JP3180276B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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  • Removal Of Water From Condensation And Defrosting (AREA)
  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷蔵庫に関し、特に、
断熱箱内に熱良導部材にて収納室を形成するとともに、
冷媒を使用して収納室内を間接的に所定温度に冷却保持
する冷蔵庫に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の冷蔵庫として、特開昭6
3−185359号公報に示されたものが知られてい
る。
【0003】同冷蔵庫は、断熱箱内に熱良導部材にて二
つの収納室を形成し、この収納室の外周に冷気を循環さ
せて冷却を行なっている。一方、実開昭61−2368
4号公報には、直接的に冷却を行なう冷蔵庫内で加湿し
つつ庫内の冷気を冷凍物に送風し、当該冷凍物の解凍を
促進せしめる構成が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】冷蔵庫内で冷気を循環
させると解凍を促進させることができる。また、間接的
に冷却を行なう冷蔵庫の場合は庫内が高湿度に保持さ
れ、冷凍塊を解凍させる際に乾燥を抑制して良好な解凍
を行なうことが分かった。
【0005】しかし、従来の冷蔵庫においては、庫内に
冷凍塊をたくさん入れたときに空気の循環が悪くなり、
冷気の送風側に近い冷凍塊の解凍は促進できるものの、
遠い側の冷凍塊の促進を図ることができなくなるという
課題があった。本発明は、上記課題にかんがみてなされ
たもので、冷凍塊の収納位置に基づく解凍ムラを解消す
ることが可能な冷蔵庫の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの手段として、請求項1の発明は、収納室内を間接的
に所定温度に冷却保持する冷蔵庫において、前記収納室
の一方の内壁面側に設けられてその内壁面から前記収納
室内の中央高さ部分に向けて庫内の空気を吹き出させる
解凍用の庫内ファンと、前記収納室の上壁下面との間に
所定距離を隔てて配設されてその上壁下面との間に収納
室の対向する両内側面側を開口させた空気流路を形成す
る結露水捕捉プレートとを具備する構成としたところに
特徴を有する。請求項2の発明は、請求項1に記載のも
のにおいて、前記収納室は、断熱箱内に所定間隙の空気
流循環通路を隔てて配置した収納箱内を熱良導部材の隔
壁により区分することで並んで形成され、前記庫内ファ
ンは隣接する収納室との間を区分する隔壁とは反対側か
らその隔壁側に向けて空気を吹き出させる構成であると
ころに特徴を有する。
【0007】
【作用】上記のように構成した請求項1にかかる発明に
おいては、結露防止プレートが収納室の上壁下面に当該
上壁面と所定距離を隔ててを配設され、この結露防止プ
レートが上壁面との間に空気流路を形成するので庫内フ
ァンが循環させる空気の一部が当該流路に沿って流れ
る。このため、庫内の収納物が流路の妨げとなっても一
部の空気は庫内の隅々にまで行き届く。
【0008】一方、間接的に冷却する収納室内では高湿
度となり、収納室の上壁下面では結露して滴下するが、
同滴下した結露水は結露防止プレートにて捕捉されて収
納室内には滴下しない。
【0009】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、収納箱内
の隅々にまで空気を循環させることができ、収納位置に
よって解凍速度に偏りが出ないようにすることができ
る。
【0010】
【実施例】以下、図面にもとづいて本発明の実施例を説
明する。図1は本発明の一実施例にかかる冷蔵庫の正面
図、図2は一部破断正面図、図3は一部破断上面図であ
る。図において、冷蔵庫本体は断熱箱10と収納箱20
とを備えており、断熱箱10は外箱11の内壁と内箱1
2の外壁との間に発泡ウレタン等の断熱材料13を充填
して構成され、その前面には左右一対の開口14a,1
4bが形成されるとともに当該開口14a,14bを開
放及び閉塞せしめる断熱扉15a,15bがヒンジによ
り開閉可能に取り付けられている。なお、この断熱扉1
5a,15bと開口14a,14bの周縁との間には外
気と絶縁するためのシール材15a1,15b1が配設
されている。
【0011】収納箱20は熱良導部材であるステンレス
などの金属板材により一面に開口部21を有する筺体状
に形成され、当該収納箱20は開口部21が断熱箱10
の開口14a,14bに共に望むように位置合わせして
断熱箱10の前壁内面外周縁部に固着して支持されてい
る。このとき、収納箱20の左右側壁22,23と上壁
24と底壁25と後壁26はそれぞれ断熱箱10におけ
る内箱12の内壁と所定の間隔を空けて保持され、当該
間隙は空気流循環通路Wを形成している。
【0012】収納箱20内では熱良導部材であるステン
レスの金属板材で製造された隔壁27が上辺と下辺にて
当該収納箱20の上壁24と底壁25とに固定され、収
納箱20内を図示右方の室RM1と図示左方の室RM2
に区分している。なお、隔壁27の周囲には図示しない
シール材を配設してあり、室RM1,RM2は気密に隔
てられている。
【0013】二つの庫内ファン30a,30bはそれぞ
れファンモータ31の回転軸心にファン32を固定して
構成され、室RM2内にて収納箱20の左壁22上に取
り付けられている。また、当該庫内ファン30a,30
bの前面には空気流路を形成するためのカバー40が取
り付けられており、同カバー40は上記ファン32に面
する部分に排気口41が形成されるとともに下部には吸
入口42が形成されている。すなわち、同カバー40の
上辺の端部は上壁24に接し、断面L字型として屈曲さ
れた左辺の端部は収納箱の左側壁22に接し、右辺の端
部は収納箱20の後壁26に接し、下辺は上記左側壁2
2と所定の間隙を空けて上記吸入口42を形成してい
る。
【0014】庫内ファン30a,30bの前方側におけ
る上壁24には平板状の結露水捕捉プレート28が取り
付けられている。同結露水捕捉プレート28は多数の貫
通孔を形成した薄肉プレート28aと孔を形成していな
いベースプレート28bとを微少間隔だけ隔てた状態を
保持して一体的に構成されており、プレスにて四箇所に
上方に向けた突出止め部28c1〜28c4を形成して
ある。この突出止め部28c1〜28c4の高さは約1
0mmとなっており、当該突出止め部28c1〜28c
4の中心にはネジ止め用の貫通孔が形成されている。そ
して、結露水捕捉プレート28は図5に示すようにして
当該突出止め部28c1〜28c4を上記上壁24に当
接してネジ止め固定されている。この結果、結露水捕捉
プレート28と上壁24との間には空気流路が形成され
ている。なお、上壁24は奥側がやや低くなるように傾
斜しており、結露水捕捉プレート28にて捕捉された結
露水は奥側に流れ落ちるようになっている。
【0015】断熱箱10における収納箱20の左側壁2
2と面する壁部には冷媒の気化熱により冷却を行なう冷
却機構50のエバポレータ51がその空気流路を上下方
向に向けて固定され、かつ、当該エバポレータ51と収
納箱20の左側壁22との間には、上部に空気流通孔6
1が形成されるとともに同空気流通孔61に送風ファン
62を配設した遮蔽板60がその上辺にて断熱箱10に
おける内箱12の上壁より垂下するように固定されてい
る。同遮蔽板60の下辺と内箱12における下壁との間
には十分な間隙が形成され、当該間隙からエバポレータ
51の空気流路を介して上部の空気流通孔61へ連通す
る空気冷却流路を形成している。
【0016】なお、冷却機構50は、図6に示すよう
に、上記エバポレータ51から供給される気化冷媒を圧
縮するコンプレッサ52と、同圧縮された圧縮冷媒を空
冷ファン53による空冷作用の下に凝縮するコンデンサ
54と、同凝縮された凝縮冷媒を除湿するドライヤ55
と、同除湿凝縮冷媒を低温低圧の冷媒に変換して上記エ
バポレータ51に供給するキャピラリチューブ56と
は、断熱箱10の左方に形成された補助箱10aに収納
されている。
【0017】また、コンプレッサ52の出力側とエバポ
レータ51の入力側との間にはホットガス弁57が介在
されており、このホットガス弁57を開くとコンプレッ
サ52にて圧縮された高温の圧縮冷媒がエバポレータ5
1に供給され、このエバポレータ51を加熱する。すな
わち、このホットガス弁57を開閉して冷却機構50を
加温機構とさせることができる。
【0018】室RM1,RM2内には、それぞれの庫内
温度T1,T2を検出するセンサTh1,Th2が配設
されており、各センサTh1,Th2は図7に示す電気
制御回路70に接続されている。そして、当該電気制御
回路70内のCPU71は検出された庫内温度T1,T
2に基づき図8及び図9に示すフローチャートに対応し
たプログラムを実行する。同電気制御回路70は補助箱
10a内に収納されており、この電気制御回路70には
上記センサTh1,Th2とともに、庫内ファン30
a,30bと、この庫内ファン30a,30bの作動を
選択する選択スイッチSwと、上記冷却機構50のコン
プレッサモータCmと、ホットガス弁57(HV)とが
接続されている。なお、コンプレッサモータCmと空冷
ファン53とは並列に接続されコンプレッサモータCm
の作動時には空冷ファン53が作動するようにしてい
る。
【0019】次に、上記構成からなる本実施例の動作を
説明する。冷蔵庫を据え付けた後、図示しない主電源ス
イッチをオンにすると、電気制御回路70におけるCP
U71は図8に示すフローチャートに対応したメインプ
ログラムの実行を開始し、まず、ステップ100の初期
設定処理にて、各種の変数やフラグをクリアする。ここ
において、フラグとしては、解凍開始と判断する際に使
用する開始フラグSFと、冷却運転を行なっているか否
かの判断に使用する運転フラグDFとがあり、変数とし
てはソフトウェアタイマに使用するタイマ用カウンタT
cなどがある。そして、初期設定としては、開始フラグ
SFをリセットし、運転フラグDFをリセットし、タイ
マ用カウンタTcをクリアしておく。
【0020】初期設定の後、CPU71はステップ11
0にて以下の制御の判断基準となるデータとして、セン
サTh1,Th2が検出した庫内温度T1,T2と、選
択スイッチSwの選択状態を入力する。ステップ120
では、CPU71は庫内温度T1と解凍開始の判断基準
となる解凍開始温L1とを比較し、解凍開始温L1より
低くなっているか否かを判断する。室RM1,RM2
は、図10に示すように、上限設定温度H0と下限設定
温度L0との間である設定温度範囲内となるように保持
される。しかし、この解凍開始温L1は設定温度範囲内
よりも低い温度となっており、電源投入直後は冷却され
ていないので処理はステップ130に進む。
【0021】ステップ130では庫内ファン30a,3
0bを手動で作動させるための選択スイッチSwの状況
を判断するものであり、当初、この選択スイッチSwで
作動を選択していないものとすると処理はステップ14
0に進む。ステップ140では開始フラグSFがセット
され、かつ、タイマがまだ始動していないか否かを判断
する。開始フラグSFは上記ステップ120またはステ
ップ130にてYesと判断されたときにセットされる
ため、今回の判断ではまだセットされていない。従っ
て、処理はステップ150に進む。
【0022】ステップ150ではタイマ用カウンタTc
の値に基づいてタイマが経時中か否かを判断する。本タ
イマはタイマ用カウンタTcが「0」のときに非計時中
を表し、正の値の時に計時中を表す。タイマ用カウンタ
Tcは初期設定においてクリアされたままであるので、
今回は非計時中となって処理はステップ170に進む。
【0023】ステップ170では、運転フラグDFの状
態に基づいて冷却運転中か否かを判断する。同運転フラ
グDFは初期設定においてリセットされており、このリ
セット状態は冷却運転でないことを表すので、CPU7
1はステップ190にて庫内温度T1が上限設定温度H
0よりも高いか判断する。電源投入直後は、庫内はまだ
冷却されていないので、高いものと判断され、ステップ
192にてコンプレッサモータCmの運転を開始させる
とともに、ステップ194では運転フラグDFをセット
して冷却運転中であることを指示させておく。
【0024】コンプレッサモータCmが運転を開始する
とともに空冷ファン53も運転を開始し、送風ファン6
2が空気流循環通路W内の空気を当該エバポレータ51
に通過せしめて冷却させつつ収納箱20の外周に冷気を
循環せしめる。ステップ194を終了すると、ステップ
110に戻って上述した処理を繰り返す。しかし、次
に、ステップ170にて冷却運転中か否かを判断する
と、既に冷却運転を開始しているので、処理はステップ
180に進み、庫内温度T1が下限設定温度L0以下と
なっていないか判断する。冷却機構50による冷却が進
んで、徐々に収納箱20内の温度が低下し、設定温度範
囲の下限以下となったときにはステップ182にてコン
プレッサモータCmの運転を停止するとともに、ステッ
プ184にて運転フラグDFをリセットする。
【0025】以上を繰り返すことにより、庫内温度T1
は図10に示すように概ね上限設定温度H0と下限設定
温度L0との範囲内に保持される。ところで、使用者が
冷凍塊を解凍するために室RM2内に収納すると、同冷
凍塊の冷熱により室RM2の庫内温度T2は急激に低下
する。一方、室RM1はこの室RM2と隔壁27だけで
隔てられており、この隔壁27は熱良導部材で形成され
ているので、室RM2の庫内温度T2が低下するのにと
もなって室RM1の庫内温度T1も低下し始める。
【0026】室RM1の庫内温度T1が低下してきて下
限設定温度L0以下となれば、上述したようにして冷却
機構50の運転は停止され、さらに低下して解凍開始温
L1以下となると、CPU71はステップ120にて解
凍開始温を検出したものと判断し、ステップ122にて
開始フラグSFをセットする。すると、ステップ140
では開始フラグSFがセットされていると判断されると
ともに、タイマ用カウンタTcがクリアされているので
タイマがオフであると判断され、処理はステップ142
に進む。
【0027】ステップ142ではCPU71はタイマを
始動すべくタイマ用カウンタTcに「1」を代入し、ス
テップ144では解凍を促進すべく庫内ファン30a,
30bを始動する。庫内ファン30a,30bは室RM
2内の空気をカバー40の下方から吸引して同カバー4
0の通気孔41から室RM2内に排気して冷気を循環さ
せる。すると、冷凍塊の周囲に冷気が送られ、解凍を促
進させることができる。
【0028】また、庫内ファン30a,30bが送出す
る空気の一部は結露水捕捉プレート28の上方に形成さ
れた空気流路に入り込み、隔壁27の近くから出てくる
ので、室RM2内の空気をくまなく循環させて解凍ムラ
を抑制することができる。この際、空気流路を形成する
ための通常のダクトを使用すれば庫内の収納空間が減少
してしまうが、板状の結露水捕捉プレート28を使用す
ることにより、省スペースで空気流路を形成できる。な
お、結露水捕捉プレート28はベースプレート28bと
薄肉プレート28aとの間に形成した微少間隙にて結露
水を捕捉し、滴下するのを防止する。
【0029】冷凍塊に空気が送風された場合、冷気に臭
いが付くこともあるが、本実施例では室RM1,RM2
が気密に隔てられているので、ノンラップの状態で解凍
を行なうことができる。庫内ファン30a,30bを運
転させるだけで解凍を促進することができるものの、本
実施例においては、収納箱20内が低温のときには冷却
機構50をヒートポンプとして使用する。具体的には、
ステップ146にて収納箱20内の全室RM1,RM2
が解凍開始温よりも低くなっているかを判断し、全室R
M1,RM2が低温となっている場合のみ、ステップ1
47にてホットガス弁HVを開くとともに、ステップ1
48にてコンプレッサモータCmの運転を開始する。す
ると、コンプレッサ52で圧縮されて高温となった冷媒
が直接エバポレータ51に供給され、エバポレータ51
を加熱する一方で送風ファン62が空気流循環通路W内
の空気を供給する。この結果、空気流循環通路W内の空
気は加熱され、収納箱20の外周側から庫内を暖める。
【0030】一度、このようにして解凍開始の判断を行
なうと、次にステップ120にて解凍開始温が検出され
てもタイマが計時中となって上述した解凍開始の処理を
繰り返すことはない。タイマ用カウンタTcが正の値と
なると計時中を表すので、CPU71はステップ150
でタイマ計時中か否かを判断した後、ステップ152に
てタイマ用カウンタTcの値を「1」だけ増加させる。
そして、ステップ160では、同タイマ用カウンタTc
の値に基づいてタイマが計時を終了したか否かを判断す
る。タイマ用カウンタTcは計時中にステップ152に
て「1」づつカウントアップされるようになっており、
タイマの計時終了判断はタイマ用カウンタTcの値と所
定時間を表す積算値とを比較して行なう。同積算値とし
て30分に相当する値が設定されているとすれば、解凍
開始から約30分経過したときにタイマ用カウンタTc
の値は同積算値を越え、タイマ計時終了と判断される。
【0031】CPU71は、ステップ160にてタイマ
計時終了と判断すると、ステップ162以下で解凍を促
進させるための機構を停止させる。すなわち、ステップ
162にて庫内ファン30a,30bを停止し、ステッ
プ164にてホットガス弁HVを閉じ、ステップ166
にてコンプレッサモータCmを停止する。また、続くス
テップ168では解凍促進処理に利用するタイマ用カウ
ンタTcをクリアし、ステップ169では開始フラグS
Fをリセットし、次の解凍開始の判断に備える。
【0032】タイマの計時終了後、室RM1の庫内温度
が設定温度範囲まで上昇していれば通常の冷蔵保存を行
なうが、その時点でまだ解凍開始温L1より低ければ再
度上述したようにして解凍促進のための処理を実行す
る。従って、タイマの計時時間を短めにしておけば、こ
まめに庫内の温度を判断して解凍を促進させるべきか否
かを判断することができる。これに対し、タイマの計時
時間を長めに設定したい場合には、ステップ152にて
タイマ用カウンタTcを増加させた後、ステップ146
と同様に全室RM1,RM2内が低温であるかどうか判
断し、少なくとも全室RM1,RM2が低温でないのな
らば、加温機構だけでも停止すると冷蔵保存中の食品を
良好に保存することができる。
【0033】なお、上述した実施例においては、収納室
内を二室に区分した例に基づいて説明したが、一室であ
る場合においても温度の低下を検出して解凍促進機構を
作動させることができる。また、二室とした場合にいず
れか一方だけを解凍室とするのではなく、他の室内にも
庫内ファンを備え付けて解凍室とする事ができるように
しても良い。さらに、結露水捕捉プレート28について
は、一室だけでなく他の室内にも取り付けておくように
しても良い。また、適所に空気孔を設け、下方へ空気の
一部が抜け出ていくようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかる冷蔵庫を適用した冷
蔵庫の正面図である。
【図2】同冷蔵庫の一部破断正面図である。
【図3】同冷蔵庫の一部破断上面図である。
【図4】結露水捕捉プレートの斜視図である。
【図5】結露水捕捉プレートの取付構造を示す断面図で
ある。
【図6】冷却機構の概略構成図である。
【図7】同冷蔵庫における制御系統を示すブロック図で
ある。
【図8】CPUが実行するメインプログラムのフローチ
ャートである。
【図9】温度制御の処理のフローチャートである。
【符号の説明】
20…収納箱 28…結露水捕捉プレート28 30a,30b…庫内ファン 50…冷却機構

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 収納室内を間接的に所定温度に冷却保持
    する冷蔵庫において、前記収納室の一方の内壁面側に設
    けられてその内壁面から前記収納室内の中央高さ部分に
    向けて庫内の空気を吹き出させる解凍用の庫内ファン
    と、 前記収納室の上壁下面との間に所定距離を隔てて配設さ
    れてその上壁下面との間に収納室の対向する両内側面側
    を開口させた空気流路を形成する結露水捕捉プレート
    を具備することを特徴とする冷蔵庫。
  2. 【請求項2】 前記収納室は、断熱箱内に所定間隙の空
    気流循環通路を隔てて配置した収納箱内を熱良導部材の
    隔壁により区分することで並んで形成され、前記庫内フ
    ァンは隣接する収納室との間を区分する隔壁とは反対側
    からその隔壁側に向けて空気を吹き出させる構成である
    ことを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
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