JP3143048B2 - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JP3143048B2
JP3143048B2 JP23098795A JP23098795A JP3143048B2 JP 3143048 B2 JP3143048 B2 JP 3143048B2 JP 23098795 A JP23098795 A JP 23098795A JP 23098795 A JP23098795 A JP 23098795A JP 3143048 B2 JP3143048 B2 JP 3143048B2
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paper
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博幸 佐藤
修一 荒津
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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ノズルからインク
を用紙に向けて吐出して印字を行うインクジェット記録
装置に係り、特に、インクや用紙の種類に対応して記録
条件を変更するようにしたインクジェット記録装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、前述したインクジェット記録装
置は、インクジェットヘッド内に、先端部をノズルに形
成された複数のインク流路を配設し、このインク流路の
外側にこのインク流路内のインクをノズルから吐出させ
る吐出用素子を配設するとともに、この吐出用素子に通
電する通電制御手段を配設して構成されている。
【0003】そして、前記吐出用素子として電歪振動子
を使用する場合は、前記インク流路の少なくとも一部の
外周壁を可撓性材料により形成するとともに、この外周
壁に電歪振動子を設け、通電制御手段により制御される
所定の記録タイミングで電歪振動子に通電することによ
りインク流路の断面積を減少させて、インク流路内のイ
ンクをノズルから吐出して用紙に着弾せしめ、用紙上に
記録を行うようになっている。
【0004】また、前記吐出用素子としてサーマルヘッ
ドを使用する場合は、前記インク流路の外周壁にサーマ
ルヘッドを設け、通電制御手段により制御される所定の
記録タイミングでサーマルヘッドの特定の発熱素子に通
電することにより通電された発熱素子を加熱して、イン
ク流路内のインクを熱膨張せしめ、インク流路内のイン
クをノズルから吐出して用紙に着弾せしめ、用紙上に記
録を行うようになっている。
【0005】まず、この種のインクジェット記録装置の
うち電歪振動子を使用する従来のものを図4および図5
により説明する。
【0006】図4に示すように、円筒形をなすプラテン
1の前方には、プラテン1の軸方向と平行な方向に延在
する1対のキャリッジ軸2,2が配設されており、これ
らのキャリッジ軸2に沿って往復動しうるキャリッジ3
が配設されている。このキャリッジ3には、フルカラー
の印字を行いうるインクジェットユニット4が搭載され
ている。
【0007】このインクジェットユニット4には、前記
プラテン1に対向するようにフルカラー用の4色のイン
クにそれぞれ対応する4個のインクジェットヘッド5
(図4参照)が配設されており、各インクジェットヘッ
ド5は、前記プラテン1に対向するように縦方向に整列
配置された複数のノズル6(図5参照)を有している。
そして、これらのインクジェットヘッド5は、前記キャ
リッジ3に支持されているヘッド取付け台7に固定され
ている。
【0008】前記各インクジェットヘッド5の背部の前
記キャリッジ3上には、このインクジェットヘッド5に
設けられている各ノズル6と連通するバッファタンクと
しての補助タンク8を内蔵したインレット9が配置され
ており、各インレット9には、前記キャリッジ3に着脱
自在に搭載される対応する色のインクカートリッジ10
が連通されるようになっている。
【0009】前記プラテン1の一端の側方には、不使用
時に前記各ノズル6を被覆してノズル6内のインクの乾
燥を防止したり、ノズル6内に形成された気泡や、ノズ
ル6内に詰まった異物を除去するために使用されるポン
プユニット11が配設されている。このポンプユニット
11は、前記キャリッジ3側に開口12が形成されてい
るケーシング13を有しており、このケーシング13の
開口12内には、前記インクジェットユニット4に接離
する方向に可動とされているキャップ本体14が配設さ
れている。このキャップ本体14は、前記インクジェッ
トユニット4の各インクジェットヘッド5に対応して、
各インクジェットヘッド5を被覆しうるように縦長に形
成された複数の開口部15を有しており、各開口部15
の内側には、ゴム製のライナ16が張設されている。こ
のライナ16は、開口部15の周縁の内側から外部に突
出して前記各インクジェットヘッド5の外周に気密に圧
接しうるようになっている。
【0010】また、前記インクジェットヘッド5は、図
5に示すように、それぞれノズル6と連通され縦方向に
整列配置されている複数のインク流路17からなり、各
インク流路17には先端のノズル6からインクを吐出す
るための電歪振動子であるピエゾ素子18が配設されて
いる。
【0011】一方、ポンプユニット11のキャップ本体
14の上部の前面には、ほぼ半球状の1個の突起19が
突設されており、この突起19の頂部に連通している加
圧用空気通路20がキャップ本体14の背部にまで到達
するように形成され、この加圧用空気通路20には、図
示しないポンプのような加圧手段が接続されている。ま
た、前記キャップ本体14の各開口部15内は連通路2
2を通して図示しない大気開放弁に連通されている。さ
らに、前記キャップ本体14の各開口部15には、それ
ぞれ廃液管23が接続されている。各廃液管23は、図
示しないポンプのような吸引手段に接続されており、こ
の吸引手段により各開口部15から吸引されたインク
は、廃液タンク(図示せず)に貯留されるようになって
いる。
【0012】他方、ヘッド取付け台7のポンプユニット
11との対向面の上部には、ポンプユニット11がイン
クジェットユニット4を被覆したとき、前記突起19が
ノズルタッチすることにより前記加圧用空気通路20と
連通される1個の加圧用空気通路25が形成されてお
り、この加圧用空気通路25は、インクカートリッジ1
0の数に対応する4本の分岐通路26に分岐しており、
各分岐通路26の端部には、各インクカートリッジ10
の上部内と連通する空気パイプ27が接続されている。
【0013】前述した従来のものによれば、記録時に
は、ポンプユニット11のキャップ本体14を退避させ
た状態において、インクジェットユニット4を搭載した
キャリッジ3をプラテン1に沿って走行させつつ、所定
の記録信号に基づいてインクジェットユニット4の記録
に供されるノズル6のピエゾ素子18に通電してピエゾ
素子18を駆動し、インクカートリッジ10からインレ
ット9を介してインク流路17に供給される所望のイン
クをノズル6からプラテン1上の用紙に向けて噴射する
ことにより、所望の記録を行うことができる。
【0014】ところで、前述したインクジェット記録装
置においてインクに使用される着色材としては、大別し
て染料タイプと顔料タイプのものがあり、このうち染料
タイプの着色材は、鮮やかさにおいて顔料タイプのもの
より優れているものの、水や光に弱いという欠点があ
り、一方、顔料タイプの着色材は、鮮やかさにおいて染
料タイプのものより劣るものの、水や光に強いという利
点がある。
【0015】また、用紙にもインクが滲みやすいものと
滲みにくいものとがあり、滲みやすいものの方がインク
が用紙上において拡散されやすいためインクが滲みやす
い用紙はインクが滲みにくい用紙と比較してインク総量
が少なくて済むが、この種の用紙の場合、インクが拡散
されるためインクが滲みにくい用紙と比較して鮮やかさ
が劣ることになる。
【0016】このように、インクおよび用紙にはそれぞ
れ特性の異なるものがあるため、1台のインクジェット
記録装置において異なる種類のインクや用紙を使用する
ことができると、記録の条件をいろいろ設定してバラエ
ティに富んだ記録を行うことができる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来のインクジェット記録装置においては、1種類の
インクしか適用できなかった。
【0018】これは、インクの粘度や表面張力といった
物性値を一定としても、使用する着色材の種類に応じて
インクジェットヘッドを駆動する通電条件たる駆動電圧
と駆動周波数の上限値が異なっていたためであり、着色
材に対応した駆動電圧および駆動周波数でインクジェッ
トヘッドを駆動しないとインクの飛ぶ方向が定まらず、
良好な記録品質がえられないからであった。
【0019】また、用紙の種類についても、インクの滲
みやすさなどにより印字品質が変化することになるた
め、使用するインクに適した特定の用紙しか使用できな
かった。
【0020】表1は従来のインクジェット記録装置によ
り染料タイプのインクを使用して各種用紙に印字を行っ
た結果を示したものである。
【0021】 表1によれば、染料タイプのインクを使用して標準の記
録モードにより記録を行ったところ、ファインタイプ、
バックプリントタイプ、布といったどの種の用紙にも良
好な記録を行うことができた。
【0022】つぎに、表2は、従来のインクジェット記
録装置により顔料タイプのインクを使用して各種用紙に
印字を行った結果を示したものである。
【0023】 表2によれば、顔料タイプのインクを使用して標準の記
録モードにより記録を行ったところ、どの種の用紙にも
良好な記録を行うことができなかった。これは、インク
の種類を顔料タイプにしたにもかかわらず、染料タイプ
のインクの場合と同様の通電条件でインクジェットヘッ
ドを駆動したため、インクの吐出される方向が定らなか
ったり、ノズルからインクが不吐出になったためであ
る。
【0024】一方、用紙の種類との関係においては、フ
ァインタイプの用紙を使用した場合は、用紙上のインク
濃度の高い部位においてインクが用紙に吸収されなかっ
た。また、バックプリントタイプの用紙を使用した場合
は、黒色のインクが良好に用紙に吸収されてしまい、黒
色のみ濃度が低くなった。さらに、布を用紙として使用
した場合は、フルカラー記録に使用される4色のインク
のいずれもが良好に用紙に吸収されてしまい、4色とも
濃度が低くなった。
【0025】本発明は、このような点に鑑み、インクの
種類や用紙の種類を考慮して常に良好な品質の記録を行
うことができるインクジェット記録装置を提供すること
を目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ため請求項1に記載のインクジェット記録装置の特徴
は、2種類のインクの種類に応じてインクジェットヘッ
ドの駆動電圧、駆動周波数、画像処理モードを変更する
点にある。そして、このような構成を採用したことによ
り、インクの種類に対応した良好な駆動条件で吐出用素
子を駆動することができ、安定的にインクを用紙に着弾
させることができる。
【0027】また、請求項2に記載のインクジェット記
録装置の特徴は、前記画像処理モードにおける画像処理
条件の変更は、顔料インクの使用時に記録用紙の種類に
応じて行うようになっている点にある。そして、このよ
うな構成を採用したことにより、顔料インクの使用時に
記録用紙の種類に適合した画像処理条件で良好な記録を
行うことができる。
【0028】
【0029】
【発明の実施の形態】図1および図2は本発明に係るイ
ンクジェット記録装置の実施の形態を示すものであり、
この記録装置のハウジング30内には、軸線が水平方向
に延在し円筒形をなすプラテン1が回転自在に配設され
ている。このプラテン1の一端部には、図示しない従動
プーリが支持されており、この従動プーリには、逆転可
能な第1モータ31により駆動されるベルト32が巻回
されている。したがって、この第1モータ31の駆動に
よりプラテン1が用紙の正規の搬送方向あるいはこれと
逆の方向に選択的に駆動されることになる。
【0030】前記プラテン1の背部となる前記ハウジン
グ30内には、前記プラテン1と平行な軸線を有する用
紙ロール33が装着されている。この用紙ロール33は
図2において反時計方向に回転することにより用紙たる
ロール紙33aが解き出されることになり、このロール
紙33aは前記プラテン1の上側に巻回されることにな
る。
【0031】前記プラテン3に対向する位置の前記ハウ
ジング2内には、前記プラテン1の軸線と平行にプラテ
ン1に沿って往復動しうるインクジェットユニット4が
配設されており、このインクジェットユニット4のキャ
リッジ3には、インクを吐出する複数のインクジェット
ヘッド(図示せず)がそれぞれ前記プラテン1に対向す
るように設けられている。前記インクジェットユニット
4には駆動用ベルト34が接続されており、この駆動用
ベルト34は、逆転可能な第2モータ35により駆動さ
れる駆動プーリ36の外周に巻回されている。したがっ
て、前記第2モータ35の駆動により前記インクジェッ
トユニット4が、プラテン1の軸線に対し平行に配設さ
れたキャリッジ軸2に案内されプラテン1に沿って往復
動されることになる。なお、前記プラテン1の一端部の
側方には、インクジェットユニッド4の各インクジェッ
トヘッドのノズルを覆い回復動作を行なうためのポンプ
ユニット11が配設されており、また、このポンプユニ
ット11に隣接してノズルより排出された廃インクを収
納するための廃液タンク37が配設されている。
【0032】前記インクジェットユニット4のキャリッ
ジ3の下面には透過型のフォトインタラプタ38がキャ
リッジ3の前後方向に間隔を隔てて配設されており、そ
のあいだに薄板に記録分解能に相当する多数の小孔を形
成してなるリニアエンコーダ39が前記インクジェット
ユニット4の移動範囲の全域に沿って配設されている。
【0033】前記プラテン1およびインクジェットユニ
ット4の下方には、記録後のロール紙33aを切断する
それぞれ長尺の固定刃41および可動刃42からなる切
断部40が配設されている。
【0034】前記ロール紙33aの正規の搬送方向にお
いて前記インクジェットユニット4より上流側の前記プ
ラテン1に対向するようにプラテン1上のロール紙33
aを検出する第1用紙検出器19が配設されており、ま
た、前記インクジェットユニット4と切断部40との間
には、この間を通過するロール紙33aを検出する第2
用紙検出器44が配設されている。前記両用紙検出器4
3,44ならびに前記両モータ31,35はそれぞれイ
ンクジェット記録装置の制御部45と接続されており、
各用紙検出器43,44からのロール紙33aに関する
信号が制御部45に入力されると、この制御部45が入
力された信号に対応して各モータ31,35を駆動する
ようになっている。
【0035】なお、図2において前記ハウジング30の
図示しない上部開口は開閉自在なカバー30Aにより閉
鎖されるようになっている。
【0036】図3には前記制御部45を含むインクジェ
ット記録装置の制御ブロック図が示されている。
【0037】図3において、通電制御部をなすインクジ
ェット記録装置全体の制御部45は、図示しないコント
ロールパネルを有しているマザーボード46と、このマ
ザーボード46を介して相互に接続されているCPUボ
ード47、メカコントロールボード48およびヘッドコ
ントロールボード49と、このヘッドコントロールボー
ド49に接続されているインク検出ボード50およびヘ
ッドドライブボード51とにより構成されている。
【0038】前記CPUボード47は、CPU、RO
M、RAMなどを内蔵しており、このうちのROMには
プリンタの動作ならびに画像処理のプログラムが書き込
まれている。また、前記ヘッドコントロールボード49
は、CPUボード47のCPUからの信号に応じて使用
される用紙の種類を検出する用紙種類検出ユニット5
2、前記ポンプユニット11、前記インクジェットユニ
ット4を移動させる前記第2モータ35を駆動するCR
ユニット53、ロール紙33aを搬送する前記第1モー
タ31を駆動するLFユニット54を制御するためにこ
れらの用紙種類検出ユニット52、ポンプユニット1
1、CRユニット53およびLFユニット54と接続さ
れ、また、前記メカコントロールボード48には、これ
らの用紙種類検出ユニット52、ポンプユニット11、
CRユニット53およびLFユニット54を駆動するた
めのドライバ(図示せず)が設けられている。さらに、
メカコントロールボード48は、前記廃液タンク37お
よび前記用紙種類検出ユニット52からの信号を前記C
PUボード47のCPUに伝達するようになっている。
【0039】また、前記ヘッドコントロールボード49
は、前記インクジェットユニッド4に設けられた前記イ
ンク検出ボード50が検出したインクの残量検出信号を
前記CPUボード47のCPUに伝達するとともに、こ
のCPUからの情報をもとにインクジェットヘッド4を
駆動するための論理信号を前記ヘッドドライブボード5
1に形成するようになっている。このヘッドドライブボ
ード51はこの論理信号をもとに前記インクジェットユ
ニッド4内に設けられた各インクジェットヘッド5およ
びそれぞれのインクカートリッジ10を駆動するための
駆動信号を発生するようになっている。なお、インクの
種類を変更するには、前記インクカートリッジ10を交
換して行うことになる。
【0040】さらに、前記CRユニット53には、前記
インクジェットユニット4の移動速度を等速にするため
に前記第2モータ35の回転数に対応する信号を前記C
PUボード47のCPUに出力する前記リニアエンコー
ダ39が前記第2モータ35と並列に接続されている。
【0041】さらにまた、前記マザーボード46には、
このインクジェット記録装置をパソコン等に接続するた
めのインタフェースユニット(I/F)56,57が配
設されている。
【0042】つぎに、前述したインクジェット記録装置
の動作の流れについて本発明の要旨であるインクジェッ
トヘッドの駆動条件と画像処理とを含めて説明する。
【0043】プリンタの電源をONすると、CPUボー
ド47のCPUは各ボート48,49,50,51およ
び各ユニット4,11,52,53,54のイニシャラ
イズ動作を行い、つぎに、用紙種類検出ユニット52か
らの信号により使用されている用紙の種類、すなわちフ
ァインタイプ、バックプリントタイプ、布などのうちの
いずれの用紙であるかの認識を行う。さらに、前記CP
Uは、ヘッドコントロールボード49内に設けられた不
揮発性メモリに設定情報として記憶されているインク種
類についての情報から使用に供されているインクの種
類、すなわち染料タイプ、顔料タイプなどのうちのいず
れのインクであるかを認識する信号を受取る。そして、
前記CPUは、検出されたインクや用紙の種類のデータ
を用いてCPUボード23のROMに書込まれているデ
ータテーブルを参照して、インクの種類に適合したイン
クジェットヘッド5の駆動条件たる駆動電圧と駆動周波
数を設定するとともに、用紙の種類に適合した画像処理
モードを設定する。
【0044】インクの種類に適合した前記インクジェッ
トヘッド5の駆動条件たる駆動電圧は、一例として染料
タイプのインクを使用したときには80V、顔料タイプ
のインクを使用したときには70Vとされており、ま
た、駆動周波数は、一例として染料タイプのインクを使
用したときには3.0KHz、顔料タイプのインクを使
用したときには2.7KHzとされている。ところで、
インクジェットヘッド5の駆動周波数を変更すると、イ
ンクジェットヘッド5からのインクの吐出に要する時間
にも変化が生じるため、これに関連してインクジェット
ユニット4の移動速度を変化させなければならない。そ
こで、前記CPUは記録速度を決定するためのサーボ定
数の決定を行う。
【0045】一方、前記用紙の種類に適合した画像処理
モードを設定する。この画像処理モードには、ファイン
タイプの用紙に適合した専用画像処理Aと、バックプリ
ントタイプの用紙に適合した専用画像処理Bと、布から
なる用紙に適合した専用画像処理Cとがある。
【0046】このうち専用画像処理Aは、複数色のイン
クを重ねる場合に、面積当りの複数色の合計ドット数が
多すぎてインク濃度が高くなりすぎてしまい、ファイン
タイプの用紙では、インクを吸収しきれなくなってしま
うときに、インクジェットヘッド5から用紙に着弾させ
るドット数を間引いて用紙へのインクの吸収を良好に行
えるようにするものである。
【0047】また、前記専用画像処理Bは、バックプリ
ントタイプの用紙に適合した処理であり、用紙上の黒の
みの濃度が低い場合に、黒インクのみで黒色の画像を形
成するのではなく、黒インクで黒色の画像を形成した後
に、この用紙の黒色の画像上にシアンインク、マゼンタ
インクおよびイエロインクを重ねて黒色となるように均
等に、かつ前記黒インクの着弾数に対してある比率をも
たせるようにしてインクジェットヘッド5から用紙に着
弾させ、黒色の画像濃度を上げるようにするものであ
る。
【0048】さらに、前記専用画像処理Cは、布のよう
なインクの滲みやすい用紙に適合した画像処理であり、
用紙上においてすべてのインクの濃度が低い場合に、同
一個所にすべての色のインクを2度打ちするものであ
る。
【0049】このように用紙の種類に適合した画像処理
を行うことにより、用紙の種類にかかわらず、良好な品
質の印字を行うことができる。
【0050】このような状態において、インタフェース
ユニット56を介して外部のパソコン等より記録の開始
コマンドが送られてくると、CPUは、このインクジェ
ット記録装置の過去の動作履歴を調べ、この過去の動作
履歴に応じた記録開始処理を行う。
【0051】そして、切断部40により用紙であるロー
ル紙33aの切断が行われていた場合には、ロール紙3
3aの逆送を開始し、第2用紙検出器44によって検出
されるロール紙33aの先端位置に応じて逆送量を決定
し、ロール紙33aをプリント開始位置にセットする。
【0052】記録の開始コマンドに続いて送られてくる
画像、文字などの記録情報は、インクの種類と用紙の種
類に応じた記録データに加工され、CPUボード47に
設けられているRAMに蓄えられる。
【0053】つぎに、CPUボード47のCPUがCR
ユニット53の第2モータ35に通電し、かつ、リニア
エンコーダ39からの信号をもとにCPUが前記通電を
補正してサーボコントロールしてインクジェットユニッ
ト4の移動速度を一定化し、記録の品質を安定化する。
【0054】さらに、CPUボード47のRAMに記憶
されている記録データは、前記リニアエンコーダ39の
信号に同期して、ヘッドコントロールボード49および
ヘッドドライブボード51を介して各インクジェットヘ
ッド5への駆動信号としてインクジェットユニット4に
入力され、インクを各インクジェットヘッド5のノズル
より吐出してロール紙33a上に任意のドットを記録す
る。
【0055】そして、ロール紙33aへ記録を行った後
には、切断部40によりロール紙33aの後端を切断し
てロール紙33aから独立した1枚の用紙とし、この用
紙を排出することにより1枚の用紙に対する記録が完了
する。
【0056】表3は本実施の形態のインクジェット記録
装置により染料タイプおよび顔料タイプの2種類のイン
クを使用してファインタイプ、バックプリントタイプ、
布の3種類の用紙に印字を行った結果を示したものであ
る。
【0057】 表3によれば、染料タイプのインクを使用してインクジ
ェットヘッド5の駆動条件を駆動電圧80V、駆動周波
数3.0KHzとして標準の画像処理モードにより記録
を行ったところ、インクジェットヘッド5のノズルから
吐出されたインクは直進して安定的に用紙に着弾し、フ
ァインタイプ、バックプリントタイプ、布といったどの
種の用紙にも良好な品質の記録を行うことができた。
【0058】一方、顔料タイプのインクを使用してイン
クジェットヘッド5の駆動条件を駆動電圧70V、駆動
周波数2.7KHzとしてファインタイプの用紙に前記
専用画像処理モードAにより記録を行ったところ、良好
な品質の記録を行うことができた。また、顔料タイプの
インクを使用してファインタイプの用紙に対するのと同
様の駆動条件でインクジェットヘッド5を駆動し、バッ
クプリントタイプの用紙には前記専用画像処理モードB
により、さらに布には前記専用画像処理モードCにより
それぞれ記録を行ったところ、いずれの場合も良好な品
質の記録を行うことができた。
【0059】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、必要に応じて変更することができる。
たとえば、インクの吐出用素子としては、実施の形態に
おいて説明した電歪振動子たるピエゾ素子のほかサーマ
ルヘッドのようにインクを熱膨張させてノズルから吐出
するようにしてもよい。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、イ
ンクの種類や用紙の種類を考慮して常に良好な品質の記
録を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインクジェット記録装置の実施の形態
を示す内部の斜視図
【図2】図1のインクジェット記録装置の内部の側面図
【図3】図1および図2のインクジェット記録装置のブ
ロック図
【図4】従来のインクジェット記録装置の要部の斜視図
【図5】図4の縦断面図
【符号の説明】
1 プラテン 3 キャリッジ 4 インクジェットユニット 5 インクジェットヘッド 6 ノズル 11 ポンプユニット 17 インク流路 18 ピエゾ素子 30 ハウジング 31 第1モータ 33 用紙ロール 33a ロール紙 35 第2モータ 39 リニアエンコーダ 40 切断部 43 第1用紙検出器 44 第2用紙検出器 45 制御部 46 マザーボード 47 CPUボード 48 メカコントロールボード 49 ヘッドコントロールボード 50 インク検出ボード 51 ヘッドドライブボード 52 用紙種類検出ユニット 53 CRユニット 54 LFユニット 55 インクジェットヘッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 荒津 修一 東京都大田区雪谷大塚町1番7号 アル プス電気株式会社内 (72)発明者 矢内 均 東京都大田区雪谷大塚町1番7号 アル プス電気株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−67657(JP,A) 特開 平6−155766(JP,A) 特開 平3−142252(JP,A) 特開 平1−174456(JP,A) 特開 平6−171208(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/01 B41J 2/045 B41J 2/21

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 染料インクと顔料インクの2種類のイ
    ンクを使用するインクジェット記録装置において、前記
    2種類のインクの種類に応じてインクジェットヘッドの
    駆動電圧、駆動周波数、画像処理モードを変更すること
    を特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 前記画像処理モードにおける画像処理
    条件の変更は、顔料インクの使用時に記録用紙の種類に
    応じて行うようになっていることを特徴とする請求項1
    に記載のインクジェット記録装置。
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