JP3139087B2 - 音響エコーキャンセラ - Google Patents

音響エコーキャンセラ

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JP3139087B2 JP03301658A JP30165891A JP3139087B2 JP 3139087 B2 JP3139087 B2 JP 3139087B2 JP 03301658 A JP03301658 A JP 03301658A JP 30165891 A JP30165891 A JP 30165891A JP 3139087 B2 JP3139087 B2 JP 3139087B2
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博基 古川
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  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、拡声電話機等のスピー
カとマイクロホンの音響結合によるハウリングやエコー
を抑圧する音響エコーキャンセラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、適応フィルタにより音響エコーキ
ャンセラを構成し、スピーカとマイクロホンの音響結合
を抑圧し、同時通話が行える拡声電話が開発されつつあ
る。
【0003】適応フィルタはディジタル信号処理により
実現されているため、通常ディジタル信号処理プロセッ
サ(以下、DSPと呼ぶ)により実現されている。とこ
ろが、DSPの演算処理能力に限界があるため、適応フ
ィルタ係数の更新を1サンプル内に全て行わず、一部の
係数のみ更新する方法がとられている(日本音響学会講
演論文集 平成2年3月 2−6−1)。
【0004】以下、上述の文献中の音響エコーキャンセ
ラの部分を例にとり、図面を参照しながら説明する。図
5は従来の音響エコーキャンセラの構成を示すものであ
る。図5において、1は現在の受信信号から過去128
サンプル個(8kHzサンプルで16msecのエコー打
ち消し時間)の受信信号を格納する第1のレジスタとし
てのXレジスタ、2はXレジスタ1に対応し、128個
のデータからなるインパルス応答推定値を格納する第2
のレジスタとしてのHレジスタでインパルス応答の前半
を第1のHブロック21、後半を第2のHブロック22
に格納している。3はエコーレプリカを合成するため、
1サンプルごとにXレジスタ1とHレジスタ2の128
個のデータの畳み込み演算を行う積和手段、4は送信入
力から積和手段3で算出されたエコーレプリカを差し引
くことによりエコーを消去する減算手段、7はサンプル
ごとに更新するべき第1もしくは第2のHブロックを交
互に選択するトグルスイッチ、6は1サンプルにトグル
スイッチ7で選択されたブロックのインパルス応答の更
新を行い、2サンプルでHレジスタ2内の全インパルス
応答値を更新する係数更新手段である。
【0005】以上のように構成された音響エコーキャン
セラについて、以下その動作について説明する。
【0006】積和手段3においてエコーレプリカyhj
を合成するため、Xレジスタ1の信号系列とHレジスタ
2のインパルス応答列の畳み込みを(数1)に従い行
う。jは時刻を表している。
【0007】
【数1】
【0008】ここでhijはHレジスタ2のインパルス
応答信号、xj-iはXレジスタ1の信号系列を示してい
る。
【0009】減算手段4において送信入力信号yjから
(数1)に示すエコーレプリカyhjを差し引き、残留
エコーejが出力される。トグルスイッチ7で第1のH
ブロック21が選択されている場合、係数更新手段6は
Hレジスタ2の前半の64個のインパルス応答の推定値
(h0j,h1j,‥‥,h63j)を(数2)に従っ
て更新する。
【0010】
【数2】
【0011】次のサンプルでは、トグルスイッチ7は第
2のHブロック22を選択するので、前回のサンプルと
同様、送信入力yj+1からエコーレプリカyhj+1
を差し引いた残留エコーej+1を用いて係数更新手段
6は(数3)に従いHレジスタの後半の64個のインパ
ルス応答の推定値(h64j+1,h65j+1,‥
‥,h127j+1)を更新する。
【0012】
【数3】
【0013】このように2サンプルでHレジスタ2の全
データを更新するようにすれば、1サンプル中に全ての
Hレジスタ2を更新するのに比較して、1サンプル当た
りのHレジスタ2の更新に要する演算がおおよそ1/2
になり、1個のDSPで実現できる音響エコーキャンセ
ラのタップ数が大きくとれる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、Hレジ
スタ2を第1のHブロック21と第2のHブロック22
に分割し、Hレジスタ2の更新を前半,後半に分けてサ
ンプルごとに交互に行うことにより、Hレジスタ2の係
数が最適な値に近づく速度(以下、収束速度)が1/2
になってしまう。つまり、HレジスタをM個に分割し、
MサンプルでHレジスタの全データが更新されるように
すると、収束速度が1/Mになり、収束が遅くなってし
まう。
【0015】本発明は上記課題に留意しHレジスタを複
数個に分割し更新しサンプル当たりの処理量を低減する
とともに、収束速度の劣化を小さく抑えることのできる
音響エコーキャンセラを提供するものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】現在の受信信号から過去
Nサンプル個(Nは2以上の整数)の受信信号を格納す
る第1のレジスタと、この第1のレジスタに対応し、N
個のデータからなるインパルス応答推定値を格納する第
2のレジスタと、エコーレプリカを合成するため、1サ
ンプルごとに第1のレジスタと第2のレジスタのN個の
データの畳み込み演算を行う積和手段と、送信入力から
積和手段で算出されたエコーレプリカを差し引くことに
よりエコーを消去する減算手段と、第2のレジスタに格
納されているインパルス応答の推定値列をM個(Mは1
<M<Nなる整数)のブロック(第1のHブロック,第
2のHブロック,‥‥,第MのHブロック)に分割し、
M個ブロックの更新の優先順位を第1のHブロックが最
も優先順位が高く、第2,第3,‥‥,第Mになるに従
って優先順位が低くなっている制御手段と、制御手段で
設定された更新の比率に従って、1サンプルごとに何れ
かの1個のブロックのインパルス応答の更新を行う係数
更新手段とから構成されている。
【0017】
【作用】積和手段において第1のレジスタのNサンプル
個の電話機などの受信信号と第2のレジスタのN個のイ
ンパルス応答推定値の積和演算をおこない、電話機など
から、別途送信したい送信入力信号に含まれるエコーの
レプリカが合成される。減算手段でこの送信入力信号か
らエコーレプリカを差し引くことによりエコーが消去さ
れる。実際のエコー経路のインパルス応答と第2のレジ
スタのインパルス応答推定値とがほぼ等しければ十分エ
コーは打ち消されるが、実際のエコー経路のインパルス
応答と第2のレジスタのインパルス応答推定値との間の
差が大きい場合は以下のようにして第2のレジスタのイ
ンパルス応答の推定値を更新する。第2のレジスタをM
個のブロックに分割し(第1のHブロック,第2のHブ
ロック,‥‥,第MのHブロック)、1サンプルに何れ
か1個のブロックのインパルス応答の推定値を各ブロッ
クの更新の比率に従って更新する。1サンプルに1個の
ブロックのインパルス応答の推定値しか更新しないので
従来の技術と同様にサンプル当たりの演算量を少なく
し、DSP1個で実現できる音響エコーキャンセラのタ
ップ数を大きくできる。各ブロックの更新の優先順位
は、音響エコー経路のインパルス応答が、直接音,1回
反射音,多重反射音の順にエネルギーが小さくなること
から、第1のHブロックが最も優先順位が高く、第2,
第3,‥‥,第Mになるに従って更新の比率が低くなる
ように制御手段により制御される。制御手段で決められ
た更新の比率に従って、係数更新手段は1サンプルごと
に何れかの1個のブロックのインパルス応答の更新を行
う。このように、実際のインパルス応答のエネルギーの
多いところは頻繁に、少ないところは多いところに比較
して更新頻度を少なくする事により、第2のレジスタの
インパルス応答の推定値が、実際のインパルス応答に素
早く近づくことになり、収束速度を早くしエコーを素早
く打ち消せるようになる。
【0018】
【実施例】以下本発明の第1の実施例の音響エコーキャ
ンセラについて、図面を参照しながら説明する。図1は
本発明の一実施例における構成を示すものである。構成
要素として1は現在の受信信号から過去320サンプル
個(8kHzサンプルで40msecのエコー打ち消し時
間)の受信信号を格納する第1のレジスタとしてのXレ
ジスタ、2はXレジスタ1に対応し、320個のデータ
からなるインパルス応答推定値を格納する第2のレジス
タとしてのHレジスタでインパルス応答の前半を第1の
Hブロック21、後半を第2のHブロック22に格納し
ている。3はエコーレプリカを合成するため、1サンプ
ルごとにXレジスタ1とHレジスタ2の320個のデー
タの畳み込み演算を行う積和手段、4は送信入力から積
和手段3で算出されたエコーレプリカを差し引くことに
よりエコーを消去する減算手段でこれらは従来例と同様
の働きをするものである。5は第1のHブロック21の
係数更新の優先順位を“2”、第2のブロック22を
“1”とし、3サンプル中2回を第1のHブロック21
を選択し、1回を第2のHレジスタ22を選択するよう
制御する制御手段、6は制御手段5で設定されたブロッ
クのインパルス応答の更新を行う係数更新手段である。
【0019】以上のように構成された音響エコーキャン
セラについて、以下その構成要素の相互の関連動作につ
いて説明する。エコーレプリカyhjを合成するため、
積和手段3において、Xレジスタ1の信号系列とHレジ
スタ2のインパルス応答列の畳み込みを(数4)に従い
行う。jは時刻を表している。
【0020】
【数4】
【0021】ここで、hijはHレジスタ2のインパル
ス応答信号、xj-iはXレジスタ1の信号系列を示して
いる。
【0022】減算手段4において送信入力信号yjから
エコーレプリカyhjを差し引き、残留エコーejが出
力される。
【0023】制御手段5は、通常、一定期間当たりの音
響エコー経路のインパルス応答のエネルギーが指数関数
的に減衰することから、3サンプル中第1のHブロック
21の更新を2回、第2のHブロック22の更新を1回
行うよう係数更新手段6を制御する。係数更新手段6
は、第1のHブロック21のインパルス応答の推定値
(h0j,h1j,‥‥,h159j)を(数5)に従
って更新する。
【0024】
【数5】
【0025】また、第2のHブロック22のインパルス
応答の推定値(h160j,h161j,‥‥,h31
9j)を(数6)に従って更新する。
【0026】
【数6】
【0027】制御手段5は、第1のHブロック21のイ
ンパルス応答の推定値の更新を2回行い、第2のHブロ
ック22のインパルス応答の推定値の更新を1回行うル
ープを繰り返すように制御する。
【0028】図2に音響エコーキャンセラのエコー打ち
消し量(ERLE)の変化を示す。横軸は時刻、縦軸は
(数7)に示すエコー打ち消し量(ERLE)である。
【0029】
【数7】
【0030】時刻t=0でHレジスタ2のデータは全て
零になっており、時間が経過するに従い、Hレジスタ2
のインパルス応答の推定値が実際のインパルス応答に近
づきエコーが打ち消されていく。入力信号は白色ノイ
ズ、従来例,実施例ともに音響エコーキャンセラのタッ
プ数は320である。このグラフから、従来例に比較し
て、本実施例がより速くエコー経路のインパルス応答を
推定し、収束が速くなっているかが判る。
【0031】以上のように本実施例によれば、従来例と
同様、1サンプルでHレジスタのインパルス応答の推定
値の半分を更新することにより、1サンプル中に全ての
Hレジスタを更新するのに比較して、Hレジスタの更新
に要する演算がおおよそ1/2になり、1個のDSPで
実現できる音響エコーキャンセラのタップ数が大きくと
れる。さらに、直接音や初期反射音がある第1のHブロ
ックの更新を第2のHブロックの更新の2倍の頻度で行
うことにより、Hレジスタのインパルス応答の推定値
が、実際のインパルス応答に素早く近づくことになり、
収束速度を早くしエコーを素早く打ち消せるようにな
る。
【0032】なお、実施例ではHレジスタ2を第1のH
ブロック21と第2のHブロック22に2分割し、一定
期間当たりの音響エコー経路のインパルス応答のエネル
ギーが指数関数的に減衰することから、3サンプル中に
第1のHブロック21の更新を2回、第2のHブロック
22の更新を1回するように制御手段5で制御したが、
拡声電話機などのように、同一筐体にスピーカとマイク
ロホンが取り付けられ、設置環境によらず直接波のエネ
ルギーが非常に大きいような図3に示すようなエコー経
路のインパルス応答の場合は、予め代表的なインパルス
応答を測定し、分割した各Hブロックに対応するインパ
ルス応答の部分のエネルギーの平方根に対応して各Hブ
ロックの更新の比率を設定してやることにより、収束速
度を更に向上させることができる。エコー経路のインパ
ルス応答が図3の場合、Hレジスタを2分割し、第1の
Hレジスタの更新を4サンプル中3回、第2のHブロッ
クの更新を4サンプル中1回行うことにより、実施例の
ように第1のHレジスタの更新を3サンプル中2回、第
2のHブロックの更新を3サンプル中1回行った場合に
比較し、図4に示すようにエコー打ち消し量が短時間で
大きくなり、収束速度を向上させることができる。
【0033】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
の音響エコーキャンセラは、第2のレジスタとしてのH
レジスタをM個のブロックに分割し(第1のHブロッ
ク,第2のHブロック,‥‥,第MのHブロック)、1
サンプルに何れか1個のブロックのインパルス応答の推
定値を各ブロックの更新の比率に従って更新する。1サ
ンプルに1個のブロックのインパルス応答の推定値しか
更新しないので従来の技術と同様にサンプル当たりの演
算量を少なくし、DSP1個で実現できる音響エコーキ
ャンセラのタップ数を大きくできる。各ブロックの更新
の優先順位は、音響エコー経路のインパルス応答が、直
接音,1回反射音,多重反射音の順にエネルギーが小さ
くなることから、第1のHブロックが最も優先順位が高
く、第2,第3,‥‥,第Mになるに従って更新の比率
が低くなるように制御手段により制御される。制御手段
で決められた更新の比率に従って、係数更新手段は1サ
ンプルごとに何れかの1個のブロックのインパルス応答
の更新を行う。このように、実際のインパルス応答のエ
ネルギーの多いところは頻繁に、少ないところは多いと
ころに比較して更新頻度を少なくすることにより、Hレ
ジスタのインパルス応答の推定値が、実際のインパルス
応答に素早く近づくことになり、収束速度を早くエコー
を素早く打ち消せるようになる。
【0034】また、拡声電話機などのように、同一筐体
にスピーカとマイクロホンが取り付けられ、設置環境に
よらず直接波のエネルギーが非常に大きいようなエコー
経路のインパルス応答の場合は、予め代表的なインパル
ス応答を測定し、分割した各Hブロックに対応するイン
パルス応答の部分のエネルギーの平方根に対応して各H
ブロックの更新の比率を設定してやることにより、収束
速度を更に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の音響エコーキャンセラの構
成を表すブロック図
【図2】同実施例の音響エコーキャンセラのエコー打ち
消し量の変化を示すグラフ
【図3】同実施例の音響エコーキャンセラによる拡声電
話機の音響エコー経路のインパルス応答例を示す波形図
【図4】本発明の他の実施例による予め測定したインパ
ルス応答から更新の比率を決めた場合の音響エコーキャ
ンセラのエコー打ち消し量の変化を示すグラフ
【図5】従来の音響エコーキャンセラの構成を表すブロ
ック図
【符号の説明】
1 Xレジスタ(第1のレジスタ) 2 Hレジスタ(第2のレジスタ) 3 積和手段 4 減算手段 5 制御手段 6 係数更新手段 21 第1のHブロック 22 第2のHブロック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−44218(JP,A) 特開 平1−273437(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 3/20 - 3/23 H04B 7/015

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現在の受信信号から過去Nサンプル個
    (Nは2以上の整数)の受信信号を格納する第1のレジ
    スタと、前記第1のレジスタに対応し、N個のインパル
    ス応答推定値を格納する第2のレジスタと、エコーレプ
    リカを合成するため、1サンプルごとに前記第1のレジ
    スタと前記第2のレシスタのN個のデータの畳み込み演
    算を行う積和演算と、送信入力信号から前記積和手段で
    算出されたエコーレプリカを差し引くことによりエコー
    を消去する減算手段と、前記第2のレジスタに格納され
    ているインパルス応答の推定値列をM個(Mは1<M<
    Nなる整数)のブロック(第1のHブロック,第2のH
    ブロック,‥‥,第MのHブロック)に分割し、前記M
    個ブロックの更新回数の比率を前記第1のHブロックが
    最も高く、第2,第3,‥‥,第Mになるに従って更新
    回数の比率が低くなるよう制御する制御手段と、前記制
    御手段で制御された更新比に従って、1サンプルごとに
    何れかの1個のブロックのインパルス応答の更新を行う
    係数更新手段とを備えた音響エコーキャンセラ。
  2. 【請求項2】 現在の受信信号から過去Nサンプル個
    (Nは2以上の整数)の受信信号を格納する第1のレジ
    スタと、前記第1のレジスタに対応し、N個のインパル
    ス応答推定値を格納する第2のレジスタと、エコーレプ
    リカを合成するため、1サンプルごとに前記第1のレジ
    スタと前記第2のレシスタのN個のデータの畳み込み演
    算を行う積和演算と、送信入力信号から前記積和手段で
    算出されたエコーレプリカを差し引くことによりエコー
    を消去する減算手段と、前記第2のレジスタに格納され
    ているインパルス応答の推定値列をM個(Mは1<M<
    Nなる整数)のブロック(第1のHブロック,第2のH
    ブロック,‥‥,第MのHブロック)に分割し、予め測
    定した代表的インパルス応答を用いて、各ブロックに対
    応したインパルス応答のエネルギーの平方根に応じた割
    合で、第1,第2,‥‥第MのHブロックの更新回数の
    比率を設定する制御手段と、前記制御手段で制御された
    更新比に従って、1サンプルごとに何れかの1個のブロ
    ックのインパルス応答の更新を行う係数更新手段とを備
    えた音響エコーキャンセラ。
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