JP3139848B2 - 解凍機能付き冷蔵庫 - Google Patents

解凍機能付き冷蔵庫

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JP3139848B2
JP3139848B2 JP04237707A JP23770792A JP3139848B2 JP 3139848 B2 JP3139848 B2 JP 3139848B2 JP 04237707 A JP04237707 A JP 04237707A JP 23770792 A JP23770792 A JP 23770792A JP 3139848 B2 JP3139848 B2 JP 3139848B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、解凍機能付き冷蔵庫に
関し、特に、解凍時に庫内を温度制御して解凍を促進さ
せる解凍機能付き冷蔵庫に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の解凍機能付き冷蔵庫とし
て、実開平3−48489号公報に開示されたものが知
られている。同公報に示すものは、解凍機能を作動させ
たときに庫内を加温し、所定時間だけ庫内温度が保存温
度よりも高い所定温度となるようにして解凍を促進させ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の解凍機
能付き冷蔵庫においては、解凍物のもつ冷熱量に関わら
ず、所定時間だけ保存温度よりも高い温度で解凍させて
いる。従って、冷熱量が大きいものを基準として設定し
ている場合に冷熱量が小さい解凍物を解凍しようとする
と、解凍が終了してしまってからも高い温度に保持され
てしまい、変質を起こしてしまう。また、冷熱量が小さ
いものを基準として設定している場合に冷熱量が大きい
解凍物を解凍しようとすると、解凍が終了する前に低い
温度に戻されるので解凍の促進がはかれない。
【0004】本発明は、上記課題にかんがみてなされた
もので、解凍物の持つ冷熱量に関わらず、良好な解凍を
行なうことが可能な冷蔵庫の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの手段として、請求項1に係る発明は、解凍時に庫内
が所定の目標温度となるように温度制御する解凍機能付
き冷蔵庫において、庫内の温度を検出する温度センサ
と、解凍物を収納したときにおける庫内の温度低下に応
じ、温度低下が大きいときには前記目標温度を高くする
とともに温度低下が小さいときには前記目標温度を低く
させる目標温度制御手段とを具備し、かつこの目標温度
制御手段は、庫内の温度が前記目標温度に所定の時間継
続して保持されない限りは、解凍のための温度制御を停
止しない機能を有している構成としてある。
【0006】
【作用】上記のように構成した請求項1にかかる発明に
おいては、温度センサが庫内の温度を検出しており、目
標温度制御手段は同検出結果に応じて解凍時における庫
内の目標温度を変化させる。すなわち、解凍物を収納し
たときの温度低下が大きいときには解凍物の冷熱量が大
きいと判断し、目標温度を高くして解凍の促進を図る
し、逆に、温度低下が小さいときには解凍物の冷熱量が
小さいと判断し、目標温度を低くして過度に高温度下に
保持される事態を未然に防ぎ、品質劣化を防止する。
【0007】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、冷熱量に
関わらず、最適な解凍を行なうことが可能な解凍機能付
き冷蔵庫を提供することができる。
【0008】
【実施例】以下、図面にもとづいて本発明の実施例を説
明する。図1は本発明の一実施例にかかる冷蔵庫の正面
図、図2は一部破断正面図、図3は一部破断上面図、図
4は図3におけるIV−IV矢視断面図である。図におい
て、冷蔵庫本体は断熱箱10と収納箱20とを備えてお
り、断熱箱10は外箱11の内壁と内箱12の外壁との
間に発泡ウレタン等の断熱材料13を充填して構成さ
れ、その前面には左右一対の開口14a,14bが形成
されるとともに当該開口14a,14bを開放及び閉塞
せしめる断熱扉15a,15bがヒンジにより開閉可能
に取り付けられている。なお、両開口14a,14b間
には支柱16が形成されている。
【0009】収納箱20は熱良導部材であるステンレス
などの金属板材により一面に開口部21を有する筺体状
に形成され、当該収納箱20は開口部21が断熱箱10
の開口14a,14bに共に望むように位置合わせして
断熱箱10の前壁内面外周縁部に固着して支持されてい
る。このとき、収納箱20の左右側壁22,23と上壁
24と底壁25と後壁26はそれぞれ断熱箱10におけ
る内箱12の内壁と所定の間隔を空けて保持され、当該
間隙は空気流循環通路Wを形成している。なお、底壁2
5には結露水を排水するためのドレン管26aが備えら
れている。二つの庫内ファン30a,30bはそれぞれ
ファンモータ31の回転軸心にファン32を固定して構
成され、右壁23に対面するように支持部材を介して左
側壁22に対して取り付けられている。また、当該庫内
ファン30a,30bの前面には空気流路を形成するた
めのカバー40が取り付けられており、同カバー40は
上記ファン32に面する部分に排気口41が形成される
とともに下部には吸入口42が形成されている。すなわ
ち、同カバー40の上辺の端部は上壁24に接し、断面
L字型として屈曲された左辺の端部は収納箱の左側壁2
2に接し、右辺の端部は収納箱20の後壁26に接し、
下辺は上記左側壁22と所定の間隙を空けて上記吸入口
42を形成している。
【0010】断熱箱10における収納箱20の左側壁2
2と面する壁部には冷却機構50のエバポレータ51が
その空気流路を上下方向に向けて固定され、かつ、当該
エバポレータ51と収納箱20の左側壁22との間に
は、上部に空気流通孔61が形成されるとともに同空気
流通孔61に送風ファン62を配設した遮蔽板60がそ
の上辺にて断熱箱10における内箱12の上壁より垂下
するように固定されている。同遮蔽板60の下辺と内箱
12における下壁との間には十分な間隙が形成され、当
該間隙からエバポレータ51の空気流路を介して上部の
空気流通孔61へ連通する空気冷却流路を形成してい
る。
【0011】室RM内では、上壁24に対して平行に、
かつ、わずかな距離を隔てて図5に示す結露水捕捉プレ
ート28がスペーサを兼ねる取付金具29を介して取り
付けられている。同結露水捕捉プレート28は薄板28
a,28bを微少距離だけ隔てて保持するように構成さ
れ、かつ、下側の薄板28bには多数の円形孔が形成さ
れている。また、図6に示す網棚33が支柱16と後壁
26とに支持されて二段に備えられている。さらに、底
については、右半分部分に図7に示す脚付きの網棚34
が置かれ、左半分部分に図8に示す断面コの字形の板棚
35が置かれている。なお、板棚35については真ん中
に孔35aが形成されており、指をかけて取り外し易い
ようにしてある。
【0012】冷却機構50は、図9に示すように、冷媒
を圧縮するコンプレッサ52と、同圧縮された圧縮冷媒
を空冷ファン53による空冷作用の下に凝縮するコンデ
ンサ54と、同凝縮された凝縮冷媒を除湿するドライヤ
55と、同除湿凝縮冷媒を低温低圧の冷媒に変換するキ
ャピラリチューブ56と、同低温低圧冷媒の気化熱によ
り冷却を行なうとともに同気化した冷媒を上記コンプレ
ッサ52に供給する上記エバポレータ51とにより構成
され、エバポレータ51以外は断熱箱10の左方に形成
された補助箱10aに収納されている。また、コンプレ
ッサ52の出力側とエバポレータ51の入力側との間に
はホットガス弁57が介在されており、このホットガス
弁57を開くとコンプレッサ52にて圧縮された高温の
圧縮冷媒がエバポレータ51に供給され、このエバポレ
ータ51を加熱する。なお、ホットガス弁57は通電時
に開き、非通電時に閉じる。
【0013】コンプレッサ52はコンプレッサモータ5
2aと同コンプレッサモータ52aの回転軸心に連結さ
れて駆動される圧縮機構52bとから構成されており、
同コンプレッサモータ(CM)52aは図10に示すよ
うに電気制御回路70によりその駆動を制御されてい
る。同電気制御回路70には、室RM内に配設されて庫
内温度Tを検出する温度センサThが接続されており、
当該電気制御回路70内のCPU71は検出された庫内
温度Tに基づき図11〜図13に示すフローチャートに
対応したプログラムを実行する。同電気制御回路70は
補助箱10a内に収納されており、この電気制御回路7
0には上記温度センサThとコンプレッサモータ52a
(CM)とともに、庫内ファン30a,30bと、この
庫内ファン30a,30bの作動を選択する押しボタン
式の選択スイッチSWと、上記冷却機構50の空冷ファ
ン(F)53とホットガス弁(HV)57とが接続され
ている。なお、選択スイッチSWは補助箱10aの前面
に配設されており、また、上記温度センサThは空気流
循環通路W内に配設しても良い。
【0014】次に、上記構成からなる本実施例の動作を
説明する。冷蔵庫を据え付けた後、図示しない電源スイ
ッチを投入すると、CPU71は図11に示すメインプ
ログラムの実行を開始する。CPU71は、まず、ステ
ップ100にて初期設定を行なう。例えば、以降に利用
するフラグや変数に初期値を導入したり、機器の異常の
有無などを検出したりする。初期設定後、CPU71
は、ステップ110にて保存運転を開始する。保存運転
では、室RMの庫内温度Tが保存温度の上限温度T1と
下限温度B1との間で維持されるように冷却機構50の
運転を制御する。例えば、冷却機構50が作動していな
いときに庫内温度Tが上限温度T1より高ければ冷却機
構50を作動させ、逆に、冷却機構50が作動している
ときに庫内温度Tが下限温度B1より低ければ冷却機構
50を停止させる。そして、それ以外のときには現状を
維持させる。冷却時、室RMは外周の空気流循環通路W
を流れる冷気の冷熱で間接的に冷却され、高湿度に保持
されるため、表裏面で温度差の生じる壁面では結露し易
い。特に、上壁24では結露し易いが、結露して滴下す
ると結露水捕捉プレート28の上面に落ちるので後壁2
6の側に流下する。また、結露水捕捉プレート28にお
いて結露した水分は二枚の薄板28a,28bの間にて
捕捉され、低湿度となったときに蒸発する。
【0015】保存運転中は、このようにして庫内温度T
が図14の期間P1に示すように保存温度範囲内で上下
しつつ維持される。保存運転の処理では、当該処理を通
過するごとに上記処理を継続させており、CPU71は
所定の処理の実行を指示してステップ120の解凍ルー
チンを実行する。この解凍ルーチンでは、CPU71
は、ステップ200にて選択スイッチSWの操作状況を
検出し、同選択スイッチSWがオンからオフへと変化し
ていたら解凍の開始と判断する。いま、利用者が断熱扉
15a,15bを開き、棚33〜35上に冷凍塊を収容
したとする。断熱扉15a,15bをタイミングaにて
開くと、庫外の温かい空気が侵入するので庫内温度Tは
上昇し、タイミングbにて同断熱扉15a,15bを閉
じた後、選択スイッチSWを押して離したとする。
【0016】CPU71はステップ200にて選択スイ
ッチSWがオンからオフへと変化したのを検知し、ステ
ップ202にて解凍促進手段である庫内ファン30a,
30bを作動させる。同庫内ファン30a,30bは室
RM内で図2に示すように排気口41のある左方から右
方へと空気を送風し、同空気は冷凍塊の表面に沿って流
れるときに熱交換して冷却されつつ同冷凍塊の冷熱を奪
う。冷却された空気は右方に流れていってから下向きに
流れ、底壁25に置かれた網棚34の下に流れ込むと板
棚35の側に引き込まれ、吸入口42からカバー40内
に入って再度、排気口41から出ていく。なお、排気口
41から送り出された空気は結露水捕捉プレート28の
上方にも入って右方に流れていくため、同結露水捕捉プ
レート28上のスペースはダクトの機能も果たしてい
る。
【0017】庫内ファン30a,30bを作動させた
後、CPU71はステップ204にてタイマ用カウンタ
を始動させる。本実施例においては、タイマはタイマ割
り込みにて駆動されるタイマ用カウントルーチンにてソ
フトウェア的に構成してあり、例えば、CPU71はス
テップ204にてタイマカウント中を表すフラグをセッ
トするとともに変数として用意されているタイマ用カウ
ンタの値をクリアすると、所定時間毎に起動されるタイ
マカウント用ルーチンのステップ300では同フラグを
参照してタイマカウント中か否かを判断する。フラグが
セットされていればカウント中と判断してステップ30
2にてタイマ用カウンタをアップさせるし、カウント中
で無ければ何もせずにタイマ用カウントルーチンを終了
する。従って、フラグがセットされていればタイマ割り
込みが起動される毎にタイマ用カウンタが増進し、計時
することができる。
【0018】CPU71はステップ206にて庫内温度
Tが保存温度範囲内にあるか否かを判断するが、冷凍塊
を収容したときに断熱扉15a,15bを開けたため、
庫内温度Tは上昇しており、図14に示すように保存温
度範囲を越えている。従って、CPU71はステップ2
08にて庫内温度Tが保存温度範囲の上限温度T1より
も高いか判断し、高いものと判断してステップ210に
てコンプレッサモータ52aと空冷ファンとを作動させ
て冷却を開始する。冷却運転を開始させた後、CPU7
1はステップ212にて庫内温度Tが保存温度範囲の下
限温度B1よりも低いか否かを判断し、低くなったらス
テップ214にて冷却運転を停止させる。冷却運転と冷
凍塊の冷熱とにより、庫内温度Tは徐々に低下してい
き、タイミングcにて下限温度B1よりも低くなってC
PU71は冷却運転を停止させる。
【0019】ここにおいて、ステップ214を終了した
ときならば庫内温度Tは保存温度の下限温度B1以下で
あるし、ステップ206にて「YES」と判断されたと
きには少なくとも保存温度の上限温度T1以下である。
いま、冷凍塊の温度が低かったり冷凍塊の量が多いとい
うように冷熱量が大きいとすれば、庫内ファン30a,
30bが作動していることにより庫内の空気が冷凍塊の
表面で冷熱を奪うため、庫内温度Tはさらに低下してい
く。しかし、冷凍塊の温度が比較的高めであったりその
量が少なかったりというように冷熱量が小さければ庫内
温度Tをさほど低下させることはできない。
【0020】ここで冷熱量が大きい場合には、次のよう
になる。すなわち、庫内温度Tは更に低下していくが、
当面は保存温度範囲よりも低いものの保存温度の下限温
度B1よりも低い温度に設定した判別温度TCよりも高
いので、ステップ216にて判別温度TC以下ではない
と判断し、ステップ218にてタイマ用カウンタの値を
参照し、あらかじめ定めた所定時間が満了したか否かを
判断する。満了していなければステップ206に戻り、
庫内温度Tが保存温度範囲内であるか判断する。この場
合は、保存温度よりも低いのでステップ206とステッ
プ208を経て再度ステップ216の判断を行なうこと
になり、しばらくはこのループを繰り返す。
【0021】しかし、庫内温度Tが徐々に低下してタイ
ミングdにて判別温度TC以下となると、CPU71は
ステップ220にて加温運転を開始する。なお、ここに
おいて判別温度TCは所定量以上の冷熱を有する場合に
庫内温度Tが低下し得る温度に設定してある。加温運転
では、CPU71は空冷ファン53を止めたままコンプ
レッサモータ52aに通電してコンプレッサ52を作動
させるとともにホットガス弁57を開く。すると、コン
プレッサ52にて圧縮され、高温となった凝縮冷媒がホ
ットガス弁57を介してエバポレータ51に入り、同エ
バポレータ51を加熱する。送風ファン62は加熱され
たエバポレータ51に空気流循環通路W内の空気を送り
込むため、空気流循環通路Wの空気が加温され、室RM
内を外周から加温する。なお、空冷ファン53を止めて
おくのは、コンデンサ54を通過する凝縮冷媒の温度低
下を防いで効率的にエバポレータ51を加熱するためで
ある。また、加温運転としては室RMにヒータを配設し
ておき、同ヒータに通電して加温する構成としてもよ
い。
【0022】このようにして加温を開始した後、CPU
71はステップ222にて庫内温度Tが解凍温度範囲の
上限温度T2を越えたか否か判断し、越えるまでこの判
断を繰り返す。加温を開始すると徐々に庫内温度Tは上
昇していき、タイミングeにて解凍温度の上限温度T2
を越えたらCPU71はステップ224にて加温運転を
停止する。そして、ステップ226にてタイマが満了し
たか否かを判断し、満了していなければステップ228
にて庫内温度Tが解凍温度の範囲である上限温度T2と
下限温度B2との間にあるか否かを判断し、解凍温度の
範囲内であれば再度タイマが満了したか否かの判断を繰
り返す。
【0023】しかし、庫外からの侵入熱はあるものの冷
凍塊の冷熱により庫内の空気は冷却されるため、加温運
転を停止したら庫内温度Tは徐々に低下し、タイミング
fにて解凍温度範囲を外れてしまうと、CPUはステッ
プ230にてカウントを停止させてタイマ用カウンタを
クリアし、ステップ232にて加温運転を再開させる。
なお、カウントを停止させるためには、例えば上述した
フラグをリセットさせる。そして、ステップ234にて
庫内温度Tが解凍温度範囲内に戻るまで同庫内温度Tと
解凍温度範囲とを比較し続ける。タイミングgにて解凍
温度範囲内に戻ったら、CPU71はステップ236に
てタイマ用カウンタを再開させ、ステップ238にて加
温運転を停止させる。
【0024】加温運転を停止後、CPU71はステップ
228にて解凍温度範囲に以下となっていないか否かを
判断し、解凍温度範囲内であればタイマが満了したか否
かを判断するステップ226に戻る。外気温の高いとき
には侵入熱が多いので解凍も早く進み、かかる繰り返し
も少ないが、外気温の低いときには侵入熱が少ないので
かかる繰り返しが多くなる。このように、庫内温度Tを
判別温度TC以下まで低下させる冷熱量がある重量負荷
の場合には、所定時間以上、室RM内を保存温度範囲よ
りも高い解凍温度範囲に維持させようとし、さらに、解
凍温度範囲とした後で再度庫内温度Tを当該解凍温度範
囲よりも低下させる場合には解凍温度範囲となってから
の経過時間が上記所定時間となるまでは解凍を停止しな
い。このため、冷熱量の大きな冷凍塊でも早期に解凍さ
せることが可能となる。なお、かかる重量負荷の場合に
おける冷凍塊の芯温の変化を図14においてM1にて示
し、庫内温度Tの変化を一点鎖線にて示している。
【0025】このような制御にてタイマが満了したなら
ば、CPU71はステップ240にて解凍促進手段であ
る庫内ファン30a,30bを停止させ、解凍ルーチン
を終了させてメインプログラムに戻り、通常の保存運転
を実行する。一方、冷熱量が小さな冷凍物を収容したと
きには、同冷凍物には庫内の空気を十分に冷却する冷熱
量がないので、ステップ216にて庫内温度Tと判別温
度TCとを比較しても、常に庫内温度Tの方が判別温度
TCよりも高いと判断されてしまう。従って、ステップ
218にてタイマが満了したか否かを判断し、タイマが
満了していなければステップ206に戻るので、保存温
度範囲を基準として冷却運転の運転と停止とを制御す
る。そして、タイマが満了したときにはステップ240
にて庫内ファン30a,30bを停止させ、そのまま保
存温度を基準とした保存運転に移行する。
【0026】すなわち、冷熱量が小さい軽量負荷場合に
は、上述した解凍温度範囲よりも低い温度の保存温度範
囲内で解凍を行なう。従って、冷熱量が少ないにも関わ
らず加温してしまうことはなく、ドリップによる品質劣
化などを効果的に防止することができる。なお、かかる
軽量負荷の場合における冷凍塊の芯温の変化を図14に
おいてM2で示し、庫内温度Tの変化を二点鎖線にて示
している。なお、上記実施例においては、CPUによる
ソフトウェア制御を利用しているが、同様の制御をカム
タイマTMやオン・オフ式の温度センサを使用したシー
ケンス制御でも実施できる。
【0027】一方、上述した実施例においては、収納箱
20の外周における空気流循環通路W内の空気を冷却し
て間接的に冷却しているが、ブラインを使用して収納箱
20内を冷却してもよいし、さらには、間接的な冷却で
はなく、エバポレータ51を室RM内に配設して冷却す
るものであってもよい。また、上述した実施例において
は、判別温度TCを一つだけ定めて解凍時の温度を二つ
に区分けしているが、判別温度を増やし、各判別温度に
応じて範囲が少しづつ異なる解凍温度を設定してもよ
い。さらに、判別温度TCとの比較によって温度低下を
判断するのではなく、単位時間あたりの温度低下を検出
し、変化量が大きいときには冷熱量が大きいと判断し、
変化量が小さいときには冷熱量が小さいと判断してもよ
い。
【0028】解凍温度範囲を目標とした場合、これを越
えて庫内温度Tが上昇したときには冷却機構を作動させ
て強制的に解凍温度範囲を維持するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例にかかる冷蔵庫の正面図で
ある。
【図2】 同冷蔵庫の一部破断正面図である。
【図3】 同冷蔵庫の一部破断上面図である。
【図4】 同冷蔵庫の断面図である。
【図5】 結露水捕捉プレートの斜視図である。
【図6】 網棚の斜視図である。
【図7】 脚付きの網棚の斜視図である。
【図8】 板棚の斜視図である。
【図9】 冷却機構の構成を示す図である。
【図10】 電気制御回路のブロック図である。
【図11】 CPUが実行するプログラムに対応したフ
ローチャートである。
【図12】 CPUが実行するプログラムに対応したフ
ローチャートである。
【図13】 CPUが実行するプログラムに対応したフ
ローチャートである。
【図14】 温度制御による温度変化を示す図である。
【符号の説明】
10…断熱箱、20…収納箱、30a,30b…庫内フ
ァン、50…冷却機構、57…ホットガス弁、70…電
気制御回路、71…CPU、RM…室、SW…選択スイ
ッチ、T…庫内温度、TC…判別温度、Th…温度セン
サ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25D 11/00 101 A23L 3/36 A23L 3/365 F25D 23/12 F25D 11/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 解凍時に庫内が所定の目標温度となるよ
    うに温度制御する解凍機能付き冷蔵庫において、 庫内の温度を検出する温度センサと、 解凍物を収納したときにおける庫内の温度低下に応じ、
    温度低下が大きいときには前記目標温度を高くするとと
    もに温度低下が小さいときには前記目標温度を低くさせ
    る目標温度制御手段とを具備し、 かつこの目標温度制御手段は、庫内の温度が前記目標温
    度に所定の時間継続して保持されない限りは、解凍のた
    めの温度制御を停止しない機能を有している ことを特徴
    とする解凍機能付き冷蔵庫。
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