JP3138480U - 条材カッタ - Google Patents

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Abstract

【課題】条材切断時における両ハンドル間のストロークを小さくした条材カッタを提供する。
【解決手段】受け刃体2を有する第1ホルダ3と、この第1ホルダ3に対して枢支軸4を介して連結されていて受け刃体2と協働して条材Wを切断する押し切り刃体5を有する第2ホルダ6とが設けられた条材カッタであって、受け刃体2は条材Wを挿入可能な凹状の円弧刃2Aを有して第1ホルダ3に着脱自在に取り付けられ、押し切り刃体5は直刃5Aを有して第2ホルダ6に着脱自在に取り付けられ、第1ホルダ3には第1ハンドル7を取り付ける第1アーム部8が一体成形され、かつ水平面に載置するための載置台9が取り付けられており、第2ホルダ6には第2ハンドル10を作用点軸11を介して連結する第2アーム部12が一体成形され、第2ハンドル10は第1アーム部8に支点軸13を介して連結されている。
【選択図】図1

Description

本考案は、ワイヤ等の条材を切断するためのカッタに関するものである。
従来のワイヤ等の条材を切断するための条材カッタは、一方の切断刃体を有しかつ第1アームが一体成形された第1ホルダと、この第1ホルダに対して枢支軸を介して連結されていて、前記一方の切断刃体と協働して条材を切断する他方の切断刃体を有しかつ第2アームが一体成形された第2ホルダとが設けられ、前記第1ホルダには第1ハンドルを取り付ける第1アーム部が一体成形され、かつ水平面に載置するための載置台が取り付けられており、第2ホルダには第2ハンドルを作用点軸を介して連結する第2アーム部が一体成形され、前記第2ハンドルは第1アーム部に支点軸を介して連結されている(特許文献1)。
実公平07−042574号公報
特許文献1に記載された技術において、協働して条材を切断する両切断刃体の形状は条材を受ける凹状円弧形であり、条材を完全に切断するためには両切断刃体における凹状円弧形の刃の一番奥の部分同士が交差しなくてはならない。そのため、両切断刃体における凹状円弧形の刃の深さ分だけ両ハンドル間のストロークが非常に大きくなってしまう。
かかる問題に鑑み、本考案は、条材切断時における両ハンドル間のストロークを小さくした条材カッタを提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、本考案は、以下の技術的手段を採用した。
第1に、受け刃体2を有する第1ホルダ3と、この第1ホルダ3に対して枢支軸4を介して連結されていて前記受け刃体2と協働して条材Wを切断する押し切り刃体5を有する第2ホルダ6とが設けられた条材カッタであって、前記受け刃体2は条材Wを挿入可能な凹状の円弧刃2Aを有して第1ホルダ3に着脱自在に取り付けられ、前記押し切り刃体5は直刃5Aを有して第2ホルダ6に着脱自在に取り付けられ、前記第1ホルダ3には第1ハンドル7を取り付ける第1アーム部8が一体成形され、かつ水平面に載置するための載置台9が取り付けられており、第2ホルダ6には第2ハンドル10を作用点軸11を介して連結する第2アーム部12が一体成形され、前記第2ハンドル10は第1アーム部8に支点軸13を介して連結されていることを特徴とする。
なお、直刃5Aとは、直線状の刃のことをいう。
第2に、前記支点軸13の軸芯は受け刃体2の上部より高位置に設定され、前記第1アーム部8にストッパ受け部14が設けられ、第2ハンドル10に前記ストッパ受け部14に当接するストッパ当接部15が設けられており、前記第2ハンドル10を閉じてストッパ当接部15をストッパ受け部14に当接したときに作用点軸11の軸芯は支点軸13の軸芯より下方で受け刃体2の上部に略対応する高さに設定されていることを特徴とする。
第3に、前記枢支軸4と作用点軸11と支点軸13とが一直線上に並ぶ時の第2ハンドル10の水平面に対する角度αが45〜65度であり、前記受け刃体2と押し切り刃体5とが条材Wを切断し始める時の第2ハンドル10の水平面に対する角度βが90〜120度であることを特徴とする。
第4に、前記第1ホルダ3の最上部付近に第1切り欠き部16が形成され、この第1切り欠き部16の周方向端部で第2ホルダ6との対向面側に受け刃体2を嵌入して着脱自在に取り付ける円形の第1装着凹部17が形成され、第1切り欠き部16及び第1装着凹部17の周囲で第2ホルダ6との対向面側に、受け刃体2と押し切り刃体5とを最も開いた状態における押し切り刃体5の側面視よりも広い範囲にわたって第1ぬすみ凹部18が形成され、前記第2ホルダ6の最上部付近に第2切り欠き部19が形成され、この第2切り欠き部19の周方向端部で第1ホルダ3との対向面側に押し切り刃体5を嵌入して着脱自在に取り付ける円形の第2装着凹部20が形成され、第2切り欠き部19及び第2装着凹部20の周囲で第1ホルダ3との対向面側に、受け刃体2と押し切り刃体5とを最も開いた状態における受け刃体2の側面視よりも広い範囲にわたって第2ぬすみ凹部21が形成されていることを特徴とする。
これにより、両切断刃体が凹状円弧形である場合に比べ、条材Wを切断する際の両ハンドル7、10間のストロークを、押し切り刃体5の直刃5A分だけ小さくすることができる。
また、第2ハンドル10を閉じてストッパ当接部15をストッパ受け部14に当接したときに作用点軸11の軸芯は支点軸13の軸芯より下方で受け刃体2の上部に略対応する高さに設定されているため、第2ハンドル10を把持する際にそれほど腰を屈めなくともよく、第2ハンドル10の操作性が向上している。
さらに、枢支軸4と作用点軸11と支点軸13とが一直線上に並ぶ時の第2ハンドル10の水平面に対する角度αが45〜65度であるため、条材Wの切断に対し最も力が倍加される時に最も力を入れやすくなるよう第2ハンドル10の自由端が、略腰の位置にくる。
そして、両切断刃体が凹状円弧形である場合に比べ、受け刃体2と押し切り刃体5とが条材Wを切断し始めるのが押し切り刃体5の直刃5A分だけはやくなり、条材W切断開始時の第2ハンドル10の水平面に対する角度βが90〜120度となっている。このため、条材Wを受け刃体2と押し切り刃体5との間に入れ実際に条材Wを切断し始めるまでに必要な両ハンドル7、10間のストロークを小さくすることができる。
なお、両切り欠き部16、19及び両装着凹部17、20の周囲で両ホルダ3、6の互いに対向する側に両ぬすみ凹部18、21が形成されているため、各刃体2、5を各ホルダ3、6から取り外すことが容易になる。さらに、細い線材を寄り合わせたような条材Wを切断する際に発生する細かい毳を逃がすことで、そのような条材Wの切断をよりスムースに行える。
本考案によると、 条材切断時における両ハンドル間のストロークを小さくすることができる。
以下、本考案の実施形態を、図面に基づき説明する。
図1〜9に示されるように、本考案に係る条材カッタ1は、ワイヤ等の条材Wを切断するためのカッタであり、受け刃体2を有している第1ホルダ3と、第1ホルダ3に対して枢支軸4を介して連結され押し切り刃体5を有している第2ホルダ6と、第1ホルダ3に対し一体成形された第1アーム部8と、第1アーム部8に取り付けられた第1ハンドル7と、第2ホルダ6に対し一体成形された第2アーム部12と、支点軸13にて第1アーム部8に枢支され作用点軸11を介して第2アーム部12に連結された第2ハンドル10と、第1ホルダ3に取り付けられた載置台9等を有している。
第1ホルダ3は、略円盤状であり、第1ホルダ3の最上部付近に第1切り欠き部16が形成され、この第1切り欠き部16の周方向端部で第2ホルダ6との対向面側に受け刃体2を嵌入して着脱自在に取り付ける円形の第1装着凹部17が形成されている。第1切り欠き部16は受け刃体2の刃先の前面に条材Wを入れる空間を確保しており、第1装着凹部17には刃先を周方向に向けた状態で受け刃体2が取り付けられている。
また、図2に示すように、第1切り欠き部16及び第1装着凹部17の周囲で第2ホルダ6との対向面側に、受け刃体2と押し切り刃体5とを最も開いた状態における押し切り刃体5の側面視よりも広い範囲にわたって深さ(枢支軸4方向)0.1〜1.0mm、好ましくは0.1〜0.2mmの窪みである第1ぬすみ凹部18が形成されている。
前記受け刃体2は、図9に示すように、外側面形状が略三日月状で、その凹状の円弧刃2Aは、半円弧部分2A1とその両端の平行な直線部分2A2からなり、この凹状の円弧刃2Aにワイヤ等の条材Wを挿入した状態で切断を行う。また、受け刃体2には押し切り刃体5との対向面側からその反対底面側にかけて傾斜する第1逃がし面2Bが形成され、受け刃体2は第1ホルダ3にネジによって固定されている。
第2ホルダ6は、略円盤状であり、第2ホルダ6の最上部付近に第2切り欠き部19が形成され、この第2切り欠き部19の周方向端部で第1ホルダ3との対向面側に押し切り刃体5を嵌入して着脱自在に取り付ける円形の第2装着凹部20が形成されている。第2切り欠き部19は押し切り刃体5の刃先の前面に条材Wを入れる空間を確保しており、第2装着凹部20には刃先を周方向に向けた状態で押し切り刃体5が取り付けられている。
また、図2に示すように、第2切り欠き部19及び第2装着凹部20の周囲で第1ホルダ3との対向面側に、受け刃体2と押し切り刃体5とを最も開いた状態における受け刃体2の側面視よりも広い範囲にわたって深さ(枢支軸4方向)0.1〜1.0mm、好ましくは0.1〜0.2mmの窪みである第2ぬすみ凹部21が形成されている。
さらに、第2ホルダ6は、第1ホルダ3に対して枢支軸4を介して連結されており、第1ホルダ3に対し枢支軸4回りに第2ホルダ6が回転することによって、受け刃体2と押し切り刃体5とが協働して条材Wを切断する。
前記押し切り刃体5は、図7、8に示すように、外側面形状が一部欠けた略円形であり、その欠けた部分に直刃5Aを有している。また、押し切り刃体5の直刃5Aには受け刃体2との対向面側からその反対底面側にかけて傾斜する第2逃がし面5Bが形成され、押し切り刃体5は第2ホルダ6にネジによって固定されている。
枢支軸4は、第2ホルダ6を第1ホルダ3に対し回動自在に連結するものであり、ボルトにて形成されている。
第1アーム部8は、略三角形状であり、その三角形の頂点のうち低い位置にある頂点付近と略円盤状の第1ホルダ3の外周とが一体成形され、低い位置にある他の頂点付近に第1ハンドル7が取り付けられるとともに、水平面を持つストッパ受け部14が形成されている。また、高い位置にある頂点付近には第2ハンドル10が支点軸13によって枢支されている。
第1ハンドル7は、パイプで形成され、その一端は第1アーム部8に固定的に一体化されている。その他端は水平方向に扁平な平板状になっており、その平板状の部分に設置固定用ネジ等を通す孔22を有している。
第2アーム部12は、細長い平板状であり、その一端は略円盤状の第2ホルダ6の外周と一体成形され、その他端には作用点軸11が設けられている。
第2ハンドル10は、略三角形状の枢支部材10Aにパイプ部10Bを連結して形成され、枢支部材10Aは支点軸13によって第2アーム部12に揺動自在に枢支され、パイプ部10Bはその後端にグリップ23を有する。枢支部材10Aは、支点軸13から径方向に長く形成されていて作用点軸11を摺動自在にはめ込めるガイド溝24と、ストッパ受け部14に当接する下向き突起状のストッパ当接部15とを有している。
支点軸13は、第2ハンドル10を第1アーム部8に対し揺動自在に連結させるものであり、ボルトにて形成されている。
作用点軸11は、第2アーム部12を第2ハンドル10に連結させるものであり、第2アーム部12の一端に設けた軸にガイド環25を嵌合して形成されており、ガイド溝24内をその長手方向に沿って摺動する。なお、作用点軸11は枢支軸4を中心とした円運動を行うが、第2ハンドル10に対する作用点軸11の動きは、ガイド溝24によって支点軸13の径方向の直線運動に規制されている。したがって、ガイド溝24内における作用点軸11の位置は、第2ハンドル10の水平面に対する角度によって一意に決定される。
載置台9は、細長い矩形の平板の両端を下方に折曲げた台形状であり、第1ホルダ3の下側にネジによって固定されている。
本考案に係る条材カッタ1において、図1に示すように、支点軸13の軸芯は、受け刃体2の上部より高位置に設定され、受け刃体2の上部から支点軸13の軸芯までの高さhは略20mmである。また、作用点軸11の軸芯は、第2ハンドル10を閉じてストッパ当接部15をストッパ受け部14に当接したときに支点軸13より下方で、受け刃体2の上部に略対応する高さに設定されている。そのため、切断しようとする条材Wよりも高い位置に第2ハンドル10があり、作業開始時にはそれほど腰を屈めなくとも第2ハンドル10のグリップ23を把持することができる。また、連続して切断作業をする場合などには、第2ハンドル10をそれほど下方まで揺動させなくとも条材Wの切断が完了するため、次の切断作業に移行しやすい。
また、本考案に係る条材カッタ1は、2つの倍力機構を有しており、1つは、グリップ23を力点、支点軸13を支点、作用点軸11を作用点として持つ第2ハンドル10の揺動による倍力機構であり、もう1つは、作用点軸11を力点、枢支軸4を支点、押し切り刃体5と条材Wとの接触点を作用点として持つ第2アーム部12の揺動による倍力機構である。
特に、第2ハンドル10の揺動による倍力機構において、作用点軸11がガイド溝24内を摺動することによって作用点軸11と支点軸13とが近接離反するため、第2ハンドル10の揺動による倍力機構の作用点軸11と支点軸13との間の距離d(図3に示す)が変わり、そのリンク比が変化する。また、枢支軸4と作用点軸11と支点軸13とが一直線上に並ぶ時に距離dが一番短くなり、第2ハンドル10を下方に揺動する力が最も倍加される。
一方、条材Wの断面略円形の中心付近を切断する時に受け刃体2及び押し切り刃体5と条材Wとの接触領域が一番広くなり、条材Wを切断するために必要な力が最も大きくなる。そこで、両刃体2、5が条材Wの断面略円形の中心付近を切断する際に枢支軸4と作用点軸11と支点軸13とが一直線上に並び、その時の第2ハンドル10の水平面に対する角度α(図3に示す)は45〜65度であり、好ましくは50〜60度、さらに好ましくは略55度となるように設定されている。
このように設定されることで、条材Wの切断に対し最も力が必要な時に、第2ハンドル10を下方に揺動する力が最も倍加され、さらに最も力を入れやすくなるよう第2ハンドル10の自由端が略腰の位置にくる。
また、連続して切断作業を行う場合などには、受け刃体2と押し切り刃体5との間に条材Wを入れてから両刃体2、5が条材Wを切断し始めるまでに必要とされる両ハンドル7、10間のストロークが大きくなれば、作業効率が下がる。そして、受け刃体2と押し切り刃体5との間に条材Wを入れるには、まず受け刃体2と押し切り刃体5とをその条材Wの直径以上に開くことが必要となるが、両方の刃体が凹状円弧形の刃を持つ場合には、両方の刃体をその条材Wの直径以上に開いてから両切断刃体における凹状円弧形の刃の一番奥の部分同士が条材Wに接触するまで第2ハンドル10を揺動させなくてはならない。しかし、片方が直刃5Aを有しているものを用いる場合であれば、受け刃体2と押し切り刃体5とをその条材Wの直径以上に開いてから受け刃体2の凹状の円弧刃2Aの一番奥の部分及び押し切り刃体5の直刃5Aが条材Wに接触するまで第2ハンドル10を揺動させるだけでよく、押し切り刃体5の直刃5A分だけ条材Wに接触するために必要な両ハンドル7、10間のストロークを小さくすることができる。そこで、凹状の円弧刃2Aの半円弧部分2A1の直径と略同じ太さの条材Wを、受け刃体2と押し切り刃体5との間に入れるために必要な両刃体2、5の上部側先端間の間隙g(図2に示す)が略17mmとなるように設定されており、受け刃体2と押し切り刃体5とが条材Wを切断し始める時の第2ハンドル10の水平面に対する角度β(図3に示す)が90〜120度であり、好ましくは100〜110度であり、さらに好ましくは略105度となるように設定されている。
このように設定されることで、両方の刃体が凹状円弧形の刃を持つ場合に比べ、条材Wを受け刃体2と押し切り刃体5との間に入れ実際に条材Wを切断し始めるまでのストロークが小さくて済み、連続して切断する際の作業効率が向上する。なお、ワイヤ等の条材Wはその表面に凹凸があるため、実際に両刃体2、5が条材Wに接触し切断し始めるまでに必要なストロークは、条材Wの種類によって異なる。
また、条材Wを切断し始めるまでと同様に、両方の刃体が凹状円弧形の刃を持つ場合に比べ、条材Wの切断を完了するために必要な両ハンドル7、10間のストロークも、押し切り刃体5の直刃5A分だけ小さくすることができる。
さらに、凹状の円弧刃2Aを持つ受け刃体2を固定し直刃5Aを持つ押し切り刃体5を回動させ条材Wを切断するため、直刃5A側を固定し凹状の円弧刃2A側を回動させる場合と比べ、固定された凹状の円弧刃2Aに条材Wを据えることで確実に条材Wを保持し、より安定的に条材Wの切断を行える。
なお、載置台9が第1ホルダ3の下側に取り付けられており、さらに第1ハンドル7の水平方向に扁平した平板状の末端部に設けられた孔22を利用して安定板等を取り付けるなどによって、前後から条材カッタ1を支えることにより、条材Wの切断時に条材カッタ1が横転することなく、安定した切断作業ができる。
また、両ホルダ3、6の互いに対向する側に、受け刃体2と押し切り刃体5とを最も開いた状態における両刃体2、5の側面視よりも広い範囲にわたって深さ(枢支軸4方向)0.1〜1.0mmの窪みである両ぬすみ凹部18、21が形成され、受け刃体2と第2ホルダ6との間及び押し切り刃体5と第1ホルダ3との間に隙間ができるため、両部材間の摩擦抵抗が小さくなり、各刃体2、5を各ホルダ3、6から取り外すことが容易になる。なお、前記両ぬすみ凹部18、21を形成していても、各刃体2、5は各ホルダ3、6から枢支軸4方向に少し浮き出た状態になるため、両刃体2、5は互いに密着し、受け刃体2と押し切り刃体5との間に隙間はなく、条材Wの切断に支障はない。さらに、細い線材を寄り合わせたような条材Wを切断する際に発生する細かい毳を両ぬすみ凹部18、21から逃がすことができ、そのような条材Wの切断をよりスムースに行える。
本考案に係る条材カッタの実施形態の閉じ状態の要部側面図である。 条材カッタの開き状態の要部側面図である。 条材カッタの枢支軸と作用点軸と支点軸とが一直線上に並ぶ時の要部側面図である。 条材カッタの全体側面図である。 条材カッタの要部平面図である。 載置台の正面図である。 押し切り刃体の側面図である。 押し切り刃体の平面図である。 受け刃体の側面図である。
符号の説明
1 条材カッタ
2 受け刃体
3 第1ホルダ
4 枢支軸
5 押し切り刃体
6 第2ホルダ
7 第1ハンドル
8 第1アーム部
9 載置台
10 第2ハンドル
11 作用点軸
12 第2アーム部
13 支点軸
14 ストッパ受け部
15 ストッパ当接部
W 条材
d 作用点軸と支点軸との間の距離
g 両刃体の上部側先端間の間隙
h 受け刃体の上部から支点軸の軸芯までの高さ
α 枢支軸と作用点軸と支点軸とが一直線上に並ぶ時の第2ハンドルの水平面に対する角度
β 受け刃体と押し切り刃体とが条材を切断し始める時の第2ハンドルの水平面に対する角度

Claims (4)

  1. 受け刃体(2)を有する第1ホルダ(3)と、この第1ホルダ(3)に対して枢支軸(4)を介して連結されていて前記受け刃体(2)と協働して条材(W)を切断する押し切り刃体(5)を有する第2ホルダ(6)とが設けられた条材カッタであって、
    前記受け刃体(2)は条材(W)を挿入可能な凹状の円弧刃(2A)を有して第1ホルダ(3)に着脱自在に取り付けられ、前記押し切り刃体(5)は直刃(5A)を有して第2ホルダ(6)に着脱自在に取り付けられ、
    前記第1ホルダ(3)には第1ハンドル(7)を取り付ける第1アーム部(8)が一体成形され、かつ水平面に載置するための載置台(9)が取り付けられており、第2ホルダ(6)には第2ハンドル(10)を作用点軸(11)を介して連結する第2アーム部(12)が一体成形され、前記第2ハンドル(10)は第1アーム部(8)に支点軸(13)を介して連結されていることを特徴とする条材カッタ。
  2. 前記支点軸(13)の軸芯は受け刃体(2)の上部より高位置に設定され、前記第1アーム部(8)にストッパ受け部(14)が設けられ、第2ハンドル(10)に前記ストッパ受け部(14)に当接するストッパ当接部(15)が設けられており、
    前記第2ハンドル(10)を閉じてストッパ当接部(15)をストッパ受け部(14)に当接したときに作用点軸(11)の軸芯は支点軸(13)の軸芯より下方で受け刃体(2)の上部に略対応する高さに設定されていることを特徴とする請求項1に記載の条材カッタ。
  3. 前記枢支軸(4)と作用点軸(11)と支点軸(13)とが一直線上に並ぶ時の第2ハンドル(10)の水平面に対する角度(α)が45〜65度であり、前記受け刃体(2)と押し切り刃体(5)とが条材(W)を切断し始める時の第2ハンドル(10)の水平面に対する角度(β)が90〜120度であることを特徴とする請求項1又は2に記載の条材カッタ。
  4. 前記第1ホルダ(3)の最上部付近に第1切り欠き部(16)が形成され、この第1切り欠き部(16)の周方向端部で第2ホルダ(6)との対向面側に受け刃体(2)を嵌入して着脱自在に取り付ける円形の第1装着凹部(17)が形成され、第1切り欠き部(16)及び第1装着凹部(17)の周囲で第2ホルダ(6)との対向面側に、受け刃体(2)と押し切り刃体(5)とを最も開いた状態における押し切り刃体(5)の側面視よりも広い範囲にわたって第1ぬすみ凹部(18)が形成され、
    前記第2ホルダ(6)の最上部付近に第2切り欠き部(19)が形成され、この第2切り欠き部(19)の周方向端部で第1ホルダ(3)との対向面側に押し切り刃体(5)を嵌入して着脱自在に取り付ける円形の第2装着凹部(20)が形成され、第2切り欠き部(19)及び第2装着凹部(20)の周囲で第1ホルダ(3)との対向面側に、受け刃体(2)と押し切り刃体(5)とを最も開いた状態における受け刃体(2)の側面視よりも広い範囲にわたって第2ぬすみ凹部(21)が形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の条材カッタ。
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