JP3143980B2 - Ccdシフトレジスタ - Google Patents

Ccdシフトレジスタ

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JP3143980B2 JP03237218A JP23721891A JP3143980B2 JP 3143980 B2 JP3143980 B2 JP 3143980B2 JP 03237218 A JP03237218 A JP 03237218A JP 23721891 A JP23721891 A JP 23721891A JP 3143980 B2 JP3143980 B2 JP 3143980B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CCDシフトレジスタ
に関し、特にCCD固体撮像素子の水平転送部として用
いて好適な2相駆動のCCDシフトレジスタの構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】図3に、例えばインターライン転送方式
CCD固体撮像素子の構成の一例を示す。同図におい
て、入射光を画素単位で信号電荷に変換して蓄積する二
次元配列された複数個のフォトセンサ31と、これらフ
ォトセンサ31の垂直列毎に配されかつ読出しゲート3
2を介して読み出された信号電荷を垂直方向に転送する
垂直CCDシフトレジスタ(以下、単に垂直CCDと称
する)33とによって撮像領域34が構成されている。
【0003】垂直CCD33に読み出された信号電荷
は、1走査線毎に順に水平CCDシフトレジスタ(以
下、単に水平CCDと称する)35へ転送される。水平
CCD35は、水平転送クロックφ1,φ2によって2
相駆動され、垂直CCD33から転送された1走査線分
の信号電荷を水平方向に転送する。水平CCD35の出
力端には、例えばFDA(Floating Diffusion Amplifie
r)構成の電荷検出部36が配されている。この電荷検出
部36は水平CCD35によって転送されてきた信号電
荷を検出して電圧信号に変換する。
【0004】水平CCD35である2相CCDシフトレ
ジスタにおいては、図4に示すように、p型不純物(例
えば、ボロン)を拡散させてポテンシャル調整用不純物
領域41を形成し、複数段配列された2層構造の一対の
ゲート電極(第1,第2ポリシリコンゲート電極13,
14)列からなる電荷転送部15の全体のポテンシャル
を浅くすることにより、電荷転送部15のポテンシャル
が深くなり過ぎないようにしている。その後、n型不純
物(例えば、リン)を一部領域、即ち電荷転送部15の
蓄積段の下方領域に拡散させることにより、図5に示す
如き所望のポテンシャル分布を得ている。
【0005】図5に示すポテンシャル分布では、電荷転
送部15からFD領域21への信号電荷の転送を考える
と、電荷転送部15の最終段の駆動バイアスは、“L”
レベルよりもさらに浅くなければならない。一方、出力
ゲート(OG)部16のポテンシャルはFD領域21の
ダイナミックレンジが確保できる程度に浅ければ充分で
あり、自由に調整できる方が便利である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た構造の従来のCCDシフトレジスタでは、出力ゲート
部16のポテンシャルを不純物濃度により調整しようと
した場合、マスクずれの検討が必要となり、現在の技術
では実施することはかなり困難であり、従って、この出
力ゲート部16のポテンシャルは外部から与えるバイア
ス電圧VOGによって調整せざるを得なかった。
【0007】本発明は、上述した点に鑑みてなされたも
のであって、出力ゲート部のポテンシャルをある範囲に
おいて自由に調整することを可能としたCCDシフトレ
ジスタを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によるCCDシフ
トレジスタは、複数段配列され、転送段となる第1のゲ
ート電極及び蓄積段となる第2のゲート電極により構成
される一対のゲート電極列からなる電荷転送部と、この
電荷転送部の最終段に転送されてきた信号電荷を電荷検
出部に出力する出力ゲート部と、電荷転送部及び出力ゲ
ート部のポテンシャルを調整するための不純物領域とを
具備し、この不純物領域が、電荷転送部から出力ゲート
部下に亘って形成された1層目の不純物領域と、電荷転
送部の最終段の前記第1のゲート電極の途中まで形成さ
れた2層目の不純物領域とからなる構成となっている。
【0009】
【作用】本発明によるCCDシフトレジスタにおいて、
電荷転送部及び出力ゲート部のポテンシャルを調整する
ための不純物領域を2層構造とし、そのイオン注入工程
をいわゆる2度打ちとすることで、1層目の不純物濃度
の選定によって出力ゲート部下のポテンシャルをある範
囲において自由に調整可能となる。その結果、出力ゲー
ト部のポテンシャルを、出力ゲート電極をアース(GN
D)に接続したまま、電荷検出部のFD領域のダイナミ
ックレンジを確保しつつ、電荷転送部の最終段から出力
ゲート部を介してのFD領域への信号電荷の転送も問題
なく行えるポテンシャルに設定することが可能となる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1は、本発明によるCCDシフトレジス
タの一実施例を示す最終段周辺の断面構造図である。図
において、例えばn型半導体基板11に、ドナーとアク
セプタをイオン注入することによってnpn構造が造ら
れている。そして、基板表面上に、絶縁層12を介して
複数段配列される2層構造の一対のゲート電極列、即ち
第1ポリシリコンゲート電極(転送段)13及び第2ポ
リシリコンゲート電極(蓄積段)14の列からなる電荷
転送部15のポテンシャルが深くなり過ぎないように、
基板表面側からp型不純物(例えば、ボロン)をイオン
注入してポテンシャルを調整するための不純物領域を形
成する。
【0011】このポテンシャル調整用不純物領域を形成
するためのイオン注入工程は、いわゆる2度打ちによっ
て行われる。すなわち、1度目のイオン注入によって先
ず、電荷転送部15から出力ゲート部16下に亘って1
層目の不純物領域17を形成し、続いて2度目のイオン
注入によって、電荷転送部15の最終段の転送段(1層
目のポリシリコンゲート電極13)の途中まで2層目の
不純物領域18を形成する。
【0012】ここで、電荷転送部15のポテンシャル設
定に必要な不純物濃度をPA、1層目の不純物領域17
の不純物濃度を1PA、2層目の不純物領域18の不純
物濃度を2PAとすると、1層目の不純物領域17の不
純物濃度1PAは、PA=1PA+2PAなる関係を満
たす範囲において自由に設定可能であり、出力ゲート部
16のポテンシャルに対応して選定される。
【0013】その後、電荷転送部15の蓄積段(2層目
のポリシリコンゲート電極14)の下方に、n型不純物
(例えば、リン)を2工程にて拡散させ、n型不純物領
域19,20を形成することにより、図2に示す如きポ
テンシャル分布を得る。この蓄積段下方のポテンシャル
分布によれば、取扱電荷量の減少を抑えつつ転送効率が
図れることになる。なお、電荷転送部15の最終段の蓄
積段には、2層目の不純物領域18が存在しないことか
ら、その分だけn型の不純物濃度を薄くする必要がある
ため、最終段の蓄積段の下方には、1工程分のn型不純
物濃度19のみが存在する。
【0014】上述したように、ポテンシャル調整用イオ
ン注入工程を2度打ちとし、1層目の不純物濃度の選定
によって出力ゲート部16下のポテンシャルをある範囲
において自由に調整できるようにしたことにより、出力
ゲート部16下のポテンシャルを、出力ゲート電極をア
ース(GND)に接続したまま、FD領域21のダイナ
ミックレンジを確保しつつ、図2から明らかなように、
電荷転送部15の最終段から出力ゲート部16を介して
のFD領域21への信号電荷の転送も問題なく行えるポ
テンシャルに設定できることになる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
電荷転送部及び出力ゲート部のポテンシャルを調整する
ための不純物領域を、電荷転送部から出力ゲート部下に
亘って形成された1層目の不純物領域と、電荷転送部の
最終段の第1のゲート電極の途中まで形成された2層目
の不純物領域とからなる2層構造とし、そのイオン注入
工程を2度打ちとしたので、1層目の不純物濃度の選定
によって出力ゲート部下のポテンシャルをある範囲にお
いて自由に調整できることになる。
【0016】これにより、出力ゲート部のポテンシャル
を、出力ゲート電極をアース(GND)に接続したま
ま、電荷検出部のFD領域のダイナミックレンジを確保
しつつ電荷転送部の最終段から出力ゲート部を介しての
FD領域への信号電荷の転送も問題なく行えるポテンシ
ャルに設定することが可能となる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるCCDシフトレジスタの一実施例
を示す電荷転送部の最終段周辺の断面構造図である。
【図2】本発明によるCCDシフトレジスタにおけるポ
テンシャル分布図である。
【図3】インターライン転送方式CCD固体撮像素子の
一例を示す構成図である。
【図4】CCDシフトレジスタの従来例を示す電荷転送
部の最終段周辺の断面構造図である。
【図5】従来のCCDシフトレジスタにおけるポテンシ
ャル分布図である。
【符号の説明】
11 n型半導体基板 13 第1ポリシリコンゲート電極(転送段) 14 第2ポリシリコンゲート電極(蓄積段) 15 電荷転送部 16 出力ゲート部 17 ポテンシャル調整用不純物領域(1層目) 18 ポテンシャル調整用不純物領域(2層目) 21 FD領域

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数段配列され、転送段となる第1のゲ
    ート電極及び蓄積段となる第2のゲート電極により構成
    される一対のゲート電極列からなる電荷転送部と、 前記電荷転送部の最終段に転送されてきた信号電荷を電
    荷検出部に出力する出力ゲート部と、 前記電荷転送部及び前記出力ゲート部のポテンシャルを
    調整するためのポテンシャル調整用不純物領域とを具備
    し、 前記ポテンシャル調整用不純物領域は、前記電荷転送部
    から前記出力ゲート部下に亘って形成された1層目の不
    純物領域と、前記電荷転送部の最終段の前記第1のゲー
    ト電極の途中まで形成された2層目の不純物領域とから
    なることを特徴とするCCDシフトレジスタ。
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