JP3139808B2 - 壁軸組に対する内壁パネルの取付金具 - Google Patents
壁軸組に対する内壁パネルの取付金具Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、建築物の壁軸組に内
壁パネルを取付け固定するときに用いられる取付金具に
関する。
壁パネルを取付け固定するときに用いられる取付金具に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、建築物の壁軸組に内壁パネルを取
り付けるには、壁軸組の間隙に通しボルトを挿入し、こ
の通しボルトの基端部に断面T字形あるいは断面L字形
もしくは断面コ字形の取付具を取付けて、この取付具に
内壁パネルの側端枠を嵌め込んで、取付け固定してい
た。
り付けるには、壁軸組の間隙に通しボルトを挿入し、こ
の通しボルトの基端部に断面T字形あるいは断面L字形
もしくは断面コ字形の取付具を取付けて、この取付具に
内壁パネルの側端枠を嵌め込んで、取付け固定してい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の従来
の取付け方法では、内壁パネルの側端枠を取付具に嵌め
込んで取付け固定するだけなので、この取付け固定状態
が頑丈なものではなかった。
の取付け方法では、内壁パネルの側端枠を取付具に嵌め
込んで取付け固定するだけなので、この取付け固定状態
が頑丈なものではなかった。
【0004】また、内壁パネルを壁軸組に対して密接し
た状態に取付けるには、数人の作業員が内壁パネルを壁
軸組側に押し付けて、止めるようにしていたので、内壁
パネルの取付け作業に人手を多く必要とするといった問
題があった。
た状態に取付けるには、数人の作業員が内壁パネルを壁
軸組側に押し付けて、止めるようにしていたので、内壁
パネルの取付け作業に人手を多く必要とするといった問
題があった。
【0005】しかも、上記のように、数人の作業員で内
壁パネルを軸組側に押し付けて、この内壁パネルを取り
付けても、内壁パネルを壁軸組に完全に密接した状態に
取り付けることは困難であり、不安定な取付け状態とな
る場合があるといった問題があった。
壁パネルを軸組側に押し付けて、この内壁パネルを取り
付けても、内壁パネルを壁軸組に完全に密接した状態に
取り付けることは困難であり、不安定な取付け状態とな
る場合があるといった問題があった。
【0006】この発明の目的は、上記従来の課題を解決
することにある。
することにある。
【0007】すなわち、壁軸組に対する内壁パネルの取
付けを容易に行うことができる。しかも、取付け作業員
を多く必要としない。更に、壁軸組に対して内壁パネル
を完全に密接した状態に取付け固定することができる。
加えて、構造が簡単で安価に製作することができる壁軸
組に対する内壁パネルの取付金具を提供することであ
る。
付けを容易に行うことができる。しかも、取付け作業員
を多く必要としない。更に、壁軸組に対して内壁パネル
を完全に密接した状態に取付け固定することができる。
加えて、構造が簡単で安価に製作することができる壁軸
組に対する内壁パネルの取付金具を提供することであ
る。
【0008】従来の取付金具だと、内壁パネルと内壁パ
ネルの間に目地が発生し、断熱、気密のあと工事が発生
していた。本発明の取付金具は、内壁パネル間の目地を
発生させずに内壁パネルを固定させることができる。
ネルの間に目地が発生し、断熱、気密のあと工事が発生
していた。本発明の取付金具は、内壁パネル間の目地を
発生させずに内壁パネルを固定させることができる。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の壁軸組に対す
る内壁パネルの取付金具は、上記目的を達成するため
に、壁軸組の間隙に挿入されて、これらの壁軸組に先端
部が係止される挿入係止片部と、この挿入係止片部が壁
軸組の間隙に挿入されて係止されたときに、壁軸組の前
面に当接される当接片部と、前記挿入係止片部の基端部
に一体に設けられ、一方側の内壁パネルの縦枠が取付け
られる取付板部と、この取付板部に対して一方側の内壁
パネルが取付けられる面の反対側に向けて略直角方向に
折曲して設けられ、他方側の内壁パネルの縦枠が弾性に
よって押さえ付けられた状態で取付けられる押さえ片部
とが備えられ、前記取付板部に略ヘ字形の引き寄せ誘導
溝が形成され、内壁パネルの縦枠がこの取付板部に当て
がわれ、引き寄せ誘導溝からこの内壁パネルの縦枠にガ
イド用の釘打ちがなされ、取付板部の一端を叩くことに
より前記釘を基端部方向へ移動させて内壁パネルが前記
壁軸組側へ引き寄せられ、さらに引き寄せ誘導溝から内
壁パネルの縦枠に固定用の釘打ちがなされているものと
した。
る内壁パネルの取付金具は、上記目的を達成するため
に、壁軸組の間隙に挿入されて、これらの壁軸組に先端
部が係止される挿入係止片部と、この挿入係止片部が壁
軸組の間隙に挿入されて係止されたときに、壁軸組の前
面に当接される当接片部と、前記挿入係止片部の基端部
に一体に設けられ、一方側の内壁パネルの縦枠が取付け
られる取付板部と、この取付板部に対して一方側の内壁
パネルが取付けられる面の反対側に向けて略直角方向に
折曲して設けられ、他方側の内壁パネルの縦枠が弾性に
よって押さえ付けられた状態で取付けられる押さえ片部
とが備えられ、前記取付板部に略ヘ字形の引き寄せ誘導
溝が形成され、内壁パネルの縦枠がこの取付板部に当て
がわれ、引き寄せ誘導溝からこの内壁パネルの縦枠にガ
イド用の釘打ちがなされ、取付板部の一端を叩くことに
より前記釘を基端部方向へ移動させて内壁パネルが前記
壁軸組側へ引き寄せられ、さらに引き寄せ誘導溝から内
壁パネルの縦枠に固定用の釘打ちがなされているものと
した。
【0010】
【作用】この発明の取付金具を用いて、内壁パネルを建
築物の壁軸組に取り付けるには、次に説明するように行
う。
築物の壁軸組に取り付けるには、次に説明するように行
う。
【0011】まず、取付金具の挿入係止片部を壁軸組の
間隙に挿入し、この挿入係止片部の先端部を壁軸組に係
止する。
間隙に挿入し、この挿入係止片部の先端部を壁軸組に係
止する。
【0012】すると、取付金具の当接片部が壁軸組の前
面に当接されて、取付金具が安定した状態に保持され
る。
面に当接されて、取付金具が安定した状態に保持され
る。
【0013】次に、取付金具の取付板部に一方側の内壁
パネルの縦枠を取付け固定する。これは、取付金具の取
付板部の一方側面に一方側の内壁パネルの縦枠の側面を
当接した状態で、この取付板部に設けられた略へ字形の
引き寄せ誘導溝の中央頂点部分にガイド用の釘を挿入し
て内壁パネルの縦枠にこの釘を打ち込む。
パネルの縦枠を取付け固定する。これは、取付金具の取
付板部の一方側面に一方側の内壁パネルの縦枠の側面を
当接した状態で、この取付板部に設けられた略へ字形の
引き寄せ誘導溝の中央頂点部分にガイド用の釘を挿入し
て内壁パネルの縦枠にこの釘を打ち込む。
【0014】その後、取付金具の取付板部の一側端を金
槌等で叩くと、釘が略へ字形の引き寄せ誘導溝の中央頂
点部分から傾斜溝に沿って一端部へと移動する。
槌等で叩くと、釘が略へ字形の引き寄せ誘導溝の中央頂
点部分から傾斜溝に沿って一端部へと移動する。
【0015】この釘の移動に伴って、内壁パネルの縦枠
が壁軸組側に引き寄せられて、密接される。
が壁軸組側に引き寄せられて、密接される。
【0016】そして、この状態で固定用の釘を略へ字形
の引き寄せ誘導溝の他端部に挿入して打ち込むと前記し
た釘の逆移動が阻止されて、内壁パネルが壁軸組に密接
した安定した状態が保持される。
の引き寄せ誘導溝の他端部に挿入して打ち込むと前記し
た釘の逆移動が阻止されて、内壁パネルが壁軸組に密接
した安定した状態が保持される。
【0017】その後、取付金具の略へ字形の弾性押さえ
片部と壁軸組との間に他方側の内壁パネルの縦枠を押し
込む。
片部と壁軸組との間に他方側の内壁パネルの縦枠を押し
込む。
【0018】すると、この他方側の内壁パネルの縦枠
は、この取付金具の弾性押さえ片部で押さえ付けられ
て、壁軸組に密接した状態で取付けられる。
は、この取付金具の弾性押さえ片部で押さえ付けられ
て、壁軸組に密接した状態で取付けられる。
【0019】
【実施例】以下、この発明に係る壁軸組に対する内壁パ
ネルの取付金具の一実施例について、図面に基づいて説
明する。
ネルの取付金具の一実施例について、図面に基づいて説
明する。
【0020】図1はこの発明に係る壁軸組に対する内壁
パネルの取付金具の一実施例を示す斜視図、図2は図1
の取付金具を壁軸組の間隙に挿入する直前の状態を示す
斜視図、図3は壁軸組に係止した取付金具に内壁パネル
を取付けせんとする斜視図、図4は壁軸組に挿入して係
止された取付金具に一方側の内壁パネルの縦枠を取付け
固定した状態を示す部分斜視図、図5は図4の状態の取
付金具に他方側の内壁パネルの縦枠を取付ける直前の状
態を示す部分斜視図、図6は図5の状態から取付金具の
弾性押さえ片部と壁軸組との間に他方側の内壁パネルの
縦枠を押し入れて押し付け状態で取付け固定した状態を
示す部分斜視図、図7はこの発明に係る取付金具によっ
て、内壁パネルを壁軸組側に引き寄せる状態を説明する
ものであって、(a)は取付金具の取付片部に設けられ
た略へ字形の引き寄せ誘導溝の中央頂点部分にガイド用
の釘を挿入して打ち込む状態を示す部分斜視図、(b)
は略へ字形の引き寄せ誘導溝に釘を挿入して打ち込んだ
後に、取付金具の取付板部の一端を金槌で叩いて、釘を
移動させ、内壁パネルを壁軸組側に引き寄せた状態を示
す部分斜視図、(c)は内壁パネルを壁軸組側に引き寄
せた状態で、略へ字形の引き寄せ誘導溝の他端部に固定
用の釘を挿入して打ち込むことによって、釘の逆移動を
阻止して内壁パネルを固定した状態を示す部分斜視図で
ある。
パネルの取付金具の一実施例を示す斜視図、図2は図1
の取付金具を壁軸組の間隙に挿入する直前の状態を示す
斜視図、図3は壁軸組に係止した取付金具に内壁パネル
を取付けせんとする斜視図、図4は壁軸組に挿入して係
止された取付金具に一方側の内壁パネルの縦枠を取付け
固定した状態を示す部分斜視図、図5は図4の状態の取
付金具に他方側の内壁パネルの縦枠を取付ける直前の状
態を示す部分斜視図、図6は図5の状態から取付金具の
弾性押さえ片部と壁軸組との間に他方側の内壁パネルの
縦枠を押し入れて押し付け状態で取付け固定した状態を
示す部分斜視図、図7はこの発明に係る取付金具によっ
て、内壁パネルを壁軸組側に引き寄せる状態を説明する
ものであって、(a)は取付金具の取付片部に設けられ
た略へ字形の引き寄せ誘導溝の中央頂点部分にガイド用
の釘を挿入して打ち込む状態を示す部分斜視図、(b)
は略へ字形の引き寄せ誘導溝に釘を挿入して打ち込んだ
後に、取付金具の取付板部の一端を金槌で叩いて、釘を
移動させ、内壁パネルを壁軸組側に引き寄せた状態を示
す部分斜視図、(c)は内壁パネルを壁軸組側に引き寄
せた状態で、略へ字形の引き寄せ誘導溝の他端部に固定
用の釘を挿入して打ち込むことによって、釘の逆移動を
阻止して内壁パネルを固定した状態を示す部分斜視図で
ある。
【0021】この発明に係る取付金具1は、壁軸組2,
2の間隙3に挿入されて、これらの壁軸組2,2に先端
部11aが係止される挿入係止片部11と、この挿入係
止片部11が壁軸組2,2の間隙3に挿入されて係止さ
れたときに、壁軸組2の前面に当接される当接片部12
と、挿入係止片部11の基端部11bに一体に設けら
れ、一方側の内壁パネル4Aの縦枠41Aが取付けられ
る取付板部13と、この取付板部13に対して一方側の
内壁パネル4Aが取付けられる面の反対側に向けて略直
角方向に折曲して設けられ、他方側の内壁パネル4Bの
縦枠41Bが弾性によって押さえ付けられた状態で取付
けられる略へ字形の弾性押さえ片部14とが備えられて
いるものである。
2の間隙3に挿入されて、これらの壁軸組2,2に先端
部11aが係止される挿入係止片部11と、この挿入係
止片部11が壁軸組2,2の間隙3に挿入されて係止さ
れたときに、壁軸組2の前面に当接される当接片部12
と、挿入係止片部11の基端部11bに一体に設けら
れ、一方側の内壁パネル4Aの縦枠41Aが取付けられ
る取付板部13と、この取付板部13に対して一方側の
内壁パネル4Aが取付けられる面の反対側に向けて略直
角方向に折曲して設けられ、他方側の内壁パネル4Bの
縦枠41Bが弾性によって押さえ付けられた状態で取付
けられる略へ字形の弾性押さえ片部14とが備えられて
いるものである。
【0022】更に、前記した取付板部13には、当てが
った縦枠41Aにガイド用の釘5Aを打ち込んだ後に取
付板部13の一端を叩くことによってこの釘5Aを基端
部11b方向へ移動させて内壁パネル4Aを壁軸組2側
に引き寄せる略へ字形の引き寄せ誘導溝15が設けられ
ている。
った縦枠41Aにガイド用の釘5Aを打ち込んだ後に取
付板部13の一端を叩くことによってこの釘5Aを基端
部11b方向へ移動させて内壁パネル4Aを壁軸組2側
に引き寄せる略へ字形の引き寄せ誘導溝15が設けられ
ている。
【0023】取付金具1の挿入係止片部11の先端部分
は、90度ひねり曲げられて、その先端部11aが垂直
方向に向けられている。
は、90度ひねり曲げられて、その先端部11aが垂直
方向に向けられている。
【0024】この先端部11aには、両側に突出した係
止爪部11c,11cが設けられている。
止爪部11c,11cが設けられている。
【0025】当接片部12は弾性押さえ片部14と一体
に形成されていて、薄板形状のものである。
に形成されていて、薄板形状のものである。
【0026】そして、基板部16が取付板部13の裏面
に固着されていて、当接片部12はこの取付板部13の
裏面側から前面側に向けて折曲して基板部16から延設
された二股形状の薄板からなり、弾性押さえ片部14は
基板部16の先端部から取付板部13の裏面外側に向け
て略直角方向に折曲されて更に略へ字形に形成された弾
性薄板からなるものである。
に固着されていて、当接片部12はこの取付板部13の
裏面側から前面側に向けて折曲して基板部16から延設
された二股形状の薄板からなり、弾性押さえ片部14は
基板部16の先端部から取付板部13の裏面外側に向け
て略直角方向に折曲されて更に略へ字形に形成された弾
性薄板からなるものである。
【0027】尚、これらの当接片部12と弾性押さえ片
部14は、取付板部13と一体に形成されたものであっ
てもよい。
部14は、取付板部13と一体に形成されたものであっ
てもよい。
【0028】この実施例において、壁軸組2,2は、リ
ップ付き溝型鋼を枠組み構成したものである。
ップ付き溝型鋼を枠組み構成したものである。
【0029】また、この実施例においては、内壁パネル
4A,4Bは、両側端の縦枠41A,41A及び41
B,41Bと、これらの縦枠41A,41A及び41
B,41Bの間に配された断熱材42A、42Bとから
構成されている。
4A,4Bは、両側端の縦枠41A,41A及び41
B,41Bと、これらの縦枠41A,41A及び41
B,41Bの間に配された断熱材42A、42Bとから
構成されている。
【0030】更に、縦枠41A,41A及び41B,4
1Bは対向される面側の壁軸組側部分が切り込まれてい
て、肉厚が横断面略L字形に形成されている。
1Bは対向される面側の壁軸組側部分が切り込まれてい
て、肉厚が横断面略L字形に形成されている。
【0031】両内壁パネル4A,4Bは全く同形状のも
のである。
のである。
【0032】尚、符号6は両内壁パネル4A,4Bの対
向する縦枠41A,41B間の間隔を保持するととも
に、シールするために一方の縦枠41Bに予め取付けら
れた水密材である。 この発明の取付金具1を用いて、
内壁パネル4A,4Bを建築物の壁軸組2,2に取り付
けるには、次に説明するように行う。
向する縦枠41A,41B間の間隔を保持するととも
に、シールするために一方の縦枠41Bに予め取付けら
れた水密材である。 この発明の取付金具1を用いて、
内壁パネル4A,4Bを建築物の壁軸組2,2に取り付
けるには、次に説明するように行う。
【0033】まず、図2に示すように、取付金具1の取
付板部13を水平に向けた状態で、挿入係止片部11を
壁軸組2,2の間隙3に挿入する。
付板部13を水平に向けた状態で、挿入係止片部11を
壁軸組2,2の間隙3に挿入する。
【0034】次に、図3に示すように、この取付金具1
3の向きを90度変えて、その挿入係止片部11の先端
部11aの係止爪部11c,11cを壁軸組2,2に係
止して抜け止めした状態とする。
3の向きを90度変えて、その挿入係止片部11の先端
部11aの係止爪部11c,11cを壁軸組2,2に係
止して抜け止めした状態とする。
【0035】次に、図4に示すように、取付金具1の取
付板部13に一方側の内壁パネル4Aの縦枠41Aを取
付け固定する。
付板部13に一方側の内壁パネル4Aの縦枠41Aを取
付け固定する。
【0036】これは、取付金具1の取付板部13の一方
側面に一方側の内壁パネル4Aの縦枠41Aの側面を当
接した状態で、図7(a)に示すように、この取付板部
13に設けられた略へ字形の引き寄せ誘導溝15の中央
頂点部分15aにガイド用の釘5Aを挿入して内壁パネ
ル4Aの縦枠41Bにこの釘5Aを打ち込む。
側面に一方側の内壁パネル4Aの縦枠41Aの側面を当
接した状態で、図7(a)に示すように、この取付板部
13に設けられた略へ字形の引き寄せ誘導溝15の中央
頂点部分15aにガイド用の釘5Aを挿入して内壁パネ
ル4Aの縦枠41Bにこの釘5Aを打ち込む。
【0037】その後、図7(b)に示すように、取付金
具1の取付板部13の一側端を金槌7等で叩くと、釘5
Aが略へ字形の引き寄せ誘導溝15の中央頂点部分15
aから傾斜溝に沿って一端部15bへと移動する。
具1の取付板部13の一側端を金槌7等で叩くと、釘5
Aが略へ字形の引き寄せ誘導溝15の中央頂点部分15
aから傾斜溝に沿って一端部15bへと移動する。
【0038】この釘5Aの移動に伴って、内壁パネル4
Aの縦枠41Aが壁軸組2側に引き寄せられて、密接さ
れる。
Aの縦枠41Aが壁軸組2側に引き寄せられて、密接さ
れる。
【0039】そして、この状態で図7(c)に示すよう
に、固定用の釘5Bを略へ字形の引き寄せ誘導溝15の
他端部15cに挿入して打ち込むと前記した釘5Aの逆
移動が阻止されて、内壁パネル4Aが壁軸組2に密接し
た安定した状態が保持される。
に、固定用の釘5Bを略へ字形の引き寄せ誘導溝15の
他端部15cに挿入して打ち込むと前記した釘5Aの逆
移動が阻止されて、内壁パネル4Aが壁軸組2に密接し
た安定した状態が保持される。
【0040】その後、図5,図6に示すように、取付金
具1の略へ字形の弾性押さえ片部14と壁軸組2との間
に他方側の内壁パネル4Bの縦枠41Bを押し込む。
すると、この他方側の内壁パネル4Bの縦枠41Bは、
この取付金具1の弾性押さえ片部14で押さえ付けられ
て、壁軸組2に密接した状態で取付けられる。 更に、
取付金具1の弾性押さえ片部14に設けられた釘挿入孔
14aに釘5Cを挿入して打ち込むことによって、他方
側の内壁パネル4Bの縦枠41Bが取付金具1から外れ
ることがなくて、安定した取付け固定状態となる。
具1の略へ字形の弾性押さえ片部14と壁軸組2との間
に他方側の内壁パネル4Bの縦枠41Bを押し込む。
すると、この他方側の内壁パネル4Bの縦枠41Bは、
この取付金具1の弾性押さえ片部14で押さえ付けられ
て、壁軸組2に密接した状態で取付けられる。 更に、
取付金具1の弾性押さえ片部14に設けられた釘挿入孔
14aに釘5Cを挿入して打ち込むことによって、他方
側の内壁パネル4Bの縦枠41Bが取付金具1から外れ
ることがなくて、安定した取付け固定状態となる。
【0041】このようにして、内壁パネルを各壁軸組に
順に取付け固定していく。
順に取付け固定していく。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の取付金
具によれば、壁軸組に対する内壁パネルの取付けを容易
に行うことができる。
具によれば、壁軸組に対する内壁パネルの取付けを容易
に行うことができる。
【0043】しかも、取付け作業員を多く必要としな
い。
い。
【0044】更に、壁軸組に対して内壁パネルを完全に
密接した安定した状態で取付け固定することができる。
密接した安定した状態で取付け固定することができる。
【0045】加えて、構造が簡単で安価に製作すること
ができる等の効果を奏する。
ができる等の効果を奏する。
【0046】内壁パネル間に目地がなくなり、断熱、気
密の性能が向上する。
密の性能が向上する。
【図1】この発明に係る壁軸組に対する内壁パネルの取
付金具の一実施例を示す斜視図である。
付金具の一実施例を示す斜視図である。
【図2】図1の取付金具を壁軸組の間隙に挿入する直前
の状態を示す斜視図である。
の状態を示す斜視図である。
【図3】壁軸組に係止した取付金具に内壁パネルを取付
けせんとする斜視図である。
けせんとする斜視図である。
【図4】壁軸組に挿入して係止された取付金具に一方側
の内壁パネルの縦枠を取付け固定した状態を示す部分斜
視図である。
の内壁パネルの縦枠を取付け固定した状態を示す部分斜
視図である。
【図5】図4の状態の取付金具に他方側の内壁パネルの
縦枠を取付ける直前の状態を示す部分斜視図である。
縦枠を取付ける直前の状態を示す部分斜視図である。
【図6】図5の状態から取付金具の弾性押さえ片部と壁
軸組との間に他方側の内壁パネルの側端枠を押し入れて
押し付け状態で取付け固定した状態を示す部分斜視図で
ある。
軸組との間に他方側の内壁パネルの側端枠を押し入れて
押し付け状態で取付け固定した状態を示す部分斜視図で
ある。
【図7】この発明に係る取付金具によって、内壁パネル
を壁軸組側に引き寄せる状態を説明するものであって、
(a)は取付金具の取付片部に設けられた略へ字形の引
き寄せ誘導溝の中央頂点部分にガイド用の釘を挿入して
打ち込む状態を示す部分斜視図、(b)は略へ字形の引
き寄せ誘導溝に釘を挿入して打ち込んだ後に、取付金具
の取付板部の一端を金槌で叩いて、釘を移動させ、内壁
パネルを壁軸組側に引き寄せた状態を示す部分斜視図、
(c)は内壁パネルを壁軸組側に引き寄せた状態で、略
へ字形の引き寄せ誘導溝の他端部に固定用の釘を挿入し
て打ち込むことによって、釘の逆移動を阻止して内壁パ
ネルを固定した状態を示す部分斜視図である。
を壁軸組側に引き寄せる状態を説明するものであって、
(a)は取付金具の取付片部に設けられた略へ字形の引
き寄せ誘導溝の中央頂点部分にガイド用の釘を挿入して
打ち込む状態を示す部分斜視図、(b)は略へ字形の引
き寄せ誘導溝に釘を挿入して打ち込んだ後に、取付金具
の取付板部の一端を金槌で叩いて、釘を移動させ、内壁
パネルを壁軸組側に引き寄せた状態を示す部分斜視図、
(c)は内壁パネルを壁軸組側に引き寄せた状態で、略
へ字形の引き寄せ誘導溝の他端部に固定用の釘を挿入し
て打ち込むことによって、釘の逆移動を阻止して内壁パ
ネルを固定した状態を示す部分斜視図である。
1 取付金具 11 挿入係止片部 11a 先端部 11b 基端部 12 当接片部 13 取付板部 14 弾性押さえ片部 15 引き寄せ誘導溝 2 壁軸組 3 間隙 4A 一方側の内壁パネル 41A 縦枠 4B 他方側の内壁パネル 41B 縦枠 5A ガイド用の釘 5B 固定用の釘
フロントページの続き (72)発明者 岩前 篤 大阪府大阪市北区中之島6丁目2−27 積水ハウス株式会社内 (72)発明者 奥地 進 大阪府松原市小川町408番地の1 奥地 建産株式会社内 (56)参考文献 実開 平3−108138(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04B 2/74 511 E04B 2/74 551
Claims (1)
- 【請求項1】 壁軸組の間隙に挿入されて、これらの壁
軸組に先端部が係止される挿入係止片部と、この挿入係
止片部が壁軸組の間隙に挿入されて係止されたときに、
壁軸組の前面に当接される当接片部と、前記挿入係止片
部の基端部に一体に設けられ、一方側の内壁パネルの縦
枠が取付けられる取付板部と、この取付板部に対して一
方側の内壁パネルが取付けられる面の反対側に向けて略
直角方向に折曲して設けられ、他方側の内壁パネルの縦
枠が弾性によって押さえ付けられた状態で取付けられる
押さえ片部とが備えられ、 前記取付板部に略ヘ字形の引き寄せ誘導溝が形成され、
内壁パネルの縦枠がこの取付板部に当てがわれ、引き寄
せ誘導溝からこの内壁パネルの縦枠にガイド用の釘打ち
がなされ、取付板部の一端を叩くことにより前記釘を基
端部方向へ移動させて内壁パネルが前記壁軸組側へ引き
寄せられ、さらに引き寄せ誘導溝から内壁パネルの縦枠
に固定用の釘打ちがなされることを特徴とする壁軸組に
対する内壁パネルの取付金具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04032171A JP3139808B2 (ja) | 1992-02-19 | 1992-02-19 | 壁軸組に対する内壁パネルの取付金具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04032171A JP3139808B2 (ja) | 1992-02-19 | 1992-02-19 | 壁軸組に対する内壁パネルの取付金具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05230903A JPH05230903A (ja) | 1993-09-07 |
JP3139808B2 true JP3139808B2 (ja) | 2001-03-05 |
Family
ID=12351494
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04032171A Expired - Fee Related JP3139808B2 (ja) | 1992-02-19 | 1992-02-19 | 壁軸組に対する内壁パネルの取付金具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3139808B2 (ja) |
-
1992
- 1992-02-19 JP JP04032171A patent/JP3139808B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05230903A (ja) | 1993-09-07 |
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