JP3140480B2 - 電子写真感光体およびそれを有する電子写真装置 - Google Patents

電子写真感光体およびそれを有する電子写真装置

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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真複写機、レー
ザービームプリンター、CRTプリンター、ファクシミ
リ、電子写真式製版システムなどの電子写真応用分野に
広く用いることができる電子写真感光体およびそれを有
する電子写真装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真感光体の光導電材料としてセレ
ン、硫化カドミウム、酸化亜鉛などの無機光導電材料が
従来より用いられている。一方、ポリビニルカルバゾー
ル、オキサジアゾール、フタロシアニンなどの有機光導
電材料は、無機光導電材料に較べて無公害性、高生産性
などの利点があるが、感度が低くその実用化が困難であ
った。そのため、いくつかの増感方法が提案されている
が、効果的な方法としては、電荷発生層と電荷輸送層を
積層した機能分離型感光体を用いることが知られてい
る。
【0003】一方、電子写真感光体には当然のことであ
るが適用される電子写真プロセスに応じた所定の感度、
電気特性、更には光学特性を備えていることが要求され
る。特に繰り返し使用可能な感光体にあってはその感光
体の表面層にはコロナ帯電、トナー現像、紙への転写、
クリーニング処理などの電気的また機械的外力が直接加
えられるため、それらに対する耐久性が要求される。
【0004】しかし従来、繰り返し使用するとクリーニ
ング処理などで常に機械的外力が感光ドラム表面に直接
加えられるため、トナーが感光ドラム表面に融着し、感
光ドラム表面を汚染するといった欠点があり、複写機、
プリンターにおいて、画像品質が低下するといった欠点
が指摘されていた。
【0005】最近、電子写真装置の帯電方法として一般
的なコロナ帯電に変わって直接帯電を用いた装置が実用
化されてきている。この方法は装置の簡略化やコロナ放
電で生成するオゾンの軽減等に寄与するが、一方で電子
写真感光体に直接接触する部材が増えたことにより、上
記のようなトナー融着が発生しやすい状況になっている
ことも事実である。このようなことから、融着を起こし
にくい電子写真感光体の設計が望まれていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の電子
写真感光体が有していた問題点を解決し、かつ、融着に
対する抵抗力に優れ、しかも製造が容易な電子写真感光
およびそれを有する電子写真装置を提供することを目
的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に従って、導電性
支持体上に少なくとも電荷発生層と電荷輸送層を順に積
層して成る、直接帯電用の電子写真感光体において、該
電荷輸送層が下記一般式(1)で表わされる化合物を含
有し、かつ該電荷輸送層の摩耗量が該電荷輸送層を構成
するバインダー樹脂から成る層の摩耗量の1.2〜1.
倍であることを特徴とする電子写真感光体、
【0008】
【化3】 [式中、Ar1,Ar2は置換されていてもよい芳香環
基、R1,R2は水素原子又はアルキル基、R3は水素原
子、ハロゲン原子又はアルキル基である]が提供され
る。また、上記電子写真感光体および該電子写真感光体
に接触する帯電手段を有することを特徴とする電子写真
装置が提供される。
【0009】以下、本発明を詳細に説明する。電荷発生
層の摩耗量が、バインダー樹脂の1.1倍未満の場合は
摩耗量が少ないためにトナーがドラム表面にフィルミン
グを起こすという問題点があり、2.0倍を越えると機
械的強度が低すぎてトナー融着が発生しやすいという問
題点がある。
【0010】本発明の電子写真感光体を製造する場合、
導電性支持体としては、アルミニウム、ステンレスなど
の金属、紙、プラスチックなどの円筒状シリンダーまた
はフィルムが用いられる。これらの支持体の上には、バ
リヤー機能と接着機能をもつ下引き層を設けることがで
きる。
【0011】下引き層は感光層の接着性改良、塗工性改
良、支持体の保護、支持体上の欠陥の被覆、支持体から
の電荷注入性改良、感光層の電気的破壊に対する保護な
どのために形成される。下引き層の材料としては、ポリ
ビニルアルコール、ポリ−N−ビニルイミダゾール、ポ
リエチレンオキシド、エチルセルロース、メチルセルロ
ース、エチレン−アクリル酸コポリマー、カゼイン、ポ
リアミド、共重合ナイロン、ニカワ、ゼラチン、などが
知られている。これらはそれぞれに適した溶剤に溶解さ
れて基体上に塗布される。その膜厚は、0.2〜2μm
程度である。
【0012】さらに支持体と下引き層との間に、支持体
のムラや欠陥の被覆および画像入力がレーザーの場合に
は散乱による干渉縞防止を目的とした導電層を設けるこ
とが好ましい。これは、カーボンブラック、金属粒子、
金属酸化物等の導電性粉体をバインダー樹脂中に分散し
て形成することができる。導電層の膜厚は、5〜40μ
m、好ましくは、10〜30μm程度である。
【0013】本発明の電子写真感光体における電荷発生
物質としては、セレン−テルル、ピリリウム、チオピリ
リウム系染料、フタロシアニン系顔料、アントアントロ
ン顔料、ジベンズピレンキノン顔料、ピラントロン顔
料、トリスアゾ顔料、ジスアゾ顔料、アゾ顔料、インジ
ゴ顔料、キナクリドン系顔料、非対称キノシアニン、キ
ノシアニンあるいは特開昭54−143645号公報に
記載のアモルファスシリコンなどが挙げられる。
【0014】電荷発生層に用いるバインダー樹脂として
は、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、
塩ビ−酢ビ共重合体、ポリビニルアセタール、アルキド
樹脂、アクリル樹脂、ポリアクリルニトリル樹脂、ポリ
カーボネート樹脂、ポリアミド樹脂、ケトン樹脂、ポリ
アクリルアミド樹脂、ブチラール樹脂、ポリエステル樹
脂、ポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂
など公知のものが用いられる。
【0015】電荷輸送層における電荷輸送物質は前記一
般式(1)で表わされる化合物である。その具体例を以
下に示す。
【0016】
【化4】 また、電荷輸送層に用いるバインダー樹脂としては、ポ
リカーボネート樹脂、アクリル樹脂、ポリアミド樹脂、
ポリアクリルアミド樹脂など公知のものが用いられ、ポ
リカーボネート樹脂が好ましい。
【0017】特に好ましくは、ビスフェノールAを構成
単位として含有する高分子化合物、およびビスフェノー
ルZを構成単位として含有する高分子化合物であり、粘
度平均分子量が21000〜150000の範囲、好ま
しくは25000〜100000の範囲のものが電荷輸
送層に用いるバインダー樹脂として特に機械的特性が優
れている。
【0018】また、電荷輸送層を構成する電荷輸送物質
とバインダー樹脂の比率は重量比で5:10〜20:1
0好ましくは7:10〜10:10の範囲のものが電子
写真特性が優れている。
【0019】本発明の電子写真感光体の電荷発生層は前
記の電荷発生物質を0.3〜4倍量のバインダー樹脂、
および溶剤と共にホモジナイザー、超音波、ボールミ
ル、振動ボールミル、サンドミル、アトライター、ロー
ルミルなどの方法で良く分散し、塗布、乾燥されて形成
される。その膜厚は0.1〜1μm程度である。
【0020】電荷輸送層は前記の電荷輸送物質とバイン
ダー樹脂を溶解し、塗布される。溶剤としては、トルエ
ン、キシレン、モノクロルベンゼン、ジオキサン、ジク
ロロメタンなどが特に有用である。
【0021】この溶液を塗布する方法は、例えば浸漬コ
ーティング法、スプレーコーティング法、スピンナーコ
ーティング法などが知られている。電子写真感光体を効
率的に精度よく大量生産するには浸漬コーティング法が
最良である。塗布後、送風乾燥または静止乾燥を行い、
5〜25μmの電荷輸送層が得られる。
【0022】本発明で使用する電荷輸送層には、各種の
添加材を含有させることができる。かかる添加材として
は、ジフェニル、塩化ジフェニル、o−ターフェニル、
p−ターフェニル、ジブチルフタレート、ジメチルグリ
コールフタレート、ジオクチルフタレート、トリフェニ
ルりん酸、メチルナフタリン、ベンゾフェノン、塩素化
パラフィン、ジラウリルチオプロピオネート、3,5−
ジニトロサリチル酸などを挙げることができる。
【0023】図1に本発明の電子写真感光体を用いた一
般的な転写式電子写真装置の概略構成例を示した。
【0024】図において、1は像担持体としての本発明
のドラム型感光体であり軸1aを中心に矢印方向に所定
の周速度で回転駆動される。該感光体1はその回転過程
で帯電手段2によりその周面に正または負の所定電位の
均一帯電を受け、次いで露光部3にて不図示の像露光手
段により光像露光L(スリット露光・レーザービーム走
査露光など)を受ける。これにより感光体周面に露光像
に対応した静電潜像が順次形成されていく。
【0025】その静電潜像はついで現像手段4でトナー
現像されそのトナー現像像が転写手段5により不図示の
給紙部から感光体1と転写手段5との間に感光体1の回
転と同期取り出されて給紙された転写材Pの面に順次転
写されていく。
【0026】像転写を受けた転写材Pは感光体面から分
離されて像定着手段8へ導入されて像定着を受けて複写
物(コピー)として機外へプリントアウトされる。
【0027】像転写後の感光体1の表面はクリーニング
手段6にて転写残りトナーの除去を受けて清浄面化さ
れ、更に前露光手段7により除電処理されて繰り返して
像形成に使用される。
【0028】感光体1の均一帯電手段2としてはコロナ
帯電装置が一般に広く使用されている。また転写装置5
もコロナ転写手段が一般に広く使用されている。電子写
真装置として、上述の感光体や現像手段、クリーニング
手段などの構成要素のうち、複数のものを装置ユニット
として一体に結合して構成し、このユニットを装置本体
に対して着脱自在に構成しても良い。例えば、感光体1
とクリーニング手段6とを一体化してひとつの装置ユニ
ットとし、装置本体のレールなどの案内手段を用いて着
脱自在の構成にしても良い。このとき、上記の装置ユニ
ットの方に帯電手段および/または現像手段を伴って構
成しても良い。
【0029】光像露光Lは、電子写真装置を複写機やプ
リンターとして使用する場合には、原稿からの反射光や
透過光、あるいは原稿を読取り信号化し、この信号によ
りレーザビームの走査、LEDアレイの駆動、または液
晶シャッターアレイの駆動などにより行われる。
【0030】ファクシミリのプリンターとして使用する
場合には、光像露光Lは受信データをプリントするため
の露光になる。図2はこの場合の1例をブロック図で示
したものである。
【0031】コントローラ11は画像読取部10とプリ
ンター19を制御する。コントローラ11の全体はCP
U17により制御されている。画像読取部10からの読
取データは、送信回路13を通して相手局に送信され
る。相手局から受けたデータは受信回路12を通してプ
リンター19に送られる。画像メモリ16には所定の画
像データが記憶される。プリンタコントローラ18はプ
リンター19を制御している。14は電話である。
【0032】回線15から受信された画像情報(回線を
介して接続されたリモート端末からの画像情報)は、受
信回路12で復調された後、CPU17で復号処理が行
われ、順次画像メモリ16に格納される。そして、少な
くとも1ページの画像情報がメモリ16に格納される
と、そのページの画像記録を行なう。CPU17は、メ
モリ16より1ページの画像情報を読み出し、プリンタ
コントローラ18に復号化された1ページの画像情報を
送出する。プリンタコントローラ18は、CPU17か
らの1ページの画像情報を受け取るとそのページの画像
情報記録を行なうべく、プリンター19を制御する。
【0033】尚、CPU17は、プリンター19による
記録中に、次のページの受信を行なっている。
【0034】以上の様にして、画像の受信と記録が行な
われる。
【0035】本発明の電子写真感光体は電子写真複写機
に利用するのみならず、レーザービームプリンター、C
RTプリンター、LEDプリンター、液晶プリンター、
レーザー製版など電子写真応用分野にも広く用いること
ができる。
【0036】
【実施例】次に本発明を実施例に従って説明する。実施
例中、部は重量部を示す。 実施例1 導電性支持体として、厚さ50μmのアルミニウムシー
トを用意した。共重合ナイロン(商品名:CM800
0、東レ(株))4部およびタイプ8ナイロン(商品
名:ラッカマイルド5003、大日本インキ(株))4
部をメタノール50部、n−ブタノール50部に溶解
し、上記支持体上にマイヤーバーを用いて塗布して乾燥
後の膜厚が0.5〜1.0μmの下引き層を形成した。
【0037】粘度平均分子量40000のポリカーボネ
ート樹脂(三菱瓦斯化学(株))10部を用意し、電荷
輸送物質として下記構造式の化合物
【0038】
【化5】 10部と共にモノクロルベンゼン80部に溶解した。こ
れを上記下引き層上に塗布し、乾燥後の膜厚が20μm
の電荷輸送層を形成し、テーバー摩耗試験用のサンプル
を作製した。
【0039】これを安田精機製作所製のテーバー摩耗試
験機タイプ101にセットし、ゴムローラー部にラッピ
ングテープを巻きつけて1000回転させ試験前後の重
量を測定し、その差分を摩耗量とした。
【0040】電荷輸送層を構成するバインダー樹脂の摩
耗量は、上記電荷輸送層において上記電荷輸送物質を含
まない層を形成しサンプルとした。結果を表1に示す。
【0041】電子写真感光体は、導電性支持体として、
肉厚1μmでφ30×254mmのアルミニウムシリン
ダーを用意した。これに導電層として酸化スズコート処
理酸化チタン(商品名:ECT−62、チタン工業製)
10部、酸化チタン(商品名:SR−1T、堺化学製)
10部、およびフェノール樹脂(商品名:J−325、
大日本インキ製)10部をメタノール/メチルセルソル
ブ=1/1を20部と共に分散し、上記支持体上に浸漬
塗布して乾燥後の膜厚が20μmの導電層を形成した。
該下引き層を、上記導電層上に浸漬塗布して乾燥後の膜
厚が0.6μmの下引き層を形成した。電荷発生物質と
して下記構造式のジフェニルアミン系顔料を10部、
【0042】
【化6】 およびポリビニルブチラール樹脂(商品名:エスレック
BM2、積水化学(株))10部を、シクロヘキサノン
120部と共にサンドミル装置で10時間分散した。分
散液にメチルエチルケトン30部を加えて上記下引き層
上に塗布し、乾燥後の膜厚が0.15μmの電荷発生層
を形成した。
【0043】該電荷輸送層を上記電荷発生層上に塗布
し、乾燥後の膜厚が20μmの電荷輸送層を形成し、電
子写真感光体を作製した。
【0044】これをキヤノン製LBP−LXにて連続プ
リントし、融着の発生の検討を行った。結果を表1に示
す。
【0045】実施例2 実施例1において、電荷輸送層に用いるバインダー樹脂
であるポリカーボネート樹脂の粘度平均分子量が800
00のものを用いて、実施例1と同様の検討を行った。
結果を表1に示す。
【0046】比較例1 実施例1において、電荷輸送層に用いるバインダー樹脂
であるポリカーボネート樹脂の粘度平均分子量が150
00のものを用いて、実施例1と同様の検討を行った。
結果を表1に示す。
【0047】実施例3 実施例1において、電荷輸送層に用いる電荷輸送物質が
下記構造式の化合物10部
【0048】
【化7】 を用いて電荷輸送層を形成したことを除いては、実施例
1と同様の検討を行った。結果を表1に示す。
【0049】実施例4 実施例1において、電荷輸送層に用いる電荷輸送物質が
下記構造式の化合物10部
【0050】
【化8】 を用いて電荷輸送層を形成したことを除いては、実施例
1と同様の検討を行った。結果を表1に示す。
【0051】比較例2 実施例1において、電荷輸送層に用いる電荷輸送物質が
下記構造式の化合物10部
【0052】
【化9】 を用いて電荷輸送層を形成したことを除いては、実施例
1と同様の検討を行った。結果を表1に示す。
【0053】実施例5 実施例1において、電荷輸送物質とバインダー樹脂であ
るポリカーボネート樹脂の重量比を7:10にした以外
は、実施例1と同様の検討を行った。結果を表1に示
す。
【0054】比較例3 実施例1において、電荷輸送物質とバインダー樹脂であ
るポリカーボネート樹脂の重量比を3:10にした以外
は、実施例1と同様の検討を行った。結果を表1に示
す。
【0055】
【表1】
【0056】
【発明の効果】本発明の電子写真感光体は、優れた耐久
性、適度の摩耗性を有し、トナーのフィルミングや特に
トナー融着に対する抵抗力も優れ、製造も容易で、工業
上極めて有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】一般的な転写式電子写真装置の概略構成図であ
る。
【図2】電子写真装置をプリンターとして使用したファ
クシミリのブロック図である。
【符号の説明】
1 感光体 2 帯電手段 3 露光部 4 現像手段 5 転写手段 6 クリーニング手段 7 前露光手段 8 像定着手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 相野谷 英之 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 青砥 寛 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 穴山 秀樹 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−78758(JP,A) 特開 平3−61952(JP,A) 特開 平2−301767(JP,A) 特開 平2−124576(JP,A) 特開 昭64−44964(JP,A) 特開 昭63−282771(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 5/00 - 5/16

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性支持体上に少なくとも電荷発生層
    と電荷輸送層を順に積層して成る、直接帯電用の電子写
    真感光体において、該電荷輸送層が下記一般式(1)で
    表わされる化合物を含有し、かつ該電荷輸送層の摩耗量
    が該電荷輸送層を構成するバインダー樹脂から成る層の
    摩耗量の1.2〜1.6倍であることを特徴とする電子
    写真感光体、 【化1】 [式中、Ar1,Ar2は置換されていてもよい芳香環
    基、R1,R2は水素原子又はアルキル基、R3は水素原
    子、ハロゲン原子又はアルキル基である]。
  2. 【請求項2】 前記電荷輸送層を構成するバインダー樹
    脂がポリカーボネート樹脂である請求項1記載の電子写
    真感光体。
  3. 【請求項3】 前記ポリカーボネート樹脂の粘度平均分
    子量が21000〜150000である請求項2記載の
    電子写真感光体。
  4. 【請求項4】 導電性支持体上に少なくとも電荷発生層
    と電荷輸送層を順に積層して成る電子写真感光体および
    該電子写真感光体に接触する帯電手段を有する電子写真
    装置において、該電荷輸送層が下記一般式(1)で表わ
    される化合物を含有し、かつ該電荷輸送層の摩耗量が該
    電荷輸送層を構成するバインダー樹脂から成る層の摩耗
    量の1.2〜1.6倍であることを特徴とする電子写真
    装置、 【化2】 [式中、Ar 1 ,Ar 2 は置換されていてもよい芳香環
    基、R 1 ,R 2 は水素原子又はアルキル基、R 3 は水素原
    子、ハロゲン原子又はアルキル基である]。
  5. 【請求項5】 前記電荷輸送層を構成するバインダー樹
    脂がポリカーボネート樹脂である請求項4記載の電子写
    真装置。
  6. 【請求項6】 前記ポリカーボネート樹脂の粘度平均分
    子量が21000〜150000である請求項5記載の
    電子写真装置。
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