JP2014050292A - 分散電源システム及び自立運転制御装置 - Google Patents

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Hirofumi Shinohara
裕文 篠原
Kenji Kawamata
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Abstract

【課題】複数の分散電源を通常時には電力系統の電圧位相、電流に従動運転し、停電時には協調した自立運転に切り換わる分散電源システムと、分散電源の自立運転制御装置を提供する。
【解決手段】分散電源システム100は、分電盤10を介して電力系統1と接続された構内の主回路2に設置される。この分散電源システム100は、複数の分散電源3と連系遮断器16と運転切換部550とを備えている。各分散電源3は、電流制御及び電圧制御の切り替えが可能なインバータ装置と、太陽光発電機や二次電池等の発電機300を備えている。連系遮断器16は、分電盤10に設けられ、電力系統1側の電圧が一定値以下となると、電力系統1と構内の主回路2とを切り離す。また、運転切換部550は、遮断器の切り離しを契機として、複数のインバータ装置のうちの一部を電圧制御に切り換える。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、分電盤を介して電力系統と接続された構内の主回路に設置される分散電源システム、及び分散電源システムの連系遮断器と分散電源を制御する自立運転制御装置に関する。
分散電源システムは、主幹となる電力系統に加えて、分散電源から電力を供給するためのシステムである。例えば、太陽光発電機等の分散電源を構内の主回路に接続し、分散電源を電力系統に倣って従動運転させ、構内の主回路に電力供給を行う。近年の環境保護や節電への意識の高まりから、一戸建てやマンション等の一般住宅やオフィスビルや工場等の商業施設への分散電源システムの普及が急進している。
現状では、分散電源システムは単一の分散電源、言い換えると単一のインバータ装置を有し、この分散電源を構内の主回路とは異なる別の配電路に設置し、構内の主回路と切り離されている場合が多いが、分散電源の多様化の要求や統一的運用の供給から複数の分散電源を構内の主回路に直接接続してコントロールする分散電源システムも将来的には検討されるべきところである。
複数の分散電源を備えた分散電源システムの構内への主回路に対する将来的な設置態様を考察してみる。図9は、本発明者による、複数の分散電源3を備えた分散電源システムの一案である。分散電源システムは、電力系統1の電力を構内に配電する主回路2に設置され、当該主回路2を含む分電盤10と、複数の分散電源3とから構成され得る。ここで、構内とは、一戸建てやマンション等の一般住宅やオフィスビルや工場等の商業施設といった電力消費地たる建物の内部を意味する。
複数の分散電源3は、構内に設置可能な発電機300とインバータ装置400を含み、ここでは、太陽光発電機、二次電池及び燃料電池が設けられている。これらの複数の発電機300によって発電される電力は直流電力であるが、インバータ装置400が付設されて構内の主回路2に至る前に交流電力に変換される。なお、本例では、太陽光発電機は負荷用の配線及びその他の分散電源3よりも、主回路2の電力系統1に近い側に接続されている。
分電盤10には、電力系統1、各分散電源3、及び負荷に接続する各配線用の遮断器11〜14が設けられている。契約用電流制限器12及び主幹漏電遮断器13は、主回路2の電力系統1側に接続されている。契約用電流制限器12は、あらかじめ定められた電力会社との契約電力の上限を超える電流が流れた場合に、電流を遮断する。主幹漏電遮断器13は、構内で漏電や過電流が検出された場合に電流を遮断する。各分散電源用遮断器14は、電力会社との契約によっては余剰分の逆潮流を制限する必要があるため、構内負荷で消費される電力を上回らないように電流を遮断して発電出力を制御する。配線用遮断器11は、各負荷に接続され、各負荷の漏電保護及び過電流保護を行う。
分電盤10の、太陽光発電インバータ用遮断器14と、配線用遮断器11及びその他の分散電源用遮断器14との間には、逆潮流検出用CT15が設けられている。逆潮流検出用CT15は、構内の負荷と構内の分散電源3の発電電力の合計で決まる電力潮流を計測する装置である。
このような分散電源システムは、商用の電力系統1と連系して電力供給を行う。電力系統1は、配電用変電所から出力された高圧電力を順次電圧を下げて住宅の構内に供給する。電力系統1において、6,600Vの三相交流電力は、三本の架空線からなる高圧配電線によって送電される。住宅の近くには不図示の配電柱が設置され、その上に柱上変圧器が設置されている。高圧配電線の3相交流の内、1相分の2本の架空線から電力が取り出され、柱上変圧器に入力される。柱上変圧器は、6,600Vの電圧を200Vの単相電圧に降圧するとともに,200Vの中間のタップを中性線として取り出すことにより、片線と中性線の間で100V、線間で200Vの電圧を得る。
中性線は配電柱の近くで、中性線接地極と接続され接地される。これが中性線を接地した単相3線200V/100Vの電力であり、配電柱に架設された低圧配電線に出力される。3本の低圧配電線にはそれぞれ低圧引き込み線が接続され、この低圧引き込み線が構内の主回路2に接続して、単相3線200V/100Vの電力が構内に供給される。なお、低圧引き込み線には買電用電力量計と売電用電力量計が接続され、電力系統1から構内に供給される電力と、構内から電力系統1に供給される電力とをそれぞれ計測している。
このような分散電源システムにおいては、通常運転時、複数の分散電源3は電力系統1に倣って従動運転するように電流制御されるであろう。そして、各分散電源3は発電を行って構内の負荷へ電力供給を行うが、発電量が負荷の電力消費量に対して不足しているときは、不足分は電力系統1からの供給を受ける。太陽光発電機の発電量が負荷への供給量を賄った上で余剰分があるときは、二次電池や燃料電池への充電を行ったり、電力系統1へ逆潮流して売電することもできる。二次電池や燃料電池については、充電された電力を売電することは認められていない場合もあるため、逆潮流検出用CT15で電力潮流を計測して、これらの電池からの逆潮流を防止している。
以上のような、分散電源システムにおいては、通常運転時の電力系統1に対する補助電源としての役割の他、短絡や地絡等の故障や計画停電によって電力系統1が停電しても、電力系統1と構内の主回路2とを遮断した上で自立運転し、構内の電力を維持することが期待されるであろう。
そこで、従来の技術を鑑みると、分散電源3を電圧制御方式に切り換える案が浮上する(例えば、特許文献1、2参照)。しかしながら、従来は、単一の分散電源3を独自に自立運転させることを念頭においたものであり、複数の分散電源3が構内の主回路2に接続された場合に如何にして自立運転させるかについては全く考えられていない。
すなわち、従来の技術に倣って複数の分散電源3を電圧制御方式に切り換えると、複数の分散電源3が独自の交流電圧位相で運転するので、分散電源相互の間の運転電圧位相の差によって相互に大きな電流が流れ込み、過電流が流れて分散電源3が損傷したり、過電流保護機能によって分散電源3が停止して安定な運転を継続することができなくなる。
特開平8−182343号公報 特開平9−182456号公報
本発明の実施形態は、上述の課題を解決するために提案されたものであり、複数の分散電源を、通常時には電力系統の電圧位相、電流に従動運転し、停電時には協調した自立運転に切り換わる有用性の高い分散電源システムと、分散電源の自立運転制御装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、実施形態の分散電源システムは、分電盤を介して電力系統と接続された構内の主回路に設置される分散電源システムであって、電流制御及び電圧制御の切り替えが可能なインバータ装置と発電機とを有し、構内の主回路に接続される複数の分散電源と、前記分電盤に設けられ、前記電力系統側の電圧が一定値以下となると、前記電力系統と前記構内の主回路との切り離しをする遮断器と、前記遮断器の前記切り離しを契機として、前記複数のインバータ装置のうちの一部を電圧制御に切り換える運転切換部と、を備える。
また、実施形態の自立運転制御装置は、分電盤を介して電力系統と接続された構内の主回路に設置されるとともに、電流制御及び電圧制御の切り替えが可能なインバータ装置と発電機とを有する複数の分散電源と、前記分電盤に設置される遮断器とを制御する自立運転制御装置であって、前記電力系統側の電圧が一定値以下となると、前記遮断器を開にし、前記電力系統と前記構内の主回路との切り離しをする開閉制御部と、前記遮断器の前記切り離しを契機として、前記複数のインバータ装置のうちの一部を電圧制御に切り換える運転切換部と、を備える。
また、この分散電源システム又は自立運転制御装置は、遮断器よりも前記電力系統側の交流電圧波形を検出する系統側電圧検出部と、前記遮断器よりも前記構内の主回路側の交流電圧波形を検出する構内側電圧検出部と、前記電力系統と前記構内の主回路とが切り離されている状況で、前記系統側電圧検出部が検出した交流電圧波形に基づいて一定値以上の電圧の回復を判定する電圧監視部と、前記判定部が前記回復を検出すると、前記系統側電圧検出部が検出した交流電圧波形の情報を、前記電圧制御に切り換えられている分散電源に入力する構内波形制御部と、前記分散電源に備えられ、前記構内波形制御部から入力された前記交流電圧波形の情報に倣った電圧及び位相の交流電圧波形を前記インバータ装置に出力させる電圧制御部と、前記系統側電圧検出部と前記構内電圧検出部が検出した交流電圧波形の一致を判定する一致判定部と、を更に備え、前記開閉制御部は、前記一致判定部が一致と判定すると、前記遮断器を閉にし、前記電力系統と前記構内の主回路とを接続するようにしてもよい。
第1の実施形態に係る分散電源システムを示す模式図である。 インバータ装置の構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る制御装置の構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る分散電源システムの全体動作を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係り、電圧制御に切り換えられる分散電源の優先順位を記した切換表を示す図である。 第1の実施形態に係り、制御装置による電圧制御への切り換え動作を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る制御装置の構成を示すブロック図である。 第2の実施形態に係る分散電源システムの全体動作を示すフローチャートである。 想定し得る一般的な構内主回路を示す模式図である。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る分散電源システム100の全体構成を示す模式図である。分散電源システム100は、電力系統1の電力を構内に配電する主回路2に設置され、構内及び電力系統1に電力を供給する。この分散電源システム100は、複数の分散電源3を有する。そして、この分散電源システム100は、複数の分散電源3を有する場合に、電力系統1と構内の主回路2との連系と切り離しとの態様変化に応答して、複数の分散電源3の協調した自立運転と、電力系統1に倣った従動運転とを切り換えていく。電力系統1と構内の主回路2とが連系している場合には、複数の分散電源3を電力系統1の交流電圧に倣った電流制御方式の従動運転に切り換える。一方、電力系統1と構内の主回路2が切り離される場合には、複数の分散電源3が備える複数のインバータ装置400のうちの一部を電圧制御方式に切り換え、電圧制御方式のインバータ装置400を基準として、他のインバータ装置400は電流制御方式により従動運転を行うことで、複数の分散電源3を協調させて自立運転させる。
すなわち、この分散電源システム100は、分電盤10と、複数の分散電源3と、自立運転制御装置500とから構成されている。分電盤10には、構内の主回路2と契約用電流制限器12と主幹漏電遮断器13の他、連系遮断器16が設けられている。各分散電源3は、発電機300を有し、発電機300にはインバータ装置400が付設されている。各インバータ装置400は、構内の主回路2にそれぞれ電力線を介して接続されている。自立運転制御装置500は、制御信号やその他の信号を伝送する信号線を介して、インバータ装置400と連系遮断器16に接続されており、インバータ装置400と連系遮断器16の動作を制御する。
連系遮断器16は、所謂スイッチである。この連系遮断器16は、契約用電流制限器12や主幹漏電遮断器13と同じように、構内の主回路2上の低圧引き込み線側に設けられ、電力系統1と構内の主回路2との連系及び切り離しを行う。この連系遮断器16は、外部信号によって開閉が制御されるものであればよく、例えば、電磁接触器であり、電磁コイルに対する電流注入に応じて電磁コイルに可動鉄片を磁力で引き寄せ、その可動鉄片の動きに連動させて、接点を開閉する。尚、構内の主回路2から常時投入用の電源をとる場合には、分散電源3の不足電圧検出が動作する前にオフとならないように、遅延釈放用コンデンサ等を備えておくことが望ましい。
発電機300は、太陽電池モジュールを直列及び並列に接続して組み合わせた太陽電池アレイ回路、二次電池、燃料電池、電気自動車の二次電池、エンジン発電機等の直流電力を出力する直流電源である。分散電源システム100は、分散電源3を複数備えており、それらの発電機300が全て同一種類であっても、異なる種類であってもよく、同一の定格出力を有するものであっても、異なる定格出力を有するものであってもよい。発電機300の直流電力は、構内の主回路2の前にインバータ装置400に入力される。
インバータ装置400は、発電機300からの直流電力を交流電力に変換し、構内の主回路2に供給する。例えば、分散電源システム100の太陽電池アレイ回路には太陽光発電インバータ、二次電池には二次電池インバータ、燃料電池には燃料電池インバータが付設されている。出力の大きい分散電源3に対しては、1機の発電機300に対して複数のインバータ装置400が並列に付設されている場合もある。
図2は、インバータ装置400の構成を示すブロック図である。発電機300と構内の主回路2とを結ぶ主要電路には、インバータ回路410と高調波フィルタ回路420とが直列に配置され、発電機300の直流電力は、インバータ回路410と高調波フィルタ回路420を経て交流電力として主回路2に出力される。
インバータ回路410は、トランジスタ等の複数のスイッチング素子411を有し、PWM制御方式により駆動する。このインバータ回路410は、スイッチング素子411を各種の組み合わせでオンオフすることにより、そのオンオフのタイミングとオンオフの時間に基づき直流電力から交流電力を生成する。スイッチング素子411のオンオフタイミングは、パルス発生器430が出力するパルス信号に応じている。
高調波フィルタ回路420は、インバータ回路410の出力側に設置されている。インバータ回路410が生成する交流電流波形には、スイッチング素子411の切り換え過渡期に生じた変動が高調波成分として含まれている。高調波フィルタ回路420は、直列接続のリアクトル421と並列接続のコンデンサ422からなり、インバータ回路410から出力された交流電流に含まれる高調波成分を除去することで、インバータ回路410から出力された交流電流を構内の主回路2に供給しても問題のない電流波形に調整している。
パルス発生器430は、主要電路とは別に設けられ、インバータ回路410と信号線で接続されている。パルス発生器430が出力するパルス信号は、スイッチング素子411のオンオフのタイミングと時間を定義している。すなわち、インバータ回路410のスイッチング素子411は、パルス信号の立ち上がり及び立ち下がりに合わせてオンオフされ、パルス信号のパルス幅に応じて状態が維持される。
このパルス発生器430は、インバータ回路410が出力する交流電圧を定義する電圧制御信号、若しくはインバータ回路410が出力する交流電流を定義する電流制御信号を元にパルス信号を生成する。この電圧制御信号は電圧制御部440により生成され、電流制御信号は電流制御部450により生成される。
すなわち、パルス発生器430には、運転方式切換スイッチ431を介して電圧制御部440と電流制御部450とが並列に接続されている。運転方式切換スイッチ431は、パルス発生器430へ至る信号線路を電圧制御部440と電流制御部450の何れかに切り換えるスイッチである。運転方式切換スイッチ431は、外部信号によって切り換えられるものであればよく、例えば、電磁リレーであり、電磁コイルに対する電流注入に応じて電磁コイルに可動鉄片を磁力で引き寄せ、その可動鉄片の動きに連動させて、接点を切り換える。
電流制御部450は、主にマイコンを含み構成され、構内の主回路2に印加されている交流電圧の位相に揃速した交流電流をインバータ回路410が出力するための電流制御信号を生成し、パルス発生器430に入力する。すなわち、電流制御部450は、構内の主回路2に印加されている交流電圧の位相と同期又は一定の位相差の交流電流をインバータ回路410が出力するための電流制御信号を生成し、パルス発生器430に入力する。
高調波フィルタ回路420の出力側には電流検出部600と電圧検出部700が設けられている。電流検出部600は、高調波フィルタ回路420を経たインバータ回路410の交流電流を検出している。電圧検出部700は、構内の主回路2の交流電圧を検出している。電流制御部450は、電圧検出部700から交流電圧波形データを受信し、電流検出部600からの交流電流波形データを受信する。そして、交流電圧波形データと交流電流波形データの偏差を検出して、この偏差を縮める電流制御信号を生成する。偏差の検出では、正負に交番する交流波形の値がゼロとなる時刻から位相と周波数を検出し、検出した位相同士及び周波数同士の差分をとればよい。
電圧制御部440は、主にマイコンを含み構成され、所望の交流電圧に揃圧及び揃速した交流電圧をインバータ回路410が出力するための電圧制御信号を生成し、パルス発生器430に入力する。すなわち、所望の交流電圧と同じ電圧の交流電圧をインバータ回路410が出力するための電圧制御信号を生成し、パルス発生器430に入力する。
所望の交流電圧は、電圧制御部440のメモリ内に確保された参照領域にセットされた交流電圧波形のセットデータに倣う。第1に、電圧制御部440には、定電圧及び50/60Hzの電圧波形を示すプリセットデータがメモリ内に予め用意されている。第2に、電圧制御部440には、外部から交流電圧波形データの入力が可能となっている。このプリセットデータ又は外部入力データが参照領域内に展開され、セットデータとなる。電圧制御部440は、外部入力データが存在しなければ、プリセットデータを参照領域に展開し、外部入力データを受信すると、その外部入力データを参照領域に展開する。
そして、電圧制御部440は、電圧検出部700から構内の主回路2に印加されている交流電圧波形データを受信し、セットデータとの偏差を検出して、この偏差を縮める電圧制御信号を生成する。偏差の検出では、交流波形の波高値や正負に交番する交流波形の値がゼロとなる時刻から電圧と位相と周波数を検出して、検出した電圧値同士、位相同士、及び周波数同士の差分をとればよい。
更に、インバータ装置400には、単独運転検出部460が設けられている。単独運転検出部460は、電圧検出部700の交流電圧波形データを受信する。この単独運転検出部460は、分散電源3の単独運転を検出する。単独運転とは、電力系統1が給電を停止した状態で分散電源3が単独で運転を継続している状態である。単独運転検出部460は、能動方式で単独運転を検出してもよいし、受動方式で単独運転を検出してもよいし、その両方であってもよい。
また、インバータ装置400には、ゲートブロック信号出力部470が設けられている。ゲートブロック信号出力部470は、パルス発生器430にゲートブロック信号を出力する。ゲートブロック信号が入力されている間は、パルス発生器430は動作を停止させる。すなわち、ゲートブロック信号が出力されている間は、分散電源3の運転は停止する。このゲートブロック信号出力部470は、第1に、単独運転検出部460が単独運転を検出すると、ゲートブロック信号を出力する。また、第2に、外部からの制御に応答してゲートブロック信号を出力する。
このインバータ装置400は、外部装置の制御信号を受信するコントローラ480を備えており、外部から制御可能となっている。コントローラ480は、マイコンを含み構成され、制御信号の種別に応じて、運転方式切換スイッチ431、電圧制御部440、及びゲートブロック信号出力部470に制御信号を中継する。
次に、図3は、自立運転制御装置500の構成を示すブロック図である。自立運転制御装置500は、外部インタフェースと電圧計を備えた所謂コンピュータであり、電力系統1と構内の主回路2との連系と切り離しのタイミングを図り、また、連系時と切り離し時とで一部の分散電源3の制御方式を切り換える。すなわち、この自立運転制御装置500は、系統側電圧検出部510と、構内側電圧検出部520と、電圧監視部530と、開閉制御部540と、運転切換部550と、記憶部551と、停止制御部560とを備えている。
系統側電圧検出部510は、電力系統1と連系遮断器16との間に設けられる電圧計であり、電力系統1側の交流電圧を検出し、系統側交流電圧波形データとして自立運転制御装置500のコンピュータ本体へ出力する。
構内側電圧検出部520は、構内の主回路2と連系遮断器16との間に設けられる電圧計であり、構内の主回路2側の交流電圧を検出し、構内側交流電圧波形データとして自立運転制御装置500のコンピュータ本体へ出力する。
電圧監視部530は、主にCPUを含み構成され、系統側電圧検出部510及び構内側電圧検出部520から入力された系統側交流電圧波形データと構内側交流電圧波形データとを解析する。この電圧監視部530は、閾値データを有しており、閾値データは、電力系統1と構内の主回路2とを切り離す目安となる電力系統1側の電圧値を示している。電圧監視部530は、系統側電圧検出部510の系統側交流電圧波形データが示す電圧値と閾値データが示す電圧値とを比較し、比較結果を出力する。また、電圧監視部530は、構内側電圧検出部520の系統側交流電圧波形データが示す電圧値がゼロであるか確認し、確認結果を出力する。
開閉制御部540は、主にCPUを含み構成され、電圧監視部530の比較結果に応じて連系遮断器16の開閉を切り換える。系統側交流電圧波形データが示す電圧値が閾値データの示す電圧値以下となると、連系遮断器16に制御信号を出力することで、連系遮断器16を開にし、電力系統1と構内の主回路2とを切り離す。この制御信号が連系遮断器16の電磁コイルに対する電流注入となる。
また、開閉制御部540は、系統側交流電圧波形データが示す電圧値が閾値データの示す電圧値超となると、連系遮断器16を閉にし、電力系統1と構内の主回路2とを再連系させる。
運転切換部550は、主にCPUを含み構成され、電圧監視部530の比較結果に応じてインバータ装置400の一部について制御方式を切り換える。
分散電源3は、電力系統1と連系中は電流制御方式で運転されている。運転切換部550は、系統側交流電圧波形データが示す電圧値が閾値データの示す電圧値以下となると、このうちの一部のインバータ装置400を電圧制御方式に切り換える。換言すると、電力系統1と構内の主回路2との切り離しが必要な際に、一部のインバータ装置400を電流制御方式から電圧制御方式に切り換える。
一部のインバータ装置400とは、構内の主回路2に接続されている複数のインバータ装置400のうちの1台、若しくは全部ではない複数台である。この運転切換部550は、メモリを含み構成される記憶部551を有している。記憶部551には、電圧制御方式に切り換えるインバータ装置400を示す切換制御情報が記憶されている。運転切換部550は、この切換制御情報を参照し、電圧制御方式に切り換えるインバータ装置400を決定し、そのインバータ装置400に対して、切換制御信号を出力する。
この切換制御信号は、インバータ装置400のコントローラ480を介して運転方式切換スイッチ431に作用し、電圧制御部440とパルス発生器430とを開通させ、電流制御部450とパルス発生器430とを切り離す。電圧制御部440では、プリセットデータを参照領域に展開し、このプリセットデータをセットデータとして、定電圧及び50/60Hzの電圧波形をインバータ装置400が出力するための電圧制御信号を生成する。
また、運転切換部550は、系統側交流電圧波形データが示す電圧値が閾値データの示す電圧値超となると、電圧制御方式に切り換えたインバータ装置400に対して、電流制御方式に戻す切換制御信号を出力する。換言すると、電力系統1と構内の主回路2とを再連系させるときに、電圧制御方式に切り換えたインバータ装置400を電流制御方式に戻す。
停止制御部560は、主にCPUを含み構成され、電圧監視部530の比較結果に応じて全インバータ装置400を一旦停止させる。この停止制御部560は、系統側交流電圧波形データが示す電圧値が閾値データの示す電圧値超となると、全インバータ装置400に対して、停止制御信号を出力する。換言すると、電力系統1と構内の主回路2とを再連系させるときに、全インバータ装置400を一旦停止させる。
この停止制御信号は、インバータ装置400のコントローラ480を介してゲートブロック信号出力部470に作用し、ゲートブロック信号を出力させる。ゲートブロック信号が入力されたパルス発生器430は、パルス信号の生成を一定時間停止する。
尚、このような自立運転制御装置500において、開閉制御部540と運転切換部550と停止制御部560とは同期して動作する。開閉制御部540による連系遮断器16の開制御と運転切換部550による電圧制御方式への切換制御は同時に行われ、停止制御部560による全停止制御の後、運転切換部550による電流制御方式への戻し制御が実施され、その後、開閉制御部540による連系遮断器16の閉制御が行われる。
図4は、この分散電源システム100の全体動作を示すフローチャートである。分散電源システム100は、次のように動作する。本動作においては、予め、連系遮断器16が閉となっており、電力系統1と構内の主回路2とは連系されているものとする。また、各インバータ装置400は、電流制御方式により構内の主回路2に及んだ電力系統1の交流電圧波形に倣った交流電流を出力しているものとする。
まず、電力系統1で何らかの故障や作業のために停電が発生した場合には、系統側電圧検出部510が出力する系統側交流電圧波形データが示す電圧値は、閾値データの示す電圧値以下となる。このとき、電圧監視部530は、系統側交流電圧波形データと閾値データとを比較し、電力系統1側の電圧がゼロを含む一定値以下を検出する(ステップS101)。
電力系統1側の電圧がゼロを含む一定値以下となっているときには、分散電源3の単独運転検出部460も単独運転を検出し(ステップS102)、分散電源3が停止している(ステップS103)。すなわち、単独運転検出部460による単独運転の検出を受けて、ゲートブロック信号出力部470がゲートブロック信号をパルス発生器430に出力しており、パルス発生器430がパルス信号をインバータ回路410に出力せず、インバータ回路410から交流電力が出力されていない。
電圧監視部530が電力系統1側の電圧が一定値以下であることを検出すると、開閉制御部540は、連系遮断器16を開にする(ステップS104)。開閉制御部540は、電圧監視部530の比較結果を受けて、連系遮断器16の電流コイルへの電流注入を解除させることで、連系遮断器16の接点を切り換えている。これにより、電力系統1と構内の主回路2とは切り離される。
次に、電圧監視部530は、構内側電圧検出部520が出力する構内側交流電圧波形データを解析し、構内の主回路2に印加されている電圧がゼロであることが確認されると(ステップS105)、自立運転制御装置500は、分散電源3の自立運転制御を行う。
自立運転制御において、運転切換部550は、記憶部551の切換制御情報に従い、一台のインバータ装置400を電圧制御方式に切り換えて起動させ、続けて他のインバータ装置400を電流制御方式のまま順次起動する(ステップS106)。
具体的には、一台のインバータ装置400に対して切換制御信号を送信する。切換制御信号は、インバータ装置400のコントローラ480を介して運転方式切換スイッチ431に作用し、電圧制御部440とパルス発生器430とを開通させ、電流制御部450とパルス発生器430とを切り離す。電圧制御部440では、プリセットデータを参照領域に展開し、このプリセットデータをセットデータとして、定電圧及び50/60Hzの電圧波形をインバータ装置400が出力するための電圧制御信号を生成する。
そして、運転切換部550は、ゲートブロック信号出力部470のゲートブロック信号の出力解除を指示する運転開始信号を、電圧制御方式に切り換えられたインバータ装置400に対して出力する。運転開始信号は、当該インバータ装置400のコントローラ480を介してゲートブロック信号出力部470に作用し、ゲートブロック信号出力部470は、ゲートブロック信号の出力を停止する。
ゲートブロック信号の受信が途絶すると、パルス発生器430は、電圧制御部440から受けた電圧制御信号を元にパルス信号を生成して、インバータ回路410に出力する。インバータ回路410では、パルス信号を受けてスイッチング素子411のオンオフが再開され、発電機300の直流電力を交流電圧を変換し、構内の主回路2に送出する。
更に、運転切換部550は、ゲートブロック信号出力部470のゲートブロック信号の出力解除を指示する運転開始信号を、電流制御方式のままのインバータ装置400に対して出力する。運転開始信号は、当該インバータ装置400のコントローラ480を介してゲートブロック信号出力部470に作用し、ゲートブロック信号出力部470は、ゲートブロック信号の出力を停止する。
ゲートブロック信号の受信が途絶すると、パルス発生器430は、電流制御部450から受けた電流制御信号を元にパルス信号を生成して、インバータ回路410に出力する。インバータ回路410では、パルス信号を受けてスイッチング素子411のオンオフが再開され、発電機300の直流電力を交流電圧を変換し、構内の主回路2に送出する。
このとき、電流制御方式のままのインバータ装置400は、電圧検出部700により、電圧制御方式に切り換えられたインバータ装置400が出力する交流電圧波形データに揃速した交流電流を生成することとなり、分散電源システム100が備える全分散電源3が協調して自立運転することとなる。
次に、一定時間が経過し、電力系統1の電圧が戻ると、系統側電圧検出部510が出力する系統側交流電圧波形データが示す電圧値は、閾値データの示す電圧値超となる。このとき、電圧監視部530は、系統側交流電圧波形データと閾値データとを比較し、電力系統1側の電圧がゼロを含む一定値超を検出する(ステップS107)。
電圧監視部530が電力系統1側の電圧が一定値超であることを検出すると、停止制御部560は、全インバータ装置400を一旦停止させる(ステップS108)。具体的には、停止制御部560は、全インバータ装置400に対して、停止制御信号を出力する。停止制御信号は、インバータ装置400のコントローラ480を介してゲートブロック信号出力部470に作用し、ゲートブロック信号を出力させる。ゲートブロック信号が入力されたパルス発生器430は、パルス信号の生成を一定時間停止する。
全インバータ装置400が停止すると、すなわち、電圧監視部530により、構内側電圧検出部520が出力する構内側交流電圧波形データが示す電圧値がゼロであることが確認されると(ステップS109)、自立運転制御装置500は、分散電源3の連系運転への切り換え制御を行う。
連系運転への切り換えでは、開閉制御部540は、連系遮断器16を閉にする(ステップS110)。開閉制御部540は、構内側交流電圧波形データが示す電圧値がゼロであることが確認されると、連系遮断器16の電流コイルに電流注入を行うことで連系遮断器16の接点を切り換え、電力系統1と構内の主回路2とを接続する。
開閉制御部540により連系遮断器16が閉にされると同時に、運転切換部550は、電圧制御方式に切り換えているインバータ装置400を電流制御方式に切り換え(ステップS111)、全インバータ装置400を再起動する(ステップS112)。
具体的には、運転切換部550は、電流制御方式に切り換える切換制御信号を電圧制御方式のインバータ装置400に送信する。この切換制御信号は、インバータ装置400のコントローラ480を介して運転方式切換スイッチ431に作用し、電流制御部450とパルス発生器430とを開通させ、電圧制御部440とパルス発生器430とを切り離す。
そして、運転切換部550は、全インバータ装置400に対して、ゲートブロック信号出力部470のゲートブロック信号の出力解除を指示する運転開始信号を出力する。運転開始信号は、当該インバータ装置400のコントローラ480を介してゲートブロック信号出力部470に作用し、ゲートブロック信号出力部470は、ゲートブロック信号の出力を停止する。
ゲートブロック信号の出力が停止したときには、開閉制御部540により連系遮断器16が閉にされて、電力系統1と構内の主回路2とが接続され、電力系統1の交流電圧が構内の主回路2に及んでいる。各インバータ装置400では、この交流電圧を参照して電流制御部450が電流制御信号を生成してパルス発生器430に入力する。
ゲートブロック信号の受信が途絶したパルス発生器430は、電流制御信号を元にパルス信号を生成して、インバータ回路410に出力する。インバータ回路410では、パルス信号を受けてスイッチング素子411のオンオフが再開され、発電機300の直流電力を交流電圧を変換し、構内の主回路2に送出する。従って、各分散電源3は、電力系統1の電力が復帰すると、電流制御方式に切り換えられて、電力系統1の交流電圧に揃速した交流電流を生成し、電力系統1に従動して運転することとなる。
図5及び6を参照して、運転切換部550による電圧制御方式への切り換え制御を更に詳細に説明する。図5は、記憶部551に記憶されている切換制御情報を示す模式図である。図6は、電圧制御方式へ切り換えるインバータ装置400の選択動作を示すフローチャートである。
図5に示すように、切換制御情報は、制御方式を示す情報を、インバータ装置400を識別する情報とパターンを識別する情報とに関連づけている。すなわち、切換制御情報は、インバータ装置400とパターンのマトリックスとなっており、インバータ装置400及びパターン毎に電圧制御方式か電流制御方式を指定している。パターンは複数存在する。パターン別に電圧制御方式に切り換えられる1台のインバータ装置400が指定されている。各パターンは、他のパターンと異なるインバータ装置400を電圧制御方式に指定している。このパターンは、分散電源システム100が備えるインバータ装置400の数だけ存在する。
運転切換部550は、自立運転への切り換えの際には、一のパターンを参照して、そのパターンにおいて電圧制御方式と定められたインバータ装置400を電圧制御方式に切り換える。この運転切換部550は、予め定められた順番でパターンを参照する。換言すると、パターンには優先順位が定められている。電圧制御方式に切り換えるインバータ装置400には、優先順位が定められているともいえる。運転切換部550は、自立運転が成功しなかったと判断した場合に、参照するパターンを変更する。
すなわち、図5及び図6に示すように、運転切換部550は、まず、Aパターンを参照して二次電池のインバータ装置400を電圧制御方式に切り換える(ステップS201)。二次電池は、他の発電機300に対して容量が最大であり、出力が大きいためである。
運転切換部550は、二次電池のインバータ装置400に対する電圧制御方式への切り換えが成功すると(ステップS202)、他のインバータ装置400を予め定めた順番で電流制御方式により再起動させる(ステップS203)。切り換えは、構内側電圧検出部520の構内側交流電圧波形データを解析し、構内の主回路2に一定値以上の電圧が印加されていれば、成功と判断する。
切り換えが不成功の場合(ステップS204)、運転切換部550は、次のBパターンを参照して電気自動車のインバータ装置400を電圧制御方式に切り換える(ステップS205)。切換の不成功は、そもそも電圧制御方式に切り換える対象となっている分散電源3が存在しない場合、存在しても故障や発電出力不足により機能していない等がある。
運転切換部550は、電気自動車のインバータ装置400に対する電圧制御方式への切り換えが成功すると(ステップS206)、他のインバータ装置400を予め定めた順番で電流制御方式により再起動させる(ステップS207)。
切り換えが不成功の場合(ステップS208)、運転切換部550は、次のCパターンを参照してエンジン発動機のインバータ装置400を電圧制御方式に切り換える(ステップS209)。運転切換部550は、エンジン発動機のインバータ装置400に対する電圧制御方式への切り換えが成功すると(ステップS210)、他のインバータ装置400を予め定めた順番で電流制御方式により再起動させる(ステップS211)。
切り換えが不成功の場合(ステップS212)、運転切換部550は、次のDパターンを参照して太陽光発動機のインバータ装置400を電圧制御方式に切り換える(ステップS213)。運転切換部550は、太陽光発動機のインバータ装置400に対する電圧制御方式への切り換えが成功すると(ステップS214)、他のインバータ装置400を予め定めた順番で電流制御方式により再起動させる(ステップS215)。
切り換えが不成功の場合(ステップS216)、運転切換部550は、次のEパターンを参照して燃料電池のインバータ装置400を電圧制御方式に切り換える(ステップS217)。運転切換部550は、燃料電池のインバータ装置400に対する電圧制御方式への切り換えが成功すると(ステップS218)、他のインバータ装置400を予め定めた順番で電流制御方式により再起動させる(ステップS219)。
以上のような分散電源システム100によれば、複数の分散電源3が構内の主回路2に接続されている場合であって、電力系統1が短絡や地絡等の故障や計画停電等によって停電を起こしても、複数の分散電源3が協調して自立運転を行うことができため、構内の分散電源システム100を活用して構内の電力を維持することができる。
すなわち、この分散電源システム100は、複数の分散電源3と連系遮断器16と運転切換部550とを備えている。分散電源3は、電流制御及び電圧制御の切り替えが可能なインバータ装置400と発電機300とを備えている。連系遮断器16は、分電盤10に設けられ、電力系統1側の電圧が一定値以下となると、電力系統1と構内の主回路2とを切り離す。また、運転切換部550は、遮断器の切り離しを契機として、複数のインバータ装置400のうちの一部を電圧制御に切り換える。
これにより、一部のインバータ装置400は、電圧制御方式によって自立運転を行い、他のインバータ装置400は、電圧制御方式のインバータ装置400が構内の主回路2に送出した交流電圧を参照して電流制御方式で運転することとなる。すなわち、電圧制御方式の一部のインバータ装置400が自立して運転を行うことで、構内の主回路2において拍子をコントロールする指揮者としての役割を担い、他のインバータ装置400が其の拍子に合わせて追従運転を行う。このため、構内の主回路2に接続された複数の分散電源3が、構内の主回路2の交流電力の同期を攪乱したり、同期を図ろうとする復元力が攪乱を助長するようなこともない。従って、この分散電源システム100によると、複数の分散電源3が其の構成態様に依存することなく協調して自立運転することができ、電力系統1が停電していても構内の分散電源3を活用でき、構内の停電を阻止することができる。
また、電圧制御に切り換えるインバータ装置400を示す切換制御情報を記憶する記憶部551を更に備え、運転切換部550は、記憶部551に記憶された切換制御情報に従って、電圧制御に切り換える分散電源3を選択するようにした。これにより、各分散電源3が如何様な状態であろうとも、分散電源3が自立運転を達成する可能性が高まり、自立運転の実効性に富む。
更に、開閉制御部540による連系遮断器16の開制御と、運転切換部550による電圧制御方式への切換制御は、概略同時に行うようにした。これにより、電力系統1で停電が発生しても、その影響により構内が長時間停電してしまう事態を防止することができる。
尚、本実施形態では、複数のインバータ装置400のうちの一台を電圧制御方式に切り換えたが、全インバータ装置400のうちの複数台を電圧制御方式に切り換えてもよい。この場合、複数台のインバータ装置400は同期を図って交流電圧を生成する必要がある。例えば、自立運転制御装置500側から同期クロック信号を送信し、電圧制御部440は、この同期クロック信号に合わせて交流電圧を生成するようにすることができる。また、共通の電圧制御部440を自立運転制御装置500側に設け、自立運転制御装置500側で、自立運転制御装置500の構内側電圧検出部520による構内側交流波形電圧データとセットデータとを参照して電圧制御信号を生成し、電圧制御に切り換えられた複数のインバータ装置400のパルス発生器430に送信するようにしてもよい。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態に係る分散電源システム100について図7及び8を参照して説明する。第2の実施形態に係る分散電源システム100は、第1の実施形態と比べて自立運転から従動運転に復帰する態様が異なる。その他の構成及び動作については第1の実施形態と同様に付き、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
図7は、第2の実施形態に係る自立運転制御装置500の構成を示すブロック図である。この自立運転制御装置500は、電圧制御方式によって構内の主回路2に印加される交流電圧を、電力系統1の交流電圧に合わせてから、連系遮断器16を閉にして電力系統1と構内の主回路2とを接続し、電力系統1に対する分散電源3の従動運転に復帰させるものである。この自立運転制御装置500は、構内波形制御部570と一致判定部580とを更に備えている。
構内波形制御部570は、主にCPUを含み構成され、電圧制御のインバータ装置400に対して交流電圧波形の外部入力データを送信する。この外部入力データは、電力系統1の交流電圧波形を示している。電圧監視部530により電力系統1の電力復帰が検出されると、系統側電圧検出部510から系統側交流電圧波形データを取り込み、電圧制御のインバータ装置400に出力する。
この外部入力データは、電圧制御のインバータ装置400のコントローラ480を介して電圧制御部440のメモリ内に確保された参照領域にセットされ、電圧制御部440は、電力系統1の交流電圧波形に倣った交流電圧を当該インバータ装置400が出力するための電圧制御信号を生成することとなる。
一致判定部580は、主にCPUを含み構成され、自立運転時に電力系統1と構内の主回路2の交流電圧波形の一致を判定する。この一致判定部580は、系統側電圧検出部510から系統側交流電圧波形データを取り込み、構内側電圧検出部520からの構内側交流電圧波形データを取り込み、両者を比較する。比較の結果、両者が揃圧及び揃速していると、すなわち、電圧、位相、周波数が一致していると、一致を示す情報を出力する。
開閉制御部540及び運転切換部550は、一致判定部580による一致を示す情報の出力を契機に、連系遮断器16を閉にして電力系統1と構内の主回路2とを接続し、また、電圧制御の分散電源3を電流制御方式に切り換える。
図8は、この第2の実施形態に係る分散電源システム100の動作を示すフローチャートである。尚、第1の実施形態のステップS07までの動作は同一につき、説明を省略する。第2の実施形態においては、電力系統1の電圧が戻り、電圧監視部530が電力系統1側の電圧が一定値超であることを検出すると(ステップS07)、自立運転制御装置500は、連系遮断器16を閉にする前に、各インバータ装置400が出力する交流力を電力系統1の交流電圧に揃圧及び揃速する。
すなわち、構内波形制御部570は、系統側電圧検出部510から系統側交流電圧波形データを取り込み(ステップS301)、電力系統1の電圧、位相、及び周波数を示す外部入力データを電圧制御のインバータ装置400に送信する(ステップS302)。
電圧制御のインバータ装置400は、電圧検出部700が検出した交流電圧を元にしたフィードバック制御することにより、電力系統1に倣った交流電圧波形に近づけた交流電圧を構内の主回路2に出力する(ステップS303)。
具体的には、電圧制御部440のメモリ内に確保された参照領域に外部入力データがセットされる。電圧制御部440は、この外部入力データをセットデータとして、電圧検出部700が検出した交流電圧波形データとの偏差を検出し、電力系統1の電圧、位相、及び周波数の偏差を縮める電圧制御信号を生成する。電圧制御部440は、この電圧制御部440をパルス発生器430に出力し、パルス発生器430は、この電圧制御信号を元にしたパルス信号をインバータ回路410に出力する。
一致判定部580は、系統側電圧検出部510からの系統側交流電圧波形データと構内側電圧検出部520からの構内側交流電圧波形データとを比較する(ステップS304)。比較の結果、電力系統1と構内の主回路2との交流電圧波形が一致すると(ステップS34,Yes)、開閉制御部540は、連系遮断器16を閉にし(ステップS305)、同時に、運転切換部550は、電圧制御方式に切り換えているインバータ装置400を電流制御方式に切り換える(ステップS306)。
以上のように、第2の実施形態によると、系統側電圧検出部510が検出した交流電圧波形の情報を、電圧制御されているインバータ装置400に入力することで、このインバータ装置400に電力系統1に倣った交流電圧を構内の主回路2に送出させることができる。そして、他のインバータ装置400は、この電圧制御されているインバータ装置400の交流電圧に倣って電流制御されているので、電力系統1と構内の主回路2とは再接続前に同期がとれていることとなる。
そのため、分散電源3を一旦停止させずとも、電力系統1と構内の主回路2を再接続させることができる。従って、電力系統1の電力が戻り、電力系統1と構内の主回路2とを再接続させる際には、構内への給電が途絶える時間をゼロか最小限に抑えることが可能となる。
(その他の実施の形態)
本明細書においては、本発明に係る複数の実施形態を説明したが、これらの実施形態は例として提示したものであって、発明の範囲を限定することを意図していない。具体的には、第1及び2の実施形態を全て又はいずれかを組み合わせたものも包含される。以上のような実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の範囲を逸脱しない範囲で、種々の省略や置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 電力系統
2 主回路
3 分散電源
10 分電盤
11 配線用遮断機
12 契約用電流制限器
13 主幹漏電遮断機
14 分散電源用遮断機
15 逆潮流検出用CT
16 連系遮断機
100 分散電源システム
300 発電機
400 インバータ装置
410 インバータ回路
411 スイッチング素子
420 高調波フィルタ回路
421 リアクトル
422 コンデンサ
430 パルス発生器
431 運転方式切換スイッチ
440 電圧制御部
450 電流制御部
460 単独運転検出部
470 ゲートブロック信号出力部
480 コントローラ
500 自立運転制御装置
510 系統側電圧検出部
520 構内側電圧検出部
530 電圧監視部
540 開閉制御部
550 運転切換部
551 記憶部
560 停止制御部
600 電流検出部
700 電圧検出部

Claims (13)

  1. 分電盤を介して電力系統と接続された構内の主回路に設置される分散電源システムであって、
    電流制御及び電圧制御の切り替えが可能なインバータ装置と発電機とを有し、構内の主回路に接続される複数の分散電源と、
    前記分電盤に設けられ、前記電力系統側の電圧が一定値以下となると、前記電力系統と前記構内の主回路との切り離しをする遮断器と、
    前記遮断器の前記切り離しを契機として、前記複数のインバータ装置のうちの一部を電圧制御に切り換える運転切換部と、
    を備えること、
    を特徴とする分散電源システム。
  2. 電圧制御に切り換えるインバータ装置を示す切換制御情報を記憶する記憶部を更に備え、
    前記運転切換部は、
    前記記憶部に記憶された切換制御情報に従って、前記電圧制御への切り換えをする前記インバータ装置を選択すること、
    を特徴とする請求項1記載の分散電源システム。
  3. 前記遮断器よりも前記電力系統側の電圧を検出する系統側電圧検出部と、
    前記系統側電圧検出部が一定値以下の電圧を検出すると、前記遮断器を開にする開閉制御部と、
    を更に備え、
    前記運転切換部と前記開閉制御部とは同時に前記切り換えと前記遮断器の開処理を行うこと、
    を特徴とする請求項1又は2に記載の分散電源システム。
  4. 前記遮断器よりも前記電力系統側の交流電圧波形を検出する系統側電圧検出部と、
    前記電力系統と前記構内の主回路とが切り離されている状況で、前記系統側電圧検出部が検出した交流電圧波形に基づいて一定値以上の電圧の回復を判定する電圧監視部と、
    前記判定部が前記回復を検出すると、前記分散電源の全てを一旦停止させる停止制御部と、
    を更に備え、
    前記運転切換部は、
    前記停止制御部が前記分散電源の全てを停止させると、前記電圧制御の分散電源を電流制御に戻し、
    前記開閉制御部は、
    前記停止制御部が前記分散電源の全てを停止させると、前記遮断器を閉にし、前記電力系統と前記構内の主回路とを接続すること、
    を特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の分散電源システム。
  5. 前記遮断器よりも前記電力系統側の交流電圧波形を検出する系統側電圧検出部と、
    前記遮断器よりも前記構内の主回路側の交流電圧波形を検出する構内側電圧検出部と、
    前記電力系統と前記構内の主回路とが切り離されている状況で、前記系統側電圧検出部が検出した交流電圧波形に基づいて一定値以上の電圧の回復を判定する電圧監視部と、
    前記判定部が前記回復を検出すると、前記系統側電圧検出部が検出した交流電圧波形の情報を、前記電圧制御に切り換えられている分散電源に入力する構内波形制御部と、
    前記分散電源に備えられ、前記構内波形制御部から入力された前記交流電圧波形の情報に倣った電圧及び位相の交流電圧波形を前記インバータ装置に出力させる電圧制御部と、
    前記系統側電圧検出部と前記構内電圧検出部が検出した交流電圧波形の一致を判定する一致判定部と、
    を更に備え
    前記開閉制御部は、
    前記一致判定部が一致と判定すると、前記遮断器を閉にし、前記電力系統と前記構内の主回路とを接続すること、
    を特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の分散電源システム。
  6. 前記運転切換部は、
    前記開閉制御部による前記一致判定部の一致判定に基づいた前記遮断器の閉処理と同時に、前記電圧制御の分散電源を電流制御に戻すこと、
    を特徴とする請求項5記載の分散電源システム。
  7. 分電盤を介して電力系統と接続された構内の主回路に設置されるとともに、電流制御及び電圧制御の切り替えが可能なインバータ装置と発電機とを有する複数の分散電源と、前記分電盤に設置される遮断器とを制御する自立運転制御装置であって、
    前記電力系統側の電圧が一定値以下となると、前記遮断器を開にし、前記電力系統と前記構内の主回路との切り離しをする開閉制御部と、
    前記遮断器の前記切り離しを契機として、前記複数のインバータ装置のうちの一部を電圧制御に切り換える運転切換部と、
    を備えること、
    を特徴とする自立運転制御装置。
  8. 電圧制御に切り換えるインバータ装置を示す切換制御情報を記憶する記憶部を更に備え、
    前記運転切換部は、
    前記記憶部に記憶された切換制御情報に従って、前記電圧制御への切り換えをする前記インバータ装置を選択すること、
    を特徴とする請求項7記載の自立運転制御装置。
  9. 前記遮断器よりも前記電力系統側の電圧を検出する系統側電圧検出部と、
    前記系統側電圧検出部が一定値以下の電圧を検出すると、前記遮断器を開にする開閉制御部と、
    を更に備え、
    前記運転切換部と前記開閉制御部とは同時に前記切り換えと前記遮断器の開処理を行うこと、
    を特徴とする請求項7又は8に記載の自立運転制御装置。
  10. 前記遮断器よりも前記電力系統側の交流電圧波形を検出する系統側電圧検出部と、
    前記電力系統と前記構内の主回路とが切り離されている状況で、前記系統側電圧検出部が検出した交流電圧波形に基づいて一定値以上の電圧の回復を判定する電圧監視部と、
    前記判定部が前記回復を検出すると、前記分散電源の全てを一旦停止させる停止制御部と、
    を更に備え、
    前記運転切換部は、
    前記停止制御部が前記分散電源の全てを停止させると、前記電圧制御の分散電源を電流制御に戻し、
    前記開閉制御部は、
    前記停止制御部が前記分散電源の全てを停止させると、前記遮断器を閉にし、前記電力系統と前記構内の主回路とを接続すること、
    を特徴とする請求項7乃至9の何れかに記載の自立運転制御装置。
  11. 前記遮断器よりも前記電力系統側の交流電圧波形を検出する系統側電圧検出部と、
    前記遮断器よりも前記構内の主回路側の交流電圧波形を検出する構内側電圧検出部と、
    前記電力系統と前記構内の主回路とが切り離されている状況で、前記系統側電圧検出部が検出した交流電圧波形に基づいて一定値以上の電圧の回復を判定する電圧監視部と、
    前記判定部が前記回復を検出すると、前記系統側電圧検出部が検出した交流電圧波形の情報を、前記電圧制御に切り換えられている分散電源に入力する構内波形制御部と、
    前記分散電源に備えられ、前記構内波形制御部から入力された前記交流電圧波形の情報に倣った電圧及び位相の交流電圧波形を前記インバータ装置に出力させる電圧制御部と、
    前記系統側電圧検出部と前記構内電圧検出部が検出した交流電圧波形の一致を判定する一致判定部と、
    を更に備え
    前記開閉制御部は、
    前記一致判定部が一致と判定すると、前記遮断器を閉にし、前記電力系統と前記構内の主回路とを接続すること、
    を特徴とする請求項7乃至9の何れかに記載の自立運転制御装置。
  12. 前記運転切換部は、
    前記開閉制御部による前記一致判定部の一致判定に基づいた前記遮断器の閉処理と同時に、前記電圧制御の分散電源を電流制御に戻すこと、
    を特徴とする請求項11記載の自立運転制御装置。
  13. 前記遮断器が設置された前記分電盤を更に備えること、
    を特徴とする請求項7乃至12の何れかに記載の自立運転制御装置。
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