JP3141374U - ボタン - Google Patents

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株式会社ルックウェル
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Abstract

【課題】貝または角を用いた肉厚のあるボタンを低コストで提供する。
【解決手段】貝材または角材からなる表側プレート部材2と、合成樹脂製の肉厚確保用プレート部材3から成り、表側プレート部材の裏面20と肉厚確保用プレート部材の被接着面30を粗面とするとともに、表側プレート部材の裏面に肉厚確保用プレート部材を接着剤4を介して固着した。
【選択図】図3

Description

本考案は、衣服用のボタンに関する。
一般にこの種のボタンは、高瀬貝、白蝶貝、黒蝶貝などの天然貝や水牛などの角からほぼ均一の厚さの円板状に形成されたものが知られており、中央部分には、縫い糸を挿通するための糸通し穴が形成されている。
そして、以上のボタンは、糸通し穴に挿通された縫い糸を被服などの布地に縫い付けて、ボタンを衣類等に止着している。
ところで以上のボタンでは、例えば被服の種類によっては肉厚の厚いものが用いられるのであるが、近年、肉厚のある大型の貝や角を入手するのが非常に困難である。
そのため、例えば大型の貝や角を用いて肉厚のある貝製のボタンを提供しようとすると、それだけ製造単価及び販売価格が高くなるものである。
本考案は以上の実情に鑑みて開発されたものであって、目的とするところは、貝または角を用いた肉厚のあるボタンを低コストで提供する。
前記した目的を達成するために、請求項1に記載の考案は、貝材または角材からなる表側プレート部材と、肉厚確保用プレート部材から成り、表側プレート部材の裏面に肉厚確保用プレート部材を接着剤を介して固着していることを特徴とする。
請求項2に記載の考案は、請求項1に記載の肉厚確保用プレート部材が合成樹脂から形成されていることを特徴とする。
請求項3に記載の考案は、請求項1または2に記載のボタンにおいて、表側プレート部材の裏面と肉厚確保用プレート部材の被接着面の少なくともいずれか一方が粗面であることを特徴とする。
請求項4に記載の考案は、請求項1、2または3に記載のボタンにおいて、表側プレート部材の裏面と肉厚確保用プレート部材の被接着面の少なくともいずれか一方に接着剤を溜めるための凹所が設けられていることを特徴とする。
請求項5に記載の考案は、請求項1、2または3に記載のボタンにおいて、表側プレート部材の裏面と肉厚確保用プレート部材の被接着面の少なくともいずれか一方に凹所が設けられ、他方には前記凹所に嵌合可能な凸部が設けられていることを特徴とする。
請求項1に記載の考案によれば、ボタンの表面側が、貝または角から形成された表側プレート部材で覆われているので、ボタン全体が天然の貝または角から形成されているかのように見えて、天然の貝または角から形成された肉厚のあるボタンの風情が得られるし、しかも厚さの薄い安価な貝または角から形成することが出来るので、製造コストも安価である。
請求項2に記載の考案によれば、請求項1に記載の考案の効果に加え、肉厚確保用プレート部材が合成樹脂から形成されていることから、例えば貝のみから形成されているものに比べて、ボタン全体の強度が充分得られて破損し難い。
請求項3に記載の考案によれば、請求項1または2に記載の考案の効果に加え、表側プレート部材と肉厚確保用プレート部材が強固に接着される。
請求項4に記載の考案によれば、請求項1、2または3に記載の考案の効果に加え、表側プレート部材と肉厚確保用プレート部材を接着剤により接着するに伴い、接着剤が凹所に溜まって固化することで、表側プレート部材と肉厚確保用プレート部材が一層強固に接着される。
請求項5に記載の考案によれば、請求項1、2または3に記載の考案の効果に加え、表側プレート部材と肉厚確保用プレート部材を接着剤により接着するに伴い、凹所への凸部の嵌合により、表側プレート部材と肉厚確保用プレート部材がより一層強固に接着される。
以下、本考案の実施形態について図面を参照しながら説明する。
先ず、図1は本考案にかかるボタンの一実施形態を示す斜視図、図2は同、分解斜視図、図3は同、断面図である。
図に示すボタン1は、 ワイシャツやブラウス等に用いられるもので、図1に示すように、直径が約10mmで厚さが約3mmの平面視円形としたものである。
このボタン1は、天然の貝材を円盤状に加工してなる表側プレート部材2と、合成樹脂材料から円盤状に形成された肉厚確保用プレート部材3から成り、表側プレート部材2の裏面に肉厚確保用プレート部材3を接着剤4を介して固着している。
表側プレート部材2は、厚さが約1mmのもので、表面側を研磨して裏面側は研磨を行なわずに粗面な状態のままで利用するようにして、接着性能を高めるようにしている。
また表側プレート部材1の表面には、湾曲状の凹面部21と、この凹面部21の周縁から表側プレート部材1の外周縁に向かってボタンの厚さが減少する方向に傾斜する傾斜面部22が設けられている。
表側プレート部材2を形成する貝材としては、例えば高瀬貝、白蝶貝、黒蝶貝、あこや真珠貝などが挙げられる。
肉厚確保用プレート部材3は、厚さが約2mmのもので、不飽和ポリエステル樹脂から平面視円形に形成されており、この肉厚確保用プレート部材3における表側プレート部材2との被接着面30も粗面としている。
肉厚確保用プレート部材3は、表側プレート部材2と同一色にしている。
以上の表側プレート部材2と肉厚確保用プレート部材3は、接着剤4により接着されるのであって、具体的には、表側プレート部材2を裏返しにして、その裏面20に接着剤4を塗布した後、肉厚確保用プレート部材3の被接着面30を表側プレート部材2の裏面20に接着剤4を介して貼り合わせるのである。
そして表側プレート部材2と肉厚確保用プレート部材3が一体化したものに対して、糸通し穴5を切削加工するとともに、外周面を研磨加工するなどしてボタン1が完成するのである。
以上のボタン1は、糸通し穴5にそれぞれ挿通された縫い糸を衣類等の布地に縫い付けて用いるのであって、ボタン1の表面側が貝から形成された表側プレート部材2で覆われ、しかも肉厚確保用プレート部材3が、貝から形成されている表側プレート部材2と同一色としているので、ボタン1全体が天然の貝から形成されているかのように見えて、天然の貝から形成された肉厚のあるボタンの風情が得られるし、しかも厚さの薄い安価な貝から形成することが出来るので、製造コストも安価となる。
以上の実施形態では、表側プレート部材2の厚さを約1mmとし、肉厚確保用プレート部材3の厚さを約2mmとしたが、これに限定されるものではなく、例えば表側プレート部材2の厚さを約1.6mm〜1.8mmとし、肉厚確保用プレート部材3の厚さを約1.4mm〜1.2mmとしてもよい。
以上の実施形態では、表側プレート部材2と肉厚確保用プレート部材3の接着性能を高めるために、表側プレート部材2の裏面20及び肉厚確保用プレート部材3の被接着面30を粗面としたが、これに限定されるものではなく、いずれか一方のみを粗面としてもよいし、あるいは図4〜図7に示すような構造としてもよい。
即ち、図4及び図5に示すものは、表側プレート部材2の裏面20に接着剤4を溜めるための凹所6a・6bを設けたものであって、図4に示す凹所6aは平面視円形に形成されたものであり、また図5に示す凹所6bは平面視リング状に形成されている。
斯くして以上の構造のものでは、表側プレート部材2と肉厚確保用プレート部材3を接着するに伴い、接着剤が前記凹所6a・6bに溜まって硬化することから、表側プレート部材2と肉厚確保用プレート部材3が一層強固に接着される。
尚、接着剤4を溜めるための凹所は、肉厚確保用プレート部材3における被接着面30に設けてもよいし、更には表側プレート部材2の裏面20及び肉厚確保用プレート部材3の被接着面30の両者に設けてもよい。
また図6及び図7に示すものは、表側プレート部材2の裏面には凹所7a・7bが設けられるとともに、肉厚確保用プレート部材3の被接着面には前記凹所に嵌合可能な凸部70a・70bが設けられ、接着時に凸部70a・70bを凹所7a・7bに嵌合させるようにしたものである。
図6に示す凹所7a及び凸部70aは平面視円形に形成され、図7に示す凹所7b及び凸部70bは平面視リング状に形成されている。
以上のものでは、凹所7a・7bへの凸部70a・70bの嵌合に伴い、表側プレート部材2と肉厚確保用プレート部材3がより一層強固に接着される。
尚、凹所は肉厚確保用プレート部材3の被接着面30に設け、凸部は表側プレート部材2の裏面20に設けるようにしてもよい。
また肉厚確保用プレート部材3の材質は、不飽和ポリエステル樹脂に限られず、他の合成樹脂、例えば、ナイロン樹脂、ユリア樹脂、ABS樹脂あるいはシリコン樹脂等から形成したものでもよいし、あるいは表側プレート部材2と同じ貝から形成してもよい。
また以上の実施形態では、表側プレート部材2を天然の貝材から形成したが、これに限定されるものではなく、例えば水牛などの角から形成したものでもよい。
また、以上の実施形態では、ボタン1の厚さを3mmとしたが、これに限定されるものではなく、例えば4mm〜6mmの厚さとしてもよい。
また、以上の実施形態では、ボタン1の大きさは、シャツやブラウス等に用いるボタンとして好適な大きさである直径約10mmの大きさのボタン1としたが、ボタン1の大きさはこれに限定されるものではなく、例えばオーバーコート等に用いるのに好適な大きさである直径約15mmから40mm程度の大きさのボタン1としてもよい。
また以上の実施形態では、表側プレート部材2から肉厚確保用プレート部材3に貫通する糸通し穴5を形成したが、これに限定されるものではなく、例えば、図8に示すように、肉厚確保用プレート部材3の裏面に突出部31を一体形成して、この突出部31に糸通し穴5を形成するようにしてもよい。
本発明に係るボタンの一実施形態を示す斜視図。 同、分解斜視図。 同、断面図。 本発明に係るボタンの別の実施形態を示す断面図。 本発明に係るボタンの別の実施形態を示す断面図。 本発明に係るボタンの別の実施形態を示す断面図。 本発明に係るボタンの別の実施形態を示す断面図。 本発明に係るボタンの別の実施形態を示す断面図。
符号の説明
1 ボタン
2 表側プレート部材
20 裏面
3 肉厚確保用プレート部材
30 接着面
4 接着剤
6a・6b 凹所
7a・7b 凹所
70a・70b 凸部

Claims (5)

  1. 貝材または角材からなる表側プレート部材と、肉厚確保用プレート部材から成り、表側プレート部材の裏面に肉厚確保用プレート部材を接着剤を介して固着していることを特徴とするボタン。
  2. 肉厚確保用プレート部材が合成樹脂から形成されていることを特徴とする請求項1に記載のボタン。
  3. 表側プレート部材の裏面と肉厚確保用プレート部材の被接着面の少なくともいずれか一方が粗面であることを特徴とする請求項1または2に記載のボタン。
  4. 表側プレート部材の裏面と肉厚確保用プレート部材の被接着面の少なくともいずれか一方に接着剤を溜めるための凹所が設けられていることを特徴とする請求項1、2または3に記載のボタン。
  5. 表側プレート部材の裏面と肉厚確保用プレート部材の被接着面の少なくともいずれか一方に凹所が設けられ、他方には前記凹所に嵌合可能な凸部が設けられていることを特徴とする請求項1、2または3に記載のボタン。
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