することを課題とし、さ
らに、その際の各分散電源の運転状態を1個所で集中的
に制御,監視し得るようにすることも課題とする。
【0027】
【0028】
【0029】
【課題を解決するための手段】前記の課題を達成するた
め、本発明の太陽光発電装置においては、系統に接続さ
れて連系運転される複数の分散電源の共通の1個の制御
装置に、 系統電源の事故停電等に基づく前記各分散電源
の自立運転時に、系統周波数の発振出力を並列自立運転
の共通の動作制御のタイミング信号として前記各分散電
源の静止型電力変換装置に供給する手段と、 前記並列自
立運転のモード設定により前記各電力変換装置に並列自
立運転指令用の運転制御信号を供給する手段とを備え、
前記各電力変換装置に、 前記各電力変換装置の出力電圧
を監視する手段と、 前記並列自立運転の運転制御信号に
基づき前記各分散電源の太陽電池を並列接続して前記各
分散電源の共通の直流電源を形成する手段と、 前記運転
制御信号に基づく並列自立運転により前記タイミング信
号及び前記出力電圧の監視結果にしたがって前記直流電
源を前記各分散電源間で同期した交流電力に変換する手
段とを備える。
【0030】ところで、制御装置を各分散電源と別個に
設けると、各分散電源の太陽電池等を工場やビルの屋根
等に設け、制御装置をそれぞれの管理所等に設けて各分
散電源を集中制御することができる。
【0031】
【0032】
【0033】
【0034】
【0035】この場合、災害等で系統停電が発生する
と、制御装置の発振形成された共通の動作制御のタイミ
ング信号及び並列自立運転指令用の制御信号に基づき、
各分散電源の電力変換装置が同期して並列自立運転され
る。
【0036】また、各分散電源の太陽電池が並列接続さ
れて各分散電源の共通の大容量の直流電源を形成する。
【0037】そして、各電力変換装置が自立運転に好適
な電圧制御により、前記共通の直流電源を系統周波数の
交流電力に変換して系統に給電する。
【0038】したがって、自立運転の際に大容量の直流
電源の電力変換により非常負荷等に十分な電力を給電す
ることができる。
【0039】つぎに、並列自立運転の際の直流電の容
量をさらに大きくするときは、各分散電源の並列自立運
転及び充電運転のときに前記各分散電源の太陽電池の並
列回路に並列に接続される2次電池構成の電池電源を備
え、かつ、制御装置に、 系統周波数の発振出力を充電運
転の共通の動作制御のタイミング信号として前記各電力
変換装置に供給する手段と、 充電運転のモード設定によ
り前記各電力変換装置に充電運転指令の運転制御信号を
供給する手段とを備え、 前記各電力変換装置に、 前記充
電運転指令の運転制御信号に基づく充電運転により系統
の交流電力を充電用の直流電力に変換して前記電池電源
を充電するコンバータ機能を備え、 並列自立運転時に前
記各分散電源の太陽電池及び前記電池電源により前記各
分散電源の共通の直流電源を形成し、 充電運転時に前記
各電力変換装置の前記充電用の直流電力により前記電池
電源を充電するようにすることが好ましい。
【0040】この場合、各分散電源の太陽電池及び電池
電源を並列接続して各分散電源の共通の直流電源が形成
され、この直流電源が一層大容量になる。
【0041】しかも、電池電源は充電運転指令に基づ
き、各分散電源の電力変換装置のコンバータ機能の動作
により、専用の充電設備等を設けることなく、十分な電
力で充電され、大容量の2次電池等で形成することがで
きる。
【0042】したがって、装置を大型化することなく、
系統停電に伴う自立運転の際に十分な電力を確保するこ
とができ、非常負荷を十分な容量にすることができる。
【0043】つぎに、各分散電源の運転状態を1個所で
集中監視するため、各電力変換装置に、それぞれの発電
量としての出力電力の監視信号,運転可否の信号等の各
分散電源の運転状態の信号を制御装置に供給する手段を
備え、制御装置に、各電力変換装置から供給された運転
状態の信号に基づき各分散電源の運転状態を集中表示す
る手段を備えることが好ましい。この場合、制御装置に
より各分散電源の運転状態が集中的に監視される。
【0044】
【発明の実施の形態】本発明の実施の1形態について、
図1ないし図5を参照して説明する。図1は1個の制御
装置(メインコントローラ)21,#1,#2,#3,
#4の4並列の分散電源(ACアレイ)22a,22
b,22c,22d及び電池電源23を備えた場合の全
体回路結線を示す単線系統図である。
【0045】この図1において、図6と同一符号は同一
のものを示し、図1の構成が図6の従来構成と大きく異
なる点は、主につぎの点である。
【0046】(i)各分散電源22a〜22dは図6の
従来の個別の制御装置6及び連系保護リレー16が設け
られず、各分散電源22a〜22dの静止型の電力変換
装置としての例えば電圧型のインバータ24の運転が工
場,ビルの管理所等に設けられた共通の1個の制御装置
21により集中制御される点。
【0047】(ii)系統1に図6の系統連系保護リレー
14の代わりに、ほぼこのリレー14に光通信機能を付
加した構成の系統連系保護リレー25が設けられ、制御
装置21と系統連系保護リレー25とがこのリレー25
の過電圧,不足電圧等の検出情報の信号を制御装置21
に伝送する光ファイバ26により接続され、系統連系保
護リレー25を共用して各分散電源22a〜22dの連
系保護が図られる点。
【0048】(iii) 制御装置21と各分散電源22a
〜22dのインバータ24とがそれぞれ上り,下りの光
ケーブル27a,27bを介して接続され、制御装置2
1と電池電源23とが上り,下りの光ケーブル28a,
28bを介して接続され、外乱の影響を排除して制御装
置21と各インバータ24,電池電源23との間で情報
がやりとりされる点。
【0049】なお、上りの光ケーブル27a,28aは
制御装置21が受信する信号の伝送路を形成し、下りの
光ケーブル27b,28bは制御装置21が送信する信
号の伝送路を形成する。
【0050】また、電池電源23は2次電池29及びこ
の電池29を充放電する充放電制御部30を有し、この
制御部30のバッテリ盤制御回路31に光ケーブル28
a,28bが接続され、制御回路31により開閉される
充電路用の開閉器32と逆充電防止用のダイオード33
との並列回路が2次電池29に直列に接続されている。
【0051】(iv)各2個の分散電源22aと22b,
22bと22c,22cと22dの太陽電池3に直列接
続されたダイオード4のカソード間及び,分散電源22
dのダイオード4と電池電源23のダイオード33のカ
ソード間に分散電源22a〜22dそれぞれにより開閉
される橋絡用の開閉器34が設けられ、自立運転時、各
開閉器32,34を閉成して各太陽電池3及び2次電池
29を並列に接続し、この並列接続により各分散電源2
2a〜22dの共通の直流電源を形成するようにした
点。
【0052】(v)各インバータ24にインバータ機能
とコンバータ機能とを備え、電池電源23の2次電池2
9の充電時に各インバータ24をコンバータとして動作
させる点。
【0053】なお、各インバータ24の交流出力はそれ
ぞれの配線用遮断器35及び負荷切換器11を介して系
統1の一般負荷8又は非常負荷10に給電される。
【0054】また、負荷切換器11を介した系統1の電
圧が計器用変圧器36を介して制御装置21に同期電圧
として供給される。
【0055】さらに、系統連系保護リレー25は日本電
気協会発行の分散電源系統連系技術指針に準拠した保護
要素のリレーであって系統1の過電圧,不足電圧等の異
常を検出し、分散電源22a〜22dをすみやかに停止
する。
【0056】つぎに、図2は制御装置21の詳細な構成
を示し、計器用変圧器36により同期電圧として検出さ
れた系統電圧(連系点電圧)が分周回路37及び進相運
転判定回路38に供給される。
【0057】そして、分周回路37は系統周波数の分周
により、単独運転能動検出の外乱発生用の例えば6.2
5Hz/7.5Hzのタイミング信号(同期信号)S1
を形成する。
【0058】また、進相運転判定回路38は系統電圧の
実効値から進相運転の開始の有無を判定し、系統電圧の
実行値が設定値(例えば定格の105〜110%)以上
のときにハイレベルの進相運転開始信号S2 を出力す
る。
【0059】さらに、基準周波数発生回路39は自走発
振出力により自立運転時の各インバータ24の出力周波
数,位相のデータを形成し、これらのデータの信号を自
立運転時の系統周波数(50Hz又は60Hz)の同期
制御のタイミング信号S3 として出力する。
【0060】また、手動又は自動の操作で切換わる動作
モード切換スイッチ40は、個別連系運転モードの接点
Pa,並列自立運転モードの接点Pb及び充電運転モー
ドの接点Pcを有し、接点Paに接続される連系運転時
は、各分散電源22a〜22dの個別連系運転の動作モ
ードの信号をシーケンス回路41に供給し、接点Pbに
切換えられる自立運転時は、各分散電源22a〜22d
を同期させて並列自立運転する動作モードの信号をシー
ケンス回路41に供給し、接点Pcに切換えられる充電
運転時は、各分散電源22a〜22dのコンバータ出力
で電池電源23の2次電池29を充電する動作モードの
信号をシーケンス回路41に供給する。
【0061】そして、シーケンス回路41は切換スイッ
チ40の動作モードの信号及び後述の各受信信号に基づ
き、予め設定された各動作モードのプログラムにしたが
って動作し、並列運転(ハイレベル)/個別運転(ロー
レベル)の運転切換信号S4,自立運転(ハイレベル)
/連系運転(ローレベル)の運転切換信号S5 ,発電運
転(ローレベル)/充電運転(ハイレベル)の運転切換
信号S6 ,運転(ハイレベル)/停止(ローレベル)の
指令信号S7 を出力する。
【0062】さらに、タイミング信号S1 ,S3 ,位相
運転開始信号S2 及び運転切換信号S4 〜S6 ,指令信
号S7 は分散電源22a〜22d毎の発光部42a〜4
2dに供給されて光信号に変換され、この信号が下りの
各光ファイバ27aを介して分散電源22a〜22dの
インバータ24に伝送される。
【0063】また、例えば運転切換信号S4 〜S6 ,指
令信号S7 の一部(運転切換信号S6 ,指令信号S7
が下りの光ファイバ28を介して電池電源23のバッテ
リ盤制御回路31に伝送される。
【0064】一方、系統連系運転保護リレー25から光
ファイバ26を介して受光部44に伝送された光信号
は、この受光部44により電気信号に変換され、この変
換により形成されたリレー動作信号S8 ,不足電圧動作
等の連系異常信号S9 がシーケンス回路41に供給さ
れ、これらの信号S8 ,S9 に基づき、前記指令信号S
7が形成される。
【0065】また、各分散電源22a〜22dのインバ
ータ24から各上りの光ファイバ27aを介して各受光
部45a〜45dに伝送された光信号は、各受光部45
a〜45dにより受光されて電気信号に変換される。
【0066】そして、この変換により形成された各イン
バータ24の運転準備完了でハイレベルになる運転準備
の通知信号S10はシーケンス回路にそのまま供給され、
各インバータ24の交流出力,すなわち発電量の信号
(周波数信号)S11は各周波数/電圧変換器46a〜4
6dによりそれぞれアナログ電圧の信号に変換されてシ
ーケンス回路41に供給される。
【0067】さらに、電池電源23のバッテリ盤制御回
路31から上りの光ファイバ28aを介して受光部47
に伝送された光信号は、この受光部47により受光され
て電気信号に変換され、この変換により形成された2次
電池29の充電状態の通知信号S12がシーケンス回路4
1に供給される。
【0068】つぎに、シーケンス回路41は連系異常信
号S9 により系統停電を検知すると、負荷切換器11に
通常負荷8への給電から非常負荷10への給電に切換え
る負荷切換信号を供給する。
【0069】また、各通知信号S10に基づき、シーケン
ス回路41から集中表示部48に設けられた各分散電源
22a〜22dの運転準備表示器49a〜49dに運転
準備完了表示信号を供給し、例えば各表示器49a〜4
9dの点消灯により各分散電源22a〜22dの運転準
備の完了の有無を表示する。
【0070】さらに、各周波数/電圧変換器46a〜4
6dを介した発光量の信号S11に基づき、シーケンス回
路41から集中表示部48の例えば液晶表示器からなる
分散電源22a〜22d毎の発電量表示器50a〜50
dに各分散電源22a〜22dの発電量(出力)の表示
信号を供給し、表示器50a〜50dにより各分散電源
22a〜22dの発電量を数字表示する。
【0071】つぎに、各分散電源22a〜22dは同一
に構成され、例えば#1の分散電源22aは図3に示す
ように形成される。
【0072】そして、インバータ24は昇降圧用のDC
/DCコンバータ部51と電力変換用のDC/ACイン
バータ部52の2段縦列回路により形成されてインバー
タ機能及びコンバータ機能を有し、シーケンス回路53
によるインバータ部52の運転に基づき、通常はインバ
ータとして動作して太陽電池3の直流の出力電力を交流
電力に変換し、電池電源部23の2次電池29の充電時
はコンバータとして動作して系統電力を直流電力に変換
する。
【0073】なお、コンバータ部51は入力電圧範囲を
拡大して広い電圧範囲の直流に適用させるために設けら
れ、入力電圧がインバータ部52とマッチング等してい
れば省くことも可能である。
【0074】さらに、コンバータ部51を介した太陽電
池3の出力電圧,出力電流がインバータ部52の直流側
の計器用変圧器54,計器用変流器55により監視され
て検出され、それらの検出信号が電力計測部56及び最
大電力制御演算部57に供給される。
【0075】そして、電力計測部56により太陽電池3
の出力電力が演算され、演算結果の信号(電圧信号)が
電圧/周波数変換器58に供給されて周波数信号に変換
され、この信号が発電量の信号S11を形成する。
【0076】この発電量の信号S11は、例えば、各分散
電源22a〜22dの太陽電池3が5KW程度の比較的
小電力出力の場合、この出力の−5KW〜5KW(−は
充電電力量を示す)の変化により2〜4KHzの範囲で
変化する。
【0077】また、インバータ部52が出力する交流電
力等の電圧,電流がインバータ部52の交流側の計器用
変圧器59,計器用変流器60により検出され、変圧器
59の検出出力に基づく出力電圧計測部61の電圧計測
信号は電圧制御部62及び電流制御部63に供給され、
変流器61の電流検出信号は電流制御部63に供給され
る。
【0078】一方、制御装置21から下りの光ファイバ
27bを介して伝送された光信号が受光部64に受光さ
れて電気信号に変換され、この変換により各信号S1
7が再生され、タイミング信号S1 ,S3 は電流制御
部63,電圧制御部62に供給され、進相運転開始信号
2 ,各運転切換信号S4 〜S6 ,運転/停止の指令信
号S7 はシーケンス回路53に供給される。
【0079】そして、シーケンス回路53は各入力信号
に基づくシーケンス制御により、運転切換スイッチ6
5,66に運転モードに応じた切換信号を供給し、個別
連系運転のモードのときは運転切換スイッチ65,66
を連系接点Qa,連系・充電接点Raに切換え、並列自
立運転のモードのときは運転切換スイッチ65,66を
自立・充電接点Qb,自立接点Rbに切換え、充電運転
のモードのときは運転切換スイッチ65を自立・充電接
点Qbに切換えて運転切換スイッチ66を連系・充電接
点Raに切換える。
【0080】また、シーケンス回路53は運転モードに
応じた運転制御の信号を制御部62,63に供給すると
ともに、インバータ24の内部異常の有無等を通知する
運転準備の通知信号S10を形成する。
【0081】そして、通知信号S10,発電量の信号S11
は発光部67により光信号に変換され、上りの光ファイ
バ27aを介して制御装置21に伝送される。
【0082】つぎに、各動作モードにおける全体の動作
について説明する。まず、動作モードには前記したよう
に個別連系運転モード,並列自立運転モード及び充電運
転モードの3モードがあり、その切換えは制御装置6の
動作モードスイッチ40により行われる。
【0083】そして、動作モードスイッチ40が個別連
系運転モードの接点Paに位置する通常の連系運転時
は、制御装置21の運転切換信号S4 〜S6 等に基づ
き、各分散電源22a〜22dのインバータ24に個別
連系運転指令用の運転制御信号が供給され、それぞれの
インバータが系統電圧に同期して個別にインバータ動作
する。
【0084】このとき、インバータ24の運転切換スイ
ッチ65,66は接点Qa,Raに位置し、最大電力制
御演算部57の演算結果の出力が電流制御部63に供給
され、この電流制御部63からインバータ部52にイン
バータ駆動信号としてのスイッチングパルス信号が供給
され、太陽電池22a〜22dそれぞれから最大電力を
取出すように太陽電池22a〜22dの時々刻々の最大
電力に追従してインバータ部52がインバータ駆動され
る。
【0085】このインバータ駆動により、各分散電源2
2a〜22dは系統電圧に同期して個別に連系運転さ
れ、各太陽電池22a〜22dの時々刻々の最大電力が
系統周波数の交流電力に変換される。
【0086】このとき、各分散電源22a〜22dが系
統電圧に同期するため、各分散電源22a〜22dは同
期して連系運転される。
【0087】また、連系点電圧の過大な上昇を抑制する
ため、個別連系運転中に制御装置21から各分散電源2
2a〜22dに進相運転開始信号S2 が供給されると、
各分散電源22a〜22dのインバータ24は電流制御
により出力電流の位相が例えば開始信号S2 の大きさに
したがって電流位相より進相し、進相運転が行われる。
【0088】このとき、各分散電源22a〜22dが進
相運転判定回路38の判定に基づき、共通化された同一
の判定基準の電圧にしたがって進相運転され、従来のよ
うな分散電源22a〜22d間の進相運転量のばらつき
が防止されて各分散電源22a〜22dが均等に進相運
転され、全体の発電効率の低下を防止して連系点電圧が
抑制される。
【0089】さらに、制御装置21から各分散電源22
a〜22dに系統電圧に同期してタイミング信号S1
供給され、このタイミング信号S1 に基づき、各分散電
源22a〜22dのインバータ24が外乱発生タイミン
グの同期をとって無効電力を可変し、無効電力変動方式
で単独運転への移行を監視して検出する。
【0090】そのため、各分散電源22a〜22dの無
効電力の可変による効果が分散電源22a〜22d間で
相殺されず、単独運転になっても、この運転が確実に検
出されて継続される。
【0091】つぎに、系統停電等が発生し、動作モード
スイッチ40が並列自立運転モードの接点Pbに切換え
られる並列自立運転時は、運転切換信号S4 〜S6 によ
り各分散電源22a〜22dのインバータ24に並列自
立運転指令用の運転制御信号が供給され、それぞれのイ
ンバータ24が自立運転のインバータ動作に切換わる。
【0092】このとき、基準周波数発生回路39のタイ
ミング信号S3 に基づき、各分散電源22a〜22dの
インバータ24が同期して運転される。
【0093】また、各分散電源22a〜22dのインバ
ータ24により各開閉器34が閉成され、各分散電源2
2a〜22dの太陽電池3が並列接続されて共通の直流
電源を形成する。
【0094】さらに、運転切換信号S6 ,指令信号S7
に基づき、電池電源23のバッテリ盤制御回路31は開
閉器32を開放し、前記共通の直流電源にダイオード3
3を介して電池電源23の2次電池29が接続され、電
池電源23が前記共通の直流電源とともに各分散電源2
2a〜22dの入力電源を形成する。
【0095】したがって、災害等による系統停電時に、
各分散電源22a〜22dのインバータ24が同期して
いずれも自立運転され、従来のように各分散電源22a
〜22dのうちの1台を運転する場合より非常負荷10
に給電可能な電力が大きくなり、非常負荷10を十分な
大きさにすることができる。
【0096】しかも、電池電源23の併用により、自立
運転時の安定給電の確保,給電電力の一層の増大等を図
ることができる。
【0097】つぎに、動作モードスイッチ40が充電運
転モードの接点Pcに切換えられる充電運転時は、運転
切換信号S4 〜S6 等に基づき、各分散電源22a〜2
2dのインバータ24に充電運転指令の運転制御信号が
供給され、それぞれのインバータ24が充電運転に切換
わってコンバータ動作するとともに、インバータ24に
より各開閉器34が閉成される。
【0098】また、運転切換信号S6 ,指令信号S7
基づき、電池電源23のバッテリ盤制御回路31が開閉
器32を閉成して充電制御を実行する。
【0099】そして、各分散電源22a〜22dのイン
バータ24は系統電力を定電流制御で直流電力に変換
し、この直流電力が電池電源23の2次電池29に供給
されてこの電池29が充電される。
【0100】この場合、大型の専用の充電設備等を別途
用意することなく、各分散電源22a〜22dを用いて
電池電源23が充電され、しかも、各分散電源22a〜
22dのいずれか1台のコンバータ出力で充電する場合
より充電容量が増大し、各分散電源22a〜22dのコ
ンバータ容量による制限なく、大容量の充電電力で2次
電池29を充電することができ、太陽光発電装置を大型
化することなく、電池電源23の容量の増大等を図るこ
とができる。
【0101】なお、充電が完了すると、バッテリィ盤制
御回路31により、開閉器32が開放されて充電が終了
する。
【0102】一方、各動作モードにおける分散電源22
a〜22dの状態,発電量は、通知信号S10,発電量の
信号S11に基づき、制御装置21の集中表示部48に集
中表示される。
【0103】そのため、工場,ビルの監理所等の1個所
で各分散電源22a〜22dの運転状態を集中して監視
することができ、能率のよい運転管理が行える。
【0104】そして、共通の1個の制御装置21により
各分散電源22a〜22d等を集中して一括制御するた
め、各分散電源22a〜22dに個別に制御装置を設け
る必要がなく、しかも、従来の分散電源毎の保護リレー
を省いて無駄な過剰保護を防止することができ、著しい
小型化及び小スペース化が図れる。
【0105】このとき、制御装置21と各分散電源22
a〜22d等とが各光ファイバ26,27a,27b,
28a,28bで結ばれるため、それぞれの間の信号S
1 〜S12が外乱の影響を受けることがなく、信頼性の高
い太陽光発電装置を提供することができる利点もある。
【0106】そして、各太陽電池3が比較的小出力の小
型の太陽電池からなるため、この太陽光発電装置は工
場,ビル或いは一般住宅等に容易に設けることができ
る。
【0107】つぎに、この太陽光発電装置の具体的な設
置例について説明する。まず、図4は工場等の比較的広
い屋根を有する建物68に設ける場合を示し、この場
合、各分散電源22a〜22dの太陽電池3は建物68
の屋根に分散配置される。
【0108】また、各分散電源22a〜22dのインバ
ータ24は、系統連系保護リレー25とともに建物68
の外側壁に取付けて設けられ、制御装置21は建物68
内の監理所等に設置される。
【0109】さらに、電池電源23は建物68外のバッ
テリ盤69に収納して設けられる。なお、図中の70は
建物68の受電盤、71は3相の各配電線である。
【0110】また、図4においては、電池電源23,分
散電源22a〜22d間の直流配線路等は省略してい
る。
【0111】つぎに、図5は分散電源を多数個にして高
層のビル72に設ける場合を示し、この場合、各分散電
源の太陽電池3はビル72の屋上や周壁に分散して配置
される。
【0112】このとき、周壁の各分散電源の太陽電池3
は、例えばビル72の各階の全周又は一部の壁面にそれ
ぞれの各太陽電池モジュール3’をタイル状に取付けて
形成される。
【0113】なお、各太陽電池モジュール3’は、全部
又は窓位置の一部のモジュール3’が太陽電池ガラス等
の透光性を有する太陽電池モジュールからなる。
【0114】そして、図5において、図4と同一符号は
同一もしくは相当するものを示し、73は地中配電用の
地上設置機器であり、変圧器,開閉器等からなる。F
1,F2,F3,F4,…はビル72の地上の各階であ
り、B1はビル72の地下1階である。
【0115】また、図5においても、電池電源23,各
分散電源間の直流配線路等は省略している。
【0116】そして、分散電源の個数や制御装置21,
各分散電源及び電池電源23の回路構成等は実施の形態
のものに限定されるものではない。
【0117】また、制御装置21と各分散電源22a〜
22dとの間の信号のやりとりを、通信ケーブルを介し
て有線通信信号により行うようにしてもよい。
【0118】さらに、この太陽光発電装置の各分散電源
は、建物に設けるだけでなく、例えば高速道路や新刊線
路等の鉄道路の防音壁等の代わりに設けてもよく、この
場合、比較的大容量発電の装置であっても設置場所の問
題等なく容易に実現することができる利点がある。
【0119】なお、各分散電源それぞれを発電容量が少
ない小型の一定容量の太陽電池で形成することにより、
その大量生産を行って製造コストを低減するとともに、
設置工事の標準化を図ることもできる。
【0120】
【発明の効果】本発明は、以下に記載する効果を奏す
る。まず、請求項1の場合は、災害等に基づく系統停電
等の際、各分散電源22a〜22dの太陽電池3が並列
接続されて各分散電源22a〜22dの共通の1個の直
流電源を形成するとともに、制御装置21からの共通の
動作制御のタイミング信号に基づいて各分散電源22a
〜22dの電力変換装置(インバータ24)が同期して
並列自立運転されるため、大容量の直流電源の電力変換
により、非常負荷等に十分な電力を給電することがで
き、小型化を図って自立運転性能を大幅に向上すること
ができる。
【0121】つぎに、請求項2の場合は、制御装置21
が各分散電源22a〜22dと別個であるため、各分散
電源22a〜22dの太陽電池3等を工場やビルの屋根
等に設け、制御装置21をその工場やビルの管理所等に
設けて各分散電源22a〜22dを集中制御できる。
【0122】
【0123】
【0124】さらに、請求項の場合は、電池電源23
を備え、自立運転時に各分散電源22a〜22dの太陽
電池3の並列回路に電池電源23を並列に接続して各分
散電源22a〜22dの共通の直流電源を形成したた
め、自立運転時の直流電の容量を一層大きくすること
ができる。
【0125】しかも、充電運転により各分散電源22a
〜22dのインバータ24をコンバータ動作して電池電
源23を充電したため、大型の専用の充電設備を設ける
必要がない。
【0126】そのため、装置を大型化することなく、自
立運転時に十分な電力を確保して非常負荷を十分な容量
にすることができ、性能を一層向上することができる。
【0127】つぎに、請求項の場合は、制御装置21
により各分散電源22a〜22dの運転状態を集中して
監視することができ、運転管理等を著しく向上すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の実施の1形態の回路結線図であ
る。
【図2】図1の一部の詳細な回路結線図である。
【図3】図1の他の一部の詳細な回路結線図である。
【図4】図1の太陽光発電装置の適用例の説明図であ
る。
【図5】太陽光発電装置の他の適用例の説明図である。
【図6】従来装置の回路結線図である。
【符号の説明】
3 太陽電池 21 制御装置 22a〜22d 分散電源 23 電池電源 24 インバータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−70533(JP,A) 特開 平4−190634(JP,A) 特開 昭64−89931(JP,A) 特開 平8−123563(JP,A) 特開 平2−262847(JP,A) 特開 平5−83881(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02J 3/38 G05F 1/67 H02J 7/35 H02M 7/48

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 系統に接続されて連系運転される複数の
    分散電源の共通の1個の制御装置に、 系統電源の事故停電等に基づく前記各分散電源の自立運
    転時に、系統周波数の発振出力を並列自立運転の共通の
    動作制御のタイミング信号として前記各分散電源の静止
    型電力変換装置に供給する手段と、 前記並列自立運転のモード設定により前記各電力変換装
    置に並列自立運転指令用の運転制御信号を供給する手段
    とを備え、 前記各電力変換装置に、 前記各電力変換装置の出力電圧を監視する手段と、 前記並列自立運転の運転制御信号に基づき前記各分散電
    源の太陽電池を並列接続して前記各分散電源の共通の直
    流電源を形成する手段と、 前記運転制御信号に基づく並列自立運転により前記タイ
    ミング信号及び前記出力電圧の監視結果にしたがって前
    記直流電源を前記各分散電源間で同期した交流電力に変
    換する手段とを備えた ことを特徴とする太陽光発電装
    置。
  2. 【請求項2】 制御装置が前記各分散電源と別個である
    ことを特徴とする請求項1記載の太陽光発電装置。
  3. 【請求項3】 各分散電源の並列自立運転及び充電運転
    のときに前記各分散電源の太陽電池の並列回路に並列に
    接続される2次電池構成の電池電源を備え、かつ、制御
    装置に、 系統周波数の発振出力を充電運転の共通の動作制御のタ
    イミング信号として前記各電力変換装置に供給する手段
    と、 充電運転のモード設定により前記各電力変換装置に充電
    運転指令の運転制御信号を供給する手段とを備え、 前記各電力変換装置に、 前記充電運転指令の運転制御信号に基づく充電運転によ
    り系統の交流電力を充電用の直流電力に変換して前記電
    池電源を充電するコンバータ機能を備え、 並列自立運転時に前記各分散電源の太陽電池及び前記電
    池電源により前記各分 散電源の共通の直流電源を形成
    し、 充電運転時に前記各電力変換装置の前記充電用の直流電
    力により前記電池電源を充電するようにした ことを特徴
    とする請求項1又は請求項2記載の太陽光発電装置。
  4. 【請求項4】 各電力変換装置に、太陽電池の出力電力
    に基づく発電量の監視信号,運転可否の信号等の各分散
    電源の運転状態の信号を制御装置に供給する手段を備
    え、 前記制御装置に、前記各電力変換装置から供給された運
    転状態の信号に基づき前記各分散電源の運転状態を集中
    表示する手段を備えた ことを特徴とする請求項1,請求
    項2又は請求項3記載の太陽光発電装置。
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