JP3141694B2 - 電気調理器 - Google Patents
電気調理器Info
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- JP3141694B2 JP3141694B2 JP06202204A JP20220494A JP3141694B2 JP 3141694 B2 JP3141694 B2 JP 3141694B2 JP 06202204 A JP06202204 A JP 06202204A JP 20220494 A JP20220494 A JP 20220494A JP 3141694 B2 JP3141694 B2 JP 3141694B2
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- Japan
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- plate
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は，鍋料理等に使用される
熱板に特徴を有する電気調理器に関するものである。
熱板に特徴を有する電気調理器に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来，この種の電気調理器は，図４，図
５，図６に示すような構成が一般的であつた。すなわち
２１は外装体であり，内部に発熱体２２を埋め込み上面
を球面状にした熱板２３が配置されている。２４は熱板
２３上に着脱自在に載置され，底面を上方に球面凸状と
した鍋であり，熱板２３からの熱は主に載置当接面から
の伝導熱で伝導される。２５は熱板２３を支持すると共
に，熱板２３からの放散熱を鍋２４に反射して熱効率を
高め，更に外装体２１への輻射熱を遮断する遮熱板であ
り，外装体２１に取付金具２６を介してネジで固定され
ている。２７は熱板２３裏面で発熱体２２外方位置に取
り付けられた温度調節器であり，熱板２３の温度を感知
して鍋２４の温度制御を行う。前記熱板２３上面の球面
は，鍋２４の熱歪による球面半径の拡大によるガタツキ
発生を考慮して，鍋２４底面の球面半径より球面半径を
大きく設定した１面状の球面であり，中央部になるに従
い鍋２４との隙間は大きくなっている。
５，図６に示すような構成が一般的であつた。すなわち
２１は外装体であり，内部に発熱体２２を埋め込み上面
を球面状にした熱板２３が配置されている。２４は熱板
２３上に着脱自在に載置され，底面を上方に球面凸状と
した鍋であり，熱板２３からの熱は主に載置当接面から
の伝導熱で伝導される。２５は熱板２３を支持すると共
に，熱板２３からの放散熱を鍋２４に反射して熱効率を
高め，更に外装体２１への輻射熱を遮断する遮熱板であ
り，外装体２１に取付金具２６を介してネジで固定され
ている。２７は熱板２３裏面で発熱体２２外方位置に取
り付けられた温度調節器であり，熱板２３の温度を感知
して鍋２４の温度制御を行う。前記熱板２３上面の球面
は，鍋２４の熱歪による球面半径の拡大によるガタツキ
発生を考慮して，鍋２４底面の球面半径より球面半径を
大きく設定した１面状の球面であり，中央部になるに従
い鍋２４との隙間は大きくなっている。
【０００３】なお、熱板２３上面の球面加工は，鋳込み
成形後に旋盤などで熱板２３裏面を保持しながら切削す
る加工法で，熱板２３裏面の複数箇所には保持用の熱板
保持座２８が配置されている。
成形後に旋盤などで熱板２３裏面を保持しながら切削す
る加工法で，熱板２３裏面の複数箇所には保持用の熱板
保持座２８が配置されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では，熱板２３上面の球面半径が，鍋２４底面の
球面半径より大きく設定した１面状の球面であるため
に，中央部になるに従い鍋２４との隙間が大きくなる外
周当接構造となっていた。したがって，温度調節器２７
の取り付け部の熱板２３温度は，鍋２４との熱伝導低下
により鍋２４温度変化に追随せず，例えば鍋２４の湯沸
かし時に湯温が上昇してない状況でも熱板２３温度が上
昇して温度調節器２７の早切れ現象が発生して強い火力
とならなかった。また，温度調節器２７より更に内方に
位置する発熱体２２配設部の熱板２３は，更に熱伝導が
低下して発熱体２２直上部が高温となり，熱板２３の熱
変形が発生して性能変化につながっていた。更に，熱板
２３裏面に設けられた切削保持用の熱板保持座２８は，
温度調節器２７の取り付け位置に関連なく任意の位置に
配置されていた。従って旋盤などで熱板保持座２８を保
持し切削した場合，旋盤の保持加圧解除後のスプリング
バッグによって切削後の上面球面形状は，保持部が上方
に凸で非保持部が凹となった波型形状となっており，温
度調節器２７の取り付け部に凹位置がきた場合には，鍋
２４との隙間が拡大して熱伝導低下により鍋２４温度変
化に追随せず，温度調節器２７の早切れ現象が発生して
強い火力とならなかった。
の構成では，熱板２３上面の球面半径が，鍋２４底面の
球面半径より大きく設定した１面状の球面であるため
に，中央部になるに従い鍋２４との隙間が大きくなる外
周当接構造となっていた。したがって，温度調節器２７
の取り付け部の熱板２３温度は，鍋２４との熱伝導低下
により鍋２４温度変化に追随せず，例えば鍋２４の湯沸
かし時に湯温が上昇してない状況でも熱板２３温度が上
昇して温度調節器２７の早切れ現象が発生して強い火力
とならなかった。また，温度調節器２７より更に内方に
位置する発熱体２２配設部の熱板２３は，更に熱伝導が
低下して発熱体２２直上部が高温となり，熱板２３の熱
変形が発生して性能変化につながっていた。更に，熱板
２３裏面に設けられた切削保持用の熱板保持座２８は，
温度調節器２７の取り付け位置に関連なく任意の位置に
配置されていた。従って旋盤などで熱板保持座２８を保
持し切削した場合，旋盤の保持加圧解除後のスプリング
バッグによって切削後の上面球面形状は，保持部が上方
に凸で非保持部が凹となった波型形状となっており，温
度調節器２７の取り付け部に凹位置がきた場合には，鍋
２４との隙間が拡大して熱伝導低下により鍋２４温度変
化に追随せず，温度調節器２７の早切れ現象が発生して
強い火力とならなかった。
【０００５】本発明は上記の課題を解決するもので，温
度調節器の直上部の熱板と鍋をより確実に密接させて，
鍋の温度変化を確実に熱板に追随させ，温度調節器の早
切れ現象を防止して強い火力となる電気調理器を提供す
ることを第１の目的としている。
度調節器の直上部の熱板と鍋をより確実に密接させて，
鍋の温度変化を確実に熱板に追随させ，温度調節器の早
切れ現象を防止して強い火力となる電気調理器を提供す
ることを第１の目的としている。
【０００６】また第２の目的は，発熱体の配設部の熱板
と鍋との隙間も確実に密接させて，熱板の温度を確実に
鍋に伝導させて熱板温度を低下させ，熱板の熱変形を低
減した性能変化の少ない電気調理器を提供することにあ
る。
と鍋との隙間も確実に密接させて，熱板の温度を確実に
鍋に伝導させて熱板温度を低下させ，熱板の熱変形を低
減した性能変化の少ない電気調理器を提供することにあ
る。
【０００７】さらに第３の目的は，熱板の切削保持用の
熱板保持座と温度調節器の取り付け位置に関連をもたせ
て旋盤の保持加圧解除後のスプリングバッグによって温
度調節器上方の熱板と鍋とを確実に密接させて，鍋の温
度変化を確実に熱板に追随させ，温度調節器の早切れ現
象を防止して強い火力となる電気調理器を提供すること
にある。
熱板保持座と温度調節器の取り付け位置に関連をもたせ
て旋盤の保持加圧解除後のスプリングバッグによって温
度調節器上方の熱板と鍋とを確実に密接させて，鍋の温
度変化を確実に熱板に追随させ，温度調節器の早切れ現
象を防止して強い火力となる電気調理器を提供すること
にある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】この第１の目的を達成す
るために本発明の電気調理器は，熱板上面の球面形状
は，外周から温度調節器内側円周上の一円周部までを鍋
の球面半径同等以下に設定し，この円周の内方を外周か
ら温度調節器内側円周上の一部までの球面半径より大き
い球面半径に設定した構造としている。
るために本発明の電気調理器は，熱板上面の球面形状
は，外周から温度調節器内側円周上の一円周部までを鍋
の球面半径同等以下に設定し，この円周の内方を外周か
ら温度調節器内側円周上の一部までの球面半径より大き
い球面半径に設定した構造としている。
【０００９】また第２の目的を達成するために本発明の
電気調理器は，熱板の外周から温度調節器内側円周上の
一部までを形成する外方球面半径と，この円周の内方を
形成する内方球面半径の円周接続部が，発熱体内方近傍
部に位置する構造としている。
電気調理器は，熱板の外周から温度調節器内側円周上の
一部までを形成する外方球面半径と，この円周の内方を
形成する内方球面半径の円周接続部が，発熱体内方近傍
部に位置する構造としている。
【００１０】また第３の目的を達成するために本発明の
電気調理器は，熱板の上面切削加工時の熱板保持位置
を，熱板の中心と温度調節器の取り付け位置とを結ぶ中
心線上から，前後に各３０゜以内に一保持部を配置した
構造としている。
電気調理器は，熱板の上面切削加工時の熱板保持位置
を，熱板の中心と温度調節器の取り付け位置とを結ぶ中
心線上から，前後に各３０゜以内に一保持部を配置した
構造としている。
【００１１】
【作用】本発明は上記した第１の手段により，熱板外周
から温度調節器の内側円周上の一円周部までは鍋底面の
球面半径に確実に密接すると共に，この円周の内方の熱
板球面は鍋底面の球面半径と確実にかいりする状況にな
り，温度調節器直上部の熱板と鍋が確実に密接されて鍋
温度変化を確実に熱板に追随させ，温度調節器の早切れ
現象が発生しない強い火力の電気調理器が得られるもの
である。
から温度調節器の内側円周上の一円周部までは鍋底面の
球面半径に確実に密接すると共に，この円周の内方の熱
板球面は鍋底面の球面半径と確実にかいりする状況にな
り，温度調節器直上部の熱板と鍋が確実に密接されて鍋
温度変化を確実に熱板に追随させ，温度調節器の早切れ
現象が発生しない強い火力の電気調理器が得られるもの
である。
【００１２】また第２の手段により，発熱体の配設部の
熱板と鍋との隙間も確実に密接するため，熱板の温度は
確実に鍋に伝導されて熱板温度が低下し，熱板の熱変形
が低減した性能変化の少ない電気調理器が得られるもの
である。
熱板と鍋との隙間も確実に密接するため，熱板の温度は
確実に鍋に伝導されて熱板温度が低下し，熱板の熱変形
が低減した性能変化の少ない電気調理器が得られるもの
である。
【００１３】また第３の手段により，熱板の切削保持加
圧解除後のスプリングバッグによって温度調節器上方の
熱板と鍋底面とが確実に密接されるため，鍋の温度変化
を確実に熱板に追随し，温度調節器の早切れ現象が発生
しない強い火力の電気調理器が得られるものである。
圧解除後のスプリングバッグによって温度調節器上方の
熱板と鍋底面とが確実に密接されるため，鍋の温度変化
を確実に熱板に追随し，温度調節器の早切れ現象が発生
しない強い火力の電気調理器が得られるものである。
【００１４】
【実施例】以下，本発明の一実施例を添付図面にもとづ
いて説明する。図１，図２，図３において，１は調理器
の外装体であり，内方に外装体１と略相似形で皿状の遮
熱板２が取付金具３を介して外装体１にネジで固定され
ている。遮熱板２の内方上面には，円形状の発熱体４を
埋め込み上面を球面状にした熱板５が遮熱板２にネジで
固定されている。熱板５上には底面を上方に球面凸状と
した鍋６が着脱自在に載置されており，熱板５からの熱
は主に熱板５と鍋６の載置当接面から伝導熱によって伝
達される。７は熱板５裏面の発熱体４外方位置で，遮熱
板２を貫通して突出した温度調節器取付座であり，先端
部には温度調節器８が取り付けられている。前記熱板５
上面の球面形状は，熱板５の外周から発熱体４内方近傍
部に位置する円周まで鍋６の球面半径と同等に設定され
ており，この円周の内方は外周から発熱体４内方近傍部
までの球面半径より大きい球面半径に設定した多面状を
している。従って，鍋６と熱板５の当接は，外周から温
度調節器８取り付け部を含む発熱体４内方近傍部までは
確実に密接状態になっており，鍋６温度変化に確実に熱
板５温度が追随し，温度調節器８の早切れ現象が発生し
ないものとなる。
いて説明する。図１，図２，図３において，１は調理器
の外装体であり，内方に外装体１と略相似形で皿状の遮
熱板２が取付金具３を介して外装体１にネジで固定され
ている。遮熱板２の内方上面には，円形状の発熱体４を
埋め込み上面を球面状にした熱板５が遮熱板２にネジで
固定されている。熱板５上には底面を上方に球面凸状と
した鍋６が着脱自在に載置されており，熱板５からの熱
は主に熱板５と鍋６の載置当接面から伝導熱によって伝
達される。７は熱板５裏面の発熱体４外方位置で，遮熱
板２を貫通して突出した温度調節器取付座であり，先端
部には温度調節器８が取り付けられている。前記熱板５
上面の球面形状は，熱板５の外周から発熱体４内方近傍
部に位置する円周まで鍋６の球面半径と同等に設定され
ており，この円周の内方は外周から発熱体４内方近傍部
までの球面半径より大きい球面半径に設定した多面状を
している。従って，鍋６と熱板５の当接は，外周から温
度調節器８取り付け部を含む発熱体４内方近傍部までは
確実に密接状態になっており，鍋６温度変化に確実に熱
板５温度が追随し，温度調節器８の早切れ現象が発生し
ないものとなる。
【００１５】なお，従来発生していた鍋６の熱歪による
球面半径の拡大によるガタツキ発生は，熱板５の外周か
ら発熱体４内方近傍部に位置する円周までの距離が短い
ため，広い面積で鍋５を支持しており考慮する必要はな
い。
球面半径の拡大によるガタツキ発生は，熱板５の外周か
ら発熱体４内方近傍部に位置する円周までの距離が短い
ため，広い面積で鍋５を支持しており考慮する必要はな
い。
【００１６】９は熱板５裏面に設けられ，熱板５の上面
切削加工時に旋盤などで保持する熱板保持座であり，温
度調節器取付座７に対し約１２０゜の角度で配置されて
いる。従って旋盤加工時の保持は，温度調節器取付座７
と熱板保持座９の３ヶ所で行われる。このような保持位
置で熱板５上面を切削加工すると，旋盤保持圧力で保持
部が保持側にそった状態で切削され，保持解除後のスプ
リングバッグによって切削後の上面球面形状は，保持部
が上方に凸で非保持部が凹となった波型形状となる。従
って，温度調節器取付座７は確実に鍋６と近接して鍋２
４の温度変化に対する追随性が向上して温度調節器２７
の早切れ現象が発生しないものとなる。
切削加工時に旋盤などで保持する熱板保持座であり，温
度調節器取付座７に対し約１２０゜の角度で配置されて
いる。従って旋盤加工時の保持は，温度調節器取付座７
と熱板保持座９の３ヶ所で行われる。このような保持位
置で熱板５上面を切削加工すると，旋盤保持圧力で保持
部が保持側にそった状態で切削され，保持解除後のスプ
リングバッグによって切削後の上面球面形状は，保持部
が上方に凸で非保持部が凹となった波型形状となる。従
って，温度調節器取付座７は確実に鍋６と近接して鍋２
４の温度変化に対する追随性が向上して温度調節器２７
の早切れ現象が発生しないものとなる。
【００１７】なお，実施例では旋盤加工時の１保持部を
温度調節器取付座７で兼ねて行ったが，別に温度調節器
取付座７近傍（前後３０゜範囲）に熱板保持座９を設け
てもよく，鍋６と熱板５の当接状況に影響のないほぼ同
等の切削精度が得られる．上記構成において，発熱体４
に電気を通じて発熱体４を発熱すると熱板５が加熱され
鍋６に伝達される。鍋６が一定温度に達すると，熱板５
に取り付けられた温度調節器８が、熱板５の温度調節器
取付座７からの熱を感知して鍋６温度を一定に保つ。
温度調節器取付座７で兼ねて行ったが，別に温度調節器
取付座７近傍（前後３０゜範囲）に熱板保持座９を設け
てもよく，鍋６と熱板５の当接状況に影響のないほぼ同
等の切削精度が得られる．上記構成において，発熱体４
に電気を通じて発熱体４を発熱すると熱板５が加熱され
鍋６に伝達される。鍋６が一定温度に達すると，熱板５
に取り付けられた温度調節器８が、熱板５の温度調節器
取付座７からの熱を感知して鍋６温度を一定に保つ。
【００１８】この時、本発明の実施例では，熱板５上面
の球面形状を，熱板５の外周から発熱体４内方近傍部に
位置する円周まで鍋６の球面半径と同等に設定している
と共に，この円周の内方は外周から発熱体４内方近傍部
までの球面半径より大きい球面半径に設定した多面状を
している。
の球面形状を，熱板５の外周から発熱体４内方近傍部に
位置する円周まで鍋６の球面半径と同等に設定している
と共に，この円周の内方は外周から発熱体４内方近傍部
までの球面半径より大きい球面半径に設定した多面状を
している。
【００１９】従って，鍋６と熱板５の当接は，外周から
温度調節器８の取り付け部を含む発熱体４内方近傍部ま
では確実に密接状態になっており，鍋６温度変化に確実
に温度調節器取付座７の熱板５温度が追随し，これによ
り温度調節器８も鍋６温度を正確に感知する。このた
め，例えば鍋６の湯沸かし時のように鍋６温度が上昇し
ない状況には，熱板５の温度調節器取付座７の温度も上
昇せず，温度調節器８の早切れ現象が発生しない強い火
力の電気調理器が得られる。また，発熱体４配設部の熱
板５と鍋６との隙間も確実に密接するため，熱板５の温
度は確実に鍋６に伝導されて熱板５温度が低下し，熱板
５の熱変形が低減した性能変化の少ない電気調理器が得
られる。
温度調節器８の取り付け部を含む発熱体４内方近傍部ま
では確実に密接状態になっており，鍋６温度変化に確実
に温度調節器取付座７の熱板５温度が追随し，これによ
り温度調節器８も鍋６温度を正確に感知する。このた
め，例えば鍋６の湯沸かし時のように鍋６温度が上昇し
ない状況には，熱板５の温度調節器取付座７の温度も上
昇せず，温度調節器８の早切れ現象が発生しない強い火
力の電気調理器が得られる。また，発熱体４配設部の熱
板５と鍋６との隙間も確実に密接するため，熱板５の温
度は確実に鍋６に伝導されて熱板５温度が低下し，熱板
５の熱変形が低減した性能変化の少ない電気調理器が得
られる。
【００２０】更に，旋盤加工時の保持は，温度調節器取
付座７と熱板保持座９の３ヶ所で行われるので，切削後
の上面球面形状は，保持部が上方に凸で非保持部が凹と
なった波型形状となり，温度調節器取付座７は確実に鍋
６と近接して鍋６の温度変化に対する追随性が向上して
温度調節器８の早切れ現象が発生しない強い火力の電気
調理器が得られる。
付座７と熱板保持座９の３ヶ所で行われるので，切削後
の上面球面形状は，保持部が上方に凸で非保持部が凹と
なった波型形状となり，温度調節器取付座７は確実に鍋
６と近接して鍋６の温度変化に対する追随性が向上して
温度調節器８の早切れ現象が発生しない強い火力の電気
調理器が得られる。
【００２１】
【発明の効果】以上の説明から明らかな様に本発明の電
気調理器は，熱板上面の球面形状を，熱板の外周から発
熱体内方近傍部に位置する円周まで鍋の球面半径同等に
設定していると共に，この円周の内方は外周から発熱体
内方近傍部までの球面半径より大きい球面半径に設定し
た多面状をしているために，鍋と熱板の当接は，外周か
ら温度調節器取り付け部を含む発熱体内方近傍部までは
確実に密接状態になっており，鍋温度変化に確実に温度
調節器取付座の熱板温度が追随し，温度調節器の早切れ
現象が発生しない強い火力の電気調理器が得られる。ま
た，発熱体配設部の熱板と鍋との隙間も確実に密接する
ため，熱板の温度は確実に鍋に伝導されて熱板温度が低
下し，熱板の熱変形が低減した性能変化の少ない電気調
理器が得られる。更に，旋盤加工時の保持は，温度調節
器取付座と熱板保持座の３ヶ所で行われるので，切削後
の上面球面形状は，保持部が上方に凸で非保持部が凹と
なった波型形状となり，温度調節器取付座は確実に鍋と
近接して鍋の温度変化に対する追随性が向上して温度調
節器の早切れ現象が発生しない強い火力の電気調理器が
得られる。
気調理器は，熱板上面の球面形状を，熱板の外周から発
熱体内方近傍部に位置する円周まで鍋の球面半径同等に
設定していると共に，この円周の内方は外周から発熱体
内方近傍部までの球面半径より大きい球面半径に設定し
た多面状をしているために，鍋と熱板の当接は，外周か
ら温度調節器取り付け部を含む発熱体内方近傍部までは
確実に密接状態になっており，鍋温度変化に確実に温度
調節器取付座の熱板温度が追随し，温度調節器の早切れ
現象が発生しない強い火力の電気調理器が得られる。ま
た，発熱体配設部の熱板と鍋との隙間も確実に密接する
ため，熱板の温度は確実に鍋に伝導されて熱板温度が低
下し，熱板の熱変形が低減した性能変化の少ない電気調
理器が得られる。更に，旋盤加工時の保持は，温度調節
器取付座と熱板保持座の３ヶ所で行われるので，切削後
の上面球面形状は，保持部が上方に凸で非保持部が凹と
なった波型形状となり，温度調節器取付座は確実に鍋と
近接して鍋の温度変化に対する追随性が向上して温度調
節器の早切れ現象が発生しない強い火力の電気調理器が
得られる。
【図１】本発明の一実施例を示す電気調理器の断面図
【図２】同電気調理器の熱板と鍋の当接状態を示す拡大
断面図
断面図
【図３】同電気調理器の熱板を裏面から見た下面図
【図４】従来の電気調理器の断面図
【図５】同従来の電気調理器の熱板と鍋の当接状態を示
す拡大断面図
す拡大断面図
【図６】同従来の電気調理器の熱板を裏面から見た下面
図
図
１ 外装体 ２ 遮熱板 ３ 取付金具 ４ 発熱体 ５ 熱板 ６ 鍋 ７ 温度調節器取付座 ８ 温度調節器 ９ 熱板保持座
Claims (3)
- 【請求項１】 略円形状の発熱体を埋め込み上面を球面
状にした熱板と，熱板上に着脱自在に載置され底面を上
方に球面凸状とした鍋と，熱板裏面の発熱体外方に取り
付けられた温度調節器と，熱板外方を覆う遮熱板および
外装体とから成り，前記熱板上面の球面形状は，外周か
ら温度調節器内側円周上の一円周部までを鍋の球面半径
同等以下に設定し，この円周の内方を外周から温度調節
器内側円周上の一部までの球面半径より大きい球面半径
に設定した事を特徴とした電気調理器。 - 【請求項２】 熱板の外周から温度調節器内側円周上の
一部までを形成する外方球面半径と，この円周の内方を
形成する内方球面半径の円周接続部が，発熱体内方近傍
部に位置することを特徴とした請求項１記載の電気調理
器。 - 【請求項３】 熱板の上面切削加工時の熱板保持位置
を，熱板の中心と温度調節器取り付け位置とを結ぶ中心
線上から，前後に各３０゜以内に一保持部を配置したこ
とを特徴とした請求項１記載の電気調理器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06202204A JP3141694B2 (ja) | 1994-08-26 | 1994-08-26 | 電気調理器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06202204A JP3141694B2 (ja) | 1994-08-26 | 1994-08-26 | 電気調理器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0856831A JPH0856831A (ja) | 1996-03-05 |
| JP3141694B2 true JP3141694B2 (ja) | 2001-03-05 |
Family
ID=16453694
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP06202204A Expired - Fee Related JP3141694B2 (ja) | 1994-08-26 | 1994-08-26 | 電気調理器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3141694B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6763572B2 (en) | 1998-05-15 | 2004-07-20 | General Electric Company | Method of manufacturing a coil for a magnet |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5942295B2 (ja) * | 2013-05-08 | 2016-06-29 | 象印マホービン株式会社 | 電熱調理器 |
-
1994
- 1994-08-26 JP JP06202204A patent/JP3141694B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6763572B2 (en) | 1998-05-15 | 2004-07-20 | General Electric Company | Method of manufacturing a coil for a magnet |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0856831A (ja) | 1996-03-05 |
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