JP3155292U - タッチローラ - Google Patents

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實 上山
實 上山
利明 三好
利明 三好
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Abstract

【課題】巻取ロールに圧接するタッチローラにおいて、ウエブ巾方向における巻取張力差をなくし、巻取り時のウエブの皺を解消する。【解決手段】ウエブ巻取装置において、巻取ロール外周面に圧接して設けられるタッチローラをローラ基体1外周面にゴム材が巻かれてゴム被覆層2を有する周面平滑な均一径の円筒に形成すると共に、外周面に巻かれた前記ゴム被覆層2のゴム材の硬度をタッチローラ長さ方向において中央部aを両端部b〜dに比し硬く形成した。【選択図】図1

Description

本考案はウエブ巻取装置において、巻取軸に巻かれた巻取ロール外周面のウエブ進入位置に圧接して設けられるタッチローラに関するものである。
ウエブを巻取る場合、図2,図3に示す如く巻取軸Pに巻かれるウエブWに対し巻取軸Pをモーター等により回転させてウエブWに張力を与え巻取ロールRとして巻取るが、このとき巻取ロールRには巻取ロールの外周面と巻取ロールに進入するウエブとの間に空気がかみ込み、巻かれるため巻取ロール外周面のウエブ進入位置に圧接してタッチローラAが設けられている。(例えば特許文献1,2参照)
このタッチローラAは通常、図2(ロ)に示すように弾性ゴム材によりローラ基体1外周が被覆され、外周面が、例えばゴム硬度40°位の平滑なゴム被覆層2を有するゴムローラーで形成されている。(例えば特許文献3参照)
しかし、巻取ロール外周面と進入するウエブWとの間に巻き込まれた空気は巻かれるウエブの各層間の巾方向に均一な量で巻き込まれてもウエブの張力等によりウエブの両端部の空気が押し出され、中央部には多くの空気層が残る。この空気層のウエブ巾方向の差は図4(ロ)に示すように巻取ロールの中央部の径が大きく、両端部が小さくなり、同一回転するロールの1回転に対し中央部のウエブの長さが端部の長さより大きくなって巻かれるウエブの張力に差が生じ、中央部の巻取張力が上がって皺を生ずることになる。そのため、従来、このような現象に対しウエブの厚,薄むらに対応してタッチローラの接圧を調整したり(例えば特許文献1参照)、タッチローラに進入するウエブの進入角を調整したり(例えば特許文献2参照)、円筒状心金の表面を硬度の低いスポンジ状材料で被覆し、その被覆層に対向らせん状の溝を設ける(例えば特許文献3参照)ことなどが提案されて来たと共に、図5に示す如くタッチローラAの基体1外周に被覆するゴム被覆層2において中央部2aを大きく、両端を細くするクラウンを付け、巻取ロールに接する圧力を中央部は強く、両端部を低くして空気層のかみ込みを調整することが行われて来た。
特開2003−341888号公報 特開2002−240993号公報 実公平6−38031号公報
しかし、前記提案による接圧調整はタッチローラ自体の構造によるものではなく、また、タッチローラに対向らせん溝を設けるものは、巻取ロール表面に対する押圧力の低い部分が移動し、均一に配分されるとしても、別途、溝の成形加工が必要であり、工程増による手間を免れない。一方、タッチローラの外周をウエブ巾方向で差をつけることはタッチローラを抱え込むとき、タッチローラ上のウエブが全巾均等に接しなくなり、タッチローラ上の皺などの原因となる問題があった。
本考案は上述の如き実状に対処して、特にタッチローラ外周に別段、溝つけの加工を施すことなく、かつその外周径を長さ方向全体において差をつけることなく均等にしながらタッチローラ外周面に巻かれるゴム被覆層のゴムの硬度を変えることにより巻取ロールの両端の空気層のはみ出しを減少させ、中央部の空気層を多くはみ出させてウエブ全巾にわたり均一な巻取張力で均質な巻取りを可能ならしめることを目的とするものである。
即ち、上記目的に適合する本考案の特徴は、ウエブ巻取装置において巻取ロール外周面に圧接して設けられるタッチローラの構成を外周面にゴム材が巻かれてゴム被覆層を有する周面平滑な均一径の円筒に形成すると共に、外周面に巻かれた前記ゴム材の硬度をタッチローラ長さ方向で中央部を両端部に比し硬く形成せしめた点にある。ここで、ゴム被覆層のゴム材の硬度は特にタッチローラ長さ方向で中央部を最も高く、両端にゆくに従って順次、段階的に漸減する如く形成することが効果的である。なお、上記硬度を変えたゴム被覆層は直接、巻取ロールに圧接せしめてもよいが、更にゴム薄層をその外周に被着せしめて巻取ロールに圧接せしめるようにしてもよい。
本考案は以上の如くタッチローラの外周径を長さ方向で変えることなく、ウエブ巾方向中央部に位置するゴム被覆層のゴム硬度を両端部に比し硬く形成したことにより巻取軸に巻かれるウエブに対しタッチローラの長さ方向、即ちウエブ巾方向の接圧を中央部で強く、両端部で弱くして巻取ロール両端部の空気層のはみ出しを減少させ、中央部の空気層を多くはみ出させることができ、従来における空気層のウエブ巾方向の差による巻取張力差を解消し、ウエブ巾方向において均等な巻取径とすると共にウエブ方向の巻取張力を均等にして巻取り時の皺を防止することができる効果を有する。
図1は本考案に係るタッチローラの断面説明図で、(イ)はゴム1層構造、(ロ)はゴム2層構造の場合である。 (イ)は巻取ロールにタッチローラを圧接した状態図、(ロ)は従来のタッチローラの断面図である。 巻取ロールとウエブとの間の空気かみ状態を示す説明図である。 空気層による巻取ロールの径の異同を示す図で、(イ)は空気層が均一な場合、(ロ)は空気層による差のある場合である。 は既知のゴム被覆タッチローラにおいて径差をつけたタッチローラである。
以下、更に添付図面に基づいて本考案タッチローラの具体的形態を説明する。図1は本考案タッチローラの実施例としてゴム被覆層が1層の場合(イ)と、ゴム被覆層が2層の場合(ロ)を示している。
(イ)に示す1層によるゴム被覆層の場合は既知のタッチローラの巾方向均一径の基体ローラ1の外周面に対しゴム材が巻かれてゴム被覆層2が均一径となる如く施されるが、この場合、ゴム被覆層2は基体ローラ1の巾方向の位置によりゴムの硬度が変えられ、中央部aが硬いゴム材で巻かれ、両端部b〜dは中央部に比し軟らかいゴム材で巻かれて柔らかく形成されてる。即ち、図ではタッチローラ巾方向において中央部aと左右各3部分b,c,dに分けられて各部分に応じてゴム硬度が変えられ、中央部aにおいて通常のゴム層の硬度40°に比し高い硬度60°、そしてそれより左右両側に向かって順次各部分b,c,dが夫々ゴム硬度50°,40°,30°と漸減した硬度となっている。
勿論、上記の如く中央部1と左右各3部分にわけることなく中央部の外、左右夫々2部分,1部分とすることも可能であるが、ウエブに対する空気かみ状況を考えれば少なくとも中央部の外、左右各2部分以上とすることが接圧上、効果的である。しかし、余り多くすると硬度の異なる各ゴムをタッチローラ外周面に巻くのが複雑となるので、左右2部分、又は3部分程度が好適である。
(ロ)は上記(イ)に示すタッチローラが基体ローラ1の外周に直接、ゴム巻きを行ってゴム被覆層2が形成されている場合であるが、更にその応用例として上記(イ)に示すタッチローラの長さ方向にわたり上記ゴム硬度を変えたタッチローラの外周に更に通常の硬度40°程度の表層ゴム被着3を施したものである。この場合は最外層の表層ゴム3は3mm程度の薄層ゴムでよく、余り厚くては内面側のゴム硬度を変えた効用を阻害するので好ましくない。
何れにしても本考案タッチローラは中央部aのゴム硬度が両端側b〜dのゴム硬度に比し高く、ウエブ巾方向に対するローラの長さ向の接圧が中央部で強く、両端にゆくに従って弱くすることが重要である。但しこの場合、ゴム被覆されたタッチローラは周面平滑な均一径の円筒で長さ方向、即ちウエブ巾方向に径差がないことが肝要である。
かくして、ウエブ巻取りにあたり、巻軸に巻かれるウエブに対し、巻取軸をモータ等により回転させてウエブに張力を与えて巻取るとき、巻取ロールに圧接空気シリンダーにより本考案タッチローラが圧接されるが、ローラ中央部の硬度が両端部の硬度より大きいため中央部の空気層のはみ出しが両端部の空気層のはみ出しより多くなり、タッチローラの長さ方向、即ちウエブの巾全面位置においてウエブの張力を均一にすることができ、均一な張力下で巻取りを行うことができる。
1:タッチローラ基体
2:ゴム被覆層
a:中央部
b,c,d:中央部左右両側

Claims (3)

  1. ウエブ巻取装置において、巻取ロール外周面に圧接して設けられるタッチローラであって、外周面にゴム材が巻かれてゴム被覆層を有する周面平滑な均一径の円筒に形成されていると共に、外周面に巻かれた前記ゴム材の硬度がタッチローラ長さ方向で中央部が両端部に比し硬く形成されていることを特徴とするタッチローラ。
  2. ゴム被覆層のゴム材硬度がタッチローラ長さ方向で、中央部が最も硬く、左右に段階的に順次漸減している請求項1記載のタッチローラ。
  3. 硬度を変えたゴム被覆層の外周に更に周面平滑にゴム薄層を被着した請求項1または2記載のタッチローラ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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