JP3139980U - 木造軸組構造隅耐力壁組 - Google Patents
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Abstract
【課題】木造軸組構造の地震に対する構造的弱点を改善する。
【解決手段】3本1組の隅通し柱・それに対を成すX軸Y軸方向合せて、1階管柱2本・2階管柱2本・中間控材1階2本、2階2本・土台2本・胴差し2本・大桁2本を、ボルトで締め付けて、8箇所の枠を形成し、この8枠それぞれに、タスキ掛けのスジカイを取り付け、また土台上部・胴差し上下部・大桁下部・柱の内側面のスジカイとの隙間部には、合板振れ止め材を釘打ちする。スジカイ・中間控材・合板振れ止め材は、柱厚さより28mm薄くする。この部分に、厚さ28mm×幅910mm×長さ1820mmの構造用合板を、中間控材の中央に継目あわせカットし(2×4用釘90mm@100mm以内で)打ち付ける。これが隅耐力壁組で、これを家屋の4隅に(出来れば家屋長手方向中央部に1対配置)配置し、地震力に対抗する。
【選択図】図1
【解決手段】3本1組の隅通し柱・それに対を成すX軸Y軸方向合せて、1階管柱2本・2階管柱2本・中間控材1階2本、2階2本・土台2本・胴差し2本・大桁2本を、ボルトで締め付けて、8箇所の枠を形成し、この8枠それぞれに、タスキ掛けのスジカイを取り付け、また土台上部・胴差し上下部・大桁下部・柱の内側面のスジカイとの隙間部には、合板振れ止め材を釘打ちする。スジカイ・中間控材・合板振れ止め材は、柱厚さより28mm薄くする。この部分に、厚さ28mm×幅910mm×長さ1820mmの構造用合板を、中間控材の中央に継目あわせカットし(2×4用釘90mm@100mm以内で)打ち付ける。これが隅耐力壁組で、これを家屋の4隅に(出来れば家屋長手方向中央部に1対配置)配置し、地震力に対抗する。
【選択図】図1
Description
本考案は、木造軸組構造の耐震強度に関するもので、隅部の剛性を高めて、地震に強い木造家屋を提供する。
従来から、木造家屋は、通し柱中央部に、横架材取り付け仕口加工による断面欠損が出来る。特に隅通し柱は、地震により、この欠損部の外部方向せん断破壊による倒壊が問題である。昔から木造軸組構造において、隅通し柱が1本単独で外力を受けるのは、元から無理がある。特にコンクリート基礎に、アンカーボルトで土台を固定する工法になってからは、スジカイを使うようになり。このスジカイが隅通し柱を地震時に外向きにせん断破壊する欠点になっている。
木造軸組構造の地震に対する構造的弱点。
請求項1の隅耐力壁組において、特長は、柱と柱の内面にパネルを挟む構造であること。現在の木造軸組に、パネル12mmを釘打ちした場合(2×4工法も同じ)は、長い期間に地震や台風や大型車両などによる揺れで、釘とパネル接点面がゆるくなり、新築時の強度は、段々に弱体して行くし、大地震では瞬時にゆるむ、おそれもある。
釘の円周面とパネルとの支持抵抗であり、釘円周面積に強度は比例するといえる。
ゆえに釘の打てる限界値までの釘本数による強度である。柱間にパネルを挟むことは、合板側面面積と柱側面(合板側面面積分)との抵抗であり、釘はパネルの浮き上がり防止の役目を受け持ち、かつ釘円周面とパネルとの支持抵抗も兼ねる。よって、釘は2×4工法程度に打ち付ければ十分で、パネル側面と柱側面抵抗は、長期に強度を維持できる。しかしながら強い応力に耐える分、その応力が隅通し柱に掛かるために、柱は、かえって破懐されやすくなります。ゆえに、三本組の隅通し柱にし、かつ、管柱・中間控材・タスキ掛けスジカイ・合板振れ止め材・28mm構造用合板・ボルト・2×4用釘の組合せの隅耐力壁組とする。また設計時の平面計画において、この壁組を四隅に配置する。(また、できるだけ、長手方向には中間部に一対配置するのが望ましい)この壁組をバランス良く配置することで、大地震に耐える木造軸組構造とする。
釘の円周面とパネルとの支持抵抗であり、釘円周面積に強度は比例するといえる。
ゆえに釘の打てる限界値までの釘本数による強度である。柱間にパネルを挟むことは、合板側面面積と柱側面(合板側面面積分)との抵抗であり、釘はパネルの浮き上がり防止の役目を受け持ち、かつ釘円周面とパネルとの支持抵抗も兼ねる。よって、釘は2×4工法程度に打ち付ければ十分で、パネル側面と柱側面抵抗は、長期に強度を維持できる。しかしながら強い応力に耐える分、その応力が隅通し柱に掛かるために、柱は、かえって破懐されやすくなります。ゆえに、三本組の隅通し柱にし、かつ、管柱・中間控材・タスキ掛けスジカイ・合板振れ止め材・28mm構造用合板・ボルト・2×4用釘の組合せの隅耐力壁組とする。また設計時の平面計画において、この壁組を四隅に配置する。(また、できるだけ、長手方向には中間部に一対配置するのが望ましい)この壁組をバランス良く配置することで、大地震に耐える木造軸組構造とする。
木造軸組構造が、隅耐力壁組で地震に強くなれば、日本の資源である木材を利用した、手ごろな価格で強い家屋を提供できる。また、人命・財産を護ることが出来、社会に貢献できる。そしてプレハブ化が進む中で、木造復活を図れれば、若い職人が育ち、木のライフサイクルも甦り、木の温もりを感じる住環境も造れる。
建築基準法を遵守し、隅耐力壁組をバランス良く配した強度のある家屋を作る。木造は大敵のシロアリを管理することを合わせて行ことが原則である。これにより、木造は長期間、強度を保てる。また構造に工夫をすること、たとえば、2階床組には床下地材として28mm構造用合板を打ち付けると、建物のねじれを防ぐ効果があるし、平屋建て部分にも、この隅耐力壁組の1階部分を配置すれば、強さが増す。構造と配置工夫で,より強度ある家屋にできる。
1 隅通し柱
2 添隅通し柱
3 土台
4 胴差し
5 大桁
6 1階管柱
7 2階管柱
8 中間控材
9 スジカイ
10 構造合板28mm
11 合板振れ止め材
12 釘止め
13 だぼそ30*30Y軸
14 だぼそ30*30X軸
B−1 ホールダウン用アンカーボルト
B−2 1階管柱と2階管柱引き合いボルト
B−3 大桁と柱頭部引き合いボルト
B−4 中間控材と管柱胴部引き合いボルト
B−5 隅通し柱と添通し柱締め付け用ボルト
2 添隅通し柱
3 土台
4 胴差し
5 大桁
6 1階管柱
7 2階管柱
8 中間控材
9 スジカイ
10 構造合板28mm
11 合板振れ止め材
12 釘止め
13 だぼそ30*30Y軸
14 だぼそ30*30X軸
B−1 ホールダウン用アンカーボルト
B−2 1階管柱と2階管柱引き合いボルト
B−3 大桁と柱頭部引き合いボルト
B−4 中間控材と管柱胴部引き合いボルト
B−5 隅通し柱と添通し柱締め付け用ボルト
Claims (1)
- 木造軸組構造の隅耐力壁組であって、隅通し柱1を1本と添通し柱2を2本の3本を1組にした隅通し柱と、それに対をなすX軸Y軸方向共、1階管柱6を2本、2階管柱7を2本と、1・2階とも中間控材8を4本と、土台3を2本と、胴差し4を2本と、大桁5を2本とを、それぞれボルトで締めて8箇所の枠を形成する。(土台部はホールダウン用アンカーボルトで基礎に締め付ける。この時柱下部より150mm以上上でナット止めとする。)この8箇所の枠すべてにタスキ掛けスジカイを配する。また土台上部・胴差し上下部・大桁下部・柱の内側面とスジカイとの隙間部分には、合板の振れ止め材を釘打ちする。スジカイ・中間控材・合板振れ止め材は、柱厚さより28mm薄くする。この部分に厚さ28mm×幅910mm×長さ1820mmの構造用合板を中間控材の中央に継目合わせカットし(2×4用90mm釘@100mm以内で)打ち付けた隅耐力壁組。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007007749U JP3139980U (ja) | 2007-09-07 | 2007-09-07 | 木造軸組構造隅耐力壁組 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007007749U JP3139980U (ja) | 2007-09-07 | 2007-09-07 | 木造軸組構造隅耐力壁組 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3139980U true JP3139980U (ja) | 2008-03-13 |
Family
ID=43290146
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007007749U Expired - Fee Related JP3139980U (ja) | 2007-09-07 | 2007-09-07 | 木造軸組構造隅耐力壁組 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3139980U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013189762A (ja) * | 2012-03-12 | 2013-09-26 | Sumitomo Forestry Co Ltd | 木造建築構造躯体 |
JP2015098680A (ja) * | 2013-11-18 | 2015-05-28 | 株式会社福永博建築研究所 | 木造建物の構造及びそれを用いた木造家屋 |
-
2007
- 2007-09-07 JP JP2007007749U patent/JP3139980U/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2013189762A (ja) * | 2012-03-12 | 2013-09-26 | Sumitomo Forestry Co Ltd | 木造建築構造躯体 |
JP2015098680A (ja) * | 2013-11-18 | 2015-05-28 | 株式会社福永博建築研究所 | 木造建物の構造及びそれを用いた木造家屋 |
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