JP2001219693A - 両頭式直液筆記具 - Google Patents

両頭式直液筆記具

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JP2001219693A
JP2001219693A JP2000031391A JP2000031391A JP2001219693A JP 2001219693 A JP2001219693 A JP 2001219693A JP 2000031391 A JP2000031391 A JP 2000031391A JP 2000031391 A JP2000031391 A JP 2000031391A JP 2001219693 A JP2001219693 A JP 2001219693A
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Kazuhiko Furukawa
和彦 古川
Hiroaki Koyama
博明 小山
Takeshi Kobayashi
武 小林
Yojiro Sano
陽二郎 佐野
Yosuke Mito
洋介 水戸
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Mitsubishi Pencil Co Ltd
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    • B43WRITING OR DRAWING IMPLEMENTS; BUREAU ACCESSORIES
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    • B43K1/00Nibs; Writing-points
    • B43K1/08Nibs; Writing-points with ball points; Balls or ball beds
    • B43K1/086Nibs; Writing-points with ball points; Balls or ball beds with resilient supporting means for the ball, e.g. springs
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    • B43KIMPLEMENTS FOR WRITING OR DRAWING
    • B43K27/00Multiple-point writing implements, e.g. multicolour; Combinations of writing implements
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    • B43K27/00Multiple-point writing implements, e.g. multicolour; Combinations of writing implements
    • B43K27/08Combinations of pens

Abstract

(57)【要約】 【課題】 インク残量が認識でき、終筆直前まで安定し
た流量を確保するとともに、インクタンク内のインクを
完全に消費するまで両方のペン先(チップ)から常に筆
記が可能であり、更に直流を抑えた両頭式直液筆記具の
提供を課題とする。更には、インクタンクの減圧、温度
上昇による吹き出しを低減した直液式両頭筆記具を提供
することを課題とする。 【解決手段】 インクタンクと、その両側に、ペン先
(チップ)と、インク保留体と、中芯等の誘導手段と、
をそれぞれ備えた両頭式直液筆記具であって、筆記を行
っていない際に、上方のインク保留体気液交換部からの
インクタンク内への空気の流入を抑制する手段を備えた
ことを特徴とする両頭式直液筆記具。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、軸の両側にペン
先(チップ)を有する両頭式直液筆記具に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、いわゆる両頭式筆記具と称さ
れるものについてはインク吸蔵体がインクタンク内部に
配されており、インクタンク内部の全てのインクがイン
ク吸蔵体に含浸された状態となっている。この種のもの
は、組立が容易である等の利点を有するものの、中綿に
含浸されたインクがインク自身の自重で重力方向に移動
するため、一方のペン先(チップ)からはインクが多量
に吐出されるが、他方のペン先(チップ)からのインク
の吐出量が極めて少なくなり、描線が薄くなりかすれて
しまう等の問題点を有している。また、このタイプでは
インク吸蔵体が毛管力を有しているため、筆記を続けて
いくとインク吐出量が順次減少し、筆記が終了するいわ
ゆる終筆直前付近まで安定したインク吐出を出来ないと
いう問題点も有している。更には、生インクを保蔵した
いわゆる直液式の筆記具ではインク残量を認識すること
ができるが、インク吸蔵体を用いているものについては
インク残量を認識することが出来ないという欠点を有し
ている。
【0003】そこで、上記のインク吸蔵体を有している
両頭式筆記具の問題点、欠点を解決するため、インク吸
蔵体をインクタンク内に設けずインクを直接インクタン
ク内に充填し、減圧、温度上昇に伴うインクタンク内部
の空気膨張によるインクの漏れだしを防止するインク保
留体をインクタンクの両側に設けるという手段が考えら
れる。この場合、各インク保留体にはインクの消費に伴
い、インクタンク内部に空気を導入する気液交換部を設
ける必要があるが、インクタンク両側に設けたキャップ
の両方を取り除いた状態においては、上側の気液交換部
が、インクの下方への移動に伴い、インクで塞がれなく
なるため、当該気液交換部を介して、インクタンク内部
と外部が連通し、当該気液交換部から空気がインクタン
ク内に流入し、インクの自重が直接筆記側のペン先(チ
ップ)にかかり、当該ペン先(チップ)からインクが漏
れだしてくる、いわゆる直流が発生してしまい、紙面、
衣服等を汚してしまうという問題を有している。仮に、
キャップがされシールされている場合であっても、当該
シール面に傷、汚れ、ゴミ等が存在している場合はシー
ルが不完全となり、上記と同様の直流が発生するという
問題がある。
【0004】インク吸蔵体をインクタンク内に設けずイ
ンクを直接インクタンク内に充填し、減圧、温度上昇に
伴うインクタンク内部の空気膨張によるインクの漏れだ
しを防止するインク保留体を設けるという手段を備えた
ものとして、実開平6−20084がある。当該明細書
において両頭式直液筆記具が開示されているが、当該実
施例においてはインクタンクの周囲にインク保留体が設
けられているため、インクタンクの内部のインク残量を
確認することが出来ないという欠点を有している。仮
に、透明のインク保留体を用いたとしても、減圧、温度
上昇で当該保留体が使用され、インクで濡れている状態
に至っている場合にはインク残量を確認することが困難
である。
【0005】その他の両頭式筆記具の従来例としては、
インクタンク内部を仕切壁で分割等し、2つのインクタ
ンクを形成し、それぞれのインクタンクに相異なるペン
先(チップ)を付けたものが知られているが、2つのペ
ン先(チップ)のうち一方を頻繁に使用する場合におい
ては頻繁に使用する方のインクタンク内のインクが先に
消費されてしまうため、両方のペン先(チップ)を使用
できるという両頭式筆記具の利便性を生かせないという
欠点を有している。また、場合によっては一方が使用で
きないため廃棄されてしまい、経済的ではないという問
題点を有している。
【0006】また、一般に、いわゆる生インクを使用し
た直液式の筆記具においてはインクタンクが加温、減圧
等の影響を受けるとインクタンク内部の空気が膨張し、
この膨張した空気によりインクがペン体の外部方向に押
し出される。この際、このインクをペン体外部へ漏れだ
させないために、インク保留体が設けられているが、膨
張量が多い場合等においては、インク保留体がインクを
保留しきれずにインクがペン体外部に漏れだすという吹
き出しが発生するという問題がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は上記
問題点を解決し、インクタンク内に生インクを直接充填
した両頭式直液筆記具を提供することを課題とする。即
ち、インク残量が認識でき、終筆直前まで安定した流量
を確保するとともに、インクタンク内のインクを完全に
消費するまで両方のペン先(チップ)から常に筆記が可
能となる両頭式直液筆記具の提供を課題とする。また、
インク保留体をインクタンクの両側に設けた場合に発生
する直流を抑えた両頭式直液筆記具を提供することを課
題とする。更には、直液式筆記具の問題点である、イン
クタンクの減圧、温度上昇による吹き出しを低減する直
液式両頭筆記具を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、インクタンク
と、その両側に、筆記部を有するペン先(チップ)と、
インクタンク内部の内圧を調整する毛細管現象を利用し
た気液交換部を有するインク保留体と、ペン先(チッ
プ)にインクを供給する中芯等の誘導手段と、をそれぞ
れ備えた両頭式直液筆記具であって、筆記を行っていな
い際に、上方のインク保留体気液交換部からのインクタ
ンク内への空気の流入を抑制する手段を備えたことを特
徴とする両頭式直液筆記具を要旨とする。
【0009】また、中芯等の誘導手段のうちの一方と他
方の誘導手段とがそれぞれ接続していることを特徴とす
る両頭式直液筆記具を要旨とする。
【0010】更に、インクタンク内にインクタンク仕切
部材を設け、中芯等の誘導手段が該インクタンク仕切部
材により形成されたインク貯留池まで配されていること
を特徴とする両頭式直液筆記具を要旨とする。
【0011】更に、インクタンク内に、挿通孔を有する
インクタンク仕切部材を設け、インク誘導手段が該イン
クタンク仕切部材の挿通孔に挿通していることを特徴と
する両頭式直液筆記具を要旨とする。
【0012】更に、一方のインク保留体のインク保留空
間と、他方のインク保留体のインク保留空間とが空気流
通路を介して接続していることを特徴とする両頭式直液
筆記具を要旨とする。
【0013】更に、少なくとも一方のペン先(チップ)
がボールペン先である場合において、ペン先(チップ)
内孔にスプリングが内挿されてペン先(チップ)先端部
に回転自在に抱持された筆記ボールの後端を押圧して、
筆記ボールがペン先(チップ)のボール抱持部の内縁に
密接されてインクの流出が阻止されるように構成された
ことを特徴とする両頭式直液筆記具を要旨とする。
【0014】更に、継ぎ手にはペン先(チップ)の後端
に連通して後方に弁室が設けられ、弁室の後部にテーパ
ー状又は球面状のボール弁受け座が設けられて弁室内に
ボール弁が遊嵌され、ペン先(チップ)側が上向きの時
にボール弁がボール弁受け座に密接して導孔が密閉され
インクの逆流が阻止されると共に、ペン先(チップ)側
が下向きの時に密閉状態が解除されてペン先(チップ)
内にインクが流入するように少なくとも一方のペン先側
で構成されたことを特徴とする両頭式直液筆記具を要旨
とする。
【0015】更に、インク保留体のインク保留空間と前
記中芯等のインク誘導手段が連通する連通孔との間に細
孔を設けたことを特徴とする両頭式直液筆記具を要旨と
する。
【0016】更に、インク誘導手段又はインク吸蔵体が
保蔵するインクをインク保留体の気液交換部に誘導する
インク誘導部を該気液交換部に接続したことを特徴とす
る両頭式直液筆記具を要旨とする。
【0017】
【作用】本発明の両頭式直液筆記具においては、筆記を
行っていない際に、上方のインク保留体気液交換部から
のインクタンク内への空気の流入を抑制する手段を備え
ている。このため、筆記を行っていない際には上方の保
留体気液交換部からの空気の流入に伴う下方のペン先
(チップ)からの直流を抑えることが可能となる。具体
的には、中芯等の誘導手段でインクを上方の気液交換部
に導くことができるために、当該部分でインクのメニス
カスが形成され、上方の保留体気液交換部からの空気の
流入を抑制することができる。
【0018】また、直液のインクを使用できるものであ
るために、インクの残量を認識することができるととも
に、インクがなくなる終筆まで、安定したインクの吐出
を得ることができる。
【0019】更には、インクタンク内のインクが両方の
ペン先(チップ)に供給できるために、いずれか一方の
ペン先(チップ)で先にカスレ等が発生することなく、
両方のペン先(チップ)が常に筆記可能なままインクタ
ンク内のインク全部を消費することができる。
【0020】更に、一方のインク保留体のインク保留空
間と、他方のインク保留体のインク保留空間とが空気流
通路を介して接続していることで、減圧、温度上昇等に
よるインクタンク内の膨張空間の膨張によるインクの吹
き出しを減少させることが可能となる。
【0021】更には、筆記ボールの後端を押圧するスプ
リング、継ぎ手に遊嵌したボール弁やインク誘導部を設
けることで直流をより有効に防止することが可能とな
る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に示す実施例に基
づき、本発明の両頭式直液筆記具の実施の形態を詳細に
説明する。なお、以下の示す実施例における、ペン体の
方向は、鉛直線方向と軸芯方向を一致させたものとして
示してある。
【0023】まず、以下に示す各実施例において用いら
れている主要部材について説明する。インクタンク1は
使用者がインクタンク内部のインク残量を認識しやすく
するためにも透明若しくは半透明としておくことが望ま
しい。例えば、ポリプロピレン等の樹脂である。軸9も
透明若しくは半透明としておくことが望ましい。これは
インク保留体5中のインク保留量を認識しやすくするた
めである。なお、図示中インクタンク1と軸9は別部品
となっているが、これは別の部品にする必要は必ずしも
なく、一体のものであってもよい。
【0024】誘導芯2、中芯4及びインク吸蔵体32に
ついては従来のもののように短繊維又は長繊維の糸を外
皮の中へ柔らかく固定したものや長繊維の糸を外皮なし
で接着剤や熱溶着により形状維持した繊維束や雪結晶状
の断面を押し出しによって成形したプラ芯や、小粒子を
熱や接着剤によって空間を維持しながら固定した焼結芯
や、スポンジなど、インクをある程度以上保持する性能
が有ればよいものである。
【0025】誘導芯2については図1に示す第1実施例
や図6に示す第4実施例のように複数としてもよいし、
図4に示す第3実施例のように1部品でもよい。更に
は、中芯4と誘導芯2を一体のものとすることもでき
る。また、更にはインク吸蔵体32を誘導芯2として用
いることもできる。尚、誘導芯2、中芯4及びインク吸
蔵体32のサイズについては極力小さくしておくことが
望ましい。これはインクの直液部を極力多くし、インク
残量が認識できる、安定したインクの吐出ができる等を
可能とするためである。
【0026】インク保留体5については各実施例におい
て羽状調節体ものものを使用しているが、これに限られ
るものではなく、スポンジ状等のものであってもよく、
要するにインクを一時的に保留できるものであればよ
い。
【0027】ペン先(チップ)6については本発明にお
ける実施例においてはボールペン先のものを示している
が、これに限られるものではなく、繊維ペン先、樹脂ペ
ン先等であってもよい。
【0028】インク10は常温(23℃前後)での粘度
が2から100mPa.Sの低(又は中)粘度インクで
あっても良いし、静置状態では粘度がやや高く先端から
インクがしみ出す直流を防止し、筆記によって剪断や移
動が起こると粘度が低下してスムーズな筆記が可能とな
る擬塑性インク(ゲルインクとも呼ばれる)を応用した
インクでも良い。またインクのベースとなる溶剤として
は一般的な水のみではなく、低級アルコール、高級アル
コール、キシレン等の有機溶剤、エチレングリコールな
どのグリコール類、それらのエステルなどの筆記具とし
て使用できる各種のインクが適宜使用可能である。
【0029】気液交換部12については本各実施例では
スリット形状のものとして示してあるが、例えば、孔形
状のようなものであってもよい。
【0030】次に各実施例について説明する。図1は本
発明の第1実施例である筆記具の全体を示す縦断面図で
ある。インクタンク1の両側には軸9が接続され、ま
た、ペン先(チップ)6、インク保留体5、誘導芯2、
中芯4、口プラ7等が設けられている。インクタンク1
内にはインク10が充填され、また中芯4に接続してい
る上下の誘導芯2をインク吸蔵体32を用いてそれぞれ
接続しているものである。
【0031】本実施例におけるペン先(チップ)6への
インクの供給はインク吸蔵体32、誘導芯2、中芯4を
介して行われる。筆記に伴いインクを消費するが、その
際空気を補償する必要があり、この場合の空気の補償
は、下方の気液交換部12を介して行われる。なお、筆
記を行っている際には、上方の気液交換部12からも空
気の補償が行われてもよい。但し、直流を防止するため
筆記を行っていない際には上方の気液交換部12からの
空気の補償は防止する必要がある。
【0032】インク吸蔵体32、誘導芯2はインク10
を吸い上げ、上方のペン先(チップ)6にインクを供給
しているため上方のペン先(チップ)6においても筆記
が可能であると同時に、上方の気液交換部12を濡ら
し、インクのメニスカスを形成することになる。このメ
ニスカスの形成により上方のインク保留体5の気液交換
部12からのインクタンク1への空気の流入が抑制され
るために、直流を抑えることが可能となる。これにより
キャップ(図示せず)の有無に関わらず、直流を抑制す
ることができる。なお、以下の実施例で示すインク誘導
部14がない場合、直流を防止するためにはインク吸蔵
体32の両端部33を気液交換部12に触れさせておく
必要がある。これは触れさせておくことにより、気液交
換部12にメニスカスを形成するためであり、これによ
り直流を防止することが可能となる。なお、インク吸蔵
体32を設けずに上下の誘導芯を直接つないでもよい。
但し、この場合は気液交換部12を濡らせるような形状
としておく必要がある。
【0033】図2は本発明の第2実施例である筆記具の
全体を示す縦断面図である。図3は図2のA−A線断面
図である。インクタンク1内にインクタンク仕切部材1
6を設け、中芯等の誘導手段2がインクタンク仕切部材
16により形成されたインク貯留池34まで配されてい
ることを特徴とするものである。本実施例におけるイン
ク貯留池34は有底コップ状であり、インクタンク仕切
部材16により形成されている。インクタンク仕切部材
16はインクタンク中央付近に配されているが、必ずし
も中央に配する必要はない。また、このインクタンク仕
切部材16のインクタンク1における取付は、リブ26
等を設けることで軸1と一体成型をしてもよいし、また
圧入で固定することもできる。このインクタンク仕切部
材16のインク貯留池34にはインク10が貯留され、
また上方の誘導芯2が当該インクタンク仕切部材16の
底部16aまで配されているため、貯留されたインク1
0を上方のペン先(チップ)6まで誘導することがで
き、上方のペン先(チップ)6も筆記のできる状態とな
る。
【0034】インクタンク仕切部材16は軸1との間で
隙間を有しているために当該隙間を介してインクの流通
が可能で、上下いずれのペン先(チップ)6にもインク
の供給が可能であるため、インクタンク1内のインク1
0を使いきるまで、常に上下両方のペン先(チップ)6
からの筆記が可能となる。
【0035】本実施例の直流防止の手段としてはインク
誘導部14を設けたことである。インクタンク仕切部材
16のインク貯留池34に貯留されたインク10は誘導
芯2を介して上方のインク誘導部14にも供給され、気
液交換部12にメニスカスを形成する。このメニスカス
により上方のインク保留体5の気液交換部12からのイ
ンクタンク1への空気の流入が抑制され下側のペン先
(チップ)6からの直流が防止される。なお、インクタ
ンク仕切部材16を設けることで、インク誘導部14か
らインク10までの距離が、当該インクタンク仕切部材
16がないものに比べ短くなるために、ないものに比べ
インク誘導部14にインクを多く誘導できるため、メニ
スカスの形成もより確実になり、直流をより有効に防止
することができる。インク誘導部14の詳細は後述す
る。
【0036】図4は本発明の第3実施例を、図5は第3
実施例におけるA−A線断面図を、図6はインクタンク
仕切部材16に設けられた挿通孔25を挿通する誘導芯
2を細くしたものである。第3実施例はインクタンク1
内に、挿通孔25を有するインクタンク仕切部材16を
設け、前記インク誘導手段2が該インクタンク仕切部材
16の挿通孔25に挿通していることを特徴とするもの
である。
【0037】インクタンク1内がインクタンク仕切部材
16で仕切られているために、インク10がインクタン
ク仕切部材16の上方(インク貯留池34)にも蓄えら
れる。この場合、誘導芯2を介して、上下のインクタン
ク1がつながっているため、上方のインク10も下方の
ペン先(チップ)6で消費することができ、インクタン
ク1内のインク10を使いきるまで、上下両方のペン先
(チップ)6からの筆記が可能となる。本実施例のよう
にインクタンク1を分割する形でインクタンク仕切部材
16が設けられている場合、インク貯留池34はインク
タンク仕切部材16とインクタンク1の内壁により形成
される。
【0038】本実施例の直流の防止手段は第2実施例の
場合と同じであり、インク誘導部14により気液交換部
12に形成されたメニスカスにより、空気の流入が抑制
され直流が防止される。また、気液交換部12とインク
10までの距離が第2実施例と同様に短いため、直流を
当該インクタンク仕切部材16がないものに比べより有
効に防止できる。
【0039】更に、本実施例においてはインクタンク仕
切部材16を設けることで、インクタンク1内の膨張空
間8が温度上昇、減圧等の影響で膨張した際にインク保
留体5の保留容積をこえてペン先通気孔29からペン体
外部にインク1が漏れだす吹き出しをインクタンク仕切
部材16がないもの比べ軽減するという効果も有する。
図4における第3実施例において、インクタンク1内の
上下の膨張空間8が膨張すると上方の膨張空間8内の膨
張した空気は上方の気液交換部12のメニスカスを破
り、インク保留体5を通過してペン先通気孔29からペ
ン体外部へ放出される。インクタンク仕切部材16がな
い場合は、膨張した空気の一部は上方のペン先通気孔2
9から外部へ排出されるものの、それ以外の膨張した空
気がインク10を下方のインク保留体5側へ押し出す方
向に働く。しかし、インクタンク仕切部材16を設ける
ことで、インク10を押し出す膨張空気が半分程度に減
ることになる。その結果、吹き出しをインクタンク仕切
部材16がないもの比べ軽減することができる。なお、
吹き出しをより有効に減らすためにはインクタンク仕切
部材16の挿通孔25を挿通する誘導芯2のインク10
の通過を困難な方向にすることが望ましい。例えば、誘
導芯2の気孔率を高める、図6に示す実施例のように細
くする等が有効である。但し、インクタンク1内のイン
クを使いきるまで、上下両方のペン先(チップ)6から
の筆記を可能とするためには、インクタンク仕切部材1
6を挿通する誘導芯2を、吹き出しに対する性能とのバ
ランスをとり選択する必要がある。なお、このようにイ
ンクタンク仕切部材16を挿通する誘導芯2のインク1
0の通過を困難な方向にすることは、直流対策としても
有効である。上方のペン先(チップ)6側の気液交換部
12のメニスカスが仮に壊れた場合であっても、当該誘
導芯2がインク流通の抵抗となり、上方のインクタンク
1内のインク10が当該誘導芯2からメニスカス破壊直
後すぐに下方のペン先(チップ)6に下降していかない
ためである。よって、この場合は誘導芯2をインクタン
ク仕切部材16に挿通させるときは、当該誘導芯2以外
からはインクの流通がないようにすることが望ましい。
【0040】図7は図4から図6に示した第3実施例及
び第4実施例のおける隔壁状のインクタンク仕切部材1
6を有底コップ状としたものである。
【0041】図2で示した第2実施例では、インク10
のインクタンク1内の流通はインクタンク仕切部材16
と軸1との間の隙間のみで行われていたが、本実施例に
おいては誘導芯2を介しても流通が行われる。したがっ
て、この場合もインクタンク1内のインク10を使いき
るまで、上下両方のペン先(チップ)6からの筆記が可
能となる。
【0042】直流を防止する手段としては本実施例でも
インク誘導部14が設けられており、気液交換部12に
メニスカスが形成されるため、上方のインク保留体5の
気液交換部12からのインクタンク1への空気の流入が
抑制され、その結果下方のペン先(チップ)6からの直
流が防止される。この場合もインク10がインクタンク
1内の中央付近で貯留されており、気液交換部12との
距離を短くとれるために、気液交換部12をより確実に
濡らすことができ、直流をより有効に防止できる。
【0043】さらに、インクタンク1内の膨張空間8が
温度上昇、減圧等で膨張した場合はインク10の一部が
インク貯留池34に貯留されているため、ペン体外部に
吹き出す量がこのインク貯留池34に貯留されたインク
分だけ減ることになる。このため当該インクタンク仕切
部材16に形成されたインク貯留池34がないものに比
べ吹き出しを軽減することができる。
【0044】図8は本発明の第6実施例である筆記具の
全体を示す縦断面図である。本実施例は一方のインク保
留体5のインク保留空間23と、他方のインク保留体5
のインク保留空間23とが空気流通路28を介して接続
していることを特徴とするものである。インク保留空間
23とは、インク保留体5が収納される空間であって、
吹き出しを防止するためにインクの保留を行う空間をい
う。
【0045】本実施例は第3実施例で示した両頭式直液
筆記具の外側に更に外軸20を設け、外軸20の両端に
蓋21を設けたものである。また、上下の軸9にインク
保留体通気孔22を設けたものである。その結果、軸
9、インクタンク1と外軸20との間で、空気流通路2
8が形成され、一方のインク保留体5のインク保留空間
23と、他方のインク保留体5のインク保留空間23と
が当該空気流通路28を介して接続された構造となって
いる。
【0046】通常、両頭式筆記具の使用状態は下方のペ
ン先(チップ)側のキャップ(図示せず)をはずして筆
記を行うものであり、通常は上側のキャップは取り付け
たままである。そうすると、軸9にインク保留体通気孔
22を設けない場合、キャップにより上方のペン先(チ
ップ)6のペン先通気孔29が塞がれてしまう。この場
合、インクタンク1内の膨張空間8が温度上昇等により
膨張すると、当該ペン先通気孔29からペン体外部へ一
切膨張した空気を逃がすことが出来ず、当該膨張した空
気の全てが、インクを下方のペン先(チップ)6のペン
先通気孔29からペン体外部へ押し出す方向に働くた
め、吹き出しを軽減することが出来ない。
【0047】本実施例では上方のペン先(チップ)6に
キャップがされ、ペン先通気孔29が塞がれた状態であ
っても、上方の膨張空間8内の膨張した空気が上方のイ
ンク保留体通気孔22を経由し、空気流通路28を介し
て、下方のインク保留体通気孔22に入り込み、キャッ
プのされていない下方のペン先通気孔29から排出され
る。この場合、キャップのされていない第3実施例と同
様に、膨張空間8が温度上昇等により膨張した際の吹き
出しを軽減することが可能となる。尚、空気流通路28
は本実施例では外軸20を用いることで形成されている
が、一方のインク保留体5のインク保留空間23と、他
方のインク保留体5のインク保留空間23が空気流通が
可能なように接続されていれば軸を用いたものに限る必
要はなく、例えばチューブのようなものを用いて、空気
流通路28を形成してもよい。
【0048】図9は少なくとも一方のペン先(チップ)
6がボールペン先である場合の両頭式直液筆記具のペン
先(チップ)6を示したものである。ペン先(チップ)
6の内孔39にスプリング17が内挿されてペン先(チ
ップ)6の先端部に回転自在に抱持された筆記ボール1
9の後端を押圧して、筆記ボール19がペン先(チッ
プ)6のボール抱持部の内縁に密接されてインク10の
流出が阻止されるように構成されたことを特徴とするも
のである。更に、継ぎ手11にはペン先(チップ)6の
後端に連通して後方に弁室37が設けられ、弁室37の
後部にテーパー状又は球面状のボール弁受け座38が設
けられて弁室37内にボール弁18が遊嵌され、ペン先
(チップ)6側が上向きの時にボール弁18がボール弁
受け座38に密接して導孔36が密閉されインク10の
逆流が阻止されると共に、ペン先(チップ)6側が下向
きの時に密閉状態が解除されてペン先(チップ)6内に
インク10が流入するように少なくとも一方のペン先側
で構成されたことを特徴とする両頭式直液筆記具のペン
先(チップ)6を示したものである。ペン先(チップ)
6はインク流入可能なチャンネルを有した筆記ボール受
け座31に筆記ボール19が略当接した状態で回転自在
に抱持されるようカシメられている。また、ペン先(チ
ップ)6のペン先内孔39にスプリング17が内挿され
ペン先(チップ)6の後端に適宜カシメ部35が施され
て、スプリング17の後端が抜出不能に設けられてい
る。また、スプリング17の先方には直立状のストレー
ト部17aが形成され、ストレート部17aの先端が筆
記ボール19の背面に押圧状に当接している。尚、筆記
ボール19はスプリング17の押圧でペン先(チップ)
6のボール抱持部(カシメ等で形成)の内縁に密接状態
と成される。この結果、上側のペン先(チップ)6から
の空気の流入はなくなり、直流をより有効に防止するこ
とができる。また、下方のペン先(チップ)6でも直流
を防止する役割を果たす。筆記時以外は栓と同様の役割
を果たすため、インクの流れを断つ作用を有するからで
ある。なお、筆記時には筆記ボール19が紙面(図示せ
ず)に押され筆記ボール受け座31方向に微少に移動す
るため、隙間を生じてインクが流出可能となり、筆記に
より筆記ボール19の回転でインクが流出されて筆記が
可能となる。
【0049】また、ペン先(チップ)6と継ぎ手11の
間にボール弁18を設けると、上側のペン先(チップ)
6ではボール弁18が下方に移動し、継ぎ手11と接す
る面でシール面を形成するため、この場合も上側のペン
先(チップ)6からの空気の流入はなくなり、直流をよ
り有効に防止することができる。なお、インクチャンネ
ル27は筆記時におけるペン先(チップ)6へのインク
の供給を確保するためのインク供給路である。当該チャ
ンネル27がない場合は、ボール弁18がペン先(チッ
プ)6の後端で栓の役割を果たしてしまい、インクの供
給が困難となる。 尚、本実施例ではボール状のボール
弁18を用いているが、継ぎ手11との間でシールがで
きれば、どのような形状のものでもよく、例えば、円錐
のようにテーパー状のものであってもよい。
【0050】図10は細孔13を有するインク保留体5
を拡大した縦断面図である。インク保留体5のインク保
留空間23と中芯等のインク誘導手段が連通する連通孔
15との間に細孔13を設けたものである。細孔13を
設けることで、下方のペン先(チップ)6からの直流を
減ずることができる。これは誘導芯2を経由してきたイ
ンクは当該細孔13を通り、インク保留体の羽5aの間
に入っていきやすいためである。インク保留体羽5aの
間に入っていきやすいのはペン先(チップ)6のように
いわゆるボールペン先(チップ)ではボール19自体が
栓の役目を果たしており、また、インク保留体の羽5a
の間の毛管力も作用しているため、インクがペン先(チ
ップ)6の筆記ボール19側に流れるよりも細孔13側
へ流れやすいためである。
【0051】図11はインク誘導部14を有するインク
保留体5の平面図である。このインク誘導部14は上記
の実施例で説明したように、第1の役割として気液交換
部12にメニスカスを形成し、上方の当該気液交換部1
2からのインクタンク1への空気の流入を抑制し、直流
を防止する役割を果たす。
【0052】このインク誘導部14はインク保留体の端
面5bとつながっており2枚の板状の間に0.05から
0.3mmのスリットが形成されている。インク誘導部
14がある場合、このスリット幅は十分に小さいため毛
管力を有する。その結果、第2の役割として、下方のイ
ンク誘導部14は中芯等のインク誘導手段(2、4)又
はインク吸蔵体32に含浸されたインク10をインク保
留体5の気液交換部12、インク溝(細溝)12a、イ
ンク保留体羽5a間に導く作用を有することになり、ペ
ン先(チップ)6へのインクの浸入が減少することにな
る。よって、この場合もこのインク誘導部14があるこ
とで下方のペン先(チップ)6の直流を減らすことが可
能となる。
【0053】
【発明の効果】以上のように、インクタンク内に生イン
クを直接充填した両頭式直液筆記具を提供することが可
能となった。これにより、インク残量が認識でき、終筆
直前まで安定した流量を確保するとともに、インクタン
ク内のインクを完全に消費するまで両方のペン先(チッ
プ)から常に筆記が可能となる。また、インク吸蔵体を
インクタンクに設けずインクを直接インクタンク内に充
填し、インク保留体をインクタンクの両側に設けた場合
に発生する直流を抑えた両頭式直液筆記具の提供が可能
となった。更には、直液式筆記具の問題点である、イン
クタンクの減圧、温度上昇による吹き出しを低減した直
液式両頭筆記具を提供が可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例である筆記具の全体を示
す縦断面図である。
【図2】 本発明の第2実施例である筆記具の全体を示
す縦断面図である。
【図3】 図2のA−A線断面図である。
【図4】 本発明の第3実施例である筆記具の全体を示
す縦断面図である。
【図5】 図5のA−A線断面図である。
【図6】 本発明の第4実施例である筆記具の全体を示
す縦断面図である。
【図7】 本発明の第5実施例である筆記具の全体を示
す縦断面図である。
【図8】 本発明の第6実施例である筆記具の全体を示
す縦断面図である。
【図9】 スプリングを備えたペン先(チップ)の縦断
面図である。
【図10】 細孔を有するインク保留体の拡大した縦断
面図である。
【図11】 インク誘導部を有するインク保留体の平面
図である。
【符号の説明】
1 インクタンク 2 誘導芯 4 中芯 5 インク保留体 5a インク保留体羽 5b インク保留体端面 6 ペン先(チップ) 7 口プラ 8 膨張空間 9 軸 10 インク 11 継ぎ手 12 気液交換部 12a インク溝(細溝) 13 細孔 14 インク誘導部 15 連通孔 16 インクタンク仕切部材 16a インクタンク仕切部材底部 17 スプリング 17a スプリングストレート部 18 ボール弁 19 筆記ボール 20 外軸 21 蓋 22 インク保留体通気孔 23 インク保留空間 25 挿通孔 26 リブ 27 インクチャンネル 28 空気流通路 29 ペン先通気孔 31 筆記ボール受け座 32 インク吸蔵体 33 インク吸蔵体端部 34 インク貯留池 35 カシメ部 36 導孔 37 弁室 38 ボール弁受け座 39 ペン先内孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B43K 27/12 B43K 7/02 B (72)発明者 佐野 陽二郎 神奈川県横浜市神奈川区入江2丁目5番12 号 三菱鉛筆株式会社横浜事業所内 (72)発明者 水戸 洋介 神奈川県横浜市神奈川区入江2丁目5番12 号 三菱鉛筆株式会社横浜事業所内 Fターム(参考) 2C350 GA02 GA03 GA04 GA06 HA05 HA08 HA12 HA15 HA16 KA03 KA09 KA10 KC11 NA07 NA10 NA11 NA15 NC05 NC20 2C353 KA01 KA04 KA12 KA18 KA19

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクタンクと、その両側に、筆記部を
    有するペン先(チップ)と、前記インクタンク内部の内
    圧を調整する毛細管現象を利用した気液交換部を有する
    インク保留体と、ペン先(チップ)にインクを供給する
    中芯等の誘導手段と、をそれぞれ備えた両頭式直液筆記
    具であって、筆記を行っていない際に、上方のインク保
    留体気液交換部からのインクタンク内への空気の流入を
    抑制する手段を備えたことを特徴とする両頭式直液筆記
    具。
  2. 【請求項2】 前記中芯等の誘導手段のうちの一方と他
    方の誘導手段とがそれぞれ接続していることを特徴とす
    る請求項1記載の両頭式直液筆記具。
  3. 【請求項3】 前記インクタンク内にインクタンク仕切
    部材を設け、前記中芯等の誘導手段が該インクタンク仕
    切部材により形成されたインク貯留池まで配されている
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の両頭式直液筆記
    具。
  4. 【請求項4】 前記インクタンク内に、挿通孔を有する
    インクタンク仕切部材を設け、前記インク誘導手段が該
    インクタンク仕切部材の挿通孔に挿通していることを特
    徴とする請求項1ないし3のいずれかの項に記載の両頭
    式直液筆記具。
  5. 【請求項5】 前記、一方のインク保留体のインク保留
    空間と、他方のインク保留体のインク保留空間とが空気
    流通路を介して接続していることを特徴とする請求項1
    ないし4のいずれかの項に記載の両頭式直液筆記具。
  6. 【請求項6】 少なくとも一方のペン先(チップ)がボ
    ールペン先である場合において、ペン先(チップ)内孔
    にスプリングが内挿されてペン先(チップ)先端部に回
    転自在に抱持された筆記ボールの後端を押圧して、筆記
    ボールがペン先(チップ)のボール抱持部の内縁に密接
    されてインクの流出が阻止されるように構成されたこと
    を特徴とする請求項1ないし5のいずれかの項に記載の
    両頭式直液筆記具。
  7. 【請求項7】 継ぎ手にはペン先(チップ)の後端に連
    通して後方に弁室が設けられ、弁室の後部にテーパー状
    又は球面状のボール弁受け座が設けられて弁室内にボー
    ル弁が遊嵌され、ペン先(チップ)側が上向きの時にボ
    ール弁がボール弁受け座に密接して導孔が密閉されイン
    クの逆流が阻止されると共に、ペン先(チップ)側が下
    向きの時に密閉状態が解除されてペン先(チップ)内に
    インクが流入するように少なくとも一方のペン先側で構
    成されたことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか
    の項に記載の両頭式直液筆記具。
  8. 【請求項8】 前記インク保留体のインク保留空間と前
    記中芯等のインク誘導手段が連通する連通孔との間に細
    孔を設けたことを特徴とする請求項1ないし7のいずれ
    かの項に記載の両頭式直液筆記具。
  9. 【請求項9】 前記インク誘導手段又はインク吸蔵体が
    保蔵するインクをインク保留体の気液交換部に誘導する
    インク誘導部を該気液交換部に接続したことを特徴とす
    る請求項1ないし8のいずれかの項に記載の両頭式直液
    筆記具。
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