JP3139621U - 排版装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】目詰まり、摩耗くず発生等の問題なく容易に処理可能な排版装置を提供する。
【解決手段】排版装置2は、排版Mを搬送する搬送手段4,7,8と、搬送手段によって下方に向けて搬送される排版を縦方向に切断する縦方向カッター11と、この排版を螺旋状の刃と固定刃14で横方向に切断するロータリーカッター12と、切断くずがロータリーカッターに付着することを防止するロール状のブラシ15とを有している。縦横に切断された切断くずは下方に落下して排版ボックス20に収納される。
【選択図】図6

Description

本考案は、機密保持のために廃棄されるべき版を確実に裁断処理することができる排版装置に関するものである。
従来の孔版印刷装置では、印刷ドラムから取り外された使用済みの版(排版)から原稿の内容を読み取ることが可能であり、機密保持の観点から排版の取り扱いについて十分な対策がなされているとはいえなかった。
現在の孔版印刷装置で実用化されている排版の機密保持機構としては、印刷ドラムから剥がされた排版が収納される排版ボックスに南京錠等の鍵を取り付けるものがあるが、これも機密保持手段として十分とはいえず、また内容を読み取れる状態にある排版を最終的に処分しなければならないという課題が残されたままである。
そこで、内容を読み取れる状態にある排版を最終的に処分する排版の機密保持機構として、互いに噛み合う上下の噛み合わせ刃の間に排版を供給して裁断処理(シュレッダー処理)する装置が提案されている。
また、下記特許文献1には、排版を機密処理する排版装置を備えた孔版印刷装置の発明が開示されている。この発明では、摩擦部材をロール状に配置して版のフィルム部分だけを破壊して機密処理を行なっている。
特開2005−153474号公報
孔版印刷装置に使用される版はインクを含んでおり、版自体も薄くコシが弱いため、前述したような噛み合わせ刃の間に版が詰まりやすく、実際にはこのような噛み合わせ刃による機密処理機構は実現が困難で製品化されていなかった。
また、特許文献1記載の排版装置では、摩擦部材への目詰まり、摩耗くずの発生等の問題があり、安定して版の機密処理を継続することができなかった。
そこで、本考案は、例えばインクを含んだ版のように機密処理機構に詰まり易い版であっても目詰まり、摩耗くずの発生等の問題が発生することなく容易に処理することができる 排版装置を提供することを目的としている。
請求項1に記載された排版装置は、
廃棄されるべき版を搬送する搬送手段と、
前記搬送手段の搬送方向と直交する回転軸を中心として回動する円柱体の周面に螺旋状の刃が設けられてなる回転刃と、前記回転刃と平行に前記回転刃の螺旋状の刃に接して設けられた固定刃とを有し、前記搬送手段によって搬送された版を前記搬送方向と直交する横方向に切断するロータリーカッターと、
を有することを特徴としている。
請求項2に記載された排版装置は、請求項1記載の排版装置において、
前記ロータリーカッターから排出される切断くずの送り出し方向に、前記回転軸と平行な軸を中心として回転可能に設けられ、前記切断くずが前記ロータリーカッターに付着することを防止するロール状のブラシを有することを特徴としている。
請求項3に記載された排版装置は、請求項1又は2に記載の排版装置において、
前記搬送方向について前記ロータリーカッターの上流に、前記搬送手段によって搬送された版を前記搬送方向と平行な縦方向に切断する縦方向カッターを有することを特徴としている。
請求項4に記載された排版装置は、請求項3記載の排版装置において、
前記縦方向カッターが相対的に上方にあり、前記ロータリーカッターが相対的に下方にあり、前記搬送手段によって送り込まれた前記版が上方から前記縦方向カッターに進入して縦方向に切断された後、下方の前記ロータリーカッターに進入して横方向に切断されることを特徴としている。
請求項5に記載された排版装置は、請求項4記載の排版装置において、
前記搬送方向について前記縦方向カッターの上流に、一回で処理すべき長さの前記版を一時的に保持する保持手段を設けたことを特徴としている。
請求項1に記載された排版装置によれば、廃棄されるべき版は、搬送手段により搬送されてロータリーカッターに送り込まれ、固定刃と、これに接して回転する回転刃の間で横方向に切断される。
請求項2に記載された排版装置によれば、請求項1記載の排版装置における効果において、さらに、ロータリーカッターから排出される切断くずは、回転するロール状のブラシによって攪拌されてロータリーカッターから払い落とされるのでロータリーカッターに付着することがない。
請求項3に記載された排版装置によれば、請求項2記載の排版装置における効果において、廃棄されるべき版は、搬送手段により搬送されて縦方向カッターで縦方向に切断されてからロータリーカッターに送り込まれ、固定刃と、これに接して回転する回転刃の間で横方向に切断されて細分化される。
請求項4に記載された排版装置によれば、請求項3記載の排版装置における効果において、搬送手段によって送り込まれた版は上方から縦方向カッターに進入して縦方向に切断され、その後に下方のロータリーカッターで横方向に切断されて下方に落ちるので、例えばロータリーカッターの下方に廃棄用の箱等を配置して切断くずを受けるように構成するだけで切断くずの処理ができる等、切断くずの処理が容易になる。
請求項5に記載された排版装置によれば、請求項4記載の排版装置における効果において、廃棄すべき版を機密処理する前に、縦方向カッターの上流で保持手段によって保持しておき、その間に次に使用する版の製版及び画像形成部への着装を行ない、その後画像形成動作が開始された後に保持していた版の機密動作を開始すれば、ロータリーカッターから発生する振動で版に形成される画像が不良となる不都合が発生せず、ロータリーカッターを高速回転で動作させることができ、機密処理が短縮化されて印刷スタートを早くすることができ、版の切断による騒音が印刷に伴う騒音にマスキングされてうるさく感じられなくなる。
本考案の実施形態を図1乃至図8を参照して説明する。
1.第1実施形態(図1〜図3、第3実施形態の図6も援用する。)
(1)構成
図1は、孔版印刷装置の印刷ドラム1と、その近傍に設けられる本例の排版装置2を示しており、図2は排版装置2の拡大図である。また、排版装置2の構成の説明においては、第3実施形態の図6も援用する。
孔版印刷装置の印刷ドラム1には、図示しない製版手段で所望の画像が形成された版が巻き付けられる。印刷ドラム1の内部に設けられたインク供給手段は、印刷ドラム1のインク透過性の周壁を通過して版にインクを供給する。図示しない給紙手段から印刷用紙が送られ、この印刷用紙は押圧手段で回転する印刷ドラム1に押し付けられて搬送され、版の画像を印刷される。
印刷が完了すると、使用済みの版は図示しない剥離手段で印刷ドラム1から剥がされ、本例の排版装置2によって処理される。本例の排版装置2は、印刷ドラム1の印刷時の用紙搬送方向の下流側に配置されており、孔版印刷装置において印刷ドラム1から剥がされた使用済みの版(マスター)を搬送するための構成と、搬送された版を細かく切断して機密処分するための構成と、使用済みの版をそのままで又は機密処理して収納するための排版ボックス3とを有している。
印刷ドラム1についてマスター搬送方向の下流隣部には、搬送手段としての第1搬送ローラ4(導入ローラ)が配置されている。この第1搬送ローラ4は、印刷ドラム1の回転軸と平行な駆動軸に、複数のローラ5が軸方向に所定間隔をおいて配置されたものである。第1搬送ローラ4の各ローラ5には周溝6が設けられている。この第1搬送ローラ4に近接して、第1搬送ローラ4の上方に搬送手段としての第2搬送ローラ7が配置され、第1搬送ローラ4について用紙搬送方向の下流隣部には搬送手段としての第3搬送ローラ8が配置されている。第2及び第3搬送ローラ7,8は、第1搬送ローラ4の駆動軸と平行な駆動軸に複数のローラ9が軸方向に所定配置で設けられたものであり、具体的には第1乃至第3搬送ローラ4,7,8の各ローラ5,9は、第1搬送ローラ4の各ローラ5の周溝6の両側の各部に対応する位置にそれぞれローラ9,9を有しており、第1乃至第3搬送ローラ4,7,8の各ローラ5,9は、軸方向について対応する位置にあるもの同士が互いに接している。そして、第2搬送ローラ7及び第3搬送ローラ8の各ローラ9,9間には周溝が設けられてベルト10が掛け回されており、このベルト10が第1搬送ローラ4の各ローラ5の周面に接触している。従って、印刷ドラム1から剥がされて水平方向に送られ、第1搬送ローラ4と第2搬送ローラ7及びベルト10の間に入った版は、その後にベルト10と第1搬送ローラ4に挟まれて下方に向けて送られ、さらに第1搬送ローラ4と第2搬送ローラ7及びベルト10の間に挟まれて下方に向けて送られることとなる。
排版装置2は、前記第2搬送ローラ7と第3搬送ローラ8の間に、第1乃至第3ローラ4,7,8によって搬送された排版を搬送方向と平行な縦方向に切断する縦方向カッター11を有している。縦方向カッター11は、図示しない孔版印刷装置のフレームに取り付けられており、搬送方向と直交する方向について所定間隔で複数個が設けられ、その刃先は、第1搬送ローラ4の各ローラ5の周溝6に対応する位置に配置されており、第1乃至第3ローラ4,7,8及びベルト10に保持されて搬送されている排版を安定して切断できるようになっている。なお、縦方向カッター11の個数や間隔は、搬送ローラの構成に合せて適宜変更・設定することができることとしてもよい。
縦方向カッター11は、後述するロール状のブラシへの切断くずの巻き付きを防止することにも貢献し、ロール状のブラシの円周長よりも短い間隔、例えばロール状のブラシの直径程度の間隔で配置するとよい。
排版装置2は、搬送方向について前記縦方向カッター11の下流(すなわち前記縦方向カッター11の下方)に、ロータリーカッター12を有している。ロータリーカッター12は、前記第1乃至第3搬送ローラ4,7,8の駆動軸と平行な回転軸を中心として回動する円柱体の周面に1周乃至2周以上の螺旋状の刃が設けられてなる回転刃13と、回転刃13の回転軸と平行に隣接して配置され、回転刃13の螺旋状の刃の一部に接するように設けられた直線状の固定刃14とを有しており、第1乃至第3搬送ローラ4,7,8によって下方に向けて搬送されてきた版を搬送方向と直交する横方向に切断することができる。なお、回転刃13と固定刃14は常に接しているとは限らず、両者が接しない状態となる回転方向の位置を設定できるようにしてもよく、その場合には排版を切断せずに両刃の間を通過させることができる。
ロータリーカッター12の回転刃13に形成された螺旋状の刃は、単刃又は複数刃のいずれでもよく、刃には防錆処理が施されている。
螺旋状の回転刃13と固定刃14からなるロータリーカッター12は断裁処理を安定して行なうことができ、排版はロータリーカッター12に対して下向きの進入方向で進入するので、切断くずは重力によって下方に落ち、切断くずがカッター刃に巻き付いて発生するロック現象などは発生しにくい。
排版装置2は、ロータリーカッター12から排出される切断くずの送り出し方向の近傍に、ロール状のブラシ15を有している。このブラシ15は、ロータリーカッター12の回転軸と平行な軸を中心として回転可能に設けられ、粘着性のある排版の切断くずがロータリーカッター12に付着することを防止し、ロータリーカッター12による安定した継続切断を可能とする。また、断裁処理を行なうロータリーカッター12の後工程にロール状のブラシ15を設置することで、ロータリーカッター12から排出される切断くずを攪拌し、第3者による排版の復元を困難にする効果もある。
このブラシ15はナイロン等、耐薬品性の素材で構成することが好ましい。このブラシ15が有するロータリーカッター12の洗浄作用(排版くずの付着防止作用)は、繊維の集合からなるブラシ15でも実現できるし、スポンジロールでも実現可能である。
そして、本例の排版装置2は、排版の搬送方向について前記搬送ローラ4,7,8及び前記縦方向カッター11の隣部及び下部に排版ボックス3を有している。この排版ボックス3には、排版の導入経路を2通り設定してもよく、機密排版の場合は、前述したような下方に排版くずを落下させて排版ボックス3に導入し、機密処理を行なわない通常排版の場合は、例えば第3搬送ローラ8が移動する等の排版経路切換機構等により、印刷ドラム1から剥がされた排版を第1及び第2搬送ローラ4,7によって前述した排版ボックス3に別の経路で直接導くことができ、機密排版と通常排版を任意に選択する構成とすることができる。又は、ロータリーカッター12において回転刃13と固定刃14を接しない状態とし、排版を切断せずに両刃の間を通過させることができるように構成した場合は、排版経路を特に切り換えることなく、機密処理時と同様の経路で、機密処理していない排版を排版ボックス3に受け入れるようにすることもできる。
(2)作用
図3のフローチャートを用いて本装置の作用を説明する。
製版が開始され(S1)、製版された版で印刷が開始され(S2)、必要枚数の印刷が終了すると(S3)、使用済みとなった版の廃棄にあたって機密保持が必要か否かが判断される(S4)。不要であれば、印刷が終了する(S8)。必要であれば、断裁処理による排版機密動作が行なわれ(S5)、次の原稿印刷があるか否かが判断される(S6)。次の原稿印刷がない場合には印刷ドラム1の表面のインクが乾燥するのを防止するために製版されていない版を印刷ドラム1に巻き(S7)、印刷を終了する(S8)。次の原稿印刷がある場合には、製版を開始し(S1)、以下同様の手順をたどる。
本例によれば、排版は、第1乃至第3搬送ローラ4,7,8及びベルト10により搬送されて縦方向カッター11で縦方向に切断されてからロータリーカッター12に送り込まれ、固定刃14と、これに接して回転する回転刃13の間で横方向に切断されて細分化される。ロータリーカッター12から排出される切断くずは、回転するロール状のブラシ15によって攪拌されてロータリーカッター12から払い落とされるのでロータリーカッター12に付着することがなく、また切断くずが攪拌されるので機密性が一層高まる。そして、切断くずは下方に落ちるので、ロータリーカッター12の下方に配置された排版ボックス3の受け入れ口で受けるように構成するだけで切断くずの処理ができる等、切断くずの処理が容易になる。機密処理を要しない場合は、そのまま排版を搬送して排版ボックス3に他の受け入れ口又は機密時の受け入れ口から受け入れればよい。
2.第2実施形態
第2実施形態は、第1実施形態をさらに改良したものであり、次のような機能を有している。
(1)機密処理の速度変更機能
ロータリーカッター12の回転速度を可変させる。これにより、横方向の切断幅を可変させることができ、高いレベルの機密処理が必要な使用者は、裁断幅の短い切断チップが得られる。また、同時に排版を搬送する搬送ローラを低速回転に可変すれば、さらに高いレベルの機密処理が可能となる。逆に、機密処理がほとんど不要な場合は、ロータリーカッター12の回転速度を低速とするか、又はロータリーカッター12を待機状態(固定刃14と回転刃13が接触せず、隙間が生じた状態)とし、搬送ローラの回転速度を高速に設定すれば短い排版時間で次の動作に移行することが可能である。
排版機密機構の排版処理では、ロータリーカッター12を使用するので、排版切断時には固定刃14と回転刃13が衝突して金属音が発生してしまう。この騒音は高速回転になるほど騒音レベルが高くなるので、騒音の低減を優先する使用者はロータリーカッター12の回転数と搬送ローラの回転数を低速回転に設定することで騒音の低減が可能となる。
同様に、ロータリーカッター12が発生させる振動に関しても、回転速度を可変させることで振動周波数が変化し、スキャナー等を使用した画像形成に与える影響を小さくすることができる。
なお、以上の機密処理における回転数等の制御において、印刷ドラム1の方を少し遅くすることにより、ロータリーカッター12に入っていく排版にバックテンションが加わり、切断処理が良好に行なわれるようになる。
より具体的には、ロータリーカッター12の回転刃13の駆動装置に速度可変可能なモータ等を組み込んで制御する。例えば、4枚刃のロータリーカッター12を8(回転/秒)で回転させた場合、ロータリーカッター12は32(カット/秒)の能力となる。排版を送る搬送ローラの送り速度が一定である場合、ロータリーカッター12の回転数を2倍にすれば64(カット/秒)となり、1/2の幅の細かな切断チップが得られ、機密レベルを使用者の要求に合せて設定することができる。搬送ローラの回転数を同様に制御し、これによって幅と処理時間を制御することもできる。ロータリーカッター12と搬送ローラ4,7,8の回転数制御は、いずれか一方を行なってもよいし、両方を制御してもよい。
(2)縦方向カッター11による切断幅の可変機能
排版の縦方向の切断について、第1実施形態は所定の幅で配置された複数の縦方向カッター11からなるユニットを有していたが、このユニットを容易に変更可能にするか、又は各縦方向カッター11を横方向(排版の幅方向)にスライドできる切断位置の可変機構を設けて排版の切断幅を可変できるようにしておき、これによって排版の切断幅を調整して機密レベルを任意に設定することができる。これによって、使用者の要求に適合した断裁幅を設定できるようになり、各種サイズの版(例えばA3、B4、A4、はがきサイズ等)に対応可能となる。
(3)本例による効果
このように、本例によれば、ロータリーカッター12の回転速度を可変とし、搬送ローラ4,7,8の回転速度を可変とし、また排版時の印刷ドラム1の回転速度も可変とし、さらに、縦方向カッター11による切断間隔を調整・可変可能とする機構を設けることにより、次のような効果が得られる。
使用者によって要求が異なるセキュリティレベルに対応し、所望の断裁幅で排版を切断できる。また、機密処理が不要な場合は長い断裁処理時間を費やす必要なく機密処理を行なわない選択をすることも容易となる。また、排版の断裁による騒音を可及的に減少させることができる。さらに、排版の切断による振動がスキャナー等による画像形成に与える悪影響を可及的に減少させることができる。
3.第3実施形態(図4〜図8)
図4に示すように、本例では印刷ドラム1と排版装置2の間に、一回で処理すべき長さの排版を一時的に保持する保持手段として、1版分の排版を収納できる溜箱20を設置した。孔版印刷装置における一連の製版、印刷、排版動作の繰り返しにおいて、排版は溜箱20に一時的にストックされ、スキャナー動作(読み取り動作)、製版動作、着版動作を行なった後に、ストックしていた前記排版を排版装置2に送って機密処理を行なう。
本例のような溜箱20を搭載することにより、機密処理時に発生する振動が引き起こす製版不良を防止でき、かつ排版処理を製版後に行なうことで時間的な余裕が発生し、相応の長い時間を必要とする高度な機密処理をストレスなく実行することができる。
具体的には、図5及び図6に示すように、排版装置2の第1搬送ローラ4(導入ローラ)と、印刷ドラム1から排版を受け取る排版ローラ手段21との間に、1版分の排版を収納できる溜箱20を設置した。溜箱20は上面が開口して排版を受けいれるようになっており、その下面側には吸引ファン22が設けられており、この吸引ファン22の補助によって排版Mは溜箱20内に引っ張られて引き込まれ、ストックされる。
図7及び図8に示すように、前記溜箱20の替わりに、一回で処理すべき長さの排版を一時的に保持する保持手段として、印刷ドラム1から排版装置2まで長い経路で設定した保持ベルトを設け、これによって1版分の排版を同経路により長く引き回し、スキャナー動作(読み取り動作)、製版動作、着版動作を行なった後に機密処理を行なっても良い。
具体的には、図7及び図8に示すように、印刷ドラム1と排版装置2の間に、1版分の排版Mを保持できる保持手段として保持ベルト30,31を設けてもよい。具体的には、略矩形に配設されて回動自在とされた第1の保持ベルト30と、略L字形に配設されて第1の保持ベルト10の角部に接して回動する第2の保持ベルト31とを設け、水平経路と垂直経路からなる略L字形の搬送経路を構成し、このL字形の経路内に1版分の排版Mを保持する。機密動作時には、両保持ベルト30,31を同方向に作動させて排版Mを上方から下方の排版装置2に向けて送り込むことができ、排版装置2で裁断された切断くずは下方の排版ボックス3内に落下して収納される。
なお、排版動作を単独で行なうと機密処理の騒音は比較的うるさく聞こえるが、本例によれば機密動作は印刷動作と同じタイミングで行なうので、騒音がマスキングされてあまりうるさく聞こえないという効果もある。
図1は、第1実施形態における孔版印刷装置の印刷ドラムと、その近傍に設けられる排版装置2を示す斜視図である。 図2は第1実施形態に係る排版装置の拡大斜視図である。 図3は第1実施形態における動作手順を示す流れ図である。 図4は、第3実施形態における孔版印刷装置の印刷ドラムと、その近傍に設けられる排版装置及び溜箱等を示す斜視図である。 図5は第3実施形態に係る排版装置及び溜箱等の拡大斜視図である。 図6は第3実施形態に係る排版装置及び溜箱等の断面図である。 図7は、第3実施形態における孔版印刷装置の印刷ドラムと、その近傍に設けられる排版装置及び溜箱等の変形例を示す斜視図である。 図8は第3実施形態に係る排版装置及び溜箱等の変形例の断面図である。
符号の説明
1…印刷ドラム
2…排版装置
3…排版ボックス
4…第1搬送ローラ
7…第2搬送ローラ
8…第3搬送ローラ
10…ベルト
11…縦方向カッター
12…ロータリーカッター
13…回転刃
14…固定刃
15…ブラシ
20…保持手段としての溜箱
30…保持手段としての保持ベルト
31…保持手段としての保持ベルト
M…排版

Claims (5)

  1. 廃棄されるべき版を搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段の搬送方向と直交する回転軸を中心として回動する円柱体の周面に螺旋状の刃が設けられてなる回転刃と、前記回転刃と平行に前記回転刃の螺旋状の刃に接して設けられた固定刃とを有し、前記搬送手段によって搬送された版を前記搬送方向と直交する横方向に切断するロータリーカッターと、
    を有することを特徴とする排版装置。
  2. 前記ロータリーカッターから排出される切断くずの送り出し方向に、前記回転軸と平行な軸を中心として回転可能に設けられ、前記切断くずが前記ロータリーカッターに付着することを防止するロール状のブラシを有することを特徴とする請求項1記載の排版装置。
  3. 前記搬送方向について前記ロータリーカッターの上流に、前記搬送手段によって搬送された版を前記搬送方向と平行な縦方向に切断する縦方向カッターを有することを特徴とする請求項1又は2に記載の排版装置。
  4. 前記縦方向カッターが相対的に上方にあり、前記ロータリーカッターが相対的に下方にあり、前記搬送手段によって送り込まれた前記版が上方から前記縦方向カッターに進入して縦方向に切断された後、下方の前記ロータリーカッターに進入して横方向に切断されることを特徴とする請求項3記載の排版装置。
  5. 前記搬送方向について前記縦方向カッターの上流に、一回で処理すべき長さの前記版を一時的に保持する保持手段を設けたことを特徴とする請求項4記載の排版装置。
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