JP3141976U - タッチローラ装置 - Google Patents

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實 上山
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Abstract

【課題】タッチローラ表面に溝を切ることなく、空気のかみ込み量を容易に調整し、巻き硬さを適度に保って巻取ロール巻始め時のしわならびに次工程での巻出し時の層間すべりをなくし、剥がれを良好ならしめる。
【解決手段】巻取軸1に巻かれた巻取ロールR外周面のウエブ進入位置にタッチローラ2を圧接して設けたウエブ巻取装置において、前記巻取ロールR外周面に圧接するタッチローラ2を周面平滑なローラとすると共に、巻取ロール外周面に圧接する圧接力に偏芯カム7等を使用して強弱の振動を与え、タッチローラ2の振動サイクル及び振幅を調整することにより巻取ロールRとタッチローラ2の接触面よりの巻取ロールの空気かみ込み量を調整可能ならしめる。
【選択図】 図1

Description

本考案は巻取軸に巻かれる巻取ロール外周面のウエブ進入位置に圧接して設けられるタッチローラ装置に係り、特に巻取ロールとタッチローラの接触面より巻取ロールの空気のかみ込み量を調整可能ならしめた上記タッチローラ装置に関するものである。
ウエブを巻き取る場合、巻取軸に巻かれるウエブに対し巻取軸をモータ等により回転させてウエブに張力を与え、巻取ロールとして巻き取るが、この場合、巻取ロールには巻取ロールの外周面と巻取ロールに進入するウエブとの間に空気がかみ込まれて巻き込まれるので、この空気のかみ込まれる量を調整するためにタッチローラと呼ばれるローラを巻取ロールの表面でウエブが進入する位置に設け、タッチローラの巻取ロールに接する圧力を調整し、最適な巻取ロールを得るようにしている。
巻取ロールの品質は巻かれたロールの端面不揃いやしわ等と共に巻き硬さ(巻取ロールのウエブ層間に空気をかみ込ませる)を適量に保つことが重要となっている。巻取ロールの空気のかみ込みが少なすぎると巻取ロールが硬くなってウエブ層間にウエブ同士が接合するブロッキング現象を誘発し、製膜後のウエブの材質変化、特に収縮性質がある場合、ウエブに残留応力が生じたりする。逆に空気のかみ込み量が多すぎると、巻ずれが生じたり、しわが発生して次工程での巻出し時に層間滑りを生じたり、不具合を惹起する。このようなことから、ウエブの特性に応じて巻取ロールのウエブ層間に適量の空気をかみ込ませることは頗る重要である。
ところが、通常、現有するタッチローラ装置は一般的にタッチローラを空気圧シリンダーで巻取ロールの表面に押し付けて巻き取るようになっており、タッチローラの接圧は最低限圧接する必要があって、より多くの空気を含ませることは困難である。そこで、これを改善すべくタッチローラの表面に縦又は横,斜め等の溝を切ることによって空気を巻取ロールに含ませることが行なわれている。(例えば特許文献1,2参照)
即ち、特許文献1にはタッチローラに溝を設けて空気かみ込み量を調整することが開示されており、引用文献2にはタッチローラに軸方向中央部から両端部にかけて対称的にらせん状溝を設けることが開示されている。
特開平4−350050号公報 特開平8−34550号公報
しかし、上記各文献記載のものは何れもタッチローラ表面に溝等を設けるものであり、タッチローラの製作費が嵩むのみならず、適切な空気かみ込み量を得るには溝の形状をその都度、かみ込み量に合わせて変えなければならないという不便を有している。
本考案は上述の如き実状に対処し、特にタッチローラの表面に溝等を切ることなく、一般的な平滑表面を有するローラを使用してタッチローラの接圧に振動を与えることを見出すことにより、空気のかみ込みを容易に調整し、巻き硬さを適度に保つと共に巻取ロール巻始め時のしわを無くし、次工程での巻出しにおける層間滑りを無くして良好な巻取ロールを得ることを目的とするものである。
即ち、上記目的に適合する本考案は、巻取軸に巻かれた巻取ロール外周面のウエブ進入位置にタッチローラを圧接して設けたウエブ巻取装置において、前記巻取ロール外周面に圧接するタッチローラを周面平滑なローラとすると共に、巻取ロール外周面に圧接する圧接力に強弱の振動を与え、タッチローラの振動サイクル及び振幅を調整することにより巻取ロールとタッチローラの接触面よりの巻取ロールの空気かみ込み量を調整可能ならしめたことを特徴とする。
なお、タッチローラに振動を与えるにあたっては、中間に支点を有するタッチローラアームを設け、その上端にタッチローラを保持し、下端側に空圧シリンダーのロッド先端を支着すると共に、空圧シリンダーのロッド接点と支点との間に回転可能な偏芯カムを当接し、空圧シリンダーの作動と偏芯カムの回転によりタッチローラアームを振動して、タッチローラを振動せしめるか、あるいは電磁力を用いて上記振動を起こさせる。勿論、更に他の手段をもつて振動を生じさせることも可能である。
上記本考案タッチローラ装置によれば、空気かみ込み量の調整に際し、溝付ロールの如きタッチローラ表面に溝を切ったローラを用いる必要なく、通常の平滑なタッチローラをそのまま使用することが可能であるので、溝加工などの煩雑さがなく、しかもタッチローラの振動サイクル及び振幅を調整するだけで調整が容易であるため各ウエブの物性に応じた空気かみ込み量を簡単に得ることができると共に、巻始めにかかる皺も生ぜず、また巻出し時にブロッキング現象に起因するウエブ同士のくっつきを剥がすためのテンションも必要なく、ウエブの物性に応じた良好な巻き姿の巻取ロールを得ることができる。
以下、更に添付図面に基づいて本考案の具体的な態様を説明する。図1は本考案に係るタッチローラを備えた巻取装置の要部を示し、図において1は巻取軸で、図示していないが適宜、モータ等により回転可能となっていて、その外周にウエブWに張力を与えて巻取ロールRとして巻取るようになっている。
2は上記巻取りに際し巻取ロールR外周面と巻取ロールRに進入するウエブとの間に巻き込まれる空気の巻き込み量を調整するためのタッチローラであり、タッチローラアーム3の上端に保持され、下端側に設けられた接圧用空圧シリンダー5のロッド6先端に支着されて支点4を中心として回動する上記アーム3により回動可能に設けられていると共に、支点4と空圧シリンダー5との間のタッチローラアーム3に接して偏芯カム7が設けられていて、偏芯カム7の回転によりタッチローラアーム3に図2(イ)に示す偏芯量Sにもとづいて強弱の圧力が加えられ、先端のタッチローラ2の巻取ロールRへの圧接力に強弱の振動を付与せしめるようになっている。
図2(ロ)は上記偏芯カム7の回転機構の1例であり、図示例では偏芯カム回転アーム8に取り付けられたモータMの回転により偏芯カム7を回転し、タッチローラアーム3に強弱の圧接力を付与しているが、他に電磁力あるいは空圧を振動源としてタッチローラ2に強弱の振動を付与せしめるようにすることも可能である。
図3は上記の如く回動し、強弱の振動が付与されるタッチローラアーム3先端のタッチローラ2が巻取ロールRに圧接されて空気のかみ込み量が調整される状況を示しており、弱い振動によって巻取ロールRとタッチローラ2の間の圧接力が弱まり、両者間に図3(イ)の如く隙間が生じたとき、このタッチローラ2の隙間より適量の空気かみ込みが得られ、一方、図3(ロ)の如くタッチローラ3が巻取ロールRに完全に接触し圧接しているとき空気かみ込みが制限される。
偏芯カム7は、上記の如くタッチローラ2と巻取ロールRとの間の隙間を作り、または制限するための振動源であり、その回動によるタッチローラアーム3への圧接の強弱変化によってタッチローラ2と巻取ロールRとの圧接力の強弱が得られる。そして、この場合、タッチローラの振動サイクル及び振幅を適宜調整することにより平滑なタッチローラを使用して空気かみ込み量を容易に調整することができ、ウエブの物性に応じ、ウエブの層間に適量の空気かみ込み量を有する巻取ロールを得ることができる。
なお、タッチローラの振動サイクル及び振幅の調整は空圧シリンダーのストローク長、あるいは偏芯カムの形状を変え、又は空圧シリンダーの作動回数、偏芯カムの回転数等を制御せしめる機構を付与し、随時、制御せしめることによって行なわれる
本考案に係るタッチローラ装置の実施の1態様を示す概要図である。 本考案に偏芯カムを使用した場合で、(イ)は偏芯カムによる偏芯量、(ロ)は該偏芯カムの回転機構を示す説明図である。 空気かみ込みの状況説明図で、(イ)は巻取ロールとタッチローラに隙間ができたとき、(ロ)はタッチローラが巻取ロールに接触しているときの状態である。
符号の説明
1:巻取軸
2:タッチローラ
3:タッチローラアーム
4:支点
5:空圧シリンダー
6:ロッド
7:偏芯カム
8:偏芯カム回転アーム

Claims (3)

  1. 巻取軸に巻かれた巻取ロール外周面のウエブ進入位置にタッチローラを圧接して設けたウエブ巻取装置において、前記巻取ロール外周面に圧接するタッチローラを周面平滑なローラとすると共に、巻取ロール外周面に圧接する圧接力に強弱の振動を与え、タッチローラの振動サイクル及び振幅を調整することにより巻取ロールとタッチローラの接触面よりの巻取ロールの空気かみ込み量を調整可能ならしめたことを特徴とするタッチローラ装置。
  2. 中間に支点を有するタッチローラアームの上端にタッチローラを保持し、下端側に空圧シリンダーのロッド先端を支着すると共に、空圧シリンダーのロッド接点と支点との間に当接して回転可能に偏芯カムを設け、空圧シリンダーの作動及び偏芯カムの回転によりタッチローラアームを振動し、タッチローラを振動せしめる請求項1記載のタッチローラ装置。
  3. 中間に支点を有するタッチローラアームの上端にタッチローラを保持し、下端側を電磁力あるいは空圧を用いて振動させることによりタッチローラを振動せしめる請求項1記載のタッチローラ装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108033292A (zh) * 2017-11-30 2018-05-15 重庆三好纸业有限公司 一种纸卷压边设备

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