JP3140332B2 - 電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機

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JP3140332B2
JP3140332B2 JP07165558A JP16555895A JP3140332B2 JP 3140332 B2 JP3140332 B2 JP 3140332B2 JP 07165558 A JP07165558 A JP 07165558A JP 16555895 A JP16555895 A JP 16555895A JP 3140332 B2 JP3140332 B2 JP 3140332B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、第1固定接点と第2固
定接点を形成したパターン回路を表面に設けた基板と、
前記各固定接点の一方と縁部が接し且つ表面側からの押
圧によって変形して前記各固定接点の他方と中央部が接
するように前記基板の表面の一部を覆う弾性接片と、該
弾性接片の前記縁部の一部と前記基板とを離間させるこ
とにより形成された給排気口と、裏面全体に設けられた
接着手段を介して前記弾性接片の表面と該弾性接片に覆
われていない部分の前記基板の表面とに直接跨って添着
させることにより前記弾性接片を前記基板に位置決め固
定する可撓性のカバーとを備えた電気掃除機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、家庭用の電気掃除機に
は、電動送風機を内蔵した電気掃除機本体と、電気掃除
機本体に接続されたホース本体とを備え、ホース本体の
略中間部に設けられた手元操作体により電動送風機のパ
ワーの切り換え等の操作並びにホース本体先端の方向等
の操縦を行うようにしたものが知られている。
【0003】図14(A),(B)は、このような電気
掃除機に用いられる手元操作体1を示し、その前後には
延長管2並びに蛇腹状のホース3が接続されている。
【0004】手元操作体1は、延長管2を手元操作体1
から取り外す際に押圧される接続ロック解除ボタン4、
各種スイッチS1〜S5を有するスイッチ部5、ホース
本体先端の方向等を操縦する把手部6を備えている。
【0005】スイッチ部5は、図13(A),(B)に
示すように、手元操作体1に固定された基板7と、基板
7の表面にスイッチS1〜S5に対応するように配置さ
れたドーム状の導体からなる複数のディスク(弾性接
片)8,8…と、ディスク8,8…及び基板7を覆う可
撓性のカバー9と、カバー9の上に設けられた可撓性の
銘板10とを備えている。
【0006】基板7の表面には、各ディスク8の中央に
対向する円形状の第1固定接点7a(一つのみ図示)
と、第1固定接点7aの周囲を囲む第2固定接点7b
(一つのみ図示)とを互いに絶縁状態で形成したパター
ン回路基板が用いられている。
【0007】第1固定接点7aは、図12(A)に示す
様に、その肉厚が第2固定接点7bの肉厚よりも薄く形
成されている。また、第1固定接点7aは常時はディス
ク8から離間し、第2固定接点7bはディスク8の周縁
部と当接し、ディスク8が表面から押されると弾性変形
して第1固定接点7aともディスク8が当接し、これに
より第1固定接点7aと第2固定接点7bとが電気的に
接続してスイッチS1〜S5の操作に応じて電源のオン
・オフ、電動送風機のパワーの切り換え、ブラシモータ
(図示せず)のオン・オフ等が行なえる。
【0008】カバー9には、図12(A),(B)に示
すように、ディスク8の周囲に形成される隙間Jの位置
に通気孔9aが設けられており、ディスク8が弾性変形
した際にディスク8が形成する空間Hの空気を、各固定
接点7a,7bの絶縁空間並びに隙間Jを介して通気孔
9から空間外部へ排出し、ディスク8が元の形状に復帰
する際に空間外の空気を通気孔9aから隙間J並びに各
固定接点7a,7bの絶縁空間を介して空間Hへ吸気さ
せてディスク8の変形並びに復帰がスムーズに行われる
ようになっている。
【0009】また、カバー9の裏面全体にはスイッチ操
作中にディスク8が位置ズレを起さないように接着剤
(図示せず)が設けられていて、この接着剤によりカバ
ー9が基板7の表面にディスク8と一体に接着固定され
る。尚、隙間Jは、ディスク8の肉厚並びにドーム形状
により基板7から剥離することにより形成される。
【0010】銘板10は、その周縁部が手元操作体1の
取付凹部1aに接着され、カバー9に対してはフリーの
状態となっている。また、銘板10は、埃や湿った塵埃
等が基板7とディスク6の間に入り込むことを防止する
もので、これより各スイッチS1〜S5の動作不良や短
絡事故を防止することができる。
【0011】尚、このようなスイッチ構造とする理由
は、手元操作体1の操作部4の面積が限られており、こ
の限られた面積の操作部4になるべく操作面の大きいス
イッチS1〜S5を設けて操作性を良くし、且つ、スイ
ッチ構造を薄くして手元操作体1の機能性、操縦性並び
に意匠性を向上させるためである。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の如く
構成された電気掃除機にあっては、スイッチS1〜S5
を押圧操作する際、その操作する指が通気孔9aに重な
り易かった。
【0013】この通気孔9aに指が重なると、ディスク
8を押圧する際には銘板10を介して通気孔9aを塞い
で空間H内の空気の排出が困難となるため変形し難いと
いう問題が生じる。また、ディスク8の変形後には、接
着剤がカバー9の裏面全体に設けられているため、通気
孔9aの周縁部が一時的に基板7に接着されて空間Hへ
の空気の吸気が困難となり、ディスク8の変形復帰に時
間を要するという問題が生じ、相対的にはディスク8の
スイッチ操作に対するクリック感が得られ難いという問
題が生じていた。
【0014】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、ディスクの変形・復帰をスムースに行うことがで
き、しかも、スイッチ操作時のクリック感を良好に得る
ことができる電気掃除機を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】その目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、第1固定接点と第2固定
接点を形成したパターン回路を表面に設けた基板と、前
記各固定接点の一方と縁部が接し且つ表面側からの押圧
によって変形して前記各固定接点の他方と中央部が接す
ように前記基板の表面の一部を覆う弾性接片と、該弾
性接片の前記縁部の一部と前記基板とを離間させること
により形成された給排気口と、裏面全体に設けられた接
着手段を介して前記弾性接片の表面と該弾性接片に覆わ
れていない部分の前記基板の表面とに直接跨って添着さ
せることにより前記弾性接片を前記基板に位置決め固定
する可撓性のカバーとを備えた電気掃除機において、前
記弾性接片を変形させた際に該弾性接片と前記基板とで
形成する空間内の空気を前記給排気口を介して外部へ排
気し且つ前記弾性接片が元の形状に復帰する際に前記空
間外の空気を前記給排気口を介して前記空間内へ吸気す
るように前記カバー前記給排気口に対応した部分は
記基板に添着されていないことを要旨とする。
【0016】
【作用】このような請求項1に記載の構成においては、
基板の表面に第1固定接点と第2固定接点を形成したパ
ターン回路が設けられ、基板の表面の一部を覆う弾性接
片の縁部が固定接点の一方と接すると共に表面側からの
押圧によって変形して固定接点の他方と中央部が接し、
給排気口が弾性接片の縁部の一部と基板とを離間させる
ことにより形成され、弾性接片を基板に位置決め固定す
る可撓性のカバーが裏面全体に設けられた接着手段を介
して弾性接片の表面とこの弾性接片に覆われていない部
分の基板表面とに直接跨り且つ給排気口に対応した部分
の除いて基板に添着され、これにより、弾性接片を変形
させた際に弾性接片と基板とで形成する空間内の空気が
給排気口を介して外部へ排気され、しかも、弾性接片が
元の形状に復帰する際に空間外の空気が給排気口を介し
て空間内へ吸気される。
【0017】
【実施例】以下、本発明の電気掃除機の実施例を図1〜
図11に基づいて説明する。
【0018】(第1実施例)図1〜図3は本発明の第1
実施例を示すものである。尚、各図において電気掃除機
の全体図は省略する。
【0019】図3(A),(B)において、11は電気
掃除機本体(図示せず)に着脱自在に接続されるホース
本体である。
【0020】このホース本体11は、その基部が電気掃
除機本体に接続される蛇腹状のホース12、ホース12
の延出端に設けられた手元操作体13、手元操作体13
の先端に着脱自在に接続された延長管14を備えてい
る。
【0021】手元操作体13は、延長管14を手元操作
体13から取り外す際に押圧される接続ロック解除ボタ
ン15、各種スイッチS1〜S5を有するスイッチ部1
6、ホース本体先端の方向等を操縦する把手部17を備
えている。また、手元操作体13の表面には、図2
(A),(B)に示すように、長円形状の凹部13aが
形成され、さらに、この凹部13a内には略長方形状の
凹部13bが形成されている。
【0022】スイッチ部16は、手元操作体13の凹部
13bに固定された基板18、基板18の表面にスイッ
チS1〜S5に対応するように配置されたドーム状の導
体からなる複数のディスク(弾性接片)19,19…、
ディスク19と基板18との間に形成された給排気口2
0、ディスク19及び基板18を覆う可撓性のカバー2
1、カバー21の上に設けられた可撓性の銘板22とを
備えている。
【0023】基板18には、その表面に各ディスク19
の中央に対向する円形状の第1固定接点18a(一つの
み図示)と、第1固定接点18aの周囲を囲む第2固定
接点18b(一つのみ図示)とが互いに絶縁状態で形成
したパターン回路基板が用いられている。また、基板1
8の長手方向一方の端部18cは手元操作体13に形成
された孔13cに望み、この孔13cでリード線Rと接
続されている。
【0024】第1固定接点18aは、図1(A)に示す
様に、ディスク19の中央部19aと所定間隔を存して
対向し、第2固定接点18bはディスク19の周縁部1
9bと当接している。また、第1固定接点18aの肉厚
は第2固定接点18bの肉厚よりも薄く形成され、この
肉厚の差によってディスク19の周縁部19bと第1固
定接点18aとが離間して絶縁状態が維持されている。
さらに、第1固定接点18aと第2固定接点18bの導
出部(ディスク19に覆われない部分)おいても、当然
に両者の肉厚の差並びに絶縁間隔が維持されているた
め、この肉厚の差と両者間の絶縁隔とによって自然に基
板18とディスク19の周縁部19bの一部との間に隙
間ができ、この隙間が給排気口20となる。
【0025】尚、基板18の電気回路構成は特願平7−
39760号(図6参照)と同一であるためその図示並
びに説明は省略する。また、回路パターンの設計、即
ち、第1固定接点18a並びに第2固定接点18bの配
列は、各スイッチS1〜S5間での絶縁状態を確保した
上で基本的にスイッチS5として開示したものと同様で
あるため図示を省略するが、その基本設計は自由であ
る。
【0026】カバー21の裏面全体には、スイッチ操作
中にディスク19が位置ズレを起さないように接着手段
としての接着剤(図示せず)が設けられていて、この接
着剤によりカバー21が基板18とディスク19の各表
面に跨るように接着固定される。この際、カバー21
は、図1(A),(B)に示す様に、その一縁部21a
から給排気口20の位置するディスク19の一部が露出
するように設けられ、これにより一縁部21aが基板1
に添着されずに離間すると共に給排気口20が直接外
気と連通することになる。
【0027】銘板22は、その周縁部が手元操作体13
に形成された長円形の凹部13aに接着され、カバー2
1に対してはフリーの状態となっている。また、銘板2
2は埃や湿った塵埃等が基板18とディスク19の間に
入り込むことを防止するもので、これより各スイッチS
1〜S5の動作不良や短絡事故を防止することができ
る。
【0028】上記の構成において、例えば、スイッチS
5に相当する部分を銘板22の上から指で押すと、ディ
スク19の中央部19aが弾性変形し、この弾性変形に
より中央部19aが第1固定接点18aと当接する。
【0029】この際、即ち、ディスク19が表面側から
の押圧操作により弾性変形させられると、このディスク
19のドーム形状によって基板18とディスク19とで
形成された空間Hの空気が給排気口20を介して空間H
の外部へとダイレクトに排出され、ディスク19の弾性
変形がスムーズに行われる。
【0030】そして、ディスク19の弾性変形に伴う中
央部19aと第1固定接点18aの当接により、周縁部
19bが常時第2固定接点18bと接触していることと
相俟って、第1固定接点18aと第2固定接点18bと
が導通する。即ち、スイッチS5がオンすることとな
り、このスイッチS5に対応した駆動、例えば、床ブラ
シモータが駆動される。
【0031】一方、各スイッチS1〜S5の押圧は、一
瞬でよいため、今、押圧したスイッチS5に対応する銘
板22から指を離すと、ディスク19が弾性力により元
の状態に復帰する。
【0032】この際、即ち、ディスク19が元の形状に
復帰する際には、給排気口20はカバー21によって閉
塞されていないので、空間Hの外部空気が給排気口20
を介して空間Hへとダイレクトに吸気され、ディスク1
9の変形復帰がスムーズに行われることとなり、銘板2
2の操作部22bから指を離せば、ディスク19は短時
間で元の状態に復帰することになり、良好なクリック感
(操作感)を得ることができ、各スイッチS1〜S5の
操作感覚が明瞭で、しかも、各スイッチS1〜S5のク
リック感にバラツキが生じないこととなる。このため、
使用する人の年齢層が広い電気掃除機にとっては非常に
好都合なスイッチS1〜S5となる。
【0033】(第2実施例)図4(A),(B)は、本
発明の第2実施例を示す。上記第1実施例のカバー21
はディスク19のうち給排気口20に対応した部分を露
出させるように縁部21aを設定したものであるのに対
し、この第2実施例のカバー31は、その長手方向の両
縁部31a,31bからディスク19を露出させたもの
である。尚、上記第1実施例と同一の構成には同一の符
号を付してその説明を省略する。
【0034】即ち、カバー31は、その一方の長手方向
の縁部31aがディスク19の給排気口20に対応した
一部を露出させるようにディスク19の内側へと退避さ
れ、この退避によって縁部31aが基板18から離間し
ている。また、カバー31の他方の縁部31bもその一
部を露出させるようにディスク19の内側へと退避され
ている。
【0035】そして、このような構成とすることによ
り、カバー31の成形並びに取り付けが容易となるばか
りでなく、カバー31の取り付け誤差に拘らず給排気口
20を確保することができる。尚、ディスク19の押圧
に伴う弾性変形並びに変形復帰時の作用効果は上記第1
実施例と同一である。
【0036】(第3実施例)図5(A),(B)は、本
発明の第3実施例を示す。上記第1,第2実施例のディ
スク19は単なるドーム形状であり、給排気口20は基
板18の各固定接点18a,18bの肉厚並びに絶縁関
係により確保されたものであるのに対し、この第3実施
例のディスク29は、その形状により給排気口20を積
極的に確保したものである。尚、上記第1,第2実施例
と同一の構成には同一の符号を付してその説明を省略す
る。
【0037】即ち、ディスク29は、その中央部29a
が第1固定接点18aと対向していると共に、その縁部
29bが第2固定接点18bに接触している。また、デ
ィスク29の一部には、切断部29cが形成されてい
る。
【0038】この切断部29cは、上記第1,第2実施
例の給排気口20が形成されていた部分に相当する位置
に設けられていて、ディスク29がドーム形状を呈して
いることにより、その一部を単に切り欠くのみで良い。
【0039】また、カバー31は、その長手方向の一方
の縁部31aがディスク29の給排気口20に対応した
一部を露出させるようにディスク29の内側へと退避さ
れ、この退避によって縁部31aが基板18から離間し
ている。また、カバー31の他方の縁部31bもその一
部を露出させるようにディスク19の内側へと退避され
ている。
【0040】そして、このような構成としても、上記各
実施例と同様にスムーズなディスク29の弾性変形並び
に変形復帰時の作用効果を得ることができるばかりでな
く、ディスク29の第1固定接点18aと第2固定接点
18bとの絶縁状態を確保し得て、しかも給排気口20
を大きく積極的に確保することができ、第1固定接点1
8aの肉厚を第2固定接点18bの肉厚と同じとしても
ディスク29を介しての絶縁状態を確保することがで
き、基板18の成形も容易となる。
【0041】(第4実施例)図6(A),(B)は、本
発明の第4実施例を示す。上記第3実施例で示したディ
スク29は、その形状により給排気口20を積極的に大
きく確保したものであるのに対し、この第4実施例のデ
ィスク39では吸排気口20をさらに大きく確保すると
共にカバー31の成形並びに取り付けを容易とし、カバ
ー31の取り付け誤差に拘らず給排気口20を確保する
ことができるものである。尚、上記各実施例と同一の構
成には同一の符号を付してその説明を省略する。
【0042】即ち、ディスク39は、その中央部39a
が第1固定接点18aと対向していると共に、その縁部
39bが第2固定接点18bに接触している。また、デ
ィスク39の一部には切断部39cが形成され、この切
断部39cに対向する部分にも同様に切断部39dが形
成されている。
【0043】切断部39cは、給排気口20が形成され
ていた部分に相当する位置に設けられていて、ディスク
39がドーム形状を呈していることにより、各切断部3
9c,39d共にその一部を単に切り欠くのみで給排気
口20,20を確保することができる。
【0044】また、カバー31は、その長手方向の一方
の縁部31aがディスク39の給排気口20に対応した
一部を露出させるようにディスク39の内側へと退避さ
れ、この退避によって縁部31aが基板18から離間し
ている。また、カバー31の他方の縁部31bも給排気
口20を露出させるようにディスク19の内側へと退避
されている。
【0045】そして、このような構成としても、上記各
実施例と同様にスムーズなディスク39の弾性変形並び
に変形復帰時の作用効果を得ることができるばかりでな
く、ディスク39の第1固定接点18aと第2固定接点
18bとの絶縁状態を確保し得て、しかも給排気口20
を大きく積極的に確保することができ、第1固定接点1
8aの肉厚を第2固定接点18bの肉厚と同じとしても
ディスク39を介しての絶縁状態を確保することがで
き、基板18の成形も容易となる。
【0046】(第5実施例)図7(A),(B)は、本
発明の第5実施例を示す。上記第3実施例で示したディ
スク29を覆うカバー31は、その長手方向の一方の縁
部31aがディスク39の給排気口20に対応した一部
を露出させるようにディスク39の内側へと退避させた
ものであるのに対し、この第5実施例のカバー41にお
いては、そのカバー特性をより広く確保したものであ
る。尚、上記各実施例と同一の構成には同一の符号を付
してその説明を省略する。
【0047】即ち、カバー41は、その長手方向の一方
の縁部41aがディスク39の給排気口20に対応する
切断部39cと一致し、ディスク39の表面をカバー4
1で全て覆ったものでありながら縁部41aの基板18
からの離間を維持させたものである。
【0048】そして、このような構成としても、上記各
実施例と同様にスムーズなディスク39の弾性変形並び
に変形復帰時の作用効果を得ることができるばかりでな
く、ディスク39の第1固定接点18aと第2固定接点
18bとの絶縁状態を確保し得て、しかも給排気口20
を大きく積極的に確保することができ、第1固定接点1
8aの肉厚を第2固定接点18bの肉厚と同じとしても
ディスク39を介しての絶縁状態を確保することがで
き、基板18の成形も容易となる。
【0049】(第6実施例)図8(A),(B)は、本
発明の第6実施例を示す。上記第5実施例で示したディ
スク29とカバー41とは、カバー41の長手方向の一
方の縁部41aが切断部39cと一致する関係であった
のに対し、この第6実施例では、上記第4実施例で示し
たディスク39をカバー51で覆うことにより、そのカ
バー特性をより広く確保すると共に、ディスク39とカ
バー51との位置関係を容易としたものである。尚、上
記各実施例と同一の構成には同一の符号を付してその説
明を省略する。
【0050】即ち、カバー51は、その長手方向の一方
の縁部51aがディスク39の給排気口20に対応する
切断部39cと一致し、その長手方向他方の縁部51b
がディスク39の他方の縁部51bと一致し、ディスク
39の表面をカバー51で全て覆ったものでありながら
縁部51aの基板18からの離間を維持させたものであ
る。
【0051】この際、ディスク39とカバー51とは、
例えば、上記第1実施例で示したディスク19の全体を
カバーで覆い、この状態からカバーとディスク39とを
一緒に切断することにより縁部51a,51bが切断部
39c,39dとが一致した状態で形成される。
【0052】そして、このような構成としても、上記各
実施例と同様にスムーズなディスク39の弾性変形並び
に変形復帰時の作用効果を得ることができるばかりでな
く、ディスク39の第1固定接点18aと第2固定接点
18bとの絶縁状態を確保し得て、しかも給排気口20
並びにカバー特性を大きく積極的に確保することがで
き、第1固定接点18aの肉厚を第2固定接点18bの
肉厚と同じとしてもディスク39を介しての絶縁状態を
確保することができ、基板18の成形も容易となる。
【0053】(第7実施例)図9(A),(B)は、本
発明の第7実施例を示す。上記第1〜第6実施例で示し
たディスク19,29,39がドーム形状であったのに
対し、この第7実施例では、ブリッジ形状のディスク4
9を用い、切断部39c,39dを形成しなくとも給排
気口20を大きく確保するようにしたものである。尚、
上記各実施例と同一の構成には同一の符号を付してその
説明を省略する。
【0054】即ち、ディスク49は、平面視において矩
形を呈し且つ長手方向(カバー61の長手方向と同じ)
の中央部49aが第1固定接点18aを所定間隔を存し
て対向するように高くなるブリッジ形状を呈し、その長
手方向の両端が縁部49bとして第2固定接点18bと
接するもので、このブリッジ形状により小口方向の両端
49c,49dに給排気口20,20が形成される。
【0055】一方、カバー61は、その縁部61a,6
1bから両端49c,49dが露出するようにディスク
49を覆っており、これにより、縁部61a,61bが
基板基板18から離間している。この際、カバー61
は、ディスク49がカバー61の長手方向に沿うブリッ
ジ形状であり、カバー61の小口方向にはドーム状のデ
ィスク19,29,39の様にアール形状を呈していな
いことと相俟って、隙間や皺の発生し難い容易な装着と
することができる。
【0056】そして、このような構成としても、上記各
実施例と同様にスムーズなディスク49の弾性変形並び
に変形復帰時の作用効果を得ることができるばかりでな
く、成形が容易で且つカバー61の装着が容易なもので
ありながら、ディスク49の第1固定接点18aと第2
固定接点18bとの絶縁状態を確保し得て、しかも給排
気口20を大きく積極的に確保することができ、第1固
定接点18aの肉厚を第2固定接点18bの肉厚と同じ
としてもディスク39を介しての絶縁状態を確保するこ
とができ、基板18の成形も容易となる。
【0057】(第8実施例)図10(A),(B)は、
本発明の第8実施例を示す。上記第7実施例で示したカ
バー61は、ディスク49の小口方向の両端49c,4
9dを露出させる位置に縁部61a,61bが位置して
いたのに対し、この第7実施例では、上記第7実施例で
示したディスク49をカバー71で覆うことにより、そ
のカバー特性をより広く確保すると共に、ディスク49
とカバー71との位置関係を容易としたものである。
尚、上記各実施例と同一の構成には同一の符号を付して
その説明を省略する。
【0058】即ち、カバー71は、その長手方向の一方
の縁部71aがディスク49の給排気口20に対応する
切断部49cと一致し、その長手方向他方の縁部71b
がディスク49の他方の縁部71bと一致し、ディスク
49の表面をカバー71で全て覆ったものでありながら
縁部71aの基板18からの離間を維持させたものであ
る。
【0059】この際、ディスク49とカバー71とは、
例えば、上記第1実施例で示したディスク19の全体を
カバーで覆い、この状態からカバーとディスク49とを
一緒に切断することにより縁部71a,71bが切断部
49c,49dとが一致した状態で形成される。
【0060】そして、このような構成としても、上記各
実施例と同様にスムーズなディスク49の弾性変形並び
に変形復帰時の作用効果を得ることができるばかりでな
く、ディスク49の第1固定接点18aと第2固定接点
18bとの絶縁状態を確保し得て、しかも給排気口20
並びにカバー特性を大きく積極的に確保することがで
き、第1固定接点18aの肉厚を第2固定接点18bの
肉厚と同じとしてもディスク49を介しての絶縁状態を
確保することができ、基板18の成形も容易となる。
【0061】(第9実施例)図11(A),(B)は、
本発明の第9実施例を示す。上記第7,第8実施例で示
したカバー61,71は、ディスク49の小口方向の両
端49c,49dを露出又は一致させることにより縁部
61a,61bが基板18から離反して給排気口20の
開放特性が確保されるものであったのに対し、この第9
実施例では、上記第7,8実施例で示したディスク49
をカバー81で覆うことにより、そのカバー特性をより
広く確保すると共に、ディスク49に対する多少の取り
付け誤差が生じてもカバー特性を広く確保するようにし
たものである。尚、上記各実施例と同一の構成には同一
の符号を付してその説明を省略する。
【0062】即ち、カバー81は、その長手方向の縁部
71a,71bがディスク49の給排気口20に対応す
る小口方向の両端49c,49dからオーバーハングし
ており、多少の取り付け誤差が生じた場合であっても、
両端49c,49dがカバー71に覆われるものある。
【0063】尚、カバー71のオーバーハング量はディ
スク49の肉厚を基準として中央部49aを第1固定接
点18aに当接させた状態のときに基板18に縁部71
a,71bが接触しない程度に設定され、これにより縁
部71a,71bの基板18に対する離間状態が維持さ
れる。
【0064】そして、このような構成としても、上記各
実施例と同様にスムーズなディスク49の弾性変形並び
に変形復帰時の作用効果を得ることができるばかりでな
く、ディスク49の第1固定接点18aと第2固定接点
18bとの絶縁状態を確保し得て、しかも給排気口20
並びにカバー特性を大きく積極的に確保することがで
き、第1固定接点18aの肉厚を第2固定接点18bの
肉厚と同じとしてもディスク49を介しての絶縁状態を
確保することができ、基板18の成形も容易となる。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電気掃除
機にあっては、弾性接片を変形させた際に弾性接片と基
板とで形成する空間内の空気を給排気口を介して外部へ
排気し且つ弾性接片が元の形状に復帰する際に空間外の
空気を給排気口を介して空間内へ吸気するようにカバー
給排気口に対応した部分は基板に添着されていない
とにより、ディスクの変形・復帰をスムースに行うこと
ができ、しかも、スイッチ操作時のクリック感を良好に
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電気掃除機の第1実施例を示し、
(A)は要部の拡大断面図、(B)は要部の一部を破断
した拡大平面図である。
【図2】同じく、(A)はスイッチ部の拡大断面図、
(B)はスイッチ部の一部を破断した拡大平面図であ
る。
【図3】同じく、(A)は操作部の側面図、(B)は操
作部の平面図である。
【図4】本発明の電気掃除機の第2実施例を示し、
(A)は要部の拡大断面図、(B)は要部の一部を破断
した拡大平面図である。
【図5】本発明の電気掃除機の第3実施例を示し、
(A)は要部の拡大断面図、(B)は要部の一部を破断
した拡大平面図である。
【図6】本発明の電気掃除機の第4実施例を示し、
(A)は要部の拡大断面図、(B)は要部の一部を破断
した拡大平面図である。
【図7】本発明の電気掃除機の第5実施例を示し、
(A)は要部の拡大断面図、(B)は要部の一部を破断
した拡大平面図である。
【図8】本発明の電気掃除機の第6実施例を示し、
(A)は要部の拡大断面図、(B)は要部の一部を破断
した拡大平面図である。
【図9】本発明の電気掃除機の第7実施例を示し、
(A)は要部の拡大断面図、(B)は要部の一部を破断
した拡大平面図である。
【図10】本発明の電気掃除機の第8実施例を示し、
(A)は要部の拡大断面図、(B)は要部の一部を破断
した拡大平面図である。
【図11】本発明の電気掃除機の第9実施例を示し、
(A)は要部の拡大断面図、(B)は要部の一部を破断
した拡大平面図である。
【図12】従来の電気掃除機を示し、(A)は要部の拡
大断面図、(B)は要部の一部を破断した拡大平面図で
ある。
【図13】同じく、(A)はスイッチ部の拡大断面図、
(B)はスイッチ部の一部を破断した拡大平面図であ
る。
【図14】同じく、(A)は操作部の側面図、(B)は
操作部の平面図である。
【符号の説明】
H…空間 18…基板 18a…第1固定接点 18b…第2固定接点 19…ディスク(弾性接片) 19a…中央部 19b…縁部 20…給排気口 21…カバー 21a…縁部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1固定接点と第2固定接点を形成したパ
    ターン回路を表面に設けた基板と、前記各固定接点の一
    方と縁部が接し且つ表面側からの押圧によって変形して
    前記各固定接点の他方と中央部が接するように前記基板
    の表面の一部を覆う弾性接片と、該弾性接片の前記縁部
    の一部と前記基板とを離間させることにより形成された
    給排気口と、裏面全体に設けられた接着手段を介して前
    弾性接片の表面と該弾性接片に覆われていない部分の
    前記基板の表面とに直接跨って添着させることにより前
    記弾性接片を前記基板に位置決め固定する可撓性のカバ
    ーとを備えた電気掃除機において、 前記弾性接片を変形させた際に該弾性接片と前記基板と
    で形成する空間内の空気を前記給排気口を介して外部へ
    排気し且つ前記弾性接片が元の形状に復帰する際に前記
    空間外の空気を前記給排気口を介して前記空間内へ吸気
    するように前記カバー前記給排気口に対応した部分は
    前記基板に添着されていないことを特徴とする電気掃除
    機。
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