JP2000125040A - インターネット電話の接続方法及び電話端末装置 - Google Patents
インターネット電話の接続方法及び電話端末装置Info
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- JP2000125040A JP2000125040A JP29742698A JP29742698A JP2000125040A JP 2000125040 A JP2000125040 A JP 2000125040A JP 29742698 A JP29742698 A JP 29742698A JP 29742698 A JP29742698 A JP 29742698A JP 2000125040 A JP2000125040 A JP 2000125040A
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- internet
- connection
- line
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- Telephonic Communication Services (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 利用者が予めインターネットに接続している
必要が無く、ゲートウェイも不要とする。 【解決手段】 発呼側端末装置23から着呼側端末装置
24へと電話回線25を介してインターネット電話の接
続要求を送出し、これに応答する形で着呼側端末装置2
4から発呼側端末装置23へと電話回線25を介して接
続許可を送出した後に、端末装置23,24がRAS2
6,27を介してインターネット28に接続する。そし
て、発呼側端末装置23と着呼側端末装置24とが電話
回線25を介してIPアドレスを互いに通知し合ってイ
ンターネットによる通話を確立する。
必要が無く、ゲートウェイも不要とする。 【解決手段】 発呼側端末装置23から着呼側端末装置
24へと電話回線25を介してインターネット電話の接
続要求を送出し、これに応答する形で着呼側端末装置2
4から発呼側端末装置23へと電話回線25を介して接
続許可を送出した後に、端末装置23,24がRAS2
6,27を介してインターネット28に接続する。そし
て、発呼側端末装置23と着呼側端末装置24とが電話
回線25を介してIPアドレスを互いに通知し合ってイ
ンターネットによる通話を確立する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、インターネット
を介して音声データのやりとりを行うインターネット電
話の接続方法及び電話端末装置に関する。
を介して音声データのやりとりを行うインターネット電
話の接続方法及び電話端末装置に関する。
【0002】近年、インターネットを介して通話を行う
インターネット電話が普及しつつある。図7は、従来の
インターネット電話を説明するための図である。インタ
ーネット電話は、それを実現するシステムによって大き
く分けて次の3通りに分けられる。 (1)PC(パソコン)とPCとを接続するタイプ[図
7(a)] (2)PCから一般の電話に接続するタイプ[図7
(b)] (3)一般の電話同士を接続するタイプ[図7(c)]
インターネット電話が普及しつつある。図7は、従来の
インターネット電話を説明するための図である。インタ
ーネット電話は、それを実現するシステムによって大き
く分けて次の3通りに分けられる。 (1)PC(パソコン)とPCとを接続するタイプ[図
7(a)] (2)PCから一般の電話に接続するタイプ[図7
(b)] (3)一般の電話同士を接続するタイプ[図7(c)]
【0003】(1)のタイプは、各利用者のPC1,2
がISDN、アナログ回線等の公衆網3,4を介してイ
ンターネット・サービス・プロバイダ(ISP)のリモ
ート・アクセス・サーバ(RAS)5,6にそれぞれ接
続され、RAS5,6間がインターネット7を介して接
続されて、音声情報のリアルタイムの送受信が行えるよ
うになっている。利用者は自分のPC1,2上でインタ
ーネット電話アプリケーションを立ち上げ、PC1,2
に接続されたマイクとスピーカによって相手と会話す
る。通話にかかる料金は、アクセスポイント(ISP)
までの通話料とISPの利用料金だけとなるため、海外
などの遠隔地に低料金で電話をかけることができる。
がISDN、アナログ回線等の公衆網3,4を介してイ
ンターネット・サービス・プロバイダ(ISP)のリモ
ート・アクセス・サーバ(RAS)5,6にそれぞれ接
続され、RAS5,6間がインターネット7を介して接
続されて、音声情報のリアルタイムの送受信が行えるよ
うになっている。利用者は自分のPC1,2上でインタ
ーネット電話アプリケーションを立ち上げ、PC1,2
に接続されたマイクとスピーカによって相手と会話す
る。通話にかかる料金は、アクセスポイント(ISP)
までの通話料とISPの利用料金だけとなるため、海外
などの遠隔地に低料金で電話をかけることができる。
【0004】(2)のタイプは、利用者が呼び出したい
相手側が普通の電話機11であるというものである。呼
出は相手先に一番近いサービス提供会社の電話網ゲート
ウェイ・サーバ(以下、「GWS」と呼ぶ)12が行
う。このタイプでは、相手先の電話を直接呼び出すこと
ができるので、呼び出された側はインターネット経由で
あることを全く意識せずに通話が可能である。通話にか
かる料金には、アクセスポイント(ISP)までの通話
料とISPの利用料金の他、インターネット電話サービ
ス提供会社の利用料金も加算される。
相手側が普通の電話機11であるというものである。呼
出は相手先に一番近いサービス提供会社の電話網ゲート
ウェイ・サーバ(以下、「GWS」と呼ぶ)12が行
う。このタイプでは、相手先の電話を直接呼び出すこと
ができるので、呼び出された側はインターネット経由で
あることを全く意識せずに通話が可能である。通話にか
かる料金には、アクセスポイント(ISP)までの通話
料とISPの利用料金の他、インターネット電話サービ
ス提供会社の利用料金も加算される。
【0005】(3)のタイプは、発呼側、着呼側共に普
通の電話機13,11を備え、サービス提供会社の電話
網GWS及びインターネットを経由して通話を行うとい
うものである。このタイプでは、利用者は、サービス提
供会社のGWS14に電話をかける。このとき自分のI
D番号、パスワードと相手先電話番号を入力する。する
と、インターネットを経由して相手先のGWSから相手
の電話機を呼び出して通話可能になる。通話にかかる料
金は、アクセスポイント(サービス会社)までの通話料
とインターネット電話サービス会社のサービス料だけで
ある。
通の電話機13,11を備え、サービス提供会社の電話
網GWS及びインターネットを経由して通話を行うとい
うものである。このタイプでは、利用者は、サービス提
供会社のGWS14に電話をかける。このとき自分のI
D番号、パスワードと相手先電話番号を入力する。する
と、インターネットを経由して相手先のGWSから相手
の電話機を呼び出して通話可能になる。通話にかかる料
金は、アクセスポイント(サービス会社)までの通話料
とインターネット電話サービス会社のサービス料だけで
ある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】企業や大学のように専
用線を介してサーバが常時インターネットと接続され、
且つお互いのIP(Internet Protocol)アドレスが分
かっている場合には、インターネット経由での電話接続
は比較的簡単である。しかしながら、上述した(1)の
タイプのように、利用者と相手側とが両方ともISPの
RASを経由して通話する場合、両方が予めインターネ
ットに接続していないと通話は成立しない。通話に際し
て着信側がインターネットに接続するための何らかの手
順が必要になる。このため、現状は、チャットシステム
のように決められた専用サーバにお互いが接続して見つ
けるといったごく限られた用途にしか利用されていな
い。相手方のIPアドレスは、双方が共通の専用サーバ
に登録されているような場合(例えば特開平9−168
063号)はまだしも、一般的には予め知っておかない
限り特定困難である。しかもダイアルアップ接続では、
IPアドレスは接続の度に変化するので、その特定は実
際には不可能である。
用線を介してサーバが常時インターネットと接続され、
且つお互いのIP(Internet Protocol)アドレスが分
かっている場合には、インターネット経由での電話接続
は比較的簡単である。しかしながら、上述した(1)の
タイプのように、利用者と相手側とが両方ともISPの
RASを経由して通話する場合、両方が予めインターネ
ットに接続していないと通話は成立しない。通話に際し
て着信側がインターネットに接続するための何らかの手
順が必要になる。このため、現状は、チャットシステム
のように決められた専用サーバにお互いが接続して見つ
けるといったごく限られた用途にしか利用されていな
い。相手方のIPアドレスは、双方が共通の専用サーバ
に登録されているような場合(例えば特開平9−168
063号)はまだしも、一般的には予め知っておかない
限り特定困難である。しかもダイアルアップ接続では、
IPアドレスは接続の度に変化するので、その特定は実
際には不可能である。
【0007】また、上述した(2)及び(3)のタイプ
でも、発呼側のISPのRASやGWSが、電話番号か
ら着呼側のIPアドレス又はGWSを特定できなくては
ならない。このため、現在は専用IP網を持つ接続業者
等による米国国内や日本国内でのサービスに利用範囲が
限定されるうえ、大がかりなGWSが必要になるなどの
問題がある。
でも、発呼側のISPのRASやGWSが、電話番号か
ら着呼側のIPアドレス又はGWSを特定できなくては
ならない。このため、現在は専用IP網を持つ接続業者
等による米国国内や日本国内でのサービスに利用範囲が
限定されるうえ、大がかりなGWSが必要になるなどの
問題がある。
【0008】この発明は、上記事情を考慮してなされた
もので、利用者が予めインターネットに接続している必
要が無く、GWSも不要なインターネット電話の接続方
法及び電話端末装置を提供することを目的とする。
もので、利用者が予めインターネットに接続している必
要が無く、GWSも不要なインターネット電話の接続方
法及び電話端末装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係るインター
ネット電話の接続方法は、発呼側端末から着呼側端末へ
と電話回線を介してインターネット電話の接続要求を送
出し、これに応答する形で前記着呼側端末から前記発呼
側端末へと電話回線を介して接続許可を送出した後に、
前記発呼側端末と前記着呼側端末とが前記電話回線を介
してIPアドレスを互いに通知し合ってインターネット
による通話を確立するようにしたことを特徴としてい
る。
ネット電話の接続方法は、発呼側端末から着呼側端末へ
と電話回線を介してインターネット電話の接続要求を送
出し、これに応答する形で前記着呼側端末から前記発呼
側端末へと電話回線を介して接続許可を送出した後に、
前記発呼側端末と前記着呼側端末とが前記電話回線を介
してIPアドレスを互いに通知し合ってインターネット
による通話を確立するようにしたことを特徴としてい
る。
【0010】この発明によれば、電話回線を介して接続
要求、許可、IPアドレス等の必要な情報をやりとりし
てからインターネットによる通話を確立するようにして
いるので、端末同士は、事前に相手方のIPアドレスを
知っている必要はなく、ダイアルアップ接続のように動
的にIPアドレスが割り当てられる場合でも、電話回線
を介して相互にIPアドレスを認識し合うことでインタ
ーネットによる通話が支障無く行える。また、ゲートウ
ェイも必要としない。
要求、許可、IPアドレス等の必要な情報をやりとりし
てからインターネットによる通話を確立するようにして
いるので、端末同士は、事前に相手方のIPアドレスを
知っている必要はなく、ダイアルアップ接続のように動
的にIPアドレスが割り当てられる場合でも、電話回線
を介して相互にIPアドレスを認識し合うことでインタ
ーネットによる通話が支障無く行える。また、ゲートウ
ェイも必要としない。
【0011】発呼側端末及び着呼側端末の少なくとも一
方が、ISPのRASを介してインターネットに接続さ
れる端末である場合、その端末は、着呼側端末から発呼
側端末へと電話回線を介して接続許可が送出された後
に、ISPのRASを介してインターネットに接続され
るようにしても良い。この場合、各端末は、インターネ
ットへ常時接続する必要がなくなる。しかし、発呼側端
末及び着呼側端末の少なくとも一方が、ローカル・エリ
ア・ネットワークを介してインターネットに接続される
端末である場合でも、この発明は適用可能である。
方が、ISPのRASを介してインターネットに接続さ
れる端末である場合、その端末は、着呼側端末から発呼
側端末へと電話回線を介して接続許可が送出された後
に、ISPのRASを介してインターネットに接続され
るようにしても良い。この場合、各端末は、インターネ
ットへ常時接続する必要がなくなる。しかし、発呼側端
末及び着呼側端末の少なくとも一方が、ローカル・エリ
ア・ネットワークを介してインターネットに接続される
端末である場合でも、この発明は適用可能である。
【0012】なお、電話回線がISDN回線等の場合、
発呼側端末と着呼側端末との間の接続要求、接続許可及
びIPアドレスは、DチャネルやSS7(Signaling Sy
stemNo.7)等の共通線信号網上の手順によって送受信す
ることができる。この場合、回線接続する前の呼設定の
中での情報のやりとりも可能になる。また、電話回線
が、ISDN回線又はアナログ回線の場合、発呼側端末
と着呼側端末とは、実際に回線接続をした上で情報伝達
網を介してIPアドレスを送受信したのち電話回線を切
断するように制御することも考えられる。
発呼側端末と着呼側端末との間の接続要求、接続許可及
びIPアドレスは、DチャネルやSS7(Signaling Sy
stemNo.7)等の共通線信号網上の手順によって送受信す
ることができる。この場合、回線接続する前の呼設定の
中での情報のやりとりも可能になる。また、電話回線
が、ISDN回線又はアナログ回線の場合、発呼側端末
と着呼側端末とは、実際に回線接続をした上で情報伝達
網を介してIPアドレスを送受信したのち電話回線を切
断するように制御することも考えられる。
【0013】また、この発明に係るインターネット電話
端末装置は、電話機と電話回線との間に設けられる電話
端末装置であって、電話回線との間で必要な情報の交換
を行うための通信制御を実行する通信制御手段と、この
通信制御手段を介して接続要求、許可及びIPアドレス
を付加情報として前記電話回線を介して送受信するため
の付加情報送受信手段と、前記電話回線を介した又は他
のネットワークを介したインターネットの接続及びリア
ルタイムでの音声伝送のための処理を実行するインター
ネット電話処理手段とを備えたことを特徴とする。
端末装置は、電話機と電話回線との間に設けられる電話
端末装置であって、電話回線との間で必要な情報の交換
を行うための通信制御を実行する通信制御手段と、この
通信制御手段を介して接続要求、許可及びIPアドレス
を付加情報として前記電話回線を介して送受信するため
の付加情報送受信手段と、前記電話回線を介した又は他
のネットワークを介したインターネットの接続及びリア
ルタイムでの音声伝送のための処理を実行するインター
ネット電話処理手段とを備えたことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の好ましい実施の形態について説明する。図1は、この
発明の一実施例に係るインターネット電話の概要を説明
するための図である。電話機21,22は電話端末装置
23,24をそれぞれ介して公衆網25に接続されてい
る。なお接続される電話回線は公衆網ではなく専用回線
であっても良い。電話端末装置23,24は、公衆網2
5を介してISPのRAS26,27にそれぞれ接続さ
れるようになっている。RAS26,27は、図示しな
いルータを介してそれぞれインターネット28に接続さ
れている。
の好ましい実施の形態について説明する。図1は、この
発明の一実施例に係るインターネット電話の概要を説明
するための図である。電話機21,22は電話端末装置
23,24をそれぞれ介して公衆網25に接続されてい
る。なお接続される電話回線は公衆網ではなく専用回線
であっても良い。電話端末装置23,24は、公衆網2
5を介してISPのRAS26,27にそれぞれ接続さ
れるようになっている。RAS26,27は、図示しな
いルータを介してそれぞれインターネット28に接続さ
れている。
【0015】次に、このように構成されたシステムにお
けるインターネット電話の接続手順を図2を参照しなが
ら説明する。なお、この例では公衆網25がISDN回
線であるとし、電話端末装置23,24がそれぞれIS
PのRAS26,27にダイアルアップでPPP接続さ
れるものとする。ISDN回線の場合、図2に示したイ
ンターネット電話接続のための一連の手順は、Dチャネ
ル上の情報に含ませることができる。例えば、UUI
(ユーザ・ユーザ情報)を利用すると、呼設定時でも最
大128オクテットの情報を送受信することができる。
また、回線番号には最長20オクテットのサブアドレス
を付加することができるので、これを利用することもで
きる。これらの付帯情報にインターネット電話接続要
求、接続許可、IPアドレス等を含ませておけば、呼設
定段階で必要な情報をやりとりすることができ、その
後、回線を切断すれば、回線接続時間を0にするか又は
短くすることができる。
けるインターネット電話の接続手順を図2を参照しなが
ら説明する。なお、この例では公衆網25がISDN回
線であるとし、電話端末装置23,24がそれぞれIS
PのRAS26,27にダイアルアップでPPP接続さ
れるものとする。ISDN回線の場合、図2に示したイ
ンターネット電話接続のための一連の手順は、Dチャネ
ル上の情報に含ませることができる。例えば、UUI
(ユーザ・ユーザ情報)を利用すると、呼設定時でも最
大128オクテットの情報を送受信することができる。
また、回線番号には最長20オクテットのサブアドレス
を付加することができるので、これを利用することもで
きる。これらの付帯情報にインターネット電話接続要
求、接続許可、IPアドレス等を含ませておけば、呼設
定段階で必要な情報をやりとりすることができ、その
後、回線を切断すれば、回線接続時間を0にするか又は
短くすることができる。
【0016】また、ISDNの場合、1本の回線で同時
に2つのBチャネルと1つのDチャネルが使えるので、
電話端末装置23から24への公衆網25を介した手順
の最中で、電話端末装置23,24がRAS26,27
をそれぞれアクセスしてダイアルアップ接続を行うとい
う処理が比較的簡単に実現できるというメリットがあ
る。
に2つのBチャネルと1つのDチャネルが使えるので、
電話端末装置23から24への公衆網25を介した手順
の最中で、電話端末装置23,24がRAS26,27
をそれぞれアクセスしてダイアルアップ接続を行うとい
う処理が比較的簡単に実現できるというメリットがあ
る。
【0017】図2において、まず、電話機21から電話
端末装置23にオフフック信号及びダイアル信号が出力
される「発呼」がなされると、電話端末装置23は、公
衆網25を介して着呼側の電話端末装置24にインター
ネット電話接続要求を送る。電話端末装置24は、電話
機22に「着呼」を知らせ、これにより電話機22から
は着信音が鳴る。これに応答する形で電話機22がオフ
フック状態になると、着呼側の電話端末装置24は、発
呼側に接続許可を送る。
端末装置23にオフフック信号及びダイアル信号が出力
される「発呼」がなされると、電話端末装置23は、公
衆網25を介して着呼側の電話端末装置24にインター
ネット電話接続要求を送る。電話端末装置24は、電話
機22に「着呼」を知らせ、これにより電話機22から
は着信音が鳴る。これに応答する形で電話機22がオフ
フック状態になると、着呼側の電話端末装置24は、発
呼側に接続許可を送る。
【0018】その後、電話端末装置23はRAS26
に、電話端末装置24はRAS27にそれぞれダイアル
アップ接続する。このとき、電話端末装置23,24
は、呼設定に使用されたチャネルとは別チャネルでRA
S26,27にアクセスすることになる。インターネッ
トへの接続が完了したら、呼設定に使用されたチャネル
を介して電話端末装置23と電話端末装置24との間で
相互にIPアドレスを通知し合う。ここで呼設定用のチ
ャネルが切断される。以後は、電話機21〜電話端末装
置23〜公衆網25〜RAS26〜インターネット28
〜RAS27〜公衆網25〜電話端末装置24〜電話機
22の経路で通話が行われる。この場合、通話料金は、
電話機21からRAS26への通話料と、RAS26を
持つISPへの利用料金、電話機22から27への通話
料、RAS27を持つプロバイダ利用料金のみとなる。
に、電話端末装置24はRAS27にそれぞれダイアル
アップ接続する。このとき、電話端末装置23,24
は、呼設定に使用されたチャネルとは別チャネルでRA
S26,27にアクセスすることになる。インターネッ
トへの接続が完了したら、呼設定に使用されたチャネル
を介して電話端末装置23と電話端末装置24との間で
相互にIPアドレスを通知し合う。ここで呼設定用のチ
ャネルが切断される。以後は、電話機21〜電話端末装
置23〜公衆網25〜RAS26〜インターネット28
〜RAS27〜公衆網25〜電話端末装置24〜電話機
22の経路で通話が行われる。この場合、通話料金は、
電話機21からRAS26への通話料と、RAS26を
持つISPへの利用料金、電話機22から27への通話
料、RAS27を持つプロバイダ利用料金のみとなる。
【0019】なお、本発明は公衆網25を介して電話機
21,22を完全に回線接続したのちに、必要な情報の
やりとりを行い、続いてインターネット接続した後に残
りの情報をやりとりしてから回線を切断するようにして
も良い。この場合、公衆網25がISDNであれば、I
Pアドレス等の必要な情報のやりとりをするチャネル
と、ダイアルアップ接続のためのチャネルに同時にアク
セスすることができる。また、公衆網25がアナログ回
線である場合には、2回線を使用すればよいが、もし、
電話端末装置23,24がホスト登録された固定のIP
アドレスを持っている場合には、アナログ1回線でのや
りとりが可能である。この場合、図2の双方のIPアド
レス通知の後にインターネットへの接続を行えば良い。
21,22を完全に回線接続したのちに、必要な情報の
やりとりを行い、続いてインターネット接続した後に残
りの情報をやりとりしてから回線を切断するようにして
も良い。この場合、公衆網25がISDNであれば、I
Pアドレス等の必要な情報のやりとりをするチャネル
と、ダイアルアップ接続のためのチャネルに同時にアク
セスすることができる。また、公衆網25がアナログ回
線である場合には、2回線を使用すればよいが、もし、
電話端末装置23,24がホスト登録された固定のIP
アドレスを持っている場合には、アナログ1回線でのや
りとりが可能である。この場合、図2の双方のIPアド
レス通知の後にインターネットへの接続を行えば良い。
【0020】図3は、電話端末装置23,24がイーサ
ネットなどのLAN(Local Area Network)31,32
に接続されている場合の例を示す図である。LAN3
1,32は図示しないルータを介してインターネット2
8に接続されている。この実施例の場合、公衆網25
は、電話端末装置23,24間で必要な情報をやりとり
するためだけに用いられる。図4は、この実施例におけ
るインターネット電話の接続手順を示す図である。公衆
網25を介したインターネット電話の接続要求と接続許
可までは図2の手順と同じであるが、この実施例の場
合、電話端末装置31,32がLAN31,32を介し
てインターネット28に常時接続されているので、イン
ターネットへの接続処理は行わず、直ちに公衆網25を
介してIPアドレスの交換を行う。これにより、取得し
たIPアドレスをもとに電話端末装置23,24同士を
LAN31,32及びインターネット28経由で接続し
てインターネットによる通話を可能にする。
ネットなどのLAN(Local Area Network)31,32
に接続されている場合の例を示す図である。LAN3
1,32は図示しないルータを介してインターネット2
8に接続されている。この実施例の場合、公衆網25
は、電話端末装置23,24間で必要な情報をやりとり
するためだけに用いられる。図4は、この実施例におけ
るインターネット電話の接続手順を示す図である。公衆
網25を介したインターネット電話の接続要求と接続許
可までは図2の手順と同じであるが、この実施例の場
合、電話端末装置31,32がLAN31,32を介し
てインターネット28に常時接続されているので、イン
ターネットへの接続処理は行わず、直ちに公衆網25を
介してIPアドレスの交換を行う。これにより、取得し
たIPアドレスをもとに電話端末装置23,24同士を
LAN31,32及びインターネット28経由で接続し
てインターネットによる通話を可能にする。
【0021】図5は、以上説明した電話端末装置23,
24の具体的な構成を示すブロック図である。装置の各
部の制御を司るCPU41が設けられ、このCPU41
には、バス42を介してコーデック43、DSP(Digi
tal Signal Processer)44、ISDNドライバ45、
ROM46、RAM47、LANコントローラ48及び
LCD/LED49が接続されている。コーデック43
は、電話機、アナログ回線等に接続されて、これらから
供給された音声信号をA/D変換する機能と、バス42
側のデータをD/A変換して電話機、アナログ回線に出
力する機能を有する。DSP44は、データ圧縮処理す
る機能と、圧縮データを伸長する機能とを有する。IS
DNドライバ45は、ISDN回線との接続のための処
理を実行する。LANコントローラ48は、この電話端
末装置がLANに接続される場合に使用される。
24の具体的な構成を示すブロック図である。装置の各
部の制御を司るCPU41が設けられ、このCPU41
には、バス42を介してコーデック43、DSP(Digi
tal Signal Processer)44、ISDNドライバ45、
ROM46、RAM47、LANコントローラ48及び
LCD/LED49が接続されている。コーデック43
は、電話機、アナログ回線等に接続されて、これらから
供給された音声信号をA/D変換する機能と、バス42
側のデータをD/A変換して電話機、アナログ回線に出
力する機能を有する。DSP44は、データ圧縮処理す
る機能と、圧縮データを伸長する機能とを有する。IS
DNドライバ45は、ISDN回線との接続のための処
理を実行する。LANコントローラ48は、この電話端
末装置がLANに接続される場合に使用される。
【0022】この電話端末装置として要求される機能
は、例えば図6に示すように、公衆網25との間のイン
ターフェースとなる通信制御手段51と、接続要求、許
可、IPアドレス等を付加情報として送受信するための
付加情報送受信手段52と、インターネット28の接
続、リアルタイムでの音声伝送などを司るインターネッ
ト電話処理手段58である。
は、例えば図6に示すように、公衆網25との間のイン
ターフェースとなる通信制御手段51と、接続要求、許
可、IPアドレス等を付加情報として送受信するための
付加情報送受信手段52と、インターネット28の接
続、リアルタイムでの音声伝送などを司るインターネッ
ト電話処理手段58である。
【0023】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明によれば、電
話回線を介して接続要求、許可、IPアドレス等の必要
な情報をやりとりしてからインターネットによる通話を
確立するようにしているので、端末同士は、事前に相手
方のIPアドレスを知っている必要はなく、ダイアルア
ップ接続のように動的にIPアドレスが割り当てられる
場合でも、電話回線を介して相互にIPアドレスを認識
し合うことでインターネットによる通話が支障無く行
え、またゲートウェイも必要としないという効果を奏す
る。
話回線を介して接続要求、許可、IPアドレス等の必要
な情報をやりとりしてからインターネットによる通話を
確立するようにしているので、端末同士は、事前に相手
方のIPアドレスを知っている必要はなく、ダイアルア
ップ接続のように動的にIPアドレスが割り当てられる
場合でも、電話回線を介して相互にIPアドレスを認識
し合うことでインターネットによる通話が支障無く行
え、またゲートウェイも必要としないという効果を奏す
る。
【図1】 この発明の一実施例に係るインターネット電
話の概要を説明するための図である。
話の概要を説明するための図である。
【図2】 同インターネット電話の接続手順を示す図で
ある。
ある。
【図3】 この発明の他の実施例に係るインターネット
電話の概要を説明するための図である。
電話の概要を説明するための図である。
【図4】 同インターネット電話の接続手順を示す図で
ある。
ある。
【図5】 この発明の一実施例に係るインターネット電
話端末装置のブロック図である。
話端末装置のブロック図である。
【図6】 同端末装置の機能ブロック図である。
【図7】 従来のインターネット電話の概要を説明する
ための図である。
ための図である。
1,2…パソコン(PC)、3,4,25…公衆網、
5,6,26,27…RAS、7,28…インターネッ
ト、11,13,21,22…電話機、12,14…G
WS、23,24…電話端末装置、31,32…LA
N。
5,6,26,27…RAS、7,28…インターネッ
ト、11,13,21,22…電話機、12,14…G
WS、23,24…電話端末装置、31,32…LA
N。
Claims (6)
- 【請求項1】 発呼側端末から着呼側端末へと電話回線
を介してインターネット電話の接続要求を送出し、これ
に応答する形で前記着呼側端末から前記発呼側端末へと
電話回線を介して接続許可を送出した後に、 前記発呼側端末と前記着呼側端末とが前記電話回線を介
してIPアドレスを互いに通知し合ってインターネット
による通話を確立するようにしたことを特徴とするイン
ターネット電話の接続方法。 - 【請求項2】 前記発呼側端末及び着呼側端末の少なく
とも一方は、インターネット・サービス・プロバイダ
(以下、「ISP」と呼ぶ)のリモート・アクセス・サ
ーバ(以下、「RAS」と呼ぶ)を介してインターネッ
トに接続される端末であり、 前記ISPのRASを介してインターネットに接続され
る端末は、前記着呼側端末から発呼側端末へと電話回線
を介して接続許可が送出された後に、前記ISPのRA
Sを介してインターネットに接続されることを特徴とす
る請求項1記載のインターネット電話の接続方法。 - 【請求項3】 前記発呼側端末及び着呼側端末の少なく
とも一方は、ローカル・エリア・ネットワークを介して
インターネットに接続される端末であることを特徴とす
る請求項1記載のインターネット電話の接続方法。 - 【請求項4】 前記電話回線はISDN回線であり、前
記発呼側端末と着呼側端末との間の接続要求、接続許可
及びIPアドレスは、Dチャネル上の手順によって送受
信されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項
記載のインターネット電話の接続方法。 - 【請求項5】 前記電話回線は、ISDN回線又はアナ
ログ回線であり、前記発呼側端末と着呼側端末とは、実
際に回線接続をした上で前記IPアドレスを送受信した
のち前記電話回線を切断することを特徴とする請求項1
〜3のいずれか1項記載のインターネット電話の接続方
法。 - 【請求項6】 電話機と電話回線との間に設けられるイ
ンターネット電話端末装置であって、 電話回線との間で必要な情報の交換を行うための通信制
御を実行する通信制御手段と、 この通信制御手段を介して接続要求、許可及びIPアド
レスを付加情報として前記電話回線を介して送受信する
ための付加情報送受信手段と、 前記電話回線を介した又は他のネットワークを介したイ
ンターネットの接続及びリアルタイムでの音声伝送のた
めの処理を実行するインターネット電話処理手段とを備
えたことを特徴とするインターネット電話端末装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29742698A JP2000125040A (ja) | 1998-10-19 | 1998-10-19 | インターネット電話の接続方法及び電話端末装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29742698A JP2000125040A (ja) | 1998-10-19 | 1998-10-19 | インターネット電話の接続方法及び電話端末装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000125040A true JP2000125040A (ja) | 2000-04-28 |
Family
ID=17846368
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29742698A Pending JP2000125040A (ja) | 1998-10-19 | 1998-10-19 | インターネット電話の接続方法及び電話端末装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000125040A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005175805A (ja) * | 2003-12-10 | 2005-06-30 | Sun Communications:Kk | アダプタ |
JP2006121180A (ja) * | 2004-10-19 | 2006-05-11 | Fujitsu Ltd | 携帯電話端末間のデータ伝送路確立システム |
US7170981B2 (en) | 2002-07-24 | 2007-01-30 | Lg Electronics Inc. | Dual IP phone and method of telecommunicating by using the same |
US7609828B2 (en) | 2002-08-29 | 2009-10-27 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Telephone terminal, call system and terminal control program |
JP2010515311A (ja) * | 2007-03-31 | 2010-05-06 | ▲ホア▼▲ウェイ▼技術有限公司 | パケット交換ドメインの状態を変化させるための方法、端末及びネットワークデバイス |
-
1998
- 1998-10-19 JP JP29742698A patent/JP2000125040A/ja active Pending
Cited By (8)
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