JP3177809U - 木造建築物 - Google Patents

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Abstract

【課題】経年的な外壁の膨れを防止し、構造上の強度を高め、現場工期を短縮し、熟練大工への依存度を減少し、コスト削減を図った木造建築物を提供する。
【解決手段】ツーバイフォーの建築物において、基礎10上に配置された土台11と該土台に連結される大引12とを予め加工された軸組工法で接合する。床面上に立ち上げた複数の壁パネル20を相互に緊結するために該壁パネルの上部に配置される胴差しを、根太材30で構成する。該壁パネル20の上面と該根太材30の下面の所定箇所にほぞ孔21、31を予め加工しておき、現場では両者のほぞ孔の位置を合わせてほぞ22を嵌め込むことにより該壁パネル20上に該根太材30を位置決めする。複数の根太材30同士を予め加工された軸組工法で接合する。
【選択図】図1

Description

本考案は、ツーバイフォー工法を基本的施工法として用いた木造建築物に関し、特に、ツーバイフォー工法における種々の課題を改善したことに関する。
周知のように、ツーバイフォー工法においては、所定のツーバイフォー規格木材を使用して枠組・躯体を構築する。周知のツーバイフォー工法においては、立ち上げた複数の壁組を相互に緊結するために、壁組の上枠材の上に該上枠材と同規格のツーバイフォー規格木材を水平に重ねて掛け渡してこれを壁組の上枠材に対して上から釘打ちすることで固定する。このように壁組の上枠材に対して緊結される水平構造材は「頭つなぎ」といわれる。
このような壁組の上枠材と「頭つなぎ」との接合構造においては、該壁組の上枠材と同規格のツーバイフォー規格木材が「頭つなぎ」として使用されるので、重ねた木材間に隙間ができ、この隙間は釘打ちでは解消できない。そのため、隙間ができたまま外壁等が施工されることとなり、外壁の縦寸法は、「頭つなぎ」の隙間の存在を前提とした寸法に施工されることとなる。この隙間は、建物完成後の経年に伴い、建物自重により徐々に減少するので、内部躯体の縦寸法が縮小する(沈みこむ)ことになる。しかし、外壁の縦寸法は施工時のままであるため、内部躯体の縮小(沈みこみ)分だけ、建物外壁が外側に膨らむという問題が生じる(特に2階建て及び3階建て建物において)。
また、従来のツーバイフォー工法における床組は、土台の上に床根太を釘打ちし、その上に床下張り(構造用合板等)を釘打ちする構成からなっている。そのため、釘打ち箇所の緩み等による精度低下等の問題が生じる。
また、従来のツーバイフォー工法においては、壁組を施工するとき、壁枠組を床面上で組み立てて、壁材(構造用合板等)を張り込み、これを建て起こして、床面への留付け、緊結を行う。そのため、現場での施工手間がかかるという問題があった。
なお、下記特許文献1においては、ツーバイフォー工法による建物の耐震性を改善する提案がなされているが、上述のような建物外壁が外側に膨らむという問題、あるいは施工手間等の問題については何の考察もなされていない。
特開2000−110233号公報
本考案は、上述の点に鑑みてなされたもので、ツーバイフォー工法による木造建築物において経年的な外壁の膨れを防止し、構造上の強度を高める一方で、現場工期を短縮し、また、熟練大工への依存度も減少でき、コスト削減を図るのことができるようにした木造建築物の構造を提供しようとするものである。
本考案に係る木造建築物は、ツーバイフォー規格木材を用いて作成された複数の壁パネルを相互に連結して躯体を構築する木造建築物において、基礎上に配置された土台同士の接合及び該土台と大引との接合を予め加工された軸組工法で行い、床面上に立ち上げた複数の壁パネルを相互に緊結するために該壁パネルの上部に配置される胴差しを、端根太材で構成し、該壁パネルの上面と該端根太材の下面の所定箇所にほぞ孔を予め加工しておき、現場では両者のほぞ孔の位置を合わせてほぞを嵌め込むことにより該壁パネル上に該端根太材を位置決めし、かつ、該端根太材同士の接合及び該端根太材と他の根太材との接合を予め加工された軸組工法で行うことを特徴とする。
本考案によれば、床面上に立ち上げた複数の壁パネルを相互に緊結するために該壁パネルの上部に配置される胴差しを、端根太材で構成するので、端根太材の荷重により壁パネルの上枠材に対して該端根太材が密接することとなり、壁組の上枠材と同規格のツーバイフォー規格木材が「頭つなぎ」として使用される従来構造において生じるような隙間の問題が生じない。従って、ツーバイフォー工法による木造建築物における経年的な外壁の外側への膨れを防止することができる。
また、本考案によれば、基礎上に配置された土台同士の接合及び該土台と大引との接合を予め加工された軸組工法で行い、かつ、該端根太材同士の接合及び該端根太材と他の根太材との接合を予め加工された軸組工法で行うので、構造上の精度及び強度を高めることができ、また、現場工期を短縮することができる。
また、本考案によれば、壁パネルの上面と端根太材の下面の所定箇所にほぞ孔を予め加工しておき、現場では両者のほぞ孔の位置を合わせてほぞを嵌め込むことにより該壁パネル上に該端根太材を位置決めするので、現場での墨出しが不要であり、現場工期を短縮し、また、熟練大工への依存度も減少でき、コスト削減を図ることができる。
好ましい実施例において、前記複数の壁パネルを予め加工しておき、現場に搬入された該予め加工された複数の壁パネルを床組上に立ち上げることで、該壁パネルを組み立てるようにしてもよい。これにより、現場工期を短縮し、また、現場での熟練大工への依存度も減少でき、コスト削減を図ることができる。
本考案の一実施例に係る木造建築物における土台部分、壁パネル部分及び胴差し部分を示す分解斜視図。 根太材同士の軸組(仕口)接合箇所の一例を示す斜視図、
以下、本考案の一実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。本考案の一実施例に係る木造建築物においては、基本的施工法としてツーバイフォー工法を採用するものとする。すなわち、ツーバイフォー規格木材(38×89mm断面寸法)を用いて作成された複数の壁パネルを相互に連結して躯体を構築する木造建築物である。従って、コストの安いツーバイフォー規格木材を用いて、全体としてローコストな木造建築物を提供することができる。
本考案が従来のツーバイフォー工法と異なる点について説明すると、まず、土台部分において、基礎(布基礎コンクリート)10上に配置された土台(木材)11同士の接合及び該土台11と大引(木材)12との接合を予め加工された軸組工法で行う点が、従来のツーバイフォー工法とは異なる。すなわち、本考案においては、土台部分は、在来の軸組工法で構築する。なお、予め加工された軸組工法とは、工場で設計図に従って軸組(仕口)をプレカットしておき、建築現場ではプレカットされた木材を組み付けることを行う。これにより、土台の構造上の精度及び強度を高めることができ、かつ、現場での工期を短縮することもできる。
土台上には構造用合板からなる床13を張り、床面を構築する。次に、床面の上に、複数の壁パネル20を建て上げ、釘打ち等によって各壁パネル20を相互に連結する。各壁パネル20は、工場で予め作成するものとする。すなわち、設計図に従って工場で複数の壁パネル20を予め加工しておき、該予め加工された複数の壁パネル20を建築現場に搬入し、該予め加工された複数の壁パネル20を現場の床面上に立ち上げることで、壁組を構築する。このようにすることによって、現場工期を短縮し、また、現場での熟練大工への依存度も減少でき、コスト削減を図ることができる。
本考案においては、床面上に立ち上げた複数の壁パネル20を相互に緊結するために該壁パネル20の上部に配置される胴差しを、端根太材30(例えば89mm×235mm断面寸法)で構成する。これにより、端根太材30の荷重により壁パネル20の上枠材に対して該端根太材30が密接することとなり、壁パネル20の上枠材と同規格のツーバイフォー規格木材が「頭つなぎ」として使用される従来構造において生じるような隙間の問題が生じない。従って、ツーバイフォー工法による木造建築物における経年的な外壁の外側への膨れを防止することができる。
壁パネル20の上面と該根太材30の下面の所定箇所には、それぞれ、ほぞ孔21、31を予め加工しておき、現場では、両者のほぞ孔21、31の位置を合わせて、ピン状のほぞ22を嵌め込むことにより該壁パネル20上に該根太材30を位置決めする。これにより、現場での墨出しが不要であり、現場工期を短縮し、また、熟練大工への依存度も減少でき、コスト削減を図ることができる。
端根太材30同士の接合及び必要に応じて該端根太材30と他の根太材32(あるいは梁材)との接合は、在来の軸組工法で行うものとする。すなわち、設計図に従って工場で、各根太材30、32に対して軸組(仕口)を予め加工しておく。これにより、2階床組あるいは3階床組の構造上の精度及び強度を高めることができ、かつ、現場での工期を短縮することもできる。なお、根太材30、32として集成材を使用するとよいが、無垢材であってもよい。
根太材30、32の上には、構造用合板からなる床33を張り、2階床面を構築する。2階床面の上に複数の壁パネル40を建て上げて、2階部分を構築する。図1では1階の床面上に壁パネル20を構築する場合に本考案を適用する例について示しているが、2階(及び3階)の床面上に壁パネル40を構築する場合も同様に本考案を適用することができる。
ところで、従来のツーバイフォー工法にあっては、根太材同士の接合部もすべて釘打ちで留められるため、特に小口に対する釘打ち部分で十分な緊結強度が得られず、小口に当接する側の根太材が幾分上向きに開くような傾向を示し、建て付けが悪くなる。この点を考慮して、建築現場において、小口で当接する側の根太材を設計図よりも幾分短めに切断することにより、小口に当接する側の根太材が幾分上向きに開いたとしても、外形寸法が設計図の範囲内に収まるように工夫がなされている。これに対して、本考案によれば、上述のように各根太材30、32同士を軸組(仕口)で接合するのでそのような問題が生じない。なお、軸組(仕口)接合に加えて、さらに端根太と側根太の接合部には羽子板ボルトによる締結を組み合わせることにより、より一層確実に根太材接合部での開きを防止することができる。図2は、その一例を示す斜視図であり、端根太材30と側根太35の軸組(仕口)接合箇所34において、更に羽子板ボルト50を使用して端根太材30と側根太35を緊結し、接合箇所34での開きが出ないようにしている。
10 基礎
11 土台
12 大引
13,33 床
20,40 壁パネル
30 端根太材(胴差し)
32 根太材
21,31 ほぞ孔
22 ほぞ

Claims (3)

  1. ツーバイフォー規格木材を用いて作成された複数の壁パネルを相互に連結して躯体を構築する木造建築物において、
    基礎上に配置された土台同士の接合及び該土台と大引との接合を予め加工された軸組工法で行い、
    床面上に立ち上げた複数の壁パネルを相互に緊結するために該壁パネルの上部に配置される胴差しを、端根太材で構成し、該壁パネルの上面と該端根太材の下面の所定箇所にほぞ孔を予め加工しておき、現場では両者のほぞ孔の位置を合わせてほぞを嵌め込むことにより該壁パネル上に該端根太材を位置決めし、かつ、該端根太材同士の接合及び該端根太材と他の根太材との接合を予め加工された軸組工法で行うことを特徴とする木造建築物。
  2. 前記複数の壁パネルを予め加工しておき、現場に搬入された該予め加工された複数の壁パネルを床組上に立ち上げることで、該壁パネルを組み立てることを特徴とする請求項1の木造建築物。
  3. 前記壁パネルの横幅の最小単位の寸法と高さ寸法とをそれぞれ所定値に標準化したことを特徴とする請求項1又は2の木造建築物。
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