JP3139611U - 光プレハブ分岐ケーブル - Google Patents
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Abstract
【課題】暗所でも光エレメントの識別が容易で、従来の個体識別用のナンバリングが不要な光プレハブ分岐ケーブルを提供する。
【解決手段】光プレハブ分岐ケーブル11の一部を構成する複数本の光エレメント11を、外周面全体の色相によってそれぞれ色分けしたので、暗所でも複数本の光エレメント11中から所望の光エレメント11を容易に識別することができる。これにより、従来の光エレメントの外周面に付されていた個体識別用のナンバリングを省略することができる。
【選択図】図1
【解決手段】光プレハブ分岐ケーブル11の一部を構成する複数本の光エレメント11を、外周面全体の色相によってそれぞれ色分けしたので、暗所でも複数本の光エレメント11中から所望の光エレメント11を容易に識別することができる。これにより、従来の光エレメントの外周面に付されていた個体識別用のナンバリングを省略することができる。
【選択図】図1
Description
この考案は光プレハブ分岐ケーブル、詳しくはマンションおよびビルなどの各階に光ファイバを配線する際に利用される光プレハブ分岐ケーブルに関する。
例えばマンション(集合住宅)への光ファイバの布設には、複数本の光ファイバを集合させた光プレハブ分岐ケーブルが多用されている。光プレハブ分岐ケーブルはマンション内に垂直に布設され、必要に応じてその途中から光ファイバを分岐し、この分岐された光ファイバを各階の各部屋に供給するものである。
このような従来の光プレハブ分岐ケーブルとして、光ファイバが埋設された断面矩形状の複数本の光エレメントを、中心テンションメンバの外周面に多層に巻き付けたものが知られている(例えば特許文献1)。これは、あらかじめ工場内で、建物の各階の各部屋まで光エレメントを配線可能な高さ位置で、ケーブルから光エレメントを所望長さだけ解かれたものである。各光エレメントの外周面は単一色で、かつその外周面には、各光エレメントを示す番号、記号、文字などの読み取りが必要な識別情報が表示されていた。
特開2005−128270号公報
このような従来の光プレハブ分岐ケーブルとして、光ファイバが埋設された断面矩形状の複数本の光エレメントを、中心テンションメンバの外周面に多層に巻き付けたものが知られている(例えば特許文献1)。これは、あらかじめ工場内で、建物の各階の各部屋まで光エレメントを配線可能な高さ位置で、ケーブルから光エレメントを所望長さだけ解かれたものである。各光エレメントの外周面は単一色で、かつその外周面には、各光エレメントを示す番号、記号、文字などの読み取りが必要な識別情報が表示されていた。
しかしながら、従来の光プレハブ分岐ケーブルは、このように分岐される光エレメントの外周面が単一色で、各光エレメントを識別するものは、各光エレメントの外周面に記載された番号、記号、文字などの読み取りが必要な識別情報のみであった。
しかも、光プレハブ分岐ケーブルを布設する作業は、例えばパイプシャフトスペースの内部空間など、暗所で行われる場合が多い。そのため、ケーブル布設後、光ファイバ配線や光コネクタとを接続するとき、単一色の光エレメントの外周面に表示された番号、記号、文字などの識別情報が読み取り難かった。その結果、光プレハブ分岐ケーブルの布設の作業効率が低下し、誤接続の発生頻度が高くなっていた。
しかも、光プレハブ分岐ケーブルを布設する作業は、例えばパイプシャフトスペースの内部空間など、暗所で行われる場合が多い。そのため、ケーブル布設後、光ファイバ配線や光コネクタとを接続するとき、単一色の光エレメントの外周面に表示された番号、記号、文字などの識別情報が読み取り難かった。その結果、光プレハブ分岐ケーブルの布設の作業効率が低下し、誤接続の発生頻度が高くなっていた。
そこで、この考案は、暗所でも複数本の光エレメント中から所望の光エレメントを容易に識別することができ、これにより従来の光エレメントの外周面に付されていた個体識別用のナンバリングを省略することが可能な光プレハブ分岐ケーブルを提供することを目的としている。
請求項1に記載の考案は、複数本の光エレメントが中心テンションメンバの外周面に単層または多層に巻き付けられ、かつ前記複数本の光エレメントの中から選出された該光エレメントが、光プレハブ分岐ケーブルの長さ方向の所定位置で分岐される光プレハブ分岐ケーブルにおいて、前記各層に配置された複数本の光エレメントは、該光エレメントの外周面全体の色相によりそれぞれ色分けされた光プレハブ分岐ケーブルである。
請求項1に記載の考案によれば、光プレハブ分岐ケーブルの一部を構成する複数本の光エレメントを、外周面全体の色相によってそれぞれ色分けしたので、暗所でも複数本の光エレメント中から所望の光エレメントを容易に識別することができる。これにより、従来の光エレメントの外周面に付されていた個体識別用のナンバリングを省略することができる。すなわち、例えば集合住宅のパイプシャフトスペースなどの暗所において、各階の部屋内の光ファイバ配線と所望の光エレメントと接続するような場合、従来のように作業者が目を凝らして単一色の光エレメントの外周面に表示された番号、記号、文字などの識別情報を読み取る必要がなくなり、暗所でも見分けやすい光エレメントの外周面全体の色相をたよりにできる。その結果、各光エレメントの識別が容易となる。
光プレハブ分岐ケーブルは、複数本の光エレメントが中心テンションメンバの外周面に巻き付けられ、かつ複数本の光エレメントの中から選出された光エレメントが、光プレハブ分岐ケーブルの長さ方向の一端から所定長さ離れた分岐位置で分岐されるものであれば任意である。
光プレハブ分岐ケーブルは、高層ビルや高層マンションの幹線など、縦方向(垂直)に吊設しても、低層マンションなどで横方向に世帯数が多い場合など、共用部(廊下)の天井に光プレハブ分岐ケーブルを水平に配線し、分岐線を各住戸に引き込むようにしてもよい。
光プレハブ分岐ケーブルは、高層ビルや高層マンションの幹線など、縦方向(垂直)に吊設しても、低層マンションなどで横方向に世帯数が多い場合など、共用部(廊下)の天井に光プレハブ分岐ケーブルを水平に配線し、分岐線を各住戸に引き込むようにしてもよい。
光エレメントとは、外被部である光エレメント被覆に光ファイバが埋め込まれたものである。例えば、断面が略矩形状の光エレメント被覆と、光エレメント被覆の幅方向の両端部に1本ずつ埋設されたテンションメンバと、光エレメント被覆の幅方向の中間部に埋設された1本または複数本の光ファイバとを有したものを採用することができる。光エレメント被覆の素材としては、難燃性ポリエチレン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリオレフィンなどの熱可塑性樹脂または熱可塑性エラストマ、またはウレタンなどを採用することができる。テンションメンバとは、光エレメントに張力が作用した場合、その張力に抵抗する線材である。例えば、金属線、FRP(Fiber Reinforced Plastics)線などを採用することができる。
光エレメントは、中心テンションメンバの外周面に単層に巻き付けても、2層以上の多層(内層、外層など)に巻き付けてもよい。
光エレメントの色相は、例えば赤、青、黄、緑、紫、金、銀など任意である。ただし、暗所での発見が容易となるように、各色の彩度および明度を高くした方が好ましい。
光エレメントの分岐位置は、光プレハブ分岐ケーブルの長さ方向のどの位置でもよい。また、光エレメントの分岐位置は1箇所でも2箇所以上でもよい。
光エレメントは、中心テンションメンバの外周面に単層に巻き付けても、2層以上の多層(内層、外層など)に巻き付けてもよい。
光エレメントの色相は、例えば赤、青、黄、緑、紫、金、銀など任意である。ただし、暗所での発見が容易となるように、各色の彩度および明度を高くした方が好ましい。
光エレメントの分岐位置は、光プレハブ分岐ケーブルの長さ方向のどの位置でもよい。また、光エレメントの分岐位置は1箇所でも2箇所以上でもよい。
中心テンションメンバとは、光プレハブ分岐ケーブルの中心部に配置され、光プレハブ分岐ケーブルに張力が作用したとき、この張力に抵抗する金属線である。中心テンションメンバの具体的な構造としては、例えば鋼製の撚り線を、難燃性ポリエチレン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリオレフィンなどの熱可塑性樹脂または熱可塑性エラストマからなるシースにより被覆し、円柱状に仕上げたものなどを採用することができる。
中心テンションメンバへの各光エレメントの固定には、例えばバインド線、シースなどを採用することができる。バインド線としては、例えば鋼線などの金属線をポリエチレン、ポリ塩化ビニルなどの合成樹脂により被覆したものを採用することができる。
複数本の光エレメントの中から選出される光エレメントの本数は、1本でも2本以上でもよい。
中心テンションメンバへの各光エレメントの固定には、例えばバインド線、シースなどを採用することができる。バインド線としては、例えば鋼線などの金属線をポリエチレン、ポリ塩化ビニルなどの合成樹脂により被覆したものを採用することができる。
複数本の光エレメントの中から選出される光エレメントの本数は、1本でも2本以上でもよい。
請求項2に記載の考案は、複数本の光エレメントが中心テンションメンバの外周面に単層または多層に巻き付けられ、かつ前記複数本の光エレメントの中から選出された該光エレメントが、光プレハブ分岐ケーブルの長さ方向の所定位置で分岐される光プレハブ分岐ケーブルにおいて、前記各層には3本以上の光エレメントが配置され、そのうち1本は外周面が各層共通の色相を有した起点用のトレーサ光エレメントで、残りは該トレーサ光エレメントを起点とし、前記中心テンションメンバを中心として周方向へ任意配列または周期配列され、かつその配列内の各光エレメントは外周面全体の色相が異なる複数の異色光エレメントである光プレハブ分岐ケーブルである。
請求項2に記載の考案によれば、最外周の層から中心テンションメンバ側の層に向かって、各層の光エレメントを、中心テンションメンバを中心とした周方向へ順に、光プレハブ分岐ケーブルから引き出して分岐する。
各トレーサ光エレメントの外周面の色相は任意であるものの、異色光エレメントの外周面の色相と異なる方が好ましい。ただし、トレーサ光エレメントと異色光エレメントとを同一色相とした場合であっても、彩度、明度を異ならせたり、金属光沢を付与するなどすれば識別可能である。
トレーサ光エレメントおよび各異色光エレメントは、素材、形状、大きさ、表面加工(手触り)の全てが同じでも、そのうちの少なくとも1つが異なってもよい。このことは、各異色光エレメント間でも言える。
複数の異色光エレメントは、トレーサ光エレメントを起点とし、中心テンションメンバを中心として周方向へ配列される。
トレーサ光エレメントおよび各異色光エレメントは、素材、形状、大きさ、表面加工(手触り)の全てが同じでも、そのうちの少なくとも1つが異なってもよい。このことは、各異色光エレメント間でも言える。
複数の異色光エレメントは、トレーサ光エレメントを起点とし、中心テンションメンバを中心として周方向へ配列される。
ここでいう「任意配列」とは、複数の異色光エレメントが周期をもたない任意の色相順(外周面の色相順)で並んでいる状態をいう。任意配列の中に、同一色相の異色光エレメントが2つ以上存在してもよい。もちろん、任意配列の中、全ての異色光エレメントが異なる色相でもよい。
ここでいう「周期配列」とは、色相が異なる2つ以上の異色光エレメントが、所定の順序で繰り返し配置されている状態をいう。
ここでいう「周期配列」とは、色相が異なる2つ以上の異色光エレメントが、所定の順序で繰り返し配置されている状態をいう。
請求項1に記載の考案によれば、光プレハブ分岐ケーブルの一部を構成する複数本の光エレメントを、外周面全体の色相によってそれぞれ色分けしたので、暗所でも複数本の光エレメント中から所望の光エレメントを容易に識別することができる。これにより、従来の光エレメントの外周面に付されていた個体識別用のナンバリングを省略することができる。
以下、この考案の実施例を具体的に説明する。
以下、図面を参照して、この考案の実施例1に係る光プレハブ分岐ケーブルを説明する。
図1および図2において、10はこの考案の実施例1に係る光プレハブ分岐ケーブルである。この光プレハブ分岐ケーブル10は、合計30本の光エレメント11が中心テンションメンバ12の外周面に、3層の撚り線状態で巻き付けられたものである。光プレハブ分岐ケーブル10は、あらかじめ工場内で、30本の光エレメント11の中から選出された光エレメント11が、光プレハブ分岐ケーブル10の長さ方向の所定位置よりそれぞれ分岐される。
図1および図2において、10はこの考案の実施例1に係る光プレハブ分岐ケーブルである。この光プレハブ分岐ケーブル10は、合計30本の光エレメント11が中心テンションメンバ12の外周面に、3層の撚り線状態で巻き付けられたものである。光プレハブ分岐ケーブル10は、あらかじめ工場内で、30本の光エレメント11の中から選出された光エレメント11が、光プレハブ分岐ケーブル10の長さ方向の所定位置よりそれぞれ分岐される。
以下、これらの構成部品を具体的に説明する。
図1に示すように、中心テンションメンバ12は、7本の鋼線からなる撚り線を、難燃性ポリエチレンのシース13により厚肉に被覆し、円柱状に仕上げたものである。
図1〜図4に示すように、各光エレメント11は、外被部である光エレメント被覆14に光ファイバ15が埋め込まれた構造を有している。
光エレメント被覆14は、難燃性ポリエチレン製の湾曲自在な線材で、その断面は略矩形状である。光エレメント被覆14の幅方向の中間部(断面における長さ方向の中間部)の外側部分には、V字溝14aが1条ずつ形成されている。これにより、光エレメント被覆14は、その幅方向で一端部と他端部とに2分割される。この分割部分にはテンションメンバ16が、その全長にわたって1本ずつ埋設されている。テンションメンバ16とは、光エレメント11の張力を受ける芯材である。ここでは鋼線を採用している。光エレメント被覆14の幅方向の中央部には、1本の光ファイバ15(図3)または2本の光ファイバ15(図4)が、その全長にわたって埋め込まれている。その他、光エレメント被覆14の幅方向の中央部には、2本の光ファイバを一括被覆した2心光ファイバテープ心線15A(図5)または4本の光ファイバを一括被覆した4心光ファイバテープ心線15B(図6)を埋め込んでもよい。
図1に示すように、中心テンションメンバ12は、7本の鋼線からなる撚り線を、難燃性ポリエチレンのシース13により厚肉に被覆し、円柱状に仕上げたものである。
図1〜図4に示すように、各光エレメント11は、外被部である光エレメント被覆14に光ファイバ15が埋め込まれた構造を有している。
光エレメント被覆14は、難燃性ポリエチレン製の湾曲自在な線材で、その断面は略矩形状である。光エレメント被覆14の幅方向の中間部(断面における長さ方向の中間部)の外側部分には、V字溝14aが1条ずつ形成されている。これにより、光エレメント被覆14は、その幅方向で一端部と他端部とに2分割される。この分割部分にはテンションメンバ16が、その全長にわたって1本ずつ埋設されている。テンションメンバ16とは、光エレメント11の張力を受ける芯材である。ここでは鋼線を採用している。光エレメント被覆14の幅方向の中央部には、1本の光ファイバ15(図3)または2本の光ファイバ15(図4)が、その全長にわたって埋め込まれている。その他、光エレメント被覆14の幅方向の中央部には、2本の光ファイバを一括被覆した2心光ファイバテープ心線15A(図5)または4本の光ファイバを一括被覆した4心光ファイバテープ心線15B(図6)を埋め込んでもよい。
図1に示すように、第1層(最も内側の層)の光エレメント11(群)は、1本のトレーサ光エレメント11Tと5本の異色光エレメント11A〜11Eとからなる。第2層(中間の層)の光エレメント11(群)は、1本のトレーサ光エレメント11Tと9本の異色光エレメント11A〜11Eとからなる。第3層(最も外側の層)の光エレメント11(群)は、1本のトレーサ光エレメント11Tと13本の異色光エレメント11A〜11Eとからなる。また、各層の異色光エレメント11A〜11Eは、トレーサ光エレメント11Tを起点とし、青、黄、緑、赤、紫の順に周期的に配列されている。また、各層を構成する光エレメント11の固定は、バインド線17を、集合された各光エレメント11へ螺旋状に巻き付けることで行われる。バインド線17は、鉄線をポリエチレンにより被覆した湾曲自在な線材である。
次に、図1〜図8を参照して、この考案の実施例1に係る光プレハブ分岐ケーブル10の2階建てのマンションMへの施工方法を説明する。なお、図7および図8では、光プレハブ分岐ケーブル10の各層から分岐される光エレメント数を省略している。
図7に示すように、光プレハブ分岐ケーブル10は、あらかじめ、施工されるマンションMの各階の戸数に合わせた光エレメント11の本数、対応する階までの光エレメント11の長さ、または対応する各階の各戸までの光エレメント11の長さに基づき、工場内で製造される。
図7に示すように、光プレハブ分岐ケーブル10は、あらかじめ、施工されるマンションMの各階の戸数に合わせた光エレメント11の本数、対応する階までの光エレメント11の長さ、または対応する各階の各戸までの光エレメント11の長さに基づき、工場内で製造される。
図7および図8に示すように、光プレハブ分岐ケーブル10は、まずマンションMの各階の床を垂直に貫通したパイプシャフトスペースSの内部空間に沿って引き上げられる。その後、その元部が主配線盤20に接続される。パイプシャフトスペースSは、一般に暗所である。光プレハブ分岐ケーブル10からは、各階に対応する高さ位置(分岐位置)より、その階の各戸へ配線される光エレメント11が必要本数だけ分岐される。その際、各光エレメント11は、各戸にあらかじめ据えられた情報分電盤18に対して、直接、光エレメント11を接続してもよい。また、各光エレメント11を、光接続箱19を中間に介して各戸の情報分電盤18に接続してもよい。ここでは、1階用の各光エレメント11を1階の情報分電盤18に接続し、2階用の各光エレメント11を2階の情報分電盤18または光接続箱19に接続する。
以下、分岐された各光エレメント11と、情報分電盤18または光接続箱19とを接続する際における、各光エレメント11の暗所(パイプシャフトスペースS)での識別方法を説明する。
各階で分岐される光エレメント11は、最外周の層(第3層)から中心テンションメンバ12側の層(第1層)に向かい、かつ各層内では中心テンションメンバ12を中心とした周方向へ順に、光プレハブ分岐ケーブル10から引き出して分岐される。
各階で分岐される光エレメント11は、最外周の層(第3層)から中心テンションメンバ12側の層(第1層)に向かい、かつ各層内では中心テンションメンバ12を中心とした周方向へ順に、光プレハブ分岐ケーブル10から引き出して分岐される。
第1層〜第3層での各光エレメント11の分岐は、起点のトレーサ光エレメント11Tを1本目とし、2本目以降は、トレーサ光エレメント11Tの隣のものから5本一組を1周期とした異色光エレメント11A〜11Eに対して、それぞれ中心テンションメンバ12の周方向へ1本ずつ順に行われる。すなわち、1階用の光エレメント11が巻き付けられた最外層(第3層)の場合、1本目がトレーサ光エレメント11Tで、2本目が青の異色光エレメント11A、3本目が黄の異色光エレメント11B、4本目が緑の異色光エレメント11C、5本目が赤の異色光エレメント11D、6本目が紫の異色光エレメント11Eである(以上、第3層の異色光エレメント11A〜11Eの1周期目)。続く2周期目は、7本目が青の異色光エレメント11A、8本目が黄の異色光エレメント11B、9本目が緑の異色光エレメント11C、10本目が赤の異色光エレメント11D、11本目が紫の異色光エレメント11Eである。3周期目は12本目が青の異色光エレメント11A、13本目が黄の異色光エレメント11B、14本目が緑の異色光エレメント11Cである。
また、2階用の光エレメント11A〜11Eが巻き付けられた第2層および第1層の場合、第2層の1本目がトレーサ光エレメント11Tで、2本目が青の異色光エレメント11A、3本目が黄の異色光エレメント11B、4本目が緑の異色光エレメント11C、5本目が赤の異色光エレメント11D、6本目が紫の異色光エレメント11Eである(以上、第2層の1周期目)。続く第2層の2周期目は、7本目が青の異色光エレメント11A、8本目が黄の異色光エレメント11B、9本目が緑の異色光エレメント11C、10本目が赤の異色光エレメント11Dである。次に、第1層の1本目がトレーサ光エレメント11T(第2層からの通しで11本目)、第1層の2本目が1周期目の青の異色光エレメント11A(第2層からの通しで12本目)、それから第1層の3本目が黄の異色光エレメント11B(第2層からの通しで13本目)、第1層の4本目が緑の異色光エレメント11C(第2層からの通しで14本目)、第1層の5本目が赤の異色光エレメント11D(第2層からの通しで15本目)、第1層の6本目が紫の異色光エレメント11E(第2層からの通しで16本目)である。
このように、各光エレメント11を、外周面全体の色相によってそれぞれ色分けしたので、暗所でも光エレメント11A〜11E中から所望の光エレメント11を容易に識別することができる。これにより、従来の光エレメントの外周面に付されていた個体識別用のナンバリングを省略することができる。すなわち、例えば暗所であるパイプシャフトスペースSにおいて、各階の光接続箱19と、光プレハブ分岐ケーブル10から分岐された所望の光エレメント11とを接続する場合、従来のように作業者が目を凝らして単一色の光エレメントの外周面に表示された番号、記号、文字などの識別情報を読み取る必要がない。その結果、暗所でも各光エレメント11の識別が容易となる。
もちろん、光プレハブ分岐ケーブル10は、このように複数層(第1層および第2層)の光エレメント11を、同一階に分岐する必要はない。例えば、使用されるマンションが3階建ての場合、第3層を構成する全ての光エレメント11を1階用とし、第2層を構成する全ての光エレメント11を2階用とし、第1層を構成する全ての光エレメント11を3階用としてもよい。また、各層に配置された多数本の光エレメント11のうち、その途中本数分を次の階の光エレメント11に使用してもよい。
10 光プレハブ分岐ケーブル、
11 光エレメント、
11T トレーサ光エレメント、
11A〜11E 異色光エレメント、
12 中心テンションメンバ。
11 光エレメント、
11T トレーサ光エレメント、
11A〜11E 異色光エレメント、
12 中心テンションメンバ。
Claims (2)
- 複数本の光エレメントが中心テンションメンバの外周面に単層または多層に巻き付けられ、かつ前記複数本の光エレメントの中から選出された該光エレメントが、光プレハブ分岐ケーブルの長さ方向の所定位置で分岐される光プレハブ分岐ケーブルにおいて、
前記各層に配置された複数本の光エレメントは、該光エレメントの外周面全体の色相によりそれぞれ色分けされた光プレハブ分岐ケーブル。 - 複数本の光エレメントが中心テンションメンバの外周面に単層または多層に巻き付けられ、かつ前記複数本の光エレメントの中から選出された該光エレメントが、光プレハブ分岐ケーブルの長さ方向の所定位置で分岐される光プレハブ分岐ケーブルにおいて、
前記各層には3本以上の光エレメントが配置され、そのうち1本は外周面が各層共通の色相を有した起点用のトレーサ光エレメントで、残りは該トレーサ光エレメントを起点とし、前記中心テンションメンバを中心として周方向へ任意配列または周期配列され、かつその配列内の各光エレメントは外周面全体の色相が異なる複数の異色光エレメントである光プレハブ分岐ケーブル。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007009438U JP3139611U (ja) | 2007-12-07 | 2007-12-07 | 光プレハブ分岐ケーブル |
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