JP3139431B2 - 接続判定装置、方法及び記録媒体 - Google Patents
接続判定装置、方法及び記録媒体Info
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- JP3139431B2 JP3139431B2 JP09327688A JP32768897A JP3139431B2 JP 3139431 B2 JP3139431 B2 JP 3139431B2 JP 09327688 A JP09327688 A JP 09327688A JP 32768897 A JP32768897 A JP 32768897A JP 3139431 B2 JP3139431 B2 JP 3139431B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直交座標系上の任
意の線分或いは多角形間での接続関係を判定する接続判
定装置、方法及びこの方法を実現するためのプログラム
を記憶したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関す
る。
意の線分或いは多角形間での接続関係を判定する接続判
定装置、方法及びこの方法を実現するためのプログラム
を記憶したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】LSI(Large Scall Integrated Circu
it)などの配線接続情報をCAD(Computer Assisted
Design)を利用して作成するとき、配線の接続関係を判
定する場合など、直交座標系上の線分或いは多角形間で
の接続関係を判定することが必要となる場合がある。
it)などの配線接続情報をCAD(Computer Assisted
Design)を利用して作成するとき、配線の接続関係を判
定する場合など、直交座標系上の線分或いは多角形間で
の接続関係を判定することが必要となる場合がある。
【0003】例えば、直交座標系上の任意の線分が多角
形に接続するかどうかを判定する場合には、従来、一般
に、該線分と該多角形の各辺との交点が存在するかどう
かを求めることによって行われていた。
形に接続するかどうかを判定する場合には、従来、一般
に、該線分と該多角形の各辺との交点が存在するかどう
かを求めることによって行われていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、交点の
計算は、該線分を含む直線の式と該多角形の各辺を含む
直線の式との連立方程式を解くによって行われている。
連立方程式の解を求めるためには、通常、比較的長い計
算時間を必要とする行列演算を実行しなければならな
い。しかも、その解によって求めた座標が該線分上及び
該多角形の辺上のものであるかを判定しなければならな
かったので、全体としてかなりの計算時間を必要として
いた。
計算は、該線分を含む直線の式と該多角形の各辺を含む
直線の式との連立方程式を解くによって行われている。
連立方程式の解を求めるためには、通常、比較的長い計
算時間を必要とする行列演算を実行しなければならな
い。しかも、その解によって求めた座標が該線分上及び
該多角形の辺上のものであるかを判定しなければならな
かったので、全体としてかなりの計算時間を必要として
いた。
【0005】本発明は、上記従来技術の問題点を解消す
るためになされたものであり、交点を求めることなく、
任意の線分或いは多角形間での接続関係を高速に判定す
ることができる接続判定装置、方法及びこの方法を実現
するためのプログラムを記憶したコンピュータ読み取り
可能な記録媒体を提供することを目的とする。
るためになされたものであり、交点を求めることなく、
任意の線分或いは多角形間での接続関係を高速に判定す
ることができる接続判定装置、方法及びこの方法を実現
するためのプログラムを記憶したコンピュータ読み取り
可能な記録媒体を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1の観点にかかる接続判定装置は、第1
の線分の両端点の座標を入力する第1の入力手段と、第
2の線分の両端点の座標を入力する第2の入力手段と、
前記第1の入力手段から入力された前記第1の線分の両
端点の座標が、前記第2の線分を延長した直線によって
分割された2つの領域に分かれて存在するかどうかを判
定する第1の判定手段と、前記第2の入力手段から入力
された前記第2の線分の両端点の座標が、前記第1の線
分を延長した直線によって分割された2つの領域に分か
れて存在するかどうかを判定する第2の判定手段と、前
記第1の判定手段が、前記第1の線分の両端点の座標が
前記分割された2つの領域に分かれて存在すると判定
し、かつ、前記第2の判定手段が、前記第2の線分の両
端点の座標が前記分割された2つの領域に分かれて存在
すると判定したときに、前記第1の線分と前記第2の線
分とが接続する旨の結果を出力する出力手段と、を備え
ることを特徴とする。
め、本発明の第1の観点にかかる接続判定装置は、第1
の線分の両端点の座標を入力する第1の入力手段と、第
2の線分の両端点の座標を入力する第2の入力手段と、
前記第1の入力手段から入力された前記第1の線分の両
端点の座標が、前記第2の線分を延長した直線によって
分割された2つの領域に分かれて存在するかどうかを判
定する第1の判定手段と、前記第2の入力手段から入力
された前記第2の線分の両端点の座標が、前記第1の線
分を延長した直線によって分割された2つの領域に分か
れて存在するかどうかを判定する第2の判定手段と、前
記第1の判定手段が、前記第1の線分の両端点の座標が
前記分割された2つの領域に分かれて存在すると判定
し、かつ、前記第2の判定手段が、前記第2の線分の両
端点の座標が前記分割された2つの領域に分かれて存在
すると判定したときに、前記第1の線分と前記第2の線
分とが接続する旨の結果を出力する出力手段と、を備え
ることを特徴とする。
【0007】上記接続判定装置において、前記第1、第
2の判定手段の判定結果がいずれも真であれば、前記第
1の線分と前記第2の線分との交点を求めなくても、前
記第1の線分と前記第2の線分とが交わることが判定で
きる。この判定のために連立方程式を解く必要がないの
で、比較的時間のかかる行列演算を行わなくてもよい。
従って、前記第1の線分と前記第2の線分とが交わるか
どうかを高速に判定することができる。
2の判定手段の判定結果がいずれも真であれば、前記第
1の線分と前記第2の線分との交点を求めなくても、前
記第1の線分と前記第2の線分とが交わることが判定で
きる。この判定のために連立方程式を解く必要がないの
で、比較的時間のかかる行列演算を行わなくてもよい。
従って、前記第1の線分と前記第2の線分とが交わるか
どうかを高速に判定することができる。
【0008】上記接続判定装置において、前記第2の線
分は、多角形の一辺となるものとしてもよい。この場
合、前記多角形の各辺について、前記第1、第2の判定
手段による判定を実行させる手段を備え、前記出力手段
は、前記多角形のいずれか少なくとも1つの辺につい
て、前記第1の判定手段が、前記第1の線分の両端点の
座標が前記分割された2つの領域に分かれて存在すると
判定し、かつ、前記第2の判定手段が、前記第2の線分
の両端点の座標が前記分割された2つの領域に分かれて
存在すると判定したときに、前記第1の線分と前記多角
形とが接続する旨の結果を出力するものとすることがで
きる。
分は、多角形の一辺となるものとしてもよい。この場
合、前記多角形の各辺について、前記第1、第2の判定
手段による判定を実行させる手段を備え、前記出力手段
は、前記多角形のいずれか少なくとも1つの辺につい
て、前記第1の判定手段が、前記第1の線分の両端点の
座標が前記分割された2つの領域に分かれて存在すると
判定し、かつ、前記第2の判定手段が、前記第2の線分
の両端点の座標が前記分割された2つの領域に分かれて
存在すると判定したときに、前記第1の線分と前記多角
形とが接続する旨の結果を出力するものとすることがで
きる。
【0009】この場合、上記接続判定装置は、さらに線
分と多角形との接続関係を判定することができる。
分と多角形との接続関係を判定することができる。
【0010】上記接続判定装置において、前記第1の線
分は、第1の多角形の一辺となるものとし、前記第2の
線分は、第2の多角形の一辺となるものとしてもよい。
この場合、前記第1、第2の多角形の各辺の組み合わせ
について、前記第1、第2の判定手段による判定を実行
させる手段を備え、前記出力手段は、前記第1の多角形
の一辺と前記第2の多角形の一辺のいずれかの組み合わ
せにおいて、前記第1の判定手段が、前記第1の線分の
両端点の座標が前記分割された2つの領域に分かれて存
在すると判定し、かつ、前記第2の判定手段が、前記第
2の線分の両端点の座標が前記分割された2つの領域に
分かれて存在すると判定したときに、前記第1の多角形
と前記第2の多角形とが接続する旨の結果を出力するも
のとすることができる。
分は、第1の多角形の一辺となるものとし、前記第2の
線分は、第2の多角形の一辺となるものとしてもよい。
この場合、前記第1、第2の多角形の各辺の組み合わせ
について、前記第1、第2の判定手段による判定を実行
させる手段を備え、前記出力手段は、前記第1の多角形
の一辺と前記第2の多角形の一辺のいずれかの組み合わ
せにおいて、前記第1の判定手段が、前記第1の線分の
両端点の座標が前記分割された2つの領域に分かれて存
在すると判定し、かつ、前記第2の判定手段が、前記第
2の線分の両端点の座標が前記分割された2つの領域に
分かれて存在すると判定したときに、前記第1の多角形
と前記第2の多角形とが接続する旨の結果を出力するも
のとすることができる。
【0011】この場合、上記接続判定装置は、さらに多
角形同士の接続関係を判定することができる。
角形同士の接続関係を判定することができる。
【0012】上記接続判定装置において、前記第1の判
定手段は、前記第2の線分を延長した直線を表す式に前
記第1の線分の両端点の一方の座標を代入した結果と前
記第2の線分を延長した直線を表す式に前記第1の線分
の両端点の他方の座標を代入した結果との積が正でない
ときに、前記第1の線分の両端点の座標が前記第2の線
分を延長した直線によって分割された2つの領域に分か
れて存在すると判定し、前記第2の判定手段は、前記第
1の線分を延長した直線を表す式に前記第2の線分の両
端点の一方の座標を代入した結果と前記第1の線分を延
長した直線を表す式に前記第1の線分の両端点の他方の
座標を代入した結果との積が正でないときに、前記第2
の線分の両端点の座標が前記第1の線分を延長した直線
によって分割された2つの領域に分かれて存在すると判
定するものとすることができる。
定手段は、前記第2の線分を延長した直線を表す式に前
記第1の線分の両端点の一方の座標を代入した結果と前
記第2の線分を延長した直線を表す式に前記第1の線分
の両端点の他方の座標を代入した結果との積が正でない
ときに、前記第1の線分の両端点の座標が前記第2の線
分を延長した直線によって分割された2つの領域に分か
れて存在すると判定し、前記第2の判定手段は、前記第
1の線分を延長した直線を表す式に前記第2の線分の両
端点の一方の座標を代入した結果と前記第1の線分を延
長した直線を表す式に前記第1の線分の両端点の他方の
座標を代入した結果との積が正でないときに、前記第2
の線分の両端点の座標が前記第1の線分を延長した直線
によって分割された2つの領域に分かれて存在すると判
定するものとすることができる。
【0013】上記目的を達成するため、本発明の第2の
観点にかかる接続判定装置は、それぞれ両端点の座標に
よって定義される第1の線分と第2の線分とが接続する
かどうかを判定する接続判定装置であって、前記第1の
線分の両端点の座標が前記第2の線分を延長した直線に
よって分割された2つの領域に分かれて存在するかを判
定し、前記第2の線分の両端点の座標が前記第1の線分
を延長した直線によって分割された2つの領域に分かれ
て存在するかどうかを判定する処理装置と、前記処理装
置による前記2つの判定の結果がいずれも真であるとき
に、前記第1の線分と前記第2の線分とが接続する旨を
出力する出力装置と、を備えることを特徴とする。
観点にかかる接続判定装置は、それぞれ両端点の座標に
よって定義される第1の線分と第2の線分とが接続する
かどうかを判定する接続判定装置であって、前記第1の
線分の両端点の座標が前記第2の線分を延長した直線に
よって分割された2つの領域に分かれて存在するかを判
定し、前記第2の線分の両端点の座標が前記第1の線分
を延長した直線によって分割された2つの領域に分かれ
て存在するかどうかを判定する処理装置と、前記処理装
置による前記2つの判定の結果がいずれも真であるとき
に、前記第1の線分と前記第2の線分とが接続する旨を
出力する出力装置と、を備えることを特徴とする。
【0014】この接続判定装置では、線分同士の接続関
係を判定することができる。
係を判定することができる。
【0015】上記目的を達成するため、本発明の第3の
観点にかかる接続判定装置は、両端点の座標によって定
義される線分と各頂点の座標によって定義される多角形
とが接続するかどうかを判定する接続判定装置であっ
て、前記線分の両端点の座標が前記多角形の一辺を延長
した直線によって分割された2つの領域に分かれて存在
するかを判定し、前記多角形の該一辺を定義する2つの
頂点の座標が前記線分を延長した直線によって分割され
た2つの領域に分かれて存在するかを判定することを、
前記多角形の各辺について順次実行する処理装置と、前
記処理装置が、前記多角形のいずれかの辺において前記
2つの判定の結果がいずれも真であるときに、前記線分
と前記多角形とが接続する旨を出力する出力装置と、を
備えることを特徴とする。
観点にかかる接続判定装置は、両端点の座標によって定
義される線分と各頂点の座標によって定義される多角形
とが接続するかどうかを判定する接続判定装置であっ
て、前記線分の両端点の座標が前記多角形の一辺を延長
した直線によって分割された2つの領域に分かれて存在
するかを判定し、前記多角形の該一辺を定義する2つの
頂点の座標が前記線分を延長した直線によって分割され
た2つの領域に分かれて存在するかを判定することを、
前記多角形の各辺について順次実行する処理装置と、前
記処理装置が、前記多角形のいずれかの辺において前記
2つの判定の結果がいずれも真であるときに、前記線分
と前記多角形とが接続する旨を出力する出力装置と、を
備えることを特徴とする。
【0016】この接続判定装置では、線分と多角形との
接続関係を判定することができる。
接続関係を判定することができる。
【0017】上記目的を達成するため、本発明の第4の
観点にかかる接続判定装置は、それぞれ各頂点の座標に
よって定義される第1の多角形と第2の多角形とが接続
するかどうかを判定する接続判定装置であって、前記第
1の多角形の一辺を定義する2つ頂点の座標が前記第2
の多角形の一辺を延長した直線によって分割された2つ
の領域に分かれて存在するかを判定し、前記第2の多角
形の該一辺を定義する2つの頂点の座標が前記第1の多
角形の該一辺を延長した直線によって分割された2つの
領域に分かれて存在するかを判定することを、前記第1
の多角形の各辺と前記第2の多角形の各辺との組み合わ
せについて順次実行する処理装置と、前記処理装置が、
前記第1の多角形の辺と前記第2の多角形の辺とのいず
れか少なくとも1つの組み合わせにおいて前記2つの判
定の結果がいずれも真であるときに、前記第1の多角形
と前記第2の多角形とが接続する旨を出力する出力装置
と、を備えることを特徴とする。
観点にかかる接続判定装置は、それぞれ各頂点の座標に
よって定義される第1の多角形と第2の多角形とが接続
するかどうかを判定する接続判定装置であって、前記第
1の多角形の一辺を定義する2つ頂点の座標が前記第2
の多角形の一辺を延長した直線によって分割された2つ
の領域に分かれて存在するかを判定し、前記第2の多角
形の該一辺を定義する2つの頂点の座標が前記第1の多
角形の該一辺を延長した直線によって分割された2つの
領域に分かれて存在するかを判定することを、前記第1
の多角形の各辺と前記第2の多角形の各辺との組み合わ
せについて順次実行する処理装置と、前記処理装置が、
前記第1の多角形の辺と前記第2の多角形の辺とのいず
れか少なくとも1つの組み合わせにおいて前記2つの判
定の結果がいずれも真であるときに、前記第1の多角形
と前記第2の多角形とが接続する旨を出力する出力装置
と、を備えることを特徴とする。
【0018】この接続判定装置では、多角形同士の接続
関係を判定することができる。
関係を判定することができる。
【0019】上記目的を達成するため、本発明の第5の
観点にかかる接続判定方法は、第1の線分の両端点の座
標を入力する第1の入力ステップと、第2の線分の両端
点の座標を入力する第2の入力ステップと、前記第1の
入力ステップで入力された前記第1の線分の両端点の座
標が、前記第2の線分を延長した直線によって分割され
た2つの領域に分かれて存在するかどうかを判定する第
1の判定ステップと、前記第2の入力ステップで入力さ
れた前記第2の線分の両端点の座標が、前記第1の線分
を延長した直線によって分割された2つの領域に分かれ
て存在するかどうかを判定する第2の判定ステップと
と、前記第1の判定ステップで、前記第1の線分の両端
点の座標が前記分割された2つの領域に分かれて存在す
ると判定し、かつ、前記第2の判定ステップで、前記第
2の線分の両端点の座標が前記分割された2つの領域に
分かれて存在すると判定したときに、前記第1の線分と
前記第2の線分とが接続する旨の結果を出力する出力ス
テップと、を含むことを特徴とする。
観点にかかる接続判定方法は、第1の線分の両端点の座
標を入力する第1の入力ステップと、第2の線分の両端
点の座標を入力する第2の入力ステップと、前記第1の
入力ステップで入力された前記第1の線分の両端点の座
標が、前記第2の線分を延長した直線によって分割され
た2つの領域に分かれて存在するかどうかを判定する第
1の判定ステップと、前記第2の入力ステップで入力さ
れた前記第2の線分の両端点の座標が、前記第1の線分
を延長した直線によって分割された2つの領域に分かれ
て存在するかどうかを判定する第2の判定ステップと
と、前記第1の判定ステップで、前記第1の線分の両端
点の座標が前記分割された2つの領域に分かれて存在す
ると判定し、かつ、前記第2の判定ステップで、前記第
2の線分の両端点の座標が前記分割された2つの領域に
分かれて存在すると判定したときに、前記第1の線分と
前記第2の線分とが接続する旨の結果を出力する出力ス
テップと、を含むことを特徴とする。
【0020】上記目的を達成するため、本発明の第6の
観点にかかるコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、
第1の線分の両端点の座標を入力する第1の入力ステッ
プと、第2の線分の両端点の座標を入力する第2の入力
ステップと、前記第1の入力ステップで入力された前記
第1の線分の両端点の座標が、前記第2の線分を延長し
た直線によって分割された2つの領域に分かれて存在す
るかどうかを判定する第1の判定ステップと、前記第2
の入力ステップで入力された前記第2の線分の両端点の
座標が、前記第1の線分を延長した直線によって分割さ
れた2つの領域に分かれて存在するかどうかを判定する
第2の判定ステップとと、前記第1の判定ステップで、
前記第1の線分の両端点の座標が前記分割された2つの
領域に分かれて存在すると判定し、かつ、前記第2の判
定ステップで、前記第2の線分の両端点の座標が前記分
割された2つの領域に分かれて存在すると判定したとき
に、前記第1の線分と前記第2の線分とが接続する旨の
結果を出力する出力ステップと、を実現するプログラム
を記憶することを特徴とする。
観点にかかるコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、
第1の線分の両端点の座標を入力する第1の入力ステッ
プと、第2の線分の両端点の座標を入力する第2の入力
ステップと、前記第1の入力ステップで入力された前記
第1の線分の両端点の座標が、前記第2の線分を延長し
た直線によって分割された2つの領域に分かれて存在す
るかどうかを判定する第1の判定ステップと、前記第2
の入力ステップで入力された前記第2の線分の両端点の
座標が、前記第1の線分を延長した直線によって分割さ
れた2つの領域に分かれて存在するかどうかを判定する
第2の判定ステップとと、前記第1の判定ステップで、
前記第1の線分の両端点の座標が前記分割された2つの
領域に分かれて存在すると判定し、かつ、前記第2の判
定ステップで、前記第2の線分の両端点の座標が前記分
割された2つの領域に分かれて存在すると判定したとき
に、前記第1の線分と前記第2の線分とが接続する旨の
結果を出力する出力ステップと、を実現するプログラム
を記憶することを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の実施の形態について説明する。この実施の形態で
は、例えば、LSIレイアウトデータにおいて、LSI
の同一の層内に存在する配線同士が接続するかどうかを
判定する場合などの、多角形同士の接続関係の判定につ
いて説明する。
明の実施の形態について説明する。この実施の形態で
は、例えば、LSIレイアウトデータにおいて、LSI
の同一の層内に存在する配線同士が接続するかどうかを
判定する場合などの、多角形同士の接続関係の判定につ
いて説明する。
【0022】図1は、この実施の形態の接続判定装置の
構成を示すブロック図である。図示するように、この接
続判定装置は、入力装置1と、多角形データ格納装置2
と、データ処理装置3と、出力装置4とから構成されて
いる。
構成を示すブロック図である。図示するように、この接
続判定装置は、入力装置1と、多角形データ格納装置2
と、データ処理装置3と、出力装置4とから構成されて
いる。
【0023】入力装置1は、キーボード、マウス或いは
ディジタイザなどによって構成され、XY平面上に存在
するある多角形(以下、被対象多角形という)に接続す
るかどうかを調査すべき多角形(以下、調査多角形とい
う)の各頂点の座標を入力する。入力装置1は、入力さ
れた調査多角形の各頂点の座標データを図2に示すよう
に記憶するバッファを有する。図2のバッファには、隣
接する頂点同士の座標(x座標及びy座標)は連続して
記憶されている。また、最後に記憶されている座標と最
初に記憶されている座標とがそれぞれ示す頂点同士も隣
接するものである。
ディジタイザなどによって構成され、XY平面上に存在
するある多角形(以下、被対象多角形という)に接続す
るかどうかを調査すべき多角形(以下、調査多角形とい
う)の各頂点の座標を入力する。入力装置1は、入力さ
れた調査多角形の各頂点の座標データを図2に示すよう
に記憶するバッファを有する。図2のバッファには、隣
接する頂点同士の座標(x座標及びy座標)は連続して
記憶されている。また、最後に記憶されている座標と最
初に記憶されている座標とがそれぞれ示す頂点同士も隣
接するものである。
【0024】多角形データ格納装置2は、半導体メモリ
或いは磁気メモリなどによって構成され、被対象多角形
の各頂点の座標データを、図3に示すフォーマットの多
角形データファイルとして記憶する。図3の多角形デー
タファイルでは、隣接する頂点同士の座標(x座標及び
y座標)は連続して記憶されている。また、最後に記憶
されている座標と最初に記憶されている座標とがそれぞ
れ示す頂点同士も隣接するものである。
或いは磁気メモリなどによって構成され、被対象多角形
の各頂点の座標データを、図3に示すフォーマットの多
角形データファイルとして記憶する。図3の多角形デー
タファイルでは、隣接する頂点同士の座標(x座標及び
y座標)は連続して記憶されている。また、最後に記憶
されている座標と最初に記憶されている座標とがそれぞ
れ示す頂点同士も隣接するものである。
【0025】データ処理装置3は、主としてCPU(中
央処理装置)、主記憶装置及び補助記憶装置によって構
成され、CPUが補助記憶装置から読み出され、主記憶
装置に格納されたプログラムを実行することで後述する
機能を実現し、調査多角形が被対象多角形に接続するか
どうかを判定する。出力装置4は、ディスプレイ装置或
いはプリンタなどによって構成され、データ処理装置3
の処理結果を出力する。
央処理装置)、主記憶装置及び補助記憶装置によって構
成され、CPUが補助記憶装置から読み出され、主記憶
装置に格納されたプログラムを実行することで後述する
機能を実現し、調査多角形が被対象多角形に接続するか
どうかを判定する。出力装置4は、ディスプレイ装置或
いはプリンタなどによって構成され、データ処理装置3
の処理結果を出力する。
【0026】図4は、図1のデータ処理装置3の機能を
示す機能ブロック図である。図示するように、データ処
理装置3は、多角形データ読み込み部31と、エッジデ
ータ生成部32と、調査多角形データ読み込み部33
と、接続判定部34と、エッジデータファイル3aとの
各機能から構成されている。
示す機能ブロック図である。図示するように、データ処
理装置3は、多角形データ読み込み部31と、エッジデ
ータ生成部32と、調査多角形データ読み込み部33
と、接続判定部34と、エッジデータファイル3aとの
各機能から構成されている。
【0027】多角形データ読み込み部31は、多角形デ
ータ格納装置2から多角形データファイルを読み出す。
エッジデータ生成部32は、後述するように多角形デー
タファイルからエッジデータを生成し、エッジデータフ
ァイル3aに格納する。調査多角形データ読み込み部3
3は、入力装置1のバッファに記憶された調査多角形の
各頂点の座標データを読み出す。接続判定部34は、エ
ッジデータファイル3aに格納されたエッジデータと調
査多角形データ読み込み部33が読み出した各頂点の座
標データに基づいて後述する処理を行い、調査多角形が
被対象多角形に接続するかどうかを判定する。
ータ格納装置2から多角形データファイルを読み出す。
エッジデータ生成部32は、後述するように多角形デー
タファイルからエッジデータを生成し、エッジデータフ
ァイル3aに格納する。調査多角形データ読み込み部3
3は、入力装置1のバッファに記憶された調査多角形の
各頂点の座標データを読み出す。接続判定部34は、エ
ッジデータファイル3aに格納されたエッジデータと調
査多角形データ読み込み部33が読み出した各頂点の座
標データに基づいて後述する処理を行い、調査多角形が
被対象多角形に接続するかどうかを判定する。
【0028】以下、この実施の形態の接続判定装置にお
ける動作について説明する。ここで、被対象多角形の各
頂点の座標は、多角形データファイルとして多角形デー
タ格納装置2に格納されているものとする。この状態
で、オペレータは入力装置1から調査多角形の各頂点の
座標を入力すると、データ処理装置3における処理が開
始される。
ける動作について説明する。ここで、被対象多角形の各
頂点の座標は、多角形データファイルとして多角形デー
タ格納装置2に格納されているものとする。この状態
で、オペレータは入力装置1から調査多角形の各頂点の
座標を入力すると、データ処理装置3における処理が開
始される。
【0029】データ処理装置3では、まず、多角形デー
タ読み込み部31が多角形データ格納装置2に格納され
ている多角形データファイルを読み出し、読み出した多
角形データファイルをエッジデータ生成部32に渡す。
そして、エッジデータ生成部32の処理に移る。
タ読み込み部31が多角形データ格納装置2に格納され
ている多角形データファイルを読み出し、読み出した多
角形データファイルをエッジデータ生成部32に渡す。
そして、エッジデータ生成部32の処理に移る。
【0030】エッジデータ生成部32では、多角形デー
タファイル中の隣接する頂点の座標に基づいて、数式2
に示す演算を行って、数式1で示す多角形の各辺を表す
式の係数a、b、cを求める。
タファイル中の隣接する頂点の座標に基づいて、数式2
に示す演算を行って、数式1で示す多角形の各辺を表す
式の係数a、b、cを求める。
【数1】aX+bY+c=0
【数2】a=Yk-1−Yk b=−Xk-1+Xk c=(Yk-1−Yk)×Xk-1−(Xk-1−Xk)×Yk-1 (kは、2からnまでの整数)
【0031】そして、エッジデータ生成部32は、図5
に示すように計算に用いられた辺の両端の頂点の座標、
及び算出した係数を対応づけてエッジデータファイル3
aに記憶する。
に示すように計算に用いられた辺の両端の頂点の座標、
及び算出した係数を対応づけてエッジデータファイル3
aに記憶する。
【0032】エッジデータファイル3aが生成される
と、調査多角形データ読み込み部33の処理に移り、入
力装置1のバッファに記憶されている調査多角形の各頂
点の座標データを読み出す。座標データの読み出しの終
了によって調査多角形データ読み込み部33の処理を終
了する。
と、調査多角形データ読み込み部33の処理に移り、入
力装置1のバッファに記憶されている調査多角形の各頂
点の座標データを読み出す。座標データの読み出しの終
了によって調査多角形データ読み込み部33の処理を終
了する。
【0033】次に、接続判定部34の処理に移り、入力
装置1から入力された各頂点の座標によって定義される
調査多角形が、多角形データ格納装置2に格納された多
角形データによって定義される被対象多角形に接続する
かどうかが判定される。以下、この処理について、図6
のフローチャートを参照して説明する。
装置1から入力された各頂点の座標によって定義される
調査多角形が、多角形データ格納装置2に格納された多
角形データによって定義される被対象多角形に接続する
かどうかが判定される。以下、この処理について、図6
のフローチャートを参照して説明する。
【0034】このフローチャートの処理が開始すると、
まず、変数kに値1が代入される(ステップS21)。
次に、変数XX1、YY1、XX2、YY2にそれぞ
れ、入力装置1から入力され、入力装置1内のバッファ
に格納された調査多角形の頂点の座標のうちxk、yk、
xk+1、yk+1の値が代入される。但し、ここで、
(xk,yk)が(xm,ym)である時は、XX2、YY
2にはそれぞれx1、y1の値が代入される(ステップS
22)。
まず、変数kに値1が代入される(ステップS21)。
次に、変数XX1、YY1、XX2、YY2にそれぞ
れ、入力装置1から入力され、入力装置1内のバッファ
に格納された調査多角形の頂点の座標のうちxk、yk、
xk+1、yk+1の値が代入される。但し、ここで、
(xk,yk)が(xm,ym)である時は、XX2、YY
2にはそれぞれx1、y1の値が代入される(ステップS
22)。
【0035】次に、変数lに値1が代入される(ステッ
プS23)。次に、変数A、B、Cにそれぞれ、エッジ
データファイル3aに格納されたエッジデータのうちa
l、bl、clの値が代入される(ステップS24)。
プS23)。次に、変数A、B、Cにそれぞれ、エッジ
データファイル3aに格納されたエッジデータのうちa
l、bl、clの値が代入される(ステップS24)。
【0036】そして、ステップS22及びS24で値が
代入された変数XX1、YY1、XX2、YY2及び
A、B、Cに従って、数式3に示す判定を行い、調査多
角形の一辺の両頂点である座標(xk、yk)と座標(x
k+1、yk+1)とが、被対象多角形の一辺を延長した直線
によって分割された2つの領域に分かれて存在するかど
うかを判定する(ステップS25)。
代入された変数XX1、YY1、XX2、YY2及び
A、B、Cに従って、数式3に示す判定を行い、調査多
角形の一辺の両頂点である座標(xk、yk)と座標(x
k+1、yk+1)とが、被対象多角形の一辺を延長した直線
によって分割された2つの領域に分かれて存在するかど
うかを判定する(ステップS25)。
【数3】(A×XX1+B×YY1+C)×(A×XX
2+B×YY2+C)≦0
2+B×YY2+C)≦0
【0037】ステップS25で数式3の関係が成り立た
ないと判定された場合には、後述するステップS29の
処理に進む。
ないと判定された場合には、後述するステップS29の
処理に進む。
【0038】ステップS25で数式3の関係が成り立つ
と判定された場合には、変数XX1、YY1、XX2、
YY2にそれぞれ、エッジデータファイル3aに格納さ
れたエッジデータのうち、Xl、Yl、Xl+1、Yl+1の値
が代入される。但し、ここで、(Xl,Yl)が(Xn,
Yn)である時は、XX2、YY2にはそれぞれX1、Y
1の値が代入される。さらに、変数A、B、Cにそれぞ
れ、(yk−yk+1)、(−xk+xk+1)、((yk−y
k+1)×xk−(xk−xk+1)×yk)の値が代入される
(ステップS26)。
と判定された場合には、変数XX1、YY1、XX2、
YY2にそれぞれ、エッジデータファイル3aに格納さ
れたエッジデータのうち、Xl、Yl、Xl+1、Yl+1の値
が代入される。但し、ここで、(Xl,Yl)が(Xn,
Yn)である時は、XX2、YY2にはそれぞれX1、Y
1の値が代入される。さらに、変数A、B、Cにそれぞ
れ、(yk−yk+1)、(−xk+xk+1)、((yk−y
k+1)×xk−(xk−xk+1)×yk)の値が代入される
(ステップS26)。
【0039】そして、ステップS26で値が代入された
変数XX1、YY1、XX2、YY2及びA、B、Cに
従って、数式4に示す判定を行い、被対象角形の一辺の
両頂点である座標(Xl,Yl)と座標(Xl+1,Yl+1)
とが、調査多角形の一辺を延長した直線によって分割さ
れた2つの領域に分かれて存在するかどうかを判定する
(ステップS27)。
変数XX1、YY1、XX2、YY2及びA、B、Cに
従って、数式4に示す判定を行い、被対象角形の一辺の
両頂点である座標(Xl,Yl)と座標(Xl+1,Yl+1)
とが、調査多角形の一辺を延長した直線によって分割さ
れた2つの領域に分かれて存在するかどうかを判定する
(ステップS27)。
【数4】(A×XX1+B×YY1+C)×(A×XX
2+B×YY2+C)≦0
2+B×YY2+C)≦0
【0040】ステップS27で数式4の関係が成り立つ
と判定された場合は、調査多角形は被対象多角形に接続
されるという判定結果を出力装置4に出力して(ステッ
プS28)、処理を終了する。
と判定された場合は、調査多角形は被対象多角形に接続
されるという判定結果を出力装置4に出力して(ステッ
プS28)、処理を終了する。
【0041】ステップS27で数式4の関係が成り立た
ないと判定された場合には、ステップS29の処理に進
む。ステップS29では、被対象多角形について次のエ
ッジデータがあるかどうかが判定される。
ないと判定された場合には、ステップS29の処理に進
む。ステップS29では、被対象多角形について次のエ
ッジデータがあるかどうかが判定される。
【0042】ステップS29で次のエッジデータがある
と判定されたときは、lの値が1だけインクリメントさ
れて(ステップS30)、ステップS24の処理に戻
る。すなわち、被対象多角形の次の辺についての処理に
進む。ステップS29で次のエッジデータがないと判定
されたときは、調査多角形についての次の頂点が入力装
置1内のバッファに格納されているかどうかが判定され
る(ステップS31)。
と判定されたときは、lの値が1だけインクリメントさ
れて(ステップS30)、ステップS24の処理に戻
る。すなわち、被対象多角形の次の辺についての処理に
進む。ステップS29で次のエッジデータがないと判定
されたときは、調査多角形についての次の頂点が入力装
置1内のバッファに格納されているかどうかが判定され
る(ステップS31)。
【0043】ステップS31で次の頂点があると判定さ
れたときは、kの値が1だけインクリメントされて(ス
テップS32)、ステップS22の処理に戻る。すなわ
ち、調査多角形の次の辺についての処理に進む。ステッ
プS31で次の頂点がないと判定されたときは、調査多
角形は被対象多角形に接続されないという判定結果を出
力装置4に出力して(ステップS33)、処理を終了す
る。
れたときは、kの値が1だけインクリメントされて(ス
テップS32)、ステップS22の処理に戻る。すなわ
ち、調査多角形の次の辺についての処理に進む。ステッ
プS31で次の頂点がないと判定されたときは、調査多
角形は被対象多角形に接続されないという判定結果を出
力装置4に出力して(ステップS33)、処理を終了す
る。
【0044】ステップS30またはS33で出力された
判定結果は、出力装置4から外部に出力されてオペレー
タに示される。
判定結果は、出力装置4から外部に出力されてオペレー
タに示される。
【0045】
【0046】
【0047】
【0048】
【0049】
【0050】
【0051】以上説明したように、この実施の形態の接
続判定装置では、調査多角形が被対象多角形に接続する
かどうかを判定するために、双方の多角形の各線分の交
点を求める必要がない。このため、調査多角形と被対象
多角形の接続関係の判定を高速に実行することができ
る。
続判定装置では、調査多角形が被対象多角形に接続する
かどうかを判定するために、双方の多角形の各線分の交
点を求める必要がない。このため、調査多角形と被対象
多角形の接続関係の判定を高速に実行することができ
る。
【0052】上記の実施の形態では、被対象多角形に関
してエッジデータを生成し、エッジデータファイル3a
に格納していた。これに対して、調査対象多角形に関し
てもエッジデータを作成してもよい。この場合の接続判
定装置の機能ブロック図を図9に示す。すなわち、被対
象多角形に関してエッジデータを生成するエッジデータ
生成部32の他に、調査対象多角形に関してエッジデー
タを生成するエッジデータ生成部35及び生成されたエ
ッジデータを格納するエッジデータファイル3bを設け
ればよい。もっとも、エッジデータ生成部32、35の
機能は同一の処理プログラムによって実現することがで
きる。また、この場合、接続判定部36は、図6のステ
ップS28の処理において、変数A、B、Cを演算によ
って求めるのではなく、エッジデータファイル3bから
読み出せばよい。
してエッジデータを生成し、エッジデータファイル3a
に格納していた。これに対して、調査対象多角形に関し
てもエッジデータを作成してもよい。この場合の接続判
定装置の機能ブロック図を図9に示す。すなわち、被対
象多角形に関してエッジデータを生成するエッジデータ
生成部32の他に、調査対象多角形に関してエッジデー
タを生成するエッジデータ生成部35及び生成されたエ
ッジデータを格納するエッジデータファイル3bを設け
ればよい。もっとも、エッジデータ生成部32、35の
機能は同一の処理プログラムによって実現することがで
きる。また、この場合、接続判定部36は、図6のステ
ップS28の処理において、変数A、B、Cを演算によ
って求めるのではなく、エッジデータファイル3bから
読み出せばよい。
【0053】上記の実施の形態では、被対象多角形に関
するデータ及び調査多角形は、頂点の座標によって与え
られていたが、各辺を表す直線の式によって与えられて
もよい。この場合、直線の交点を求めることによって頂
点の座標を算出してから、上記の方法によって調査多角
形が被対象多角形に接続するかどうかを判定すればよ
い。
するデータ及び調査多角形は、頂点の座標によって与え
られていたが、各辺を表す直線の式によって与えられて
もよい。この場合、直線の交点を求めることによって頂
点の座標を算出してから、上記の方法によって調査多角
形が被対象多角形に接続するかどうかを判定すればよ
い。
【0054】上記の実施の形態では、多角形同士の接続
関係を判定する場合について説明したが、線分が多角形
と接続するかどうかを判定する場合にも、本発明を適用
することができる。また、線分同士の接続関係を判定す
る場合にも、本発明を適用することができる。
関係を判定する場合について説明したが、線分が多角形
と接続するかどうかを判定する場合にも、本発明を適用
することができる。また、線分同士の接続関係を判定す
る場合にも、本発明を適用することができる。
【0055】上記の実施の形態では、データ処理装置3
のCPUが実行するプログラムは、データ処理装置3内
の補助記憶装置に予め記憶されていた。しかしながら、
このプログラムは、CD−ROMやフロッピーディスク
などの記録媒体に記憶した形で提供し、データ処理装置
3内の補助記憶装置にインストールしてもよい。また、
このような記録媒体に記憶されたプログラムを直接主記
憶装置に読み込ませて、CPUが実行してもよい。
のCPUが実行するプログラムは、データ処理装置3内
の補助記憶装置に予め記憶されていた。しかしながら、
このプログラムは、CD−ROMやフロッピーディスク
などの記録媒体に記憶した形で提供し、データ処理装置
3内の補助記憶装置にインストールしてもよい。また、
このような記録媒体に記憶されたプログラムを直接主記
憶装置に読み込ませて、CPUが実行してもよい。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
交点を求めることなく線分或いは多角形間での接続関係
の判定を行える。このため、線分或いは多角形間での接
続関係を高速に判定することができる。
交点を求めることなく線分或いは多角形間での接続関係
の判定を行える。このため、線分或いは多角形間での接
続関係を高速に判定することができる。
【図1】本発明の実施の形態にかかる接続判定装置の構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
【図2】図1の入力装置から入力され、バッファに格納
される調査多角形のデータのフォーマットである。
される調査多角形のデータのフォーマットである。
【図3】図1の多角形データ格納装置に格納される多角
形データのフォーマットである。
形データのフォーマットである。
【図4】図1のデータ処理装置の機能を示す機能ブロッ
ク図である。
ク図である。
【図5】図4のエッジデータファイルに格納されるエッ
ジデータのフォーマットである。
ジデータのフォーマットである。
【図6】図4の接続判定部における被対象多角形と調査
多角形とが接続するかどうかを判定する処理を示すフロ
ーチャートである。
多角形とが接続するかどうかを判定する処理を示すフロ
ーチャートである。
【図7】本発明の実施の形態の変形にかかる接続判定装
置の機能を示す機能ブロック図である。
置の機能を示す機能ブロック図である。
1 入力装置 2 多角形データ格納装置 3 データ処理装置 4 出力装置 31 多角形データ読み込み部 32 エッジデータ生成部 33 調査多角形データ読み込み部 34 接続判定部 35 エッジデータ生成部 36 接続判定部 3a エッジデータファイル 3b エッジデータファイル
Claims (9)
- 【請求項1】第1の線分の両端点の座標を入力する第1
の入力手段と、 第2の線分の両端点の座標を入力する第2の入力手段
と、 前記第1の入力手段から入力された前記第1の線分の両
端点の座標が、前記第2の線分を延長した直線によって
分割された2つの領域に分かれて存在するかどうかを判
定する第1の判定手段と、 前記第2の入力手段から入力された前記第2の線分の両
端点の座標が、前記第1の線分を延長した直線によって
分割された2つの領域に分かれて存在するかどうかを判
定する第2の判定手段と、 前記第1の判定手段が、前記第1の線分の両端点の座標
が前記分割された2つの領域に分かれて存在すると判定
し、かつ、前記第2の判定手段が、前記第2の線分の両
端点の座標が前記分割された2つの領域に分かれて存在
すると判定したときに、前記第1の線分と前記第2の線
分とが接続する旨の結果を出力する出力手段と、を備え
ることを特徴とする接続判定装置。 - 【請求項2】前記第2の線分は、多角形の一辺であり、 前記多角形の各辺について、前記第1、第2の判定手段
による判定を実行させる手段を備え、 前記出力手段は、前記多角形のいずれか少なくとも1つ
の辺について、前記第1の判定手段が、前記第1の線分
の両端点の座標が前記分割された2つの領域に分かれて
存在すると判定し、かつ、前記第2の判定手段が、前記
第2の線分の両端点の座標が前記分割された2つの領域
に分かれて存在すると判定したときに、前記第1の線分
と前記多角形とが接続する旨の結果を出力することを特
徴とする請求項1に記載の接続判定装置。 - 【請求項3】前記第1の線分は、第1の多角形の一辺で
あり、 前記第2の線分は、第2の多角形の一辺であり、 前記第1、第2の多角形の各辺の組み合わせについて、
前記第1、第2の判定手段による判定を実行させる手段
を備え、 前記出力手段は、前記第1の多角形の一辺と前記第2の
多角形の一辺のいずれかの組み合わせにおいて、前記第
1の判定手段が、前記第1の線分の両端点の座標が前記
分割された2つの領域に分かれて存在すると判定し、か
つ、前記第2の判定手段が、前記第2の線分の両端点の
座標が前記分割された2つの領域に分かれて存在すると
判定したときに、前記第1の多角形と前記第2の多角形
とが接続する旨の結果を出力することを特徴とする請求
項1または2に記載の接続判定装置。 - 【請求項4】前記第1の判定手段は、前記第2の線分を
延長した直線を表す式に前記第1の線分の両端点の一方
の座標を代入した結果と前記第2の線分を延長した直線
を表す式に前記第1の線分の両端点の他方の座標を代入
した結果との積が正でないときに、前記第1の線分の両
端点の座標が前記第2の線分を延長した直線によって分
割された2つの領域に分かれて存在すると判定し、 前記第2の判定手段は、前記第1の線分を延長した直線
を表す式に前記第2の線分の両端点の一方の座標を代入
した結果と前記第1の線分を延長した直線を表す式に前
記第1の線分の両端点の他方の座標を代入した結果との
積が正でないときに、前記第2の線分の両端点の座標が
前記第1の線分を延長した直線によって分割された2つ
の領域に分かれて存在すると判定することを特徴とする
請求項1乃至3のいずれか1項に記載の接続判定装置。 - 【請求項5】それぞれ両端点の座標によって定義される
第1の線分と第2の線分とが接続するかどうかを判定す
る接続判定装置であって、 前記第1の線分の両端点の座標が前記第2の線分を延長
した直線によって分割された2つの領域に分かれて存在
するかを判定し、前記第2の線分の両端点の座標が前記
第1の線分を延長した直線によって分割された2つの領
域に分かれて存在するかどうかを判定する処理装置と、 前記処理装置による前記2つの判定の結果がいずれも真
であるときに、前記第1の線分と前記第2の線分とが接
続する旨を出力する出力装置と、を備えることを特徴と
する接続判定装置。 - 【請求項6】両端点の座標によって定義される線分と各
頂点の座標によって定義される多角形とが接続するかど
うかを判定する接続判定装置であって、 前記線分の両端点の座標が前記多角形の一辺を延長した
直線によって分割された2つの領域に分かれて存在する
かを判定し、前記多角形の該一辺を定義する2つの頂点
の座標が前記線分を延長した直線によって分割された2
つの領域に分かれて存在するかを判定することを、前記
多角形の各辺について順次実行する処理装置と、 前記処理装置が、前記多角形のいずれかの辺において前
記2つの判定の結果がいずれも真であるときに、前記線
分と前記多角形とが接続する旨を出力する出力装置と、
を備えることを特徴とする接続判定装置。 - 【請求項7】それぞれ各頂点の座標によって定義される
第1の多角形と第2の多角形とが接続するかどうかを判
定する接続判定装置であって、 前記第1の多角形の一辺を定義する2つ頂点の座標が前
記第2の多角形の一辺を延長した直線によって分割され
た2つの領域に分かれて存在するかを判定し、前記第2
の多角形の該一辺を定義する2つの頂点の座標が前記第
1の多角形の該一辺を延長した直線によって分割された
2つの領域に分かれて存在するかを判定することを、前
記第1の多角形の各辺と前記第2の多角形の各辺との組
み合わせについて順次実行する処理装置と、 前記処理装置が、前記第1の多角形の辺と前記第2の多
角形の辺とのいずれか少なくとも1つの組み合わせにお
いて前記2つの判定の結果がいずれも真であるときに、
前記第1の多角形と前記第2の多角形とが接続する旨を
出力する出力装置と、を備えることを特徴とする接続判
定装置。 - 【請求項8】第1の線分の両端点の座標を入力する第1
の入力ステップと、 第2の線分の両端点の座標を入力する第2の入力ステッ
プと、 前記第1の入力ステップで入力された前記第1の線分の
両端点の座標が、前記第2の線分を延長した直線によっ
て分割された2つの領域に分かれて存在するかどうかを
判定する第1の判定ステップと、 前記第2の入力ステップで入力された前記第2の線分の
両端点の座標が、前記第1の線分を延長した直線によっ
て分割された2つの領域に分かれて存在するかどうかを
判定する第2の判定ステップとと、 前記第1の判定ステップで、前記第1の線分の両端点の
座標が前記分割された2つの領域に分かれて存在すると
判定し、かつ、前記第2の判定ステップで、前記第2の
線分の両端点の座標が前記分割された2つの領域に分か
れて存在すると判定したときに、前記第1の線分と前記
第2の線分とが接続する旨の結果を出力する出力ステッ
プと、を含むことを特徴とする接続判定方法。 - 【請求項9】第1の線分の両端点の座標を入力する第1
の入力ステップと、 第2の線分の両端点の座標を入力する第2の入力ステッ
プと、 前記第1の入力ステップで入力された前記第1の線分の
両端点の座標が、前記第2の線分を延長した直線によっ
て分割された2つの領域に分かれて存在するかどうかを
判定する第1の判定ステップと、 前記第2の入力ステップで入力された前記第2の線分の
両端点の座標が、前記第1の線分を延長した直線によっ
て分割された2つの領域に分かれて存在するかどうかを
判定する第2の判定ステップとと、 前記第1の判定ステップで、前記第1の線分の両端点の
座標が前記分割された2つの領域に分かれて存在すると
判定し、かつ、前記第2の判定ステップで、前記第2の
線分の両端点の座標が前記分割された2つの領域に分か
れて存在すると判定したときに、前記第1の線分と前記
第2の線分とが接続する旨の結果を出力する出力ステッ
プと、を実現するプログラムを記憶することを特徴とす
るコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09327688A JP3139431B2 (ja) | 1997-11-28 | 1997-11-28 | 接続判定装置、方法及び記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09327688A JP3139431B2 (ja) | 1997-11-28 | 1997-11-28 | 接続判定装置、方法及び記録媒体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11161806A JPH11161806A (ja) | 1999-06-18 |
JP3139431B2 true JP3139431B2 (ja) | 2001-02-26 |
Family
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JP09327688A Expired - Fee Related JP3139431B2 (ja) | 1997-11-28 | 1997-11-28 | 接続判定装置、方法及び記録媒体 |
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JP (1) | JP3139431B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101751665B (zh) * | 2008-12-15 | 2013-02-27 | 富士通株式会社 | 检测当前像素是否位于多边形中的方法和系统 |
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1997
- 1997-11-28 JP JP09327688A patent/JP3139431B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN101751665B (zh) * | 2008-12-15 | 2013-02-27 | 富士通株式会社 | 检测当前像素是否位于多边形中的方法和系统 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11161806A (ja) | 1999-06-18 |
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