JP3141079B2 - 給湯装置 - Google Patents

給湯装置

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JP3141079B2
JP3141079B2 JP05244911A JP24491193A JP3141079B2 JP 3141079 B2 JP3141079 B2 JP 3141079B2 JP 05244911 A JP05244911 A JP 05244911A JP 24491193 A JP24491193 A JP 24491193A JP 3141079 B2 JP3141079 B2 JP 3141079B2
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田 透 鶴
村 浩 宗
山 浩 樹 丸
田 和 久 東
川 順 一 石
上 昭 司 井
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東陶機器株式会社
日本ユプロ株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、給水管及び給湯管に接
続された給湯側熱交換器と、浴槽水の循環路に接続され
た追焚側熱交換器とが同一の燃焼室内で加熱され、か
つ、加熱時に燃焼用の空気を送給する1缶2水路式の給
湯装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、特公平1−28300号公報に
開示されたこの種の給湯装置は、フィンを共用する給湯
側熱交換器及び追焚側熱交換器を、単一の加熱部で加熱
する構成になっている。加熱部はガスを燃焼させるバー
ナと、入力信号に比例したガスを供給する比例弁とを有
し、加熱量に対応した信号をこの比例弁に与えるように
なっている。なお、上記公報に記載されていないが、こ
の種の給湯装置は燃焼用空気を供給するファンを備える
のが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の給湯装
置は、給湯側熱交換器と追焚側熱交換器とがフィンを共
用しているため、追焚側熱交換器を用いて風呂の追焚を
する場合、熱がフィンを介して給湯側熱交換器に伝導し
配管内の滞留水が沸騰に近い状態になることがある。そ
こで、風呂の加熱後に給湯を行うと、沸騰水がシャワー
あるいは蛇管から噴出して危険な場合がある。
【0004】本来、追焚側熱交換器を用いての風呂の追
焚中は、給湯側熱交換器から沸騰水を供給せずに追焚燃
焼を継続することが望ましい。しかるに、上述した従来
の給湯装置は単一の加熱部しか持たなかったので、沸騰
防止のために追焚燃焼を中止せざるを得ないという問題
があった。
【0005】本発明は上記の問題点を解決するためにな
されたもので、沸騰を防止しつつ追焚燃焼を継続できる
給湯装置を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、給水管及び給
湯管に接続された給湯側熱交換器と、浴槽水の循環路に
接続され、給湯側熱交換器とフインを共用する追焚側熱
交換器と、同一の燃焼室内で給湯側熱交換器及び追焚側
熱交換器を加熱する第1及び第2の加熱部と、燃焼室内
に燃焼用空気を供給するファンと、追焚単独使用時に第
1及び第2の加熱部のいずれか一方を燃焼させる単独燃
焼と、両方を燃焼させる同時燃焼とを選択する加熱部選
択手段とを備えたものである。
【0007】この場合、加熱部選択手段は、単独燃焼選
択時に第1及び第2の加熱部を切り替えるようにする。
【0008】好ましくは、加熱部は入力信号に比例させ
て加熱量を制御する比例制御手段を備え、この比例制御
手段が比例制御部の下限に到達したとき、加熱部選択手
段が第1及び第2の加熱部の切り替え開始の条件とす
る。
【0009】また、切り替えは、各加熱部に対応する位
置の給湯側熱交換器の配管温度又は配管内水温をそれぞ
れ検出する第1及び第2の温度検出手段を備え、加熱部
選択手段は燃焼側の温度検出値が所定値を超えた時に加
熱部を切り替える。
【0010】あるいは、加熱部選択手段を、温度検出値
が所定値を越えた場合、第1の加熱部による単独燃焼か
ら第2の加熱部による単独燃焼に切り替えるとともに、
第2の加熱部による単独燃焼が所定時間経過した場合、
第1の加熱部の単独燃焼に切り替えるよう構成すること
ができる。
【0011】さらに、第1及び第2の切り替え回数を検
出し、切り替え回数が設定値になった時に、切り替え燃
焼を終了させるカウンタを備えることもできる。
【0012】
【作用】この発明においては、同一燃焼室内で第1及び
第2の加熱部により給湯側熱交換器及び追焚側熱交換器
を加熱するように講じると共に、追焚単独使用時に第1
及び第2の加熱部のいずれか一方を燃焼させる単独燃焼
と、両方を燃焼させる同時燃焼とを選択するようにした
ので、給湯側熱交換器内の滞留水が沸騰するおそれがあ
る場合、単独燃焼に切り替えることができ、単独燃焼時
においては、ファンが給湯側熱交換器及び追焚側熱交換
器の各々の非加熱部位を冷却し、この冷却作用が、間接
的に給湯側熱交換器の加熱部位の冷却に寄与するため、
給湯側熱交換器の配管内の滞留水の沸騰を防止しつつ追
焚燃焼を継続することができる。
【0013】また、単独燃焼時に第1及び第2の加熱部
を切り替えることにより、追焚燃焼の継続中にファンに
よって冷却され、加熱部に対応する部位毎に加熱と冷却
とが繰返されるため、給湯側熱交換器の放熱がさらに促
進される。
【0014】さらに、加熱部の比例制御の下限に到達し
た時に加熱部を切替え開始の条件とすれば、消火させる
ことなく追焚燃焼を継続することができるため、浴槽水
の沸き上げが迅速に行なわれる。
【0015】また、加熱部に対応する位置の検出温度が
それぞれ所定の温度になる毎に切り替えるようにすれ
ば、給湯側熱交換器の滞留水の沸騰を確実に防止するこ
とができる。
【0016】一方、加熱部選択手段を、温度検出値が所
定値を越えた場合、第1の加熱部による単独燃焼から第
2の加熱部による単独燃焼に切り替えるとともに、第2
の加熱部による単独燃焼が所定時間を経過した場合、第
1の加熱部の単独燃焼に切り替えるようにすれば、第2
の加熱部から第1の加熱部への切り替えの際には温度検
出手段を用いないため、第2の加熱部に対する温度検出
手段が不要となり、温度検出手段を複数個設ける必要が
ない。
【0017】さらに、切り替え燃焼の周期は、給湯側熱
交換器の滞留水温度が上昇するにしたがって短くなるも
のであるが、切り替え回数が設定値になった時、すなわ
ち、切り替え周期が短くなった時に、切り替え燃焼を終
了させるようにすれば、短い周期での加熱部切り替えを
防止することができ、開閉弁等の耐久性を損なうことが
ない。
【0018】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例によって詳
細に説明する。図1は本発明の一実施例の概略構成図で
ある。同図において、缶体1はフィン2を共用する給湯
側熱交換器3及び追焚側熱交換器4を備えている。この
うち、給湯側熱交換器3は入水路5及び出湯管6に接続
されており、出湯管6の端末には出湯栓7が設けられて
いる。また、追焚側熱交換器4は、浴槽8の水を循環さ
せる循環水路9に接続されており、循環水路9の途中に
は、湯を強制的に循環させる循環ポンプ10が設けられて
いる。
【0019】また、給湯側熱交換器3及び追焚側熱交換
器4を加熱するために、互いに同一定格の第1バーナ11
及び第2バーナ12を備えている。これら、第1バーナ11
及び第2バーナ12は、それぞれ第1開閉弁13及び第2開
閉弁14を介して、ガスの供給量を制御する比例弁15に共
通接続されている。また、第1バーナ11及び第2バーナ
12の燃焼室内に燃焼空気を送り込むファン16、両バーナ
を点火する点火器17、その点火状態を検出、維持するフ
レームロッド18を備えている。なお、本発明にいう加熱
部とはバーナと開閉弁を併せたものをいう。
【0020】一方、循環ポンプ10、第1開閉弁13、第2
開閉弁14、比例弁15及びファン16を制御するために制御
部100 が設けられると共に、入水路5の給水温度Tc
検出する入水温度検出部21、出湯管6の出湯温度Th
検出する出湯温度検出部22、出湯流量Qを検出する流量
検出部23、循環水路9へ出る浴槽の戻り温度Tf を検出
する出口温度検出部24、第1バーナ11に対応する位置の
給湯側熱交換器3の配管温度又は配管内水温Tz1を検出
する第1熱交温度検出部25、及び第2バーナ12に対応す
る位置の給湯側熱交換器3の配管温度又は配管内水温T
z2を検出する第2熱交温度検出部26とが設けられ、これ
ら各検出部の出力信号が制御部100 に取込まれている。
また、制御部100 には浴槽8の追焚を指令する追焚スイ
ッチ31、出湯温度の設定値Ts を出力する出湯温度設定
部32、及び風呂温度の設定値Tfsを出力する浴槽温度設
定部33がそれぞれ制御部100 に接続されている。
【0021】図2は制御部100 の詳細な構成を示すブロ
ック図である。同図において、追焚開始指令出力手段10
1 は追焚スイッチ31のオン操作信号を入力して追焚開始
指令を出力するもので、この追焚開始指令に応じて点火
制御手段102 が点火器17(図1)を動作させることにな
る。
【0022】また、追焚開始指令が出力されたとき、出
口温度検出部24で検出される浴槽の戻り温度Tf に基い
て初期加熱量演算手段103 が初期加熱量F0 を演算する
一方、風呂温度設定部33の風呂温度の設定値Tfsと検出
された風呂の戻り温度Tf とに基いて沸上げ検出手段10
4 が風呂の沸き上げを検出し、さらに、第1の熱交温度
検出部25、第2熱交温度検出部26でそれぞれ検出された
熱交換器の配管温度又は配管内水温Tz1,Tz2のいずれ
か一方(以下、熱交温度Tz という)に基いて、PI制
御手段105 がPI演算を実行してPI制御量FB を演算
するようになっている。
【0023】さらに、加熱部選択手段106 は、加熱部選
択手段106 から沸き上げ検知信号が出力されていない時
に、初期加熱量F0 に応じて第1及び第2の加熱部の両
方を選択したり、いずれか一方を選択したりすると共
に、いずれか一方を選択した場合にはモード設定手段10
7 で設定されたモードで第1及び第2の加熱部を順次選
択するものである。そして、各選択信号によって第1開
閉弁制御手段108 が第1開閉弁13(図1)を制御し、第
2開閉弁制御手段109 が第2開閉弁14(図2)を制御す
ることになる。
【0024】さらにまた、合成手段110 は、初期加熱量
演算手段103 で演算された初期加熱量F0 とPI制御手
段105 で演算されたPI制御量FB とを加算して加熱量
Fを出力するもので、比例弁制御手段111 は加熱部選択
手段106 から加熱部選択信号が出力されたことを条件に
して、加熱量Fに従って比例弁15を制御するものであ
る。
【0025】なお、モード設定手段107 は、同時燃焼に
おいて加熱量Fが比例弁15の最小比例制御限度、すなわ
ち、最小開度F12min に到達した時、及び、第1バーナ
11の単独燃焼において加熱量Fが比例弁15の最小比例制
御限度、すなわち、最小開度F1minに到達した時に切り
替え燃焼モードを設定するものである。
【0026】上記のように構成された本実施例の動作に
ついて、以下に説明する。先ず、浴槽8に湯張りをする
べく出湯温度設定部32によって適切な温度を設定すると
温度設定値Ts が制御部100 に加えられ、出湯栓7が開
かれた段階で制御部100 は第1開閉弁13及び/又は第2
開閉弁14と比例弁15を開くと共に、ファン16及び点火器
17を起動させる。この場合、制御部100 は出湯温度設定
部32による温度設定値Ts 、入水温度検出部21によって
検出された給水温度Tc 、出湯温度検出部22によって検
出された出湯温度Th 、流量検出部23によって検出され
た出湯流量Qに基いて加熱量Fを演算し、この加熱量F
が得られるように、加熱部の選択並びに比例弁15の制御
を実行する。なお、加熱量の演算については各種提案さ
れて公知であるのでその説明を省略する。その後、浴槽
8の湯量が所定値になって出湯栓7が閉じられた段階
で、制御部100 は比例弁15を閉じると共に、第1開閉弁
13及び第2開閉弁14を閉じて湯張りの制御を終了する。
【0027】次に、浴槽8に溜められた水又は暖水を適
切な温度に加熱するべく、追焚スイッチ31をオン操作す
ると共に、風呂温度設定部33によって湯温を設定する
と、制御部100 が循環ポンプ10を起動して浴槽水を循環
させ、さらに、風呂温度の設定値Tfsと出口温度検出部
24によって検出された浴槽の戻り温度Tf とに基づき加
熱量Fを演算し、この加熱量Fが得られるように、加熱
部の選択並びに比例弁15及び点火器17の制御を実行し、
同時にファン16を起動する。
【0028】図2はかかる事態に対処する制御部100 の
機能ブロック図であり、以下にその動作を説明する。
【0029】追焚スイッチ31(図1)のオン操作に応じ
て追焚開始指令出力手段101 は追焚開始指令を出力し、
点火制御手段102 、初期加熱量演算手段103 及び加熱部
選択手段106 に与える。点火制御手段102 は追焚開始指
令に応じて点火器17(図1)を作動させる。また、追焚
開始指令に応じて初期加熱量演算手段103 は出口温度検
出部24で検出される浴槽の戻り温度Tf に基いて初期加
熱量F0 を演算する。さらに、追焚開始指令が加えられ
たことを条件に、加熱部選択手段106 は初期加熱量F0
に対応して第1及び第2の加熱部のいずれか一方を燃焼
させる単独燃焼又は、両方を燃焼させる同時燃焼を選択
する。
【0030】なお、沸上げ検出手段104 は戻り温度Tf
と風呂温度の設定値Tfsとを比較しており、Tf >Tfs
になったときに沸き上げ信号を加熱部選択手段106 に与
える。このとき、加熱部選択手段106 は加熱部の選択を
中止するため、第1開閉弁制御手段108 及び第2開閉弁
制御手段109 はそれぞれ第1開閉弁13及び第2開閉弁14
を閉じて消火する。
【0031】一方、第1の熱交温度検出部25、第2熱交
温度検出部26のいずれか一つで検出された熱交温度Tz
と内部設定された基準値との偏差に対して、PI制御手
段105 がPI演算を実行してPI制御量FB をする。こ
れに応じて合成手段110 は初期加熱量演算手段103 で演
算された初期加熱量F0 とPI制御手段105 で演算され
たPI制御量FB とを加算して加熱量Fを出力し、モー
ド設定手段107 及び比例弁制御手段111 に与える。比例
弁制御手段111 は、加熱部選択手段106 から加熱部選択
信号が出力されたことを条件にして、加熱量Fが得られ
るように比例弁15を制御する。また、モード設定手段10
7 は加熱量Fに基いて単独燃焼時の燃焼モードを第1切
り替え燃焼モード及び第2切り替え燃焼モード(詳細を
後述する)のいずれかに設定する。よって、加熱部選択
手段106 は単独燃焼時に、これらの切替え燃焼モードに
従って第1及び第2開閉弁制御手段に交互に選択信号を
加える。
【0032】図3、図4及び図5はこれら制御部の機能
をマイクロコンピュータに持たせた場合の処理手順を示
すフローチャートである。以下、このフローチャートに
従って、追焚制御時の詳細な動作を説明する。
【0033】先ず、ステップ121 で追焚開始指令の有無
を判定し、追焚開始指令がなければそのまま処理を終了
するが、追焚開始指令があればステップ122 で第1バー
ナ11及び第1開閉弁13でなる第1の加熱部を選択して第
1開閉弁13を開き、同時に点火動作をする。続いて、ス
テップ123 で風呂戻り温度Tf に基いて初期加熱量F0
を演算する。
【0034】次に、初期加熱量F0 が、第1及び第2の
加熱部の両方を燃焼させた場合の最小加熱量F12min
り小さいか否かを判定し、小さいと判定した場合、すな
わち、F0 <F12min であればステップ132 以下の処理
を実行し、小さくない場合、すなわち、F0 ≧F12min
であればステップ125 以下の処理を実行する。ステップ
125 においては第2バーナ12及び第2開閉弁14でなる第
2の加熱部を選択して第2開閉弁13を開き、ステップ12
6 では給湯側熱交換器温度Tz に基づきPI制御量FB
を演算し、続くステップ127 で初期加熱量F0 とPI制
御量FB とを加算して加熱量Fを演算する。また、ステ
ップ128 にて第1、第2両バーナを同時燃焼させた状態
で加熱量Fが得られるように比例弁の開度を制御する。
【0035】次に、加熱量Fが第1,2バーナを同時燃
焼させた場合の比例弁15の最小開度F12min より小さい
か否かを判定し、小さいと判定した場合、すなわち、F
<F12min であればステップ138 以下の処理を実行し、
小さくない場合、すなわち、F0 ≧F12min であればス
テップ130 以下の処理を実行する。ステップ130 では風
呂戻り温度Tf が風呂温度の設定値Tfsより大きいか否
かを判定し、大きい場合、すなわち、Tf >Tfsであれ
ばステップ131 にて消火の処理を実行して処理を終了
し、反対に、風呂戻り温度Tf が風呂温度の設定値Tfs
より大きくないとき、すなわち、Tf ≦Tfsであればス
テップ126 以下の処理を繰返して実行する。
【0036】一方、F0 <F12min であるときに実行す
るステップ132 では、風呂戻り温度Tf が風呂温度の設
定値Tfsより大きいか否かを判定し、大きい場合、すな
わち、Tf >Tfsであればステップ131 にて消火の処理
を実行して処理を終了し、反対に、風呂戻り温度Tf
風呂温度の設定値Tfsより大きくないとき、すなわち、
f ≦Tfsであればステップ133 以下の処理を実行す
る。そこで、ステップ133 では給湯側熱交換器温度Tz
に基づきPI制御量FB を演算し、続くステップ134 で
初期加熱量F0 とPI制御量FB とを加算して加熱量F
を演算する。また、ステップ135 にて第1バーナを単独
燃焼させた時に加熱量Fが得られるように比例弁の開度
を制御する。
【0037】次に、加熱量Fが第1バーナを単独燃焼さ
せた場合の比例弁15の最小開度F1m inより小さいか否か
を判定し、小さいと判定した場合、すなわち、F<F
1minであればステップ137 の第2切り替え燃焼モード処
理を実行して処理を終了し、小さくない場合、すなわ
ち、F0 ≧F1minであればステップ132 以下の処理を繰
返して実行する。
【0038】また、F<F12min であるときに実行する
ステップ138 では第1の切り替え燃焼モード処理を実行
した後、ステップ139 にて第2開閉弁を閉じて、ステッ
プ132 以下の処理を実行することになる。
【0039】以下、図4に従って第1の切り替え燃焼モ
ードの処理を説明する。この処理は第1、2バーナを同
時燃焼させたときに、加熱量Fが第1,2バーナを同時
燃焼させた場合の最小加熱量F12min より小さくなった
時に実行するもので、ステップ141 で第2開閉弁を閉
じ、ステップ142 では第1バーナ11の上方に設置された
第1熱交温度検出部25による熱交温度Tz1が上昇したか
否か、すなわち、沸騰点に近い基準値を超えたか否かを
判定し、超えておればステップ154にて消火の処理を実
行して前述のステップ139 の処理(図3)に移り、反対
に、熱交温度Tz1が基準値を超えていなかった場合には
ステップ143 にて第1バーナ11の単独燃焼で所定熱量F
1 になるように比例弁開度を一定に制御する。
【0040】次に、ステップ144 では再び第1バーナ11
の上方に設置された第1熱交温度検出部25による熱交温
度Tz1が上昇したか否か、すなわち、基準値を超えたか
否かを判定し、超えておればステップ145 で第2開閉弁
を開き、これに続いて、ステップ146 で第1開閉弁を閉
じて、ステップ147 以下の処理を実行し、熱交温度Tz1
が基準値を超えていない場合には、ステップ153 で風呂
戻り温度Tf が風呂温度の設定値Tfsより大きいか否か
を判定し、大きい場合、すなわち、Tf >Tfsであれば
ステップ154 の消火処理を実行して前述のステップ139
(第3図)の処理に移り、反対に、風呂戻り温度Tf
風呂温度の設定値Tfsより大きくないとき、すなわち、
f ≦Tfsであればステップ143 の処理に戻る。
【0041】次に、ステップ147 では第2バーナ12の上
方に設置された第2熱交温度検出部26による熱交温度T
z2が上昇したか否か、すなわち、基準値を超えたか否か
を判定し、超えておればステップ154 にて消火の処理を
実行して前述のステップ139(第3図)の処理に移り、
反対に、熱交温度Tz2が基準値を超えていなかった場合
にはステップ148 にて第2バーナ12の単独燃焼で所定熱
量F2 になるように比例弁開度を一定に制御する。
【0042】次に、ステップ149 では再び第2バーナ11
の上方に設置された第2熱交温度検出部25による熱交温
度Tz2が上昇したか否か、すなわち、基準値を超えたか
否かを判定し、超えておればステップ150 で第1開閉弁
を開き、続いて、ステップ151 では第1の切り替え燃焼
モードにおける第1開閉弁の閉、開動作の回数を計数す
るカウンタのカウント値をインクリメント(+1)して
ステップ152 の処理に移り、反対に、熱交温度Tz2が基
準値を超えていない場合には、ステップ155 で風呂戻り
温度Tf が風呂温度の設定値Tfsより大きいか否かを判
定し、大きい場合、すなわち、Tf >Tfsであればステ
ップ154 の消火処理を実行して前述のステップ139 (第
3図)の処理に移り、風呂戻り温度Tf が風呂温度の設
定値Tfsより大きくないとき、すなわち、Tf ≦Tfs
あればステップ148 の処理に戻る。
【0043】次に、ステップ152 ではカウンタのカウン
ト値が予め設定された値MaXを超えたか否かを判定し、
超えていなければステップ141 以下の処理に戻り、超え
ていた場合には前述のステップ139 (第3図)の処理に
移る。
【0044】この第1の切り替え燃焼制御モードは、加
熱量Fが第1、第2バーナを同時燃焼させた場合の比例
弁15の最小開度F12min より小さく、かつ風呂戻り温度
fが風呂温度の設定値Tfsより大きくない時に、第
1、2バーナを交互に単独燃焼させると共に、それぞれ
一定の比例弁開度F1 ,F2 に維持し、対応する位置の
熱交温度Tz1,Tz2が所定値を超えた時に燃焼中のバー
ナから消火中のバーナへの切り替え制御を実行すること
に他ならず、これによって、給湯側熱交換器3内の滞留
水を沸騰させることなく、追焚燃焼を継続できる。
【0045】以下、図5に従って第2の切り替え燃焼モ
ードの処理を説明する。この処理は第1バーナを単独燃
焼させたときに、加熱量Fが第1バーナを単独燃焼させ
た場合の比例弁15の最小開度F1minより小さくなった時
に実行するもので、ステップ161 で第2開閉弁を閉じ、
ステップ162 では第1バーナ11の上方に設置された第1
熱交温度検出部25による熱交温度Tz1が制御部100 の内
部に予め設定された沸騰点に近い基準値を超えたか否か
を判定し、超えておればステップ174 にて消火の処理を
実行して処理を終了し、反対に、熱交温度Tz1が基準値
を超えていなかった場合にはステップ163 にて第1バー
ナ11の単独燃焼で比例弁開度を最小値に保つ開度一定制
御を行う。
【0046】次に、ステップ164 では再び第1バーナ11
の上方に設置された第1熱交温度検出部25による熱交温
度Tz1が基準値を超えたか否かを判定し、超えておれば
ステップ165 で第2開閉弁を開き、これに続いて、ステ
ップ166 で第1開閉弁を閉じて、ステップ167 以下の処
理を実行し、熱交温度Tz1が基準値を超えていない場合
には、ステップ174 で風呂戻り温度Tf が風呂温度の設
定値Tfsより大きいか否かを判定し、大きい場合、すな
わち、Tf >Tfsであればステップ175 の消火処理を実
行して処理を終了し、反対に、風呂戻り温度Tf が風呂
温度の設定値Tfsより大きくないとき、すなわち、Tf
≦Tfsであればステップ163 の処理に戻る。
【0047】次に、ステップ167 では第2バーナ12の上
方に設置された第2熱交温度検出部26による熱交温度T
z2が制御部100 の内部に予め設定された沸騰点に近い基
準値を超えたか否かを判定し、超えておればステップ17
5 にて消火の処理を実行して処理を終了し、反対に、熱
交温度Tz2が基準値を超えていなかった場合にはステッ
プ168 にて第2バーナ12の単独燃焼で比例弁開度を最小
値に保つ開度一定制御を行う。
【0048】次に、ステップ169 では再び第2バーナ11
の上方に設置された第2熱交温度検出部25による熱交温
度Tz2が基準値を超えたか否かを判定し、超えておれば
ステップ170 で第1開閉弁を開き、続いて、ステップ17
1 で第2の切り替え燃焼モードにおける第1開閉弁の
閉、開動作の回数を計数するカウンタのカウント値をイ
ンクリメント(+1)してステップ172 の処理に移り、
反対に、熱交温度Tz2が基準値を超えていない場合に
は、ステップ176 で風呂戻り温度Tf が風呂温度の設定
値Tfsより大きいか否かを判定し、大きい場合、すなわ
ち、Tf >Tfsであればステップ175 の消火処理を実行
して処理を終了し、風呂戻り温度Tf が風呂温度の設定
値Tfsより大きくないとき、すなわち、Tf ≦Tfsであ
ればステップ168 の処理に戻る。
【0049】次に、ステップ172 ではカウンタのカウン
ト値が予め設定された値MaXを超えたか否かを判定し、
超えていなければステップ161 以下の処理に戻り、超え
ていた場合には前述のステップ173 の処理を実行してそ
の後、処理を終了する。
【0050】この第2の切り替え燃焼制御モードは、風
呂戻り温度Tf が風呂温度の設定値Tfsより大きくない
時に、第1、2バーナを交互に単独燃焼させると共に、
それぞれ最小の比例弁開度に維持し、対応する位置の熱
交温度Tz1,Tz2が所定値を超えた時に燃焼中のバーナ
から消火中のバーナへの切り替え制御を実行することに
他ならず、これによって、給湯側熱交換器3内の滞留水
を沸騰させることなく、追焚燃焼を継続できる。
【0051】因みに、第2の切り替え燃焼モードの処理
を機能ブロックで示すと図6に示した如く、沸上げ検出
手段104 、加熱部選択手段106 、モード設定手段107 、
第1開閉弁制御手段108 、第2開閉弁制御手段109 、比
例弁制御手段111 、切り替え要否判断手段112、及びカ
ウンタ113 によって表現することができる。ここで、切
替え要否判断手段112 には、予め設定された熱交温度の
上昇を判定する閾値Tzs、第1熱交温度検出部25の検出
温度Tz1、第2熱交温度検出部26の検出温度Tz2、及び
加熱部選択手段106 からの選択状態信号とが加えられ
る。そして、切替え要否判断手段112 は選択状態が第
1,2バーナの同時燃焼から第1バーナのみの単独燃焼
に移行した場合にはモード設定手段107 に第1の切り替
え燃焼モードを設定せしめ、反対に、第1バーナの選択
中に加熱量Fが比例弁15の最小開度F1minより小さくな
った場合に第2の切り替え燃焼モードを設定せしめる。
また、第1バーナ11の単独燃焼中に第1熱交温度検出部
25の検出温度Tz1が閾値Tzsを超えたときに第1バーナ
11が設置された部位の上方の給湯側熱交換器3の配管温
度又は配管内水温が上昇したものと判定して第1バーナ
11から第2バーナ12に選択状態を変更し、反対に、第2
バーナ12の単独燃焼中に第2熱交温度検出部26の検出温
度Tz2が閾値Tzsを超えたときに第2バーナ11が設置さ
れた部位の上方の給湯側熱交換器3の配管温度又は配管
内水温が上昇したものと判定して第2バーナ12から第1
バーナ11に選択状態を変更する。
【0052】また、カウンタ113 は第1バーナ11に対応
する第1開閉弁13の閉、開回数、すなわち、第1バーナ
11と第2バーナ12と切り替え回数を検出してその回数が
設定値になった時にそれぞれ切り替え燃焼モードを終了
する指令をモード設定手段107 に与え、加熱部選択手段
106 は切り替え燃焼モード指令の消失に応じて、加熱量
に応じた単独燃焼あるいは同時燃焼の選択制御を実行す
る。
【0053】図7は第1熱交温度検出部25の構成を示し
たもので、配管温度を検出する場合には同図(a) に示す
ように、サーミスタTzを配管の外表面に取り付ければ
良く、配管内水温を検出する場合には、同図(b) に示す
ように、熱交換器の配管を貫通するように、先端にサー
ミスタTzを装着した小径のパイプを挿入すれば良い。
【0054】図8は第1バーナ11及び第2バーナ12の上
方の給湯側熱交換器3の温度変化を示したものである。
ここで、第1バーナが選択されると制御系の特性によっ
て決まる時間だけ遅延してその上方における給湯側熱交
換器3の配管温度又は配管内水温が上昇する。その温度
が設定値Tzsを超えると、第2のバーナが切り替え選択
され、同じく制御系の特性によって決まる時間だけ遅延
してその上方における給湯側熱交換器3の配管温度又は
配管内水温が上昇する。また、その温度が設定値Tzs
超えると、第1のバーナが切り替え選択され、以下、同
様な動作が繰り返される。しかして、追焚側熱交換器4
を使用する風呂の追焚中に、ファンの送風によって給湯
側熱交換器3が冷却されたとしても、その配管温度又は
配管内水温を所定値Tzsに保持することができ、これに
よって、給湯滞留水が沸騰し難くなるという問題を解決
することができる。
【0055】なお、上記実施例では第1バーナ11、第2
バーナ12の各上方の給湯側熱交換器3の配管温度又は配
管内水温が所定値Tzsを超えた時にバーナの選択状態を
切り替えているが、より簡便な方法としては、タイマに
設定した所定時間が経過する毎にバーナの選択状態を切
り替えるようにしても良い。
【0056】第2の切り替え燃焼モードにおいて、温度
検出手段を第1の熱交温度検出部25のみにした場合の実
施例を図9のフローチャートに示す。
【0057】図9において、ステップ161 〜166,168,17
0 〜176 については、図5のフローチャートと同一であ
り、ステップ162 の次にステップ177 を有する点、ステ
ップ167 に代えてステップ178,179 を有する点、ステッ
プ169 に代えてステップ180を有する点で図5のフロー
チャートと相違する。
【0058】図9における図5と同一のステップについ
ては既に説明したので、図5と相違するステップを中心
に説明する。
【0059】まず、ステップ161,162 で第1の加熱部に
よる単独燃焼を開始すると、ステップ177 で第1タイマ
をスタートさせ、その後、ステップ164 で第1の加熱部
による単独燃焼を終了し、第2の加熱部による単独燃焼
を開始すると、ステップ179で第1タイマの経過時間t1
を記憶し、ステップ180 で第2タイマをスタートさせ
る。
【0060】ここで、記憶されたタイマの経過時間t1
は、第1の加熱部による単独燃焼の開始から終了までの
継続時間である。
【0061】次に、ステップ180 で第2タイマの設定時
間t2 を、第1の加熱部による単独燃焼継続時間t1 を
1/a倍した時間(a>1)、すなわち、t1 より短い
時間に設定し、ステップ181 で第2タイマの経過時間と
第2タイマの設定時間t2 を比較し、経過時間がt2 以
内ならステップ176 に進み、経過時間がt2 を超えたな
らステップ170 に進み第2の加熱部による単独燃焼を終
了する。
【0062】この実施例では、第2の加熱部の上方の給
湯側熱交換器の滞留水の温度を検出しないため、第2の
加熱部による単独燃焼中に第2の加熱部上方の給湯側熱
交換器の滞留水が沸騰する可能性があるが、第2の加熱
部による単独燃焼は、第1の加熱部による単独燃焼中に
沸騰を起こさなかった実績時間t1 より短い設定時間t
2 だけ行われるため、第2の加熱部による単独燃焼中の
沸騰の可能性は低い。
【0063】また、切り替え燃焼を継続し、第1の加熱
部の単独燃焼時の実績温度t1 が小さくなると、それに
応じて設定時間t2 を小さくすることができるため、第
2の加熱部による単独燃焼中の沸騰の可能性を低く保つ
ことができる。
【0064】
【発明の効果】以上の説明により明らかな如く本発明に
よれば、追焚単独燃焼中に第1及び第2の加熱部のいず
れか一方を燃焼させる単独燃焼と、両方を燃焼させる同
時燃焼とを選択するようにしたので、追焚側熱交換器を
用いて風呂の追焚を行う際に給湯側熱交換器内の滞留水
を沸騰させることなく追焚燃焼を継続できる。
【0065】また、単独燃焼時に第1及び第2の加熱部
を切り替えることにより、給湯側熱交換器内の滞留水の
放熱が更に促進される。
【0066】さらに、加熱部の比例制御の下限に到達し
た時に加熱部を切替えるようにすれば、消火させること
なく追焚燃焼を継続することができるため、浴槽水の沸
き上げが迅速に行なわれる。
【0067】また、加熱部に対応する位置の検出温度に
応じて切り替えるようにすれば、給湯側熱交換器の滞留
水の沸騰を防止することができ、風呂の追焚をした際
に、給湯側熱交換器から暖湯を供給する場合の安全性が
高められる。
【0068】一方、温度検出値が所定値を越えた場合、
第1の加熱部による単独燃焼から第2の加熱部による単
独燃焼に切り替え、第2の加熱部による単独燃焼が所定
時間継続した場合、第1の加熱部の単独燃焼に切り替え
るようにすれば、第2の加熱部から第1の加熱部への切
り替えの際には温度検出手段を用いないため、第2の加
熱部に対応する温度検出手段が不要となり、温度検出手
段を複数個設ける必要がない。
【0069】さらに、切り替え回数が設定値になった
時、すなわち、切り替え周期が短くなった時に、切り替
え燃焼を終了させるようにすれば、短い周期での加熱部
切り替えを防止することができ、開閉弁等の耐久性を損
なうことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の概略構成図。
【図2】本発明の一実施例の機能ブロック図。
【図3】本発明の一実施例の主要素をマイクロコンピュ
ータで構成した場合の処理手順を示すフローチャート。
【図4】本発明の一実施例の主要素をマイクロコンピュ
ータで構成した場合の処理手順を示すフローチャート。
【図5】本発明の一実施例の主要素をマイクロコンピュ
ータで構成した場合の処理手順を示すフローチャート。
【図6】本発明の一実施例の図5に示した処理に対応す
る機能ブロック図。
【図7】本発明の一実施例の主要素の設置状態図。
【図8】本発明の一実施例の動作を説明するために、時
間と温度との関係を示した線図。
【図9】本発明の一実施例の図5の変形例を示すフロー
チャート。
【符号の説明】
2 フィン 3 給湯側熱交換器 4 追焚側熱交換器 8 浴槽 10 循環ポンプ 11 第1バーナ 12 第2バーナ 13 第1開閉弁 14 第2開閉弁 15 比例弁 16 ファン 25 第1熱交温度検出部 26 第2熱交温度検出部 31 追焚スイッチ 32 出湯温度設定部 33 風呂温度設定部 100 制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 丸 山 浩 樹 兵庫県神戸市東灘区魚崎町浜町43番1号 日本ユプロ株式会社内 (72)発明者 東 田 和 久 兵庫県神戸市東灘区魚崎町浜町43番1号 日本ユプロ株式会社内 (72)発明者 石 川 順 一 兵庫県神戸市東灘区魚崎町浜町43番1号 日本ユプロ株式会社内 (72)発明者 井 上 昭 司 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番 1号 東陶機器株式会社内 (56)参考文献 実開 昭56−164460(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F23N 5/02 350 F24H 1/00 602

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】給水管及び給湯管に接続された給湯側熱交
    換器と、 浴槽水の循環路に接続され、前記給湯側熱交換器とフイ
    ンを共用する追焚側熱交換器と、 同一の燃焼室内で前記給湯側熱交換器及び追焚側熱交換
    器を加熱する第1及び第2の加熱部と、 燃焼室内に燃焼用空気を供給するファンと、 追焚単独使用時に前記第1及び第2の加熱部のいずれか
    一方を燃焼させる単独燃焼と、両方を燃焼させる同時燃
    焼とを選択する加熱部選択手段と、 を備えた給湯装置。
  2. 【請求項2】前記加熱部選択手段は、単独燃焼選択時
    に、前記第1及び第2の加熱部を切り替える請求項1記
    載の給湯装置。
  3. 【請求項3】前記加熱部は入力信号に比例させて加熱量
    を制御する比例制御手段を備え、この比例制御手段が比
    例制御部の下限に到達したとき、前記加熱部選択手段が
    前記第1及び第2の加熱部の切り替え開始の条件とする
    請求項2記載の給湯装置。
  4. 【請求項4】前記第1及び第2の加熱部に対応する位置
    の前記給湯側熱交換器の配管温度又は配管内水温をそれ
    ぞれ検出する第1及び第2の温度検出手段を備え、前記
    加熱部選択手段は燃焼側の温度検出値が所定値を超えた
    時に加熱部を切り替える請求項2記載の給湯装置。
  5. 【請求項5】前記第1の加熱部に対応する位置の前記給
    湯側熱交換器の配管温度又は配管内水温を検出する温度
    検出手段を備え、前記加熱部選択手段は、温度検出値が
    所定値を越えた場合、前記第1の加熱部による単独燃焼
    から前記第2の加熱部による単独燃焼に切り替えるとと
    もに、前記第2の加熱部による単独燃焼が所定時間経過
    した場合、前記第1の加熱部の単独燃焼に切り替える請
    求項2記載の給湯装置。
  6. 【請求項6】前記第1及び第2の加熱部の切り替え回数
    を検出し、この切り替え回数が設定値になった時に、前
    記第1及び第2の加熱部による切り替え燃焼を終了させ
    るカウンタを備えた請求項2記載の給湯装置。
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