JP3141403B2 - 振動ふるい装置の制御方法 - Google Patents

振動ふるい装置の制御方法

Info

Publication number
JP3141403B2
JP3141403B2 JP3234891A JP3234891A JP3141403B2 JP 3141403 B2 JP3141403 B2 JP 3141403B2 JP 3234891 A JP3234891 A JP 3234891A JP 3234891 A JP3234891 A JP 3234891A JP 3141403 B2 JP3141403 B2 JP 3141403B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sieve
vibration
frequency
sieve mesh
net
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP3234891A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04247271A (ja
Inventor
丈義 野中
輝男 堀内
敏郎 関根
Original Assignee
神鋼電機株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 神鋼電機株式会社 filed Critical 神鋼電機株式会社
Priority to JP3234891A priority Critical patent/JP3141403B2/ja
Publication of JPH04247271A publication Critical patent/JPH04247271A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3141403B2 publication Critical patent/JP3141403B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Combined Means For Separation Of Solids (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は振動ふるい装置の制御方
法に関する。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】従来のふるい装置とし
て、地上又は建屋の一部にばねにより支持される枠体に
ふるい網を張架させ、このふるい網を枠体に支持された
1個以上のふるい網振動用駆動部とこのふるい網振動用
駆動部とふるい網を連結する連結手段により振動させ、
ふるい精度を高めかつ枠体に固定された材料移送用振動
電動機の振動によりふるい材料を移送させるものがあ
る。この装置においては、ふるい材料の移送用振動、す
なわち比較的振動数が小さく、振巾が大の振動に、網を
直接振動させる小振巾、高振動数の振動を重ね合わせる
ことにより、微粉体でも目詰りなくうまくふるい分けら
れるのであるが、以下に述べる欠点がある。すなわち、
枠体に張設されたふるい網の各部分の緊張度は異なるた
め、ふるい網と連結手段を介して連結されるふるい網振
動用駆動部とふるい網を含む振動系の共振周波数のふる
い網の各部分で異なる。このためふるい網振動用駆動部
が複数配設される場合には配設される場所によって共振
周波数を調節しないと、ふるい網をうまく振動させるこ
とができず、効率よくふるい精度をあげられない。更に
ふるい材料の量や状態によってもふるい網の状態は変化
するが、その変化に対応することができない。又、共振
状態を利用することなく充分な振動力をふるい網に与え
られるようにふるい網振動用駆動部を大型化すると装置
全体が大型化しコストを高くしてしまう。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】本発明は上記問題点
に鑑みてなされ、ふるい網の張り具合、ふるい材料の量
や状態に応じられるように種々の振動条件でふるい網を
振動させることができる振動ふるい装置を提供すること
を目的とする。
【0004】
【問題点を解決するための手段】上記目的はふるい網を
張架させた枠体を傾斜させること及び/又は振動させる
ことにより前記ふるい網上で材料を移送させるように
し、前記ふるい網に対しほぼ垂直方向に延び、かつ該ふ
るい網に取りつけられるロッド状部材に振動力を与える
ふるい網振動用駆動部を少なくとも1個、備えた振動ふ
るい装置の制御方法において、前記ふるい網振動用駆動
部の駆動周波数を所定の周波数f0 から第1の一定の時
間ΔT毎に一定の周波数Δfづつ階段状に上昇させ、該
上昇の開始時から所定時間T1 後に第2の一定の時間T
0 は駆動停止とする周期T=T 1 +T 0 を繰り返すように
制御することを特徴とする振動ふるい装置の制御方法、
によって達成される。
【0005】
【作用】ふるい網を張架させた枠体を傾斜させること及
び/又は振動させることによりふるい網上の材料は移送
され、ふるい網はふるい網振動用駆動部により振動力を
与えられるためふるい網上の材料は移送されながらふる
い分けられる。又、ふるい網振動用駆動部の駆動周波数
を所定の範囲内で所定のモードでデジタル的に周期的に
変化させることにより、ふるい網振動用駆動部を含む振
動系を周期的に各部で共振状態とし、ふるい網上の材料
に対し、大きな加速度の振動を与える。よって、高いふ
るい分け効率を得ることができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例による振動ふるい装置
について図面を参照して説明する。
【0007】図1は本発明の実施例による振動ふるい装
置を示すが、全体として1で示され、トラフ2内にはふ
るい網3が張設されている。図1においてトラフ2の右
端部にはふるい上材料排出口4及びふるい下材料排出口
5が形成されており、左端部にはふるい材料供給口6が
形成されている。トラフ2の底壁部には振動駆動部取付
板7が一体的に形成され、これの後端部に公知の一対の
振動電動機8a、8bが固定されている。
【0008】トラフ2は前後左右対となった支柱9a、
9b、10a、10bに防振ばね11、11、11、1
1を介して支持されている。又トラフ2の底壁部には本
発明に係るふるい網振動駆動部12が本実施例では図3
で明示されるように5個(先端のボルト34でその各位
置を示す)取付けられている。トラフ2の左端部に形成
されるふるい上材料供給口6の直上方には電磁振動フィ
ーダ14が配設されており、これにはホッパ13からふ
るい材料が供給されるようになっている。又ホッパ13
及び電磁振動フィーダ14は架台15上に配設されてい
る。
【0009】次に本発明に係るふるい網振動駆動部12
の詳細について説明する。本実施例では、これは図3に
示すように5箇所に配置されているが、いずれも同一の
構成であるので図5に示す1個のふるい網振動駆動部1
2について説明する。これは図4に示すようなカップ状
のケーシング21を備えており、この上端部は図6に示
すようにトラフ2の底壁部2aに例えば溶接により固定
された一対のアングル部材23a、23bにボルト1
9、19により固定されている。ケーシング21の底壁
部には図4に示すように固定側電磁石28がコイル29
を巻装させて固定されており、又これに空隙をおいて可
動コア27が一対のばね30により支持されている。こ
の可動コア27の中央部にロッド26の下端部が固定さ
れており、これは図5に示すようにトラフ2の底壁部に
形成された開口24を挿通しており、上端部にふるい網
取付部としての増径部32が一体的に形成されており、
これを囲むようにコップ形状の金属で成る傘部材31が
固定されており、これはロッド26のトラフ2の底壁部
2aから突出する部分及びこの上端部に一体的に形成さ
れている増径部32に向ってふるい下が落ちてくるのを
カバーするように配置されている。又この傘部材31の
上方にふるい網3を介在させて対向してふるい網取付部
材33がボルト34により増径部32に固定されてい
る。すなわち増径部32には図示せずともねじ孔が形成
されており、取付部材33に形成したボルト挿通用孔に
ボルト34を挿通させ、ボルト34のねじ部を増径部3
2に形成したねじ孔に螺着締付けることにより、ロッド
26の先端部はふるい網3に対し挟持固定されるように
構成されている。又トラフ2の底壁部2aに形成される
開口24の周縁部には筒状の突起部25が一体的に形成
されており、これをロッド26が貫通しているのである
が、この上端部と増径部32との間に筒状のゴムでなる
被覆部材35がその上端部及び下端部において増径部と
突起部25とに弾性的に止着されている。
【0010】以上のようにしてロッド26はふるい下材
料から全く被覆された状態となっている。次にふるい網
3のトラフ2に対する張設取付構造について特に図5を
参照して説明する。
【0011】ふるい網3の両側縁部にはV字型に屈曲し
た取付部材42a、42bを取付ており一対の保持部材
90a、90bがトラフ2の長手方向に沿って延在して
おり、その上端部41a、41bはトラフ2の内壁に弾
性的に圧接している。図5に示すように取付部材42
a、42bは保持部材90a、90bの下端部に係合し
ており、保持部材90a、90bの垂直板部に形成した
孔にボルト43a、43bが挿通しており、これは更に
トラフ2の側壁部2bの開口を挿通していて、そのボル
ト43a、43bのねじ部をばね44a、44bのばね
受部材45a、45bの開口を挿通させた上でナット4
6a、46bを螺着締付けることによりばね44a、4
4bの圧縮力に応じたテンションでふるい網3がトラフ
2内に緊張して取付られるようになっている。
【0012】以上のように本発明の実施例による振動ふ
るい装置は機械的に構成されるのであるが、本発明によ
れば更に図3に示すように各ふるい網振動駆動部12の
コイル29にバイブレータ駆動回路100が接続されて
おり、また後述する該駆動回路100の各出力を調整す
るための設定器101がこれに接続されている。バイブ
レータ駆動回路100は図7に示すような電圧は一定で
あるが周波数fが周期的に変化する電流を発生し、これ
が各ふるい網振動駆動部12のコイル29に供給される
のであるが、図7に明示されるように各コイル29に加
えられる電流は時間Tの周期で変化し、初期において周
波数f0の交流電流を発生しているが、これが所定の時
間ΔT、例えば0.02秒毎に階段的にΔf、例えば
0.2Hz毎、上昇する電流となり、これが各ふるい網
振動駆動部12のコイル29に伝達されるのであるが、
このようにしてΔT毎にΔfづつ上昇することにより、
時間(T−T0)=T1後にはf1Hzだけf0Hzよ
り上昇する。f0Hzは例えば100Hzでありf1H
zは40Hzである。従って時間(T−T0)=T1
間に40Hz上昇したことになる。この最大の周波数1
40Hzも所定時間ΔTだけ継続すると電圧がほぼ零又
は零となり周波数fも零となる。この時間がT0の時間
で、周期Tはこの休止期間T0を含むが、このような周
期的な周波数変化を周期T時間毎に繰り返す回路構成と
なっている。
【0013】更に本実施例によれば図7に示すようにT
の周期毎に周波数を変化させるのであるがこの周期Tの
休止期間T0 を除く電圧は図8に示すように、すべて一
定であるが、これを図8でF’として示す。すなわち電
圧の大きさとしては一定の時間巾のパルス状に変化して
いる。そして本実施例によればより大きな周期、例えば
20時間毎に(これを図8においてはMとする)パルス
F’よりも更に長い時間巾で更に高い電圧のパルスPを
バイブレータ駆動回路100より発生するようにしてい
る。
【0014】以上のようなT、ΔT、Δf、T0 、f
0 、f1 等は設定器101において調節可能となってい
る。
【0015】本発明の実施例による振動ふるい装置は以
上のように構成されるが、次にその作用について説明す
る。
【0016】図1において一対の振動電動機8a、8b
に通電すると、公知のように不平衡重錘は同期して回転
し、これらの合成力による直線振動力でトラフは矢印a
で示す方向に直線振動をする。又各ふるい網振動駆動部
12にも通電されているものとする。図1においてホッ
パ13からふるい材料が電磁振動フィーダ14によっ
て、トラフ2のふるい材料供給口6に供給される。トラ
フ2は矢印a方向に直線振動しているので、供給口6か
ら供給されたふるい分け材料はある層厚を成して振動で
図1において右方へと移送される。この途上においてふ
るい網3上でふるい上とふるい下とに分けられるのであ
るが、ふるい網には本実施例によれば5個のふるい網振
動駆動部12が固定されており、図4に示すように、今
コイル29には上述するような交流が通電されているの
で可動コア27との間に交番吸引力が発生し、これによ
りロッド26は上下方向に振動する。従ってその先端部
で固定されているふるい網3を振動させる。なおこのふ
るい網振動駆動部12のコイルに通電される交流の周波
数fは充分高いものとしておりふるい網3はこれに応じ
て高い周波数で振動することにより衝撃的な力を与えて
おり、この上のふるい材料は効率よく、目詰まりを生ず
ることなくふるい上とふるい下とにシャープにふるい分
けられる。よって図1においてトラフ2の右方へと運ば
れるふるい上材料はふるい上材料排出口4から外方へ排
出されかつふるい下材料はふるい下材料排出口5から外
部へと排出される。
【0017】以上のようにしてふるい網3上で材料がふ
るい分けられるのであるが、ふるい下材料はトラフ2の
底壁部2a上に落下する。そしてこの底壁部上を直線振
動により移送されるのであるが、この途上においてトラ
フの底壁部2aは図5に明示されるように開口の周縁部
に筒状の突起部25が形成されているので、この周囲を
移送され、この筒状の突起部25内に侵入することはな
い。すなわちふるい網振動駆動部12のケーシング21
内に侵入することはない。更に本実施例によればロッド
26の上端部の増径部32と突起部25との間に筒状の
ゴムでなる被覆部材35が止着されているので完全にふ
るい下材料がふるい網振動駆動部12のケーシング21
内に入ることが防止される。更に増径部32を覆うよう
に傘部材31が取付けられているのでふるい下材料は突
起部25を避けるようにして、トラフ2の底壁部2aに
落下するので、なおさらふるい網振動駆動部12のケー
シング21内への侵入を防止させているのみならず、ゴ
ムでなる被覆部材35の寿命を長くする(直接ふるい下
材料がかゝることがないので)。又ふるい網3とトラフ
2の底壁部2aとは相対的な振動を行なうのであるが、
これは筒状部材31はゴムでなるので、このたわみによ
り吸収されてロッド26の振動には何ら弊害を及ぼすこ
とはない。
【0018】本発明の実施例による振動ふるい装置は以
上のような作用を行なうのであるが、次にこのふるい網
3の交換操作について説明する。
【0019】新しいふるい網と交換する場合は上方から
ボルト34を弛めることにより簡単に全てのふるい網駆
動部12からふるい網3は取除くことができる。この上
でふるい網3の両縁部において取付部42a、42bと
係合している保持部材90a、90bを挿通しているボ
ルト43a、43bに螺着しているナット46a、46
bを弛め外すことにより、簡単にふるい網3は取除くこ
とができる。ついで新しいふるい網の両縁部には取付部
42a、42bと同様な取付部が設けられているので、
これに保持部材90a、90bの下端部を図5に示すよ
うに係合させた上、ボルト43a、43bにばね44
a、44bを介在させてナット46a、46bを締付け
ることにより新しいふるい網がトラフ2内に所定のテン
ションで緊張させて取付けることができる。ついで各取
付部材33を介在させてボルト34を増径部32のねじ
孔に螺着締付けることにより各ふるい網駆動部12のロ
ッド26の先端部が新しいふるい網3に固定されること
ができる。なお本実施例によればふるい網振動駆動部1
2のケーシング21はボルト19により図6に示すよう
に一対の取付部材23a、23bを介してトラフの底壁
部2aに固定されているので、これを取付けたまゝでふ
るい網を交換させることができ、そのふるい網の交換作
用は従来より大巾に簡略化される。
【0020】次に本発明の実施例のふるい網振動駆動部
12の作用につき詳述する。ふるい網3に対してはふる
い網振動駆動部12のロッド26が結合されている。図
7及び図8に示すような電流が各ふるい網振動駆動部1
2に通電されるのであるが、これにより図8に示すよう
なパルスPを除く期間においては図7に示すような周期
Tでコイルの通電電流の周波数が変化する。これにより
各ふるい網3の取り付け部分(図3参照)においては、
各ロッド26の取付位置(図3で34で附示)における
ふるい網3のテンションや、その上で移送中の材料の載
置重量等が異なるため共振周波数はそれぞれの部分で異
なるものであるが、これが図7で示すf0 からf1 だけ
上昇する階段的な周波数変化により、この駆動ロッド2
6の振動は、ふるい網3の振動がf1 だけの上昇中にお
いて共振周波数を通過するように構成されているので、
この共振周波数において、このふるい網部分は大きな振
巾で振動する。従ってここを通過しているふるい材料は
効率よくふるい分けられる。
【0021】以上のようにして図3に示すふるい網3の
ほぼ全域にわたって各部の共振周波数を有効に利用して
全体としてふるい分け効率を大巾に向上させることがで
きる。
【0022】また本実施例によれば設定器101により
各パラメータを変化させることができるのであるが、こ
れはふるい網3を交換した時に、そのテンションが変化
し、またこの上に供給されるふるい材料の比重や、その
特性によっては各部における共振周波数も変化するの
で、この設定器101のパラメータの調節によりふるい
網3のほぼ全域にわたって、その各部の共振周波数を有
効に利用するように調節することができる。
【0023】更に本実施例によれば図8に示すように長
い周期M毎に大きな電圧で大きな時間巾T2でPのパル
スを発生するので、各ふるい網振動駆動部12のコイル
29に通電されると大きな振巾を行ない、これにより大
きな振巾で衝撃的な力を受けるので特にふるい材料とし
て微粉材料をふるい分けている時には目詰りをふるい網
3に対し生じ易いのであるが、上述のようなふるい分け
効率であるので短時間では目詰りを生じないが、長時間
では目詰りを生ずる恐れがあるので周期M毎のPなるパ
ルスにより目詰りを生じていた、あるいは目詰りを生じ
んとしているふるい材料は衝撃的にふるい上、ふるい下
としてふるい網3から離脱させられる。よって本ふるい
網3は長期にわたって高いふるい分け効率を保証するこ
とができる。
【0024】以上、本発明の実施例について説明した
が、勿論、本発明はこれに限定されることなく、本発明
の技術的思想に基いて種々の変形が可能である。
【0025】例えば以上の実施例ではトラフを振動させ
るのに一対の振動電動機が用いられたが、この加振駆動
部はこれに限ることなく電磁石駆動部を用いてもよい。
あるいは枠体を下向き傾斜として材料移送用駆動部を省
略してもよい。
【0026】又以上の実施例ではふるい網振動駆動部は
5箇所設けたが、勿論1箇所であってもよく、あるいは
更に多数のふるい振動駆動部を配設するようにしてもよ
い。
【0027】また以上の実施例ではΔf、ΔT、T0
を可変とし、調節可能としたが、この調節範囲を例えば
次のように定めるようしてもよい。すなわちあるテンシ
ョンで張架させたふるい網にある大きさの衝撃力を各部
に加え、その自由振動の減衰状態を例えばふるい網に貼
着したストレンゲージの伸縮を読むことにより、その共
振周波数は基本周波数のもののみならず2次、3次・・
・・・高次にわたって複数個ある場合、これらの周波数
をコンピュータでフーリエ級数で分解して求め、フーリ
エ級数の各項、すなわちω=ω0 T、2ω0 T、3ω0
T・・・・・nω0 Tのうちどの周波数成分が大きな振
動をするか解析し、これを含むような範囲内、あるいは
ステップの大きさで上記ΔT、Δf、T0 等を調節する
ようにしてもよい。
【0028】また以上の実施例では一段のふるい網3で
一つのふるい上と一つのふるい下とに分離するようにし
たが更に多段のふるい網、例えば上下に2段に配設し、
この各々にあるいは共通に上述のようなロッドの先端部
を結合させるふるい網振動駆動部を設け、これらを上記
実施例のように制御するようにしてもよい。
【0029】また上記実施例におけるΔfは0.2Hz
としたがこのΔfをΔT毎に発生するのにコンピュータ
内のクロックパルス発生機の出力を用いることができる
が、一般にこの周波数は非常に高いのでこれを分周する
ことにより、より低い周波数を得るようにして、このタ
イミングでバイブレータのコイルに通電するようにして
もよい。
【0030】また場合によっては図9に示すように例え
ば実施例のようにふるい網3に5箇所でふるい網振動駆
動部12を結合している場合には、この各ふるい網振動
駆動部12に対し上述のような構成のバイブレータ駆動
回路100a、100b、100c、100d及び10
0eをそれぞれ独立して結合し、これらに実施例のよう
に各設定器101a、101b、101c、101d及
び101eを接続してふるい網の各部におけるふるい網
振動駆動部12の駆動電流の各ディメンジョン(f0、Δ
f、ΔTなど)を調節するようにしてもよい。
【0031】勿論、このうち、あるふるい網振動駆動部
12に対しては図7に示すような周波数変化を行なうこ
となく、従来と同様に一定周波数の交流を通電するよう
にしてもよい。更に図8に示すように周期M毎に目詰り
防止用のPなるパルスを発生させたのであるが、この高
さも各ふるい網振動駆動部12に対して、変えるように
し、最も目詰りを生じ易い位置に対しては、このパルス
Pの高さを大なるようにしてもよい。あるいは、このパ
ルスPは発生しないようにしてもよい。
【0032】
【発明の効果】以上述べたように本発明の振動ふるい装
置の制御方法によればふるい材料、特に微粉のふるい材
料に対して従来よりはるかに高いふるい分け効率を与え
ることができる。またふるい網振動駆動部に通電する交
流の電流の周波数をΔf毎及びΔT時間毎にステップ的
に変化させているのでマイコン中クロックパルス発生器
を利用して、デジタル的に安定に制御することができ
る。またその長さや高さの調節も非常に簡単に行なうこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による振動ふるい装置の側面図
である。
【図2】同正面図である。
【図3】同平面図である。
【図4】同実施例におけるふるい網振動駆動部の要部の
拡大断面図である。
【図5】図3における[5]−[5]線方向拡大断面図
である。
【図6】図5における[6]−[6]線方向断面図であ
る。
【図7】同実施例におけるふるい網振動駆動部に通電す
る電流の周波数の波形を示すグラフである。
【図8】図8は同ふるい網振動駆動部に流す電圧の時間
的変化を示すグラフである。
【図9】変形例の振動ふるい装置におけるふるい網振動
駆動部の配置並びに、これに対する駆動回路を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
3 ふるい網 12 ふるい網振動駆動部 26 ロッド 29 コイル 100 バイブレータ駆動回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭51−124871(JP,A) 特開 平2−99174(JP,A) 実開 昭54−161674(JP,U) 特公 昭53−236(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B07B 1/00 - 1/62

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ふるい網を張架させた枠体を傾斜させる
    こと及び/又は振動させることにより前記ふるい網上で
    材料を移送させるようにし、前記ふるい網に対しほぼ垂
    直方向に延び、かつ該ふるい網に取りつけられるロッド
    状部材に振動力を与えるふるい網振動用駆動部を少なく
    とも1個、備えた振動ふるい装置の制御方法において、
    前記ふるい網振動用駆動部の駆動周波数を所定の周波数
    0 から第1の一定の時間ΔT毎に一定の周波数Δfづ
    つ階段状に上昇させ、該上昇の開始時から所定時間T1
    後に第2の一定の時間T0 は駆動停止とする周期T=T
    1 +T 0 を繰り返すように制御することを特徴とする振動
    ふるい装置の制御方法。
  2. 【請求項2】 前記周期Tより充分に長い第2の周期M
    で前記ふるい網振動用駆動部にかける電圧を前記前記周
    期Tにおける電圧より充分に大きく、前記周期Tより大
    きい時間巾T 2 のパルスP状とするべく制御するように
    した請求項1に記載の振動ふるい装置の制御方法。
  3. 【請求項3】 前記f0 、ΔT、Δf、T1 、T0の大
    きさは調節可能である請求項1に記載の振動ふるい装置
    の制御方法。
  4. 【請求項4】 前記M及びT2 の大きさは調節可能であ
    る請求項2に記載の振動ふるい装置の制御方法。
JP3234891A 1991-01-31 1991-01-31 振動ふるい装置の制御方法 Expired - Fee Related JP3141403B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3234891A JP3141403B2 (ja) 1991-01-31 1991-01-31 振動ふるい装置の制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3234891A JP3141403B2 (ja) 1991-01-31 1991-01-31 振動ふるい装置の制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04247271A JPH04247271A (ja) 1992-09-03
JP3141403B2 true JP3141403B2 (ja) 2001-03-05

Family

ID=12356457

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3234891A Expired - Fee Related JP3141403B2 (ja) 1991-01-31 1991-01-31 振動ふるい装置の制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3141403B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013249984A (ja) * 2012-05-30 2013-12-12 Kyoraku Techno Kk エアコン室外機用日除けカバー
JP2014040931A (ja) * 2012-08-21 2014-03-06 User Kk エアコン室外機用断熱ボード

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4924022B2 (ja) * 2006-12-27 2012-04-25 Jfeスチール株式会社 振動篩の監視方法および振動篩
JP5853527B2 (ja) * 2011-09-20 2016-02-09 シンフォニアテクノロジー株式会社 振動搬送機
CN112076974A (zh) * 2020-10-20 2020-12-15 李际海 一种化工物料筛选机

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013249984A (ja) * 2012-05-30 2013-12-12 Kyoraku Techno Kk エアコン室外機用日除けカバー
JP2014040931A (ja) * 2012-08-21 2014-03-06 User Kk エアコン室外機用断熱ボード

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04247271A (ja) 1992-09-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3703236A (en) Vibrator mounting
RU2266164C2 (ru) Машина для грохочения (варианты), способ грохочения (варианты) и способ устранения закупоривания грохота
US5199574A (en) Vibrating screen separator
JP3141403B2 (ja) 振動ふるい装置の制御方法
JP2926967B2 (ja) 振動ふるい装置
CA1038650A (en) Two mass vibratory material handling apparatus and methods of manufacturing and fine tuning the same
JPH04247272A (ja) 振動ふるい装置の制御方法
US4062527A (en) Vibration device for silos for bulk materials
JP2003230866A (ja) 振動篩装置
SK33797A3 (en) Vibration generator and machine with such a generator
US3616905A (en) Arrangement for classifying of liquid suspensions and of solid materials
KR100421942B1 (ko) 건설폐기물 진동선별장치의 가변진동발생기
JPH04187273A (ja) 振動ふるい装置におけるふるい網の目詰り防止方法及びその装置
JPH08267012A (ja) 振動ふるい方法および装置
RU74085U1 (ru) Виброимпульсный грохот
US3989621A (en) Vibratory screener
WO2000058033A1 (en) A multifrequency vibratory separator system, a vibrator including same, and a method of vibratory separation of solids
EP0428745A1 (en) Electromagnetic vibrator
JP2607531Y2 (ja) 振動篩機
JPH0299174A (ja) 振動ふるい装置
JP3431080B2 (ja) 物質分離装置とその交換キット
JPH0714506B2 (ja) 振動篩機
RU2014159C1 (ru) Грохот
JPH05123654A (ja) 振動ふるい機用ふるい網
US3024912A (en) Screen structure

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees