JP3141776U - イカ釣り用ヤエン - Google Patents

イカ釣り用ヤエン Download PDF

Info

Publication number
JP3141776U
JP3141776U JP2008001283U JP2008001283U JP3141776U JP 3141776 U JP3141776 U JP 3141776U JP 2008001283 U JP2008001283 U JP 2008001283U JP 2008001283 U JP2008001283 U JP 2008001283U JP 3141776 U JP3141776 U JP 3141776U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
yaen
squid
support
needle
hanging
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2008001283U
Other languages
English (en)
Inventor
博 桑原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Gamakatsu Co Ltd
Original Assignee
Gamakatsu Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Gamakatsu Co Ltd filed Critical Gamakatsu Co Ltd
Priority to JP2008001283U priority Critical patent/JP3141776U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3141776U publication Critical patent/JP3141776U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】 アジ等の生餌に乗った又は食い付いたイカを、より確実に捕獲できるイカ釣り用ヤエンを提供する。
【解決手段】 支持体の後方側に道糸への糸係合部を形成するとともに、支持体の前方側に複数個の掛け針を配置させた構成のイカ釣り用ヤエンにおいて、前記支持体が弾性線材で構成されているとともに、少なくとも支持体の表面が白色系の色彩を有することを特徴とするイカ釣り用ヤエンとしている。また、前記支持体の前方側に設けられた複数の掛け針が、支持体に対して上向きのもの及び下向きのものが取り付けられており、且つ、上向きの掛け針と下向きの掛け針の取り付け位置が、支持体の長さ方向に離間している。
【選択図】 図1

Description

この考案は、アジやイワシ等の生餌を用いてイカ釣りを行なう際に使用するイカ釣り用ヤエン(以下、ヤエンという)の改良に関するものである。
イカ釣りには、餌木やイカヅノを使用した釣り方や、アジ等の生餌を使用したブッ込み釣りやウキ釣り等の方法があるが、大型のアオリイカを狙うような場合には、アジ等の生餌を使用したヤエン釣りが行なわれている。ヤエン釣りは、釣竿から延ばした道糸の先端に生きたアジ等を結び付けた状態で投げ込み、イカがアジ等に乗った段階で、掛け針の付いたヤエンを道糸に沿って投入し、そのヤエンによってイカを釣りあげるという釣り方である。
一般的に使用されているヤエンは、線材でできた支持体の前方側に複数の掛け針を取り付けるとともに、後方側に道糸への掛け止め部を形成した構成となっている。例えば下記の特許文献1にもそのような構成のヤエンが記載されている。
特開2004−49023号公報
イカ釣りに使用されるヤエンは、道糸の先端に結び付けたアジ等の生餌にイカが乗った時点から生餌を食べている間に、道糸に沿わせてヤエンをイカに向けて投下し、ヤエンに取り付けられた掛け針でイカを釣り上げるものである。従来、一般的に使用されている構成のヤエンを使用した場合、その投入のタイミングが難しく、ヤエンにイカがうまく掛かる確率は必ずしも高くない。ヤエンの投入時にイカが異常を感じて逃げたり、ヤエンがイカに掛かったとしても、その掛かりが浅いときには身切れして外れてしまったりすることも多い。
また、イカに対する道糸の角度や潮流が変化した場合、またはイカが暴れた場合には、イカに対するヤエンの位置や角度が変化して望ましい状態にならないことがある。そのような場合、支持体に対し上向きにのみ掛け針が設けられた従来の一般的なヤエンでは、ヤエンがイカの背側(上側)に位置しているとイカを釣り上げることが難しくなるという課題もあった。
本考案は、従来のヤエンにおける課題を解決するために改良を加えたものであり、アジ等の生餌に食い付いたイカを、より確実に釣り上げることができるヤエンを提供しようとするものである。
請求項1に係るヤエンは、支持体の後方側に道糸への糸係合部を形成するとともに、支持体の前方側に複数個の掛け針を配置させたものであり、前記支持体が弾性線材で構成されており、少なくとも支持体の表面が白色系の色彩を有することを特徴としている。
このヤエンでは、支持体の表面が白色系の色彩を有しているので、イカから見た場合、生餌(アジ)の腹や空の色(いずれも白っぽい)と似ていて、ヤエンを認識し難くなる。その結果、ヤエンの投入時にもイカが異常を感じる(違和感をもつ)ことが少なくなり、イカに逃げられにくくなる。
また、このヤエンは弾性線材で構成されているので、イカがヤエンに異常を感じて逃げようとしたり暴れたりした場合でも、イカの動きに合わせて柔軟に変形して、バラシや身切れを防止することができる。
請求項2に係るヤエンは、前記支持体がバネ用ステンレス線(例えば、SUS304−WPB)でできていて、その線径が1.0mm以下であり、支持体表面に白色塗装が施されていることを特徴としている。
支持体がバネ用ステンレス線でできていてその線径が1mm以下と細いため、このヤエンは、イカが暴れても無理なくスムーズに追従して変形し、しかも折損しないだけの柔軟性と引張強度を発揮する。すなわち、イカの動きにヤエンが柔軟に追従し、バラシや身切れを起こし難い。また、支持体が白色であってイカがヤエンを認識し難く、違和感をもたれることが少なくなるので、イカに針を掛けることも容易になる。なお、塗装によって白色にするので、他の表面処理により白色にする場合に比べてヤエンの製造コストも低めに抑制される。
請求項3に係るヤエンは、前記支持体の前方側に設けられた複数の掛け針として、支持体に対して上向きのもの及び下向きのものが取り付けられており、且つ、上向きの掛け針
と下向きの掛け針の取り付け位置が、支持体の長さ方向に離間していることを特徴としている。
従来のヤエンは、支持体の先端部に傘針(傘の骨のように複数の針が放射状に設けられたもの)が取り付けられるとともに、支持体に対して上向きの掛け針のみが取り付けられている。この場合、ヤエンがイカの背側(上側)にあると、掛け針がイカに刺さらないので、イカを釣り上げることができない。また、イカが暴れた場合は身切れしてバラすことが多い。これに対し、支持体に対して上向きの掛け針及び下向きの掛け針を取り付けることにすると、ヤエンがイカの腹側および背側のいずれにあっても、イカを釣り上げることが可能になる。またイカが暴れても、上向きおよび下向きの掛け針がイカに刺さるので、より確実にイカを釣り上げることができる。なお、上向きの掛け針と下向きの掛け針の取り付け位置を、支持体の長さ方向に離間して設けると、イカに対して掛け針が刺さる部分が広くなるので、イカを釣り上げる可能性が更に向上する。イカの身のうち、針に刺さった箇所とは離れた位置にある暴れて動く箇所が、離れた位置にある別の針にさらに刺さることになるので、その点でもイカを釣り上げられる可能性が高くなる。
請求項4に係るヤエンは、前記支持体の前方側に配置された複数個の掛け針として、先端部に傘針が設けられるとともに上向きの掛け針と下向きの掛け針とが取り付け位置を離間して支持体に取り付けられており、傘針の複数の針と上向きの掛け針および下向きの掛け針とが、前記支持体の軸心と平行な方向から見るときの針先の角度として、一致しているものと一致していないものとを有する(たとえば図4のようになっている)ことを特徴とする。
従来の一般的な傘針は6本の針先が放射状に形成されている。また、掛け針は2本または3本の針先が放射状に形成されている。そして、支持体の軸心と平行な方向から針先を見たとき、傘針の複数の針先の取り付け角度と掛け針の針先の取り付け角度は同一となっている。この構成であると、ヤエンに取り付けられた掛け針の針先が、イカの方向を向いていないとイカを刺すことができない。
これに対して、上記のように前記支持体の軸心と平行な方向から見るとき、傘針の複数の針先の取り付け角度と上向きの掛け針または下向きの掛け針の針先の取り付け角度が一致していないものを含む構成とすれば、掛け針の針先が、支持体の軸心に対して放射状にさまざまな角度に向けられているため、ヤエンが生餌に到達さえすれば、いずれかの掛け針がイカに刺さりやすい。そのため、イカを逃がさずに釣り上げられる確率が高くなる。
請求項5に係るヤエンは、前記支持体の後方側に形成された道糸への糸係合部のうち、道糸と摺接する部分に、フッ素樹脂コーティングがされていることを特徴とする。
支持体にバネ用ステンレス線材を使用するとしても、繰り返し海水に浸漬させると錆が発生し、ヤエンは道糸上を滑らかには摺動しなくなることがある。そうなると、ヤエンが道糸の途中で停止するなど、生餌まで到達するのが遅くなってイカ釣りに失敗することも考えられる。これを防ぐため、糸係合部の少なくとも道糸と摺接する部分にフッ素樹脂コーティングを施すのである。これにより、長期間にわたって道糸上をヤエンが円滑に摺動するので、イカを効率的に釣り上げることができる。
本考案のヤエンでは、支持体が弾性線材で構成されているとともにその表面が白色系の色彩を有することから、イカがヤエンに対して違和感をもちにくいうえ、一旦イカに針が刺さると、イカの動きに合わせて支持体が柔軟に変形することによりバラシや身切れを起こし難い。支持体がバネ用ステンレス線でできていて線径が1.0mm以下であり、その表面に白色塗装が施されているようにすると、とくに好ましい。
また、支持体に対して上向きの針及び下向きの掛け針を取り付けると、ヤエンがイカの腹側および背側のいずれに到達してもイカを容易に釣り上げることができる。その場合、イカが暴れると、上向きおよび下向きの掛け針がイカに刺さるので、より確実にイカを釣り上げることが可能となる。上向きの掛け針と下向きの掛け針とを支持体の長さ方向に離間して設けると、イカに対して掛け針が刺さる部分が広くなる等の利点があり、イカを釣り上げるうえでさらに好ましい。
また、上向き・下向きの各掛け針の針先の取り付け角度をさまざまな角度にすると、いずれかの掛け針がイカの方向に向いていてイカの身体に刺さりやすくなるので、イカをさらに容易に釣り上げやすくなる。
糸係合部の少なくとも道糸と摺接する部分がフッ素樹脂コーティングされていると、長期間にわたって道糸上をヤエンが円滑に摺動するので、イカを効率的に釣り上げることができる。
以下、本考案のヤエンについて、図面に基づいて詳細に説明する。図1は本考案の実施形態の一例を示す斜視図である。図1において、ヤエン1は、道糸30に引っ掛けられて道糸30に沿って海中に投入・誘導され沈下するようになっている。ヤエン1は、支持体2の後方側に、道糸30への糸係合部3を立設させるとともに、支持体2の前方側に複数の掛け針5、6を配置した構成となっている。
支持体2および掛け針5,6は、例えばバネ用ステンレス線材(例えば、JISに規定するSUS304−WPB)等により構成されている。なお、掛け針5,6は、高炭素鋼等により構成してもよい。また、支持体2は、その線径が1.0mm以下で、より好ましくは0.8mmから1.0mmであり、断面が円形の細長線状に形成されている。このため、ヤエン1が海中に誘導された際には、水の抵抗が小ないので速やかに沈下して生餌に到達する。また、ヤエン1の後方端部には、ハンドリングを容易にするための把持部7が設けられている。なお、後方端部にヤエンを速やかに沈下させるためと、沈下中のバランスを保つために重り(図示しない)を取り付けてもよい。
支持体2の先端部には傘針4が設けられている。傘針4は6本の鈎針の軸部を支持体2の軸部に結束固定するとともに、支持体2を軸心として鈎針の針先を等角度で放射状に配置したものである。掛け針5、6は、3本または2本の鈎針の軸部を結束固定するとともに、支持体2を軸心として鈎針の針先を放射状に配置したものである。前記支持体2の前方側に設けられた複数の掛け針5,6は、支持体2に対して上向きのもの及び下向きのものが取り付けられており、且つ、上向きの掛け針5の取り付け位置は傘針4寄りに、下向きの掛け針6の取り付け位置は糸係合部3寄りにあり、両者は支持体2の長さ方向に離間している。
糸係合部3は、支持体2に対して同じ向き(上向き)に真っ直ぐ立設されている。糸係合部3は、線材が用いられており、基端が支持体2の軸部に固定されている。なお、この糸係合部3は3本以上取り付けることも可能である。道糸30への係合に用いられる糸係合部3は、ピアノ線やバネ用ステンレス線材等をもって形成されており、図5のように、その立ち上り部は、上方部と下方部とをU字状に屈曲させ、線端8が立ち上り部に僅かに沿った形となるように形成するとともに、線端8を円錐状または角取り加工を施した構成となっている。これにより、立ち上り部の下方から道糸30を沿わせて引き入れることにより、ヤエンを道糸30に係合させることができ、また道糸30から外す際には、道糸30を立ち上り部に沿って引き出せばよい。この場合、線端8が円錐状または角取り加工を施した構成となっているので、道糸30を傷つけることなくワンタッチ操作で外すことができる。
2本(または3本以上)の糸係合部3は、後部側が前部側よりも長尺に(高くなるように)形成されている。これにより、ヤエンの支持体は道糸に対して並行ではなく、支持体の先端側が支持体の後端側よりも道糸に近い状態で係止されるので、ヤエンが生餌に到達したときに、ヤエンの先端部がイカにより近づくので、掛け針がイカに刺さり易い。
図2は、本考案の他の実施形態を示す斜視図である。図2に示すヤエン11は、図1に示すヤエン1に対して、掛け針5,6の構成が異なるものであり、その他の構成や機能は基本的に同一となっている。図2において、支持体2の前方側には針先が支持体2に対して上向きの掛け針5が2個設けられており、針先が支持体2に対して下向きの掛け針6が2個設けられている。上向きの掛け針5は3本の鈎針を有し、下向きの掛け針6は2本の鈎針を有している。それぞれの掛け針5,6は、3本または2本の鈎針の軸部を結束固定するとともに、支持体2を軸心として鈎針の針先を放射状に配置したものである。また、上向きの掛け針5と下向きの掛け針6の取り付け位置は、支持体2の長さ方向に離間している。このように、傘針の有無、掛け針の取り付け位置、取り付け方向(上向きまたは下向き)、個数および鈎針の本数は、適宜変更することができる。
図3は、本考案のさらに他の実施形態を示す斜視図である。図3に示すヤエン21は、図1に示すヤエン1に対して、前方側の構成が異なるものであり、その他の構成や機能は基本的に同一となっている。図3において、ヤエン21は、支持体21の後方側に、道糸30への糸係合部3を上向きに立設させるとともに、支持体21の前方側は二股に分岐した枝杆23,24が形成されており、各枝杆23,24には複数の掛け針5、6を配置した構成となっている。
各枝杆23,24の基部は、ヘの字状の屈曲部を形成して後方側の支持体22に接続されているとともに、互いに並行に延設されている。各枝杆23,24には枝杆23,24を軸心として上部側(糸係合部3の立設向きと同じ側)に上向きの掛け針5が2個、逆の下部側に下向きの掛け針6が2個取り付けられている。上向きの掛け針5は先端部が3本の鈎針で、次が2本の鈎針である。下向きの掛け針6は、いずれも1本の鈎針である。離間して並行に設けられた2本の枝杆23,24に、それぞれ掛け針5,6が設けられているため、生餌に乗ったイカが掛け針5,6に引っ掛かり易くなる。なお、前記と同様に、傘針の有無、掛け針の取り付け位置、取り付け方向(上向きまたは下向き)、個数および鈎針の本数は、適宜変更することができる。
図4は、図1に示すヤエンのX矢視図である。図4において、支持体2には、その先端側から順に傘針4、上向きの掛け針5および下向きの掛け針6が取り付けられている。先端の傘針4は、支持体を軸心として放射状に(約60°ずつ)6本の鈎針が結束固定されている。上向けの掛け針5は、支持体を軸心として放射状に(約40°の間隔をおいて)3本の鈎針が結束固定されている。下向きの掛け針6は、支持体を軸心として放射状に(約40°の間隔をおいて)2本の鈎針が結束固定されている。ここで図4に示すように、支持体2の軸心と平行な方向から見ると、傘針4の垂直方向上向きの針先と上向きの掛け針5における垂直方向上向きの針先の取り付け角度は一致しているが、その他の針先はいずれも取り付け角度が相違している。このようにすると、ヤエンが生餌に到達すれば、イカとヤエンの支持体との相対位置に関係なく、いずれかの掛け針の針先がイカに向いており、イカに刺さるので、イカを容易に釣り上げることができる。
図5は、本考案のヤエンにおける糸係合部3を拡大表示したものであり、(a)は支持体を長尺方向に(側方から)見た図であり、(b)は(a)のY矢視図である。図5において、糸係合部3は道糸に係合するものであり、特に上方部はヤエン投入時に道糸と摺接する部分である。糸係合部3を支持体に取り付ける基端を除く部分は、フッ素樹脂コーティング9が施されている。これにより、道糸と糸係合部3の間の滑りがきわめて良くなるうえ、繰り返しヤエンが使用されても滑りが悪化することはない。
図1に示すヤエン1を使用してイカを釣る手順を説明する。先ず、道糸30の先端に生餌を取り付けて海に投入し、生餌にイカが抱きつき、その当たりが得られたら、イカが生餌を食べるのに夢中になるまで待ち、ヤエン1を掛けるのに適した距離になるまで引き寄せる。そして、ヤエン1の前方部を前に向け、2個の糸係合部3を道糸30に係合する。そして手を放せば、ヤエン1は自重によって道糸30に沿って生餌を目指して下降し、生餌に前方の糸係合部3が当たって停止する。そこで、道糸30を弛まないようにしつつ、釣り竿を上方にしゃくると、道糸30の先端に取り付けられている生餌が引っ張られ、前方の糸係合部3が時計方向に押される。これにより、前方の糸係合部3を支点としてヤエン1の前方部が図1の時計方向に回動して、掛け針5,6がイカを直撃し、イカが生餌を放して逃げる間もなく、掛け針5,6をイカに引っ掛けることができる。このようにして引っ掛けたイカを、道糸30を引き寄せて釣り上げる。
本考案による実施形態のヤエン1,11,21を使用する場合、生餌にイカ40が食い付き、竿先にアタリを感じたときに、道糸30を糸係合部3に通し、ヤエン1,11,21を道糸30に係合して滑らせ、イカ40の近傍に降下させる。このとき、生餌に対する道糸30の角度が大きい場合(例えば鉛直に近い状態になっている場合)や潮流が変化した場合にヤエン1,11,21が生餌の背側に到達しても、ヤエン1,11,21の支持体には、上向きの掛け針および下向きの掛け針が取り付けられているので、図6(a)に示すように容易にイカ40を引っ掛けることができる。また、図6(b)に示すように、イカ40が暴れたときでも、上向きの掛け針および下向きの掛け針にイカ40が掛かりやすく、バラシや身切れを防ぐことができので、容易にイカを釣り上げることができる。
本考案によるヤエンを用いてイカ釣りをしたところ、表1に示すような釣果を得た。
ヤエンの材質:SUS304−WPB(掛け針以外すべて)
支持体の線径:0.8mm、1.0mmの2種類
ヤエンの塗装色:白色
場所:三重県
日時:平成19年10月〜平成20年1月
時間:6:00〜14:00
Figure 0003141776
本考案は、イカ釣りに使用されるヤエンに広く適用され得る。
本考案の実施形態の一例を示す斜視図である。 本考案の他の実施形態を示す斜視図である。 本考案のさらに他の実施形態を示す斜視図である。 図1に示すヤエンのX矢視図である。 本考案の糸係合部を拡大表示したもので、(a)は支持体を長尺方向側から見た図であり、(b)は(a)のY矢視図である。 本考案によるヤエンの投入状態を示したもので、(a)はヤエンがイカの上側に入った状態を示す説明図、(b)はイカが暴れた状態を示す説明図である。
符号の説明
1,11,21 イカ釣り用ヤエン(ヤエン)
2,22 支持体
3 糸係合部
4 傘針
5,6 掛け針
9 フッ素樹脂コーティング
30 道糸
40 イカ

Claims (5)

  1. 支持体の後方側に道糸への糸係合部を形成するとともに、支持体の前方側に複数個の掛け針を配置させた構成のイカ釣り用ヤエンにおいて、前記支持体が弾性線材で構成されているとともに、少なくとも支持体の表面が白色系の色彩を有することを特徴とするイカ釣り用ヤエン。
  2. 前記支持体がバネ用ステンレス線でできていて、その線径が1.0mm以下であり、支持体の表面に白色塗装が施されていることを特徴とする請求項1に記載のイカ釣り用ヤエン。
  3. 前記支持体の前方側に設けられた複数の掛け針として、支持体に対して上向きのもの及び下向きのものが取り付けられており、且つ、上向きの掛け針と下向きの掛け針の取り付け位置が、支持体の長さ方向に離間していることを特徴とする請求項1または2に記載のイカ釣り用ヤエン。
  4. 前記支持体の前方側に配置された複数個の掛け針として、先端部に傘針が設けられるとともに上向きの掛け針と下向きの掛け針とが取り付け位置を離間して支持体に取り付けられており、傘針の複数の針と上向きの掛け針および下向きの掛け針とが、前記支持体の軸心と平行な方向から見るときの針先の角度として、一致しているものと一致していないものとを有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のイカ釣り用ヤエン。
  5. 前記支持体の後方側に形成された道糸への糸係合部のうち、道糸と摺接する部分に、フッ素樹脂コーティングがされていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のイカ釣り用ヤエン。
JP2008001283U 2008-03-05 2008-03-05 イカ釣り用ヤエン Expired - Lifetime JP3141776U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008001283U JP3141776U (ja) 2008-03-05 2008-03-05 イカ釣り用ヤエン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008001283U JP3141776U (ja) 2008-03-05 2008-03-05 イカ釣り用ヤエン

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3141776U true JP3141776U (ja) 2008-05-22

Family

ID=43291818

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008001283U Expired - Lifetime JP3141776U (ja) 2008-03-05 2008-03-05 イカ釣り用ヤエン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3141776U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2016093105A (ja) 太刀魚用テンヤ
JP3212256U (ja) 太刀魚用テンヤ
JP3141776U (ja) イカ釣り用ヤエン
JP6530440B2 (ja) 魚釣用テンヤ
JP3140792U (ja) 蟹釣り用掛け針
JP5253606B1 (ja) 漁具
JP2018093804A (ja) テンヤ用ワイヤーアシストフックおよびテンヤ
JP3890064B2 (ja) 釣り用仕掛け
JP5913716B1 (ja) 複合テンヤ
JP3137542U (ja) 2点錘アームルアー
JP3198721U (ja) 太刀魚仕掛け用具
JP3057635U (ja) タチウオ釣りの仕掛け
JP2005095067A (ja) ジグヘッド
JP2023175461A (ja) テンヤ及びこれに用いる刺し針
JP2020014389A (ja) 太刀魚用テンヤ
JP3209868U (ja) 釣り針
JP3172352U (ja) 釣り用仕掛け
JP6156895B1 (ja) 釣り針およびそれを用いた釣り用仕掛け
JP3196210U (ja) 釣りエサの固定具
JP2024129839A (ja) イカ釣りの仕掛け
JP3154082U (ja) 釣り用仕掛
JP2917137B1 (ja) 釣 具
JP2003304785A (ja) イカ釣り用針
JP3042568U (ja) 魚釣用擬餌
JP2014100085A (ja) 釣り用の餌ホルダ

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110423

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130423

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140423

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term