JP3141084U - 折り畳み傘用の傘袋 - Google Patents

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Abstract

【課題】 濡れている折り畳み傘がバッグ内の収容物を濡らしたり、傘が脱落する心配もなく、バッグを床に置いたときの安定性も良好な折り畳み傘用の傘袋を提供する。
【解決手段】 袋本体1から手提げバッグ3を引き出して袋本体1を裏返すことにより、手提げバッグ3の外底部には扁平に折り畳んだ傘2を収納するファスナー付きの開閉自在の袋本体が形成されるようになっている。買い物等のためにこの傘袋を手提げバッグとして使用するときは、ファスナー4を開け、袋本体1から手提げバッグ3をその提げ手9,9を利用して引き出し、該袋本体を裏返す。これにより、手提げバッグ3外底部に形成される該袋本体1内に折り畳んだ傘2を再び収納して、ファスナーをもう一方のスライダー操作用つまみ6bを使用して閉じるのである。
【選択図】 図2

Description

本考案は、折り畳み傘を収納するための傘袋で、所望により折り畳み傘を収納したままで手提げバッグ(トートバッグ)としても使用することができるようにした傘袋に関する。
従来から、手提げバッグの外側に折り畳み傘を収納するための縦長ポケットを有するもの(実用新案登録第3127875号公報)や、折り畳み傘用の傘袋を拡げたときに手提げバッグとして使用できるもの(実開昭61−126818号公報、特開平8−38228号公報)が提案されている。
しかしながら、実用新案登録第3127875号公報記載のものは、手提げバッグが主体であって、ポケットに折り畳んだ傘を収納した状態でバッグを小さく折り畳むことができるものであるが、傘を収納したまま手提げバッグとして使用するときには、また傘を収納したポケットが外部に露呈するので外観上も好ましくない。
実開昭61−126818号公報記載のものは、折り畳み傘用のファスナー付きの傘袋であって、ファスナーを開いて袋内に傘と共に収納していた生地を拡げれば、手提げバッグとなるものであるが、折り畳み傘はバッグ内に収容することとなるので、折り畳み傘が濡れていると、バッグ内の収容物を濡らしてしまう欠点がある。
また、特開平8−38228号公報記載のものも、ファスナー付きの傘袋であって、ファスナーを開いて袋内に傘と共に収納していた生地を拡げれば、手提げバッグとなるものであるが、手提げバッグとして使用するときには、バッグ外底部に形成したポケット内に折り畳んだ傘を収納するもので、これも傘を収納したポケットが外部に露呈するので外観上問題があり、傘が抜け落ちて脱落する虞もあり、床に置いたときの安定性にも欠けるものであった。
実用新案登録第3127875号公報 実開昭61−126818号公報 特開平8−38228号公報
本考案は、従来のものと同様に折り畳み傘用のファスナー付きの傘袋であって、ファスナーを開いて袋内に傘と共に収納していた生地を拡げれば、手提げバッグとなるものであるが、手提げバッグとして使用するときには、折り畳み傘を収納していた袋部分が裏返されて、折り畳み傘収納用のファスナー付きの袋がバッグ外底部に形成され、この袋内に折り畳み傘を収納することにより、濡れている折り畳み傘がバッグ内の収容物を濡らしてしまったり、傘が脱落するような心配もなく、しかも手提げバッグを床に置いたときの安定性も良好な折り畳み傘用の傘袋を提案するものである。
本考案は、折り畳んだときに全体が扁平となるいわゆる「フラットタイプ」の折り畳み傘のための傘袋であり、傘袋を構成する非透水性の袋本体はその大きさが扁平に折り畳んだ傘の長さと幅にほぼ合致する全体長方形状をなし、該袋本体の幅方向中央部には該袋本体の長さ方向全体にわたって袋本体を開閉自在のファスナーが取り付けられ、該ファスナーのスライダーには袋本体の内側と外側の両方からスライダー操作ができるように、例えば2本のスライダー操作用つまみが設けられる。
上記袋本体の内面には同じく非透水性の生地よりなる手提げバッグの底部が縫着され、袋本体から該手提げバッグを引き出して袋本体を裏返すことにより、手提げバッグの外底部には扁平に折り畳んだ傘を収納するファスナー付きの開閉自在の袋本体が形成されるようになっている。
本考案の折り畳み傘用の傘袋は、上述のように構成され、通常は袋本体内に折り畳んだフラットタイプの傘と共に手提げバッグも折り込んで収納しておくが、手提げバッグとして使用するときは、袋本体内から手提げバッグを引き出し、該袋本体を裏返して、手提げバッグ外底部に形成される該袋本体内に折り畳んだ傘を再び収納して、ファスナーを締める。
これにより、該袋本体内に折り畳み状態で収納したフラットタイプの傘は該袋本体内の大きさにほぼ合致するので、手提げバッグ底部はほぼ平坦となって、あたかもバッグ底部の底板の役割を果たすこととなり、バッグ内に物を入れたときに、丸棒状に折り畳むタイプの折り畳み傘とは異なって、バッグ底部がごろつくようなことがなく、濡れている折り畳み傘がバッグ内の収容物を濡らしてしまったり、傘が脱落するような心配もなく、しかも手提げバッグを床に置いたときの安定性も良好である。
図1は傘袋の袋本体1内にフラットタイプの折り畳み傘2とトートバッグ型の手提げバッグ3を収納して袋本体1のファスナーを開いた状態を示す斜視図、図2は傘袋の袋本体1内から折り畳み傘2を取り出し、手提げバッグ3を引き出している状態を示す斜視図、図3はこの傘袋を手提げバッグとして使用する状態を示す斜め下から見た斜視図、図4は袋本体1内に折り畳み傘2と手提げバッグ3を収納してファスナーを閉じた状態を示す斜視図である。
袋本体1は、ポリエステル、ナイロン、塩化ビニル等の非透水性の合成樹脂製生地からなり、該袋本体1の大きさは折り畳んだときに全体が扁平となるフラットタイプの折り畳み傘と折り畳んだ手提げバッグ3を密に収納可能で、扁平に折り畳んだ傘の長さと幅にほぼ合致する全体長方形状をなし、その上面の幅方向中央部には袋本体1を開閉自在のファスナー4が該袋本体1の長さ方向全体にわたって取り付けられ、該ファスナー4のスライダー5には袋本体1の内側と外側の両方からスライダー5操作ができるように、例えば2本のスライダー操作用つまみ6a、6bが設けられている。なお、スライダー5操作が袋本体1の内外両側からできるタイプのものであれば、つまみ6が1個式のものであってもよい。また、袋本体1の長さ方向の一方端部には、袋本体1を吊持可能な吊下げ紐7が取り付けられている。
袋本体1内に収納される折り畳み傘2は、中間部で折曲自在の傘骨の半数(6本の傘骨の場合は3本)づつを傘支柱の左右に分けてその傘骨の折曲端部を扁平な握り部8内に係合させ、しかる後に傘布を巻着して、折り畳んだ状態の全体が扁平な状態となるいわゆる「フラットタイプ」の折り畳み傘である。
手提げバッグ3は、必ずしも袋本体1と同生地である必要はないが、ポリエステル、ナイロン、塩化ビニル等の非透水性の合成樹脂製生地からなり、その底部(マチ部)は折り畳んだ傘の長さと幅にほぼ合致する全体長方形状に形成され、その外周縁は袋本体1内面に縫着されていて、袋本体1の生地自体が手提げバッグ3の底部を形成しており、バッグ3上縁部には提げ手9,9が取り付けられている。
そして、袋本体1から該手提げバッグ3を引き出して袋本体1を裏返すことにより、手提げバッグ3の外底部には扁平に折り畳んだ傘2を収納するファスナー付きの開閉自在の袋本体が形成されるようになっている。
しかして、本考案の傘袋を通常の傘袋として使用する場合は、手提げバッグ3全体を袋本体1内に折り畳んで入れてから、折り畳んだ傘2を該袋本体1内に収納し、スライダー操作用つまみ6aによりファスナー4を閉じておく(図4参照)。
買い物等のためにこの傘袋を手提げバッグとして使用するときは、ファスナー4を開け(図1参照)、袋本体1内から手提げバッグ3をその提げ手9,9を利用して引き出し(図2参照)、該袋本体1を裏返す。これにより、手提げバッグ3外底部に形成される該袋本体1内に折り畳んだ傘2を再び収納して、ファスナーをもう一方のスライダー操作用つまみ6bを使用して閉じるのである(図3参照)。
このように、袋本体1を裏返して手提げバッグ3外底部に形成されることとなる該袋本体1内に折り畳み状態で収納したフラットタイプの傘は該袋本体内の大きさにほぼ合致するので、手提げバッグ3底部はほぼ平坦となり、バッグ3底板の役割を果たすこととなり、バッグ3内に買い物等をした物を収容したときに、丸棒状に折り畳むタイプの折り畳み傘とは異なって、バッグ底部がごろつくようなこともなく、床に置いても安定性を有し、また折り畳み傘が濡れていても、バッグ内の収納物を濡らす心配もない。
フラットタイプの折り畳み傘とトートバッグ型の手提げバッグを収納した傘袋の袋本体のファスナーを開いた状態を示す斜視図である。 袋本体内から折り畳み傘取り出して手提げバッグを引き出している状態を示す斜視図である。 本考案の傘袋を手提げバッグとして使用する状態を示す斜め下から見た斜視図である。 図1は袋本体1内に折り畳み傘と手提げバッグを収納してファスナーを閉じた状態を示す斜視図である。
符号の説明
1−傘袋の袋本体
2−折り畳み傘
3−手提げバッグ(トードバッグ)
4−ファスナー
5−スライダー
6−スライダー操作用つまみ
7−傘袋の吊下げ紐
8−折り畳み傘の握り部
9−バッグの提げ手

Claims (2)

  1. 折り畳んだときに全体が扁平となる折り畳み傘のための傘袋であって、傘袋を構成する非透水性の生地よりなる袋本体はその大きさが扁平に折り畳んだ傘の長さと幅にほぼ合致する全体長方形状をなし、該袋本体の幅方向中央部には該袋本体の長さ方向全体にわたって袋本体を開閉自在のファスナーが取り付けられ、該ファスナーのスライダーには袋本体の内側と外側からスライダー操作可能なスライダー操作用つまみが設けられ、上記袋本体の内面には非透水性の生地よりなる手提げバッグの底部が縫着され、袋本体から該手提げバッグを引き出して袋本体を裏返すことにより、手提げバッグの外底部には扁平に折り畳んだ傘を収納するファスナー付きの開閉自在の袋本体が形成されるようにしてなることを特徴とする折り畳み傘用の傘袋。
  2. 前記袋本体に取り付けられるファスナーのスライダーには2個のスライダー操作用つまみが設けられ、また袋本体の生地が前記手提げバッグの底部を形成してなる折り畳み傘用の傘袋。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015112236A (ja) * 2013-12-11 2015-06-22 横浜ゴム株式会社 トートバッグ
CN113208249A (zh) * 2021-04-06 2021-08-06 王春红 一种旅行用手提包
JP2022082317A (ja) * 2020-11-20 2022-06-01 株式会社アルファネット バッグ
KR200496092Y1 (ko) * 2021-05-04 2022-11-01 정진호 우산집

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