JP2001078363A - 太陽光発電装置 - Google Patents

太陽光発電装置

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JP2001078363A
JP2001078363A JP24849099A JP24849099A JP2001078363A JP 2001078363 A JP2001078363 A JP 2001078363A JP 24849099 A JP24849099 A JP 24849099A JP 24849099 A JP24849099 A JP 24849099A JP 2001078363 A JP2001078363 A JP 2001078363A
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power
power supply
control
distributed power
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JP24849099A
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Chiyuukei You
仲慶 楊
Mitsunao Sakamoto
三直 坂本
Mitsuru Matsukawa
満 松川
Yukio Shimomura
幸男 下村
Norio Sakae
紀雄 栄
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Nissin Electric Co Ltd
Original Assignee
Nissin Electric Co Ltd
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  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自立運転時に同期信号の割込みによる各分散
型電源の制御の不安定が発生しないようにし、各分散型
電源の安定な並列自立運転を実現する。 【解決手段】 各分散型電源2a〜2dに、共通の制御
装置1からの各種の制御信号に基づくシーケンス制御に
より電力変換装置6の運転制御等の電源内部の各種制御
を実行する電源制御部41と、この電源制御部41と別
個独立に動作し,共通の同期信号S3のエッジトリガに
より周期的に再起動されて同期信号S3の各1周期にク
ロック信号を計数するカウンタ回路部57とを備え、電
源制御部41に、自立運転の同期制御のときにカウンタ
回路部57の計数値を読取り,読取った計数値により電
力変換装置6の出力位相を制御して各分散型電源2a〜
2dの運転同期をとる自立運転制御手段を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、系統に太陽電池発
電の複数の分散型電源を連系した太陽光発電装置に関
し、詳しくは、自立運転時の各分散型電源の並列同期運
転に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、工場,ビル等においては、小規
模,小型の太陽電池と静止型の電力変換装置としての小
型,小容量のインバータとを組合せた太陽電池発電の複
数の分散型電源を、屋根や側壁に分散して設置し、系統
に連系することが行われている。
【0003】そして、この複数の分散型電源で構成され
た太陽光発電装置については、各分散電源をそれぞれの
制御装置等で個別に運転制御すると、分散電源毎に制御
装置が必要になって大型化するだけでなく、連系運転時
及び自立運転時に、各分散型電源の非同期運転による種
々の弊害が発生する。
【0004】そこで、例えば特願平8−327851号
の出願の明細書,図面等には、連系運転時及び自立運転
時に各分散型電源の電力変換装置の運転を共通の1個の
制御装置で制御し、各電力変換装置を同期して運転し、
小型化を図るとともに、各分散型電源の非同期運転に伴
う弊害の防止等を図ることが記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記既出願の太陽光発
電装置は、共通の制御装置から各分散型電源に各種の制
御信号を供給して各分散型電源の運転を制御し、自立運
転時は制御装置から供給された系統周波数(50Hz又は
60Hz)の共通の同期信号に基づき各分散型電源の電力
変換装置としてのインバータの運転同期をとり、各分散
型電源を並列同期運転している。
【0006】この場合、各分散型電源は自立運転時のイ
ンバータの電流位相を一致させて並列同期運転するた
め、前記同期信号を割込信号とし、同期信号の立上り又
は立下りのエッジを受信する毎に、実行中の処理を中断
してインバータの運転制御を優先し、例えば同期信号の
立上りに同期してインバータの出力位相のずれを補正す
る必要がある。
【0007】したがって、受信した同期信号の立上り又
は立下りのエッジトリガ毎に、無条件に実行中の処理を
中断して電力変換装置であるインバータの運転の同期制
御を行うことになり、実行中の処理の内容によってはそ
の中断によって制御の不安定を招来するおそれがある。
そのため、各分散型電源の安定な並列自立運転が行えな
い問題点がある。
【0008】本発明は、自立運転時に同期信号の割込み
による各分散型電源の制御の不安定が発生しないように
し、各分散型電源の安定な並列自立運転を実現すること
を課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、本発明の太陽光発電装置においては、各分散型電
源に、共通の制御装置からの各種の制御信号に基づくシ
ーケンス制御により電力変換装置の運転制御等の電源内
部の各種制御を実行する電源制御部と、電源制御部と別
個独立に動作し,共通の同期信号のエッジトリガにより
周期的に再起動され,共通の同期信号の各1周期にクロ
ック信号を計数するカウンタ回路部とを備え、自立運転
の同期制御のときにカウンタ回路部の計数値を読取り,
読取った計数値により電力変換装置の出力位相を制御し
て各分散型電源の運転同期をとる自立運転制御手段を設
ける。
【0010】したがって、各分散型電源はそれぞれの内
部の各種制御を行う電源制御と別個独立の同期制御のカ
ウンタ回路部を備え、自立運転時、共通の制御装置から
各分散型電源に共通の同期信号が供給されると、電源制
御部の処理を中断することなく、受信した同期信号の立
上り又は立下りのエッジトリガによりカウンタ回路部を
再起動し、各分散型電源のカウンタ回路部の計数値を同
期信号に同期して変化させる。
【0011】そして、自立運転中に同期制御が必要にな
ると、電源制御部の自立運転制御手段がカウンタ回路部
の計数値を読取り、この計数値にしたがって電力変換装
置の出力位相が制御され、各分散型電源の運転同期がと
られる。
【0012】そのため、自立運転中に同期信号の割込み
が発生せず、安定な制御で各分散型電源を並列自立運転
することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の1形態について、
図1ないし図6を参照して説明する。図1は1台の共通
の制御装置(メインコントローラ)1と、#1,#2,
#3,#4の4並列の分散型電源(ACアレイ)2a,
2b,2c,2dと、電池電源3とを備えた太陽光発電
装置の単線系統図である。
【0014】そして、制御装置1は例えば工場,ビルの
管理所等に設けられ、各分散型電源2a〜2dは、それ
ぞれ例えば数KW程度の比較的小規模の小型の太陽電池
4と,その出力が逆流防止用のダイオード5を介して供
給される静止型の電力変換装置6とを備え、これらの電
力変換装置6の運転等が制御装置1により集中制御され
る。
【0015】この集中制御に基づくシーケンス制御処理
により、各分散型電源2a〜2dは連系運転時及び自立
運転時に太陽電池4の直流出力をそれぞれ系統周波数の
交流電力に変換し、この交流電力を配線用遮断器7を介
して系統8側に給電する。
【0016】ところで、系統8においては系統電源9に
交流遮断器10,各フィーダの配線遮断器11を介して
各一般負荷12が接続され、系統正常時は制御装置1に
より負荷選択スイッチ13が系統8を選択し、各分散型
電源2a〜2dが負荷選択スイッチ13を介して系統8
に接続され、連系運転される。
【0017】一方、変電所の遮断器の開放等により系統
電源9が系統8から切離される系統停電時は、分散電源
2a〜2dの並列自立運転出力を非常負荷14に給電す
るため、制御装置1により負荷切換スイッチ13が切換
えられ、分散電源2a〜2dの自立運転出力がスイッチ
13,配線遮断器15を介して非常負荷14に供給され
る。
【0018】つぎに、系統8に系統連系保護リレー16
が設けられ、このリレー16は日本電気協会発行の分散
電源系統連系技術指針に準拠した保護要素のリレーであ
り、系統電圧とコンデンサ分圧の零相変圧器(ZPD)
17の出力とに基づき、連系点電圧の過電圧,不足電圧
等の異常を検出して所要の遮断器10の開放等を行う。
【0019】さらに、系統連系保護リレー16は光通信
機能を有し、このリレー16の過電圧,不足電圧等の検
出情報の信号が光ファイバ18により制御装置1に伝送
され、系統連系保護リレー16を共用して各分散電源2
a〜2dの連系保護が図られる。
【0020】つぎに、制御装置1と各分散電源2a〜2
dの電力変換装置6とがそれぞれ上り,下りの光ケーブ
ル19a,19bを介して接続され、同様に、制御装置
1と電池電源3とが上り,下りの光ケーブル19a,1
9bを介して接続され、外乱の影響を排除して制御装置
1と各分散型電源2a〜2d,電池電源3との間で情報
がやりとりされる。
【0021】また、電池電源3は2次電池21及びこの
電池21を充放電する充放電制御部22を有し、この制
御部22のバッテリ盤制御回路23に光ケーブル20
a,20bが接続され、制御回路23により開閉される
充電路用の開閉器24と逆充電防止用のダイオード25
との並列回路が2次電池21に直列に接続されている。
【0022】さらに、各2個の分散電源2aと2b,2
bと2c,2cと2dの間及び,分散電源2dと電池電
源3との間に分散電源2a〜2dそれぞれにより開閉さ
れる橋絡用の開閉器26が設けられる。
【0023】そして、自立運転時は、各開閉器24,2
6が閉成されて各太陽電池4及び2次電池21が並列に
接続される。
【0024】また、各電力変換装置6はインバータ機能
とコンバータ機能とを備え、電池電源3の2次電池21
の充電時は各電力変換装置6がコンバータとして動作す
る。
【0025】なお、27は負荷選択スイッチ13を介し
た系統8の電圧を制御装置1に同期電圧として供給する
計器用変圧器である。
【0026】つぎに、図2は制御装置1の構成を示し、
計器用変圧器27により同期電圧として検出された系統
電圧(連系点電圧)が分周回路28及び進相運転判定回
路29に供給され、分周回路28は系統周波数を分周し
て単独運転能動検出の外乱発生用のタイミング信号S1
を形成し、進相運転判定回路29は系統電圧の実効値か
ら進相運転の開始の有無を判定し、系統電圧の実行値が
設定値(例えば定格の105〜110%)以上のときに
ハイレベルの進相運転開始信号S2 を出力する。
【0027】さらに、基準周波数発生回路30は自走発
振出力により自立運転時の各分散型電源2a〜2dの電
力変換装置6の出力周波数,位相を制御する系統周波数
(50Hz又は60Hz)の共通の同期信号S3 を出力す
る。
【0028】また、手動又は自動の操作で切換わる動作
モード切換スイッチ31は、個別連系運転モードの接点
Pa,並列自立運転モードの接点Pb及び充電運転モー
ドの接点Pcを有し、接点Paに接続される連系運転時
は、各分散電源2a〜2dの個別連系運転の動作モード
の信号をシーケンス回路32に供給し、接点Pbに切換
えられる自立運転時は、各分散電源2a〜2dを同期さ
せて並列自立運転する動作モードの信号をシーケンス回
路32に供給し、接点Pcに切換えられる充電運転時
は、各分散電源2a〜2dのコンバータ出力で電池電源
3の2次電池21を充電する動作モードの信号をシーケ
ンス回路32に供給する。
【0029】このシーケンス回路32は切換スイッチ3
1の動作モードの信号等に基づき、予め設定された各動
作モードの制御プログラムにしたがって動作し、系統停
電の発生等を監視,検出し、並列運転(ハイレベル)/
個別運転(ローレベル)の運転切換信号S4 ,自立運転
(ハイレベル)/連系運転(ローレベル)の運転切換信
号S5,発電運転(ローレベル)/充電運転(ハイレベ
ル)の運転切換信号S6,運転(ハイレベル)/停止
(ローレベル)の指令信号S7 を出力する。
【0030】そして、各信号S1〜S7は分散電源2a〜
2d毎の発光部33a〜33dに供給されて光信号に変
換され、これらの光信号が下りの各光ファイバ19aを
介して分散電源2a〜2dの電力変換装置6に伝送され
る。
【0031】また、信号S6,S7が発光部34から下り
の光ファイバ20bを介して電池電源3のバッテリ盤制
御回路23に伝送される。
【0032】一方、系統連系運転保護リレー16から光
ファイバ18を介して受光部35に伝送された光信号は
電気信号に変換されてシーケンス回路32に供給され
る。
【0033】また、各分散型電源2a〜2dから各上り
の光ファイバ19aを介して各受光部36a〜36dに
伝送された光信号も、電気信号に変換されてシーケンス
回路32に供給され、同様に電池電源3のバッテリ盤制
御回路23から上りの光ファイバ20aを介して受光部
37に伝送された光信号は電気信号に変換されてシーケ
ンス回路32に供給される。
【0034】つぎに、各分散型電源2a〜2dは同一に
構成され、例えば#1の分散電源2aは図3に示すよう
に形成される。
【0035】そして、電力変換装置6の主回路部38は
昇降圧用のDC/DCコンバータ部39と電力変換用の
DC/ACインバータ部40の2段縦列回路により形成
されてインバータ機能及びコンバータ機能を有する。
【0036】また、主回路部38の運転制御等の分散型
電源2aの内部の各種制御を実行する電源制御部41は
マイクロコンピュータのソフトウェア処理で実現され、
シーケンス回路部42によりインバータ部40の運転を
制御し、通常は主回路部38をインバータとして動作し
て太陽電池4の直流出力を交流電力に変換し、電池電源
部3の2次電池21の充電時に主回路部38をコンバー
タとして動作して系統電力を直流電力に変換する。
【0037】なお、コンバータ部39は入力電圧範囲を
拡大して広い電圧範囲の直流に適用させるために設けら
れたものであり、場合によっては省くことも可能であ
る。
【0038】また、コンバータ部39を介した太陽電池
3の直流の出力電圧,出力電流は計器用変圧器43,計
器用変流器44により監視されて検出され、それらの検
出信号が電源制御部41の電力計測部45及び最大電力
点追尾制御(Pmax制御)の演算部46により処理さ
れる。
【0039】そして、電力計測部45により太陽電池4
の出力電力が演算され、演算結果の信号(電圧信号)が
電圧(V)/周波数(F)変換器47に供給されて周波
数信号に変換され、この信号が発生部48により発電量
の光信号に変換されて光ファイバ19aに送られる。
【0040】また、インバータ部40の交流出力の電
圧,電流が計器用変圧器49,計器用変流器50により
検出され、変圧器49の検出出力に基づく出力電圧計測
部51の電圧計測信号が電圧制御部52及び電流制御部
53に供給され、変流器50の電流検出信号は電流制御
部53に供給される。
【0041】さらに、制御装置1から下りの光ファイバ
19bを介して伝送された光信号が受光部54に受光さ
れて電気信号に変換され、この変換により各信号S
等が再生されてシーケンス回路部42に供給され
る。
【0042】そして、シーケンス回路部42は各入力信
号に基づくシーケンス制御により、電源制御部41内の
運転切換スイッチ55,56を運転モードに応じて切換
え、個別連系運転のモードのときは運転切換スイッチ5
5,56を連系接点Qa,連系・充電接点Raに切換
え、並列自立運転のモードのときは運転切換スイッチ5
5,56を自立・充電接点Qb,自立接点Rbに切換
え、充電運転のモードのときは運転切換スイッチ55を
自立・充電接点Qbに切換えて運転切換スイッチ56を
連系・充電接点Raに切換える。
【0043】また、シーケンス回路部42は運転モード
に応じて制御部52,53を制御するとともに、電力変
換装置6の内部異常の有無等の送信信号を形成して発光
部48に送る。
【0044】つぎに、この実施の形態においては、系統
停電時の自立運転中の同期信号S3の割込みによる電源
制御部41の処理の中断等を防止して安定な並列自立運
転を実現するため、各分散型電源2a〜2dにそれぞれ
電源制御部41と別個独立に動作するカウンタ回路部5
7が設けられ、このカウンタ回路部57はマイクロコン
ピュータのソフトウェア処理又はハードウェア回路によ
り形成される。
【0045】そして、カウンタ回路部57は電源制御部
41と並列動作し、セットされて起動(スタート)する
と、クロック端子58のクロック信号を再起動がかけら
れるまで連続的に計数する。
【0046】さらに、受光部54の同期信号S3及び運
転切換信号S5がアンドゲート59を介してカウンタ回
路部57のスタート端子sに供給され、自立運転の指令
により図4の(a)に示すようにt0時に運転切換信号
5がハイレベルになると、アンドゲート59がオン
し、その後、同図の(b)に示すようにt1時,t2時,
3時,… に同期信号S3 が立上ると、その立上りエッ
ジによりカウンタ回路部57が起動(再起動)される。
【0047】そして、カウンタ回路部57は起動(再起
動)毎に、図4の(c)に示すように計数値を0に戻し
て計数をくり返し、同期信号S3 の各1周期を計数す
る。
【0048】このとき、カウンタ回路部57の計数値が
同期信号S3 の1周期に0から20000に変化する
と、カウンタ回路部57の現在の計数値に基づき、同期
信号S 3 の現在の位相角θ(0°〜360°)が、θ=
(現在の計数値/20000)×360°の演算から求
まる。
【0049】一方、電源制御部41は運転切換信号S5
により自立運転の指令を検出すると、インバータ部40
の出力電流の位相を分散型電源2a〜2d間で一致させ
るため、例えばシーケンス回路部42に図5に示すよう
に動作する自立運転制御手段を備え、この手段により電
力変換装置6の運転を制御する。
【0050】すなわち、図5においては、最初に同期信
号S3 の1周期の計数値を求め、以降は、その結果を用
いて位相角θを演算するため、動作モードスイッチ31
が自立運転モードの接点Pbに切換えられ、自立運転の
指令を検出すると、ステップA1によりシーケンス回路
部42に同期信号S3の割込みを許可する。
【0051】そして、ステップA2,A3,A4により同
期信号S3の1回目,2回目の受信を検出し、ステップ
5 により、2回目の受信で再起動される直前のカウン
タ回路部57の計数値(例えば前記の20000)を同
期信号S3 の1周期の計数値Koとしてレジスタ等に保
持する。
【0052】その後、ステップA6により同期信号S3
割込みを禁止し、ステップA7 により自立運転のシーケ
ンス制御を開始し、電力変換装置6の同期制御の処理タ
イミングになるまで、ステップA8,A9により他の各処
理を設定された順序で実行する。
【0053】そして、インバータ部40の電流指令値の
演算が必要になる電力変換装置6の同期制御の処理タイ
ミングになると、ステップA10によりカウンタ回路部5
7の現在の計数値(現在値)Kxを読取り、ステップA
11により計数値Ko,Kxに基づき、θ=(Kx/K
o)×360°の演算から同期信号S3 の現在の位相角
θを算出する。
【0054】さらに、算出した位相角θに基づき、ステ
ップA12によりインバータ部40の電流位相を位相角θ
に制御する電圧制御の指令値を算出し、この指令値に基
づき、インバータ部40の運転の同期制御をとる。
【0055】そして、自立運転が終了するまでステップ
12からステップA13を介してステップA8に戻り、こ
のステップA8から処理をくり返し、周期的に同期制御
をくり返す。
【0056】この場合、自立運転中は電源制御部41が
同期信号S3 の割込みを受付けず、電源制御部41の処
理の中断等が発生しない。
【0057】ところで、同期信号S3 にノイズが重畳す
ると、位相角θの誤検出が生じ、とくに、位相角θを0
°近くの小さな値として誤検出すると、インバータ部4
0のオン出力期間が長くなり過ぎてその過電流停止が発
生し、自立運転が停止する。
【0058】したがって、実際にはステップA11で位相
角θを算出したときに、その位相角θが一定の範囲,例
えば355°〜360°の範囲でなければ算出結果を無
視し、ステップA8 又はステップA10に戻って計数値K
xを再び読取り、位相角θの算出をやり直して同期制御
することが望ましい。
【0059】そして、前記の同期制御により各分散電源
2a〜2dのインバータ部40が並列同期運転され、こ
のとき、各分散型電源2a〜2dの開閉器26が閉成さ
れ、各分散電源2a〜2dの太陽電池4が並列接続され
て共通の直流電源を形成し、しかも、電池電源3のバッ
テリ盤制御回路23は開閉器24を開放し、前記共通の
直流電源にダイオード25を介して2次電池21が接続
され、電池電源3が前記共通の直流電源とともに各分散
型電源2a〜2dの入力電源を形成する。
【0060】したがって、災害等による系統停電時、各
分散型電源2a〜2dの電力変換装置6が安定な制御で
同期していずれも自立運転され、非常負荷14に十分な
電力を安定に給電することができる。
【0061】つぎに、動作モードスイッチ31が個別連
系運転モードの接点Paに位置する通常の連系運転時
は、制御装置1の運転切換信号S4〜S6等に基づき、各
分散型電源2a〜2dの電力変換装置6が系統電圧に同
期して個別にインバータ動作する。
【0062】このとき、電源制御部41の運転切換スイ
ッチ55,56は接点Qa,Raに位置し、演算部46
の演算結果に基づき、太陽電池2a〜2dそれぞれから
最大電力を取出すように太陽電池2a〜2dの時々刻々
の最大電力に追従してインバータ部40が駆動制御され
る。
【0063】したがって、各分散型電源2a〜2dは系
統電圧に同期して個別に連系運転され、各太陽電池2a
〜2dの時々刻々の最大電力が系統周波数の交流電力に
変換されて一般負荷12に給電される。
【0064】また、動作モードスイッチ31が充電運転
モードの接点Pcに切換えられる充電運転時は、運転切
換信号S4〜S6等に基づき、各分散型電源2a〜2dの
電力変換装置6が充電運転に切換わってコンバータ動作
するとともに、各開閉器26が閉成される。
【0065】このとき、信号S6,S7に基づき、電池電
源3のバッテリ盤制御回路23が開閉器24を閉成して
充電制御を実行する。
【0066】そして、各分散型電源2a〜2dの電力変
換装置6が系統電力を定電流制御で直流電力に変換し、
この直流電力が電池電源3の2次電池21に供給されて
電池21が充電される。
【0067】なお、この太陽光発電装置の具体的な設置
例について説明すると、例えば図6に示すように、各分
散型電源2a〜2dの太陽電池4は建物60の屋根に分
散配置される。
【0068】また、各分散型電源2a〜2dの電力変換
装置6は、系統連系保護リレー16とともに建物60の
外側壁に取付けて設けられ、制御装置1は建物60内の
監理所等に設置される。さらに、電池電源3は建物60
外のバッテリ盤61に収納して設けられる。なお、図中
の62は建物60の受電盤、63は3相の各配電線であ
る。
【0069】ところで、分散型電源の個数や各回路構成
等は前記実施の形態のものに限定されるものではない。
【0070】また、制御装置1と各分散型電源2a〜2
dとの間の信号のやりとりは、通信ケーブルを介して有
線通信信号により行うようにしてもよい。
【0071】
【発明の効果】本発明は、以下に記載する効果を奏す
る。各分散型電源2a〜2dがそれぞれの内部の各種制
御を行う電源制御部41と別個独立の同期制御のカウン
タ回路部57を備え、自立運転時、共通の制御装置1か
ら各分散型電源2a〜2dに共通の同期信号S3 が供給
されると、電源制御部41の処理を中断することなく、
受信した同期信号S3 の立上り又は立下りのエッジトリ
ガによりカウンタ回路部を再起動し、各分散型電源2a
〜2dのカウンタ回路部57の計数値を同期信号S3
同期して変化させることができる。
【0072】そして、自立運転中に同期制御が必要にな
ると、電源制御部41の自立運転制御手段がカウンタ回
路部57の計数値を読取り、この計数値にしたがって電
力変換装置6の出力位相を制御して各分散型電源2a〜
2dの運転同期をとるため、同期信号S3 による割込処
理を行うことなく、自立運転時に各分散型電源2a〜2
dの運転を同期させることができ、安定な制御で各分散
型電源2a〜2dの並列自立運転を実現することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の実施の1形態の単線結線図であ
る。
【図2】図1の共通の制御装置の詳細な回路結線図であ
る。
【図3】図1の分散型電源の詳細な回路結線図である。
【図4】(a),(b)は図3の運転切換信号S5,同
期信号S3の波形図,(c)は図3のカウンタ回路部の
計数値の説明図である。
【図5】図3の自立運転時の動作説明用のフローチャー
トである。
【図6】図1の太陽光発電装置の適用例の説明図であ
る。
【符号の説明】
1 共通の制御装置 2a〜2d 分散型電源 4 太陽電池 6 電力変換装置 8 系統 41 電源制御部 57 カウンタ回路部 S3 共通の同期信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松川 満 京都市右京区梅津高畝町47番地 日新電機 株式会社内 (72)発明者 下村 幸男 京都市右京区梅津高畝町47番地 日新電機 株式会社内 (72)発明者 栄 紀雄 京都市右京区梅津高畝町47番地 日新電機 株式会社内 Fターム(参考) 5G066 HA01 HB03 5H007 BB05 BB07 CC05 CC12 CC23 DB02 DB07 DC02 DC05 5H420 BB12 CC02 CC03 DD03 DD05 EA48 EB26 EB37 EB39 FF03 FF04 FF25

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 系統に連系される太陽電池発電の複数の
    分散型電源を共通の制御装置により制御し、 系統の事故停電等に基づく自立運転時、 前記共通の制御装置から前記各分散型電源に供給した共
    通の同期信号により前記各分散型電源の静止型の電力変
    換装置の運転同期をとり、 前記各分散型電源の太陽電池の出力を前記各分散型電源
    の前記電力変換装置により同期した交流電力に変換し、 前記各分散型電源を並列自立運転する太陽光発電装置に
    おいて、 前記各分散型電源に、 前記共通の制御装置からの各種の制御信号に基づくシー
    ケンス制御により前記電力変換装置の運転制御等の電源
    内部の各種制御を実行する電源制御部と、 前記電源制御部と別個独立に動作し,前記共通の同期信
    号のエッジトリガにより周期的に再起動されて前記共通
    の同期信号の各1周期にクロック信号を計数するカウン
    タ回路部とを備え、 前記電源制御部に、 自立運転の同期制御のときに前記カウンタ回路部の計数
    値を読取り,読取った計数値により前記電力変換装置の
    出力位相を制御して前記各分散型電源の運転同期をとる
    自立運転制御手段を設けたことを特徴とする太陽光発電
    装置。
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