JP3143597B2 - 押入れ組立据付方法 - Google Patents

押入れ組立据付方法

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JP3143597B2
JP3143597B2 JP08332804A JP33280496A JP3143597B2 JP 3143597 B2 JP3143597 B2 JP 3143597B2 JP 08332804 A JP08332804 A JP 08332804A JP 33280496 A JP33280496 A JP 33280496A JP 3143597 B2 JP3143597 B2 JP 3143597B2
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純久 尾崎
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株式会社カタオカ
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、押入れ組立据付方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】中段棚や天袋棚を有する従来の押入れ構
造は、この中段棚や天袋棚が、間仕切木軸組みを行った
後に形成された後壁と左右側壁に取付けられるものであ
った。また、住宅(例えばマンション)建築時に於て、
躯体工事後の押入れの造作を行う場合、墨出しを行い、
額縁取付けを行った後、ウレタン塗料による吹付けを行
い、乾燥後にユニットバスを据付け、その後、各部屋に
区画するための間仕切木軸組みが行われる。そして、各
部屋の出入口枠を取付けた後、押入れの造作が行われて
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、(従来
の)押入れの造作は、熟練の大工職人でなければ綺麗に
仕上げることが困難であり、また、熟練の大工職人であ
っても手間を要するものであった。また、大きなユニッ
トバスを据付けるまで───額縁取付けからユニットバ
ス据付工事までの4日〜7日間───は間仕切木軸組み
から先の大工工事が行えず、そのため押入れの造作も先
に進めることができなかった。つまり、大工工事が一旦
ストップしてしまうため、建築工事の作業能率の低下
(工期の長期化)を招いていた。
【0004】そこで、本発明は、熟練を要せずとも簡単
かつ綺麗な仕上がりに造作することができると共に、建
築工事の工期を短縮することができる押入れ組立据付方
法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明に係る押入れ組立据付方法は、床パネルの
上面外周縁に沿って左右側壁と後壁から成る下段鉛直パ
ネルを載置し、かつ、該下段鉛直パネルの上端面に中段
棚板パネルを載置して下サブユニットを形成し、該下サ
ブユニットを躯体の床面に直接乃至間接に設置し、左右
側壁と後壁から成る中段鉛直パネルを組立てると共に天
袋棚板パネルを該中段鉛直パネルの上端面に載置して中
段囲い部を形成し、かつ、左右側壁と後壁から成る天袋
鉛直パネルを組立てると共に天板を該天袋鉛直パネルの
上端面に載置して天袋囲い部を形成し、該天袋囲い部を
上記中段囲い部の上面に載置して上サブユニットを組立
て、その後、該上サブユニットを上記下サブユニットの
上面に載置して押入れ本体を組立て、さらに、敷居と中
鴨居と天鴨居とを左右の縦枠にて連結して押入れ枠を組
立て、引込金具及び被引込金具にて該押入れ枠の後面を
上記押入れ本体の前面に引付けて連結固定するものであ
る。
【0006】また、床パネルの上面外周縁に沿って左右
側壁と後壁から成る下段鉛直パネルを載置し、かつ、該
下段鉛直パネルの上端面に中段棚板パネルを載置して下
サブユニットを形成し、該下サブユニットを躯体の床面
に直接乃至間接に設置し、左右側壁と後壁から成る中段
鉛直パネルを組立てると共に天袋棚板パネルを該中段鉛
直パネルの上端面に載置して中段囲い部を形成し、該中
段囲い部を上記下サブユニットの上面に載置し、左右側
壁と後壁から成る天袋鉛直パネルを組立てると共に天板
を該天袋鉛直パネルの上端面に載置して天袋囲い部を形
成し、その後、該天袋囲い部を上記中段囲い部の上面に
載置して押入れ本体を組立て、さらに、敷居と中鴨居と
天鴨居とを左右の縦枠にて連結して押入れ枠を組立て、
引込金具及び被引込金具にて該押入れ枠の後面を上記押
入れ本体の前面に引付けて連結固定するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態を示す図面に基
づき、本発明を詳説する。
【0008】図1は押入れ構造の一例を示し、この押
入れ構造は、押入れ本体1と、押入れ枠2と、を備えて
いる。
【0009】具体的に説明すると、押入れ本体1は、床
パネル3と、床パネル3の上面3a外周縁に沿って載置
されると共に左右側壁10a,10aと後壁10bから成る下
段鉛直パネル7と、下段鉛直パネル7の上端面7aに載
置された中段棚板パネル4と、中段棚板パネル4の上面
4a外周縁に沿って載置されると共に左右側壁11a,11
aと後壁11bから成る中段鉛直パネル8と、中段鉛直パ
ネル8の上端面8aに載置された天袋棚板パネル5と、
天袋棚板パネル5の上面5a外周縁に沿って載置される
と共に左右側壁12a,12aと後壁12bから成る天袋鉛直
パネル9と、天袋鉛直パネル9の上端面9aに載置され
た天井パネル6と、を有している。
【0010】また、下段鉛直パネル7、中段鉛直パネル
8及び天袋鉛直パネル9、及び床パネル3、中段棚板パ
ネル4、天袋棚板パネル5及び天井パネル6は、夫々、
芯材14とこの芯材14の両側に固着された矩形状の外板1
5,15とを有するフラッシュ構造とされている。
【0011】また、図1と図2と図4に示すように、下
段鉛直パネル7は、その左右側壁10a,10aと後壁10b
とが、釘や木ねじ等の連結金具18…によって平面視コの
字型に連結されている。また、中段鉛直パネル8及び天
袋鉛直パネル9も下段鉛直パネル7と同様に、その左右
側壁11a,11aと後壁11b及び左右側壁12a,12aと後
壁12bが連結金具18…によって平面視コの字型に連結さ
れている。
【0012】しかして、床パネル3の上面3a外周縁に
は所定複数箇所に孔部17a…が形成されると共に、下段
鉛直パネル7の下端面7bには上記孔部17a…に対応す
る位置に孔部17b…が形成されており、この上下の孔部
17a…,17b…に短軸状の位置決め部材16…(いわゆる
ダボ)が嵌め込まれて下段鉛直パネル7が床パネル3上
面3aに位置決め固定されている。
【0013】また、下段鉛直パネル7の上端面7a及び
中段棚板パネル4の下面4b外周縁には夫々、上記位置
決め部材16…挿入用の孔部19a…及び孔部19b…が形成
されており、位置決め部材16…にて中段棚板パネル4が
下段鉛直パネル7上端面7aに位置決め固定されてい
る。
【0014】さらに、上述と同様に、この位置決め部材
16…によって、中段鉛直パネル8は中段棚板パネル4上
面4a外周縁に位置決め固定され、天袋棚板パネル5は
中段鉛直パネル8上端面8aに位置決め固定され、天袋
鉛直パネル9は天袋棚板パネル5上面5a外周縁に位置
決め固定され、天井パネル6は天袋鉛直パネル9上端面
9aに位置決め固定されている。
【0015】また、押入れ本体1の中段棚板パネル4の
前端面21aと天袋棚板パネル5の前端面21bには、上下
2本の框22,22が位置決め部材16…にて取付けられてい
ると共に、釘や木ねじ等の連結金具にて框22,22の両端
部は下段・中段鉛直パネル7,8と連結されている。こ
れによって、中段・天袋棚板パネル4,5が荷重に十分
耐え得るよう補強されている。なお、この框22,22の前
面と、床パネル3及び天井パネル6の前端面32a,32e
とは、同一面状とされている。
【0016】図1と図7に示すように、押入れ枠2は、
上面24aに襖用の2本の溝部23,23を有する敷居24と、
上面25a及び下面に溝部23…を有すると共に押入れ本体
の天袋棚板パネル5に対応する中鴨居25と、下面に溝部
23,23を有する天鴨居26と、左右の縦枠27,27と、を備
えている。なお、敷居24の溝部23,23上には、帯板状の
滑り部材43,43が付設されている。
【0017】そして、敷居24と中鴨居25と天鴨居26と
は、相互に平行となるように両側から左右の縦枠27,27
にて連結固定───例えば、縦枠27の外面側から釘や木
ねじ等を用いて敷居24等を連結したり、あるいは、嵌め
込み式にて連結する───されている。このとき、敷居
24の上面24aと床パネル3上面3aとは段差のない同一
平面状とされると共に、中鴨居25の上面25aと上の框22
上面と天袋棚板パネル5の上面5aとは同一平面状とさ
れている。
【0018】しかして、押入れ本体1の前面28近傍には
引込金具30が設けられていると共に、押入れ枠2の後面
29には被引込金具31が設けられており、引込金具30にて
被引込金具31を引付けることによって押入れ本体1に押
入れ枠2が引込まれて連結固定されている。
【0019】さらに詳しく説明すると、押入れ本体1に
設けられた複数個の引込金具30…は、床パネル3の前端
面32a近傍かつ上面3a側から埋設され、また、下段鉛
直パネル7左右側壁10a,10aの前端面32b,32b近傍
かつ内面側から埋設され、また、中段鉛直パネル8左右
側壁11a,11aの前端面32c,32c近傍かつ内面側から
埋設され、また、天袋鉛直パネル9左右側壁12a,12a
の前端面32d,32d近傍かつ内面側から埋設され、ま
た、天井パネル6の前端面32e近傍かつ下面側から埋設
されている。
【0020】また、押入れ枠2の後面29に設けられた複
数個の被引込金具31…は、押入れ本体1に埋設された上
記引込金具30…に対応する位置かつ後方突出状に取付け
られている。
【0021】ここで、図1と図8と図9に示すように、
引込金具30及び被引込金具31について簡単に説明する
と、引込金具30は、内面35が周方向にかつ軸心34に向か
って接近する二つの弯曲爪部33,33を有すると共に、こ
の弯曲爪部33,33の間にスリット部36を有し、さらに、
外面37にプラスドライバー用の十字孔38を有している。
【0022】また、被引込金具31は、胴部39と、胴部39
の一端側に設けられると共に押入れ枠2内に螺進して取
付けられるネジ部40と、胴部39の他端側に設けられると
共にプラスドライバー用の十字溝を有するヘッド部41
と、を有している。
【0023】そして、引込金具30は、床パネル3や天井
パネル6等の芯材14に設けられた孔部48…に外面37を外
部露出状として埋め込まれていると共に、外面37の十字
孔38に嵌入する凸部を有する円盤形状のカバー部材45に
て被覆されている。また、床パネル3や天井パネル6等
の前端面32a,32eには、被引込金具31を挿入してその
ヘッド部41を引込金具30まで到達させるための連通孔42
…が形成されている。
【0024】しかして、この引込金具30と被引込金具31
にて連結した押入れ本体1と押入れ枠2は、支持具20…
と支持台44を介して間接に躯体の床面Aに設置されてい
る。具体的には、床パネル3の芯材14の部位と、支持具
20,20上部とが 木ねじや釘等の連結金具18…にて連結
されている。なお、押入れ本体1と押入れ枠2とを、直
接に躯体の床面Aに設置するも良い。
【0025】また、図11は別の押入れ構造を示し、特
に、間口が約2200mm以上の広いものに有効な構造を例示
する。即ち、中段棚板パネル4の前端縁下面と、框22の
裏面との隅部に、(外部から見えないように)補強アン
グル材49を、ビス等の固着金具にて取付けている。な
お、天袋棚板パネル5にも同様の金属製補強材(図例で
は帯板)50を介設している。
【0026】また押入れ構造は、上述の実施の形態に
限定されず、例えば、押入れ枠2の敷居24側に引込金具
30を設け、押入れ本体1の床パネル3側に被引込金具31
を設けるのも良い。この場合、敷居24の後方側の溝部23
に孔部を形成して引込金具30を埋設し、その上から滑り
部材43を貼るのでカバー部材45が省略される(図8参
照)。
【0027】次に、建設現場に於ける本発明の押入れ組
立据付方法を説明すると、図1〜図3に示すように、上
記説明の押入れ本体1の床パネル3の上面3a外周縁に
沿って(上述した左右側壁10a,10aと後壁10bから成
る)下段鉛直パネル7を載置固定し、かつ、下段鉛直パ
ネル7の平面視コの字型の上端面7aに中段棚板パネル
4を載置固定して、図3に示す如く、下サブユニットF
を形成する。
【0028】このとき、位置決め部材16…(いわゆるダ
ボ)を下段鉛直パネル7下端面7bの孔部17b…や中段
棚板パネル4下面4bの孔部19b…(あるいは、床パネ
ル3上面3aの孔部17aや下段鉛直パネル7上端面7a
の孔部19a)に嵌め込み、そして、各位置決め部材16…
をそれらに対応する孔部へ差し込んで下サブユニットF
を形成する。なお、下サブユニットFの形成前に予め下
段鉛直パネル7を連結金具18にて組立てておく。
【0029】そして、下サブユニットFを躯体の床面A
に間接に設置する。図例の場合、押入れを造作する場所
は躯体の壁面C,Cの間とされており、この床面Aに予
め支持具20…を設置し、この支持具20…の上に下サブユ
ニットFを載置し、連結金具18…にて連結する。
【0030】次に、図4と図5に示すように、左右側壁
11a,11aと後壁11bとを連結して中段鉛直パネル8を
組立てると共に、天袋棚板パネル5を中段鉛直パネル8
の上端面8aに(位置決め部材16…にて位置決めして)
載置固定して中段囲い部46を形成する。あるいは、左右
側壁12a,12aと後壁12bとを連結して天袋鉛直パネル
9を組立てると共に、天井パネル6を天袋鉛直パネル9
の上端面9aに(位置決め部材16…にて位置決めして)
載置固定して天袋囲い部47を形成する。そして、天袋囲
い部47を中段囲い部46の上面5aに(位置決め部材16…
にて位置決めして)載置固定して上サブユニットGを形
成する。
【0031】その後、図6に示すように、上サブユニッ
トGを下サブユニットFの上面4aに(位置決め部材16
…にて位置決めして)載置固定して押入れ本体1を組立
て、そして、(図1に示した)框22,22を下段棚板パネ
ル4の前端面21a及び天袋棚板パネル5の前端面21bに
位置決め部材16…にて位置決めすると共に、下段鉛直パ
ネル7及び中段鉛直パネル8の両側から釘や木ねじ等の
連結金具にて框22,22を固定連結する。
【0032】次に、図7に示すように、敷居24と、中鴨
居25と、天鴨居26とを左右の縦枠27,27にて連結して─
──例えば、左右の縦枠27,27を両側から釘などの連結
金具を打ち付けて───押入れ枠2を組立てる。
【0033】そして、図1と図8に示すように、引込金
具30及び被引込金具31にて押入れ枠2の後面29を押入れ
本体1の前面28に引付けて連結固定する。具体的には、
押入れ本体1の床パネル3及び天井パネル6の前端面32
a,32e近傍に予め設けられた孔部48…と、下段・中段
・天袋鉛直パネル7,8,9の前端面32b,32c,32d
近傍に予め設けられた孔部とに、引込金具30を嵌め込
み、押入れ枠2の敷居24と天鴨居26と左右縦枠27,27の
後面に被引込金具31…のネジ部40…を螺着する。なお、
引込金具30は押入れ本体1の組立て前に嵌め込んでおい
ても良い。
【0034】そして、押入れ枠2の後面29を押入れ本体
1の前面28に接近させ、押入れ本体1に埋設された引込
金具30…に連通するよう予め設けられた連通孔42…に各
被引込金具31…を挿入するが、このとき、押入れ枠2の
敷居24上面24aが押入れ本体1の床パネル3上面3aと
同一平面状となるように高さを調節する支持台44を床面
Aに載置しておき、この支持台44上に押入れ枠2を乗せ
る。
【0035】すると、図9(イ)に示す如く、被引込金
具31のヘッド部41が引込金具30の内面35に当接する。そ
して、同図(ロ)に示すように、引込金具30を矢印B方
向に回転させると、ヘッド部41が弯曲爪部33,33によっ
て後方(矢印D方向)へ引っ張られ、押入れ枠2後面29
と押入れ本体1前面28とが隙間なくぴったりと当接し、
相互に連結固定する。なお、押入れ枠2を押入れ本体1
へ接近させる際、押入れ本体1前面28と押入れ枠2後面
29の適宜数箇所を位置決め部材16…にて連結するも好ま
しい。
【0036】しかして、図10は、本発明の押入れ組立据
付方法にて押入れの造作が終了した状態を示しており、
このように、この組立据付方法では、下サブユニットF
の上に、中段囲い部46と天袋囲い部47とを二段に積み重
ねた上サブユニットGを載置するものであり、作業能率
を向上させることができる。なお、押入れ本体1及び押
入れ枠2は、直接に床面Aに設置しても良い。
【0037】次に、他の押入れ組立据付方法を説明する
と、図2と図3に示すように、先ず、(上述と同様に)
下サブユニットFを形成して躯体の床面Aに直接乃至間
接に設置し、そして、中段鉛直パネル8を組立てると共
に天袋棚板パネル5を中段鉛直パネル8の上端面8aに
載置固定して中段囲い部46を形成する。その後、この中
段囲い部46を下サブユニットFの上面4aに載置固定す
る。
【0038】そして、天袋鉛直パネル9を組立てると共
に天井パネル6を天袋鉛直パネル9の上端面9aに載置
して天袋囲い部47を形成し、この天袋囲い部47を中段囲
い部46の上面5aに載置固定して押入れ本体1を組立
て、そして、框22,22を取付ける(図1参照)。
【0039】そして、(上述と同様に)押入れ枠2を組
立て、引込金具30及び被引込金具31にて押入れ枠2の後
面29を押入れ本体1の前面28に引付けて連結固定する。
【0040】つまり、下サブユニットFの上に中段囲い
部46を載置し、さらに、この中段囲い部46の上に天袋囲
い部47を載置するというように一段ずつ積上げる組立据
付け方法である。なお、図2,図4等に於て、(図示省
略したが、)組立前の中段棚板パネル4及び天袋棚板パ
ネル5の各前端縁に、予め框22を固着しておいてから、
組立てるのが好ましい。
【0041】
【発明の効果】本発明は上述の如く構成されるので、次
に記載する効果を奏する。
【0042】(請求項又はによれば)下段・中段・
天袋鉛直パネル7,8,9や中段棚板パネル4等の複数
枚のパネル(部品)を組立てて、左右側壁及び後壁と棚
板等が一体化した押入れ本体1を形成するので、押入れ
据付場所の間仕切木軸組みにて形成される左右側壁及び
後壁を必要としない。従って、ユニットバス据付工事と
並行して、押入れの造作を同時に進行することができ
る。これによって、建築工事の工期の短縮化を行うこと
ができる。また、押入れ本体1及び押入れ枠2は組立て
式なので、廃材が出ず、廃材処理の手間や費用が省けて
経済的である(コストダウンとなる)。
【0043】また、床パネル3や下段鉛直パネル7等の
複数枚の部品化されたパネルにて押入れ本体1を組立て
るので、熟練を要しない素人でも簡単に造作することが
できる。
【0044】(請求項によれば)先に下サブユニット
Fと上サブユニットGの二つを組立てて積上げ式に押入
れ本体1を組立てるので、(従来のように)天袋をつく
るような高いところでの困難な作業がなく、押入れの施
工時間が大幅に短縮する。
【0045】(請求項によれば)先に下サブユニット
Fと中段囲い部46と天袋囲い部47の三つを組立てて一段
ずつ積上げ式に載置して押入れ本体1を組立てるので、
(従来のように)天袋をつくるような高いところでの困
難な作業がなく、押入れの施工時間が大幅に短縮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】入れ構造の一例を示す断面側面図である。
【図2】下サブユニットの組立状態を示す斜視図であ
る。
【図3】下サブユニットの設置状態を示す斜視図であ
る。
【図4】中段囲い部及び天袋囲い部の組立状態を示す斜
視図である。
【図5】上サブユニットを示す斜視図である。
【図6】上サブユニットの下サブユニットへの載置状態
を示す斜視図である。
【図7】押入れ枠を示す斜視図である。
【図8】押入れ枠と押入れ本体の連結部位を示す断面側
面図である。
【図9】引込金具と被引込金具との連結状態を示す作用
説明図である。
【図10】造作終了状態の押入れを示す斜視図である。
【図11】別の押入れ構造を示す断面側面図である。
【符号の説明】
1 押入れ本体 2 押入れ枠 3 床パネル 3a 上面 4 中段棚板パネル 4a 上面 5 天袋棚板パネル 5a 上面 6 天井パネル 7 下段鉛直パネル 7a 上端面 8 中段鉛直パネル 8a 上端面 9 天袋鉛直パネル 9a 上端面 10a 側壁 10b 後壁 11a 側壁 11b 後壁 12a 側壁 12b 後壁 22 框 24 敷居 25 中鴨居 26 天鴨居 27 縦枠 28 前面 29 後面 30 引込金具 31 被引込金具 46 中段囲い部 47 天袋囲い部 49 補強アングル材 A 床面 F 下サブユニット G 上サブユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭48−86632(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04F 19/08 102 A47B 81/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床パネル3の上面3a外周縁に沿って左
    右側壁10a,10aと後壁10bから成る下段鉛直パネル7
    を載置し、かつ、該下段鉛直パネル7の上端面7aに中
    段棚板パネル4を載置して下サブユニットFを形成し、
    該下サブユニットFを躯体の床面Aに直接乃至間接に設
    置し、左右側壁11a,11aと後壁11bから成る中段鉛直
    パネル8を組立てると共に天袋棚板パネル5を該中段鉛
    直パネル8の上端面8aに載置して中段囲い部46を形成
    し、かつ、左右側壁12a,12aと後壁12bから成る天袋
    鉛直パネル9を組立てると共に天井パネル6を該天袋鉛
    直パネル9の上端面9aに載置して天袋囲い部47を形成
    し、該天袋囲い部47を上記中段囲い部46の上面5aに載
    置して上サブユニットGを組立て、その後、該上サブユ
    ニットGを上記下サブユニットFの上面4aに載置して
    押入れ本体1を組立て、さらに、敷居24と中鴨居25と天
    鴨居26とを左右の縦枠27,27にて連結して押入れ枠2を
    組立て、引込金具30及び被引込金具31にて該押入れ枠2
    の後面29を上記押入れ本体1の前面28に引付けて連結固
    定することを特徴とする押入れ組立据付方法。
  2. 【請求項2】 床パネル3の上面3a外周縁に沿って左
    右側壁10a,10aと後壁10bから成る下段鉛直パネル7
    を載置し、かつ、該下段鉛直パネル7の上端面7aに中
    段棚板パネル4を載置して下サブユニットFを形成し、
    該下サブユニットFを躯体の床面Aに直接乃至間接に設
    置し、左右側壁11a,11aと後壁11bから成る中段鉛直
    パネル8を組立てると共に天袋棚板パネル5を該中段鉛
    直パネル8の上端面8aに載置して中段囲い部46を形成
    し、該中段囲い部46を上記下サブユニットFの上面4a
    に載置し、左右側壁12a,12aと後壁12bから成る天袋
    鉛直パネル9を組立てると共に天井パネル6を該天袋鉛
    直パネル9の上端面9aに載置して天袋囲い部47を形成
    し、その後、該天袋囲い部47を上記中段囲い部46の上面
    5aに載置して押入れ本体1を組立て、さらに、敷居24
    と中鴨居25と天鴨居26とを左右の縦枠27,27にて連結し
    て押入れ枠2を組立て、引込金具30及び被引込金具31に
    て該押入れ枠2の後面29を上記押入れ本体1の前面28に
    引付けて連結固定することを特徴とする押入れ組立据付
    方法。
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