JP3141842U - 出没式筆記具 - Google Patents

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Abstract

【課題】ペン先からインキが漏出してもそのインキが先端開口より外部に漏出するおそれがなく、しかも、ペン先によって多孔質弾性体よりなる吸液部材を損傷するおそれがない出没式筆記具を提供する。
【解決手段】軸筒2内に筆記体3を前後方向に移動可能に収容する。筆記体3のペン先31を軸筒2の先端開口21より出没可能に構成する。軸筒2の先端開口21に、開閉自在のスリット状の開閉口41を備える非多孔質弾性体よりなる開閉部材4と、前記開閉部材4の外周面に密接する多孔質弾性体よりなる吸液部材5とを設ける。ペン先31が先端開口21から突出状態のとき、開閉口41が大きく開口し且つ開閉口41にペン先31が挿通される。ペン先31が軸筒2内に没入状態のとき、開閉口41が略閉鎖し且つ開閉口41が毛細間隙42を構成する。毛細間隙42が吸液部材5と接続される。
【選択図】 図1

Description

本考案は、出没式筆記具に関する。詳細には、軸筒内部に筆記体を前後方向に移動可能に収容し、前記筆記体のペン先を軸筒の先端開口より出没可能に構成した出没式筆記具に関する。
従来、この種の出没式筆記具において、軸筒の先端開口に切り込みを有する弾性シール部材を配置し、前記切り込みを通してペン先を出没可能に構成したペン先密封構造が知られている。(例えば、特許文献1)
また、特許文献2には、前記ペン先密封構造において、切り込みを有する弾性シール部材としてスポンジを用いたものが開示されている。
実公昭44−1712号公報 実公昭43−2340号公報
前記従来の出没式筆記具(特許文献1)は、ペン先を完全に密封し、ペン先の乾燥を防止するものであるため、万が一、ペン先からインキが漏出した場合、その漏出インキが弾性シール部材の内面に溜まり、ペン先を突出させた際に切り込みを開口させると、前記漏出インキが先端開口から外部に漏れ出すおそれがある。
また、前記従来の出没式筆記具(特許文献2)は、ペン先突出時、ペン先をスポンジからなる弾性シール部材に突き刺して、該弾性シール部材を破損させるおそれがある。特に、ペン先がボールペンの場合(その中でもペン先がニードルタイプのボールペンチップの場合)に、ペン先が先鋭となり、前記突き刺さりが生じやすい。
本考案は、前記従来の問題点を解決するものであって、ペン先からインキが漏出してもそのインキが先端開口より外部に漏出するおそれがなく、しかも、ペン先によって多孔質弾性体よりなる吸液部材を損傷するおそれがない出没式筆記具を提供しようとするものである。尚、本考案において、「前」とはペン先側を指し、一方、「後」とはその反対側を指す。
[1]本考案は、軸筒2内に筆記体3を前後方向に移動可能に収容し、前記筆記体3のペン先31を軸筒2の先端開口21より出没可能に構成した出没式筆記具であって、軸筒2の先端開口21に、開閉自在のスリット状の開閉口41を備える非多孔質弾性体よりなる開閉部材4と、前記開閉部材4の外周面に密接する多孔質弾性体よりなる吸液部材5とを設け、ペン先31が先端開口21から突出状態のとき、前記開閉口41が開口し且つ前記開閉口41にペン先31が挿通され、一方、ペン先31が軸筒2内に没入状態のとき、前記開閉口41が略閉鎖し且つ前記開閉口41が毛細間隙42を構成し、前記毛細間隙42が吸液部材5と接続されてなること(請求項1)を要件とする。
前記出没式筆記具1(請求項1)は、ペン先31が軸筒2内に没入状態にあるとき、ペン先31からインキが漏出したとしても、前記漏出インキが前記開閉口41の毛細間隙42に一時的に保持されるか、あるいは、前記漏出インキが毛細間隙42と接続する吸液部材5に一時的に保持される。そのため、先端開口21よりインキが外部に漏出するおそれがない。さらに、前記毛細間隙42及び吸液部材5は外気と連通されているため、前記保持した漏出インキを迅速に乾燥させることができ、その後、開閉口41を大きく開口させ、ペン先31を先端開口21から突出させても、インキが外部に漏出するおそれがない。
また、前記出没式筆記具1(請求項1)は、多孔質弾性体からなる吸液部材5が、非多孔質弾性体からなる開閉部材4の外面に配置されているため、ペン先31の突出時にペン先31が吸液部材5に突き刺さるおそれがない。
尚、前記毛細間隙42とは、毛細管力を有する間隙をいう。前記毛細間隙42の間隙寸法は、具体的には、0.01mm〜0.2mm(さらに好ましくは0.01mm〜0.1mm)の範囲が好ましい。前記非多孔質弾性体は、例えば、ゴム、エラストマー、軟質合成樹脂等が挙げられる。前記多孔質弾性体は、例えば、合成樹脂の連続気泡体(スポンジ)や繊維加工体等が挙げられる。
[2]前記出没式筆記具1(請求項1)において、前記吸液部材5が、前記開閉部材4の外周面を開閉口41の閉じる方向に押圧してなること(請求項2)が好ましい。
前記出没式筆記具1(請求項2)は、前記吸液部材5が、常に、開閉口41の閉じる方向に押圧力を付与している。そのため、ペン先没入状態のとき、適正な毛細間隙42を確実に形成することができる。
[3]前記出没式筆記具1(請求項1または2)において、前記筆記体3のペン先31が、先端に回転可能にボール31aを抱持し且つ前記ボール31aを弾発部材34により前方に付勢して内向きの先端縁部31bの内面に密接させた構造のボールペンチップであり、筆記体3の内部に収容されたインキの粘度が、20℃において、1mPa・s〜50mPa・sの範囲であること(請求項3)が好ましい。
前記出没式筆記具1(請求項3)において、インキが低粘度であるため、流動性に優れ、筆跡途切れのない滑らかな筆記が可能であるが、ペン先31からのインキ漏出が生じやすい。しかし、弾発部材34によりボール31aを前方に付勢して内向きの先端縁部31bの内面に密接させた構成により、ペン先下向き状態におけるペン先31からのインキの漏出を未然に防ぐことができる。さらに、万が一、ペン先31からインキが漏出したとしても、請求項1または2の構成により、先端開口21からのインキの漏出を防ぐことができる。即ち、出没式筆記具1(請求項3)により、滑らかな筆記が可能となるとともに、先端開口21からのインキ漏出事故に対する安全性が一層向上する。
[4]前記出没式筆記具1(請求項1または2)において、前記筆記体3のペン先31が、先端に回転可能にボール31aを抱持し且つ前記ボール31aを弾発部材34により前方に付勢して内向きの先端縁部31bの内面に密接させた構造のボールペンチップであり、筆記体3の内部に収容されたインキが、E型回転粘度計による20℃における回転数100rpmでの粘度が、3mPa・s〜160mPa・sの範囲であり、且つ、剪断減粘性指数が0.80〜0.99の範囲であること(請求項4)が好ましい。
前記出没式筆記具1(請求項4)において、インキが低粘度であるため、流動性に優れ、筆跡途切れのない滑らかな筆記が可能であるが、ペン先31からのインキ漏出が生じやすい。しかし、弾発部材34によりボール31aを前方に付勢して内向きの先端縁部31bの内面に密接させた構成により、ペン先下向き状態におけるペン先31からのインキの漏出を未然に防ぐことができる。さらに、万が一、ペン先31からインキが漏出したとしても、請求項1または2の構成により、先端開口21からのインキの漏出を防ぐことができる。即ち、出没式筆記具1(請求項3)により、滑らかな筆記が可能となるとともに、先端開口21からのインキ漏出事故に対する安全性が一層向上する。
尚、前記剪断減粘性指数は、粘度計により剪断応力値(T)及び剪断速度(j)値の流動学的測定により導かれる実験式(T=Kj:但し、Kは計算された定数である)を適用して計算されるn値である。尚、前記E型回転粘度計とは、具体的には、EM型回転粘度計、EL型回転粘度計、EH型回転粘度計が挙げられる。
請求項1の出没式筆記具によれば、ペン先からインキが漏出しても、その漏出インキが先端開口より外部に漏出するおそれがない。
請求項2の出没式筆記具によれば、ペン先没入時、適正な毛細間隙を確実に形成することができる。
請求項3の出没式筆記具によれば、滑らかな筆記が可能となるとともに、先端開口からのインキ漏出事故に対する安全性が一層向上する。
請求項4の出没式筆記具によれば、滑らかな筆記が可能となるとともに、先端開口からのインキ漏出事故に対する安全性が一層向上する。
以下、本考案の実施の形態を図面に従い説明する。
図1乃至図4に本考案の出没式筆記具1の実施の形態を示す。
本実施の形態の出没式筆記具1は、軸筒2と、該軸筒2の内部に前後方向に移動可能に収容される筆記体3とからなる。前記筆記体3は、リターンスプリング11(圧縮コイルスプリング)により後方に付勢されている。
(軸筒)
軸筒2は、先細状の先端部に先端開口21を備え、その先端開口21から筆記体3のペン先31が出没する。前記軸筒2の後部には、ノック操作または回転操作により筆記体3を前後に移動させる出没機構(図示せず)が収容される。また、軸筒2の前部外周面には、弾性体(ゴムまたはエラストマー)よりなる把持部22が形成される。また、軸筒2の先端開口21の内周面には、開閉部材4及び吸液部材5が取り付けられる。
(開閉部材)
前記開閉部材4は、図3に示すように、先端が閉鎖し後端が開口する先細形状(略円錐状)の筒体からなる。前記開閉部材4の先端部43には、複数本(図面では6本)の軸方向に延びるスリット状(切り込み状)の開閉口41が放射状に形成される。前記先端部43の後方には鍔状の支持部44が一体に形成される。前記支持部44が、軸筒2の内壁に取り付けられる。前記開閉部材4は、非多孔質弾性体(例えば、ゴム、エラストマー、軟質合成樹脂)からなり、前記開閉口41を備えた先端部43は径方向に弾性変形可能であり、それに伴い、前記開閉口41も開閉可能となる。
(吸液部材)
前記吸液部材5は、環状の多孔質弾性体(例えば、合成樹脂製連続気泡体)からなる。前記吸液部材5は、軸筒2の先端開口21の内周面と、開閉部材4の開閉口41を備えた先端部43の外周面との間に配置される。前記吸液部材5は、軸筒2の先端開口21の内周面と、開閉部材4の開閉口41を備えた先端部43の外周面とによって挟持される。前記吸液部材5は、開閉部材4の開閉口41を覆うように開閉部材4の開閉口41を備えた先端部43側壁の外周面に密接され、スリット状の開閉口41(即ちスリット状の開閉口41の径方向外端部)と接続される。また、前記吸液部材5は、開閉部材4の開閉口41を備えた先端部43側壁の外周面を径方向内方(即ち開閉口41の閉じる方向)に常時押圧している。
(筆記体)
筆記体3は、先端部にボール31aを回転可能に抱持したボールペンチップと、該ボールペンチップの後部が前部に圧入固着されたホルダー32と、該ホルダー32の後部が先端開口部に圧入固着されたインキ収容筒33と、該インキ収容筒33内に収容されるインキ及び追従体(図示せず)と、前記ボールペンチップ内に収容配置される弾発部材34(スプリング)と、前記インキ収容筒33の後端開口部に圧入固着される尾栓(図示せず)とからなる。
前記ボールペンチップは、先端部にボール31aを回転可能に抱持した金属製(例えば、ステンレス鋼製)のストレート状パイプよりなるニードルタイプである。前記ボールペンチップの先端近傍内面には、内方への押圧変形により、ボール受け座となる4個の内方突出部が周方向に等間隔に形成される。前記内方突出部の前面は、円錐凹面状となっている。また、前記ボールペンチップの先端部には、内方へのカシメ変形により環状の内向きの先端縁部31bが形成される。前記先端縁部31b内面と内方突出部前面(ボール受け座)との間にはボール収納孔が形成され、前記ボール収納孔には、ボール31a(ボール直径:0.5mm)が回転可能且つ前後方向に移動可能に抱持される。さらに、前記ボール受け座後方にはインキ流通孔が形成される。
前記ホルダー32は、合成樹脂(例えば、ポリプロピレン、ポリアセタール)の射出成形により得られる筒状体である。前記ホルダー32は、ボールペンチップが取り付けられる先細状の前部と、インキ収容筒33の先端面と当接する鍔部と、インキ収容筒33の先端開口部に圧入される後部とからなる。前記ホルダー32内部には、ボールペンチップ2の後部が圧入固着される取付孔32aと、該取付孔32aにその先端が連通し且つその後端が外部に開口するインキ流通孔32bとが設けられる。前記インキ流通孔32bの中間部内面には、周状に分散配置される複数(例えば4個)の係止突起32cが一体に形成される。
前記弾発部材34は、線径0.12mm〜0.14mmのステンレス鋼製線材よりなり、前部のストレート部34aと後部のコイル部34bとが一体に連設されてなる。前記コイル部34bの後端部には、外径が前方のコイル部34bより大きく設定された膨出部34cが形成される。前記膨出部34cは、線材間が密着した密着巻部により形成される。前記膨出部34cが、ホルダー32内面の係止突起32cを後方より乗り越えて、前記係止突起32cの前面に係止される。前記ストレート部34aは、ボールペンチップのインキ流通孔内に挿通され、前記ストレート部34aの先端は、ボール31aの後面を前方に押圧し、ボール31aが先端縁部31bの内面に密接される。それにより、非筆記時、ボール31aと先端縁部31bとの間からインキが漏出することを防止する。
前記インキ収容筒33は、両端が開口された円筒体であり、合成樹脂(例えば、ポリプロピレン)の押出成形により得られる。前記インキ収容筒33の先端開口部には、ボールペンチップを備えたホルダー32の後部が圧入固着される。前記インキ収容筒33の内部には、インキと、該インキの後端に配置され且つ該インキの消費に伴って前進する追従体とが充填される。
前記インキは、B型回転粘度計における20℃での粘度が9mPa・sである水性インキ、または、EL型回転粘度計における20℃での回転数100rpmの粘度が3.5mPa・sであるとともに剪断減粘性指数が0.97である水性インキである。
前記追従体は、高粘度流体と、該高粘度流体中に収容させた固形物とからなる。尚、前記追従体は、前記以外にも、固形物を備えない高粘度流体のみからなる構成、またはインキ収容筒33内壁と摺動可能な固形物のみからなる構成であってもよい。
前記尾栓は、インキ収容筒33の後端開口部に圧入固着される。前記尾栓は、軸方向に通気孔が貫設され、前記通気孔により、インキ収容筒33内の追従体後方の空間と外気とが連通される
(開閉口の開閉)
本実施の形態の出没式筆記具1は、ペン先没入状態(図1)からペン先突出状態(図4)に移行する際、ペン先31またはホルダー32先端部によって、開閉部材4の先端部43側壁が径方向外方に押し広げられ、吸液部材5を圧縮させるとともに開閉口41が大きく開口される。一方、ペン先突出状態(図4)からペン先没入状態(図1)に移行する際、多孔質弾性体からなる吸液部材5によって、開閉部材4の先端部43側壁が径方向内方へ押圧され、それにより、開閉口41が迅速かつ確実に閉じ、適正な毛細間隙42を構成する。また、本実施の形態において、多孔質弾性体からなる吸液部材5が、非多孔質弾性体からなる開閉部材4の外面に配置されているため、ペン先31の突出時にペン先31が吸液部材5に突き刺さるおそれがない。
(毛細間隙)
本実施の形態の出没式筆記具1において、万が一、ペン先下向き状態且つペン先没入状態で収容保管されたときに、ボールペンチップの先端からインキが垂れ落ちたとしても、開閉部材4の毛細間隙42、及び該毛細間隙42に接続された吸液部材5に、前記垂れ落ちたインキが保持され、先端開口21より外部にインキが漏出するおそれがない。そのため、本実施の形態の出没式筆記具1は、先端開口21より外部に漏出したインキで衣服や手を汚すおそれがない。尚、本実施の形態の出没式筆記具1において、毛細間隙42の間隙寸法は、0.01mm〜0.1mmに設定されている。
また、本実施の形態の出没式筆記具1において、前記毛細間隙42及び吸液部材5は先端開口21を通して外気と連通されているため、前記毛細間隙42及び吸液部材5に保持されたインキは、迅速に乾燥される。それにより、その後、ペン先31が先端開口21より突出し、開閉口が大きく開口してもインキが外部に漏れ出すおそれがない。
本考案の実施の形態のペン先没入状態を示す要部縦断面図である。 図1のE−E線断面図である。 図1の開閉部材の斜視図である。 図1のペン先突出状態を示す要部縦断面図である。
符号の説明
1 出没式筆記具
11 リターンスプリング
2 軸筒
21 先端開口
22 把持部
3 筆記体
31 ペン先(ボールペンチップ)
31a ボール
31b 先端縁部
32 ホルダー
32a 取付孔
32b インキ流通孔
32c 係止突起
33 インキ収容筒
34 弾発部材
34a ストレート部
34b コイル部
34c 膨出部
4 開閉部材
41 開閉口
42 毛細間隙
43 先端部
44 支持部
5 吸液部材

Claims (4)

  1. 軸筒内に筆記体を前後方向に移動可能に収容し、前記筆記体のペン先を軸筒の先端開口より出没可能に構成した出没式筆記具であって、軸筒の先端開口に、開閉自在のスリット状の開閉口を備える非多孔質弾性体よりなる開閉部材と、前記開閉部材の外周面に密接する多孔質弾性体よりなる吸液部材とを設け、ペン先が先端開口から突出状態のとき、前記開閉口が開口し且つ前記開閉口にペン先が挿通され、一方、ペン先が軸筒内に没入状態のとき、前記開閉口が略閉鎖し且つ前記開閉口が毛細間隙を構成し、前記毛細間隙が吸液部材と接続されてなることを特徴とする出没式筆記具。
  2. 前記吸液部材が、前記開閉部材の外周面を開閉口の閉じる方向に押圧してなる請求項1記載の出没式筆記具。
  3. 前記筆記体のペン先が、先端に回転可能にボールを抱持し且つ前記ボールを弾発部材により前方に付勢して内向きの先端縁部の内面に密接させた構造のボールペンチップであり、筆記体の内部に収容されたインキの粘度が、20℃において、1mPa・s〜50mPa・sの範囲である請求項1または2記載の出没式筆記具。
  4. 前記筆記体のペン先が、先端に回転可能にボールを抱持し且つ前記ボールを弾発部材により前方に付勢して内向きの先端縁部の内面に密接させた構造のボールペンチップであり、筆記体の内部に収容されたインキが、E型回転粘度計による20℃における回転数100rpmでの粘度が、3mPa・s〜160mPa・sの範囲であり、且つ、剪断減粘性指数が0.80〜0.99の範囲である請求項1または2記載の出没式筆記具。
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