JP3484368B2 - ゴルフボールの製造装置及び製法 - Google Patents

ゴルフボールの製造装置及び製法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、糸ゴムを芯球に巻
付けて糸巻コアを得るためのゴルフボールの製造装置及
び製法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、糸巻ゴルフボールは、液体又
はペースト状のリキッド材をゴム製のバッグに充填して
形成した芯球や固形ゴムから成る芯球の周囲に糸ゴムを
巻付けて糸巻コアを形成し、この糸巻コアをカバーで被
覆することによって製造されている。
【0003】この芯球(いわゆるセンター)に糸ゴムを
巻付ける方法としては、複数の糸巻ローラにて芯球を保
持し、糸巻ローラの少なくとも一つを回転駆動して芯球
を回転しつつ芯球の表面に糸ゴムを供給して、糸ゴムを
芯球に巻付ける方法が広く採用されている。ところで、
糸巻コアの硬度及び反発性能の向上を図るために糸ゴム
を延伸させて芯球に巻付ける必要があるが、この糸ゴム
の延伸手段としては、特公平3− 52312号公報に記載の
ものが公知であった。
【0004】この糸ゴム延伸手段は、芯球を保持しつつ
回転して糸ゴムを巻付ける上下糸巻ローラの上流側に設
けられ、相互に圧着する方向に弾発付勢された一対のプ
リ供給ローラと、上下糸巻ローラ側に糸ゴムを供給する
メイン供給ローラと、メイン供給ローラに付設されたガ
イドプーリーとを備え、一対のプリ供給ローラの間を通
した糸ゴムをガイドプーリーに懸架し、さらに糸ゴムを
メイン供給ローラの外周面に沿わせて張力を付加した
後、糸巻ローラに保持された芯球に供給するように構成
されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の糸ゴム延伸手段では、メイン供給ローラの上流側に
配設された一対のプリ供給ローラが糸ゴムと点接触であ
るため、糸ゴムに安定した張力(テンション)を付加す
ることができず、テンション不良が多発(約30%)し、
それによって芯球に巻付けた糸ゴム層の硬度のばらつき
や、糸ゴム切れ等が多く発生していた。
【0006】そこで、本発明は上記問題を解決し、テン
ション不良を改善し、糸ゴム切れを低減すると共に、糸
巻コアの品質向上を図り得るゴルフボールの製造装置及
び製法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明に係るゴルフボールの製造装置は、糸ゴム
を芯球に巻付けて糸巻コアを得るゴルフボールの製造装
置であって、上記芯球に糸ゴムを巻付ける糸巻手段を備
え、該糸巻手段が、供給された糸ゴムを各々90°〜 300
°の中心角度にて外周面に沿わせて張力を付加する複数
のテンションローラと、相互に接近・離間可能に設けら
れると共に芯球を保持しつつ回転して上記テンションロ
ーラから送られた糸ゴムを巻付ける上下の糸巻ローラ
と、を具備するものである。
【0008】 さらに、上下糸巻ローラの芯球に対する
圧接力を調整する圧接調整機構が設けられ、該圧接調整
機構は、糸ゴム層の厚みが増加して糸巻コアが所定の外
径寸法に達するまで芯玉に対する圧接力を増加していっ
て、また、電気的に制御されたブレーキ力を各テンショ
ンローラに付加するためのブレーキ手段を設け、少なく
とも1個のテンションローラのブレーキ力を、糸ゴムの
巻付け開始時から短秒間内に0から夫々の所定値まで単
調増加するように設定したものである。
【0009】また、本発明に係るゴルフボールの製法
は、糸ゴムを芯球に巻付けて糸巻コアを得るゴルフボー
ルの製法であって、上記芯球を保持しつつ回転して糸ゴ
ムを巻付ける複数の糸巻ローラの上流側に於て、各々90
°〜 300°の中心角度にて外周面に沿う複数のテンショ
ンローラをもって上記糸ゴムに張力を付加し、複数の糸
巻ローラによる芯球を押圧する巻き始めの初期圧力を、
糸ゴム層の厚みが増加して糸巻コアが所定の外径寸法に
達した状態にある通常の巻付け時の押圧力よりも下げる
ものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態を示す図面に基
づき、本発明を詳説する。
【0011】図1は、本発明のゴルフボールの製造装置
の実施の一形態を示し、このゴルフボール製造装置は、
糸ゴムGを芯球Bに巻付けて糸巻コアを得るものであっ
て、芯球Bに糸ゴムGを巻付ける糸巻手段(糸巻装置)
1を備える。なお、この芯球Bは、液体又はペースト状
のリキッド材をゴム製のバッグ内に充填して形成したも
の(いわゆるリキッドセンター)や、固形ゴムから成る
もの(いわゆるソリッドセンター)の両方を含む。
【0012】上記糸巻手段1は、複数のテンションロー
ラ2…と複数の補助ローラ6…にて供給された糸ゴムG
を引き伸ばす糸ゴム延伸部25と、相互に接近・離間可能
に設けられると共に芯球Bを保持しつつ回転して糸ゴム
延伸部25から送られた糸ゴムGを巻付ける上下の糸巻ロ
ーラ3…と、を具備している。
【0013】しかして、図1〜図3は糸ゴムの巻付工程
を示し、図4は巻付け開始前の状態を示している。この
図1〜図4を参照しつつ糸巻手段1を具体的に説明する
と、4は糸巻手段1の本体部であり、この本体部4の前
壁5側に、糸ゴムGに張力を付加する上下2個のテンシ
ョンローラ2,2と、各テンションローラ2,2に各々
糸ゴムGを押圧する補助ローラ6,6と、上記上下糸巻
ローラ3…が設けられている。
【0014】上テンションローラ2(2a)は、本体部
4の前壁5に枢結軸11を介して揺動可能に枢着された第
1取付板8の上端に、ブレーキ手段7を介して回転可能
に設けられている。詳しくは、第1取付板8の上端にヒ
ステリシスブレーキが設けられると共に、そのブレーキ
軸26にテンションローラ2aが取付けられており、電気
的に制御されたブレーキ力がヒステリシスブレーキから
テンションローラ2aに付加される。なお、12は上記枢
結軸11を回動させて第1取付板8を揺動させる駆動部
(例えばモータ)である。
【0015】また、(図4に示す如く)糸ゴムGを挟ん
で上テンションローラ2aの反対側には上補助ローラ6
(6a)が、前壁5に揺動可能に枢着された第2取付板
9の上端に、回転自在に設けられている。さらに、連結
部材10の両端が、第1取付板8と第2取付板9に揺動可
能に枢着されており、上記駆動部12が駆動して第1取付
板8が糸ゴムG側へ揺動すると、それに同期して第2取
付板9も糸ゴムG側へ揺動するように構成されている。
【0016】つまり、上テンションローラ2aと上補助
ローラ6aとを各々糸ゴムG側(矢印A,D方向)に移
動させ、かつ、上補助ローラ6aにて糸ゴムGを上テン
ションローラ2aの外周面に押圧させることによって、
糸ゴムGを上テンションローラ2aの外周面に沿わせる
ようにしている。
【0017】なお、上記連結部材10は、両端に右ネジ・
左ネジを有するシャフト14と、シャフト14の右ネジ・左
ネジに各々螺合すると共に第1・第2取付板8,9に各
々枢着されたナット部13,13とから成り、シャフト14を
回して各ナット部13,13を相互に接近・離間させて長さ
調整することによって、上補助ローラ6aにて糸ゴムG
を上テンションローラ2aの外周面に押圧する位置を変
更することができるが、これについて詳しくは後述す
る。
【0018】また、上テンションローラ2aの下方に
は、別のヒステリシスブレーキ(ブレーキ手段7)が本
体部4の前壁5に固設されており、このブレーキ軸26に
下テンションローラ2(2b)が取付けられている。さ
らに、(図4に示す如く)糸ゴムGを挟んで下テンショ
ンローラ2bの反対側には下補助ローラ6(6b)が、
前壁5に揺動可能に枢着された揺動アーム15の先端に、
回転自在に設けられている。
【0019】16は揺動アーム15を糸ゴムG側へ揺動させ
るシリンダであり、このシリンダ16を伸長駆動すること
によって、揺動アーム15と共に下補助ローラ6bを糸ゴ
ムG側(矢印E方向)に揺動する。即ち、下補助ローラ
6bが移動して糸ゴムGを下テンションローラ2bの外
周面に押圧することによって、糸ゴムGを下テンション
ローラ2bの外周面に沿わせるようにしている。
【0020】下テンションローラ2bの近傍位置には、
上下の糸巻ローラ3…が設けられている。上下糸巻ロー
ラ3…は、シリンダ17にて昇降可能とされた鼓型の一対
の上ローラ3a,3aと、上ローラ3aよりも大径の一
対の下ローラ3b,3bとから成り、一対の下ローラ3
b,3bは前後軸心方向に往復動可能とされると共に、
少なくとも一つの下ローラ3bは回転駆動される。
【0021】また、上下糸巻ローラ3…の近傍には、上
下糸巻ローラ3…の芯球Bに対する初期の圧接力(押圧
力)を調整する圧接調整機構18が設けられている。この
圧接調整機構18は、下ローラ3bの近傍に設けられた受
台部19と、シリンダ17のロッド下端に設けられた上ロー
ラ保持カバー20に連結された取付板21と、取付板21に垂
設された雄ネジ部22と、雄ネジ部22に螺合するナット部
23と、ナット部23と一体状に設けられた弾性材(ゴム
等)から成る当接部材24と、を備えている。
【0022】しかして、糸ゴムGの巻付工程の前段階で
は、図4に示す如く、(図外の)糸ゴム供給部から送ら
れた糸ゴムGの端初を芯球Bに取付け、上下糸巻ローラ
3…にて糸ゴムGごと芯球Bを保持する。このとき、上
記圧接調整機構18の当接部材24が受台部19に当接するこ
とにより、上ローラ3a,3aの芯球Bへの圧接力が規
制され、上下ローラ3a…,3b…にて芯球Bがソフト
に保持される。
【0023】つまり、ソリッドセンターの場合、巻付工
程の初期段階では、上下ローラ3a…,3b…にて直接
的に押圧されるため弾性変形を起こし易いという問題が
あるが、図4と図5に示すように、圧接調整機構18にて
複数の糸巻ローラ3…による芯球Bを押圧する巻き始め
の初期圧力P0 を、通常の巻付け時の押圧力P1 よりも
下げることにより上記問題を解消している。なお、この
圧接調整機構18によれば、当接部材24を回してナット部
23を雄ネジ部22に螺進退させることにより押圧力を容易
に調整することができる。
【0024】糸ゴムGと共に芯球Bを上下糸巻ローラ3
…間にセットした後、図2で説明したように、上テンシ
ョンローラ2aと上補助ローラ6aとを相互に接近する
方向に移動させ、かつ、下補助ローラ6bを下テンショ
ンローラ2b側に移動させることによって、糸巻ローラ
3…の上流側に於て、上下のテンションローラ2a,2
bをもって糸ゴムGに張力を付加する。
【0025】このとき、対となる上テンションローラ2
a及び上補助ローラ6aと下テンションローラ2bと下
補助ローラ6bとで、糸ゴムGを90°〜 300°の中心角
度θにて上テンションローラ2aの外周面に沿わせると
共に、対となる下テンションローラ2b及び下補助ロー
ラ6bと糸巻ローラ3…とで、糸ゴムGを90°〜 300°
の中心角度θにて下テンションローラ2bの外周面に沿
わせている。なお、上記中心角度θが90°未満である
と、テンションローラ2が糸ゴムGに対して滑りを生じ
易くなって所望の張力を付加することが困難であり、ま
た、中心角度θが300°を越えるのは過剰であり、その
上機械構造が複雑化するという問題がある。
【0026】ところで、上述したように連結部材10の長
さ調整によって、上補助ローラ6aにて糸ゴムGを上テ
ンションローラ2aの外周面に押圧する位置を変更で
き、それによって糸ゴムGが外周面に沿う範囲の中心角
度θを調整することができる。
【0027】その後、糸巻ローラ3…にて芯球Bを保持
しつつ回転して延伸された糸ゴムGを巻付けていくが、
このとき、少なくとも1個のテンションローラ2のブレ
ーキ力を、糸ゴムGの巻付け開始時から短秒間内に0か
ら夫々の所定値まで単調増加するように設定している。
【0028】具体的に説明すると、図2と図6に示すよ
うに、下テンションローラ2bのブレーキ力を、糸ゴム
Gの巻付け開始時から短秒間t1 内に0から所定値F1
まで単調増加するように設定している。望ましくは、巻
付け開始時から2〜5秒後に直線的に所定値F1 に達す
るように設定する。つまり、ブレーキ手段7(ヒステリ
シスブレーキ)の電流値をコントロールすることによっ
て、徐々にブレーキ力を増加させるようにしており、こ
れによって巻付け開始時に糸ゴムGに急激にテンション
がかかるのを防止でき、糸ゴム切れを大幅に減少させる
ことができる。
【0029】他方、上テンションローラ2aのブレーキ
力は、下テンションローラ2bと同じように糸ゴムGの
巻付け開始時から短秒間内に0から所定値まで単調増加
するように設定しても良いが、通常は巻付け開始時から
一定としておけば良い。
【0030】また、上テンションローラ2aのブレーキ
力と、下テンションローラ2bのブレーキ力との比は、
3:10〜9:10が望ましく、この比率よりも上テンショ
ンローラ2aのブレーキ力が大きくても、あるいは小さ
くても、糸ゴムGに安定して張力を付加することが困難
となり、巻回した糸ゴム層27の硬度がばらついたり糸巻
姿が乱れる等の問題を生じる。
【0031】このように、引き伸ばされ張力が付加され
た糸ゴムGを芯球Bに巻付けて糸巻コアCを形成してい
くが、糸ゴム層27の厚みが増加して糸巻コアCが所定の
外径寸法に達すると、図2と図5に示すように、圧接調
整機構18の当接部材24が受台部19から離間し、(上述し
たように)上下糸巻ローラ3…は糸巻コアCを通常の押
圧力P1 で押圧維持していく。
【0032】なお、本発明は上述の実施の形態に限定さ
れず、例えば、本実施の形態では2個のテンションロー
ラ2,2にて糸ゴムGに張力を付加する場合を例示した
が、テンションローラ2を3個以上とするも良い。
【0033】
【発明の効果】本発明は上述の如く構成されるので、次
に記載する効果を奏する。
【0034】(請求項1によれば)テンション不良の発
生率が大幅に減少する。具体的には、テンション不良の
発生率が従来では約30%であったが、本発明によれば約
2%まで減少する。従って、糸巻コアCの硬度のばらつ
きや糸巻姿の乱れが減少して、品質の安定化と向上を図
ることができる。
【0035】さらに、固形ゴムから成る芯球B(ソリッ
ドセンター)に糸ゴムGを巻付ける際、芯球Bの弾性変
形を防止して真球度の悪化を防止でき、良好な糸巻き状
態を得ることができる。換言すると、冷凍しなくてもよ
いソリッドセンターの使用が可能である。
【0036】さらに、巻付け開始時に糸ゴムGに急激に
テンションがかかるのを防止して、糸ゴム切れを大幅に
減少させることができる。具体的には、糸切れ率が従来
では約20%であったが、本発明によれば約5%まで減少
する。従って、作業の中断が減少して生産性が向上す
る。
【0037】(請求項によれば)テンション不良の発
生率を大幅に減少することができ、それによって糸巻コ
アCの硬度のばらつきや糸巻姿の乱れが改善され、品質
が向上する。
【0038】さらに、固形ゴムから成る芯球B(ソリッ
ドセンター)に糸ゴムGを巻付ける際、芯球Bの弾性変
形を防止して真球度の悪化を防止でき、それによって良
好に糸巻きされた糸巻コアCを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示す簡略構成説明図で
ある。
【図2】糸ゴムに張力を付加した状態を示す要部正面図
である。
【図3】テンションローラの取付部位を示す要部側面図
である。
【図4】糸ゴムに張力を付加する前の状態を示す要部正
面図である。
【図5】巻付工程中における糸巻ローラの押圧力の変化
を示すグラフ図である。
【図6】巻付工程中におけるテンションローラのブレー
キ力の変化を示すグラフ図である。
【符号の説明】
1 糸巻手段 2 テンションローラ 3 糸巻ローラ 7 ブレーキ手段 18 圧接調整機構 B 芯球 C 糸巻コア G 糸ゴム θ 中心角度

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 糸ゴムGを芯球Bに巻付けて糸巻コアC
    を得るゴルフボールの製造装置であって、上記芯球Bに
    糸ゴムGを巻付ける糸巻手段1を備え、該糸巻手段1
    が、供給された糸ゴムGを各々90°〜300°の中心角度
    θにて外周面に沿わせて張力を付加する複数のテンショ
    ンローラ2…と、相互に接近・離間可能に設けられると
    共に芯球Bを保持しつつ回転して上記テンションローラ
    2から送られた糸ゴムGを巻付ける上下の糸巻ローラ3
    …と、を具備し、さらに、上下糸巻ローラ3…の芯球B
    に対する圧接力を調整する圧接調整機構18が設けられ、
    該圧接調整機構18は、糸ゴム層27の厚みが増加して糸巻
    コアCが所定の外径寸法に達するまで芯玉Bに対する圧
    接力を増加してゆき、また、電気的に制御されたブレー
    キ力を各テンションローラ2…に付加するためのブレー
    キ手段7…を設け、少なくとも1個のテンションローラ
    2のブレーキ力を、糸ゴムGの巻付け開始時から短秒間
    内に0から夫々の所定値まで単調増加するように設定し
    たことを特徴とするゴルフボールの製造装置。
  2. 【請求項2】 糸ゴムGを芯球Bに巻付けて糸巻コアC
    を得るゴルフボールの製法であって、上記芯球Bを保持
    しつつ回転して糸ゴムGを巻付ける複数の糸巻ローラ3
    …の上流側に於て、各々90°〜 300°の中心角度θにて
    外周面に沿う複数のテンションローラ2…をもって上記
    糸ゴムGに張力を付加し、複数の糸巻ローラ3…による
    芯球Bを押圧する巻き始めの初期圧力を、糸ゴム層27の
    厚みが増加して糸巻コアCが所定の外径寸法に達した状
    態にある通常の巻付け時の押圧力よりも下げることを特
    徴とするゴルフボールの製法。
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