JP3142592U - 灌水用トレイ - Google Patents

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嶋 英一郎 鹿
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株式会社サンポリ
山口県
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Abstract

【課題】複数の鉢を並べて載置した灌水用トレイ内に各鉢の鉢底から水遣りするために必要な量の水を速やかに溜めることができると同時に、そのトレイ内に溜まった余剰水を確実にトレイ外へ排出させることができる灌水用トレイを提供する。
【解決手段】灌水用トレイ1の底部に、そのトレイ内に溜まった余剰水を排水するための排水孔5が形成され、その排水孔5が、余剰水を浸透させて徐々に排水する透水性の排水栓6によって閉塞される構成となっている。
【選択図】図2

Description

本考案は、鉢植え植物に鉢底から水遣りするために使用される灌水用トレイに関する。
例えば、イチゴ栽培においては、親株から伸びたランナーの先に発育した子苗を、培土を入れたポリポットと称する9.0cm〜12cm径のポリエチレン樹脂製の育苗鉢に植え付けるか、あるいは育苗床となる多数のセルが縦横方向に一定の間隔で並ぶように形成されたセルトレイの各セルに植え付けて、雨よけハウス内で数ヶ月間にわたって育苗することとしている。
この育苗期には、苗の発根が進むにつれて培土が乾燥しやすくなるので、灌水量や灌水頻度を多くする必要があるが、苗が植え付けられた育苗鉢やセルトレイの上方からシャワー状やミスト状に散水して水遣りする灌水方式では、各苗すべてに均等に水遣りすることが難しく、灌水ムラを生じ易いという問題がある。殊に、葉が生い茂ってくると、その葉に遮られて十分な水遣りができなくなるため、灌水不足によって苗の生育が阻害されるおそれがある。
また、イチゴ栽培においては、主に育苗期、特に夏場に炭疽病が発生しやすく、炭疽病が満延すると苗が枯死する病害が続発して果実の収穫が不能になるので、炭疽病の防除対策が不可欠であるが、農薬の散布だけでは防除が難しく、炭疽病菌の胞子を育苗床に持ち込まないようにすることが重要である。
しかし、炭疽病菌の胞子は、雨滴や灌水の水滴によって周囲に飛び散り近くの株や子苗に感染していくため、育苗鉢やセルトレイの上方からシャワー状に散水して水遣りすると、炭疽病の感染を拡大させることとなり、特に、シャワーの水滴が育苗鉢の土や泥を跳ね上げて感染を拡大させるおそれが大である。
そこで、水滴の飛散による炭疽病の伝染を防止するために、灌水用の給水管から分岐させた多数の分岐チューブを各育苗鉢やセルトレイの各セルの間近まで延長させて、それら分岐チューブの延長端から各育苗鉢や各セルに入れられた培土の表面にポタポタと水滴を垂らして水遣りするドリップ方式(点滴方式)の灌水装置が提案されている(特許文献1参照)。
特開2001−186823号公報
しかし、特許文献1の灌水装置は、各分岐チューブの長さの違いや、各分岐チューブの給水管に対する接続位置の違い(給水管の上流側か、下流側かの違い)に起因する水圧差によって、各分岐チューブの延長端から吐出する水量が個々に異なるため、各育苗鉢や各セルに対する灌水量が不均一になり、苗の生育状態にバラツキが生ずるという欠点がある。
この欠点を解消するために、セルトレイの各セルの開口部内に位置する点滴部を備えた保水性シートをセルトレイの上面全体に被せて、該保水性シートに給水管から供給される水分を各セルの開口部内に位置する点滴部から各セル内にポタポタと滴下させて供給するドリップ方式の灌水装置が提案されている(特許文献2参照)。
特開2006−288392号公報
しかしながら、特許文献2の灌水装置は、給水管からセルトレイの上面に被せた保水性シートへの水分の供給を開始しても、保水性シートの含水量(保水量)が飽和状態に達するまでは、その保水性シートの点滴部からセルトレイの各セル内への給水は開始されず、また、給水管から保水性シートへの水分の供給を停止しても、その点滴部からセルトレイの各セル内への給水は即座に停止せずに、滴下する時間的間隔が徐々に長くなりながらもポタポタと滴下して給水される状態が暫く継続するので、各セルへの灌水量を厳密に管理することができないという欠点がある。また、給水管に近い位置に在るセルは、給水管から遠い位置に在るセルに比べて、給水が早く開始され、遅く終了するので、各セルに対する灌水量を均一化することも困難であり、灌水ムラが生ずることは避けられない。
更に、特許文献1の灌水装置は、セルトレイのセルの個数に相当する本数の分岐チューブを配管しなければならず、また、特許文献2の灌水装置は、セルトレイのセルの個数に相当する数の点滴部を備えた保水性シートをセルトレイの上面全体に被せなければならないので、何れの装置も、その構造が煩雑で設備費が嵩むと同時に、メンテナンスも面倒であるという欠点がある。
これに対し、鉢の下部を水に浸して鉢底から水遣りする方式の灌水装置は、灌水の水滴が葉や培土の上に降り掛かって炭疽病菌の胞子が周囲に飛び散ることがないし、灌水ムラも生じないという利点があり、この種の従来装置としては、例えば図7に示す如く、栽培水50を貯留する貯水トレイ(灌水用トレイ)51の底部に、ウレタンフォームや、スポンジ、不織布等の吸水性材料で作られた給水マット52が設置され、該給水マット52に含浸された貯水トレイ51内の栽培水が、給水マット52の上面に並べて載置された栽培ポット53、53…の鉢底からそれら各ポット53内の培土54に吸水されるようにしたものがある(特許文献3及び4参照)。
特開2002−305997号公報 特開平6−327357号公報
しかし、図7の灌水装置は、炭疽病菌の胞子を周囲に飛び散らせるおそれはなく、また、各ポット53、53…に対する灌水量を均一化して灌水ムラを防止することはできるものの、ポット53、53…を載置する給水マット52が、貯水トレイ51内の栽培水50を吸水含浸して常時濡れっ放しの状態となっているため、ポット53の鉢底からの灌水量が過剰となって、そのポット53で栽培する植物55の根56が根腐れを生じたり、酸素不足によって発根が阻害されたり、あるいは、その根56がポット53の鉢底から外へ伸び出て、給水マット52の上面に根を張るように発根するおそれがある。また、数日経過すると、栽培水50を貯留した貯水トレイ51内に藻が発生し、栽培水50の溶存酸素が不足して不潔になっていき、夏場は、貯水トレイ51内がボウフラの繁殖場となるおそれもある。
そこで本願の考案者は、鉢の下部を水に浸して鉢底から水遣りする方式の灌水装置に関して、灌水量の過剰や酸素不足による根腐れが生じず、鉢底から鉢の外への発根も生じない構造に改良する考案を提案した(特許文献5参照)。
実用新案登録第3135544号公報
その考案に係る潅水装置は、図3に示すように、イチゴの育苗鉢となるポリポット等の鉢21、21…の下部を水に浸してその鉢底から水遣りする灌水用トレイ22と、該トレイ22をイチゴ栽培用のハウス内に複数枚並べて設置する架台23と、該架台23に設置された複数枚の灌水用トレイ22、22…に朝夕2回にわたって一定量の水を間欠的に供給する給水管24とを備えている。
そして、灌水用トレイ22は、図4の平面図、図5のA−A線断面図、図6の一部切欠側面図に示すように、全体が角型トレイに成形され、その底部25には、該底部25に立設された多数の突起27、27…の集合体によって、複数の鉢21、21…を同じ高さに並べて載置する水平な上げ底26が形成されると共に、その底部25が、トレイの片端部22a側が底浅で、トレイの他端部22b側が底深となる傾斜底を形成し、その底深となるトレイの端部22bに、トレイ内の水を毛細管作用で吸い上げてトレイ外へ排出させるポリエステル長繊維製の排水用不織布シート28が配設されている。
また、灌水用トレイ22には、そのトレイ内の水位が上げ底26の高さよりも高い一定の水位X(必要十分な灌水量が得られる水位)を超えたときに、給水管24からトレイ内に供給された余剰水をトレイ外へオーバーフローさせて排出する水位調整用の溢流部29が設けられている。この溢流部29は、トレイの底部25に開口せられた円形孔30と連通するようにその底部25に立設されるパイプ31又は32で形成されており、育苗初期で気温も低い春期は、鉢21の灌水量が比較的少量で足りるので、短めのパイプ31を用いて水位Xを低めに設定し、苗の発根が進み気温も高い夏期は、育苗初期の春期よりも灌水量を多くする必要があるので、長めのパイプ32を用いて水位Xを高めに設定するようになっている。また、パイプ31、32は、塩化ビニル管等のプラスチック管で形成され、トレイの底部25に開口する円形孔30の周囲には、パイプ31又は32を脱着自在に嵌め止めるための係止用リブ33が形成されている。
架台23は、灌水用トレイ22を水平に載せる前後一対の平行パイプ34、34と、両パイプ34、34を支持する複数本の脚パイプ35、35…とで形成されており、架台23の設置高さは、灌水用トレイ22の上げ底26に載置された鉢21、21…の手入れを立ち姿勢で行うことができるように、イチゴ栽培用ハウスの地面から約60〜80cm程度の高さに選定されている。
給水管24は、架台23に並べて載置された灌水用トレイ22、22…の上部に沿うように配管され、送水ポンプによって送水される水をトレイ22、22…内に吐出するノズル孔36、36…が長さ方向に沿って一定の間隔で設けられている。なお、送水ポンプの送水量は、各トレイ22、22…の全ての水位が上げ底26の高さよりも高い一定の水位Xに達する水量に設定され、その水量を朝夕2回にわたって送水するようにタイマーによって稼動制御される。
また、灌水用トレイ22の端部22bに配設する排水用不織布シート28の単位時間当たりの排水量はそのサイズに比例し、該シート28は、送水ポンプが稼動を停止して給水管24によるトレイ22内への水の供給が停止してから例えば約30分後に、トレイ22内の水位を上げ底26の高さよりも低い位置まで低下させることができる程度のサイズに裁断されている。
これにより、図3の潅水装置は、灌水用トレイ22の底部25に形成された水平な上げ底26に並べて載置された各鉢21、21…の下部が、給水管24によって上げ底26よりも高い一定の水位Xまで供給される水に浸されて、各々の鉢底から均等に水遣りされると共に、トレイ22内に溜まった余剰水が、排水用不織布シート28に吸い上げられて、該シート28の端からトレイ22の外へポタポタと滴下して排出され、給水管24によるトレイ22内への水の供給が停止してから約30分が経過すると、トレイ22内の水位が上げ底26の高さよりも低くなって、その上げ底26に並べて載置された各鉢21、21…への水遣りが一斉に停止されるから、各鉢21、21…の灌水量が最適化されて、灌水量の過剰や酸素不足による根腐れを生ずるおそれもないというものであった。
しかしながら、図3の潅水装置の実用化試験を実施したところ、ポリエステル長繊維製の排水用不織布シート28は、トレイ22内に溜まった余剰水を吸い上げてトレイ22の外へ排出させる排水機能が短期間で失われることが判明した。すなわち、排水用不織布シート28は、該シートを形成するポリエステル長繊維の表面に親水性を高める薬品がコーティングされているが、経時に伴なってそのコーティングが剥がれ落ち、トレイ22内の水を毛細管作用で吸い上げる機能が低下して、その水をトレイ22の端部22bを乗り越えさせてトレイ22の外へ排出させることができなくなることが判った。そのため、排水用不織布シート28を頻繁に新しいものと交換しなければならず、その交換作業の労力や交換費用が嵩むという問題があった。また、各トレイ22、22…の端部22bに排水用不織布シート28が雑巾のように垂れ掛けられるので、見栄えが悪いという問題もあった。
本考案は、トレイ内に水を溜めて各鉢の鉢底から水遣りすることができると同時に、トレイ内に溜まった余剰水を確実にトレイ外へ排出させることができる灌水用トレイを提供することを技術的課題としている。
上記課題を解決するために、本考案は、複数の鉢を並べて載置したトレイ内に給水して各鉢の鉢底から水遣りする灌水用トレイにおいて、トレイの底部に、トレイ内に溜まった余剰水を排水するための排水孔が一以上形成され、その排水孔が、前記余剰水を浸透させて徐々に排水する透水性の排水栓によって閉塞されることを特徴とする。
本考案に係る灌水用トレイは、その底部に形成された排水孔が透水性の排水栓によって閉塞されることにより、複数の鉢を並べて載置したトレイ内に必要量の水を溜めて各鉢の鉢底から水遣りすることができると同時に、トレイ内に溜まった余剰水を確実にトレイ外へ排出させることができる。
本考案に係る灌水用トレイの最良の実施形態は、プラスチックあるいはステンレス鋼板等の金属板で成形されたトレイの底部に、その底部に立設された多数の突起の集合体によって、複数の鉢を並べて載置する水平な上げ底が形成されると共に、トレイ内に溜まった余剰水を排水するための排水孔が形成され、その排水孔が、トレイ内の余剰水を浸透させて徐々に排水する透水性の排水栓によって閉塞される構成となっている。
トレイの底部に形成する排水孔は、円筒型に形成され、その排水孔を閉塞する排水栓は、排水孔の孔内に押し込んで装填することができる円柱型ないし円盤型に形成されている。また、排水栓は、透水性を有する連続気孔の多孔質体で形成されており、その多孔質体としては、例えば気孔径約100〜300μmのPVAスポンジが用いられている。
図1は本考案に係る灌水用トレイの一例を示す平面図、図2はそのトレイの一部切欠側面図である。
本例の灌水用トレイ1は、硬質プラスチックによってW600〜700mm、D400〜500mm、H50〜60mm程度のサイズを有する角型トレイに成形され、その底部2に、該底部2に立設された円柱状のボッチで成る多数の突起3、3…の集合体によって、複数の鉢を同じ高さに並べて載置する水平な上げ底4が形成されると共に、トレイ1内に溜まった余剰水を排水するための排水孔5が、トレイ1の片端側と他端側に夫々一つずつ形成され、それら排水孔5、5が、トレイ1内の余剰水を浸透させて徐々に排水する透水性の排水栓6によって閉塞されるようになっている。
排水孔5は、内径約20mm、深さ約10mmの円筒型の孔に形成され、排水栓6は、排水孔5の孔内に押し込んで装填可能な外径約21mm、高さ約11mmの円柱型ないし円盤型の栓に形成されている。なお、排水孔5は、その孔内に装填した排水栓6の抜け落ちを防止するために、下端側の開口部が狭められた形状となっている。また、排水栓6は、透水性を有する連続気孔の多孔質体で形成され、本例では、その多孔質体としてポリビニルアルコールを原料とするPVAスポンジが用いられている。
また、トレイ1の底部2には、そのトレイ内に供給される遣り水の水位が上げ底4よりも一定以上高くなったときに、余剰水をトレイ外へオーバーフローさせて排出する水位調整用の溢流部7が設けられており、該溢流部7は、トレイ1の底部2に開口せられた円形孔8と連通してその底部2に脱着可能に立設されるパイプ9で形成されている。また、トレイ1の底部2には、その底部2に開口する円形孔8の周囲に沿って、該孔8と連通させて立設するパイプ9を脱着自在に嵌め止めるための係止用リブ10、10…が形成されている。
しかして、本例の灌水用トレイ1を、図3の灌水用トレイ22に代えて、同図に示す潅水装置に用いると、そのトレイ1の底部2に形成された水平な上げ底4に並べて載置される各鉢21、21…の下部が、給水管24から供給される水に浸されて、その鉢底から均等に水遣りされると同時に、トレイ1内に溜まった余剰水が、その余剰水を浸透させて徐々に排水する透水性の排水栓6を透過して該排水栓で閉塞された排水孔5からトレイ1の外へ排出される。
これにより、トレイ1内の水位が徐々に低下して上げ底4の高さよりも低くなり、その上げ底4に並べて載置された各鉢の水遣りが一斉に停止されるので、各鉢の灌水量が最適化され、灌水量の過剰や酸素不足による根腐れを生ずるおそれもない。また、鉢を載置する上げ底4は、多数の突起3、3…の集合体によって形成されているので、トレイ1内の水位が上げ底4の高さより低くなると、各鉢の鉢底からの水遣りが停止されるのみならず、その鉢底が、上げ底4を形成する突起3、3…間の隙間に介在・流通する空気に触れて乾燥させられるので、鉢底の穴から鉢の外への発根が防止される。
なお、排水栓6を形成する連続気孔の多孔質体は、その気孔径が300μmを超えると、トレイ内に溜まった余剰水を排水する時間は短くなるが、トレイ内に必要量の水が溜まるまでの所要時間が長くなり、その間に排水孔5からトレイ外へ無駄に排水される水量が多くなる。一方、気孔径が100μm未満になると、トレイ内に必要量の水が溜まるまでの所要時間は短くなり、その間に排水孔5からトレイ外へ無駄に排水される水量も少なくなるが、トレイ内に溜まった余剰水を排水する時間が長くなる。このため、排水栓6は、気孔径約100〜300μmのPVAスポンジで形成するのが好ましい。
排水栓6を形成するPVAスポンジに気孔を塞ぐ微細なゴミや水藻等が付着したときは、その排水栓6を排水孔5の下端側開口部から細い棒や指先などで突いて排水孔5の孔内から取り出し、水洗いするだけで、何度も繰り返して使用することができ、経時によって透水性が低下することもないので、灌水用トレイ1内に溜まった余剰水を確実に排水することができる。
本考案は、例えばイチゴの育苗鉢の灌水量を適正に管理して苗の生育を促進させ、また、灌水量の過剰や酸素不足による根腐れを確実に防止し、更に、鉢底から鉢の外への発根も防止して、イチゴの生産量向上に資するものである。
本考案に係る灌水用トレイの一例を示す平面図 図1に示す灌水用トレイの一部切欠側面図 従来の灌水用トレイを用いた潅水装置の斜視図 図3に示す灌水用トレイの平面図 図3に示す灌水用トレイの図4A−A線断面図 図3に示す灌水用トレイの一部切欠側面図 灌水装置の従来例を示す断面図
符号の説明
1…灌水用トレイ
2…底部
3…突起
4…上げ底
5…排水孔
6…排水栓

Claims (4)

  1. 複数の鉢を並べて載置したトレイ内に給水して各鉢の鉢底から水遣りする灌水用トレイにおいて、トレイの底部に、トレイ内に溜まった余剰水を排水するための排水孔が一以上形成され、その排水孔が、前記余剰水を浸透させて徐々に排水する透水性の排水栓によって閉塞されることを特徴とする灌水用トレイ。
  2. 前記排水孔が、円筒型に形成され、前記排水栓が、前記排水孔の孔内に装填可能な円柱型ないし円盤型に形成されている請求項1記載の灌水用トレイ。
  3. 前記排水栓が、連続気孔の多孔質体で形成されている請求項1又は2記載の灌水用トレイ。
  4. 前記多孔質体が、気孔径約100〜300μmのPVAスポンジである請求項3記載の灌水用トレイ。
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