JP3140587B2 - スピンドルモータ - Google Patents
スピンドルモータInfo
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Description
る。
ンドルモータとしては、図12に示すものがあった。
トaに一端部bが固定されるシャフトcと、シャフトc
に回転自在に枢支されるボス部dを有するハブeと、を
備える。
ト規制板gを外嵌固定し、このスラスト規制板gの両面
に、夫々、動圧発生溝を形成する。
この凹部hに上記規制板gが内装され、この凹部hの開
口部がカバープレートiにて施蓋される。
流体としての油が充填される。
心方向内方(ブラケット側)への押圧力を付与する動圧
流体スラストベアリング部jが形成され、規制板gの外
面側に、ハブeの上記押圧力と反対の方向の押圧力を付
与する動圧流体スラストベアリング部kが形成され、こ
れにより、ハブeは、軸心方向所定位置に保持される。
数の溝が形成されてなる溝形成部m,mが形成され、ボ
ス部dの内周面とこのボス部対応部との間に上述の油が
充填され、一対の動圧流体ラジアルベアリング部n,n
が形成される。これによって、ハブeはブラケットaに
対して回転自在に支持される。
のスピンドルモータでは、カバープレートiは、ハブe
の凹部hの内周面に、接着剤を用いて固定している。
る油等の流体が、接着剤の接合部に入り混じりやすく、
これにより、接着剤の硬化が損なわれ、充分な固定を行
なうことができなかった。
トiを凹部h内へ圧入する方法もあるが、この方法で
は、カバープレートi及びハブeを精度よく仕上げなけ
ればならず、そのための加工が面倒でかつコスト高とな
る欠点があった。
ープレートを固定することができるスピンドルモータを
提供することを目的とする。
めに、本発明に係るスピンドルモータは、シャフトに動
圧流体ラジアルベアリング部を介して回転自在に枢支さ
れるヨークを備えたスピンドルモータであって、ヨーク
の上壁には、外側の大径部と内側の小径部とからなる凹
所が形成され、この凹所内にシャフトの他端部が挿入さ
れ、シャフトの該他端部には、凹所の小径部に内装され
るスラスト規制板が外嵌固定され、該スラスト規制板に
対面するように上記ヨークの凹所の大径部にカバープレ
ートを嵌合し、かつ、上記スラスト規制板と上記カバー
プレートとの間、及び、該スラスト規制板と上記ヨーク
の規制板対応面との間に動圧流体スラストベアリング部
を形成すると共に、上記カバープレートと上記ヨークと
を両者の嵌合周縁部の塑性変形加工にて一体化したもの
である。
て一体化されるので、接着剤を使用することなく該カバ
ープレートを固定することができ、固定が不充分となる
ことがない。
れるものではないので、カバープレート等を高精度に仕
上げる必要がない。
詳説する。
し、このスピンドルモータは、ベース部材1に一端部2
aが固定されるシャフト2と、該シャフト2に回転自在
に枢支されるヨーク3と、を備える。
2の一端部2aが挿入固定され、該ボス部4にステータ
5が固定される。
なり、上壁6と、該上壁6から垂下される円筒ボス部7
と、を備える。
の垂下壁8が設けられる。
は、ステンレス等の磁性材からなる円筒状のハブ9が取
付けられる。
面するロータマグネット10が取付けられる。この場合、
ヨーク3の垂下壁8にロータマグネット10が当接してい
る。
これに巻設されるステータコイル5bとからなる。
11aと小径部11bとからなる凹所11が形成され、この凹
所11内に、シャフト2の小径の他端部2bが挿入され
る。
の小径部11bに内装されるスラスト規制板12が外嵌固定
される。
の他端部2bが嵌め込まれ、シャフト2の段付面14に規
制板12を当接させ、これにブッシュ13を他端部2bに外
嵌固定することにより、規制板12をシャフト2に固定す
る。
bには、夫々、スパイラル状の動圧発生用溝が形成され
る。
バープレート15が内装される。
る円盤体からなり、図5〜図7に示すように、その内周
面16に、断面略半円形状の凹周溝17が形成される。
パ部18,19が夫々形成される。
に対して僅かな隙間をもって対面する。
は、図2に示すように、周方向に90°ピッチで4つの凹
部20…が形成され、図3と図4に示すように、この凹部
20の内径側の端部21が内径側へ塑性変形加工され、内径
側へ突出する膨出部22が形成される。
部には切欠き部24が形成され、この切欠き部24に上記膨
出部22が係止し、ヨーク3とカバープレート15とが一体
化される。
15をヨーク3に一体化する前は、凹部20は、その断面形
状が略三角形状とされ、この凹部20の内径側の内面を、
治具25にて打撃して、図4に示すように、膨出部22を形
成する。つまり、カバープレート15とヨーク3とを両者
の周縁部の塑性変形加工(かしめ加工)にて一体化す
る。
ず、自由に増減できる。つまり、凹部20の数を増減する
ことにより、膨出部22の数を増減することができる。
の内面12aと、ヨーク3の規制板対応面26(凹所11の底
面)との間、及び、スラスト規制板12の外面12bと、カ
バープレート15の内面15aとの間に、油等の流体が充填
される。
に、ヨーク3に軸心方向内方への押圧力を付与する動圧
流体スラストベアリング部28が形成され、スラスト規制
板12の外面12b側に、ヨーク3に上記押圧力と反対の方
向の押圧力を付与する動圧流体スラストベアリング部27
が形成される。
ーク3の円筒ボス部7に対応するヘリングボーン溝が形
成されてなる溝形成部30が形成されると共に、シャフト
2の外周面29とボス部7の内周面31との間に油等の流体
が充填される。
の内周面31との間に動圧流体ラジアルベアリング部32が
形成される。
側の端部には、図5〜図7に示すように、周方向切欠き
部33が形成される。
本体部33aと、断面形状が略矩形状の副部33bと、から
なる。
は、図8に示すように、凹周溝34が形成される。
部34aと、該本体部34aに連設される断面形状が略矩形
状の一対の副部34b,34cとからなる。
11aの内周面内端部、及びシャフト2の他端部2bの外
周面内端部に、夫々、凹周溝35,36が形成される。
想線で示すように、ディスク37,37が取付けられる。
プ部材38を装着することにより、このクランプ部材38と
ハブ9の外周面の突部39との間に、ディスク37,37を保
持させる。図1中、40はOリングを示し、41はスペーサ
を示す。
貫設された孔であって、ステータ5のステータコイル5
bのリード部がこの孔42を介して引き出される。
からなるステータ保持部材43が付設され、このステータ
保持部材43にステータ5が保持される。
れているので、ステータ5の軸心方向の高さ位置決めを
自由に調整することができると共に、ステータ5から発
生する振動を効果的に吸収することができる。
モータによれば、動圧流体ラジアルベアリング部32を介
して、ヨーク3延いてはハブ9がシャフト2に回転自在
に枢支され、動圧流体スラストベアリング部27及び動圧
流体スラストベアリング部28によってヨーク3延いては
ハブ9が軸心方向所定位置に保持される。
制板12との間に介装される油等の流体Mが、図5に示す
ように、カバープレート15の内周面16側に流出した際に
は、カバープレート15のテーパ部18の影響を受け、該流
体Mはその表面張力でその表面がまるくなり、流出しに
くいものとなる。
も、図6に示すように、凹周溝17に浸入した際に、流体
Mの表面が表面張力の作用によってまるくなり、流体M
の流出を行ないにくくしている。
ても、図7に示すように、凹周溝17に浸入して該凹周溝
17から流出した流体Mは、その表面が表面張力の作用に
よってまるくなり、流体Mの流出を行ないにくくしてい
る。
の流体Mが、スラスト規制板12側に流出した場合、図5
〜図6に示すように、切欠き部33が流体漏れを有効に防
止する。
体部33aに浸入した際に、その表面が表面張力の作用に
よりまるくなり、流出しにくいものとしているからであ
る。
側へ流出した場合、図8に示すように、凹周溝34が流体
漏れを有効に防止している。
部34aに浸入した際に、その表面が表面張力の作用によ
りまるくなり、流出しにくいものとしているからであ
る。そして、さらにテーパ部34dによっても同様の作用
をなす。
溝34の副部34bは、毛細管現象を利用して、積極的に流
体Mをこの副部33b,34bあるいは34cに保持させ、作
用する表面張力と相侯って、流体漏れを有効に防止する
機能がある。
凹周溝35は、カバープレート15を大径部11aに嵌め込ん
だ際に、スラスト規制板12の近傍に充填された流体Mが
カバープレート15の外面15bまで食み出すのを防止する
ための油溜り溝である。
グネット10に当接しているので、ロータマグネット10の
位置決めを行なっている。
側に、立上り周壁部44が形成され、この立上り周壁部44
内に、ハブ9の端部が嵌合される。
対応するハブ外周面との間にラビリンス構造45が形成さ
れ、油等の流体のモータ外への流出を有効に防止してい
る。
合、カバープレート15側に、凹部20…を形成し、カバー
プレート15側をかしめることにより、ヨーク3とカバー
プレート15とを一体化している。
の大径部11aの外端縁に、図3に示す治具25にて係止す
る膨出部22を塑性変形加工にて形成することにより一体
化する。
フト2には、一対の溝形成部30,30が形成され、このス
ピンドルモータは、一対の動圧流体ラジアルベアリング
部32,32が形成される。
の間には、溝形成部30,30間に対応する小凹周溝46が形
成され、かつ、ヨーク3の大径部11aの底面に油溜り部
47が形成される。
大径部に直接圧入固定され、ブッシュ13を省略してい
る。
スピンドルモータと同一であるので、それらの説明を省
略する。
図1に示すスピンドルモータと同様、動圧流体ラジアル
ベアリング部32,32を介して、ヨーク3延いてはハブ9
がシャフト2に回転自在に枢支され、動圧流体スラスト
ベアリング部27及び動圧流体ベアリング部28によってヨ
ーク3延いてはハブ9が軸心方向所定位置に保持され
る。
れる油等の流体Mの漏れを有効に防止することができ
る。
ルベアリング部32が軸心方向に一対設けられるので、ラ
ジアル軸受けとしての剛性の増加を図ることができ、ヨ
ーク3延いてはハブ9は常に安定して回転する。
部品点数の減少、及び、シャフト2の段付き加工の軽減
を図ることができる。つまり、小径の他端部2aの段付
量Gを極めて小とすることができる。
ず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で設計変更自由であ
り、例えば、動圧流体スラストベアリング部28を形成す
るためのスパイラル状の溝を、規制板12の内面12aに形
成せずに規制板対応面26に形成するも、動圧流体スラス
トベアリング部27を形成するためのスパイラル状の溝
を、規制板12の外面12bに形成せずにカバープレート15
の内面15aに形成するも自由である。その他、本実施例
では、シャフト2と規制板12とは、別体としているが、
これらが一体に形成されていてもよい。
形成するための溝を、シャフト2側に形成せずに、円筒
ボス部7の内周面31側に形成するも自由である。
で、次に記載する効果を奏する。
なく、ヨーク3に固定することができ、動圧流体ベアリ
ング部27,28,32を形成するための油等の流体Mに影響
を受けることなく、その固定を確実に行なえる。
ものではないので、カバープレート15等の加工精度の向
上を図る必要がなく、製造しやすく、コスト高とならな
い利点がある。
一体化は、塑性変形加工にて行なわれるので、極めて簡
単かつ短時間に行なうことができ、生産性に優れる。
Claims (1)
- 【請求項1】 シャフト2に動圧流体ラジアルベアリン
グ部32を介して回転自在に枢支されるヨーク3を備えた
スピンドルモータであって、ヨーク3の上壁6には、外
側の大径部11aと内側の小径部11bとからなる凹所11が
形成され、この凹所11内にシャフト2の他端部2bが挿
入され、シャフト2の該他端部2bには、凹所11の小径
部11bに内装されるスラスト規制板12が外嵌固定され、
該スラスト規制板12に対面するように上記ヨーク3の凹
所11の大径部11aにカバープレート15を嵌合し、かつ、
上記スラスト規制板12と上記カバープレート15との間、
及び、該スラスト規制板12と上記ヨーク3の規制板対応
面26との間に動圧流体スラストベアリング部27,28を形
成すると共に、上記カバープレート15と上記ヨーク3と
を両者の嵌合周縁部の塑性変形加工にて一体化したこと
を特徴とするスピンドルモータ。
Priority Applications (2)
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Applications Claiming Priority (1)
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Publications (2)
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Family Applications (1)
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- 1992-12-04 JP JP04350887A patent/JP3140587B2/ja not_active Expired - Fee Related
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