JP3139374U - フレキシブル蓋付き包装容器 - Google Patents
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Abstract
【課題】容器全体として軽量化でき、材料費の節約となり、ヒンジ部を介して商品の上部をふんわりと覆うという展示効果が得られる包装容器の提供。
【解決手段】ブドウ、イチゴその他比較的柔らかい商品のプラスチック製包装容器において、容器本体と連接して一体成型された蓋部が成型時に深く膨らみ形に延伸加工されおよそ0.01mmから0.2mm程度の厚みとした極薄のフレキシブル性フィルム面としたフレキシブル蓋付き包装容器とした。
【選択図】図1
【解決手段】ブドウ、イチゴその他比較的柔らかい商品のプラスチック製包装容器において、容器本体と連接して一体成型された蓋部が成型時に深く膨らみ形に延伸加工されおよそ0.01mmから0.2mm程度の厚みとした極薄のフレキシブル性フィルム面としたフレキシブル蓋付き包装容器とした。
【選択図】図1
Description
本考案はブドウ、イチゴその他比較的柔らかい商品の包装に便利で、軽量且つ経済的であり、透明なフィルム面として包装された商品を透視できるフレキシブル蓋付き容器に関する。
従来例として果物や比較的柔らかな商品を包装するプラスチック製容器では、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリスチレンその他の熱可塑性プラスチックを用いて真空成型や圧空成型、真空圧空成形で、本体と蓋部とを連接して一体成型するのが通常である。この際一体成型のために容器と蓋部とが同一の厚みとされる。
特許公開2004−123189
特許公開平8−310550
登録実用新案第3037569号
従来から包装容器として、容器本体は商品の保持と保護のために比較的剛性があるように成型され、蓋部も同等の厚みと剛性をもつように成型されている。
しかし、蓋部に関しては容器本体と同等な剛性を必要としない場合もあり、むしろ商品の上部をふんわりと覆う程度のラッピング作用を有すること、平滑なフィルム面から内部を透視できて店頭での展示効果が上がる新規な形体が要望され、軽量で材料費も節約できる構成が望まれている。
本考案は上記のような要望を実現するため、容器本体と蓋部がヒンジ部を介して一体的にプラスチックにより成型される点では従来例と同一であるが、蓋部を柔軟でクッション性のある極薄フィルム面とした点に特徴を有する。
すなわち容器本体は商品の保持に必要な剛性を持つ厚さとするが、蓋部は容器本体の平面部面積よりも狭い面積部分を深く延伸加工して容器本体の上記面積よりも大きく且つ容器本体を覆うに十分な大きさの極薄なフレキシブル性フィルム面、例えば0.01mmから0.2mmの厚さとした。
その構成の詳細は下記の通りである。
本考案の第1は、ブドウ、イチゴその他比較的柔らかい商品の包装容器において、容器本体と連接して一体成型された蓋部が成型時に深く膨らみ形に延伸加工すると共に透明で極薄のフレキシブル性フィルム面とした。
極薄のフレキシブル性フィルム面の成型に当たっては、容器本体の平面部面積よりも狭い面積を真空成型または圧空成型により深く延伸加工することにより、面積が広く軽量で極薄のフィルム面となり、容器本体と比較して厚みが薄く、フレキシブル性でありクッション性のあるフィルム面となり、ヒンジ部から折返した時に、容器本体の上部をふんわりとした形で商品を覆うようになる。
またヒンジ部を介して折り返し可能な構成としては、ミシン目を形成したり、溝部を設けたり、厚みを薄くしたり、ジャバラ状にする等の構成が用いられる。
本考案の第2は、透明で極薄のフレキシブル性フィルム面がおよそ0.01mmから0.2mm程度の厚みとした。
本考案の第3は、透明で極薄のフレキシブル性フィルム面の端部に、容器本体の係合部と係止可能な係合部を設けた。成型時にフレキシブル性フィルム面の端部に、容器本体と係合できる程度の剛性を備えた係合部を一体成型することにより蓋部が容易に本体と係止できるようになった。係合部は一個に限定されることなく、複数個設けてもよい。又端縁部にフレームを形成することもできる。
本考案の第4は、容器本体の両側面に円弧形、山形、台形、多角形その他の盛り上がり部を設け、ヒンジ部を介して折返し商品を覆う透明で極薄のフレキシブル性フィルム面が、前記盛り上がり部に応じて商品を保護すると共に閉蓋し易くなった。
本考案の第5は、フレキシブル性フィルム面とした蓋部との連接部にミシン目その他弾力部を設けて柔軟な張力を与えるようにしたことにより、容器本体との接続が容易になった。
容器本体と蓋部とが真空成型または圧空成型により本体の平面部面積よりも狭い面積を深く広く延伸することにより、極薄の透明で且つフレキシブル性のよいフィルムの平滑面となっている。従って、容器全体として軽量化でき、材料費の節約となり、ヒンジ部を介して商品の上部をふんわりと覆うという展示効果が得られる。
又容器本体の両側面に円弧形、山形、台形、多角形その他の盛り上がり部を設けると極薄のフレキシブル性フィルム面が容器本体上で凹型に凹むことなくふんわりとした覆いが可能となる。
フレキシブル性フィルム面の端部に係合部を成型しておけば、閉蓋操作が容易である。フィルムの端縁にフレーム状の端縁部を設けるとさらに取扱いし易くなる。
ブドウ、イチゴその他比較的柔らかい商品の包装容器において、容器本体と一体成型された蓋部がミシン目、溝部等のヒンジ部を介して折返し可能にすると共に透明で極薄のフレキシブル性のよいフィルム面とした。
このフィルム面の端部を若干の剛性を有する端縁部とすることにより持ち易く、ヒンジ部を介して折返しも楽であり、本体との係止が容易となる。また別途粘着テープのような止定片を取り付けることもできる。
以下実施例として示した図面を参考に説明する。
図1において、1は容器本体、2はヒンジ部で、ミシン目、溝その他により折り返し可能となっている。3は極薄のフレキシブル性フィルム面である。
容器本体と蓋部とは、熱可塑性のプラスチックにより、真空成型または圧空成型により一体成型で構成される。
容器本体では商品を内装するにふさわしい剛性を有するよう、例えば0.1mmから0.8mmの厚さで成型されている。蓋部については、容器本体の平面部面積よりも狭い面積部分が深く膨らみ形に延伸加工され、極薄のフィルム、例えば0.01mmから0.2mmの厚みに成型されている。
4は本体の係合部で、蓋部3の係合部5と弾性的に係合できるようになっている。
なお、この係合部4は、図示した形態に限定されず、ボタン式で嵌合して係止できるものであっても良く、1個に限らず複数設けることも出来る。
6は端縁部で、フレキシブル性フィルムの端縁でフレキシブルでない部分、例えばフレーム形式の厚みとした。
図2は側面断面図で、容器本体1からヒンジ部を介して蓋部3が一体成型されている。蓋部3は下方へ膨らみU字形に延伸加工されている。容器本体1の上方には、両側面が盛り上がった円弧形の壁面7が形成されている。
壁面7の上方で一点鎖線により示したのは、蓋部3が本体上部を覆っている状態の説明図である。
壁面7の上方で一点鎖線により示したのは、蓋部3が本体上部を覆っている状態の説明図である。
図3は蓋部3を水平状に引き伸ばした状態を示す平面図であり、成型前容器本体の平面部面積よりも面積の狭かった部分が深く延伸加工されることにより、大きな極薄フィルムの蓋部になっている。閉蓋時、蓋部は商品の上を円弧状に覆うので商品の拡大透視効果もある。
10は弾力部で、容器本体と蓋部との連接部にミシン目、ジャバラその他を設けて柔軟な張力を与えるようにした
図4は容器本体1の側面図で、両側面が盛り上がった円弧形の壁面とした例を示している。円弧形に限らず、山形、台形、多角形その他の盛り上がり部とすることもできる。
図5(イ)は容器本体1側の係合部4で、(ロ)は蓋部3の係合部5の一例を拡大して示した説明図である。図6で示すように本体側の係合部4の中央孔部8に蓋部3の切込部9が貫入するようになっている。
図7は本考案の別実施例である。蓋部3は同様に一点鎖線が示すように延伸加工された極薄のフィルム面となっている。
図示していないが、フレキシブル性フィルム面の端縁にフレキシブルでない端縁部を設けてフレームとして持ちやすく、容器本体と係合し易くしている。また別途止定部を取付けることもできる。
一体成型される容器本体と蓋部で、蓋部の厚みを真空成型または圧空成型時に容器本体の平面部面積よりも狭い面積を延伸加工して広い蓋部を形成しているので、透明で極薄のフレキシブル性フィルム面となっている。したがって、蓋部の材料費の軽減となり、商品を覆う蓋部から内装の商品が透視でき、展示効果も上昇している。
ブドウ、イチゴその他比較的柔らかい商品の包装容器として利用され、便利で使用勝手のよいプラスチック製品として付加価値の高い容器となり、産業上の利用価値が高まった。
ブドウ、イチゴその他比較的柔らかい商品の包装容器として利用され、便利で使用勝手のよいプラスチック製品として付加価値の高い容器となり、産業上の利用価値が高まった。
1:容器本体
2:ヒンジ部
3:蓋部
4:係合部
5:係合部
6:端縁部
7:壁面
8:中央孔部
9:切込部
10:弾力部
2:ヒンジ部
3:蓋部
4:係合部
5:係合部
6:端縁部
7:壁面
8:中央孔部
9:切込部
10:弾力部
Claims (5)
- ブドウ、イチゴその他比較的柔らかい商品の包装容器において、容器本体と連接して一体成型された蓋部が成型時に深く膨らみ形に延伸加工された極薄のフレキシブル性フィルム面としたことを特徴とするフレキシブル蓋付き包装容器。
- 透明で極薄のフレキシブル性フィルム面とした蓋部がおよそ0.01mmから0.2mm程度の厚みである請求項1記載のフレキシブル蓋付き包装容器。
- 透明で極薄のフレキシブル性フィルム面とした蓋部の端部に、容器本体の係合部と係止可能な係合部を一個又は複数個設けてなる請求項1又は2に記載のフレキシブル蓋付き包装容器。
- 容器本体の両側面に円弧形、山形、台形、多角形その他の盛り上がり部を設け、ヒンジ部を介して折返し商品を覆う透明で極薄のフレキシブル性フィルム面とした蓋部が、前記盛り上がり部に沿って閉蓋し易くした請求項1から3の内のいずれかに記載のフレキシブル蓋付き包装容器。
- 容器本体とフレキシブル性フィルム面とした蓋部との連接部にミシン目その他弾力部を設けて柔軟な張力を与えるようにした請求項1から4の内のいずれかに記載のフレキシブル蓋付き包装容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007009202U JP3139374U (ja) | 2007-11-29 | 2007-11-29 | フレキシブル蓋付き包装容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007009202U JP3139374U (ja) | 2007-11-29 | 2007-11-29 | フレキシブル蓋付き包装容器 |
Publications (1)
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JP3139374U true JP3139374U (ja) | 2008-02-14 |
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Family Applications (1)
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JP2007009202U Expired - Fee Related JP3139374U (ja) | 2007-11-29 | 2007-11-29 | フレキシブル蓋付き包装容器 |
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JP (1) | JP3139374U (ja) |
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2007
- 2007-11-29 JP JP2007009202U patent/JP3139374U/ja not_active Expired - Fee Related
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