JP3139623B2 - インターネット電話システムおよびその緊急ライン接続方法 - Google Patents
インターネット電話システムおよびその緊急ライン接続方法Info
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Description
用いて電話サービスを提供するインターネット電話シス
テムに関し、特に接続要求を110番や119番等の緊
急ラインに対して接続するための緊急ライン接続方法に
関するものである。
成を図4に示す。
は、IP(Internet Protocol)電話装置21〜2nと、
IP電話終端装置21と、IP中継装置7と、IP電話
接続サーバ3とから構成されている。
信回線とIP電話装置21〜2nとの接続を行なってい
る。
置21に接続され、インターネット電話回線の接続処理
を行っている。
をインターネット電話回線を介して他のIP電話終端装
置に中継する処理を行なっている。
テムの動作について説明する。
装置との接続要求を行う場合、そのIP電話装置のIP
アドレスを、IP終端装置21を介してIP電話接続サ
ーバ3に対して送信することにより接続要求を行う。接
続要求を受けたIP電話接続サーバ3では、インターネ
ット電話回線を受信側のIP電話装置と接続した後に、
発信側と受信側とを接続するための共通のポート番号
を、発信側のIP電話装置に通知する。そして、発信側
のIP電話装置は、そのポート番号を用いることにより
受信側のIP電話装置と通信を行なうものであった。
の緊急ラインは、何らかの理由により通信回線が切断さ
れても再接続されるようになっている。
ステムにおいては、送信側と受信側のIP電話装置間に
おける通信は、IP電話接続サーバ3によって提供され
るIPによるデータであり、回線品質および接続保留な
どの優先度付け機能をもたない1対1通信である。従っ
て、110番または119番のような緊急ラインの場合
であっても他の通常の呼と同一の接続品質をもって処理
される。そのため、緊急ラインが接続された後に、過負
荷等の何らかの理由で切断されても、発呼者の識別は可
能であるものの再接続できなかった。
ーネット電話システムでは、緊急ラインが切断された場
合に再接続することができないという問題点があった。
は119番等の緊急ラインである場合には、その通信回
線が切断されても再接続を可能とするインターネット電
話システムおよびその緊急ライン接続方法を提供するこ
とである。
に、本発明のインターネット電話システムは、IPを用
いてインターネット電話回線と接続される複数のIP電
話装置と、前記各IP電話装置と前記インターネット電
話回線との接続を行っているIP電話終端装置と、前記
IP電話終端装置に接続され、インターネット電話回線
の接続処理を行っているIP電話接続サーバと、前記I
P電話終端装置をインターネット電話回線を介して他の
IP電話終端装置に中継する処理を行なっているIP中
継装置とを有するインターネット電話システムにおい
て、前記IP電話終端装置に接続され、一般電話回線に
対する発呼および一般回線からの受信を行なっているI
P電話受信/発信手段と、前記IP電話受信/発信装置
と一般電話回線との間の接続を行なっている電話接続手
段と、前記各IP電話装置からの接続要求に含まれるI
Pアドレスを判別し、該IPアドレスが緊急ラインのI
Pアドレスの場合には、前記接続要求元のIP電話装置
のIPアドレスを記録するとともに該接続要求を前記I
P電話受信/発信手段に転送し、前記IPアドレスが緊
急ライン以外の通常のIPアドレスの場合には、該接続
要求を前記IP中継装置に転送するIP電話番号識別手
段とを有することを特徴とする。
は、IP電話装置からの接続要求が緊急ラインへの接続
要求の場合には、IP電話番号識別手段がその呼を記憶
しておくとともにその接続要求をIP電話受信/発信手
段および電話接続手段を介して一般電話回線網へ直接接
続するようにしたものである。
急ラインである場合には何らかの理由で通信回線が切断
された場合でも元の通信回線を再接続することができ、
一般電話回線網の回線品質と同程度の回線品質で緊急ラ
インの接続が可能となる。
ステムは、前記IP電話番号識別手段が、前記IP電話
終端装置内に設けられている。
ムの緊急ライン接続方法は、IP電話装置からの接続要
求を緊急ラインに接続するためのインターネット電話シ
ステムの緊急ライン接続方法であって、前記各IP電話
装置からの接続要求に含まれるIPアドレスを判別し、
前記IPアドレスが緊急ラインのIPアドレスの場合に
は、前記接続要求元のIP電話装置のIPアドレスを記
録するとともに前記接続要求元の呼を一般電話回線に接
続する処理を行ない、前記IPアドレスが緊急ライン以
外の通常のIPアドレスの場合には、前記接続要求元の
呼を前記インターネット電話回線に接続する。
急ライン接続方法では、IP電話装置からの接続要求が
緊急ラインへの接続要求の場合には、その呼を記憶して
おくとともにその接続要求を一般電話回線網へ直接接続
するようにしたものである。したがって、接続されてい
る通信回線が緊急ラインである場合には何らかの理由で
通信回線が切断された場合でも元の通信回線を再接続す
ることができ、一般電話回線網の回線品質と同程度の回
線品質で緊急ラインの接続が可能となる。
図面を参照して詳細に説明する。
ト電話システムの構成を示すブロック図である。図4中
と同番号は同じ構成要素を示す。
は、複数のIP電話装置21〜2nと、IP電話装置21
〜2nを収容するIP電話終端装置1と、IP電話接続
サーバ3と、IP電話受信/発信装置5と、電話接続装
置6とから構成されている。
は、図4に示した従来のインターネット電話システムに
対して、IP電話終端装置21がIP電話終端装置1に
置き換わり、IP電話受信/発信装置5と、電話接続装
置6とが新たに設けられたものである。
端装置1に接続され、一般電話回線に対する発呼および
一般回線からの受信を行なっている。
と一般電話回線との間の接続を行なっている。
電話終端装置21に対して、IP電話番号識別装置4が
内部に設けられたものである。
21〜2nからの接続要求に含まれるIPアドレスを判別
し、そのIPアドレスが緊急ラインのIPアドレスの場
合には、接続要求元のIP電話装置のIPアドレスを記
録するとともにその接続要求をIP電話受信/発信装置
5に転送し、そのIPアドレスが緊急ライン以外の通常
のIPアドレスの場合には、その接続要求をIP中継装
置7に転送している。次に、本実施形態の動作について
図1〜図3を参照して詳細に説明する。
続要求は、IP電話番号識別装置4により、IP電話受
信/発信装置5に接続される。そして、IP電話受信/
発信装置5では、一般電話回線に対する発呼を行うこと
により、接続要求を電話接続装置6および一般電話回線
を通して緊急ラインに接続する。
ラインの接続を要求したIP電話装置21〜2nのIPア
ドレスが記録される。そして、何らかの理由により通信
回線が切断された場合には、一般電話回線側から再接続
要求が送信されてくる。そのため、IP電話受信/発信
装置5は電話接続装置6を介してその再接続要求を受信
して、IP電話終端装置1に対して再接続要求を行うこ
とにより、IP電話装置21〜2nのうちのもとの発信者
であるIP電話装置に再度接続することができる。
理される様子を示したシーケンス図である。
は、相手のIPアドレスと通常の接続のためのポート番
号(ここではAとしている)が用いられるものとする。
このポート番号が用いられる場合には、IP電話終端装
置1から、IP電話接続サーバ3へと接続要求が転送さ
れる。
緊急ライン接続要求の場合には、110番や119番に
相当するIPアドレスと、緊急接続のためのポート番号
(ここではBとしている)が用いられるものとする。こ
の場合には、接続要求はIP電話終端装置1で即座に処
理され、IP電話番号識別装置4が緊急ラインの電話番
号を識別することにより、IP電話受信/発信装置5を
経由し、電話接続装置6を用いて一般電話回線に接続さ
れる。
おける処理を示したフローチャートである。
求を示すIPパケット内の接続先(すなわちIPアドレ
ス)が判別され、そのIPアドレスが通常のIP電話接
続先のIPアドレスであるか、緊急ラインに対するIP
アドレスであるかが判定される(ステップ302)。
スが通常のIP電話接続先のIPアドレスであると判定
された場合には、その接続要求はIP電話接続サーバ3
に転送される(ステップ303)。
アドレスが緊急ラインのIPアドレスであると判定され
た場合には、その接続要求はIP電話受信/発信装置5
に転送され、IP電話受信/発信装置5によって一般電
話回線に接続される。このとき、IP電話受信/発信装
置5は、一般電話回線に対して110番、または119
番等のライン番号を用いて発呼する(ステップ30
4)。
に、IP電話番号識別装置4を組み込む場合を用いて説
明しているが、本発明はこのような構成に限定されるも
のではなく、IP電話番号識別装置4をIP電話終端装
置1の外部に設置する場合でも同様に適用することがで
きるものである。
するために専用の一般電話回線を設けているため、この
一般電話回線を緊急ラインの接続以外にも用いることが
できる。例えば、IP電話終端装置4の保守等を遠隔地
から制御するような場合に、この一般電話回線を用いて
遠隔操作を行うようにすることができる。
て110番や119番等の電話回線を用いているが、本
発明はこのような場合に限定されるものではなく、接続
優先度を他の通信回線より高くしたい特定の回線を緊急
ラインとする場合にも同様に適用することができるもの
である。
や、119番のような緊急ラインが、従来のインターネ
ット以外の電話と同様のレベルでサービス可能になると
いう利点がある。
テムの構成を示したブロック図である。
の概要を示す図である。
を示すフローチャートである。
したブロック図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 IPを用いてインターネット電話回線と
接続される複数のIP電話装置と、前記各IP電話装置と前記インターネット電話回線 との
接続を行っているIP電話終端装置と、 前記IP電話終端装置に接続され、インターネット電話
回線の接続処理を行っているIP電話接続サーバと、 前記IP電話終端装置をインターネット電話回線を介し
て他のIP電話終端装置に中継する処理を行なっている
IP中継装置とを有するインターネット電話システムに
おいて、 前記IP電話終端装置に接続され、一般電話回線に対す
る発呼および一般回線からの受信を行なっているIP電
話受信/発信手段と、 前記IP電話受信/発信装置と一般電話回線との間の接
続を行なっている電話接続手段と、 前記各IP電話装置からの接続要求に含まれるIPアド
レスを判別し、該IPアドレスが緊急ラインのIPアド
レスの場合には、前記接続要求元のIP電話装置のIP
アドレスを記録するとともに該接続要求を前記IP電話
受信/発信手段に転送し、前記IPアドレスが緊急ライ
ン以外の通常のIPアドレスの場合には、該接続要求を
前記IP中継装置に転送するIP電話番号識別手段とを
有することを特徴とするインターネット電話システム。 - 【請求項2】 前記IP電話番号識別手段が、前記IP
電話終端装置内に設けられている請求項1記載のインタ
ーネット電話システム。 - 【請求項3】 前記緊急ラインが、110番または11
9番の通信回線である請求項1または2記載のインター
ネット電話システム。 - 【請求項4】 IP電話装置からの接続要求を緊急ライ
ンに接続するためのインターネット電話システムの緊急
ライン接続方法であって、 前記各IP電話装置からの接続要求に含まれるIPアド
レスを判別し、前記 IPアドレスが緊急ラインのIPアドレスの場合に
は、前記接続要求元のIP電話装置のIPアドレスを記
録するとともに前記接続要求元の呼を一般電話回線に接
続する処理を行ない、 前記IPアドレスが緊急ライン以外の通常のIPアドレ
スの場合には、前記接続要求元の呼を前記インターネッ
ト電話回線に接続するインターネット電話システムの緊
急ライン接続方法。 - 【請求項5】 前記緊急ラインが、110番または11
9番の通信回線である請求項4記載のインターネット電
話システムの緊急ライン接続方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31215498A JP3139623B2 (ja) | 1998-11-02 | 1998-11-02 | インターネット電話システムおよびその緊急ライン接続方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP31215498A JP3139623B2 (ja) | 1998-11-02 | 1998-11-02 | インターネット電話システムおよびその緊急ライン接続方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000138752A JP2000138752A (ja) | 2000-05-16 |
JP3139623B2 true JP3139623B2 (ja) | 2001-03-05 |
Family
ID=18025901
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31215498A Expired - Lifetime JP3139623B2 (ja) | 1998-11-02 | 1998-11-02 | インターネット電話システムおよびその緊急ライン接続方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3139623B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4693771B2 (ja) * | 2004-03-30 | 2011-06-01 | ソフトバンクBb株式会社 | 通信ネットワークシステム、アクセスゲートウェイ及びその制御方法 |
JP2006339938A (ja) * | 2005-06-01 | 2006-12-14 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 重要呼優先接続方法およびその装置 |
-
1998
- 1998-11-02 JP JP31215498A patent/JP3139623B2/ja not_active Expired - Lifetime
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