JP3018676B2 - 電荷転送装置 - Google Patents

電荷転送装置

Info

Publication number
JP3018676B2
JP3018676B2 JP3301024A JP30102491A JP3018676B2 JP 3018676 B2 JP3018676 B2 JP 3018676B2 JP 3301024 A JP3301024 A JP 3301024A JP 30102491 A JP30102491 A JP 30102491A JP 3018676 B2 JP3018676 B2 JP 3018676B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
charge
section
gate
charge transfer
charge detection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP3301024A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05115042A (ja
Inventor
和司 和田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP3301024A priority Critical patent/JP3018676B2/ja
Publication of JPH05115042A publication Critical patent/JPH05115042A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3018676B2 publication Critical patent/JP3018676B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
  • Solid State Image Pick-Up Elements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電荷転送装置に関し、
特にCCD固体撮像素子の水平転送部として用いて好適
電荷転送装置の出力部の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図6に、例えばインターライン転送方式
CCD固体撮像素子の構成の一例を示す。同図におい
て、入射光を画素単位で信号電荷に変換して蓄積する二
次元配列された複数個のフォトセンサ61と、これらフ
ォトセンサ61の垂直列毎に配されかつ読出しゲート6
2を介して読み出された信号電荷を垂直方向に転送する
垂直CCDシフトレジスタ(以下、単に垂直CCDと称
する)63とによって撮像領域64が構成されている。
【0003】垂直CCD63に読み出された信号電荷
は、1走査線毎に順に水平CCDシフトレジスタ(以
下、単に水平CCDと称する)65へ転送される。水平
CCD65は、水平転送クロックφ1,φ2によって2
相駆動され、垂直CCD63から転送された1走査線分
の信号電荷を水平方向に転送する。水平CCD65の出
力端には、例えばFDA(Floating Diffusion Amplifie
r)構成の電荷検出部66が配されている。この電荷検出
部66は水平CCD65によって転送されてきた信号電
荷を検出して電圧信号に変換する。
【0004】水平CCD65である2相CCDシフトレ
ジスタは、図7に示すように、複数段配列された2層構
造の一対のゲート電極(第1,第2ポリシリコンゲート
電極13,14)列からなる電荷転送部15と、この電
荷転送部15の最終段に転送されてきた信号電荷をFD
(フローティング・ディフュージョン)からなる電荷検
出部18に出力する出力ゲート部16とから構成され、
第2ポリシリコンゲート電極14の下にP型不純物71
を拡散させることにより、所望のポテンシャル分布を得
ている。
【0005】ところで、CCD固体撮像素子の光電変換
特性は、一般的に、図8に実線で示す如き特性であり、
一方写真撮影で用いられるフィルムの感度特性は、同図
に破線で示す如き特性である。この図からわかるよう
に、フィルムの感度はCCD固体撮像素子と比較する
と、暗い部分と明るい部分において感度が下がってお
り、これがフィルムのダイナミックレンジが広い要因と
なっている。この感度性のため、フィルム撮影では、明
るい部分と暗い部分を撮影したときにも、極端に白がと
んでしまうとか、黒がつぶれてしまうようなことは少な
い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
CCDシフトレジスタを用いたCCD固体撮像素子にあ
っては、図8から明らかなように、ダイナミックレンジ
が狭く、突然感度がなくなってしまうため、いわゆる白
とびや黒つぶれ現象が起こり易く、明るさに対しては非
常に神経を使う必要があり、例えば静止画用撮像装置に
CCD固体撮像素子を使う場合、この特性は非常に使い
にくいものとなっていた。
【0007】本発明は、上述した点に鑑みてなされたも
のであって、電荷検出部の変換効率が電荷の量に応じて
変化可能であって、特に静止画用途の固体撮像素子に適
した電荷転送装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による電荷転送装
は、半導体基板表面上に複数段配列された2層構造の
一対のゲート電極列を有する電荷転送部と、この電荷転
送部の最終段を構成する出力ゲート部と、この出力ゲー
ト部を通して転送されてきた信号電荷を検出する電荷検
出部と、出力ゲート部と電荷検出部との間の半導体基板
表面上に設けられ、かつ電荷検出部に供給される信号電
荷の量に対応したバイアス電圧が印加されるゲート電極
およびこのゲート電極下の半導体基板表面内に設けられ
て電荷検出部側が深くなる階段状のポテンシャルを形成
する不純物領域からなるコントロールゲート部とを具
る構成となっている。
【0009】
【作用】電荷検出部の検出感度がその検出部を構成する
FDの容量に反比例することから、電荷転送部の最終段
を構成する出力ゲート部の後段に、感度調整用のコント
ロールゲート部を設け、このコントロールゲート部のゲ
ート電極に任意のバイアス電圧を印加することにより、
FDの容量が変化する。したがって、信号電荷の量が多
くなる状態において、その電荷量に対応したバイアス電
圧をコントロールゲート部のゲート電極に印加すること
で、電荷検出部の変換効率を電荷の量に応じて変化させ
ることができる。また、この変換効率は、あるバイアス
電圧に対して、ゲート電極下に形成されるポテンシャル
段差の数に応じて変化する。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1は、本発明によるCCDシフトレジス
タの一実施例を示す最終段周辺の断面構造図である。図
において、例えばn型半導体基板11の基板表面上に
は、絶縁層12を介して2層構造の一対のゲート電極、
即ち1層目の第1ポリシリコンゲート電極(蓄積段)1
3及び2層目の第2ポリシリコンゲート電極(転送段
14が複数段配列されて電荷転送部15を構成してい
る。
【0011】この電荷転送部15において、その最終段
は2層目の第2ポリシリコンゲート電極によって出力ゲ
ート部16が構成され、この出力ゲート部16の後段に
はさらに、感度調整用に1層目の第1ポリシリコンゲー
ト電極からなるコントロールゲート部17が設けられて
いる。そして、このコントロールゲート部17に対して
任意のバイアス電圧VSCG を印加することにより、FD
(フローティング・ディフュージョン)からなる電荷検
出部18の感度、換言すれば電荷検出部18の変換効率
を変化させることができる。
【0012】次に、電荷検出部18の変換効率を変化さ
せることができる原理について説明する。現在、CCD
固体撮像素子の殆どはFDによって電荷検出を行ってい
る。この電荷検出感度はFDの容量に反比例するので、
この容量を変化させることができれば、電荷検出部18
の変換効率を変化させることができる。
【0013】図2に、コントロールゲート部17に任意
のバイアス電圧VSCG を印加したときのポテンシャル図
を示す。同図において、電荷の量が少なく、図中Aの領
域にのみ電荷が溜まっている場合のFDの容量をC1
電荷の量が多く、図中Bの領域まで電荷が溜まっている
状態でのFDの容量をC2 とすると、図から明らかなよ
うに、C1 <C2 である。すなわち、電荷量によってF
Dの容量が変化し、したがって電荷検出部18の変換効
率が変化することになる。
【0014】本構造における光に対する感度(光電変
換)の特性を図3に示す。同図において、感度が変化す
る点Pは、コントロールゲート部17に印加するバイア
ス電圧VSCG によって調整可能である。これにより、あ
る程度明るい領域まで高感度を保ちたい場合は、コント
ロールゲート部17のポテンシャルを浅く設定し、早め
に感度を落としたい場合は、コントロールゲート部17
のポテンシャルを深く設定するなどの調整が可能とな
る。
【0015】図4は、本発明によるCCDシフトレジス
タの他の実施例を示す最終段周辺の断面構造図である。
同図において、図1と同等部分には同一符号を付し、そ
の説明は省略する。本実施例においては、コントロール
ゲート部17の下にn型不純物領域19を形成すること
により、図5のポテンシャル図に示すように、コントロ
ールゲート部17の下のポテンシャルを階段状に変化さ
せた構成となっている。この階段の段数は何段でも構わ
ない。
【0016】このように、コントロールゲート部17の
下のポテンシャルを階段状に変化させた構造とすること
により、感度変化をさらにきめ細かく設定できることか
ら、図8に破線で示したフィルムの感度特性により近づ
けることができる。なお、本例においては、n型不純物
によってポテンシャルを深くしているが、p型不純物に
よっても同等なポテンシャルを得ることができることは
明らかであり、いずれを用いても良いことは勿論であ
る。また、本発明例では、コントロールゲート部17と
電荷検出部18の間に絶縁膜を設けてあるが、これは無
くても本発明の特性を実現する上では何ら問題とならな
い。
【0017】なお、上記各実施例では、コントロールゲ
ート部17を1つ設ける構成としたが、コントロールゲ
ート部17を複数個設けることにより、色信号処理にお
けるγ補正などに応用することも可能である。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
電荷転送部の最終段を構成する出力ゲート部の後段に、
感度調整用のコントロールゲート部を設け、このコント
ロールゲート部のゲート電極に対して、電荷検出部に供
給される信号電荷の量に対応したバイアス電圧を印加す
るように構成したことにより、電荷検出部の変換効率を
電荷量に応じて変化させることができるので、電荷量の
多いところでは電荷検出部の感度が下がり、非常に明る
い領域でのダイナミックレンジが広がり、特に静止画用
途の固体撮像素子に最適となる効果がある。また、ある
バイアス電圧に対して変換効率がゲート電極下に形成さ
れるポテンシャル段差の数に応じて変化することから、
感度変化をよりきめ細かく設定できるため、電荷検出部
の変換特性をフィルムの感度特性により近づけることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるCCDシフトレジスタの一実施例
を示す電荷転送部の最終段周辺の断面構造図である。
【図2】一実施例によるCCDシフトレジスタのポテン
シャル分布図である。
【図3】本発明による光電変換特性図である。
【図4】本発明によるCCDシフトレジスタの他の実施
例を示す電荷転送部の最終段周辺の断面構造図である。
【図5】他の実施例によるCCDシフトレジスタのポテ
ンシャル分布図である。
【図6】インターライン転送方式CCD固体撮像素子の
一例を示す構成図である。
【図7】CCDシフトレジスタの従来例を示す電荷転送
部の最終段周辺の断面構造図である。
【図8】CCD固体撮像素子の光電変換及びフィルムの
感度の各特性図である。
【符号の説明】
11 n型半導体基板 13 第1ポリシリコンゲート電極(転送段) 14 第2ポリシリコンゲート電極(蓄積段) 15 電荷転送部 16 出力ゲート部 17 コントロールゲート部 18 電荷検出部 19 n型不純物領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/30 - 5/335 H01L 21/339 H01L 29/762

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板表面上に複数段配列された2
    層構造の一対のゲート電極列を有する電荷転送部と、 前記電荷転送部の最終段を構成する出力ゲート部と、 前記出力ゲート部を通して転送されてきた信号電荷を
    出する電荷検出部と、 前記出力ゲート部と前記電荷検出部との間の半導体基板
    表面上に設けられ、かつ前記電荷検出部に供給される信
    号電荷の量に対応した バイアス電圧が印加されるゲート
    電極およびこのゲート電極下の半導体基板表面内に設け
    られて前記電荷検出部側が深くなる階段状のポテンシャ
    ルを形成する不純物領域からなるコントロールゲート部
    とを具備することを特徴とする電荷転送装置
JP3301024A 1991-10-21 1991-10-21 電荷転送装置 Expired - Fee Related JP3018676B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3301024A JP3018676B2 (ja) 1991-10-21 1991-10-21 電荷転送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3301024A JP3018676B2 (ja) 1991-10-21 1991-10-21 電荷転送装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05115042A JPH05115042A (ja) 1993-05-07
JP3018676B2 true JP3018676B2 (ja) 2000-03-13

Family

ID=17891931

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3301024A Expired - Fee Related JP3018676B2 (ja) 1991-10-21 1991-10-21 電荷転送装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3018676B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05115042A (ja) 1993-05-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0854516B1 (en) Partially pinned photodiode for solid state image sensors
US7636115B2 (en) High dynamic range imaging device using multiple pixel cells
JP4154165B2 (ja) 光電変換素子及びそれを用いた固体撮像装置、カメラ及び画像読み取り装置
JPH01147861A (ja) 固体撮像装置
JPS5819080A (ja) 固体撮像素子
JP3337976B2 (ja) 撮像装置
JP2006108379A (ja) 固体撮像素子及びその駆動方法
JPH05137072A (ja) 固体撮像装置
JP3143979B2 (ja) Ccdシフトレジスタ
US5291044A (en) Image sensor with continuous time photodiode
US20050104989A1 (en) Dual-type solid state color image pickup apparatus and digital camera
JP3141940B2 (ja) カラーリニアイメージセンサ
JP3018676B2 (ja) 電荷転送装置
JPH0758308A (ja) 固体撮像素子
JP3189327B2 (ja) 電荷検出装置
US7372496B2 (en) Solid-state image capturing device and imaging apparatus using the same
KR100247831B1 (ko) 고체촬상장치
JPH06334166A (ja) 固体撮像装置
JPH0425714B2 (ja)
JP3143980B2 (ja) Ccdシフトレジスタ
JPH05243546A (ja) 固体撮像装置
JP2848435B2 (ja) 固体撮像素子
JPS62206878A (ja) 固体撮像素子
Kecskemety et al. Very high resolution 8,002-pixel trilinear color image sensor
JPS5969964A (ja) 固体撮像装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080107

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090107

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100107

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees