JP2014212659A - 電力供給システム及びその方法 - Google Patents

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Shigeo Numata
茂生 沼田
山根 俊博
Toshihiro Yamane
俊博 山根
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Abstract

【課題】複数の電気自動車の蓄電池をマイクログリッドにおける分散型電源として用いる場合、複数のEV用パワーコンディショナに対し、マスター電源及びスレーブ電源の役割を設定する制御を簡易なロジックで行える電力供給システムを提供する。
【解決手段】本発明は、複数の電気自動車の蓄電池の各々を施設における分散型電源として用いる電力供給システムであり、蓄電池各々と施設における負荷が接続された施設内電力系統との間における充電及び放電の制御を行う充放電ステーションと、商用系統からの電力供給が停止された際、施設内電力系統に接続される充放電ステーションに対し、アンシラリーサービスを提供するマスター電源と、商用系統からの電力供給の停止により、マスター電源及び充放電ステーションから施設内電力系統に対する電力供給を開始させるマイクログリッド制御部とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、分散型電源(マイクログリッド)による電力供給システム及びその方法に関する。
近年、CO 削減を目的として太陽光発電や風力発電に代表される自然エネルギーの活用技術への取り組みが活発化している。また、低炭素社会の実現のみならず、東日本大震災を契機に、高い防災性を有する「自立・分散型エネルギーシステムの構築」に向けた施策や技術開発が行われている。
ここで、太陽光発電出力変動を伴う再生可能エネルギーの導入を目的とし、天然ガスコージェネレーション発電機や燃料電池などの分散型電源や蓄電システムを組合せ、分散型電源の負荷追従運転によって、商用系統への負担を軽減するマイクログリッドの技術開発が進められている。
例えば、蓄電システムを含めた様々な負荷追従特性を有する複数種類の分散型電源を組み合わせた制御手法がある(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1の制御手法は、分散型電源のみを自立させる電力供給システムにも適用可能である。
さらに、商用系統の停電などの非常時において、自立運転する自立範囲内に安定した電力供給を行う手段として、交流スイッチを有する無停電電源装置を活用した電流制御方法がある(例えば、特許文献2及び特許文献3参照)
上述したように、電力源としての蓄電システムを効率的に利用することの重要度が増加している。
一方、非常時におけるマイクログリッドの自立運転を長期にわたって運用するためには、十分な容量の蓄電システムが不可欠である。しかしながら、現状においては、蓄電設備のコストが高く、建物に設置する定置型蓄電システムの蓄電可能な電力容量は、コストに対応する限定的な大きさとなる。
この定置型蓄電システムの容量不足を解決する手段として、今後の普及が見込まれる電気自動車に搭載される蓄電池を、施設におけるマイクログリッドの蓄電設備として活用することが行われている。
例えば、事務所ビルなどの施設において、従業員の出社および退社の時間が就業時間により決まっており、自動車通勤を行ってる従業員が駐車場に自動車を止めている時間が重なっている。このため、駐車場に駐車されている電気自動車の蓄電池を、従業員が施設にいる就業時間の昼間の時間帯に多様な用途に用いることが可能である。
また、電気自動車を施設に接続する機器としてEV(Electric Vehicle)用パワーコンディショナが製品化されている(例えば、ニチコン株式会社のEVパワーステーション(登録商標))。
このEV用パワーコンディショナは、電気料金が昼間に比較して電気料金が安価な夜間の時間帯において、電気自動車の蓄電池に充電を行い、電力需要がピークのときに電気自動車の蓄電池を放電させ、電力需要における買電の割合を最小限に抑制する。また、EV用パワーコンディショナは、商用電力の系統が停電などの電力供給が停止された非常時に、電気自動車の蓄電池を放電させて、施設内の電力需要を賄う。
上述したEV用パワーコンディショナに対し、系統連系の機能を持たせることにより、電気自動車の蓄電池をマイクログリッドにおける蓄電設備(後述する分散型電源)として活用することができる。
例えば、図5は、建物に対して電気自動車を分散型電源として設置した例を示す図である。分散型電源100は、電気自動車101の蓄電池が接続されたEV用パワーコンディショナ102及び中継ボックス103を介し、電気自動車101の蓄電池を建物200の電力系統に接続される構成となっている。建物200には、太陽光発電パネル(PV)201、PCS(Power Conditioning System)202、分電盤203、負荷の集合体の全負荷204、電力量計205がある。
ここで、電圧計205は、商用の系統電力の系統(以下、商用系統)電圧の低下を検出した際、分電盤203にこの検出結果を通知する。これにより、分電盤203は、中継ボックス103及びEV用パワーコンディショナ102を介して電気自動車101の蓄電池に対する充電を行う充電モードを停止する。そして、分電盤203は、商用の系統電力の系統と全負荷204の接続された建物の電力系統とを遮断し、電気自動車101の蓄電池からEV用パワーコンディショナ102及び中継ボックス103を介して全負荷204に対して電力を供給する放電モードに移行する。
また、マイクログリッドを構成する分散型電源は、通常時において商用系統の電力会社からアンシラリーサービス(電力品質に関わる電圧や周波数など)の提供を受けている。
そのため、電気自動車は、駐車してEV用パワーコンディショナに接続されている状態において、電力会社の商用電力の系統に対して系統連系することにより、マイクログリッドの制御部により充電及び放電が制御されることにより、他の定置型蓄電システムと同様に、施設に対して電力を供給することができる。また、当然のことではあるが、電気自動車は、EV用パワーコンディショナとの接続から解放し、走行させることに制約はない。
特許第4858799号 特開2011−250649号公報 特開2011−25050号公報
しかしながら、上述した構成において、施設に複数のEV用パワーコンディショナを設け、このEV用パワーコンディショナの各々に電気自動車を接続して、複数台の電気自動車の蓄電池をマイクログリッドにおける分散型電源として活用する場合、以下の技術的な問題がある。すなわち、停電発生などによる商用系統からの電力供給が休止する非常時において、マイクログリッドが自立運転に移行する際、複数台の電気自動車を蓄電池のいずれかが接続されたEV用パワーコンディショナを、マイクログリッドの複数の分散電源におけるマスター電源とする。このマスター電源となった分散型電源は、マイクログリッドの自立運転範囲内の系統の電力供給における電圧及び周波数の基準となり、系統連系において商用系統の代わりにアンシラリーサービスを提供する。
また、他の電気自動車が接続されたEV用パワーコンディショナは、マイクログリッド内の分散型電源におけるスレーブ電源として、マスター電源からアンシラリーサービスの提供を受けることになる。
すなわち、スレーブ電源は、マスター電源に系統連系することにより、通常時の商用系統に対して系統連系している通常時と同一の制御により運転が可能である。
しかしながら、複数台の電気自動車の蓄電池を用い、マイクログリッドの自立運転範囲における分散型電源を構成した場合、以下に示す問題がある。すなわち、複数台の電気自動車の蓄電池の各々に対し、マスター電源あるいはスレーブ電源の役割分担を如何に設定するかの制御ロジックを、マイクログリッドの制御部に対して組み込む必要がある。この制御ロジックの例を示す。
a.上述した非常時にマスター電源として利用することを設定したEV用パワーコンディショナに対し、商用系統からの電力供給が停止した際、電気自動車が停止していない場合、自立運転範囲内における系統連系を行うための制御ロジック
b.マスター電源として利用することを設定したEV用パワーコンディショナに対し、商用系統からの電力供給が停止した際、施設の全てのEV用パワーコンディショナに接続された電気自動車において、最も蓄電池の蓄電容量の少ない電気自動車が接続され、この電気自動車の蓄電池の蓄電容量がゼロとなった場合、その後の自立運転範囲内における系統連系を行うための制御ロジック
上述したような複雑な場合分けを行うための制御ロジックが必要となり、マイクログリッドの制御シーケンスが複雑になってしまう。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、複数の電気自動車の蓄電池をマイクログリッドにおける分散型電源として用いる場合、複数のEV用パワーコンディショナに対し、マスター電源及びスレーブ電源の役割を設定する制御を簡易なロジックで行える電力供給システム及びその方法を提供する。
本発明の自立分散型電源の電力供給システムは、複数の電気自動車の蓄電池の各々を施設における分散型電源として用いる電力供給システムであり、前記蓄電池各々と施設における負荷が接続された施設内電力系統との間における充電及び放電の制御を行う充放電ステーションと、商用系統からの電力供給が停止された際、前記施設内電力系統に接続される前記充放電ステーションに対し、アンシラリーサービスを提供するマスター電源と、前記商用系統からの電力供給の停止により、前記マスター電源及び前記充放電ステーションから前記施設内電力系統に対する電力供給を開始させるマイクログリッド制御部とを備えることを特徴とする。
本発明の自立分散型電源の電力供給システムは、前記マスター電源が定置用蓄電池あるいは発電機であることを特徴とする。
本発明の自立分散型電源の電力供給システムは、前記発電機及び前記定置用蓄電池とのいずれかあるいは双方が設けられており、前記発電機及び前記定置用蓄電池の双方が設けられている場合、前記マイクログリッド制御部が、商用系統からの電力供給が停止された際、前記発電機を稼働させるとともに、前記定置用蓄電池を前記マスター電源とし、所定の時間が経過した後、前記定置用蓄電池から前記発電機にマスター電源の機能を移行し、前記発電機が設けられている場合、商用系統からの電力供給が停止された際、前記発電機を稼働させて、当該発電機を前記マスター電源とし、前記定置用蓄電池が設けられている場合、商用系統からの電力供給が停止された際、前記定置用蓄電池を前記マスター電源とすることを特徴とする。
本発明の自立分散型電源の電力供給システムは、前記負荷としては一般負荷と重要負荷とがあり、前記施設内電力系統において、前記一般負荷が接続されている第1施設内電系統と前記重要負荷が接続されている第2施設内電力系統との間に自立運転用遮断器が設けられており、前記自立運転用遮断器が、商用系統からの電力供給が停止された際、前記第1施設内電系統と前記第2施設内電力系統とを遮断し、前記マスター電源と前記充放電ステーションとが、前記第2施設内電力系統に対して電力供給を行うことを特徴とする。
本発明の自立分散型電源の電力供給方法は、複数の電気自動車の蓄電池の各々を施設における分散型電源として用いる電力供給方法であり、充放電ステーションが、前記蓄電池各々と施設における負荷が接続された施設内電力系統との間における充電及び放電の制御を行う過程と、マスター電源が、商用系統からの電力供給が停止された際、前記施設内電力系統に接続される前記充放電ステーションに対し、アンシラリーサービスを提供する過程と、マイクログリッド制御部が、前記商用系統からの電力供給の停止により、前記マスター電源及び前記充放電ステーションから前記施設内電力系統に対する電力供給を開始させる過程とを有することを特徴とする。
この発明によれば、複数の電気自動車の蓄電池をマイクログリッドにおける分散型電源として用いる場合、マスター電源を備えているため、複数の充放電ステーションの全てをスレーブ電源の役割を行う分散型電源に設定することができ、簡易なロジックでスレーブ電源としての充放電ステーションの充放電の制御が行える。
この発明の第1の実施形態による電力供給システム1の構成例を示す図である。 商用系統500が異常となった場合における、第1の実施形態の電力供給システム1による分割型電源による施設内の負荷に対する電力供給の動作例を示すフローチャートである。 この発明の第2の実施形態による電力供給システム2の構成例を示す図である。 商用系統500が異常となった場合における、第2の実施形態の電力供給システム2による分割型電源による施設内の負荷に対する電力供給の動作例を示すフローチャートである。 建物に対して電気自動車を分散型電源として設置した例を示す図である。
<第1の実施形態>
以下、図面を参照して、本発明の第1の実施形態について説明する。図1は、この発明の第1の実施形態による電力供給システム1の構成例を示す図である。
この図1において、電力供給システム1は、マイクログリッド制御部11と、電圧計12と、マスター電源13と、太陽光発電システム14と、充放電ステーション15A、…、充放電ステーション15Z、重要負荷16、一般負荷17及び自立運転用遮断器18を備えている。また、施設内の電力系統である施設内電力系統300は、第1施設内電力系統301と第2施設内電力系統302とに、接続点Qにおいて分岐している。
ここで、充放電ステーション15A、…、充放電ステーション15Zの各々には、電気自動車40A、…、電気自動車40Zそれぞれが接続されている。電気自動車40A、…、電気自動車40Zの各々には、蓄電池401A、…、蓄電池401Zがそれぞれ搭載されている。
電圧計12は、商用系統500から供給される電力の電圧を測定し、測定した電圧が予め設定された閾値と比較を行い、測定した電圧が閾値未満である場合、マイクログリッド制御部11と自立運転用遮断器18との各々に対して、それぞれ停電検出信号S1を出力する。
マイクログリッド制御部11は、電圧計12から供給される停電検出信号S1により、マスター電源13、充放電ステーション15A、…、充放電ステーション15Zのそれぞれを通常モードから停電モードに変換する制御を行う。一方、マイクログリッド制御部11は、電圧計12から供給される停電検出信号S1が供給されない場合、マスター電源13、充放電ステーション15A、…、充放電ステーション15Zのそれぞれを通常モードとする。マイクログリッド制御部11は、マスター電源13に対し、運転モード切換の制御において運転モード切換え信号S2を出力する。また、マイクログリッド制御部11は、充放電ステーション15A、…、充放電ステーション15Zのそれぞれに対し、運転モードの切換えの制御において、充放電指令値S3を出力する。
自立運転用遮断器18は、電圧計12から停電検出信号S1が供給された場合、上記接続点Q(第1施設内電力系統301)と第2施設内電力系統302とを遮断(電気的に開放)し、電圧計12から停電検出信号S1が供給されていない場合、接続点Qと第2施設内電力系統302とを接続する。この自立運転用遮断器18は、例えば、半導体スイッチを内蔵した高速遮断器が用いられる。
マスター電源13は、非常用の発電機あるいは定置用蓄電システム(定置用蓄電池)のいずれかが用いられ、商用系統からの電力供給が停止した際、商用系統のアンシラリーサービスの代わりに、第2施設内電力系統302に接続されている充放電ステーション15Aから充放電ステーション15Zの各々に対し、アンシラリーサービスを提供する。例えば、定置用システムは、繰り返しの充放電が可能なコンデンサや二次電池などの蓄電池から構成されており、商用系統500や太陽光発電システム14により充電が行われ、重要負荷16に対して放電を行う。
太陽光発電システム14は、直流から交流に変換し、第2施設内電力系統302に対して電力を供給する。
充放電ステーション15Aから充放電ステーション15Zの各々は、施設の駐車場に設置されており、それぞれ駐車する電気自動車40A、…、電気自動車40Zが接続される。この充放電ステーション15Aと電気自動車40Aとの接続は、充放電ステーション15Aのコネクタと電気自動車40Aに搭載された蓄電池401Aのコネクタとを専用ケーブルで電気的に接続することを意味している。
また、他の充放電ステーション15B(不図示)から充放電ステーション15Zと、電気自動車40B(不図示)から電気自動車40Zとの接続についても同様である。また、充放電ステーション15Aから充放電ステーション15Zの各々は、自身に電気自動車が接続されているか否かを示す接続情報を、マイクログリッド制御部11に対して出力する。このとき、充放電ステーション15Aから充放電ステーション15Zの各々は、電機自動車の蓄電池が接続されている場合、自身に接続されている電気自動車に搭載されている蓄電池の蓄電量のデータをこの接続情報に付加する。
重要負荷16は、第2施設内電力系統302に接続されており、停電またはその他の異常状態による商用系統の供給電力が低下したとしても、サーバなどの停止を行うことが困難な重要度の高い負荷である。
一般負荷17は、第1施設内電力系統301に接続されており、停電またはその他の異常状態により、商用系統500からの給電電力の電圧が低下した際、電力の供給が停止される、重要度の低い負荷である。
第2施設内電力系統302には、マスター電源13、充放電ステーション15Aから充放電ステーション15Z、太陽光発電システム14及び重要負荷16が接続されている。
次に、図2は、商用系統500が異常となった場合における、第1の実施形態の電力供給システム1による分割型電源による施設内の負荷に対する電力供給の動作例を示すフローチャートである。以下の説明において、マスター電源13は、例えば、定置用蓄電システムである。ここで、充放電ステーション15Aから充放電ステーション15Zの各々は、自身に電気自動車が接続されているか否かと、接続されている場合に接続されている電気自動車に搭載された蓄電池の蓄電量をマイクログリッド制御部11に対して、所定の時間周期で送信している。また、充放電ステーション15Aから充放電ステーション15Zの各々は、それぞれ電気自動車40A、…、電気自動車40Zが接続されている状態において、第2施設内電力系統302に接続されるスレーブ電源である。
ステップF1:
電圧計12は、商用系統500の電圧を測定する。
ステップF2:
次に、電圧計12は、測定した電圧が予め設定した閾値未満か否か、すなわち異常であるか否かの判定を行う。
このとき、電圧計12は、測定した電圧が閾値以上(異常でない)である場合、処理をステップF1に戻す。
一方、電圧計12は、測定した電圧が閾値未満である(異常である)場合、処理をステップF3へ進める。
ステップF3:
電圧計12は、商用系統500の電圧の低下を示す停電検出信号S1を、自立運転用遮断器18及びマイクログリッド制御部11の各々に対して出力する。
この停電検出信号S1が供給されることにより、自立運転用遮断器18は、接続点Qと第2施設内電力系統302との電気的な接続を遮断する。
ステップF4:
上記停電検出信号S1が供給されることにより、マイクログリッド制御部11は、マスター電源13に対し、運転モード切換え信号S2を出力する。
また、マイクログリッド制御部11は、充放電ステーション15Aから充放電ステーション15Zの各々に対して充放電指令値S3を出力する。
マイクログリッド制御部11は、マスター電源13が通常モードにある場合、上記運転モード切換え信号S2に対し、充放電を停止とする制御情報を含める。
同様に、マイクログリッド制御部11は、充放電ステーション15Aから充放電ステーション15Zの各々が通常モードにある場合、それぞれに出力する上記充放電指令値S3に対し、充電を停止させる制御情報を含める。
そして、マスター電源13は、上記運転モード切換え信号S2が供給された場合、第2施設内電力系統302からの充放電処理を停止する。
同様に、充放電ステーション15Aから充放電ステーション15Zの各々は、上記充放電指令値S3が供給された場合、第2施設内電力系統302からの充電処理を停止する。
ステップF5:
次に、マスター電源13は、運転モード切換え信号S2が供給された場合、第2施設内電力系統302に対して電力を供給(放電)する、もしくは電力を供給される(充電)とともに、商用系統500からアンシラリーサービスを受けるモードから、自身が第2施設内電力系統302に接続される充放電ステーション15Aから充放電ステーション15Zの各々に対してアンシラリーサービスを供給するモードとなる。
ステップF6:
充放電ステーション15Aから充放電ステーション15Zの各々は、マスター電源13のアンシラリーサービスにより、マスター電源13と系統連系を行い、第2施設内電力系統302に対して電力の供給を供給する(放電)、あるいは電力が供給される(充電)を開始する。
ステップF7:
マイクログリッド制御部11は、充放電ステーション15Aから充放電ステーション15Zの各々に接続されている、電気自走車40A、…、電気自走車40Zそれぞれの蓄電池の蓄電容量が予め設定した設定蓄電量未満であるか否かの判定を行う。
このとき、マイクログリッド制御部11は、電気自走車40A、…、電気自走車40Zにおいて、電力供給を行っている蓄電池におけるいずれかあるいは複数の蓄電池の蓄電容量が予め設定した設定蓄電量未満である場合、処理をステップF8へ進める。
一方、マイクログリッド制御部11は、電気自走車40A、…、電気自走車40Zにおいて、電力供給を行っている蓄電池におけるいずれの蓄電池の蓄電容量も予め設定した設定蓄電量以上である場合、処理をステップF9へ進める。
ステップF8:
マイクログリッド制御部11は、電力供給を行っている蓄電池の中で、蓄電容量が予め設定した設定蓄電量未満の蓄電池の搭載された電気自動車が接続されている充放電ステーションからの電力供給を停止させる。
そして、マイクログリッド制御部11は、電力供給を停止させて不足した電力量を、残りの稼働している充放電ステーションから供給させる電力量を増加させて補う。
ステップF9:
電圧計12は、商用系統500から施設内電力系統300へ供給される電力の電圧を測定する。
ステップF10:
次に、電圧計12は、測定した圧が予め設定した閾値未満か否か、すなわち異常であるか否かの判定を行う。
このとき、電力量計12は、測定した圧が閾値以上(異常でない)である場合、処理をステップF11に進める。
一方、電圧計12は、測定した圧が閾値未満である(異常である)場合、処理をステップF7へ戻す。
ステップF11:
電圧計12は、自立運転用遮断器18及びマイクログリッド制御部11の各々に対し商用系統500の圧の低下を示す停電検出信号S1の出力を停止する。
この停電検出信号S1が供給が停止されることにより、自立運転用遮断器18は、接続点Qと第2施設内電力系統302との電気的な接続を行う。
ステップF12:
上記停電検出信号S1の供給が停止されることにより、マイクログリッド制御部11は、マスター電源13に対し、運転モード切換え信号S2を出力する。
また、マイクログリッド制御部11は、充放電ステーション15Aから充放電ステーション15Zの各々に対して充放電指令値S3を出力する。
マスター電源13は、運転モード切換え信号S2が供給された場合、自身が第2施設内電力系統302に接続される充放電ステーション15Aから充放電ステーション15Zの各々に対してアンシラリーサービスを供給するモードから、商用系統500からアンシラリーサービスを受けるモードに変化する。
そして、マイクログリッド制御部11は、マスター電源13及び充放電ステーション15Aから充放電ステーション15Zの各々に対し、それぞれの蓄電量に応じて、充放電の制御を開始し、制御をステップF1に戻す。
本実施形態によれば、商用系統500との連系運転時において、商用系統500及び分散型電源(マスター電源13、充放電ステーション15A〜充放電ステーション15Z)から、一般負荷17及び重要負荷16に対して電力を供給し、商用系統500の異常時(自立運転時)には、マスター電源13が他のスレーブ電源に対してアンシラリーサービスを提供した状態において、それぞれの分散型電源から電力を供給することができるため、サーバなどの重要負荷16に対して、商用系統500と同様に高品質な電力供給を継続できる。
また、本実施形態によれば、マスター電源13に非常用の発電機または定置用蓄電システムを用いるため、複数の電気自動車の蓄電池を分割型電源として用いた場合においても、電気自動車が停止しているか否か、あるいは電気自動車の蓄電池の蓄電量の大小関係により、いずれをマスター電源にするかの複雑な制御ロジックを搭載することなく、複数の電気自動車の蓄電池を容易に分割型電源として活用することができる。
さらに、連系運転時に分散型電源(マスター電源13、充放電ステーション15A〜充放電ステーション15Z)の各々を活用してピークカット運転や電力変動補償運転等の各種制御を行うことにより、契約電力を削減することができる。
<第2の実施形態>
以下、図面を参照して、本発明の第2の実施形態について説明する。図3は、この発明の第2の実施形態による電力供給システム2の構成例を示す図である。図3において、図1と同様の構成については同一の符号を付している。
この図3において、電力供給システム2は、マイクログリッド制御部21と、停電検出制御部22と、定置用蓄電システム23と、太陽光発電システム14と、充放電ステーション15A、…、充放電ステーション15Z、重要負荷16、一般負荷17、自立運転用遮断器28、発電機29、遮断器30、PSW(電源遮断スイッチ)31及び保安・防災負荷32を備えている。また、施設内の電力系統である施設内電力系統300は、第1施設内電力系統301と第3施設内電力系統303とに、接続点Qにおいて分離している。また、第3施設内電力系統303と第2施設内電力系統302とはPSW31を介して接続される。
停電検出制御部22は、商用系統500から供給される電圧を測定し、測定した電圧が予め設定された閾値と比較を行い、測定した電圧が閾値未満である場合、マイクログリッド制御部21と自立運転用遮断器28との各々に対して、それぞれ停電検出信号S1を出力する。
マイクログリッド制御部21は、停電検出信号S1が供給された場合、定置用蓄電システム23に対し、運転モード切換え信号S2を出力し、一方、充放電ステーション15Aから充放電ステーション15Zの各々に対して充放電指令値S3を出力、また、PSW31に対して開閉信号S6を出力する。また、マイクログリッド制御部21は、発電機29の燃料の残量を検出した結果に対応して、発電機29に対して稼働制御信号S7を出力し、遮断器30に対して開閉制御信号S8を出力する。
自立運転用遮断器28は、商用系統500が異常であることを示す停電検出信号S1が停電検出制御部22から供給された場合、接続点Q(第1施設内電力系統301)と第3施設内電力系統303とを遮断(電気的に開放)する。
また、停電検出制御部22は、測定した電圧が閾値未満である場合、発電機29に対して稼働制御信号S4を出力し、遮断器30に対して開閉制御信号S5を出力する。
発電機29は、稼働制御信号S4が供給された場合、発電を開始して電力を供給するとともに、自身の発電に用いる燃料の残量を、マイクログリッド制御部21に対して出力する。
遮断器30は、遮断信号S5が停電検出制御部22から供給された場合、発電機29の出力端子と第3施設内電力系統303とを電気的に接続する。また、遮断器30は、開閉信号S8がマイクログリッド制御部21から供給された場合、発電機29の出力端子と第3施設内電力系統303とを遮断(電気的に接続)する。
PSW31は、マイクログリッド制御部21から供給される開閉信号S5により、第3施設内電力系統303と第2施設内電力系統302とを、電気的に接続あるいは電気的に開放(遮断)する。
第2施設内電力系統302には、定置用蓄電システム23、充放電ステーション15Aから充放電ステーション15Z、太陽光発電システム14及び重要負荷16が接続されている。
保安・防災負荷32は、第3施設内電力系統303に接続されており、一般負荷17より重要度が高く、重要負荷16より重要度が低い、防災負荷や保安負荷などの負荷である。
次に、図4は、商用系統500が異常となった場合における、第2の実施形態の電力供給システム2による分割型電源による施設内の負荷に対する電力供給の動作例を示すフローチャートである。以下の説明において、第1の実施形態と同様に、充放電ステーション15Aから充放電ステーション15Zの各々は、自身に電気自動車が接続されているか否かと、接続されている場合に接続されている電気自動車に搭載された蓄電池の蓄電量をマイクログリッド制御部21に対して、所定の時間周期で送信している。また、充放電ステーション15Aから充放電ステーション15Zの各々は、それぞれ電気自動車40A、…、電気自動車40Zが接続されている状態において、第2施設内電力系統302に接続されるスレーブ電源である。
ステップF21:
停電検出制御部22は、商用系統500から施設内電力系統300へ供給される電力の電圧を測定する。
ステップF22:
停電検出制御部22は、測定した電圧が予め設定した閾値未満か否か、すなわち異常であるか否かの判定を行う。
このとき、停電検出制御部22は、測定した電圧が閾値以上(異常でない)である場合、処理をステップF21に戻す。
一方、停電検出制御部22は、測定した電圧が閾値未満である(異常である)場合、処理をステップF23へ進める。
ステップF23:
停電検出制御部22は、商用系統500の電圧の低下を示す停電検出信号S1を、自立運転用遮断器18及びマイクログリッド制御部21の各々に対して出力する。
この停電検出信号S1が供給されることにより、自立運転用遮断器28は、接続点Qと第3施設内電力系統303との電気的な接続を遮断する。
そして、マイクログリッド制御部21は、停電検出制御部22から停電検出信号S1が供給されることにより、PSW31に対して、第3施設内電力系統303と第2施設内電力系統302とを切断させる開閉信号S6を出力する。
マイクログリッド制御部21から開閉信号S6が供給されると、PSW31は、第3施設内電力系統303と第2施設内電力系統302とを遮断する。
ステップF24:
次に、停電検出信号S1が供給されることにより、マイクログリッド制御部21は、定置用蓄電システム23に対し、運転モード切換え信号S2を出力する。
また、マイクログリッド制御部21は、充放電ステーション15Aから充放電ステーション15Zの各々に対して充放電指令値S3を出力する。
マイクログリッド制御部21は、定置用蓄電システム23が通常モードにある場合、上記運転モード切換え信号S2に対し、充電を停止とする制御情報を含める。
同様に、マイクログリッド制御部11は、充放電ステーション15Aから充放電ステーション15Zの各々が通常モードにある場合、それぞれに出力する上記充放電指令値S3に対し、充放電を停止させる制御情報を含める。
そして、定置用蓄電システム23は、上記運転モード切換え信号S2が供給された場合、第2施設内電力系統302からの充放電処理を停止する。
同様に、充放電ステーション15Aから充放電ステーション15Zの各々は、上記充放電指令値S3が供給された場合、第2施設内電力系統302からの充放電処理を停止する。
ステップF25:
次に、定置用蓄電システム23は、運転モード切換え信号S2が供給された場合、第2施設内電力系統302に対して電力を供給(放電)するとともに、商用系統500からアンシラリーサービスを受けるモードから、自身が第2施設内電力系統302に接続される充放電ステーション15Aから充放電ステーション15Zの各々に対してアンシラリーサービスを供給するモードとなる。
ステップF26:
充放電ステーション15Aから充放電ステーション15Zの各々は、マスター電源13のアンシラリーサービスにより、定置用蓄電システム23と系統連系を行い、第2施設内電力系統302に対して電力の供給(放電)を開始する。
ステップF27:
停電検出制御部22は、非常用の発電機29に対して稼働制御信号S4を出力するとともに、遮断器30に対して発電機29の出力と第3施設内電力系統303との接続を行わせる開閉制御信号S5を出力する。
稼働制御信号S4が供給されると、発電機29は、発電を開始して、発電した電力をアンシラリーサービスを提供しつつ出力する。
開閉制御信号S5が供給されると、遮断器30は、閉(接続)状態となり、発電機29の出力と第3施設内電力系統303とを電気的に接続する。
これにより、発電機29は、第3施設内電力系統303に対し、発電した電力をアンシラリーサービスを提供しつつ出力する。
ステップF28:
次に、マイクログリッド制御部21は、停電検出信号S1が供給されてから所定の時間経過後に、第3施設内電力系統303と第2施設内電力系統302とを接続させる開閉信号S6を、PSW31に対して出力する。このとき、マイクログリッド制御部21は、定置用蓄電システム23に対し、マスター電源を変更する運転モード切換え信号S2を出力する。
これにより、マイクログリッド制御部21から開閉信号S6が供給されると、PSW31は、第3施設内電力系統303と第2施設内電力系統302とを電気的に接続する。
ステップF29:
次に、定置用蓄電システム23は、上記運転モード切換え信号S2が供給された場合、第2施設内電力系統302に対して電力を供給(放電)を継続し、自身が第2施設内電力系統302に接続される充放電ステーション15Aから充放電ステーション15Zの各々に対してアンシラリーサービスを供給するモードから、充放電ステーション15Aから充放電ステーション15Zの各々と同様に、発電機29からアンシラリーサービスを受けるモードとなる。
これ以降、マイクログリッド制御部21は、商用系統500との系統連系している場合と同様に、定置用蓄電システム23及び充放電ステーション15Aから充放電ステーション15Zに対する充放電の制御を行う。
ステップF30:
マイクログリッド制御部21は、充放電ステーション15Aから充放電ステーション15Zの各々に接続されている、電気自走車40A、…、電気自走車40Zそれぞれの蓄電池の蓄電容量が予め設定した設定蓄電量未満であるか否かの判定を行う。
このとき、マイクログリッド制御部21は、電気自走車40A、…、電気自走車40Zにおいて、電力供給を行っている蓄電池におけるいずれかあるいは複数の蓄電池の蓄電容量が予め設定した設定蓄電量未満である場合、処理をステップF31へ進める。
一方、マイクログリッド制御部21は、電気自走車40A、…、電気自走車40Zにおいて、電力供給を行っている蓄電池におけるいずれの蓄電池の蓄電容量も予め設定した設定蓄電量以上である場合、処理をステップF34へ進める。
ステップF31:
マイクログリッド制御部21は、電力供給を行っている蓄電池の中で、蓄電容量が予め設定した設定蓄電量未満の蓄電池の搭載された電気自動車が接続されている充放電ステーションからの電力供給を停止させる。
そして、マイクログリッド制御部21は、電力供給を停止させて不足した電力量を、残りの稼働している充放電ステーションから供給させる電力量を増加させて補う。
ステップF32:
次に、マイクログリッド制御部21は、検出した発電機29の燃料の残量と、予め設定した設定残量との比較を行う。
このとき、マイクログリッド制御部21は、検出した燃料の残量が設定残量以上の場合、処理をステップF34へ進める。
一方、マイクログリッド制御部21は、検出した燃料の残量が設定残量未満の場合、処理をステップF33へ進める。
ステップF33:
マイクログリッド制御部21は、発電機29に対し、稼働を停止させる稼働制御信号S7を出力するとともに、PSW31に対し、第3施設内電力系統303と第2施設内電力系統302とを切断する開閉制御信号S6を出力する。
これにより、発電機29は発電を停止し、PSWは第3施設内電力系統303と第2施設内電力系統302とを切断する。
また、遮断器30に対し、遮断器30に対し、発電機29の出力と、第3施設内電力系統303とを切断する開閉制御信号S8を出力する。これにより、遮断器30は、第3施設内電力系統303とを切断する。
また、マイクログリッド制御部21は、定置用蓄電システム23に対し、運転モード切換え信号S2を出力する。
定置用蓄電システム23は、上記運転モード切換え信号S2が供給された場合、第2施設内電力系統302に対して電力を供給(放電)を継続し、発電機29からアンシラリーサービスを受けるモードから、充放電ステーション15Aから充放電ステーション15Zの各々に対してアンシラリーサービスを供給するモードとなる。
ステップF34:
停電検出制御部22は、商用系統500から施設内電力系統300へ供給される電力の電圧を測定する。
ステップF35:
次に、停電検出制御部22は、測定した電圧が予め設定した閾値未満か否か、すなわち異常であるか否かの判定を行う。
このとき、停電検出制御部22は、測定した電圧が閾値以上(異常でない)である場合、処理をステップF30に戻る。
一方、停電検出制御部22は、測定した電圧が閾値未満である(異常である)場合、処理をステップF36へ進める。
ステップF36:
次に、停電検出制御部22は、発電機29に対し、発電を停止させる稼働制御信号S4を出力する。
これにより、発電機29は、発電を停止する。なお、すでに燃料が枯渇し、マイクログリッド制御部21により、発電機29が停止させられていても、停電検出制御部22は、発電機29に対し、発電を停止させる稼働制御信号S4を出力する。
また、停電検出制御部22は、マイクログリッド制御部21及び自立運転用遮断器28の各々に対し、停電検出信号S1の出力を停止する。
ステップF37:
停電検出信号S1の出力が供給されなくなることにより、自立運転用遮断器28は、接続点Qと、第3施設内電力系統303とを電気的に接続する。
同様に、マイクログリッド制御部21は、PSW31に対し、第3施設内電力系統303と、第2施設内電力系統302とを接続させる開閉制御信号S6を出力する。
これにより、PSW31は、第3施設内電力系統303と、第2施設内電力系統302とを接続させる。
ステップF38:
定置用蓄電システム23は、第2施設内電力系統302に対して電力を供給(放電)を継続し、自身が第2施設内電力系統302に接続される充放電ステーション15Aから充放電ステーション15Zの各々に対してアンシラリーサービスを供給するモードから、充放電ステーション15Aから充放電ステーション15Zの各々と同様に、商用系統500からアンシラリーサービスを受けるモードとなる。
以降、定置用蓄電システム23及び充放電ステーション15Aから充放電ステーション15Zの各々は、商用系統500と系統連系を行う状態となる。
本実施形態によれば、商用系統500との連系運転時において、商用系統500及び分散型電源(マスター電源13、充放電ステーション15A〜充放電ステーション15Z)から、一般負荷17、重要負荷16及び保安・防災負荷32に対して電力を供給し、商用系統500の異常時(自立運転時)には、定置用蓄電システム23が他のスレーブ電源に対してアンシラリーサービスを提供した状態において、それぞれの分散型電源から電力を供給し、発電機29が安定した電力供給が行えるようになると、アンシラリーサービスを発電機29が行うように変更することが可能であり、サーバなどの重要負荷16に対して、商用系統500と同様に高品質な電力供給を継続できる。
また、本実施形態によれば、発電機29の燃料が枯渇して停止するまで、保安・防災負荷32に対しても電力が供給されるため、保安及び防災設備の使用が可能となり、非常時に対する対応が行い易くなる。
また、本実施形態によれば、マスター電源として非常用の発電機29または定置用蓄電システム23を用いるため、複数の電気自動車の蓄電池を分割型電源として用いた場合においても、電気自動車が停止しているか否か、あるいは電気自動車の蓄電池の蓄電量の大小関係により、いずれをマスター電源にするかの複雑な制御ロジックを搭載することなく、複数の電気自動車の蓄電池を容易に分割型電源として活用することができる。
さらに、連系運転時に分散型電源(マスター電源13、充放電ステーション15A〜充放電ステーション15Z)の各々を活用してピークカット運転や電力変動補償運転等の各種制御を行うことにより、契約電力を削減することができる。
また、上述した第2実施形態において、定置用蓄電システム23または発電機29のいずれか一方のみを設ける構成としても良い。
例えば、第2の実施形態において、発電機29が設けられておらず、定置用蓄電システム23が設けられている場合、発電機29に切換えることなく、定置用蓄電システム23を、継続してマスター電源として使用する。
一方、第2の実施形態において、定置用蓄電システム23が設けられておらず、発電機29が設けられている場合、停電時に発電機29が起動された後(所定時間後、例えば40秒後)、この発電機29をマスター電源として使用する。
また、図1におけるマイクログリッド制御部11と、図3におけるマイクログリッド制御部21及び停電検出制御部22の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより自立範囲(第2施設内電力系統302に接続される各部)内における電力供給の供給の制御の処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
以上、この発明の実施形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
1,2…電力供給システム
11,21…マイクログリッド制御部
12…電圧計
13…マスター電源
14…太陽光発電システム
15A,15Z…充放電ステーション
16…重要負荷
17…一般負荷
18,28…自立運転用遮断機
22…停電検出制御部
23…定置用蓄電システム
29…発電機
30…遮断器
31…PSW
32…保安・防災負荷
301…第1施設内電力系統
302…第2施設内電力系統
303…第3施設内電力系統
40A,40Z…電気自動車
401A,401Z…蓄電池
500…商用系統
Q1…接続点

Claims (5)

  1. 複数の電気自動車の蓄電池の各々を施設における分散型電源として用いる電力供給システムであり、
    前記蓄電池各々と施設における負荷が接続された施設内電力系統との間における充電及び放電の制御を行う充放電ステーションと、
    商用系統からの電力供給が停止された際、前記施設内電力系統に接続される前記充放電ステーションに対し、アンシラリーサービスを提供するマスター電源と、
    前記商用系統からの電力供給の停止により、前記マスター電源及び前記充放電ステーションから前記施設内電力系統に対する電力供給を開始させるマイクログリッド制御部と
    を備えることを特徴とする電力供給システム。
  2. 前記マスター電源が定置用蓄電池あるいは発電機であることを特徴とする請求項1に記載の電力供給システム。
  3. 前記発電機及び前記定置用蓄電池とのいずれかあるいは双方が設けられており、
    前記発電機及び前記定置用蓄電池の双方が設けられている場合、
    前記マイクログリッド制御部が、
    商用系統からの電力供給が停止された際、前記発電機を稼働させるとともに、前記定置用蓄電池を前記マスター電源とし、所定の時間が経過した後、前記定置用蓄電池から前記発電機にマスター電源の機能を移行し、
    前記発電機が設けられている場合、
    商用系統からの電力供給が停止された際、前記発電機を稼働させて、当該発電機を前記マスター電源とし、
    前記定置用蓄電池が設けられている場合、
    商用系統からの電力供給が停止された際、前記定置用蓄電池を前記マスター電源とする
    ことを特徴とする請求項2に記載の電力供給システム。
  4. 前記負荷としては一般負荷と重要負荷とがあり、
    前記施設内電力系統において、前記一般負荷が接続されている第1施設内電系統と前記重要負荷が接続されている第2施設内電力系統との間に自立運転用遮断器が設けられており、
    前記自立運転用遮断器が、商用系統からの電力供給が停止された際、前記第1施設内電系統と前記第2施設内電力系統とを遮断し、
    前記マスター電源と前記充放電ステーションとが、前記第2施設内電力系統に対して電力供給を行う
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の電力供給システム。
  5. 複数の電気自動車の蓄電池の各々を施設における分散型電源として用いる電力供給方法であり、
    充放電ステーションが、前記蓄電池各々と施設における負荷が接続された施設内電力系統との間における充電及び放電の制御を行う過程と、
    マスター電源が、商用系統からの電力供給が停止された際、前記施設内電力系統に接続される前記充放電ステーションに対し、アンシラリーサービスを提供する過程と、
    マイクログリッド制御部が、前記商用系統からの電力供給の停止により、前記マスター電源及び前記充放電ステーションから前記施設内電力系統に対する電力供給を開始させる過程と
    を有することを特徴とする電力供給方法。
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