JP4786454B2 - コイル状ハンガーおよびコイル状ハンガー製造方法 - Google Patents
コイル状ハンガーおよびコイル状ハンガー製造方法 Download PDFInfo
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Description
このような問題を解決する方法として、第1乃至第3のケーブル1311〜1313にその用途などを表示した表示札を取り付けておく方法が考えられるが、表示札が劣化したり表示札の取付けを忘れたりすると、第1乃至第3のケーブル1311〜1313の用途などを判別することができなくなるという問題がある。
本発明の第2のコイル状ハンガーは、支持物間に架設されたメッセンジャーワイヤ(20)に敷設して複数本のケーブル(31 1 ,31 2 ,32,33;41〜43;51 1 〜51 3 ;61〜63;71〜74)を一束化するために用いられるコイル状ハンガー(10)であって、前記メッセンジャーワイヤの架設方向に沿って見ると、前記コイル状ハンガー内の空間が該コイル状ハンガーの素線(1)によって複数の領域(A 1 〜A 5 )に分割されており、前記複数の領域の数が“5”であることを特徴とする。
ここで、前記素線が、外円と、前記メッセンジャーワイヤの架設方向に沿って見ると右端が前記外円の右端と重なる右側内円と、前記メッセンジャーワイヤの架設方向に沿って見ると左端が前記外円の左端と重なりかつ前記右側内円と一部が重なる左側内円とを作るように、コイル状に巻かれており、前記複数の領域が、前記外円の上半分のうちの前記右側内円および前記左側内円と重ならない空間である第1の領域(A1)と、前記右側内円のうちの前記左側内円と重ならない空間である第2の領域(A2)と、前記左側内円のうちの前記右側内円と重ならない空間である第3の領域(A3)と、前記右側内円と前記左側内円とが重なった空間である第4の領域(A4)と、前記外円の下半分のうちの前記右側内円および前記左側内円と重ならない空間である第5の領域(A5)とからなってもよい。
前記右側内円および前記左側内円の直径が、前記外円の直径よりも短くかつ該外円の半径よりも長くてもよい。
前記右側内円および前記左側内円の直径が、前記外円の直径の2/3であってもよい。
前記メッセンジャーワイヤが、前記コイル状ハンガー内の前記第1の領域に通され、前記複数のケーブルが、識別可能に前記コイル状ハンガー内の前記第2乃至第5の領域にそれぞれ通されてもよい。
ここで、前記第2および第3の工程において、前記右側内円および前記左側内円の直径が前記外円の直径よりも短くかつ該外円の半径よりも長くなるように前記素線を巻いてもよい。
前記第2および第3の工程の間に、他の外円を作るように前記素線を巻く工程をさらに具備してもよい。
(1)コイル状ハンガーをメッセンジャーワイヤ架設方向に沿って見たときにコイル状ハンガー内の空間がコイル状ハンガーの素線によって複数の領域に分割されているので、複数のケーブルを領域ごとに敷設することにより、複数本のケーブルを容易に識別可能に一束化することができる。
(2)コイル状ハンガーの素線によって分割された複数の領域にケーブル識別機能を持たせることによりケーブルの取付けを容易に行うことができるので、ケーブル取付工事の作業効率を向上させることができる。
(3)各ケーブルとメッセンジャーワイヤとの間にコイル状ハンガーの素線が介在するので、メッセンジャーワイヤからケーブルを保護することができる。
本発明の一実施例によるコイル状ハンガー10は、図1に示すように、メッセンジャーワイヤ架設方向(コイル状ハンガー10の開口面11に垂直な方向)に沿って見るとコイル状ハンガー10内の空間がコイル状ハンガー10の素線1によって第1乃至第5の領域A1〜A5に分割されている点で、図9に示した従来のコイル状ハンガー100と異なる。
なお、メッセンジャーワイヤ架設方向に沿って見ると、第1の右側内円の右端は点aの紙面奥側になる。
なお、メッセンジャーワイヤ架設方向に沿って見ると、第2の外円の右端および左端はそれぞれ点aおよび点bの紙面奥側になる。
なお、第1の左側内円の直径は好ましくは第1の内円の直径と等しくするが、メッセンジャーワイヤ架設方向に沿って見て第1の右側内と第1の左側内円とがコイル状ハンガー10の開口面11の中央部で交差すれば、第1の左側内円の直径は第1の内円の直径と等しくなくてもよい。
また、メッセンジャーワイヤ架設方向に沿って見ると、第1の左側内円の左端は点bの紙面奥側になる。
なお、メッセンジャーワイヤ架設方向に沿って見ると、第3の外円の右端および左端はそれぞれ点aおよび点bの紙面奥側になる。
また、メッセンジャーワイヤ架設方向に沿って見たときにコイル状ハンガー内の空間が第1乃至第5の領域A1〜A5に分割されるように右側内円および左側内円の直径を外円の直径よりも短くかつ外円の半径よりも長くしたが、右側内円および左側内円の直径を外円の半径よりも短くしてもよい。この場合には、メッセンジャーワイヤ架設方向に沿って見たときにコイル状ハンガー内の空間は、4つの領域(第4の領域A4を除く第1、第2、第3および第5の領域A1〜A3,A5)に分割される。
さらに、右側内円と左側内円との間に挿入される外円の数は1個としたが(図4参照)、2個以上としてもよい。
10,100 コイル状ハンガー
11,111 開口面
20 メッセンジャーワイヤ
311,312 第1および第2の加入者用光ケーブル
32 中継用光ケーブル
33 光ドロップケーブル
41 A社用ケーブル
42 B社用ケーブル
43 C社用ケーブル
511〜513 第1乃至第3の光ケーブル
61 X心光ケーブル
62 Y心光ケーブル
63 Z心光ケーブル
71 通信メタルケーブル
72 電力ケーブル
73 光ケーブル
74 放送用ケーブル
1311〜1313 第1乃至第3のケーブル
A1〜A5 第1乃至第5の領域
a,b 点
Claims (9)
- 支持物間に架設されたメッセンジャーワイヤ(20)に敷設して複数本のケーブル(311,312,32,33;41〜43;511〜513;61〜63;71〜74)を一束化するために用いられるコイル状ハンガー(10)であって、
前記メッセンジャーワイヤの架設方向に沿って見ると、前記コイル状ハンガー内の空間が該コイル状ハンガーの素線(1)によって4つの領域(A 1 〜A 3 ,A 5 )に分割されていることを特徴とする、コイル状ハンガー。 - 支持物間に架設されたメッセンジャーワイヤ(20)に敷設して複数本のケーブル(31 1 ,31 2 ,32,33;41〜43;51 1 〜51 3 ;61〜63;71〜74)を一束化するために用いられるコイル状ハンガー(10)であって、
前記メッセンジャーワイヤの架設方向に沿って見ると、前記コイル状ハンガー内の空間が該コイル状ハンガーの素線(1)によって複数の領域(A 1 〜A 5 )に分割されており、
前記複数の領域の数が“5”である、
ことを特徴とする、コイル状ハンガー。 - 前記素線が、外円と、前記メッセンジャーワイヤの架設方向に沿って見ると右端が前記外円の右端と重なる右側内円と、前記メッセンジャーワイヤの架設方向に沿って見ると左端が前記外円の左端と重なりかつ前記右側内円と一部が重なる左側内円とを作るように、コイル状に巻かれており、
前記複数の領域が、
前記外円の上半分のうちの前記右側内円および前記左側内円と重ならない空間である第1の領域(A1)と、
前記右側内円のうちの前記左側内円と重ならない空間である第2の領域(A2)と、
前記左側内円のうちの前記右側内円と重ならない空間である第3の領域(A3)と、
前記右側内円と前記左側内円とが重なった空間である第4の領域(A4)と、
前記外円の下半分のうちの前記右側内円および前記左側内円と重ならない空間である第5の領域(A5)とからなる、
ことを特徴とする、請求項2記載のコイル状ハンガー。 - 前記右側内円および前記左側内円の直径が、前記外円の直径よりも短くかつ該外円の半径よりも長いことを特徴とする、請求項2または3記載のコイル状ハンガー。
- 前記右側内円および前記左側内円の直径が、前記外円の直径の2/3であることを特徴とする、請求項4記載のコイル状ハンガー。
- 前記メッセンジャーワイヤが、前記コイル状ハンガー内の前記第1の領域に通され、
前記複数のケーブルが、識別可能に前記コイル状ハンガー内の前記第2乃至第5の領域にそれぞれ通される、
ことを特徴とする、請求項3乃至5いずれかに記載のコイル状ハンガー。 - 支持物間に架設されたメッセンジャーワイヤ(20)に敷設して複数本のケーブル(311,312,32,33;41〜43;511〜513;61〜63;71〜74)を一束化するために用いられるコイル状ハンガー(10)を該コイル状ハンガーの素線(1)をコイル状に巻いて製造するためのコイル状ハンガー製造方法であって、
外円を作るように前記素線を巻く第1の工程と、
前記メッセンジャーワイヤの架設方向に沿って見ると右端が前記外円の右端と重なる右側内円を作るように前記素線を巻く第2の工程と、
前記メッセンジャーワイヤの架設方向に沿って見ると左端が前記外円の左端と重なりかつ前記右側内円と一部が重なる左側内円を作るように前記素線を巻く第3の工程と、
を具備することを特徴とする、コイル状ハンガー製造方法。 - 前記第2および第3の工程において、前記右側内円および前記左側内円の直径が前記外円の直径よりも短くかつ該外円の半径よりも長くなるように前記素線を巻くことを特徴とする、請求項7記載のコイル状ハンガー製造方法。
- 前記第2および第3の工程の間に、他の外円を作るように前記素線を巻く工程をさらに具備することを特徴とする、請求項7または8記載のコイル状ハンガー製造方法。
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