JP3141861B2 - 半導体記憶装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体記憶装置およびその製造方法

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JP3141861B2 JP10309125A JP30912598A JP3141861B2 JP 3141861 B2 JP3141861 B2 JP 3141861B2 JP 10309125 A JP10309125 A JP 10309125A JP 30912598 A JP30912598 A JP 30912598A JP 3141861 B2 JP3141861 B2 JP 3141861B2
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    • H10B12/48Data lines or contacts therefor
    • H10B12/482Bit lines
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B12/00Dynamic random access memory [DRAM] devices
    • H10B12/01Manufacture or treatment
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Semiconductor Memories (AREA)
  • Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)
  • Formation Of Insulating Films (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はDRAMおよびその
製造方法に関し、特に、(周辺回路を構成する)MOS
トランジスタおよび(メモリセルを構成する)セルトラ
ンジスタを覆う絶縁膜の構造とその製造方法とに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のDRAMでは、メモルセルを構成
する(NチャネルMOSトランジスタからなる)セルト
ランジスタと周辺回路(の少なくとも一部)を構成する
NチャネルMOSトランジスタは、共にゲート電極(あ
るいはワード線)に自己整合に形成されたN- 型拡散層
と、ゲート電極(あるいはワード線)の側面を覆う絶縁
膜スペーサに自己整合に形成されたN+ 型拡散層とから
なるLDD型ソース・ドレイン領域を有していた。しか
しながら、0.35μmデザインルールを採用した64
MのDRAMのころから、セルトランジスタにはワード
線に自己整合的なN- 型拡散層のみからなるN- 型ソー
ス・ドレイン領域が採用されつつある。
【0003】セルトランジスタにN- 型ソース・ドレイ
ン領域が採用されるのに至ったのは、次の理由による。
ワード線の側面への絶縁膜スペーサの形成には絶縁膜に
対するエッチバックが施されるが、これによるダメージ
により、0.35μmデザインルール程度の製法を用い
て微細化されたセルトランジスタでは、保持特性の劣化
が顕著になる。一方、周辺回路を構成するNチャネルM
OSトランジスタに要求される保持特性は厳しい値のも
のではないが、高い値の駆動電流が要求されることか
ら、このトランジスタでは従来どおりにLDD型ソース
・ドレイン領域を採用することが好ましい。
【0004】DRAMの製造工程の断面模式図である図
12(a)〜(d)と、DRAMの平面模式図および断
面模式図である図13(a)および(b)とを参照し
て、メモリセルのワード線やビット線に接続されるデコ
ーダ回路,センスアンプ回路等の周辺回路がNチャネル
MOSトランジスタのみから構成されたDRAMを例に
して、0.25μm(クォータミクロン)デザインルー
ルを採用した場合のDRAMの製造方法を説明する。な
お、図12(a)〜(d)は、図13(a)のAA線に
対応する位置での製造工程の断面模式図であり、図13
(b)は図13(a)のAA線での断面模式図である。
【0005】このDRAMはP型シリコン基板201の
表面に設けられており、P型シリコン基板201の表面
にはDRAMのメモリセルが配列されるセルアレイ領域
251,このセルアレイ領域251を取り囲む境界領域
252および周辺回路が形成される周辺回路領域253
が設けられている。このDRAMは、以下のとおりに形
成される。
【0006】まず、境界領域252を含めて、P型シリ
コン基板201の表面のセルアレイ領域251および周
辺回路領域253の素子分離領域には、異方性エッチン
グにより、深さが例えば300nm程度の溝が形成され
る。この溝には、CVD等により、フィールド絶縁膜2
02が充填される。フィールド絶縁膜202の上面は、
好ましくは概ねP型シリコン基板201の表面と一致し
ている。素子分離領域に囲まれたP型シリコン基板20
1の表面の素子形成領域203,204には、熱酸化に
より、例えば膜厚5nm程度のゲート絶縁膜205が形
成される。境界領域252(におけるフィールド絶縁膜
202)の最小幅は例えば1.2μm程度である。
【0007】続いて、全面に例えば膜厚100nm程度
のN+ 型多結晶シリコン膜と例えば膜厚100nm程度
のタングステンシリサイド膜とが形成される。このタン
グステンシリサイド膜およびN+ 型多結晶シリコン膜が
順次異方性エッチングによりパターニングされて、セル
アレイ領域251および周辺回路領域253にはそれぞ
れN+ 型多結晶シリコン膜パターン241にタングステ
ンシリサイド膜パターン242が積層してなるワード線
211およびゲート電極212が形成される。ワード線
211およびゲート電極212の線幅(ゲート長)はそ
れぞれ0.3μm程度および0.5μm程度である。隣
接するワード線211の間隔およびワード線とフィール
ド絶縁膜202との間隔は、それぞれ例えば0.6μm
程度である。
【0008】続いて、フィールド絶縁膜202,ワード
線211およびゲート電極212をマスクにした燐のイ
オン注入等により、P型シリコン基板201の表面の素
子形成領域203および素子形成領域204には、接合
の深さが例えば70nm程度のN- 型ソース・ドレイン
領域214およびN- 型拡散層215がそれぞれに形成
される。これにより、ゲート絶縁膜205,ワード線2
11およびN- 型ソース・ドレイン領域214からなる
メモリセルが完成する。ここでは(一般的に)、N-
ソース・ドレイン領域214の一方はそれぞれ1つのワ
ード線211(1つのメモリセル)に属し、N- 型ソー
ス・ドレイン領域214の他方はそれぞれ隣接する2つ
のワード線211(2つのメモリセル)に共有される。
- 型拡散層215を介したゲート電極212とフィー
ルド絶縁膜202との最小間隔は、例えば1.0μm程
度である〔図12(a),図13(a)〕。
【0009】次に、例えば膜厚130nm程度の第1の
酸化シリコン膜221が減圧気相成長法(LPCVD)
により全面に形成される。セルアレイ領域251および
境界領域252を覆うフォトレジスト膜パターン244
をマスクにした異方性エッチングにより、この酸化シリ
コン膜221(およびゲート絶縁膜205)が選択的に
エッチバックされて、ゲート電極212の側面を覆う
(酸化シリコン膜221からなる)絶縁膜スペーサ22
7が残置形成される。絶縁膜スペーサ227の膜厚は概
ね130nm程度である〔図12(b)〕。
【0010】フォトレジスト膜パターン244の除去に
前後した砒素のイオン注入とフォトレジスタ膜の除去後
の熱処理等とにより、素子形成領域204には、フィー
ルド絶縁膜202および(ゲート電極212並びに)絶
縁膜スペーサ217に自己整合的に、N+ 型拡散層22
9が形成される。N+ 型拡散層229の接合の深さは例
えば200nm程度である。これにより、周辺回路を構
成するNチャネルMOSトランジスタが完成する。Nチ
ャネルMOSトランジスタのソース・ドレイン領域は、
+ 型拡散層229とN- 型拡散層215とから構成さ
れるLDD型ソース・ドレイン領域230からなる。上
記酸化シリコン膜221(絶縁膜スペーサ227)の膜
厚は、N+ 型拡散層229の接合の深さにより規定され
る。
【0011】続いて、常圧気相成長法(APCVD)に
より、全面に例えば膜厚100nm程度の第2の酸化シ
リコン膜231が全面に形成される。さらに、オゾン
(O3),TEOS(Si(OC254 ),TMO
P(PO(OCH33 )およびTMB(B(OCH
33 )を原料としたAPCVDにより、全面に例えば
膜厚200nm程度のBPSG膜232が形成される。
ここで、酸化シリコン膜231,BPSG膜232の成
膜にAPCVDを採用するのは、生産性を優先するため
である。BPSG膜232における燐の濃度は例えば
4.8mol%程度であり、ボロンの濃度は例えば1
0.3mol%程度である。このとき、BPSG膜23
2の上面における最も高い位置はワード線211の直上
の部分であり、これの上面の最も低い位置は境界領域2
52に隣接した(周辺回路領域253における)フィー
ルド絶縁膜202,LDD型ソース・ドレイン領域23
0の直上の部分である。BPSG膜232の上面の最大
段差は330nm程度になっている。この値はワード線
211の膜厚と酸化シリコン膜221の膜厚との和に等
しい〔図12(c),図13(a)〕。
【0012】次に、例えば850℃,10分間程度の窒
素雰囲気での熱処理が行なわれ、BPSG膜232はリ
フローされてBPSG膜233になる。このリフローに
よって、BPSG膜233の上面の最大段差は270n
m程度に低減される〔図12(d)〕。
【0013】なお、上記膜厚および燐濃度のBPSG膜
232では、リフローの条件を例えばより高温,より長
時間に変えても、上記上面の最大段差の低減はあまり変
化しない。BPSG膜232の燐濃度は、上記以上に高
くすると燐の析出が発生し,耐湿性などの低下を招くこ
とになる。BPSG膜232の膜厚は、生産性の確保,
APCVDに由来するBPSG膜のオーバー・ハング形
状の抑制および(酸化シリコン膜231にBPSG膜2
33が積層してなる)層間絶縁膜に形成されるコンタク
ト孔のアスペクト比の増加の抑制等からの要請による。
さらになお、BPSG膜232の膜厚がこのように薄い
場合には、CMPによる平坦化は好ましくない。
【0014】次に、化学増幅型でポジ型のフォトレジス
ト膜(図示せず)がBPSG膜233の表面に形成され
る。ワード線211直上におけるこのフォトレジスト膜
の上面に焦点を合せて(開口パターン幅がこの位置で極
小になる条件のもとに)、KrFエキシマレーザによる
ステッパ露光により、このフォトレジスト膜に開口パタ
ーンが形成される。このフォトレジスト膜パターンをマ
スクにした酸化シリコン膜に対する異方性エッチングが
行なわれて、N- 型ソース・ドレイン領域214に達す
るビットコンタクト孔235と、LDD型ソース・ドレ
イン領域230等に達するコンタクト孔236とが形成
される。ビットコンタクト孔235は0.25μm□程
度であり、コンタクト孔236は0.3μm□程度であ
る。上記露光において上記位置における開口パターン幅
が極小になり,極大にならないようにようにするのは、
例えばコンタクト孔236が確実に形成できるようにす
るためである。
【0015】全面に導電体膜が形成された後、この導電
体膜の表面を覆う化学増幅型でポジ型のフォトレジスト
膜(図示せず)が形成される。ワード線211直上にお
けるこのフォトレジスト膜の上面に焦点を合せて(パタ
ーン幅がこの位置で極大になる条件のもとに)、KrF
エキシマレーザによるステッパ露光により、フォトレジ
スト膜パターンが形成される。このとき、ビット線を形
成するためのフォトレジスト膜パターンの設計目標幅,
設計目標最小間隔は、それぞれ0.216μm,0.2
52μmである。このための上記KrFエキシマレーザ
の露光量は40mJ程度である。続いて、これらのフォ
トレジスト膜パターンをマスクにして、この導電体膜が
異方性エッチングされ、ビット線237,配線238等
が形成される。ビット線237は、ビットコンタクト孔
235を介して複数のセルトランジスタに接続され、コ
ンタクト孔236を介して周辺回路を構成するNチャネ
ルMOSトランジスタの少なくとも1つに接続される。
配線237は、コンタクト孔236を介して周辺回路を
構成するNチャネルMOSトランジスタ等の間の接続に
供せられる。ビット線236は、BPSG膜233およ
び酸化シリコン膜231からなる層間絶縁膜と酸化シリ
コン膜221とを介して、ワード線211に直交に交差
している〔図13(a),(b)〕。
【0016】なお、ビット線236,配線237のパタ
ーニング用のフォトレジスト膜パターン形成のための上
記露光において、上記位置におけるフォトレジスト膜パ
ターン幅が極大になるようにするのは、隣接するビット
線の短絡を回避するためである。ビットコンタクト孔2
35の部分でのビット線237の線幅は0.5μm程度
になっており、ビットコンタクト孔235が隣接する部
分でのビット線237の間隔が最小間隔になっている。
したがって、このビットコンタクト孔235が隣接する
部分でのビット線237の間の短絡を完全に回避される
ことが必須である。
【0017】その後(図示は省略するが)、全面に第2
の層間絶縁膜が形成される。第2の層間絶縁膜,BPS
G膜233および酸化シリコン膜231(およびゲート
絶縁膜211)を貫通してN- 型ソース・ドレイン領域
214の他方に達するノードコンタクト孔が形成された
後、ノードコンタクト孔を介してセルトランジスタに接
続されるストレージノード電極が形成される。さらに、
容量絶縁膜,セルプレート電極等の形成が行なわれて、
DRAMが完成する。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら図12,
図13を参照して説明した上記DRAMでは、(特に境
界領域252に近接した部分での)周辺回路領域253
におけるビット線236の線幅がセルアレイ領域251
における線幅より細くなり、さらにはこの部分で断線に
至るという不具合が発生する。
【0019】ビット線236,配線237のパターニン
グ用のフォトレジスト膜パターン形成の露光に用いるK
rFエキシマレーザの波長λは248nmである。40
mJでの露光量のときの焦点深度(DOF)は0.4μ
m程度である。しかしながら、上述したような条件で焦
点位置を定めることから、DOF/2=0.2μmが実
効的な意味を有することになる。したがって、BPSG
膜233の上面の最大段差がDOF/2=0.2μmよ
り大きな場合、フォトレジスト膜パターンの形成されな
い部分が発生することになる。BPSG膜233の上面
の最大段差はBPSG膜232の上面の最大段差に関連
する。BPSG膜232の上面の最大段差はワード線2
11の膜厚と酸化シリコン膜221の膜厚との和により
規定される。この和はλより大きな値になっている。セ
ルトランジスタを微細化するに際して、ワード線211
の膜厚は縮小率に比例するように設定することは困難で
ある。
【0020】ビット線236の断線の回避のみに着目す
るならば、BPSG膜233の上面の最大段差が270
nm程度であることから、36mJ程度に露光量を低減
すればよい。しかしながらこのように露光量を低減する
と、フォトレジスト膜パターンの間隔が狭くなり、ビッ
ト線236の間の短絡が発生することになる。
【0021】したがって本発明の目的は、生産性を犠牲
にせずに、ビット線の短絡並びに切断が容易に回避でき
るような(セルトランジスタ等を覆う)絶縁膜の構造と
その製造方法とを提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体記憶装置
の第1の態様は、シリコン基板の表面に設けられたP型
領域には、セルアレイ領域と境界領域と周辺回路領域と
が隣接して設けられ、上記セルアレイ領域,境界領域お
よび周辺回路領域の素子分離領域は、上記P型領域の表
面に設けられた溝と、これらの溝を充填し,上面が概ね
上記シリコン基板の表面に一致したフィールド絶縁膜と
からなり、上記周辺回路領域およびセルアレイ領域に
は、それぞれ複数のNチャネルMOSトランジスタおよ
びメモリセルを構成する複数のセルトランジスタが設け
られ、上記セルトランジスタおよびNチャネルMOSト
ランジスダは、それぞれゲート絶縁膜と、それぞれ第1
の膜厚(=t1 )を有したワード線およびゲート電極
と、N- 型拡散層からなるN-型ソース・ドレイン領域
およびN+ 型拡散層並びにN- 型拡散層からなるLDD
型ソース・ドレイン領域とからなり、上記セルトランジ
スタを含めて上記メモリセル領域と上記境界領域とは第
1の酸化シリコン膜により覆われ、上記NチャネルMO
Sトランジスタのゲート電極の側面のみがこの第1の酸
化シリコン膜がエッチバックされてなる第2の膜厚(=
2 )を有した絶縁膜スペーサにより覆われ、上記第1
の酸化シリコン膜および上記NチャネルMOSトランジ
スタを含めて上記周辺回路領域は、第2の酸化シリコン
膜と常圧気相成長法(APCVD)により形成されてさ
らにリフローされたBPSG膜とが積層してなる層間絶
縁膜により覆われて、この層間絶縁膜にはそれぞれ上記
- 型ソース・ドレイン領域の一方およびこれらのNチ
ャネルMOSトランジスタに達する第1のコンタクト孔
(ビットコンタクト孔)および第2のコンタクト孔が設
けられ、上記層間絶縁膜の表面上には、上記ビットコン
タクト孔を介して複数の上記セルトランジスタに接続さ
れ,上記第2のコンタクト孔を介して少なくとも1つの
上記NチャネルMOSトランジスタに接続されるビット
線と、これらの第2のコンタクト孔を介して複数のこれ
らのNチャネルMOSトランジスタに接続される配線と
が設けられ、上記N- 型ソース・ドレイン領域の他方に
接続される蓄積容量素子がビット線より上位に設けられ
たDRAMであって、上記ワード線の上面を覆う部分で
のこの第1の酸化シリコン膜は上記t2 より薄い第3の
膜厚(=t3 )を有することと、上記ビットコンタクト
孔近傍を除いた上記ビット線の線幅と、これらのビット
線の最小間隔とが、それぞれこれらのビット線および上
記配線の形成のフォトリソグラフィに供せられる露光光
の波長(=λ)よりも短かいことと、t1 +t3 が上記
ビット線の線幅および最小間隔を規定する上記フォトリ
ソグラフィにおける焦点深度(=DOF)の1/2より
大きく、さらに、上記層間絶縁膜の上面の最大段差が、
DOF/2より小さく,DOF/2−(t2 −t3 )よ
り大きいこととを特徴とする。
【0023】本発明の半導体記憶装置の第2の態様は、
シリコン基板の表面に設けられたP型領域には、セルア
レイ領域と境界領域と周辺回路領域とが隣接して設けら
れ、上記セルアレイ領域,境界領域および周辺回路領域
の素子分離領域は、上記P型領域の表面に設けられた溝
と、これらの溝を充填し,上面が概ね上記シリコン基板
の表面に一致したフィールド絶縁膜とからなり、上記周
辺回路領域およびセルアレイ領域には、それぞれ複数の
NチャネルMOSトランジスタおよびメモリセルを構成
する複数のセルトランジスタが設けられ、上記セルトラ
ンジスタおよびNチャネルMOSトランジスダは、それ
ぞれゲート絶縁膜と、それぞれ第1の膜厚(=t1 )を
有したワード線およびゲート電極と、N- 型拡散層から
なるN-型ソース・ドレイン領域およびN+ 型拡散層並
びにN- 型拡散層からなるLDD型ソース・ドレイン領
域とからなり、上記セルアレイ領域の上記フィールド絶
縁膜および上記セルトランジスタの表面と上記境界領域
とは第2の膜厚(=t2 )の第1の酸化シリコン膜によ
り直接に覆われ、さらに、上記ワード線の側面は、この
第1の酸化シリコン膜を介して,第3の膜厚(=t3
の窒化シリコン膜がエッチバックされてなる窒化シリコ
ン膜スペーサにより覆われ、さらにまた、上記Nチャネ
ルMOSトランジスタのゲート電極の側面のみがこの第
1の酸化シリコン膜並びにこの窒化シリコン膜がエッチ
バックされてなる絶縁膜スペーサにより覆われ、上記第
1の酸化シリコン膜並びに窒化シリコン膜スペーサおよ
び上記NチャネルMOSトランジスタを含めて上記周辺
回路領域は、第2の酸化シリコン膜とAPCVDにより
形成されてさらにリフローされたBPSG膜とが積層し
てなる層間絶縁膜により覆われて、この層間絶縁膜には
それぞれ上記セルトランジスタの上記N- 型ソース・ド
レイン領域の一方およびこれらのNチャネルMOSトラ
ンジスタに達する第1のコンタクト孔(ビットコンタク
ト孔)および第2のコンタクト孔が設けられ、上記層間
絶縁膜の表面上には、上記ビットコンタクト孔を介して
複数の上記セルトランジスタに接続され,上記第2のコ
ンタクト孔を介して少なくとも1つの上記NチャネルM
OSトランジスタに接続されるビット線と、これらの第
2のコンタクト孔を介して複数のこれらのNチャネルM
OSトランジスタに接続される配線とが設けられ、上記
- 型ソース・ドレイン領域の他方に接続される蓄積容
量素子がビット線より上位に設けられたDRAMであっ
て、上記ビットコンタクト孔近傍を除いた上記ビット線
の線幅と、これらのビット線の最小間隔とが、それぞれ
これらのビット線および上記配線の形成のフォトリソグ
ラフィに供せられる露光光の波長(=λ)よりも短かい
ことと、t1 +t2 が上記ビット線の線幅および最小間
隔を規定する上記フォトリソグラフィにおける焦点深度
(=DOF)の1/2より大きく、さらに、上記層間絶
縁膜の上面の最大段差が、DOF/2より小さく,DO
F/2−t3 より大きいこととを特徴とする。
【0024】本発明の半導体記憶装置の第3の態様は、
シリコン基板の表面に設けられたP型領域には、セルア
レイ領域と境界領域と周辺回路領域とが隣接して設けら
れ、上記セルアレイ領域,境界領域および周辺回路領域
の素子分離領域は、上記P型領域の表面に設けられた溝
と、これらの溝を充填し,上面が概ね上記シリコン基板
の表面に一致したフィールド絶縁膜とからなり、上記周
辺回路領域およびセルアレイ領域には、それぞれ複数の
NチャネルMOSトランジスタおよびメモリセルを構成
する複数のセルトランジスタが設けられ、上記セルトラ
ンジスタおよびNチャネルMOSトランジスダは、それ
ぞれゲート絶縁膜と、それぞれ第1の膜厚(=t1 )を
有したワード線およびゲート電極と、N- 型拡散層から
なるN-型ソース・ドレイン領域およびN+ 型拡散層並
びにN- 型拡散層からなるLDD型ソース・ドレイン領
域とからなり、上記セルアレイ領域の上記フィールド絶
縁膜および上記セルトランジスタの表面と上記境界領域
とは第1の酸化シリコン膜とこの第1の酸化シリコン膜
より充分に薄い膜厚の窒化シリコン膜とからなる第2の
膜厚(=t2 )の積層絶縁膜により直接に覆われ、さら
に、上記ワード線の側面は、この積層絶縁膜を介して,
第3の膜厚(=t3 )の第2の酸化シリコン膜がエッチ
バックされてなる酸化シリコン膜スペーサにより覆わ
れ、さらにまた、上記NチャネルMOSトランジスタの
ゲート電極の側面のみがこの第1の酸化シリコン膜並び
にこの第2の酸化シリコン膜がエッチバックされてなる
絶縁膜スペーサにより覆われ、上記積層絶縁膜並びに酸
化シリコン膜スペーサおよび上記NチャネルMOSトラ
ンジスタを含めて上記周辺回路領域は、第3の酸化シリ
コン膜とAPCVDにより形成されてさらにリフローさ
れたBPSG膜とが積層してなる層間絶縁膜により覆わ
れて、この層間絶縁膜にはそれぞれ上記セルトランジス
タの上記N- 型ソース・ドレイン領域の一方およびこれ
らのNチャネルMOSトランジスタに達する第1のコン
タクト孔(ビットコンタクト孔)および第2のコンタク
ト孔が設けられ、上記層間絶縁膜の表面上には、上記ビ
ットコンタクト孔を介して複数の上記セルトランジスタ
に接続され,上記第2のコンタクト孔を介して少なくと
も1つの上記NチャネルMOSトランジスタに接続され
るビット線と、これらの第2のコンタクト孔を介して複
数のこれらのNチャネルMOSトランジスタに接続され
る配線とが設けられ、上記N- 型ソース・ドレイン領域
の他方に接続される蓄積容量素子がビット線より上位に
設けられたDRAMであって、上記ビットコンタクト孔
近傍を除いた上記ビット線の線幅と、これらのビット線
の最小間隔とが、それぞれこれらのビット線および上記
配線の形成のフォトリソグラフィに供せられる露光光の
波長(=λ)よりも短かいことと、t1 +t2 が上記ビ
ット線の線幅および最小間隔を規定する上記フォトリソ
グラフィにおける焦点深度(=DOF)の1/2より大
きく、さらに、上記層間絶縁膜の上面の最大段差が、D
OF/2より小さく,DOF/2−t3 より大きいこと
とを特徴とする。
【0025】本発明の半導体記憶装置の製造方法の第1
の態様は、波長=λの露光光,焦点深度=DOFのフォ
トリソグラフィによりビット線が形成され、これらのビ
ット線においてセルトランジスタとの接続部を除いたビ
ット線の線幅とこれらのビット線の最小間隔とがそれぞ
れλよりも短かくなっており、さらに、蓄積容量素子が
ビット線より上位に形成されたDRAMの製造方法であ
って、シリコン基板の表面にP型領域を形成し、このP
型領域に形成されるセルアレイ領域,周辺回路領域およ
びこれらの間の境界領域の素子分離領域に溝を形成し、
上面が概ねこのシリコン基板の表面に一致したフィール
ド絶縁膜をこれらの溝に充填する工程と、上記素子分離
領域に囲まれた上記セルアレイ領域および周辺回路領域
の上記シリコン基板の表面に熱酸化によりゲート絶縁膜
を形成し、第1の膜厚(=t1 )の第1の導電体膜を全
面に形成し、この第1の導電体膜をパターニングしてこ
のセルアレイ領域および周辺回路領域の上記P型領域の
表面上にワード線およびゲート電極を形成する工程と、
上記ワード線およびゲート電極に自己整合的に、上記素
子分離領域に囲まれた上記セルアレイ領域および周辺回
路領域の上記P型領域の表面に、N- 型ソース・ドレイ
ン領域およびN- 型拡散層を形成する工程と、減圧気相
成長法(LPCVD)により、DOF/2−t1 より厚
い第2の膜厚(=t2 )を有する第1の酸化シリコン膜
を全面に形成する工程と、上記第1の酸化シリコン膜を
異方性ドライエッチングによりエッチバックして、上記
ワード線およびゲート電極の直上におけるこの第1の酸
化シリコン膜の膜厚を第3の膜厚(=t3 )にする工程
と、上記セルアレイ領域および境界領域を覆い,上記周
辺回路領域に開口部を有した第1のフォトレジスト膜パ
ターンをマスクにして、上記第1の酸化シリコン膜に対
して再度異方性ドライエッチングによるエッチバックを
行ない、上記ゲート電極の側面にこの第1の酸化シリコ
ン膜からなる絶縁膜スペーサを残置形成する工程と、上
記ゲート電極および絶縁膜スペーサをマスクにして、上
記周辺回路領域の上記P型領域の表面にN+ 型拡散層を
形成し,これらのN+ 型拡散層と上記N- 型拡散層とか
らなるLDD型ソース・ドレイン領域を形成する工程
と、全面に第2の酸化シリコン膜を形成し,さらに,A
PCVDにより全面にBPSG膜を形成し、このBPS
G膜の上面の最大段差がt1 +t3 およびDOF/2よ
り小さく,DOF/2−(t2 −t3 )より大きくなる
ようにこのBPSG膜をリフローして、この第2の酸化
シリコン膜およびBPSG膜からなる層間絶縁膜を形成
する工程と、上記層間絶縁膜に上記N- 型ソース・ドレ
イン領域の一方およびLDD型ソース・ドレイン領域に
それぞれに達するビットコンタクト孔およびコンタクト
孔を形成する工程と、全面に第2の導電体膜を形成し、
全面にポジ型のフォトレジスト膜を形成し、上記ワード
線直上でのこのフォトレジスト膜の上面に焦点を合わ
せ,さらに,この部分でのパターン幅が極大になる条件
のもとに露光を行ない、第2のフォトレジスト膜パター
ンを形成し、これらのフォトレジスト膜パターンをマス
クにした異方性ドライエッチングによりビット線を形成
するとともに上記周辺回路領域に配線を形成する工程
と、全面に第2の層間絶縁膜を形成し、この第2の層間
絶縁膜および上記第1の層間絶縁膜を貫通して上記N-
型ソース・ドレイン領域の他方に達するノードコンタク
ト孔を形成し、これらのノードコンタクト孔を介してこ
れらのN- 型ソース・ドレイン領域の他方に接続される
蓄積容量素子を形成する工程とを有することを特徴とす
る。
【0026】上記半導体記憶装置の製造方法の第1の態
様において、好ましくは、上記第2のフォトレジスト膜
パターンが化学増幅型フォトレジスト膜からなり、これ
らの第2のフォトレジスト膜パターンの形成がKrFエ
キシマレーザ露光もしくはArFエキシマレーザ露光に
より行なわれる。
【0027】本発明の半導体記憶装置の製造方法の第2
の態様は、波長=λの露光光,焦点深度=DOFのフォ
トリソグラフィによりビット線が形成され、これらのビ
ット線においてセルトランジスタとの接続部を除いたビ
ット線の線幅とこれらのビット線の最小間隔とがそれぞ
れλよりも短かくなっており、さらに、蓄積容量素子が
ビット線より上位に形成されたDRAMの製造方法であ
って、シリコン基板の表面にP型領域を形成し、このP
型領域に形成されるセルアレイ領域,周辺回路領域およ
びこれらの間の境界領域の素子分離領域に溝を形成し、
上面が概ねこのシリコン基板の表面に一致したフィール
ド絶縁膜をこれらの溝に充填する工程と、上記素子分離
領域に囲まれた上記セルアレイ領域および周辺回路領域
の上記シリコン基板の表面に熱酸化によりゲート絶縁膜
を形成し、第1の膜厚(=t1 )の第1の導電体膜を全
面に形成し、この第1の導電体膜をパターニングしてこ
のセルアレイ領域および周辺回路領域の上記P型領域の
表面上にワード線およびゲート電極を形成する工程と、
上記ワード線およびゲート電極に自己整合的に、上記素
子分離領域に囲まれた上記セルアレイ領域および周辺回
路領域の上記P型領域の表面に、N- 型ソース・ドレイ
ン領域およびN- 型拡散層を形成する工程と、LPCV
Dにより、DOF/2−t1 より厚い第2の膜厚(=t
2 )を有する第1の酸化シリコン膜を全面に形成する工
程と、上記セルアレイ領域および境界領域を覆い,上記
周辺回路領域に開口部を有した第1のフォトレジスト膜
パターンをマスクにして、上記第1の酸化シリコン膜を
異方性ドライエッチングによりエッチバックして、上記
ゲート電極の直上におけるこの第1の酸化シリコン膜の
膜厚を第3の膜厚(=t3 )にする工程と、上記第1の
フォトレジスト膜パターンを除去し、上記第1の酸化シ
リコン膜に対して再度異方性ドライエッチングによるエ
ッチバックを行ない、上記ゲート電極の側面にこの第1
の酸化シリコン膜からなる絶縁膜スペーサを残置形成す
る工程と、上記ゲート電極および絶縁膜スペーサをマス
クにして、上記周辺回路領域の上記P型領域の表面にN
+ 型拡散層を形成し,これらのN+ 型拡散層と上記N-
型拡散層とからなるLDD型ソース・ドレイン領域を形
成する工程と、全面に第2の酸化シリコン膜を形成し,
さらに,APCVDにより全面にBPSG膜を形成し、
このBPSG膜の上面の最大段差がt1 +t2 −t3
よびDOF/2より小さく,DOF/2−t3 より大き
くなるようにこのBPSG膜をリフローして、この第2
の酸化シリコン膜およびBPSG膜からなる層間絶縁膜
を形成する工程と、上記層間絶縁膜に上記N-型ソース
・ドレイン領域の一方およびLDD型ソース・ドレイン
領域にそれぞれに達するビットコンタクト孔およびコン
タクト孔を形成する工程と、全面に第2の導電体膜を形
成し、全面にポジ型のフォトレジスト膜を形成し、上記
ワード線直上でのこのフォトレジスト膜の上面に焦点を
合わせ,さらに,この部分でのパターン幅が極大になる
条件のもとに露光を行ない、第2のフォトレジスト膜パ
ターンを形成し、これらのフォトレジスト膜パターンを
マスクにした異方性ドライエッチングによりビット線を
形成するとともに上記周辺回路領域に配線を形成する工
程と、全面に第2の層間絶縁膜を形成し、この第2の層
間絶縁膜および上記第1の層間絶縁膜を貫通して上記N
- 型ソース・ドレイン領域の他方に達するノードコンタ
クト孔を形成し、これらのノードコンタクト孔を介して
これらのN-型ソース・ドレイン領域の他方に接続され
る蓄積容量素子を形成する工程とを有することを特徴と
する。
【0028】上記半導体記憶装置の製造方法の第2の態
様において、好ましくは、上記第2のフォトレジスト膜
パターンが化学増幅型フォトレジスト膜からなり、これ
らの第2のフォトレジスト膜パターンの形成がKrFエ
キシマレーザ露光もしくはArFエキシマレーザ露光に
より行なわれる。
【0029】本発明の半導体記憶装置の製造方法の第3
の態様は、波長=λの露光光,焦点深度=DOFのフォ
トリソグラフィによりビット線が形成され、これらのビ
ット線においてセルトランジスタとの接続部を除いたビ
ット線の線幅とこれらのビット線の最小間隔とがそれぞ
れλよりも短かくなっており、さらに、蓄積容量素子が
ビット線より上位に形成されたDRAMの製造方法であ
って、シリコン基板の表面にP型領域を形成し、このP
型領域に形成されるセルアレイ領域,周辺回路領域およ
びこれらの間の境界領域の素子分離領域に溝を形成し、
上面が概ねこのシリコン基板の表面に一致したフィール
ド絶縁膜をこれらの溝に充填する工程と、上記素子分離
領域に囲まれた上記セルアレイ領域および周辺回路領域
の上記シリコン基板の表面に熱酸化によりゲート絶縁膜
を形成し、第1の膜厚(=t1 )の第1の導電体膜を全
面に形成し、この第1の導電体膜をパターニングしてこ
のセルアレイ領域および周辺回路領域の上記P型領域の
表面上にワード線およびゲート電極を形成する工程と、
上記ワード線およびゲート電極に自己整合的に、上記素
子分離領域に囲まれた上記セルアレイ領域および周辺回
路領域の上記P型領域の表面に、N- 型ソース・ドレイ
ン領域およびN- 型拡散層を形成する工程と、LPCV
Dにより、第2の膜厚(=t2 )を有する第1の酸化シ
リコン膜と第3の膜厚(=t3 )を有する窒化シリコン
膜とを、t1 +t2 +t3 >DOF/2の条件のもとに
順次全面に形成する工程と、上記窒化シリコン膜に対し
て異方性ドライエッチングにより選択的にエッチバック
して、上記第1の酸化シリコン膜を介して上記ワード線
およびゲート電極の側面をそれぞれに覆う窒化シリコン
膜スペーサを形成する工程と、上記セルアレイ領域およ
び境界領域を覆い,上記周辺回路領域に開口部を有した
第1のフォトレジスト膜パターンをマスクにして、上記
窒化シリコン膜スペーサと第1の酸化シリコン膜とを酸
化シリコン膜および窒化シリコン膜に対するエッチング
レートが略等しい異方性ドライエッチングによりエッチ
バックして、上記ゲート電極の側面に、この第1の酸化
シリコン膜に窒化シリコン膜スペーサが積層してなる絶
縁膜スペーサを残置形成する工程と、上記ゲート電極お
よび絶縁膜スペーサをマスクにして、上記周辺回路領域
の上記P型領域の表面にN+ 型拡散層を形成し,これら
のN+ 型拡散層と上記N- 型拡散層とからなるLDD型
ソース・ドレイン領域を形成する工程と、全面に第2の
酸化シリコン膜を形成し,さらに,APCVDにより全
面にBPSG膜を形成し、このBPSG膜の上面の最大
段差がt1 +t2 およびDOF/2より小さく,DOF
/2−t3 より大きくなるようにこのBPSG膜をリフ
ローして、この第2の酸化シリコン膜およびBPSG膜
からなる層間絶縁膜を形成する工程と、上記層間絶縁膜
に上記N- 型ソース・ドレイン領域の一方およびLDD
型ソース・ドレイン領域にそれぞれに達するビットコン
タクト孔およびコンタクト孔を形成する工程と、全面に
第2の導電体膜を形成し、全面にポジ型のフォトレジス
ト膜を形成し、上記ワード線直上でのこのフォトレジス
ト膜の上面に焦点を合わせ,さらに,この部分でのパタ
ーン幅が極大になる条件のもとに露光を行ない、第2の
フォトレジスト膜パターンを形成し、これらのフォトレ
ジスト膜パターンをマスクにした異方性ドライエッチン
グによりビット線を形成するとともに上記周辺回路領域
に配線を形成する工程と、全面に第2の層間絶縁膜を形
成し、この第2の層間絶縁膜および上記第1の層間絶縁
膜を貫通して上記N- 型ソース・ドレイン領域の他方に
達するノードコンタクト孔を形成し、これらのノードコ
ンタクト孔を介してこれらのN- 型ソース・ドレイン領
域の他方に接続される蓄積容量素子を形成する工程とを
有することを特徴とする。
【0030】上記半導体記憶装置の製造方法の第3の態
様において、好ましくは、上記第2のフォトレジスト膜
パターンが化学増幅型フォトレジスト膜からなり、これ
らの第2のフォトレジスト膜パターンの形成がKrFエ
キシマレーザ露光もしくはArFエキシマレーザ露光に
より行なわれ、さらに、上記絶縁膜スペーサを形成する
ための異方性ドライエッチングが、テトラフルオロメタ
ン(CF4 )により行なわれる。
【0031】本発明の半導体記憶装置の製造方法の第4
の態様は、波長=λの露光光,焦点深度=DOFのフォ
トリソグラフィによりビット線が形成され、これらのビ
ット線においてセルトランジスタとの接続部を除いたビ
ット線の線幅とこれらのビット線の最小間隔とがそれぞ
れλよりも短かくなっており、さらに、蓄積容量素子が
ビット線より上位に形成されたDRAMの製造方法であ
って、シリコン基板の表面にP型領域を形成し、このP
型領域に形成されるセルアレイ領域,周辺回路領域およ
びこれらの間の境界領域の素子分離領域に溝を形成し、
上面が概ねこのシリコン基板の表面に一致したフィール
ド絶縁膜をこれらの溝に充填する工程と、上記素子分離
領域に囲まれた上記セルアレイ領域および周辺回路領域
の上記シリコン基板の表面に熱酸化によりゲート絶縁膜
を形成し、第1の膜厚(=t1 )の第1の導電体膜を全
面に形成し、この第1の導電体膜をパターニングしてこ
のセルアレイ領域および周辺回路領域の上記P型領域の
表面上にワード線およびゲート電極を形成する工程と、
上記ワード線およびゲート電極に自己整合的に、上記素
子分離領域に囲まれた上記セルアレイ領域および周辺回
路領域の上記P型領域の表面に、N- 型ソース・ドレイ
ン領域およびN- 型拡散層を形成する工程と、LPCV
Dにより、第2の膜厚(=t2 )を有する第1の酸化シ
リコン膜と、この第1の酸化シリコン膜より充分に薄い
窒化シリコン膜とを順次全面に形成する工程と、上記セ
ルアレイ領域および境界領域を覆い,上記周辺回路領域
に開口部を有した第1のフォトレジスト膜パターンをマ
スクにして、上記窒化シリコン膜を選択的に等方性ドラ
イエッチングにより除去する工程と、第3の膜厚(=t
3 )を有した第2の酸化シリコン膜を、t1 +t2 +t
3 >DOF/2の条件のもとに、LPCVDにより全面
に形成する工程と、酸化シリコン膜を選択的にエッチン
グする異方性ドライエッチングによるエッチバックによ
り、上記ワード線の側面には上記第2の酸化シリコン膜
からなる酸化シリコン膜スペーサを残置形成し,上記ゲ
ート電極の側面には上記第1の酸化シリコン膜にこの第
2の酸化シリコン膜が積層してなる絶縁膜スペーサを残
置形成する工程と、上記ゲート電極および絶縁膜スペー
サをマスクにして、上記周辺回路領域の上記P型領域の
表面にN+ 型拡散層を形成し,これらのN+ 型拡散層と
上記N- 型拡散層とからなるLDD型ソース・ドレイン
領域を形成する工程と、全面に第3の酸化シリコン膜を
形成し,さらに,APCVDにより全面にBPSG膜を
形成し、このBPSG膜の上面の最大段差がt1 +t2
およびDOF/2より小さく,DOF/2−t3 より大
きくなるようにこのBPSG膜をリフローして、この第
2の酸化シリコン膜およびBPSG膜からなる層間絶縁
膜を形成する工程と、上記層間絶縁膜に上記N- 型ソー
ス・ドレイン領域の一方およびLDD型ソース・ドレイ
ン領域にそれぞれに達するビットコンタクト孔およびコ
ンタクト孔を形成する工程と、全面に第2の導電体膜を
形成し、全面にポジ型のフォトレジスト膜を形成し、上
記ワード線直上でのこのフォトレジスト膜の上面に焦点
を合わせ,さらに,この部分でのパターン幅が極大にな
る条件のもとに露光を行ない、第2のフォトレジスト膜
パターンを形成し、これらのフォトレジスト膜パターン
をマスクにした異方性ドライエッチングによりビット線
を形成するとともに上記周辺回路領域に配線を形成する
工程と、全面に第2の層間絶縁膜を形成し、この第2の
層間絶縁膜および上記第1の層間絶縁膜を貫通して上記
- 型ソース・ドレイン領域の他方に達するノードコン
タクト孔を形成し、これらのノードコンタクト孔を介し
てこれらのN- 型ソース・ドレイン領域の他方に接続さ
れる蓄積容量素子を形成する工程とを有することを特徴
とする。
【0032】上記半導体記憶装置の製造方法の第4の態
様において、好ましくは、上記第2のフォトレジスト膜
パターンが化学増幅型フォトレジスト膜からなり、これ
らの第2のフォトレジスト膜パターンの形成がKrFエ
キシマレーザ露光もしくはArFエキシマレーザ露光に
より行なわれる。さらに、上記窒化シリコン膜に対する
選択的な等方性ドライエッチングが、6弗化硫黄(SF
6 )により行なわれる。
【0033】
【発明の実施の形態】本発明のDRAMはP型シリコン
基板に形成されいる。このP型シリコン基板の構造は、
次のとおりになっている。P型シリコン基板の表面には
接合の深さが深いディープNウェルが設けられ、このデ
ィープNウェルの表面にPウェルが設けられ、さらに、
ディープNウェルから離れたP型シリコン基板の表面に
Nウェルが設けられている。本発明におけるDRAM
は、セルトランジスタが形成されたセルアレイ領域と周
辺回路領域の一部とはPウェルに設けられており、周辺
回路領域の残部はディープPウェルを除いた表面に(N
ウェルを含んだ表面に)設けられている。セルトランジ
スタのソース・ドレイン領域はN- 型拡散層のみから構
成されている。周辺回路を構成する(PウェルおよびP
型シリコン基板の表面に直接に形成される)Nチャネル
MOSトランジスタは、N+ 型拡散層とN-型拡散層と
からなるLDD型ソース・ドレイン領域を有している。
周辺回路を構成する(Nウェルに形成される)Pチャネ
ルMOSトランジスタはDDD型のソース・ドレイン領
域を有している。
【0034】次に、本発明について図面を参照して説明
する。
【0035】本発明の第1の実施の形態によるDRAM
では、セルトランジスタのゲート電極であるワード線の
上面並びに側面が第1の酸化シリコン膜により直接に覆
われており、周辺回路を構成するMOSトランジスタの
ゲート電極の側面がこの第1の酸化シリコン膜からなる
絶縁膜スペーサにより直接に覆われている。このとき、
ワード線の上面並びに側面を覆う部分での第1の酸化シ
リコン膜の膜厚は、絶縁膜スペーサの膜厚より薄くなっ
ている。
【0036】DRAMの平面模式図である図1(a)と
図1(a)のAA線での断面模式図である図1(b)と
を参照すると、本発明の第1の実施の形態の第1の実施
例によるDRAMは、0.25μmデザインルールにも
とずいて形成されたものであり、以下のとおりになって
いる。なお、図面の煩雑さを回避するため、ディープN
ウェル,NウェルおよびPウェルの図示は省略する。
【0037】P型シリコン基板101の表面にはディー
プNウェル(図に明示せず)が設けられ、ディープNウ
ェルがら離れたP型シリコン基板101の表面にはNウ
ェル(図示せず)が設けられ、ディープNウェルの表面
には(P型領域である)Pウェル(図に明示せず)が設
けられている。Pウェルにはセルアレイ領域151と境
界領域152と周辺回路領域153(の一部)とが隣接
して設けられている。境界領域152の含めてセルアレ
イ領域151および周辺回路領域153の素子分離領域
は、P型シリコン基板101の表面に設けられた溝と、
この溝を充填し,上面が概ねP型シリコン基板101の
表面に一致した(CVDによる酸化シリコン膜が平坦化
してなる)フィールド絶縁膜102とからなる。フィー
ルド絶縁膜102の膜厚(溝の深さ)は例えば300n
m程度である。境界領域152(におけるフィールド絶
縁膜102)の最小幅は例えば1.5μm程度である。
フィールド絶縁膜102に囲まれた素子形成領域10
3,104には、熱酸化によるゲート絶縁膜105が設
けられている。ゲート絶縁膜105の膜厚は例えば5n
m程度である。
【0038】セルアレイン領域151および(上記P型
領域の)周辺回路領域153には、メモリセルを構成す
る(Nチャネルの)セルトランジスタおよび周辺回路
(の一部)を構成するNチャネルMOSトランジスタ
が、それぞれ複数ずつ設けられている。セルトランジス
タおよびNチャネルMOSトランジスタは、それぞれゲ
ート絶縁膜105と、それぞれ(第1の)膜厚(=t
1 )が例えば200nm程度の第1の導電体膜からなる
ワード線111およびゲート電極112と、(N- 型拡
散層のみからなる)N- 型ソース・ドレイン領域114
および(N- 型拡散層115およびN+ 型拡散層129
からなる)LDD型ソース・ドレイン領域130とから
なる。
【0039】N- 型ソース・ドレイン領域114および
- 型拡散層115の接合の深さばそれぞれ例えば70
nm程度であり、N+ 型拡散層129の接合の深さは例
えば200nm程度である。第1の導電体膜は例えば膜
厚100nm程度のN+ 型多結晶シリコン膜141に例
えば膜厚100nm程度のタングステンシリサイド膜1
42が積層されてなる。タングステンシリサイド膜14
2の代りに、チタンシリサイド膜,コバルトシリサイド
膜あるいはモリブデンシリサイド膜を用いることもあ
る。ワード線111およびゲート電極112の線幅(ゲ
ート長)はそれぞれ例えば0.3μm程度および0.5
μm程度である。隣接するワード線111の間隔および
ワード線111とフィールド絶縁膜102との間隔は、
それぞれ例えば0.6μm程度である。N- 型拡散層1
15を介したゲート電極112とフィールド絶縁膜10
2との最小間隔は例えば1.0μm程度である。
【0040】セルトランジスタを含めてメモリセル領域
151と境界領域152とは(第1の酸化シリコン膜か
らなる)酸化シリコン膜121aaにより覆われてい
る。ワード線111の上面および側面はこの酸化シリコ
ン膜121aaにより直接に覆われている。ゲート電極
112の側面は第1の酸化シリコン膜が(異方性ドライ
エッチングにより)エッチバックされてなる絶縁膜スペ
ーサ127aにより直接に覆われている。絶縁膜スペー
サ127aの膜厚(=t2 )は例えば130nm程度で
あり、ワード線111の上面を覆う部分での酸化シリコ
ン膜121aaの膜厚(=t3 )は例えば50nm程度
である。(t3 <t2 となる詳細は後述するが)成膜段
階で膜厚t2 の第1の酸化シリコン膜が、メモリセル領
域151と境界領域152とを覆う部分で、80nm程
度(異方性ドライエッチングにより)エッチバックされ
て、酸化シリコン膜121aaとなる。
【0041】酸化シリコン膜121aaと、Nチャネル
MOSトランジスタを含めて周辺回路領域153とは、
例えば膜厚100nm程度の(第2の)酸化シリコン膜
131により覆われている。この酸化シリコン膜131
は、APCVDにより成膜されたBPSG膜がリフロー
されてなるBPSG膜133により覆われている。ビッ
ト線等と、セルトランジスタ,NチャネルMOSトラン
ジスタとの間の層間絶縁膜は、酸化シリコン膜131お
よびBPSG膜133からなる積層絶縁膜からなる。成
膜段階でのBPSG膜の膜厚は例えば200nm程度で
ある。この層間絶縁膜の上面の最高位はワード線111
の直上の部分であり、この上面の最低位は周辺領域15
3のフィールド絶縁膜102(およびN+ 型拡散層12
9)の直上の部分である。この層間絶縁膜の上面の最大
段差は例えば190nm程度である。
【0042】この層間絶縁膜には、この層間絶縁膜およ
びゲート絶縁膜を貫通してN- 型ソース・ドレイン領域
114の一方に達するビットコンタクト孔135aと、
この層間絶縁膜を貫通してLDD型ソース・ドレイン領
域130に達するコンタクト孔136aとが設けられて
いる。ビットコンタクト孔135aのコンタクトサイズ
は例えば0.3μm□程度であり、コンタクト孔136
aのコンタクトサイズは(ビットコンタクト孔135a
より広く)例えば0.5μm□程度である。必要に応じ
て、N- 型ソース・ドレイン領域114,LDD型ソー
ス・ドレイン領域130の表面にはそれぞれビットコン
タクト孔135a,コンタクト孔136aに自己整合的
な(高濃度の燐のイオン注入等による)N+ 拡散層が設
けられている。さらに必要に応じて、ビットコンタクト
孔135a,コンタクト孔136aの側面を覆う膜厚2
0nm程度の絶縁膜スペーサが設けられている。この場
合のビットコンタクト孔135a,コンタクト孔136
aの実効的なコンタクトサイズは、0.26μm□程
度,0.46μm□程度になっている。
【0043】この層間絶縁膜の表面上には、第2の導電
体膜からなるビット線137a,(周辺回路を構成する
トランジスタ間を接続する)配線138aが設けられて
いる。第2の導電体膜の膜厚は例えば150nm程度で
あり、これはN+ 型多結晶シリコン膜,タングステン膜
等の高融点金属膜,タングステンシリサイド膜等の高融
点金属シリサイド膜あるいはこれらの積層膜から構成さ
れている。ビット線137aは、層間絶縁膜および酸化
シリコン膜121aaを介してワード線111に直交
し、複数のビットコンタクト孔135aの介して複数の
(セルトランジスタの)N- 型ソース・ドレイン領域1
14に接続され、コンタクト孔136aを介して少なく
とも1つのLDDソース・ドレイン領域130に接続さ
れている。セルアレイ領域151におけるビット線13
7aの最小間隔,(ビットコンタクト孔135a付近を
除いた)線幅は、0.252μm前後,0.216μm
前後である。詳細な理由は後述するが、BPSG膜13
3の上面の最大段差が190nm程度であるために、周
辺回路領域153に延在した部分においてビット線13
7aの断線は発生していない。
【0044】図示は省略するが、ビット線137aおよ
び配線138aを含んで(酸化シリコン膜131にBP
SG膜133が積層してなる)層間絶縁膜の表面は第2
の層間絶縁膜により覆われている。第2の層間絶縁膜,
層間絶縁膜およびゲート絶縁膜を貫通してN- 型ソース
・ドレイン領域114の他方に達するノードコンタクト
孔が設けられている。第2の層間絶縁膜の表面上には、
ノードコンタクト孔を介して、N- 型ソース・ドレイン
領域114の他方に接続されるストレージノード電極が
設けられている。少なくともストレージノード電極の上
面並びに側面は容量絶縁膜により覆われている。容量絶
縁膜の表面はセルプレート電極により覆われている。
【0045】図1(a)のAA線に対応した部分での製
造工程の断面模式図である図2および図3と、図1と、
KrFエキシマレーザ露光によるフォトレジスト膜パタ
ーンに関する特性を示す図である図3とを合せて参照す
ると、本第1の実施の形態の本第1の実施例によるDR
AMは、次のとおりに形成される。
【0046】まず、境界領域152を含めて、P型シリ
コン基板101の表面のセルアレイ領域151および周
辺回路領域153の素子分離領域には、異方性エッチン
グにより、深さが例えば300nm程度の溝が形成され
る。この溝には、CVD等により、フィールド絶縁膜1
02が充填される。フィールド絶縁膜102の上面は、
好ましくは概ねP型シリコン基板101の表面と一致し
ている。素子分離領域に囲まれた素子形成領域103,
104には、熱酸化により、例えば膜厚5nm程度のゲ
ート絶縁膜105が形成される。境界領域152(にお
けるフィールド絶縁膜102)の最小幅は例えば1.2
μm程度である。
【0047】続いて、全面に例えば膜厚100nm程度
のN+ 型多結晶シリコン膜と例えば膜厚100nm程度
のタングステンシリサイド膜とが形成される。このN+
型多結晶シリコン膜は、好ましくはシラン系ガスとホス
フィン(PH3 )とを用いて形成され、成膜段階で高濃
度の燐が含まれている。このタングステンシリサイド膜
およびN+ 型多結晶シリコン膜が順次異方性エッチング
によりパターニングされて、セルアレイ領域151およ
び周辺回路領域153にはそれぞれN+ 型多結晶シリコ
ン膜パターン141にタングステンシリサイド膜パター
ン142が積層してなり,200nm程度の膜厚である
第1の膜厚(t1 )を有してなるワード線111および
ゲート電極112が形成される。ワード線111および
ゲート電極112の線幅(ゲート長)はそれぞれ例えば
0.3μm程度および0.5μm程度である。隣接する
ワード線111の間隔およびワード線111とフィール
ド絶縁膜102との間隔は、それぞれ例えば0.6μm
程度である。
【0048】続いて、フィールド絶縁膜102,ワード
線111およびゲート電極112をマスクにした30k
eV,2×1013cm-2程度の燐のイオン注入等によ
り、素子形成領域103および104には、接合の深さ
が例えば70nm程度のN- 型ソース・ドレイン領域1
14およびN- 型拡散層115がそれぞれに形成され
る。これにより、ゲート絶縁膜105,ワード線111
およびN- 型ソース・ドレイン領域114からなるメモ
リセルが完成する。ここでは(一般的に)、N- 型ソー
ス・ドレイン領域114の一方はそれぞれ1つのワード
線111(1つのメモリセル)に属し、N- 型ソース・
ドレイン領域114の他方はそれぞれ隣接する2つのワ
ード線111(2つのメモリセル)に共有される。N-
型拡散層115を介したゲート電極112とフィールド
絶縁膜102との最小間隔は、例えば1.0μm程度で
ある〔図2(a),図1〕。
【0049】次に、例えば130nm程度の第2の膜厚
(t2 )を有した第1の酸化シリコン膜121が、段差
被覆性に優れたLPCVDにより、全面に形成される
〔図2(b)〕。
【0050】次に、酸化シリコン膜121が異方性エッ
チングにより例えば膜厚80nm程度エッチバックされ
て、酸化シリコン膜121aaが残置形成される。ワー
ド線111,ゲート電極112の上面の部分での酸化シ
リコン膜121aaの膜厚は第3の膜厚(t3 )である
例えば50nm程度であり、ゲート電極112の側面を
覆う部分での酸化シリコン膜121aaの膜厚は概ねt
2 でおる〔図2(c)〕。
【0051】次に、周辺回路領域153に開口部を有
し,セルアレイ領域151および境界領域152を覆う
第1のフォトレジスト膜パターン144が形成される。
このフォトレジスト膜パターン114をマスクにした異
方性エッチングにより、再度酸化シリコン膜121aa
(およびゲート絶縁膜205)が選択的にエッチバック
されて、ゲート電極112の側面を覆う(酸化シリコン
膜121aaからなる)絶縁膜スペーサ127aが残置
形成される。絶縁膜スペーサ127aの膜厚は概ねt2
(=130nm)程度である。このエッチバックに際し
て、N- 型拡散層115の表面のゲート酸化膜105も
エッチング除去される〔図2(d)〕。
【0052】上記フォトレジスト膜144を除去した
後、少なくともセルアレイ領域151(と周辺回路領域
153におけるPチャネルMOSトランジスタの形成予
定領域と)を覆い,(周辺回路領域153における)N
チャネルMOSトランジスタの形成予定領域に開口部を
有したフォトレジスト膜パターン145が形成される。
このフォトレジスト膜145をマスクにした60ke
V,3×1015cm-2程度の砒素のイオン注入と、フォ
トレジスタ膜パターン145の除去後の熱処理とによ
り、素子形成領域104には、フィールド絶縁膜102
および(ゲート電極112並びに)絶縁膜スペーサ12
7aに自己整合的に、N+ 型拡散層129が形成され
る。N+ 型拡散層129の接合の深さは例えば200n
m程度である。これにより、周辺回路を構成するNチャ
ネルMOSトランジスタが完成する。NチャネルMOS
トランジスタのソース・ドレイン領域は、N+ 型拡散層
129とN- 型拡散層115とから構成されるLDD型
ソース・ドレイン領域130からなる。上記第1の酸化
シリコン膜121(絶縁膜スペーサ127a)の膜厚
は、N+ 型拡散層129の接合の深さにより規定される
〔図3(a),図1〕。
【0053】続いて、APCVDにより、例えば膜厚1
00nm程度の第2の酸化シリコン膜131が全面に形
成される。さらに、オゾン(O3 ),TEOS(Si
(OC254 ),TMOP(PO(OCH33
およびTMB(B(OCH33 )を原料としたAPC
VDにより、全面に例えば膜厚200nm程度のBPS
G膜132が形成される。ここで、酸化シリコン膜13
1,BPSG膜132の成膜にAPCVDを採用するの
は、生産性を優先するためである。BPSG膜132に
おける燐の濃度は例えば4.8mol%程度であり、ボ
ロンの濃度は例えば10.3mol%程度である。この
とき、BPSG膜132の上面における最も高い位置は
ワード線111の直上の部分であり、これの上面の最も
低い位置は境界領域152に隣接した(周辺回路領域1
53における)フィールド絶縁膜102,N+ 型拡散層
129の直上の部分である。BPSG膜132の上面の
最大段差は250nm程度になっている。この値はワー
ド線111の膜厚と酸化シリコン膜121aaの膜厚と
の和に等しい〔図3(b)〕。
【0054】次に、例えば850℃,10分間程度の窒
素雰囲気での熱処理が行なわれ、BPSG膜132はリ
フローされてBPSG膜133になる。このリフローに
よって、BPSG膜133の上面の最大段差は190n
m程度に低減される〔図3(c)〕。
【0055】なお、上記膜厚および燐濃度のBPSG膜
132では、リフローの条件を例えばより高温,より長
時間に変えても、上記上面の最大段差の低減はあまり変
化しない。BPSG膜132の燐濃度は、上記以上に高
くすると燐の析出が発生し,耐湿性などの低下を招くこ
とになる。BPSG膜132の膜厚は、生産性の確保,
APCVDに由来するBPSG膜のオーバー・ハング形
状の抑制および(酸化シリコン膜131にBPSG膜1
33が積層してなる)層間絶縁膜に形成されるコンタク
ト孔のアスペクト比の増加の抑制等からの要請による。
さらになお、BPSG膜132の膜厚がこのように薄い
場合には、CMPによる平坦化は好ましくない。
【0056】次に、化学増幅型でポジ型のフォトレジス
ト膜(図示せず)がBPSG膜133の表面に形成され
る。ワード線111直上におけるこのフォトレジスト膜
の上面に焦点を合せて(開口パターン幅がこの位置で極
小になる条件のもとに)、露光光の波長(λ)が248
nmのKrFエキシマレーザによるステッパ露光によ
り、このフォトレジスト膜に開口パターンが形成され
る。このフォトレジスト膜をマスクにした酸化シリコン
膜に対する異方性エッチングが行なわれて、N- 型ソー
ス・ドレイン領域114に達するビットコンタクト孔1
35aと、LDD型ソース・ドレイン領域130等に達
するコンタクト孔136aとが形成される。ビットコン
タクト孔135aは0.25μm□程度であり、コンタ
クト孔136aは0.3μm□程度である。上記露光に
おいて上記位置における開口パターン幅が極小になり,
極大にならないようにようにするのは、例えばコンタク
ト孔136aが確実に形成できるようにするためであ
る。
【0057】なお、ビットコンタクト孔135aの形成
の際の異方性エッチングによってもN- 型ソース・ドレ
イン領域114の表面にダメージは発生する。しかしな
がら、このダメージは絶縁膜スペーサ形成時のダメージ
と相違して、N- 型ソース・ドレイン領域とフィールド
絶縁膜102あるいはワード線111との境界近傍には
発生しないので、メモリセルの保持特性の劣化は生じに
くい〔図1〕。
【0058】必要に応じて、高濃度の燐のイオン注入に
より、N- 型ソース・ドレイン領域114,LDD型ソ
ース・ドレイン領域130の表面に、それぞれビットコ
ンタクト孔135a,コンタクト孔136aに自己整合
的なN+ 拡散層が形成される。さらに必要に応じて、ビ
ットコンタクト孔135a,コンタクト孔136aの側
面を覆う膜厚20nm程度の絶縁膜スペーサが形成され
る。この場合のビットコンタクト孔135a,コンタク
ト孔136aの実効的なコンタクトサイズは、0.26
μm□程度,0.46μm□程度になっている。
【0059】例えば膜厚150nm程度の第2の導電体
膜が全面に形成される。この導電体膜の成膜方法は好ま
しくはLPCVDであり、この導電体膜はN+ 型多結晶
シリコン膜,タングステン膜等の高融点金属膜,タング
ステンシリサイド膜等の高融点金属シリサイド膜あるい
はこれらの積層膜から構成されている。この導電体膜の
表面を覆う化学増幅型でポジ型のフォトレジスト膜(図
示せず)が形成される。このフォトレジスト膜の主成分
は例えばポリ(p−ヒドロキシスチレン)の水酸基をブ
トキシカルボニル基(tBOC)でブロククしたtBO
C化ポリヒドロキシスチレン(PBOCST)である。
【0060】露光光のλより細いフォトレジスト膜パタ
ーンの線幅を得るには(標準的な露光量より)露光量を
増大させることにより可能になるが、これに伴なって焦
点深度DOFは浅くなる。図4は、上記フォトレジスト
膜を用いたときのKrFエキシマレーザ露光の特性を本
発明者等が測定した結果である。フォトレジスト膜の上
面は概ね平坦になり、これの膜厚は下地段差に対応して
場所により変化する。露光量をパラメータとし、焦点を
合せた位置でのフォトレジスト膜パターンの幅が極大に
なる条件のもとで、フォトレジスト膜厚の変化量とフォ
トレジスト膜パターンの幅とを関係を示したグラフが図
4(a)である。図4(a)において、実線の部分がパ
ターンの断線しない領域であり、点線の部分がパターン
の断線する領域である。ここでは、実線の部分の間隔に
対応したフォトレジスト膜厚の変化量の差が、DOFに
対応している。ちなみに、設計目標パターン幅である
0.216μmは、露光量40mJ程度で得られ、この
ときDOF/2=210nm程度である。図4(b)
は、露光量が少なくなるとパターン幅が広くなり、パタ
ーン間隔が狭くなる現象を示したグラフである。図4
(b)における点線の部分は、上記設計目標パターン幅
のときに、隣接したパターンが継ながってしまう領域で
ある。この結果から、露光量は37mJより大きな値で
あることが好ましい。
【0061】続いて、上記フォトレジスト膜は、ワード
線111直上におけるこのフォトレジスト膜の上面に焦
点を合せて(パターン幅がこの位置で極大になる条件の
もとに)、λ=248nmのKrFエキシマレーザを用
い、例えば40mJの露光量でステッパ露光される。こ
のフォトレジスト膜を現像することにより、第2のフォ
トレジスト膜パターン(図示せず)が形成される。この
とき、このフォトレジスト膜パターンのパターン幅およ
びパターン間隔は概ね設計目標値に近い値になる。
【0062】図12,図13を参照して説明した従来の
DRAMでは、(リフロー前の)BPSG膜232の上
面の(ワード線211の膜厚(=t1 )と酸化シリコン
膜221の膜厚(=t2 )との和を反映した)最大段差
は330nm程度であり、(リフロー後の)BPSG膜
233の最大段差は270nm程度であった。図4から
明らかなように、フォトレジツト膜パターンの間隔を優
先するならば露光量は38mJ以上が好ましいが、この
ときのDOF/2は260nm程度であることから、従
来のDRAMでは好ましい露光条件は存在しないことに
なる。
【0063】これに対して本第1の実施例では(露光量
を40mJとするならばDOF/2=210nmとな
り)、BPSG膜132の上面の最大段差(=t1 +t
3 )が250nm程度(DOF/2より大)であって
も、リフローしたBPSG膜133の上面の最大段差
(=190nm程度)がDOF/2より小さくなり、目
的とするフォトレジスト膜パターンが得られることにな
る。ここで重要なのは、膜厚t2 の酸化シリコン膜12
1をエッチバックして膜厚t3 の酸化シリコン膜121
aaにする点にある。これを行なわないならば、BPS
G膜133の上面の最大段差+(t2 −t3 )=270
nm>DOF/2(但し、40mJときの値)となり、
その結果、従来と同じになる。
【0064】上記第2のフォトレジスト膜パターンをマ
スクにした上記第2の導電体膜の異方性エッチングによ
り、ビット線137a,配線138a等が形成される。
ビット線137aは、ビットコンタクト孔135aを介
して複数のセルトランジスタに接続され、コンタクト孔
136aを介して周辺回路を構成するNチャネルMOS
トランジスタの少なくとも1つに接続される。配線13
7aは、コンタクト孔136aを介して周辺回路を構成
するNチャネルMOSトランジスタ等の間の接続に供せ
られる。ビット線136aは、BPSG膜133および
酸化シリコン膜131からなる層間絶縁膜と酸化シリコ
ン膜121とを介して、ワード線111に直交に交差し
ている〔図1(a),(b)〕。
【0065】なお、ビット線136a,配線137aの
パターニング用のフォトレジスト膜パターン形成のため
の上記露光において、上記位置におけるフォトレジスト
膜パターン幅が極大になるようにするのは、隣接するビ
ット線の短絡を回避するためである。ビットコンタクト
孔135aの部分でのビット線137aの線幅は0.5
μm程度になっており、ビットコンタクト孔135aが
隣接する部分でのビット線137aの間隔が最小間隔に
なっている。したがって、このビットコンタクト孔13
5aが隣接する部分でのビット線137aの間の短絡を
完全に回避されることが必須である。
【0066】その後(図示は省略するが)、全面に第2
の層間絶縁膜が形成される。第2の層間絶縁膜,BPS
G膜133および酸化シリコン膜131(およびゲート
絶縁膜111)を貫通してN- 型ソース・ドレイン領域
114の他方に達するノードコンタクト孔が形成された
後、ノードコンタクト孔を介してセルトランジスタに接
続されるストレージノード電極が形成される。さらに、
容量絶縁膜,セルプレート電極等の形成が行なわれて、
本第1の実施例によるDRAMが完成する。
【0067】以上説明したように本第1の実施例によれ
ば、周辺回路を構成するMOSトランジスタのゲート電
極の側面を直接に覆う膜厚t2 の絶縁膜スペーサとワー
ド線の側面並びに上面を直接に覆う膜厚t3 の絶縁膜と
がともに第1の酸化シリコン膜からなり、ワード線の膜
厚がt1 からなり、ビット線とワード線との間の層間絶
縁膜の上面の最大段差をHとすると、t1 +t3 >DO
F/2,DOF/2>H>DOF/2−(t2 −t3
とすることが容易なことから、生産性を犠牲にせずにビ
ット線の短絡並びに切断を回避することが容易になる。
【0068】なお、本第1の実施例において、t1 ,t
2 −t3 等を含めた数値および各種膜の構成材料等は上
述の値および材料に限定されるものではない。さらに、
本第1の実施例(はλ=248nmのKrFエキシマレ
ーザ露光を例にして説明したが)の技術的思想は、λ=
193nmのArFエキシマレーザを採用した0.18
μmデザインルールによるDRAMに対しても、各種数
値を適宜選択することにより、適用することが可能であ
る。
【0069】本第1の実施の形態は上記第1の実施例に
限定されるものではない。
【0070】図1(a)のAA線に対応した部分でのD
RAMの主要製造工程の断面模式図である図5を参照す
ると、本第1の実施の形態の第2の実施例は、上記第1
の実施例に比べて、(ゲート電極の側面を直接に覆う第
1の酸化シリコン膜からなる)絶縁膜スペーサ並びに
(層間絶縁膜とワード線との間に残置された第1の)酸
化シリコン膜の形成方法が相違しており、以下のとおり
になっている。
【0071】まず、上記第1の実施例と同様に、境界領
域152を含めて、P型シリコン基板101の表面のセ
ルアレイ領域151および周辺回路領域153の素子分
離領域に深さが例えば300nm程度の溝が形成され、
CVD等により溝にフィールド絶縁膜102が充填され
る。フィールド絶縁膜102の上面は、好ましくは概ね
P型シリコン基板101の表面と一致している。素子分
離領域に囲まれたP型シリコン基板101の表面には、
熱酸化により、例えば膜厚5nm程度のゲート絶縁膜1
05が形成される。境界領域152(におけるフィール
ド絶縁膜102)の最小幅は例えば1.2μm程度であ
る。
【0072】続いて、全面に例えば膜厚100nm程度
のN+ 型多結晶シリコン膜と例えば膜厚100nm程度
のタングステンシリサイド膜とが形成される。このタン
グステンシリサイド膜およびN+ 型多結晶シリコン膜が
順次異方性エッチングによりパターニングされて、セル
アレイ領域151および周辺回路領域153にはそれぞ
れN+ 型多結晶シリコン膜パターン141にタングステ
ンシリサイド膜パターン142が積層してなり,200
nm程度の膜厚である第1の膜厚(t1 )を有してなる
ワード線111およびゲート電極112が形成される。
ワード線111およびゲート電極112の線幅(ゲート
長)はそれぞれ例えば0.3μm程度および0.5μm
程度である。隣接するワード線111の間隔およびワー
ド線111とフィールド絶縁膜102との間隔は、それ
ぞれ例えば0.6μm程度である。
【0073】続いて、フィールド絶縁膜102,ワード
線111およびゲート電極112をマスクにした燐のイ
オン注入等により、P型シリコン基板101の表面のセ
ルアレイ領域151および周辺回路領域153には、接
合の深さが例えば70nm程度のN- 型ソース・ドレイ
ン領域114およびN- 型拡散層115がそれぞれに形
成される。これにより、ゲート絶縁膜105,ワード線
111およびN- 型ソース・ドレイン領域114からな
るメモリセルが完成する。N- 型拡散層115を介した
ゲート電極112とフィールド絶縁膜102との最小間
隔は、例えば1.0μm程度である。
【0074】次に、上記第1の実施例と同様に、例えば
130nm程度の第2の膜厚(t2)を有した第1の酸
化シリコン膜が、LPCVDにより全面に形成される。
【0075】次に、上記第1の実施例と相違して、酸化
シリコン膜121の表面には、周辺回路領域153に開
口部を有し,セルアレイ領域151および境界領域15
2を覆う第1のフォトレジスト膜パターン144が形成
される。このフォトレジスト膜パターン114をマスク
にした異方性エッチングにより、酸化シリコン膜121
が選択的に80nm程度エッチバックされて、酸化シリ
コン膜121aが残置形成される〔図5(a)〕。
【0076】フォトレジスト膜パターン144が除去さ
れた後、N- 型拡散層115の表面およびゲート電極1
12の上面が露出するまで酸化シリコン膜121a並び
に酸化シリコン膜121がエッチバックされて、酸化シ
リコン膜121が第3の膜厚t3 (=50nm程度)の
酸化シリコン膜121abになり、ゲート電極112の
側面を覆う絶縁膜スペーサ127aが残置形成される。
絶縁膜スペーサ127aの膜厚は概ねt2 (=130n
m)程度である。このエッチバックに際して、N- 型拡
散層115の表面のゲート酸化膜105もエッチング除
去される〔図5(d)〕。
【0077】その後の製造工程は、上記第1の実施例と
同じである。本第2の実施例は上記第1の実施例の有し
た効果を有している。また本第2の実施例も、ArFエ
キシマレーザ露光に適用することが可能である。
【0078】本発明は上記第1の実施の形態に限定され
るものではない。上記第1の実施の形態では、周辺回路
を構成するMOSトランジスタのゲート電極の側面を直
接に覆う絶縁膜スペーサと、セルトランジスタのワード
線の上面並びに側面を直接に覆う絶縁膜とは、ともに第
1の酸化シリコン膜であった。本発明の第2の実施の形
態では、周辺回路を構成するMOSトランジスタのゲー
ト電極の側面を直接に覆う絶縁膜スペーサが第1の酸化
シリコン膜に窒化シリコン膜が積層された絶縁膜からな
る。また、セルトランジスタのワード線の上面並びに側
面を直接に覆う絶縁膜は第1の酸化シリコン膜からな
り、さらに、ワード線の側面はこの第1の酸化シリコン
膜を介して(上記窒化シリコン膜からなる)窒化シリコ
ン膜スペーサにより覆われている。
【0079】DRAMの製造工程の断面模式図である図
6および図7と、DRAMの平面模式図および断面模式
図である図8とを参照して、本第2の実施の形態の一実
施例によるDRAMを製造方法に沿って説明する。な
お、図6,7は、図8(a)のAA線に対応する位置で
の製造工程の断面模式図である。
【0080】まず、N- 型ソース・ドレイン領域11
4,N- 型拡散層115の形成までは、上記第1の実施
の形態と同様の方法により形成される。この段階までの
各種のデバイスパラメータおよびプロセスパラメータ等
の数値あるいは構成材料等は、上記第1の実施例と同様
でもさしつかえない。続いて、膜厚(=t2 )が例えば
50nm程度の第1の酸化シリコン膜122が、LPC
VDにより全面に形成される。さらに、膜厚(=t3
が例えば80nm程度の窒化シリコン膜123が、LP
CVDにより全面に形成される〔図6(a)〕。
【0081】次に、塩素(Cl2 )をエッチングガスに
用いた異方性ドライエッチングにより窒化シリコン膜1
23が選択的にエッチバックされて、酸化シリコン膜1
22を介してワード線111並びにゲート電極112の
側面に窒化シリコン膜スペーサ123bが残置形成され
る〔図6(b)〕。
【0082】次に、周辺回路領域153に開口部を有
し,セルアレイ領域151および境界領域152を覆う
第1のフォトレジスト膜パターン144が形成される。
このフォトレジスト膜パターン114をマスクにし,テ
トラフルオロメタン(CF4 )をエッチングガスに用い
た異方性エッチングにより、窒化シリコン膜スペーサ1
23bおよび酸化シリコン膜122(およびゲート絶縁
膜105)がエッチバックされて、ゲート電極112の
側面を覆う(酸化シリコン膜スペーサ122bに窒化シ
リコン膜スペーサ123baが積層してなる)絶縁膜ス
ペーサ127bが残置形成される。このエッチングで
は、窒化シリコン膜と酸化シリコン膜とに対するエッチ
ングレートをほぼ等しくすることが容易である。絶縁膜
スペーサ127bの膜厚は、概ねt2 +t3 になってい
る〔図6(c)〕。
【0083】上記フォトレジスト膜144を除去した
後、少なくともセルアレイ領域151(と周辺回路領域
153におけるPチャネルMOSトランジスタの形成予
定領域と)を覆い,(周辺回路領域153における)N
チャネルMOSトランジスタの形成予定領域に開口部を
有したフォトレジスト膜パターン145が形成される。
このフォトレジスト膜145をマスクにした高濃度の砒
素のイオン注入等により、(P型シリコン基板101の
表面の)周辺回路領域153には、フィールド絶縁膜1
02および(ゲート電極112並びに)絶縁膜スペーサ
127bに自己整合的に、N+ 型拡散層129が形成さ
れる。N+ 型拡散層129の接合の深さは例えば200
nm程度である。これにより、周辺回路を構成するNチ
ャネルMOSトランジスタが完成する。
【0084】続いて、上記第1の実施の形態と同様に、
APCVDにより、例えば膜厚100nm程度の第2の
酸化シリコン膜131が全面に形成される。さらに、A
PCVDにより、全面に例えば膜厚200nm程度のB
PSG膜132が形成される。このとき、BPSG膜1
32の上面における最も高い位置はワード線111の直
上の部分であり、これの上面の最も低い位置は境界領域
152に隣接した(周辺回路領域153における)フィ
ールド絶縁膜102,N+ 型拡散層129の直上の部分
である。BPSG膜132の上面の最大段差は250n
m程度になっている。この値はワード線111の膜厚と
酸化シリコン膜122の膜厚との和に等しい〔図7
(a)〕。
【0085】次に、例えば850℃,10分間程度の窒
素雰囲気での熱処理が行なわれ、BPSG膜132はリ
フローされてBPSG膜133になる。このリフローに
よって、BPSG膜133の上面の最大段差は190n
m程度に低減される〔図7(b)〕。
【0086】次に、化学増幅型でポジ型のフォトレジス
ト膜がBPSG膜133の表面に形成される。ワード線
111直上におけるこのフォトレジスト膜の上面に焦点
を合せて(開口パターン幅がこの位置で極小になる条件
のもとに)、KrFエキシマレーザによるステッパ露光
により、このフォトレジスト膜に開口パターンが形成さ
れる。このフォトレジスト膜をマスクにした酸化シリコ
ン膜に対する異方性エッチングが行なわれて、N- 型ソ
ース・ドレイン領域114に達するビットコンタクト孔
135bと、LDD型ソース・ドレイン領域130等に
達するコンタクト孔136bとが形成される。ビットコ
ンタクト孔135bは0.25μm□程度であり、コン
タクト孔136bは0.3μm□程度である。
【0087】必要に応じて、高濃度の燐のイオン注入に
より、N- 型ソース・ドレイン領域114,LDD型ソ
ース・ドレイン領域130の表面に、それぞれビットコ
ンタクト孔135b,コンタクト孔136bに自己整合
的なN+ 拡散層が形成される。さらに必要に応じて、ビ
ットコンタクト孔135b,コンタクト孔136bの側
面を覆う膜厚20nm程度の絶縁膜スペーサが形成され
る。この場合のビットコンタクト孔135b,コンタク
ト孔136bの実効的なコンタクトサイズは、0.26
μm□程度,0.46μm□程度になっている。
【0088】例えば膜厚150nm程度の第2の導電体
膜が全面に形成される。この導電体膜の成膜方法は好ま
しくはLPCVDであり、この導電体膜はN+ 型多結晶
シリコン膜,タングステン膜等の高融点金属膜,タング
ステンシリサイド膜等の高融点金属シリサイド膜あるい
はこれらの積層膜から構成されている。この導電体膜の
表面を覆う化学増幅型でポジ型のフォトレジスト膜(図
示せず)が形成される。このフォトレジスト膜の主成分
は例えばtBOC化ポリヒドロキシスチレン(PBOC
ST)である。これがKrFエキシマレーザによりステ
ッパ露光されて、第2のフォトレジスト膜パターンが形
成される。
【0089】上記第2のフォトレジスト膜パターンをマ
スクにした上記第2の導電体膜の異方性エッチングによ
り、ビット線137b,配線138b等が形成される。
ビット線137bは、ビットコンタクト孔135bを介
して複数のセルトランジスタに接続され、コンタクト孔
136bを介して周辺回路を構成するNチャネルMOS
トランジスタの少なくとも1つに接続される。配線13
7bは、コンタクト孔136bを介して周辺回路を構成
するNチャネルMOSトランジスタ等の間の接続に供せ
られる。ビット線137bは、BPSG膜133および
酸化シリコン膜131からなる層間絶縁膜と酸化シリコ
ン膜122とを介して、ワード線111に直交に交差し
ている〔図8(a),(b)〕。
【0090】本一実施例によれば、周辺回路を構成する
MOSトランジスタのゲート電極112の側面を直接に
覆う絶縁膜スペーサ127bの膜厚がt2 +t3 であ
り、ワード線111の側面並びに上面を直接に覆う第1
の酸化シリコン膜122の膜厚がt2 であり、ワード線
111の膜厚がt1 であるから、ビット線137bとワ
ード線111との間の層間絶縁膜の上面の最大段差をH
とすると、t1 +t2 >DOF/2,DOF/2>H>
DOF/2−t3 とすることが容易なことから、生産性
を犠牲にせずにビット線137bの短絡並びに切断を回
避することが容易になる。
【0091】その後(図示は省略するが)、全面に第2
の層間絶縁膜が形成される。第2の層間絶縁膜,BPS
G膜133および酸化シリコン膜131(およびゲート
絶縁膜111)を貫通してN- 型ソース・ドレイン領域
114の他方に達するノードコンタクト孔が形成された
後、ノードコンタクト孔を介してセルトランジスタに接
続されるストレージノード電極が形成される。さらに、
容量絶縁膜,セルプレート電極等の形成が行なわれて、
本一実施例によるDRAMが完成する。
【0092】本第2の実施の形態の本一実施例は、上記
第1の実施の形態の有した効果を有している。さらに本
第2の実施の形態では、第1の酸化シリコン膜と窒化シ
リコン膜とから絶縁膜スペーサ等を形成するため、上記
第1の実施の形態よりt2 ,t3 等の膜厚の制御性がよ
い。このことから本第2の実施の形態は、上記第1の実
施の形態に比べて、ArFエキシマレーザを採用するよ
り微細化されたDRAMには、より適している。
【0093】なお、本第2の実施の形態の本一実施例例
においても、t1 ,t2 ,t3 等を含めた数値および各
種膜の構成材料等は上述の値および材料に限定されるも
のではない。
【0094】本発明の第3の実施の形態も上記第1の実
施の形態と相違して、周辺回路を構成するMOSトラン
ジスタのゲート電極の側面を直接に覆う絶縁膜スペーサ
が第1の酸化シリコン膜に第2の酸化シリコン膜が積層
された絶縁膜からなる。また、セルトランジスタのワー
ド線の上面並びに側面を直接に覆う絶縁膜は第1の酸化
シリコン膜と極めて薄い窒化シリコン膜との積層絶縁膜
からなり、さらに、ワード線の側面はこの積層絶縁膜を
介して(上記第2の酸化シリコン膜からなる)酸化シリ
コン膜スペーサにより覆われている。
【0095】DRAMの製造工程の断面模式図である図
9および図10と、DRAMの平面模式図および断面模
式図である図11とを参照して、本第3の実施の形態の
一実施例によるDRAMを製造方法に沿って説明する。
なお、図9,10は、図11(a)のAA線に対応する
位置での製造工程の断面模式図である。
【0096】まず、N- 型ソース・ドレイン領域11
4,N- 型拡散層115の形成までは、上記第1の実施
の形態と同様の方法により形成される。この段階までの
各種のデバイスパラメータおよびプロセスパラメータ等
の数値あるいは構成材料等は、上記第1の実施例と同様
でもさしつかえない。
【0097】次に、膜厚が例えば45nm程度の第1の
酸化シリコン膜124が、LPCVDにより全面に形成
される。さらに、膜厚が例えば5nm程度の窒化シリコ
ン膜125が、LPCVDにより全面に形成される。酸
化シリコン膜124に窒化シリコン膜125が積層して
なる積層絶縁膜の膜厚(=t2 )は50nm程度であ
る。続いて、周辺回路領域153に開口部を有し,セル
アレイ領域151および境界領域152を覆う第1のフ
ォトレジスト膜パターン146が形成される。このフォ
トレジスト膜145をマスクにし,6弗化硫黄(SF
6 )をエッチングガスに用いた等方性ドライエッチング
により窒化シリコン膜125が選択的にエッチバックさ
れて、周辺回路領域153を覆う窒化シリコン膜125
が除去される。ここで窒化シリコン膜125に対して選
択適な等方性エッチングを施すのは、ゲート電極112
の側面の窒化シリコン膜125を残さないためである
〔図9(a)〕。
【0098】次に、上記フォトレジスト膜パターン14
6が除去される。続いて、膜厚(=t3)が例えば80
nm程度の第2の酸化シリコン膜126が、LPCVD
により全面に形成される〔図9(b)〕。
【0099】次に、例えばオクタフルオロシクロブタン
(C48 )をエッチングガスに用いて、酸化シリコン
膜126,124が選択的に異方性エッチングされる。
これにより、ワード線111の側面には、酸化シリコン
膜124に窒化シリコン膜125が積層してなる積層絶
縁膜を介して、酸化シリコン膜スペーサ126cが残置
形成されり。ゲート電極112の側面には、酸化シリコ
ン膜スペーサ124cに酸化シリコン膜スペーサ126
caが積層してなる絶縁膜スペーサ127cが残置形成
される。この異方性エッチングにおけるエッチバックに
おいて、窒化シリコン膜125はエッチングのストッパ
として機能している。絶縁膜スペーサ127cの膜厚
は、概ねt2 +t3 になっている〔図9(c)〕。
【0100】少なくともセルアレイ領域151(と周辺
回路領域153におけるPチャネルMOSトランジスタ
の形成予定領域と)を覆い,(周辺回路領域153にお
ける)NチャネルMOSトランジスタの形成予定領域に
開口部を有したフォトレジスト膜パターン147が形成
される。このフォトレジスト膜145をマスクにした高
濃度の砒素のイオン注入等により、周辺回路領域153
には、フィールド絶縁膜102および(ゲート電極11
2並びに)絶縁膜スペーサ127bに自己整合的に、N
+ 型拡散層129が形成される。N+ 型拡散層129の
接合の深さは例えば200nm程度である。これによ
り、周辺回路を構成するNチャネルMOSトランジスタ
が完成する〔図9(d)〕。
【0101】続いて、上記第1の実施の形態と同様に、
APCVDにより、例えば膜厚100nm程度の第3の
酸化シリコン膜131が全面に形成される。さらに、A
PCVDにより、全面に例えば膜厚200nm程度のB
PSG膜132が形成される。このとき、BPSG膜1
32の上面における最も高い位置はワード線111の直
上の部分であり、これの上面の最も低い位置は境界領域
152に隣接した(周辺回路領域153における)フィ
ールド絶縁膜102,N+ 型拡散層129の直上の部分
である。BPSG膜132の上面の最大段差は250n
m程度になっている。この値はワード線111の膜厚と
酸化シリコン膜124に窒化シリコン膜125が積層し
てなる積層絶縁膜の膜厚との和に等しい〔図10
(a)〕。
【0102】次に、例えば850℃,10分間程度の窒
素雰囲気での熱処理が行なわれ、BPSG膜132はリ
フローされてBPSG膜133になる。このリフローに
よって、BPSG膜133の上面の最大段差は190n
m程度に低減される〔図10(b)〕。
【0103】次に、化学増幅型でポジ型のフォトレジス
ト膜がBPSG膜133の表面に形成される。ワード線
111直上におけるこのフォトレジスト膜の上面に焦点
を合せて(開口パターン幅がこの位置で極小になる条件
のもとに)、KrFエキシマレーザによるステッパ露光
により、このフォトレジスト膜に開口パターンが形成さ
れる。このフォトレジスト膜をマスクにした酸化シリコ
ン膜に対する異方性エッチングが行なわれて、N- 型ソ
ース・ドレイン領域114に達するビットコンタクト孔
135cと、LDD型ソース・ドレイン領域130等に
達するコンタクト孔136cとが形成される。ビットコ
ンタクト孔135cは0.25μm□程度であり、コン
タクト孔136cは0.3μm□程度である。
【0104】必要に応じて、高濃度の燐のイオン注入に
より、N- 型ソース・ドレイン領域114,LDD型ソ
ース・ドレイン領域130の表面に、それぞれビットコ
ンタクト孔135c,コンタクト孔136cに自己整合
的なN+ 拡散層が形成される。さらに必要に応じて、ビ
ットコンタクト孔135c,コンタクト孔136cの側
面を覆う膜厚20nm程度の絶縁膜スペーサが形成され
る。この場合のビットコンタクト孔135c,コンタク
ト孔136cの実効的なコンタクトサイズは、0.26
μm□程度,0.46μm□程度になっている。
【0105】例えば膜厚150nm程度の第2の導電体
膜が全面に形成される。この導電体膜の成膜方法は好ま
しくはLPCVDであり、この導電体膜はN+ 型多結晶
シリコン膜,タングステン膜等の高融点金属膜,タング
ステンシリサイド膜等の高融点金属シリサイド膜あるい
はこれらの積層膜から構成されている。この導電体膜の
表面を覆う化学増幅型でポジ型のフォトレジスト膜(図
示せず)が形成される。このフォトレジスト膜の主成分
は例えばtBOC化ポリヒドロキシスチレン(PBOC
ST)である。これがKrFエキシマレーザによりステ
ッパ露光されて、第2のフォトレジスト膜パターンが形
成される。
【0106】上記第2のフォトレジスト膜パターンをマ
スクにした上記第2の導電体膜の異方性エッチングによ
り、ビット線137c,配線138c等が形成される。
ビット線137cは、ビットコンタクト孔135cを介
して複数のセルトランジスタに接続され、コンタクト孔
136cを介して周辺回路を構成するNチャネルMOS
トランジスタの少なくとも1つに接続される。配線13
7cは、コンタクト孔136cを介して周辺回路を構成
するNチャネルMOSトランジスタ等の間の接続に供せ
られる。ビット線137cは、BPSG膜133および
酸化シリコン膜131からなる層間絶縁膜と酸化シリコ
ン膜122とを介して、ワード線111に直交に交差し
ている〔図11(a),(b)〕。
【0107】本一実施例によれば、上記第2の実施の形
態と同様に、周辺回路を構成するMOSトランジスタの
ゲート電極112の側面を直接に覆う絶縁膜スペーサ1
27cの膜厚がt2 +t3 であり、ワード線111の側
面並びに上面を直接に覆う(第1の酸化シリコン膜12
4に窒化シリコン膜125が積層してなる)積層絶縁膜
の膜厚がt2 であり、ワード線111の膜厚がt1 であ
るから、ビット線137cとワード線111との間の層
間絶縁膜の上面の最大段差をHとすると、t1+t2
DOF/2,DOF/2>H>DOF/2−t3 とする
ことが容易なことから、生産性を犠牲にせずにビット線
137cの短絡並びに切断を回避することが容易にな
る。
【0108】その後(図示は省略するが)、全面に第2
の層間絶縁膜が形成される。第2の層間絶縁膜,BPS
G膜133および酸化シリコン膜131(およびゲート
絶縁膜111)を貫通してN- 型ソース・ドレイン領域
114の他方に達するノードコンタクト孔が形成された
後、ノードコンタクト孔を介してセルトランジスタに接
続されるストレージノード電極が形成される。さらに、
容量絶縁膜,セルプレート電極等の形成が行なわれて、
本一実施例によるDRAMが完成する。
【0109】本第3の実施の形態の本一実施例は、上記
第2の実施の形態の有した効果を有している。
【0110】なお、本第3の実施の形態の本一実施例例
においても、t1 ,t2 ,t3 等を含めた数値および各
種膜の構成材料等は上述の値および材料に限定されるも
のではない。
【0111】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、セ
ルトランジスタのワード線の上面を直接に覆う絶縁膜の
膜厚を周辺回路のゲート電極の側面を直接に覆う絶縁膜
スペーサの膜厚より薄くなっている。その結果、生産性
を犠牲にすることなく、露光光の波長λより微細のパタ
ーン幅と間隔とを有したビット線の断線並びに短絡を回
避することが容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施と形態の第1の実施例の平
面模式図および断面模式図である。
【図2】上記第1の実施の形態の上記第1の実施例の製
造工程の断面模式図であり、図1(a)のAA線に対応
する部分での製造工程の断面模式図である。
【図3】上記第1の実施の形態の上記第1の実施例の製
造工程の断面模式図であり、図1(a)のAA線に対応
する部分での製造工程の断面模式図である。
【図4】本発明を説明するための図であり、KrFエキ
シマレーザ露光によるフォトレジスト膜パターンの特性
を示すグラフである。
【図5】上記第1の実施の形態の第2の実施例の主要製
造工程の断面模式図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態の一実施例の製造工
程の断面模式図である。
【図7】上記第2の実施の形態の上記一実施例の製造工
程の断面模式図である。
【図8】上記第2の実施の形態の上記一実施例の平面模
式図および断面模式図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態の一実施例の製造工
程の断面模式図である。
【図10】上記第3の実施の形態の上記一実施例の製造
工程の断面模式図である。
【図11】上記第3の実施の形態の上記一実施例の平面
模式図および断面模式図である。
【図12】従来のDRAMの製造工程の断面模式図であ
る。
【図13】上記従来のDRAMの平面模式図および断面
模式図であり、従来のDRAMの問題点を説明するため
の図である。
【符号の説明】
101,201 P型シリコン基板 102,202 フィールド絶縁膜 103,104,203,204 素子形成領域 105,205 ゲート絶縁膜 111,211 ワード線 112,212 ゲート電極 114,214 N- 型ソース・ドレイン領域 115,215 N- 型拡散層 121,121a,121aa,121ab,122,
124,126,131,211,231 酸化シリ
コン膜 122b,124c,126c,126ca 酸化シ
リコン膜スペーサ 123,125 窒化シリコン膜 123b,123ba 窒化シリコン膜スペーサ 127a,127b,127c,227 絶縁膜スペ
ーサ 129,229 N+ 型拡散層 130,230 LDD型ソース・ドレイン領域 135a,135b,135c,235 ビットコン
タクト孔 136a,136b,136c,236 コンタクト
孔 137a,137b,137c,237 ビット線 138a,138b,138c,238 配線 141,241 N+ 型多結晶シリコン膜パターン 142,242 タングステンシリサイド膜パターン 144,145,146,147,244 フォトレ
ジスト膜パターン 151,251 セルアレイ領域 152,252 境界領域 153,253 周辺回路領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 27/108 H01L 21/316 H01L 21/8242 H01L 29/78

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリコン基板の表面に設けられたP型領
    域には、セルアレイ領域と境界領域と周辺回路領域とが
    隣接して設けられ、 前記セルアレイ領域,境界領域および周辺回路領域の素
    子分離領域は、前記P型領域の表面に設けられた溝と、
    該溝を充填し,上面が概ね前記シリコン基板の表面に一
    致したフィールド絶縁膜とからなり、 前記周辺回路領域およびセルアレイ領域には、それぞれ
    複数のNチャネルMOSトランジスタおよびメモリセル
    を構成する複数のセルトランジスタが設けられ、 前記セルトランジスタおよびNチャネルMOSトランジ
    スダは、それぞれゲート絶縁膜と、それぞれ第1の膜厚
    (=t1 )を有したワード線およびゲート電極と、N-
    型拡散層からなるN- 型ソース・ドレイン領域およびN
    + 型拡散層並びにN- 型拡散層からなるLDD型ソース
    ・ドレイン領域とからなり、 前記セルトランジスタを含めて前記メモリセル領域と前
    記境界領域とは第1の酸化シリコン膜により覆われ、前
    記NチャネルMOSトランジスタのゲート電極の側面の
    みが該第1の酸化シリコン膜がエッチバックされてなる
    第2の膜厚(=t2 )を有した絶縁膜スペーサにより覆
    われ、 前記第1の酸化シリコン膜および前記NチャネルMOS
    トランジスタを含めて前記周辺回路領域は、第2の酸化
    シリコン膜と常圧気相成長法(APCVD)により形成
    されてさらにリフローされたBPSG膜とが積層してな
    る層間絶縁膜により覆われて、該層間絶縁膜にはそれぞ
    れ前記N- 型ソース・ドレイン領域の一方および該Nチ
    ャネルMOSトランジスタに達する第1のコンタクト孔
    (ビットコンタクト孔)および第2のコンタクト孔が設
    けられ、 前記層間絶縁膜の表面上には、前記ビットコンタクト孔
    を介して複数の前記セルトランジスタに接続され,前記
    第2のコンタクト孔を介して少なくとも1つの前記Nチ
    ャネルMOSトランジスタに接続されるビット線と、該
    第2のコンタクト孔を介して複数の該NチャネルMOS
    トランジスタに接続される配線とが設けられ、前記N-
    型ソース・ドレイン領域の他方に接続される蓄積容量素
    子がビット線より上位に設けられたDRAMであって、 前記ワード線の上面を覆う部分での該第1の酸化シリコ
    ン膜は前記t2 より薄い第3の膜厚(=t3 )を有する
    ことと、 前記ビットコンタクト孔近傍を除いた前記ビット線の線
    幅と、該ビット線の最小間隔とが、それぞれ該ビット線
    および前記配線の形成のフォトリソグラフィに供せられ
    る露光光の波長(=λ)よりも短かいことと、 t1 +t3 が前記ビット線の線幅および最小間隔を規定
    する前記フォトリソグラフィにおける焦点深度(=DO
    F)の1/2より大きく、さらに、前記層間絶縁膜の上
    面の最大段差が、DOF/2より小さく,DOF/2−
    (t2 −t3 )より大きいこととを特徴とする半導体記
    憶装置。
  2. 【請求項2】 シリコン基板の表面に設けられたP型領
    域には、セルアレイ領域と境界領域と周辺回路領域とが
    隣接して設けられ、 前記セルアレイ領域,境界領域および周辺回路領域の素
    子分離領域は、前記P型領域の表面に設けられた溝と、
    該溝を充填し,上面が概ね前記シリコン基板の表面に一
    致したフィールド絶縁膜とからなり、 前記周辺回路領域およびセルアレイ領域には、それぞれ
    複数のNチャネルMOSトランジスタおよびメモリセル
    を構成する複数のセルトランジスタが設けられ、 前記セルトランジスタおよびNチャネルMOSトランジ
    スダは、それぞれゲート絶縁膜と、それぞれ第1の膜厚
    (=t1 )を有したワード線およびゲート電極と、N-
    型拡散層からなるN- 型ソース・ドレイン領域およびN
    + 型拡散層並びにN- 型拡散層からなるLDD型ソース
    ・ドレイン領域とからなり、 前記セルアレイ領域の前記フィールド絶縁膜および前記
    セルトランジスタの表面と前記境界領域とは第2の膜厚
    (=t2 )の第1の酸化シリコン膜により直接に覆わ
    れ、さらに、前記ワード線の側面は、該第1の酸化シリ
    コン膜を介して,第3の膜厚(=t3 )の窒化シリコン
    膜がエッチバックされてなる窒化シリコン膜スペーサに
    より覆われ、さらにまた、前記NチャネルMOSトラン
    ジスタのゲート電極の側面のみが該第1の酸化シリコン
    膜並びに該窒化シリコン膜がエッチバックされてなる絶
    縁膜スペーサにより覆われ、 前記第1の酸化シリコン膜並びに窒化シリコン膜スペー
    サおよび前記NチャネルMOSトランジスタを含めて前
    記周辺回路領域は、第2の酸化シリコン膜とAPCVD
    により形成されてさらにリフローされたBPSG膜とが
    積層してなる層間絶縁膜により覆われて、該層間絶縁膜
    にはそれぞれ前記セルトランジスタの前記N- 型ソース
    ・ドレイン領域の一方および該NチャネルMOSトラン
    ジスタに達する第1のコンタクト孔(ビットコンタクト
    孔)および第2のコンタクト孔が設けられ、 前記層間絶縁膜の表面上には、前記ビットコンタクト孔
    を介して複数の前記セルトランジスタに接続され,前記
    第2のコンタクト孔を介して少なくとも1つの前記Nチ
    ャネルMOSトランジスタに接続されるビット線と、該
    第2のコンタクト孔を介して複数の該NチャネルMOS
    トランジスタに接続される配線とが設けられ、前記N-
    型ソース・ドレイン領域の他方に接続される蓄積容量素
    子がビット線より上位に設けられたDRAMであって、 前記ビットコンタクト孔近傍を除いた前記ビット線の線
    幅と、該ビット線の最小間隔とが、それぞれ該ビット線
    および前記配線の形成のフォトリソグラフィに供せられ
    る露光光の波長(=λ)よりも短かいことと、 t1 +t2 が前記ビット線の線幅および最小間隔を規定
    する前記フォトリソグラフィにおける焦点深度(=DO
    F)の1/2より大きく、さらに、前記層間絶縁膜の上
    面の最大段差が、DOF/2より小さく,DOF/2−
    3 より大きいこととを特徴とする半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 シリコン基板の表面に設けられたP型領
    域には、セルアレイ領域と境界領域と周辺回路領域とが
    隣接して設けられ、 前記セルアレイ領域,境界領域および周辺回路領域の素
    子分離領域は、前記P型領域の表面に設けられた溝と、
    該溝を充填し,上面が概ね前記シリコン基板の表面に一
    致したフィールド絶縁膜とからなり、 前記周辺回路領域およびセルアレイ領域には、それぞれ
    複数のNチャネルMOSトランジスタおよびメモリセル
    を構成する複数のセルトランジスタが設けられ、 前記セルトランジスタおよびNチャネルMOSトランジ
    スダは、それぞれゲート絶縁膜と、それぞれ第1の膜厚
    (=t1 )を有したワード線およびゲート電極と、N-
    型拡散層からなるN- 型ソース・ドレイン領域およびN
    + 型拡散層並びにN- 型拡散層からなるLDD型ソース
    ・ドレイン領域とからなり、 前記セルアレイ領域の前記フィールド絶縁膜および前記
    セルトランジスタの表面と前記境界領域とは第1の酸化
    シリコン膜と該第1の酸化シリコン膜より充分に薄い膜
    厚の窒化シリコン膜とからなる第2の膜厚(=t2 )の
    積層絶縁膜により直接に覆われ、さらに、前記ワード線
    の側面は、該積層絶縁膜を介して,第3の膜厚(=t
    3 )の第2の酸化シリコン膜がエッチバックされてなる
    酸化シリコン膜スペーサにより覆われ、さらにまた、前
    記NチャネルMOSトランジスタのゲート電極の側面の
    みが該第1の酸化シリコン膜並びに該第2の酸化シリコ
    ン膜がエッチバックされてなる絶縁膜スペーサにより覆
    われ、 前記積層絶縁膜並びに酸化シリコン膜スペーサおよび前
    記NチャネルMOSトランジスタを含めて前記周辺回路
    領域は、第3の酸化シリコン膜とAPCVDにより形成
    されてさらにリフローされたBPSG膜とが積層してな
    る層間絶縁膜により覆われて、該層間絶縁膜にはそれぞ
    れ前記セルトランジスタの前記N- 型ソース・ドレイン
    領域の一方および該NチャネルMOSトランジスタに達
    する第1のコンタクト孔(ビットコンタクト孔)および
    第2のコンタクト孔が設けられ、 前記層間絶縁膜の表面上には、前記ビットコンタクト孔
    を介して複数の前記セルトランジスタに接続され,前記
    第2のコンタクト孔を介して少なくとも1つの前記Nチ
    ャネルMOSトランジスタに接続されるビット線と、該
    第2のコンタクト孔を介して複数の該NチャネルMOS
    トランジスタに接続される配線とが設けられ、前記N-
    型ソース・ドレイン領域の他方に接続される蓄積容量素
    子がビット線より上位に設けられたDRAMであって、 前記ビットコンタクト孔近傍を除いた前記ビット線の線
    幅と、該ビット線の最小間隔とが、それぞれ該ビット線
    および前記配線の形成のフォトリソグラフィに供せられ
    る露光光の波長(=λ)よりも短かいことと、 t1 +t2 が前記ビット線の線幅および最小間隔を規定
    する前記フォトリソグラフィにおける焦点深度(=DO
    F)の1/2より大きく、さらに、前記層間絶縁膜の上
    面の最大段差が、DOF/2より小さく,DOF/2−
    3 より大きいこととを特徴とする半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 波長=λの露光光,焦点深度=DOFの
    フォトリソグラフィによりビット線が形成され、該ビッ
    ト線においてセルトランジスタとの接続部を除いたビッ
    ト線の線幅と該ビット線の最小間隔とがそれぞれλより
    も短かくなっており、さらに、蓄積容量素子がビット線
    より上位に形成されたDRAMの製造方法であって、 シリコン基板の表面にP型領域を形成し、該P型領域に
    形成されるセルアレイ領域,周辺回路領域およびこれら
    の間の境界領域の素子分離領域に溝を形成し、上面が概
    ね該シリコン基板の表面に一致したフィールド絶縁膜を
    該溝に充填する工程と、 前記素子分離領域に囲まれた前記セルアレイ領域および
    周辺回路領域の前記シリコン基板の表面に熱酸化により
    ゲート絶縁膜を形成し、第1の膜厚(=t1 )の第1の
    導電体膜を全面に形成し、該第1の導電体膜をパターニ
    ングして該セルアレイ領域および周辺回路領域の前記P
    型領域の表面上にワード線およびゲート電極を形成する
    工程と、 前記ワード線およびゲート電極に自己整合的に、前記素
    子分離領域に囲まれた前記セルアレイ領域および周辺回
    路領域の前記P型領域の表面に、N- 型ソース・ドレイ
    ン領域およびN- 型拡散層を形成する工程と、 減圧気相成長法(LPCVD)により、DOF/2−t
    1 より厚い第2の膜厚(=t2 )を有する第1の酸化シ
    リコン膜を全面に形成する工程と、 前記第1の酸化シリコン膜を異方性ドライエッチングに
    よりエッチバックして、前記ワード線およびゲート電極
    の直上における該第1の酸化シリコン膜の膜厚を第3の
    膜厚(=t3 )にする工程と、 前記セルアレイ領域および境界領域を覆い,前記周辺回
    路領域に開口部を有した第1のフォトレジスト膜パター
    ンをマスクにして、前記第1の酸化シリコン膜に対して
    再度異方性ドライエッチングによるエッチバックを行な
    い、前記ゲート電極の側面に該第1の酸化シリコン膜か
    らなる絶縁膜スペーサを残置形成する工程と、 前記ゲート電極および絶縁膜スペーサをマスクにして、
    前記周辺回路領域の前記P型領域の表面にN+ 型拡散層
    を形成し,該N+ 型拡散層と前記N- 型拡散層とからな
    るLDD型ソース・ドレイン領域を形成する工程と、 全面に第2の酸化シリコン膜を形成し,さらに,APC
    VDにより全面にBPSG膜を形成し、該BPSG膜の
    上面の最大段差がt1 +t3 およびDOF/2より小さ
    く,DOF/2−(t2 −t3 )より大きくなるように
    該BPSG膜をリフローして、該第2の酸化シリコン膜
    およびBPSG膜からなる層間絶縁膜を形成する工程
    と、 前記層間絶縁膜に前記N- 型ソース・ドレイン領域の一
    方およびLDD型ソース・ドレイン領域にそれぞれに達
    するビットコンタクト孔およびコンタクト孔を形成する
    工程と、 全面に第2の導電体膜を形成し、全面にポジ型のフォト
    レジスト膜を形成し、前記ワード線直上での該フォトレ
    ジスト膜の上面に焦点を合わせ,さらに,この部分での
    パターン幅が極大になる条件のもとに露光を行ない、第
    2のフォトレジスト膜パターンを形成し、該フォトレジ
    スト膜パターンをマスクにした異方性ドライエッチング
    によりビット線を形成するとともに前記周辺回路領域に
    配線を形成する工程と、 全面に第2の層間絶縁膜を形成し、該第2の層間絶縁膜
    および前記第1の層間絶縁膜を貫通して前記N- 型ソー
    ス・ドレイン領域の他方に達するノードコンタクト孔を
    形成し、該ノードコンタクト孔を介して該N- 型ソース
    ・ドレイン領域の他方に接続される蓄積容量素子を形成
    する工程とを有することを特徴とする半導体記憶装置の
    製造方法。
  5. 【請求項5】 前記第2のフォトレジスト膜パターンが
    化学増幅型フォトレジスト膜からなり、該第2のフォト
    レジスト膜パターンの形成がKrFエキシマレーザ露光
    もしくはArFエキシマレーザ露光により行なわれる請
    求項4記載の半導体記憶装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 波長=λの露光光,焦点深度=DOFの
    フォトリソグラフィによりビット線が形成され、該ビッ
    ト線においてセルトランジスタとの接続部を除いたビッ
    ト線の線幅と該ビット線の最小間隔とがそれぞれλより
    も短かくなっており、さらに、蓄積容量素子がビット線
    より上位に形成されたDRAMの製造方法であって、 シリコン基板の表面にP型領域を形成し、該P型領域に
    形成されるセルアレイ領域,周辺回路領域およびこれら
    の間の境界領域の素子分離領域に溝を形成し、上面が概
    ね該シリコン基板の表面に一致したフィールド絶縁膜を
    該溝に充填する工程と、 前記素子分離領域に囲まれた前記セルアレイ領域および
    周辺回路領域の前記シリコン基板の表面に熱酸化により
    ゲート絶縁膜を形成し、第1の膜厚(=t1 )の第1の
    導電体膜を全面に形成し、該第1の導電体膜をパターニ
    ングして該セルアレイ領域および周辺回路領域の前記P
    型領域の表面上にワード線およびゲート電極を形成する
    工程と、 前記ワード線およびゲート電極に自己整合的に、前記素
    子分離領域に囲まれた前記セルアレイ領域および周辺回
    路領域の前記P型領域の表面に、N- 型ソース・ドレイ
    ン領域およびN- 型拡散層を形成する工程と、 LPCVDにより、DOF/2−t1 より厚い第2の膜
    厚(=t2 )を有する第1の酸化シリコン膜を全面に形
    成する工程と、 前記セルアレイ領域および境界領域を覆い,前記周辺回
    路領域に開口部を有した第1のフォトレジスト膜パター
    ンをマスクにして、前記第1の酸化シリコン膜を異方性
    ドライエッチングによりエッチバックして、前記ゲート
    電極の直上における該第1の酸化シリコン膜の膜厚を第
    3の膜厚(=t3 )にする工程と、 前記第1のフォトレジスト膜パターンを除去し、前記第
    1の酸化シリコン膜に対して再度異方性ドライエッチン
    グによるエッチバックを行ない、前記ゲート電極の側面
    に該第1の酸化シリコン膜からなる絶縁膜スペーサを残
    置形成する工程と、 前記ゲート電極および絶縁膜スペーサをマスクにして、
    前記周辺回路領域の前記P型領域の表面にN+ 型拡散層
    を形成し,該N+ 型拡散層と前記N- 型拡散層とからな
    るLDD型ソース・ドレイン領域を形成する工程と、 全面に第2の酸化シリコン膜を形成し,さらに,APC
    VDにより全面にBPSG膜を形成し、該BPSG膜の
    上面の最大段差がt1 +t2 −t3 およびDOF/2よ
    り小さく,DOF/2−t3 より大きくなるように該B
    PSG膜をリフローして、該第2の酸化シリコン膜およ
    びBPSG膜からなる層間絶縁膜を形成する工程と、 前記層間絶縁膜に前記N- 型ソース・ドレイン領域の一
    方およびLDD型ソース・ドレイン領域にそれぞれに達
    するビットコンタクト孔およびコンタクト孔を形成する
    工程と、 全面に第2の導電体膜を形成し、全面にポジ型のフォト
    レジスト膜を形成し、前記ワード線直上での該フォトレ
    ジスト膜の上面に焦点を合わせ,さらに,この部分での
    パターン幅が極大になる条件のもとに露光を行ない、第
    2のフォトレジスト膜パターンを形成し、該フォトレジ
    スト膜パターンをマスクにした異方性ドライエッチング
    によりビット線を形成するとともに前記周辺回路領域に
    配線を形成する工程と、 全面に第2の層間絶縁膜を形成し、該第2の層間絶縁膜
    および前記第1の層間絶縁膜を貫通して前記N- 型ソー
    ス・ドレイン領域の他方に達するノードコンタクト孔を
    形成し、該ノードコンタクト孔を介して該N- 型ソース
    ・ドレイン領域の他方に接続される蓄積容量素子を形成
    する工程とを有することを特徴とする半導体記憶装置の
    製造方法。
  7. 【請求項7】 前記第2のフォトレジスト膜パターンが
    化学増幅型フォトレジスト膜からなり、該第2のフォト
    レジスト膜パターンの形成がKrFエキシマレーザ露光
    もしくはArFエキシマレーザ露光により行なわれる請
    求項6記載の半導体記憶装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 波長=λの露光光,焦点深度=DOFの
    フォトリソグラフィによりビット線が形成され、該ビッ
    ト線においてセルトランジスタとの接続部を除いたビッ
    ト線の線幅と該ビット線の最小間隔とがそれぞれλより
    も短かくなっており、さらに、蓄積容量素子がビット線
    より上位に形成されたDRAMの製造方法であって、 シリコン基板の表面にP型領域を形成し、該P型領域に
    形成されるセルアレイ領域,周辺回路領域およびこれら
    の間の境界領域の素子分離領域に溝を形成し、上面が概
    ね該シリコン基板の表面に一致したフィールド絶縁膜を
    該溝に充填する工程と、 前記素子分離領域に囲まれた前記セルアレイ領域および
    周辺回路領域の前記シリコン基板の表面に熱酸化により
    ゲート絶縁膜を形成し、第1の膜厚(=t1 )の第1の
    導電体膜を全面に形成し、該第1の導電体膜をパターニ
    ングして該セルアレイ領域および周辺回路領域の前記P
    型領域の表面上にワード線およびゲート電極を形成する
    工程と、 前記ワード線およびゲート電極に自己整合的に、前記素
    子分離領域に囲まれた前記セルアレイ領域および周辺回
    路領域の前記P型領域の表面に、N- 型ソース・ドレイ
    ン領域およびN- 型拡散層を形成する工程と、 LPCVDにより、第2の膜厚(=t2 )を有する第1
    の酸化シリコン膜と第3の膜厚(=t3 )を有する窒化
    シリコン膜とを、t1 +t2 +t3 >DOF/2の条件
    のもとに順次全面に形成する工程と、 前記窒化シリコン膜に対して異方性ドライエッチングに
    より選択的にエッチバックして、前記第1の酸化シリコ
    ン膜を介して前記ワード線およびゲート電極の側面をそ
    れぞれに覆う窒化シリコン膜スペーサを形成する工程
    と、 前記セルアレイ領域および境界領域を覆い,前記周辺回
    路領域に開口部を有した第1のフォトレジスト膜パター
    ンをマスクにして、前記窒化シリコン膜スペーサと第1
    の酸化シリコン膜とを酸化シリコン膜および窒化シリコ
    ン膜に対するエッチングレートが略等しい異方性ドライ
    エッチングによりエッチバックして、前記ゲート電極の
    側面に、該第1の酸化シリコン膜に窒化シリコン膜スペ
    ーサが積層してなる絶縁膜スペーサを残置形成する工程
    と、 前記ゲート電極および絶縁膜スペーサをマスクにして、
    前記周辺回路領域の前記P型領域の表面にN+ 型拡散層
    を形成し,該N+ 型拡散層と前記N- 型拡散層とからな
    るLDD型ソース・ドレイン領域を形成する工程と、 全面に第2の酸化シリコン膜を形成し,さらに,APC
    VDにより全面にBPSG膜を形成し、該BPSG膜の
    上面の最大段差がt1 +t2 およびDOF/2より小さ
    く,DOF/2−t3 より大きくなるように該BPSG
    膜をリフローして、該第2の酸化シリコン膜およびBP
    SG膜からなる層間絶縁膜を形成する工程と、 前記層間絶縁膜に前記N- 型ソース・ドレイン領域の一
    方およびLDD型ソース・ドレイン領域にそれぞれに達
    するビットコンタクト孔およびコンタクト孔を形成する
    工程と、 全面に第2の導電体膜を形成し、全面にポジ型のフォト
    レジスト膜を形成し、前記ワード線直上での該フォトレ
    ジスト膜の上面に焦点を合わせ,さらに,この部分での
    パターン幅が極大になる条件のもとに露光を行ない、第
    2のフォトレジスト膜パターンを形成し、該フォトレジ
    スト膜パターンをマスクにした異方性ドライエッチング
    によりビット線を形成するとともに前記周辺回路領域に
    配線を形成する工程と、 全面に第2の層間絶縁膜を形成し、該第2の層間絶縁膜
    および前記第1の層間絶縁膜を貫通して前記N- 型ソー
    ス・ドレイン領域の他方に達するノードコンタクト孔を
    形成し、該ノードコンタクト孔を介して該N- 型ソース
    ・ドレイン領域の他方に接続される蓄積容量素子を形成
    する工程とを有することを特徴とする半導体記憶装置の
    製造方法。
  9. 【請求項9】 前記第2のフォトレジスト膜パターンが
    化学増幅型フォトレジスト膜からなり、該第2のフォト
    レジスト膜パターンの形成がKrFエキシマレーザ露光
    もしくはArFエキシマレーザ露光により行なわれる請
    求項8記載の半導体記憶装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記絶縁膜スペーサを形成するための
    異方性ドライエッチングが、テトラフルオロメタン(C
    4 )により行なわれる請求項8記載の半導体記憶装置
    の製造方法。
  11. 【請求項11】 波長=λの露光光,焦点深度=DOF
    のフォトリソグラフィによりビット線が形成され、該ビ
    ット線においてセルトランジスタとの接続部を除いたビ
    ット線の線幅と該ビット線の最小間隔とがそれぞれλよ
    りも短かくなっており、さらに、蓄積容量素子がビット
    線より上位に形成されたDRAMの製造方法であって、 シリコン基板の表面にP型領域を形成し、該P型領域に
    形成されるセルアレイ領域,周辺回路領域およびこれら
    の間の境界領域の素子分離領域に溝を形成し、上面が概
    ね該シリコン基板の表面に一致したフィールド絶縁膜を
    該溝に充填する工程と、 前記素子分離領域に囲まれた前記セルアレイ領域および
    周辺回路領域の前記シリコン基板の表面に熱酸化により
    ゲート絶縁膜を形成し、第1の膜厚(=t1 )の第1の
    導電体膜を全面に形成し、該第1の導電体膜をパターニ
    ングして該セルアレイ領域および周辺回路領域の前記P
    型領域の表面上にワード線およびゲート電極を形成する
    工程と、 前記ワード線およびゲート電極に自己整合的に、前記素
    子分離領域に囲まれた前記セルアレイ領域および周辺回
    路領域の前記P型領域の表面に、N- 型ソース・ドレイ
    ン領域およびN- 型拡散層を形成する工程と、 LPCVDにより、第2の膜厚(=t2 )を有する第1
    の酸化シリコン膜と、該第1の酸化シリコン膜より充分
    に薄い窒化シリコン膜とを順次全面に形成する工程と、 前記セルアレイ領域および境界領域を覆い,前記周辺回
    路領域に開口部を有した第1のフォトレジスト膜パター
    ンをマスクにして、前記窒化シリコン膜を選択的に等方
    性ドライエッチングにより除去する工程と、 第3の膜厚(=t3 )を有した第2の酸化シリコン膜
    を、t1 +t2 +t3 >DOF/2の条件のもとに、L
    PCVDにより全面に形成する工程と、 酸化シリコン膜を選択的にエッチングする異方性ドライ
    エッチングによるエッチバックにより、前記ワード線の
    側面には前記第2の酸化シリコン膜からなる酸化シリコ
    ン膜スペーサを残置形成し,前記ゲート電極の側面には
    前記第1の酸化シリコン膜に該第2の酸化シリコン膜が
    積層してなる絶縁膜スペーサを残置形成する工程と、 前記ゲート電極および絶縁膜スペーサをマスクにして、
    前記周辺回路領域の前記P型領域の表面にN+ 型拡散層
    を形成し,該N+ 型拡散層と前記N- 型拡散層とからな
    るLDD型ソース・ドレイン領域を形成する工程と、 全面に第3の酸化シリコン膜を形成し,さらに,APC
    VDにより全面にBPSG膜を形成し、該BPSG膜の
    上面の最大段差がt1 +t2 およびDOF/2より小さ
    く,DOF/2−t3 より大きくなるように該BPSG
    膜をリフローして、該第2の酸化シリコン膜およびBP
    SG膜からなる層間絶縁膜を形成する工程と、 前記層間絶縁膜に前記N- 型ソース・ドレイン領域の一
    方およびLDD型ソース・ドレイン領域にそれぞれに達
    するビットコンタクト孔およびコンタクト孔を形成する
    工程と、 全面に第2の導電体膜を形成し、全面にポジ型のフォト
    レジスト膜を形成し、前記ワード線直上での該フォトレ
    ジスト膜の上面に焦点を合わせ,さらに,この部分での
    パターン幅が極大になる条件のもとに露光を行ない、第
    2のフォトレジスト膜パターンを形成し、該フォトレジ
    スト膜パターンをマスクにした異方性ドライエッチング
    によりビット線を形成するとともに前記周辺回路領域に
    配線を形成する工程と、 全面に第2の層間絶縁膜を形成し、該第2の層間絶縁膜
    および前記第1の層間絶縁膜を貫通して前記N- 型ソー
    ス・ドレイン領域の他方に達するノードコンタクト孔を
    形成し、該ノードコンタクト孔を介して該N- 型ソース
    ・ドレイン領域の他方に接続される蓄積容量素子を形成
    する工程とを有することを特徴とする半導体記憶装置の
    製造方法。
  12. 【請求項12】 前記第2のフォトレジスト膜パターン
    が化学増幅型フォトレジスト膜からなり、該第2のフォ
    トレジスト膜パターンの形成がKrFエキシマレーザ露
    光もしくはArFエキシマレーザ露光により行なわれる
    請求項11記載の半導体記憶装置の製造方法。
  13. 【請求項13】 前記窒化シリコン膜に対する選択的な
    等方性ドライエッチングが、6弗化硫黄(SF6 )によ
    り行なわれる請求項11記載の半導体記憶装置の製造方
    法。
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