JP3140343U - 装身具用留め具 - Google Patents

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Abstract

【課題】本考案は、装身具本体に基端部を取り付けたピン部材の先端部を係脱自在に係止するブローチなどの装身具用留め具に関する。
【解決手段】 装身具本体の裏面に対して立ち上がる外筒部と、外筒部の周壁面に横向きに延びてピン部材を側方から挿入しうる挿入溝と、外筒部内に嵌挿された円錐バネと、該円錐バネの上部に載置された昇降作動部と、該昇降作動部の上端面に形成された押圧面部と、前記昇降作動部の周壁面で横向きに開口して前記昇降作動部を押し下げた際に挿入溝と連通可能な導入溝部と、該導入溝部と並んで下方に延びて前記挿入されたピン部材を係止する係止溝部とからなっていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本考案は、装身具本体に基端部を取り付けたピン部材の先端部を係脱自在に係止するブローチなどの装身具用留め具の改良に関するものである。
従来のブローチは、ピンを被服に刺してピンの先端部をブローチの裏面に設けた風車方式や鉄砲方式の留め具に係合させて装着している。
前者の風車方式の留め具は、ブローチの裏面の一部に、フックを設け、このフックに風車片を回動自在に設け、ブローチの裏面に端部を枢着したピンの先端部をフックに係合し、次いで、風車片を回動させてフックの開口部をこの風車片により塞いでピンを取り付けている。
後者の鉄砲方式の留め具は、ブローチの裏面の一部に取付面に沿って横倒した筒部材を設け、該筒部材の内部に板ばねを介してシリンダ筒を進退自在に設け、このシリンダ筒を筒部材の内部に押圧した状態で、ブローチの裏面に端部を枢着したピンの先端部をシリンダ筒の中央に挿入した後に離すと板ばねの弾発力によりピンがシリンダ筒の内部に挿入されて止着される構成からなっている。
しかしながら、従来における何れの方式も、操作部分が小さく、また操作のためのスペースも限られて操作しづらいという不具合があった。
特開平10−33216号公報
この考案の解決しようとする課題は、留め具の操作方向を装身具本体と交叉する方向にし、押圧面部を押すだけで係脱操作を行えるようにした装身具用留め具を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1の考案では、
装身具本体に基端部を取り付けたピン部材の先端部を係脱自在に係止する装身具用留め具において、
装身具本体の裏面に対して交叉する方向に立ち上がって上方が開口する筒体からなり、外筒部の周壁面に横向きに延びてピン部材の先端側を側方から挿入しうる挿入溝が形成された外筒部と、
該外筒部の中空底部に嵌合して上下方向に伸縮すると共に、押圧時に上方のバネ部が下方のバネ部の螺旋状の隙間に入ってほぼ最下段のバネの高さになる円錐バネと、
該円錐バネの上部に載置されて前記外筒部の中空内に上下動可能に嵌合した昇降作動部と、
該昇降作動部の上端面に形成された押圧面部と、
前記昇降作動部の周壁面で横向きに開口すると共に該昇降作動部が下降した際に前記挿入溝と連通してピン部材の先端側を側方から挿入可能な導入溝部と、
該導入溝部から段差部を介して下方に延びて導入溝部と並んで配置され、挿入されたピン部材の軸方向の基端側となる昇降作動部の周壁面で開口する係止溝部とからなっていることを特徴とする。
また、請求項2の考案では、
前記押圧面部が大径のフランジからなっており、押圧面部を介して昇降作動部を押し下げた際に、押圧面部が前記外筒部の上端と衝合してなり、該押し下げ位置で外筒部の挿入溝と昇降作動部の導入溝部とが整合するように形成されていることを特徴とする。
更に、請求項3の考案では、
前記外筒部と昇降作動部に、昇降作動部が外筒部から抜け出ないように一対の抜止め手段が形成されていることを特徴とする。
本考案の装身具用留め具は、留め具の操作を行う押圧面部を装身具本体と交叉する方向に配置して、昇降させるだけの操作のでピン部材の係脱を行えるようにすると共に、円錐バネを用いることで留め具の全高(突出高さ)を可及的に低く抑えて邪魔にならないようにするという効果を奏する。
ピン部材を留め具から係脱させるための操作性を容易化するという目的を、装身具本体の裏面と交叉する方向に留め具を設け、円錐バネを用いて昇降作動部を昇降させることで実現した。
以下に、この考案をブローチの留め具に適用した好適実施例について、図面を参照しながら説明する。
図1に示す留め具1は、装身具本体となるブローチ本体30の裏面で一方の端部寄りに取り付けられている。
また、ブローチ本体30の裏面の他方の端部寄りには、ピン部材20の基端が取り付けられている。
[ピン部材]
ピン部材20は、基端をブローチ本体30の裏面に枢着、または弾発可能に固着している。
図示例でピン部材20は、水平に延びるピンの基端22をコイル状に巻いて、該基端22をブローチ本体30の裏面に溶着しているので、先端側21は弾性力を有しており、後述の留め具1に挿入しうるようになっているが、裏面に固着したアームに直線状のピンの基端を枢着した構成としてもよい。
ここで、この考案のピン部材20はバネ性を有するものでも有しないものでもよい。
[留め具]
留め具1は、図2、図5から図7に明瞭なように、挿入溝3を有する外筒部2と、該外筒部2内に挿入される円錐バネ4と、該円錐バネ4により外筒部2内で昇降すると共に導入溝部6と係止溝部8とを有する昇降作動部5とからなっている。
[外筒部]
外筒部2は、図2に示すように、上方が開口する筒体からなっており、ブローチ本体30の裏面に基端が溶着されて裏面と直交する方向に立ち上がっている。
そして、上記外筒部2の周壁面2aには、軸線を中心に周方向に沿って延びる挿入溝3が穿設されている。
[挿入溝]
該挿入溝3は、前記ピン部材20の先端側21を側方から挿入しうる位置であって、図示例の場合、ピン部材の先端側21に対応する周壁面2aの側方位置から、後述のピン部材の先端側21を係止した際に基端側が抜け出る後方位置まで開口されている(図1、図4参照)。
ここでは、後方とはピンの延出方向に対していい、先端側を前方とし、基端側を後方とする。
[円錐バネ]
前記外筒部2の中空底部には、図7に明瞭なように、上下方向に伸縮するように、上が小径となるように円錐バネ4を配置して嵌合している。
該円錐バネ4は、図5および図6に示すように、押圧時に上方の小径のバネ部の螺旋部分が下方の大径のバネ部の螺旋状の隙間に入ってほぼ最下段のバネの高さhになるように形成されている。
[昇降作動部]
上記円錐バネ4の上部には昇降作動部5が載置されており、前記円錐バネ4の上下動により前記外筒部2の中空内で上下に摺動可能に嵌合されている。
該昇降作動部5は略柱状からなって、上端面にフランジとなる押圧面部10が形成されており、前記昇降作動部5を指で押すなどして下降させた際に前記外筒部2の上端と衝合する位置決めストッパとして機能している。
また、外筒部2と昇降作動部5には、前記円錐バネ4による昇動で昇降作動部5が外筒部2から抜け出ないように抜止め手段が形成されている。
図示例で抜止め手段は、外筒部2と昇降作動部5との一方(図示例では昇降作動部5)に凸部11を設け、他方(図示例では外筒部2の内壁面)に該凸部11をガイドして所定の上昇位置で凸部11と係止する溝部12との組合せを例示したが、外筒部2を蟻溝12’構造とし昇降作動部5の下部11’を蟻溝12’の開口より大径に設定して蟻溝内で昇降しうる構造(図8参照)とする等、その他の公知の抜け止め手段を設けることができる。
[導入溝部]
前記昇降作動部5の周壁面5aには、昇降作動部5の軸線を中心にした周方向に沿って横向きに開口する導入溝部6が形成されている。
該導入溝部6は、前記昇降作動部5を下降した際に、前記外筒部2の挿入溝3の側方位置と整合する位置で開口して内方へ延びている(図5参照)。
[係止溝部]
該導入溝部6には、該導入溝部6から段差部7を介して下方に延びて導入溝部6と並んで配置される係止溝部8が一体に形成されている。
該係止溝部8は、前記昇降作動部5が円錐バネ4の反発力で上昇した際に、その下部が前記挿入溝3と連通可能に整合する位置まで縦方向に延びている(図4、図7参照)。
該係止溝部8は、昇降作動部5の周壁面5aの後方で開口しており、前記係止溝部8に挿入されたピン部材20の軸方向で基端寄りとなる後方個所でピン部材20を抜け出させている。
図示例では、昇降作動部5を押し下げた際に、係止溝部8の下部と挿入溝3の後部とが組み合わされて、1つの略円形の孔9となり、該孔9からピン部材20が抜け出ている(図4参照)。
上記構成からなっているので、使用に際しては、前記昇降作動部5の押圧面部10を外筒部2の上端に衝合するまで押し下げ、円錐バネ4に抗して昇降作動部5を下降すると、導入溝部6と挿入溝3とが整合する。
そこで、ピン部材20の先端側21を側方から前記挿入溝3から挿入し導入溝部6を通って係止溝部8の上部までスライドさせる(図5参照)。
次いで、前記押圧面部10への力を解放すると、昇降作動部5は前記円錐バネ4の反発力で所定高さまで上昇する。
この上昇により、前記挿入溝3の側方の開口は昇降作動部5の導入溝部6の下方に連なる周壁面5bで塞がれる(図3、図6参照)。
これと同時に、前記挿入溝3の後方の開口は、上昇した昇降作動部5の係止溝部8の下部の開口と整合し、両者が組み合わされて孔9が形成され、前記係止溝8内に入ったピン部材20の先端側21の軸が該孔9により四方から拘束された状態で軸方向に抜け出て保持される(図4参照)。
これにより、使用者は、ピン部材20を留め具に係止する際に、ブローチ本体30の裏面で立ち上がる留め具1の押圧面部10を押し込み、ピン部材20の先端側21を挿入してから押圧面部10への力を抜くことで係止を行うことができ、逆に前記先端部21を外すには留め具1の押圧面部10を押し込んで外せばよいので、操作が極めて容易化すると共に、円錐バネ4の使用により、係止中における留め具1の全高を可及的に低く抑えることができる。
なお、上記実施例で、外筒部2は円筒形状からなっているが、断面が楕円形状、三角形状、四角形状などの多角形の筒形状その他の任意形状の筒形状であってもよい。
また、昇降作動部5は、上記外筒部2内で昇降動可能な形状であればよく、外筒部の内周形状に対応する形状で無くてもよい。
その他、要するにこの発明の要旨を変更しない範囲で種々設計変更しうること勿論である。
実施例1の装身具用留め具の一部を省略した底面図である。 外筒部と昇降作動部を分離した状態の斜視図である。 ピン部材の先端側を係止した状態の前方から見た留め具の斜視図である。 ピン部材の先端側を係止した状態の後方から見た留め具の斜視図である。 ピン部材の先端側を挿入する状態を示す留め具の断面図である。 図5の圧縮状態の円錐バネの平面図である。 ピン部材の先端側を係止した状態を示す留め具の断面図である。 蟻溝構造の抜け止め構造を用いた別の実施例を示す断面図である。
符号の説明
1 留め具
2 外筒部
2a 周壁面
3 挿入溝
4 円錐バネ
5 昇降作動部
5a 周壁面
6 導入溝部
7 段差部
8 係止溝部
9 孔
10 押圧面部
11 凸部
12 溝部
20 ピン部材
21 先端側
30 ブローチ本体

Claims (3)

  1. 装身具本体に基端部を取り付けたピン部材の先端部を係脱自在に係止する装身具用留め具において、
    装身具本体の裏面に対して交叉する方向に立ち上がって上方が開口する筒体からなり、外筒部の周壁面に横向きに延びてピン部材の先端側を側方から挿入しうる挿入溝が形成された外筒部と、
    該外筒部の中空底部に嵌合して上下方向に伸縮すると共に、押圧時に上方のバネ部が下方のバネ部の螺旋状の隙間に入ってほぼ最下段のバネの高さになる円錐バネと、
    該円錐バネの上部に載置されて前記外筒部の中空内に上下動可能に嵌合した昇降作動部と、
    該昇降作動部の上端面に形成された押圧面部と、
    前記昇降作動部の周壁面で横向きに開口すると共に該昇降作動部が下降した際に前記挿入溝と連通してピン部材の先端側を側方から挿入可能な導入溝部と、
    該導入溝部から段差部を介して下方に延びて導入溝部と並んで配置され、挿入されたピン部材の軸方向の基端側となる昇降作動部の周壁面で開口する係止溝部とからなっていることを特徴とする装身具用留め具。
  2. 押圧面部が大径のフランジからなっており、押圧面部を介して昇降作動部を押し下げた際に、押圧面部が前記外筒部の上端と衝合してなり、該押し下げ位置で外筒部の挿入溝と昇降作動部の導入溝部とが整合するように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の装身具用留め具。
  3. 外筒部と昇降作動部に、昇降作動部が外筒部から抜け出ないように一対の抜止め手段が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の装身具用留め具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP6347500B1 (ja) * 2017-10-12 2018-06-27 株式会社ジェムクレール 揺れる装身具

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