JP4250462B2 - エスカチオンの取付機構 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
この発明は、エスカチオンの取付機構(以下単に取付機構という)に係り、特に、所謂ワンタッチでエスカチオンを扉に装着することができる取付機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
エスカチオンとは、扉の自由側端縁部内外面に装着され、ハンドルやノブの取付座となる通常は縦長の一対の飾り板のことである。
【0003】
従来、エスカチオンを扉に装着するには、内側(室内側)のエスカチオン及び扉を挿通して扉外に突出する取付ねじにより外側エスカチオンを扉外面に呼び付けるようにして装着する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来のエスカチオンの取付方法或いは取付機構は、構造が簡単で装着が確実である、という利点はあるものの、ねじの締め込みが面倒で、また、工程に比較的長時間を要する、等未だ改良の余地がある。
【0005】
そこで、この発明は、所謂ワンタッチでエスカチオンを扉に装着することができ、作業効率を高め得る取付機構を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、扉外面に装着される外側エスカチオンと、扉内面に外側エスカチオンと対称的に装着される内側エスカチオンと、室内側の内端に大径頭部を形成し、外端部外周面の少なくとも1ヵ所に半径方向に突出する係止突起を形成した連結杆とを有し、内側エスカチオンにおいて、上記大径頭部を連結杆の長さ方向に移動可能に収納する大径頭部収納洞と、連結杆の内端部をその長さ方向に移動可能に支承する案内筒とを同軸に連設し、一方、連結杆を室内側及び円周方向に付勢すると共に、連結杆が外側エスカチオンから抜け出ることを防止する第1ストッパーを設け、他方、連結杆に回り止めを施すと共に、連結杆が外方に所定距離移動したとき上記回り止めを解除するトリガー機構と、このトリガー機構の作動により軸線回りに回動する連結杆を所定の角度位置に係止する第2ストッパーとを設け、更に、外側エスカチオンにおいて、内側から順に、連結杆の外端部と摺動可能に係合する挿通孔と、係止突起と係合する棚部とを連設したことを特徴とする。
【0007】
また、請求項2に記載の発明は、扉外面に装着される外側エスカチオンと、扉内面に外側エスカチオンと対称的に装着される内側エスカチオンと、室内側の内端に大径頭部を形成し、外端部外周面の少なくとも1ヵ所に半径方向に突出する係止突起を形成した連結杆と、連結杆と共に外側及び内側エスカチオンを連結するカプラーとを有し、このカプラーを、外側及び内側エスカチオンの一方に形成され、先端に受け孔を形成した第1連結棒と、他方に形成され、先端が上記受け孔と嵌合する第2連結棒とで構成すると共に、第2連結棒の外周部に切欠を、エスカチオンが扉に装着された状態においてこの切欠と整合する受け孔の内周面に突起を夫々形成し、更に、第1連結棒の受け孔形成部分に母線に沿って2以上のスリットを形成し、一方、内側エスカチオンにおいて、上記大径頭部を連結杆の長さ方向に移動可能に収納する大径頭部収納洞と、連結杆の内端部をその長さ方向に移動可能に支承する案内筒とを同軸に連設し、また、連結杆を室内側及び円周方向に付勢すると共に、連結杆が外側エスカチオンから抜け出ることを防止する第1ストッパーを設け、他方、連結杆に回り止めを施すと共に、連結杆が外方に所定距離移動したとき上記回り止めを解除するトリガー機構と、このトリガー機構の作動により軸線回りに回動する連結杆を所定の角度位置に係止する第2ストッパーとを設け、更に、外側エスカチオンにおいて、内側から順に、連結杆の外端部と摺動可能に係合する挿通孔と、係止突起と係合する棚部とを連設したことを特徴とする
【0008】
更にまた、請求項3に記載の発明は、扉外面に装着される外側エスカチオンと、扉内面に外側エスカチオンと対称的に装着される内側エスカチオンと、室内側の内端に大径頭部を形成し、外端部外周面の少なくとも1ヵ所に半径方向に突出する係止突起を形成した連結杆と、連結杆と共に外側及び内側エスカチオンを連結するカプラーとを有し、このカプラーを、外側及び内側エスカチオンの一方に形成され、先端部の肉を盗んでその中心軸に平行な平面部を形成した第2連結棒と、他方に形成され、断面形状が第2連結棒の断面と形状係合をする受け孔を先端に形成した第1連結棒とで構成すると共に、第2連結棒の平面部に切欠を、エスカチオンが扉に装着された状態においてこの切欠と整合する受け孔の内周に突起を夫々形成し、更に、第1連結棒の受け孔形成部分に母線に沿って2以上のスリットを形成し、一方、内側エスカチオンにおいて、上記大径頭部を連結杆の長さ方向に移動可能に収納する大径頭部収納洞と、連結杆の内端部をその長さ方向に移動可能に支承する案内筒とを同軸に連設し、また、連結杆を室内側及び円周方向に付勢すると共に、連結杆が外側エスカチオンから抜け出ることを防止する第1ストッパーを設け、他方、連結杆に回り止めを施すと共に、連結杆が外方に所定距離移動したとき上記回り止めを解除するトリガー機構と、このトリガー機構の作動により軸線回りに回動する連結杆を所定の角度位置に係止する第2ストッパーとを設け、更に、外側エスカチオンにおいて、内側から順に、連結杆の外端部と摺動可能に係合する挿通孔と、係止突起と係合する棚部とを連設したことを特徴とする。
【0009】
また、請求項4に記載の発明は、扉外面に装着される外側エスカチオンと、扉内面に外側エスカチオンと対称的に装着される内側エスカチオンと、室内側の内端に大径頭部を形成し、外端部外周面の少なくとも1ヵ所に半径方向に突出する係止突起を形成した連結杆と、連結杆と共に外側及び内側エスカチオンを連結するカプラーとを有し、このカプラーを、外側及び内側エスカチオンの一方に形成され、先端部の肉を盗んでその中心軸に平行な平面部を形成した第2連結棒と、他方に形成され、断面形状が第2連結棒の断面と形状係合をする受け孔を先端に形成した第1連結棒とで構成すると共に、第2連結棒の平面部に切欠を、エスカチオンが扉に装着された状態においてこの切欠と整合する受け孔の内周に突起を夫々形成し、更に、第2連結棒の先端部に平面部と平行なスリワリを形成し、一方、内側エスカチオンにおいて、上記大径頭部を連結杆の長さ方向に移動可能に収納する大径頭部収納洞と、連結杆の内端部をその長さ方向に移動可能に支承する案内筒とを同軸に連設し、また、連結杆を室内側及び円周方向に付勢すると共に、連結杆が外側エスカチオンから抜け出ることを防止する第1ストッパーを設け、他方、連結杆に回り止めを施すと共に、連結杆が外方に所定距離移動したとき上記回り止めを解除するトリガー機構と、このトリガー機構の作動により軸線回りに回動する連結杆を所定の角度位置に係止する第2ストッパーとを設け、更に、外側エスカチオンにおいて、内側から順に、連結杆の外端部と摺動可能に係合する挿通孔と、係止突起と係合する棚部とを連設したことを特徴とする。
【0010】
更にまた、請求項5に記載の発明は、扉外面に装着される外側エスカチオンと、扉内面に外側エスカチオンと対称的に装着される内側エスカチオンと、室内側の内端に大径頭部を形成し、外端部外周面の少なくとも1ヵ所に半径方向に突出する係止突起を形成した連結杆と、連結杆と共に外側及び内側エスカチオンを連結するカプラーとを有し、このカプラーを、外側及び内側エスカチオンの一方に形成され、先端部の肉を盗んでその中心軸に平行な平面部を形成した第2連結棒と、他方に形成され、断面形状が第2連結棒の断面と形状係合をする受け孔を先端に形成した第1連結棒とで構成すると共に、第2連結棒の平面部に切欠を、エスカチオンが扉に装着された状態においてこの切欠と整合する受け孔の内周に突起を夫々形成し、更に、第1連結棒の先端部に第2連結棒の平面部に垂直なスリットを形成し、一方、内側エスカチオンにおいて、上記大径頭部を連結杆の長さ方向に移動可能に収納する大径頭部収納洞と、連結杆の内端部をその長さ方向に移動可能に支承する案内筒とを同軸に連設し、また、連結杆を室内側及び円周方向に付勢すると共に、連結杆が外側エスカチオンから抜け出ることを防止する第1ストッパーを設け、他方、連結杆に回り止めを施すと共に、連結杆が外方に所定距離移動したとき上記回り止めを解除するトリガー機構と、このトリガー機構の作動により軸線回りに回動する連結杆を所定の角度位置に係止する第2ストッパーとを設け、更に、外側エスカチオンにおいて、内側から順に、連結杆の外端部と摺動可能に係合する挿通孔と、係止突起と係合する棚部とを連設したことを特徴とする。
【0011】
また、請求項6に記載の発明は、扉外面に装着される外側エスカチオンと、扉内面に外側エスカチオンと対称的に装着される内側エスカチオンと、室内側の内端に大径頭部を形成し、外端部外周面の少なくとも1ヵ所に半径方向に突出する係止突起を形成した連結杆と、連結杆と共に外側及び内側エスカチオンを連結するカプラーとを有し、このカプラーを、外側及び内側エスカチオンの一方に形成され、先端に受け孔を形成した第1連結棒と、他方に形成され、先端が上記受け孔と嵌合する第2連結棒とで構成すると共に、第2連結棒の外周部に切欠を、エスカチオンが扉に装着された状態においてこの切欠と整合する受け孔の内周面に突起を夫々形成し、更に、第1連結棒の受け孔形成部分に、間に内側の突起を残す間隔で、母線に沿う一対のスリットを形成し、一方、内側エスカチオンにおいて、上記大径頭部を連結杆の長さ方向に移動可能に収納する大径頭部収納洞と、連結杆の内端部をその長さ方向に移動可能に支承する案内筒とを同軸に連設し、また、連結杆を室内側及び円周方向に付勢すると共に、連結杆が外側エスカチオンから抜け出ることを防止する第1ストッパーを設け、他方、連結杆に回り止めを施すと共に、連結杆が外方に所定距離移動したとき上記回り止めを解除するトリガー機構と、このトリガー機構の作動により軸線回りに回動する連結杆を所定の角度位置に係止する第2ストッパーとを設け、更に、外側エスカチオンにおいて、内側から順に、連結杆の外端部と摺動可能に係合する挿通孔と、係止突起と係合する棚部とを連設したことを特徴とする。
【0012】
更にまた、請求項7に記載の発明は、扉外面に装着される外側エスカチオンと、扉内面に外側エスカチオンと対称的に装着される内側エスカチオンと、室内側の内端に大径頭部を形成し、外端部外周面の少なくとも1ヵ所に半径方向に突出する係止突起を形成した連結杆と、連結杆と共に外側及び内側エスカチオンを連結するカプラーとを有し、このカプラーを、外側及び内側エスカチオンの一方に形成され、先端に受け孔を形成した第1連結棒と、他方に形成され、先端が上記受け孔と嵌合する第2連結棒とで構成すると共に、第1連結棒の内周面開口端縁部に内側に突出する係止爪を形成し、これに対応して、第2連結棒の先端部外周面に、その母線に沿って、係止爪と係合可能な溝部を形成し、この溝部底面に切欠を形成してエスカチオンが扉に装着された状態においてこの切欠と係止爪とが係合するようにし、一方、内側エスカチオンにおいて、上記大径頭部を連結杆の長さ方向に移動可能に収納する大径頭部収納洞と、連結杆の内端部をその長さ方向に移動可能に支承する案内筒とを同軸に連設し、また、連結杆を室内側及び円周方向に付勢すると共に、連結杆が外側エスカチオンから抜け出ることを防止する第1ストッパーを設け、他方、連結杆に回り止めを施すと共に、連結杆が外方に所定距離移動したとき上記回り止めを解除するトリガー機構と、このトリガー機構の作動により軸線回りに回動する連結杆を所定の角度位置に係止する第2ストッパーとを設け、更に、外側エスカチオンにおいて、内側から順に、連結杆の外端部と摺動可能に係合する挿通孔と、係止突起と係合する棚部とを連設したことを特徴とする。
【0013】
【実施例】
以下、この発明の実施例を図面を参照して説明する。
図1乃至図11は請求項1に係る発明を示し、これらの図の内、図1において符号1は扉外面に装着される外側エスカチオンを、符号2は扉内面に装着される内側エスカチオンを夫々示し、通常、これら外側及び内側エスカチオン1、2は図示しない扉に関し対称的に装着される。
【0014】
上記外側及び内側エスカチオン1、2は、その下端部をカプラー3によって相互に連結され、このカプラー3は、例えば外側エスカチオン1の裏面に一体に植設され、先端に受け孔を形成した第1連結棒4と、内側エスカチオン2の裏面に一体に植設され、先端が上記受け孔と嵌合する第2連結棒5とを有している。
【0015】
一方、エスカチオン1、2の上端部は、次に述べるように、この発明による取付機構における連結杆6を介して、ワンタッチでかつ再分離可能に連結されている。
【0016】
なお、上記第1及び第2連結棒4、5、並びに連結杆6は、外側及び内側エスカチオン1、2の間にあって図示を省略する扉、及びこの扉に埋設された錠箱を貫通していることは言うまでもない。
【0017】
上記連結杆6は、図2及び図3に示すように、室内側の内端(図で右端)に大径頭部7を形成し、外端部外周面の少なくとも1ヵ所(図示の実施例では軸線に関して対称的に1対)の係止突起8、8を形成した棒状体である。
【0018】
なお、大径頭部7の表面、すなわち室内側の内面には、図2及び図3に示すように、−形のスリワリ10が形成されている。
【0019】
図示の実施例では、連結杆6の先端部は他の部分より小径に成形され、その先端部に上記係止突起8、8が一体に突設されている。
【0020】
また、この連結杆6は、先端から内端に向かって小径部9、図3及び図5に示すように断面略分銅形の第1異形断面部11、図3及び図6に示すように断面略堤灯形の第2異形断面部2及び、図3及び図7に示すように断面異形ではないが後述するコイルばねの一端を受入れるばね受け凹陥部13を形成した基部14とを連設してなる。
【0021】
なお、第1及び第2異形断面部11、12並びに基部14は、同一の円筒に内接するものとする。
【0022】
また、第2異形断面部12は、第1異形断面部の外周を一定の角度範囲にわたって切除した断面形状である。
【0023】
他方、図1に示すように、内側エスカチオン2には、室内側から順に、前記大径頭部7を連結杆の長さ方向に移動可能に収納する大径頭部収納洞15と、連結杆6の内端部をその長さ方向に移動可能に支承する案内筒16とが連設されている。
【0024】
上記大径頭部収納洞15は、図7に示すように、大径頭部7が連結杆の軸線回りを回動できるように断面円形であるが、案内筒16の内孔の断面は、上記第1位径断面部11と摺動可能に嵌合できるように断面略分銅形の異形断面となっている。
【0025】
そのため、図9に示すように、連結杆の第1異形断面部11が案内筒16と嵌合しているときには、連結杆6はその長さ方向には摺動できるけれども、その軸線の回りを回動することはできない。すなわち、連結杆はこの状態で回り止めが施されることになる。
【0026】
また、図7に示すように、大径頭部収納洞15には直線状のばね溝17が連設されている。
【0027】
更にまた、図1に示すように、連結杆の大径頭部7の厚さ、すなわち連結杆6の長さ方向の寸法は大径頭部収納洞15の深さより小さく設定されているので、大径頭部7と案内筒16との間には環状の空間が形成される。
【0028】
そして、この発明においては、この空間における連結杆の内端部に圧縮コイルばね(以下単にコイルばねという)18が巻装されている。
【0029】
このコイルばね18は連結杆6を室内側に、すなわち図1において右方に付勢しており、従って連結杆の大径頭部7は大径頭部収納洞15から抜け出ようとするが、大径頭部7に形成されたフランジ19(図2参照)が内側エスカチオン2を覆う化粧カバー21(図1参照)に形成された大径頭部7用の開口の開口端縁と係合するので、この開口の開口端縁が第1ストッパーとなって大径頭部7が室内側に抜け出ることはない。
【0030】
また、上記コイルばね18は、その一端を前記ばね受け凹陥部13(図6参照)に、他端を前記ばね溝17(図7参照)に係合させた状態で、連結杆6を円周方向の一方向(図9で反時計方向)に付勢するように少し捩られた状態で弾装されている。
【0031】
そのため、連結杆6に回り止めが施されていない場合には手を離すとコイルばねの捩りがすぐに戻されてしまうが、後述するように、連結杆に捩る方向の付勢力が必要な場合には、図9に示すように、第1異形断面部11が案内筒16と嵌合しているので、連結杆6が回ってしまうことはない。
【0032】
一方、外側エスカチオン1の裏面の連結杆6の中心軸線と整合する部位には、図1及び図8に示すように、係止筒22が一体に突設されており、この係止筒22の内孔には連結杆の外端部と摺動可能に係合する挿通孔23が形成されると共に、この挿通孔23の開口端縁としての棚部24が形成されている。
【0033】
上記のように構成されたこの発明の一実施例による取付機構は、外側及び内側エスカチオン1、2が分離されているとき、内側エスカチオン1内における連結杆6の相対角度位置は、大径頭部のスリワリ10が図2及び図3に示すように縦長になる角度位置にある。
【0034】
このときには、図9に示すように連結杆の第1異形断面部11が案内筒16と嵌合しており、そのため連結杆6には回り止めが施されているので、連結杆6は内側エスカチオン2から抜け出ようとするが、前記したように大径頭部のフランジ19が化粧カバー21の開口端縁に係止され、図1より右方に位置する(図示せず)。
【0035】
この発明による取付機構を作動させて外側及び内側エスカチオン1、2を扉に装着するには、先ず、外側エスカチオン1の係止筒22及び第1連結棒4(図1参照)を扉の外面に開口したこれらの突起に対応する開口に挿入して外側エスカチオン1を扉の外面に押し付ける。
【0036】
次いで、扉の内側から内側エスカチオンの案内筒16及び第2連結棒5(図1参照)の夫々に対応する開口に挿入して内側エスカチオンを扉内面に押し付ける。
【0037】
すると、図1に示すように、錠箱内において第1及び第2連結棒4、5が夫々の先端を嵌め合わせるようにして相互に連結される。
【0038】
同時に、連結杆の先端部が外側エスカチオンの係止筒内に挿入され、挿通孔23(図8参照)と嵌合する。
【0039】
この状態で、室内側から内側エスカチオンの化粧カバーから少し飛出した連結杆の大径頭部7を、コイルばね18の弾力に抗して、例えば手指で室外側に押動する。
【0040】
このときには、図9に示すように連結棒の第1異形断面部11が案内筒16と嵌合して連結杆6には回り止めが施されているから、連結杆6は回転せずに室外側に移動する。
【0041】
そして、第1異形断面部11の内端が案内筒から外れると、図10に示すように、今度は第2異形断面部12のみが案内筒16と嵌合、或いは係合することになる。
【0042】
前記したように連結杆6は図10で反時計方向に付勢されているとしたから、このとき連結杆6の回り止めが解除され、連結杆6は図10で反時計方向に回動する。すなわち、連結杆6の回り止めが解除される。
【0043】
このようにして、図示の実施例における取付機構においては、第1及び第2異形断面部11、12の境目と案内筒16の内端開口端縁とにより前記トリガー機構を構成する。
【0044】
また、図10において第2異形断面部12が反時計方向に90度回動するとそれ以上回動できないので、第2異形断面部及び案内筒16は第2ストッパーを構成する。
【0045】
このとき連結杆の係止突起8が外側エスカチオンの棚部24より外方にあるように各部材の形状、寸法を設定しておくと、連結杆の先端小径部9が挿通孔23内で例えば90度回動し、図1に示すように、係止突起8が棚部24と係合する角度位置になる。
【0046】
この状態で内側エスカチオンを室内側に移動させようとすると、係止突起8を介して連結杆6が外側エスカチオン1に係止されるので、内側エスカチオン2を移動させることができない。
【0047】
すなわち、外側及び内側エスカチオン1、2は相互に拘束された状態で扉に装着されることになる。
【0048】
なお、図1に示す装着状態において、連結杆の基部14の外端面(図2及び図3で左端面)が大径頭部収納洞15の底面に近接するように各部材の寸法を設定しておくと、取り付けられたエスカチオンにガタが生じない。
【0049】
一方、エスカチオン1、2を扉面から取り外すには、先ず扉内面において水平になっている前記スリワリ10に例えばマイナスドライバーの先端を差込み、図示の実施例では大径頭部7を時計方向に90度回し、係止突起8を挿通孔23と整合させる。
【0050】
すると、図9に示すように第1異形断面部11と案内筒16の内孔も整合するので、連結杆6はその付勢力により室内側に移動し、係止突起8、8は棚部24から内方に移動する。
【0051】
この状態では内側エスカチオン2を係止する何物も無いので、外側及び内側エスカチオン1、2を扉から取り外すことができる。
【0052】
図11は請求項1に係る発明の他の実施例を示し、この実施例は案内筒16の内孔の断面形状を円形と、その外側から内孔内に突出する制御ピン25を打込む。
【0053】
また、連結杆6も断面円形の丸棒として案内筒16内で回動可能とし、その外表面に例えばL字形の制御溝26を形成し、その左方の開口端から制御ピン25を係入させる。
【0054】
そして、大径頭部7を押込むときの制御溝26の右方への移動を利用して、相対移動により固定の制御ピン25が幅広部27に致ると共に下方に移動する動きを利用してトリガー機構及び第2ストッパーを構成する。
【0055】
一方、図12乃至図14は請求項2に係る発明を示す。これらの図における発明は、請求項1に係る発明と主要部の構成は同一であるが、前記カプラー3(図1参照)の部分において第1及び第2連結棒4、5の結合を更に強固にし、以て長期間の使用後においてもエスカチオンが扉面から浮き上がらないようにしたものである。
【0056】
なお、請求項2に係る発明の説明に続く請求項3乃至請求項7に記載の発明も、請求項2に係る発明と同様に、カプラー3における第1及び第2連結棒4、5の結合を更に強固にし、以て長期間の使用後においてもエスカチオンが扉面から浮き上がらないようすることを目的としている。
【0057】
すなわち、図12において符号5は前記第2連結棒5の先端部を示し、この第2連結棒5の先端部の外周面に、円周方向に沿って、少なくとも1個(図示の実施例では5個)の切欠28、28が形成されている。
【0058】
これに対応して、図13に示すように、第1連結棒4の先端の筒状部の開口端縁付近における内周面に少なくとも1個の突起29が形成されている。
【0059】
この突起29の図13に示す横断面形状は上記切欠28と係合できるように例えば三角形とし、その円周方向の寸法は第2連結棒の切欠が形成されていない外周面と干渉しないように定める。
【0060】
また、突起29の扉厚方向(図13で左右方向)の位置は、外側及び内側エスカチオン1、2を扉に装着したとき、突起29が切欠28と係合するように定める(図14参照)。
【0061】
更にまた、第1連結棒4の先端筒上部が図において上下に拡開し易いように筒状部の肉厚を小さくし、更に水平なスリット31を2ヵ所以上形成すると良い。
【0062】
ちなみに、上記突起29を第1連結棒の内周面に形成するには、例えば、エスカチオン本体或いは第1連結棒4の材質を弾力性がある合成樹脂とし、射出成形時上記スリット31を形成する中子に突起29を形成するための小凹陥部を形成し(図示せず)、射出成形及び冷却後この中子を引抜けば、第1連結棒の筒上部が上下に拡開するので、突起29を潰すことなく中子を引抜くことができ、この用にして容易に突起29を形成することができる。
【0063】
上記のように構成された請求項2に記載の発明によれば、外側及び内側エスカチオン1、2を扉に装着するときカプラーの第1及び第2連結棒の先端部が相互に嵌合し、図14に示すように、このとき前者の突起29と後者の切欠28が相互に係合するので、これらの形状係合により外側及び内側エスカチオンがカプラー部においても連結され、長期間の使用後においてもエスカチオンが扉面から浮き上がらないようにすることができる。
【0064】
なお、図示の実施例では切欠28を複数としたが、切欠28は最低1個あれば足り、逆に、切欠28及び突起29を夫々複数としてもよい。
【0065】
図15及び図16は請求項3に記載の発明の一実施例を示し、この発明においては、第2連結棒5の先端部の肉を盗んでその中心軸と平行な平面部32を形成し、この平面部に切欠28、28を形成してある。
【0066】
一方、第1連結棒4に形成された受け孔の断面形状は、第2連結棒5の断面と形状係合をするように設定されている。
【0067】
また、第1連結棒4の内孔面の、エスカチオン装着時上記切欠28と整合する部分、すなわち、第2連結棒の平面部32と接合する平面部には、切欠28と係合する突起29が形成されている。
【0068】
上記のように構成された請求項3に記載の発明によれば、外側及び内側エスカチオン1、2を扉に装着するときカプラーの第1及び第2連結棒の先端部が相互に嵌合し、図15に示すように、このとき前者の突起29と後者の切欠28が相互に係合するので、これらの形状係合により外側及び内側エスカチオンがカプラー部においても連結され、長期間の使用後においてもエスカチオンが扉面から浮き上がらないようにすることができる。
【0069】
請求項3に記載の発明においては、切欠28及び突起29が夫々平面部に形成されるので、夫々の長さを大きくでき、そのため第1及び第2連結棒4、5の結合が更に強固になる、という別の利点が生じる。
【0070】
なお、請求項3に記載の発明においても、第1連結棒の受け孔部分の弾性を向上させるため、母線に沿って2以上のスリット31、31を形成すると良い(図15及び図16参照)。
【0071】
図17及び図18は請求項4に記載の発明の一実施例を示し、この発明においては、第2連結棒5の先端部の肉を盗んでその中心軸と平行な平面部32を形成し、この平面部に切欠28、28を形成してあることは請求項3に記載の発明と同様である。
【0072】
一方、第1連結棒4に形成された受け孔の断面形状は、第2連結棒5の断面と形状係合をするように設定されている。
【0073】
また、第1連結棒4の内孔面の、エスカチオン装着時上記切欠28と整合する部分、すなわち、第2連結棒の平面部32と接合する平面部には、切欠28と係合する突起29が形成されている。
【0074】
更にまた、第2連結棒5の先端部には、その平面部32とほぼ平行な深いスリワリ33が形成されている。
【0075】
図17及び図18に示す発明が請求項3に記載の発明と異なるところは、切欠28と突起29の係脱に必要な両者の相対運動を得るため、第1連結棒4の筒部の拡開ではなく、第2連結棒5の深いスリワリ33に起因する第2連結棒5の弾性変形を利用している点にあり、その機能は図15及び図16に示すところと変るところはないので、更に詳細な説明は省略する。
【0076】
また、図17に示す実施例においては、上記深いスリワリ33の幅が第2連結棒5の先端ほど大きくなるように設計されているが、これはこの発明の必須の構成要件ではない。
【0077】
図19及び図20は請求項5に記載の発明の一実施例を示し、この発明においては、第2連結棒5の先端部の肉を盗んでその中心軸と平行な平面部32を形成し、この平面部に切欠28、28を形成してあることは請求項3に記載の発明と同様である。
【0078】
一方、第1連結棒4に形成された受け孔の断面形状は、第2連結棒5の断面と形状係合をするように設定されている。
【0079】
また、第1連結棒4の内孔面の、エスカチオン装着時上記切欠28と整合する部分、すなわち、第2連結棒の平面部32と接合する平面部には、切欠28と係合する突起29が形成されている。
【0080】
更にまた、第2連結棒4の先端筒部の、第2連結棒5に関し突起29と対称的な角度位置には、その母線に沿って、スリット31が形成されている。
【0081】
図19及び図20に示す発明が請求項3に記載の発明と異なるところは、切欠28と突起29の係脱に必要な両者の相対運動を得るため、第1連結棒4の筒部の、図15及び図16における上下方向の拡開ではなく、第1連結棒4に形成されたスリット31の存在により、第1連結棒4の筒部の、図20で左右に拡開するような弾性変形を利用している点にある。
【0082】
そのため、第1連結棒に体する第2連結棒の押込みに要する力が大きくなるが、一旦両者の結合が完了すれば、その結合は強固になる。また、機能は図15及び図16に示すところと変るところはないので、更に詳細な説明は省略する。
【0083】
図21及び図22は請求項6に記載の発明の一実施例を示し、この発明は、図12乃至図14に示す請求項2に記載の発明を更に改良したものである。
【0084】
すなわち、第2連結棒5の先端部の外周に切欠28を形成してある点は請求項2に記載の発明と同様である(図12参照)。
【0085】
異なるところは、図22に示すように、第1連結棒4の受け孔形成部分に、間に内側の突起29を残す間隔で、母線に沿う一対の細いスリット31、31を形成して先端に突起29を設けた弾性腕34を形成し、その代わりに、図13に示す長いスリットを省略してある。
【0086】
そのため、切欠28及び突起29の係脱の際、主に弾性腕34がラジアル方向に揺動する。
【0087】
上記のように構成された請求項6に記載の発明は、その機能は請求項2に記載の発明とほぼ同じであるが、細い弾性腕34の長さを自由に設定できるので、弾性腕34の剛性を自由に設定でき、連結棒の材質及び切欠28の深さに応じて、切欠28及び突起29の係脱に要する力や弾性腕34の応力を適切に設計できる、という別の利点が生じる。
【0088】
図23乃至図27は請求項7に記載の発明の一実施例を示し、この発明における第1連結棒4の内周面開口端縁部には、図23及び図24に示すように、内側斜め方向に突出する係止爪35が形成されている。
【0089】
なお、図23及び図24に示すように内周面開口端縁部に係止爪35を形成するには、例えば、エスカチオンの成形に射出成形機を用いるものとし、係止爪の位置で左右に分割でき、係止爪35と凹凸反対の凹部を形成した中子を用いるとよい(図示せず)。
【0090】
これに対応して、図25及び図26に示すように、第2連結棒5の先端部外周面に、その母線に沿って係止爪35と係合可能な溝部36が形成されている。
【0091】
そして、この溝部底面(図26で上面)に切欠28が形成されており、エスカチオンが扉に装着された状態において、図27に示すように、切欠28と係止爪35の先端とが係合するように各部の形状及び寸法が設定されている。
【0092】
なお、第2連結棒5の先端が第1連結棒4の先端と嵌合するとき、係止爪35の先端と切欠28とは係脱を繰り返すが、この係脱に要する両者の相対運動は係止爪35の弾性変形による起伏を利用する。
【0093】
また、第2連結棒5に溝部36を凹設し、その底面に切欠28を形成した理由は、係止爪35の半径方向の寸法を大きくしてその弾性を高めるにある。
【0094】
更にまた、上記請求項7に記載の発明の作用効果は、前記請求項3乃至請求項6に記載の発明とほぼ同様であるから、更に詳細な説明は省略する。
【0095】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、この発明は、内側エスカチオンにおいて長さ方向に移動可能に案内された連結杆を、その先端に形成された係止突起が外側エスカチオンに形成された棚部に係合する方向に付勢したので、外側及び内側エスカチオンで扉を挟んだ後、室内側から連結杆の頭部を外方に押動するだけで内外エスカチオンを扉に装着することができる。
【0096】
また、連結杆をその長さ方向にそって室内側に付勢したので、室内側から連結杆をその付勢方向とは逆方向に回動させるだけで、係止突起と棚部との係合を解くことができ、内外エスカチオンを扉から取り外すことができる。
【0097】
更にまた、請求項2乃至請求項7に記載の発明によれば、外側及び内側エスカチオンはカプラー部においても安定に連結されるので、長期間の使用後においてもエスカチオンの扉面からの浮き上がりを防止することができる、等種々の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】内外エスカチオンの取付状態を扉及び錠箱を省略して示す側面図。
【図2】連結杆の平面図。
【図3】連結杆の側面図。
【図4】図3のIV−IV線による断面図。
【図5】図3のV−V線による断面図。
【図6】図3のVI−VI線による断面図。
【図7】内側エスカチオンの一部裏面図。
【図8】外側エスカチオンの一部裏面図。
【図9】案内筒と連結杆との嵌合の状態を示す一部断面図で、連結杆の第1異形断面部と嵌合している状態を示す。
【図10】案内筒と連結杆との嵌合の状態を示す一部断面図で、連結杆の第1異形断面部と嵌合している状態を示す。
【図11】この発明の変形実施例を示す線図。
【図12】請求項2に記載の発明におけるカプラーの第2連結棒の一部平面図。
【図13】請求項2に記載の発明におけるカプラーの第1連結棒の拡大断面図。
【図14】請求項2に記載の発明におけるカプラーの係合状態を示す拡大断面図。
【図15】請求項3に記載の発明におけるカプラーの係合状態を示す拡大断面図。
【図16】図15のXVI−XVI線による断面図。
【図17】請求項4に記載の発明におけるカプラーの係合状態を示す拡大断面図。
【図18】図17のXVIII−XVIII線による断面図。
【図19】請求項5に記載の発明におけるカプラーの係合状態を示す拡大断面図。
【図20】図20のXX−XX線による断面図。
【図21】請求項6に記載の発明におけるカプラーの係合状態を示す拡大断面図。
【図22】請求項6に記載の発明における第1連結棒先端部の下面図。
【図23】請求項7に記載の発明における第1連結棒の正面図。
【図24】請求項7に記載の発明における第1連結棒の縦断面図。
【図25】請求項7に記載の発明における第2連結棒の正面図。
【図26】請求項7に記載の発明における第2連結棒の縦断面図。
【図27】請求項7に記載の発明におけるカプラーの係合状態を示す拡大断面図。
【符号の説明】
1 外側エスカチオン
2 内側エスカチオン
3 カプラー
4 第1連結棒
5 第2連結棒
6 連結杆
7 大径頭部
8 係止突起
10 スリワリ
11 第1異形断面部
12 第2異形断面部
15 大径頭部収納洞
16 案内筒
17 ばね溝
18 コイルばね
19 フランジ
21 化粧カバー
22 係止筒
23 挿通孔
24 棚部
25 制御ピン
26 制御溝
27 幅広部
28 切欠
29 突起
31 スリット
32 平面部
33 深いスリワリ
34 弾性腕
35 係止爪
36 溝部

Claims (7)

  1. 扉外面に装着される外側エスカチオンと、扉内面に外側エスカチオンと対称的に装着される内側エスカチオンと、室内側の内端に大径頭部を形成し、外端部外周面の少なくとも1ヵ所に半径方向に突出する係止突起を形成した連結杆とを有し、内側エスカチオンにおいて、上記大径頭部を連結杆の長さ方向に移動可能に収納する大径頭部収納洞と、連結杆の内端部をその長さ方向に移動可能に支承する案内筒とを同軸に連設し、一方、連結杆を室内側及び円周方向に付勢すると共に、連結杆が外側エスカチオンから抜け出ることを防止する第1ストッパーを設け、他方、連結杆に回り止めを施すと共に、連結杆が外方に所定距離移動したとき上記回り止めを解除するトリガー機構と、このトリガー機構の作動により軸線回りに回動する連結杆を所定の角度位置に係止する第2ストッパーとを設け、更に、外側エスカチオンにおいて、内側から順に、連結杆の外端部と摺動可能に係合する挿通孔と、係止突起と係合する棚部とを連設したことを特徴とするエスカチオンの取付機構。
  2. 扉外面に装着される外側エスカチオンと、扉内面に外側エスカチオンと対称的に装着される内側エスカチオンと、室内側の内端に大径頭部を形成し、外端部外周面の少なくとも1ヵ所に半径方向に突出する係止突起を形成した連結杆と、連結杆と共に外側及び内側エスカチオンを連結するカプラーとを有し、このカプラーを、外側及び内側エスカチオンの一方に形成され、先端に受け孔を形成した第1連結棒と、他方に形成され、先端が上記受け孔と嵌合する第2連結棒とで構成すると共に、第2連結棒の外周部に切欠を、エスカチオンが扉に装着された状態においてこの切欠と整合する受け孔の内周面に突起を夫々形成し、更に、第1連結棒の受け孔形成部分に母線に沿って2以上のスリットを形成し、一方、内側エスカチオンにおいて、上記大径頭部を連結杆の長さ方向に移動可能に収納する大径頭部収納洞と、連結杆の内端部をその長さ方向に移動可能に支承する案内筒とを同軸に連設し、また、連結杆を室内側及び円周方向に付勢すると共に、連結杆が外側エスカチオンから抜け出ることを防止する第1ストッパーを設け、他方、連結杆に回り止めを施すと共に、連結杆が外方に所定距離移動したとき上記回り止めを解除するトリガー機構と、このトリガー機構の作動により軸線回りに回動する連結杆を所定の角度位置に係止する第2ストッパーとを設け、更に、外側エスカチオンにおいて、内側から順に、連結杆の外端部と摺動可能に係合する挿通孔と、係止突起と係合する棚部とを連設したことを特徴とするエスカチオンの取付機構。
  3. 扉外面に装着される外側エスカチオンと、扉内面に外側エスカチオンと対称的に装着される内側エスカチオンと、室内側の内端に大径頭部を形成し、外端部外周面の少なくとも1ヵ所に半径方向に突出する係止突起を形成した連結杆と、連結杆と共に外側及び内側エスカチオンを連結するカプラーとを有し、このカプラーを、外側及び内側エスカチオンの一方に形成され、先端部の肉を盗んでその中心軸に平行な平面部を形成した第2連結棒と、他方に形成され、断面形状が第2連結棒の断面と形状係合をする受け孔を先端に形成した第1連結棒とで構成すると共に、第2連結棒の平面部に切欠を、エスカチオンが扉に装着された状態においてこの切欠と整合する受け孔の内周に突起を夫々形成し、更に、第1連結棒の受け孔形成部分に母線に沿って2以上のスリットを形成し、一方、内側エスカチオンにおいて、上記大径頭部を連結杆の長さ方向に移動可能に収納する大径頭部収納洞と、連結杆の内端部をその長さ方向に移動可能に支承する案内筒とを同軸に連設し、また、連結杆を室内側及び円周方向に付勢すると共に、連結杆が外側エスカチオンから抜け出ることを防止する第1ストッパーを設け、他方、連結杆に回り止めを施すと共に、連結杆が外方に所定距離移動したとき上記回り止めを解除するトリガー機構と、このトリガー機構の作動により軸線回りに回動する連結杆を所定の角度位置に係止する第2ストッパーとを設け、更に、外側エスカチオンにおいて、内側から順に、連結杆の外端部と摺動可能に係合する挿通孔と、係止突起と係合する棚部とを連設したことを特徴とするエスカチオンの取付機構。
  4. 扉外面に装着される外側エスカチオンと、扉内面に外側エスカチオンと対称的に装着される内側エスカチオンと、室内側の内端に大径頭部を形成し、外端部外周面の少なくとも1ヵ所に半径方向に突出する係止突起を形成した連結杆と、連結杆と共に外側及び内側エスカチオンを連結するカプラーとを有し、このカプラーを、外側及び内側エスカチオンの一方に形成され、先端部の肉を盗んでその中心軸に平行な平面部を形成した第2連結棒と、他方に形成され、断面形状が第2連結棒の断面と形状係合をする受け孔を先端に形成した第1連結棒とで構成すると共に、第2連結棒の平面部に切欠を、エスカチオンが扉に装着された状態においてこの切欠と整合する受け孔の内周に突起を夫々形成し、更に、第2連結棒の先端部に平面部と平行な深いスリワリを形成し、一方、内側エスカチオンにおいて、上記大径頭部を連結杆の長さ方向に移動可能に収納する大径頭部収納洞と、連結杆の内端部をその長さ方向に移動可能に支承する案内筒とを同軸に連設し、また、連結杆を室内側及び円周方向に付勢すると共に、連結杆が外側エスカチオンから抜け出ることを防止する第1ストッパーを設け、他方、連結杆に回り止めを施すと共に、連結杆が外方に所定距離移動したとき上記回り止めを解除するトリガー機構と、このトリガー機構の作動により軸線回りに回動する連結杆を所定の角度位置に係止する第2ストッパーとを設け、更に、外側エスカチオンにおいて、内側から順に、連結杆の外端部と摺動可能に係合する挿通孔と、係止突起と係合する棚部とを連設したことを特徴とするエスカチオンの取付機構。
  5. 扉外面に装着される外側エスカチオンと、扉内面に外側エスカチオンと対称的に装着される内側エスカチオンと、室内側の内端に大径頭部を形成し、外端部外周面の少なくとも1ヵ所に半径方向に突出する係止突起を形成した連結杆と、連結杆と共に外側及び内側エスカチオンを連結するカプラーとを有し、このカプラーを、外側及び内側エスカチオンの一方に形成され、先端部の肉を盗んでその中心軸に平行な平面部を形成した第2連結棒と、他方に形成され、断面形状が第2連結棒の断面と形状係合をする受け孔を先端に形成した第1連結棒とで構成すると共に、第2連結棒の平面部に切欠を、エスカチオンが扉に装着された状態においてこの切欠と整合する受け孔の内周に突起を夫々形成し、更に、第1連結棒の先端部に第2連結棒の平面部に垂直なスリットを形成し、一方、内側エスカチオンにおいて、上記大径頭部を連結杆の長さ方向に移動可能に収納する大径頭部収納洞と、連結杆の内端部をその長さ方向に移動可能に支承する案内筒とを同軸に連設し、また、連結杆を室内側及び円周方向に付勢すると共に、連結杆が外側エスカチオンから抜け出ることを防止する第1ストッパーを設け、他方、連結杆に回り止めを施すと共に、連結杆が外方に所定距離移動したとき上記回り止めを解除するトリガー機構と、このトリガー機構の作動により軸線回りに回動する連結杆を所定の角度位置に係止する第2ストッパーとを設け、更に、外側エスカチオンにおいて、内側から順に、連結杆の外端部と摺動可能に係合する挿通孔と、係止突起と係合する棚部とを連設したことを特徴とするエスカチオンの取付機構。
  6. 扉外面に装着される外側エスカチオンと、扉内面に外側エスカチオンと対称的に装着される内側エスカチオンと、室内側の内端に大径頭部を形成し、外端部外周面の少なくとも1ヵ所に半径方向に突出する係止突起を形成した連結杆と、連結杆と共に外側及び内側エスカチオンを連結するカプラーとを有し、このカプラーを、外側及び内側エスカチオンの一方に形成され、先端に受け孔を形成した第1連結棒と、他方に形成され、先端が上記受け孔と嵌合する第2連結棒とで構成すると共に、第2連結棒の外周部に切欠を、エスカチオンが扉に装着された状態においてこの切欠と整合する受け孔の内周面に突起を夫々形成し、更に、第1連結棒の受け孔形成部分に、間に内側の突起を残す間隔で、母線に沿う一対のスリットを形成し、一方、内側エスカチオンにおいて、上記大径頭部を連結杆の長さ方向に移動可能に収納する大径頭部収納洞と、連結杆の内端部をその長さ方向に移動可能に支承する案内筒とを同軸に連設し、また、連結杆を室内側及び円周方向に付勢すると共に、連結杆が外側エスカチオンから抜け出ることを防止する第1ストッパーを設け、他方、連結杆に回り止めを施すと共に、連結杆が外方に所定距離移動したとき上記回り止めを解除するトリガー機構と、このトリガー機構の作動により軸線回りに回動する連結杆を所定の角度位置に係止する第2ストッパーとを設け、更に、外側エスカチオンにおいて、内側から順に、連結杆の外端部と摺動可能に係合する挿通孔と、係止突起と係合する棚部とを連設したことを特徴とするエスカチオンの取付機構。
  7. 扉外面に装着される外側エスカチオンと、扉内面に外側エスカチオンと対称的に装着される内側エスカチオンと、室内側の内端に大径頭部を形成し、外端部外周面の少なくとも1ヵ所に半径方向に突出する係止突起を形成した連結杆と、連結杆と共に外側及び内側エスカチオンを連結するカプラーとを有し、このカプラーを、外側及び内側エスカチオンの一方に形成され、先端に受け孔を形成した第1連結棒と、他方に形成され、先端が上記受け孔と嵌合する第2連結棒とで構成すると共に、第1連結棒の内周面開口端縁部に内側に突出する係止爪を形成し、これに対応して、第2連結棒の先端部外周面に、その母線に沿って、係止爪と係合可能な溝部を形成し、この溝部底面に切欠を形成して、エスカチオンが扉に装着された状態においてこの切欠と係止爪とが係合するようにし、一方、内側エスカチオンにおいて、上記大径頭部を連結杆の長さ方向に移動可能に収納する大径頭部収納洞と、連結杆の内端部をその長さ方向に移動可能に支承する案内筒とを同軸に連設し、また、連結杆を室内側及び円周方向に付勢すると共に、連結杆が外側エスカチオンから抜け出ることを防止する第1ストッパーを設け、他方、連結杆に回り止めを施すと共に、連結杆が外方に所定距離移動したとき上記回り止めを解除するトリガー機構と、このトリガー機構の作動により軸線回りに回動する連結杆を所定の角度位置に係止する第2ストッパーとを設け、更に、外側エスカチオンにおいて、内側から順に、連結杆の外端部と摺動可能に係合する挿通孔と、係止突起と係合する棚部とを連設したことを特徴とするエスカチオンの取付機構。
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