JP3138162U - 自転車用発電ハブ - Google Patents

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Abstract

【課題】自転車用ハブの軽量化を図れ、かつコイルの破断や腐食を抑えるようにする。
【解決手段】発電ハブのコイルの第1部分44bは、第1カバー部材64によりカバーされているとともに、第1部分44と端子部材50との接合部分が第1カバー部材64の端部も含めて第2カバー部材66によりカバーされている。第2カバー部材66は、熱収縮性及び絶縁性を有し、内周部が被覆部分に接着されている。
【選択図】図8

Description

本考案は、自転車に装着可能な自転車用発電ハブに関する。
自転車の発電ハブとして、クローポール形発電機を用いたものが知られている。従来のクローポール形発電機において、板状片を積層した複数組の第1及び第2積層ヨークでヨークを構成したものが知られている。積層ヨークで構成された従来のクローポール形発電機には、板状片が、C字状に形成されヨーク内周部とヨーク外周部とそれらを接続する胴部とを有しているもの(たとえば、特開2007−135358号公報)が知られている。
従来の発電ハブでは、内側コイルユニットを構成するコイルに低比重のアルミニウム線を用いている。このため、コイルの重量が軽くなり、発電ハブの軽量化を図ることができる。
従来の発電ハブでは、銅線に比べて伸びが小さいアルミニウム線をコイルに使用しているため、外力が作用して折れたり引っ張られたりすると破断しやすいという問題がある。また、アルミニウム製のコイルの一端を銅等のアルミニウムと異なる金属製の端子に鉛錫合金などを用いた半田付け等の接合方法により接合すると、空気との接触により異種金属間で電解腐食が生じるおそれがある。
本考案の課題は、自転車用発電ハブにおいて、ハブの軽量化を図れ、かつコイルの破断や腐食を抑えるようにすることにある。
考案1に係る自転車用発電ハブは、自転車に装着可能なハブであって、ハブ軸と、ハブシェルと、磁石と、内側固定ユニットと、端子部材と、第1カバー部材と、第2カバー部材と、を備えている。ハブシェルは、ハブ軸に相対回転自在に装着されるものである。磁石は、ハブシェルに連結されたものである。内側固定ユニットは、磁石の内周側に配置されたボビンとコイルとを有し、ハブ軸に装着されたものである。コイルは、ボビンに巻回されるコイル部分、並びにコイル部分の両側に配置される第1及び第2部分を有し、少なくとも第1部分がアルミニウム製のものである。端子部材は、コイルの第1部分に電気的に接合され、外部配線と電気的に接続可能な導電金属製の部材である。第1カバー材は、コイルの第1部分の外周部を覆う絶縁性及び熱収縮性を有する部材である。第2カバー部材は、端子部材とコイルの第1部分との接合部分を第1カバー部材の端部を含めて覆い、内周部が被覆部分に接着される絶縁性及び熱収縮性を有する部材である。
この発電ハブでは、自転車が走行してハブ軸とハブシェルとが相対回転すると、少なくとも第1部分がアルミニウム製のコイルと磁石とが相対回転して発電する。なお、ここでいうアルミニウム製とは、純アルミニウム製及びアルミニウム合金製を含むものである。発電された電力は、コイルの第1部分に接続された端子部材から外部配線を経て電気機器に供給される。このコイルの第1部分は、熱により収縮された絶縁性を有する第1カバー部材により、外周部が覆われている。また、コイルと端子部材との接合部分は、第1カバー部材の端部を含めて熱により収縮された絶縁性を有する第2カバー部材により覆われているとともに、第2カバー部材の内周部は被覆部分に接着されている。ここでは、コイルの少なくとも第1部分が銅より比重が小さいアルミニウム製であるため、コイルの重量が軽くなり、発電ハブの軽量化を図れるようになる。また、外部に露出して配置される端子部材とコイルの第1部分との接合部分とが第2カバー部材で覆われ、かつ被覆部分が第2カバー部材の内周部に接着されている。また、第1部分の外周部が第1カバー部材により覆われている。このため、端子部材側から液体などが浸入しても接合部分に入りにくくなるとともに空気との接触を防止することができ、接合剤や端子部材にコイルと異なる金属が用いられても接合部分の腐食を抑えることができる。しかも、第1カバー部材によりコイルの第1部分が覆われているので、被覆部分のコイルの剛性が高くなり、アルミニウム製のコイルを繰り返し曲げても破断が生じにくくなる。
考案2に係る自転車用発電ハブは、考案1に記載のハブにおいて、第2カバー部材の両端は、シリコン樹脂製の封止剤により封止されている。この場合には、絶縁性を有するシリコン樹脂製の封止剤により第2カバー部材の両端が覆われているので、被覆部分での収縮状態により収縮不良や接着不良などが生じても接合部分を確実に封止できる。
考案3に係る自転車用発電ハブは、考案1又は2に記載のハブにおいて、端子部材とコイルの第1部分とは半田付けされている。この場合には、例えば鉛錫合金の半田付けによりアルミニウム製のコイルを端子部材に接合しても、液体の浸入や空気との接触を防止できるので異種金属による電解腐食を防止できる。
考案4に係る自転車用発電ハブは、発明1から3のいずれかに記載のハブにおいて、コイルの第2部分が電気的に接合される耳部を有し、ハブ軸に装着されかつ電気的に接続されるワッシャ部材と、コイルの第2部分の外周部を覆う絶縁性及び熱収縮性を有する第3カバー部材と、ワッシャ部材の耳部とコイルの第2部分との接合部分を第3カバー部材の端部を含めて覆い、内周部が被覆部分に接着される絶縁性及び熱収縮性を有する筒状の第4カバー部材と、をさらに備える。この場合には、第2部分の接合部分も第3及び第4カバー部材により覆われているので、その部分での電解腐食を防止できるとともに、第2部分でもコイルの剛性を高くすることができ、破断が生じにくくなる。
本考案によれば、コイルの少なくとも第1部分が銅より比重が小さいアルミニウム製であるため、コイルの重量が軽くなり、発電ハブの軽量化を図れるようになる。また、外部に露出して配置される端子部材とコイルの第1部分との接合部分とが第2カバー部材で覆われ、かつ被覆部分が第2カバー部材の内周部に接着されている。また、第1部分の外周部が第1カバー部材により覆われている。このため、端子部材側から液体などが浸入しても接合部分に入りにくくなるとともに空気との接触を防止することができ、接合剤や端子部材にコイルと異なる金属が用いられても接合部分の腐食を抑えることができる。しかも、第1カバー部材によりコイルの第1部分が覆われているので、被覆部分のコイルの剛性が高くなり、アルミニウム製のコイルを繰り返し曲げても破断が生じにくくなる。
図1において、本考案の一実施形態を採用した自転車101は、フロントフォーク102aを有するフレーム102と、ハンドル104と、チェーンやペダル等から成る駆動部105と、スポーク99を有する前輪(車輪)106と、後輪107とを備えている。この自転車101の前輪106に発電ハブ10が組み込まれ、発電した電力が電源線13を介して光センサ付きの前照灯14に供給されている。
図2及び図3に示す発電ハブ10は、自転車の前輪106とともに、フロントフォーク102aの先端に装着されるものである。この発電ハブ10は、フロントフォーク102aに両端部が固定されたハブ軸15と、ハブ軸15の外周側に配置され1対の軸受16,17によってハブ軸15に回転自在に支持されたハブシェル18と、ハブ軸15とハブシェル18との間に配置された発電機構20と、発電機構20で発生した電力を外部のたとえば前照灯14などの電気機器に供給するためのコネクタ22とを備えている。コネクタ22には、前照灯14に接続された外部配線13が接続されている。ハブシェル18は、前輪106が26インチの車輪の場合、時速30kmで略240rpmの回転数で回転する。したがって、発電ハブ10は、自動車用の発電機等の通常の発電機よりも一桁低い回転数で回転する。
ハブ軸15の外周面には、図2及び図4に示すように、両端に形成された第1雄ねじ部15a,15bと、第1雄ねじ部15a,15bの間に形成され第1雄ねじ部15a,15bより大径の第2雄ねじ部15cが形成されている。また、発電機構20の装着部分から第1雄ねじ部15bの端部にかけて、ハブ軸15の外周面には、発電機構20とコネクタ22とを接続する後述するコイル44の第1部分44bを通すための配線挿通溝15dが形成されている。ハブ軸15は、第1雄ねじ部15a,15bに螺合する固定ナット24,25(図2)によりフロントフォーク102aに回転不能に固定される。
ハブシェル18は、ケース本体31と、ケース本体の一端(図2右端)を覆う蓋部材32とを有している。ケース本体31は、ハブ軸15の軸方向に延びて形成された筒状の部材であり、軸方向の一端側(図2右側)に、他端部に比較して外周側に膨らんだ膨出部31aを有している。ケース本体31の両端部外周面には、1対のハブフランジ33a,33bが形成されている。ハブフランジ33a,33bには、それぞれスポーク99の内側端部を装着するための複数の装着孔34a,34bが円周方向に等間隔で位相を半分ずらして形成されている。蓋部材32は、ケース本体31の膨出部31aの内周面に螺合するねじ筒部32aと、ハブ軸15に回転自在に装着される円板状の回転支持部32bとを有している。蓋部材32は、ねじ筒部32aによりケース本体31にねじ込み固定されている。
ケース本体31及び蓋部材32を有するハブシェル18は、ハブ軸15の第1雄ねじ部15a,15bにそれぞれ螺合する軸受16,17の内輪である玉押し16a,17aによりハブ軸15に固定されている。これらの玉押し16a,17aは、ロックナット35,36により位置決めされロックされている。右側のロックナット36は、玉押し17aをロックするとともにコネクタ22をハブ軸15に固定している。
発電機構20は、クローポール形の発電機構であり、ハブシェル18の蓋部材32のねじ筒部32aの内周面に連結された永久磁石41と、永久磁石41の内周部に対向して配置されハブ軸15に固定され、永久磁石41と相対回転可能に配置された内側固定ユニット42とを有している。永久磁石41は、ハブシェル18のケース本体31の膨出部31a内面に固定されており、円周方向に等間隔に分割された複数(たとえば4個)の磁石体からなる。この永久磁石41には、等間隔で交互にN極とS極とが着磁されており、それぞれが後述するヨーク46の外周部と対向している。
内側固定ユニット42は、図2及び図4に示すように、永久磁石41の内周側に配置されたボビン43と、ボビン43に巻回されたリング状のコイル44と、コイル44の周囲を囲むように設けられたクローポール形のヨーク46と、を有している。そして、これらのボビン43及びヨーク46は、第2雄ねじ部15cに螺合する1対の装着ナット38a,38bにより挟まれるようにしてハブ軸15に回転不能に固定され、かつ軸方向において膨出部31a内に収納されるような位置関係に位置決めされている。
ボビン43は、図5A,図5Bに示すように(図5A,Bは、ヨーク46は取り外して示している)、外周にコイル44が巻かれた筒状の胴部56と、胴部56の軸方向両端部に形成された第1フランジ57及び第2フランジ58とを有している。第1及び第2フランジ57,58において、軸方向外側の側面には、ヨーク46がはめ込まれる、ほぼ放射状に延びる複数の溝57a,58aが形成されている。これらの溝57a,58aは、外周側では、軸方向視で互いにずれるように、すなわち、第1フランジ57の隣接する2つの溝57aの間に第2フランジ58の溝58aが位置するように、また半径方向のほぼ中間部においては両溝57a,58aが軸方向視で部分的に重なるように、さらに、内周側では、両溝57a,58aの軸方向視でほぼ全部が重なるように形成されている。
コイル44は、たとえば、純アルミニウム及びアルミニウム合金を含むアルミニウム製の線材を用いて構成されている。線材の断面は矩形又は円形であり、円形の場合、その線径は、0.65mm程度が好ましい。コイル44は、図5Aに示すように、ボビン43に巻き付けられるコイル部分44aと、コイル部分44aの両側に配置される第1及び第2部分とを有している。第1及び第2部分44b,44cは、ボビン43の第1及び第2フランジ部57,58から露出してボビン43の外部に延びている。コイル部分44aの体積は13020mm3であり、発電量がほぼ同等の銅製のコイルの体積は12050mm3であるので、体積がわずかに大きくなっている。また、重量は35gであり、銅製のものが104gであるため、重量が飛躍的に軽くなっている。
コイル44の第1部分(図2及び図3の右側)44bは、ボビン43の一側(図2及び図3の右側)、具体的には、第1フランジ57側から外部に露出し、径方向内方に折り曲げられ、配線挿通溝15dでさらに軸方向外方(図2右側)に折り曲げられてハブ軸15の図2右端部まで延びている。この端部でコネクタ22の後述する端子部材50に電気的に接続されている。コイル44の第1部分44bは、ボビン43から露出する部分から端子部材50に接続されるまでの間、第1カバー部材(図7及び図8)64によりカバーされている。第1カバー部材64は、熱収縮性及び絶縁性を有する合成樹脂製のチューブであり、たとえば、電子線架橋軟質ポリオレフィン樹脂を用いている。
コイル44の第2部分(図2左端)44cは装着ナット38aによりヨーク46に接触して配置されたワッシャ部材52に接続されている。ワッシャ部材52は、径方向に突出する耳部52aを有し、第2部分44cは、耳部52aに半田付けされている。これにより、コイル44の第2部分44cは、ワッシャ部材52を介してハブ軸15と電気的に接続されている。
ヨーク46は、図2に示すように、永久磁石41とコイル44との間に配置されたステータヨーク47と、ステータヨーク47と磁気的に結合され、コイル44の内周部とハブ軸15との間に配置されるコアヨーク48とを有している。なお、この実施形態では、ステータヨーク47とコアヨーク48とは一体形成されている。ヨーク46は、図4に示すように、複数枚の板状片を積層して構成された複数組の第1積層ヨーク60と第2積層ヨーク61を有している。第1積層ヨーク60は、ボビン43の第1フランジ57の溝57aに嵌め込むようにして装着されており、同様に第2積層ヨーク61は、ボビン43の第2フランジ58の溝58aに嵌め込むようにして装着されている。複数組の両積層ヨーク60,61は、コイル44を挟んで軸方向反対側に配置されている。
コネクタ22は、図2,図3及び図6に示すように、ハブ軸15にロックナット36により固定される合成樹脂製のコネクタ本体49と、コネクタ本体49内に固定された端子部材50と、を有している。コネクタ本体49は、概ね円形であり、その一部に角部49aが形成されている。角部49aの外周部には、外部配線13の先端に接続されたプラグ13a(図3)が着脱自在に固定される着脱突起49bが外方に突出して形成されている。なお、コネクタ本体49は、着脱突起49bを除き、図示しない蓋部材により端子部材50が外部に露出しないようにカバーされている。着脱突起49bは、プラグ13aによりカバーされる。プラグ13aは、端子部材50に電気的に接続可能である。
端子部材50は、角部49aに固定され先端が着脱突起49bに向かって延びている。端子部材50は、図7及び図8に示すように、例えば、銅系金属薄板をプレス加工して形成されたものであり、外部配線13のプラグ13aに電気的に接続される外部接続部50aと、コネクタ本体49に固定される固定部50bと、コイル44の第1部分44bを電気的に接続するためのコイル接続部50cと、を有している。外部接続部50aは、端子部材50の先端に形成されており、先端がさらに折り曲げられている。また、固定部50bから90度折り曲げられた後にさらに斜めに折り曲げられている。固定部50bは、コネクタ本体49の角部49aに形成された突起部49cにより固定されている。コイル接続部50cは、固定部50bから外部接続部50aと同方向に90度折り曲げられた後、固定部50bと平行に折り曲げられている。コイル接続部50cに基端(図7,8の上端)は90度折り曲げられており、そこにコイル44の第1部分44bの先端部分が通過可能な通過孔50dが形成されている。また、コイル接続部50cの一側部には、90度折り曲げられた固定リブ50eが形成されている。固定リブ50eには、第1部分44bの先端を係止可能な係止溝50fが形成されている。コイル44の第1部分44bの先端は、通過孔50dを通過させた後に折り曲げられて係止溝50fに係止されている。そして、係止後に半田72により端子部材50に接合されている。
コイル44の第1部分44bの端子部材50との接合部分は、第2カバー部材66によりカバーされている。第2カバー部材66は、第1カバー部材64の端部も覆うように形成されている。第2カバー部材66は、例えば、熱収縮性及び絶縁性を有する合成樹脂製のチューブであり、たとえば、電子線架橋軟質ポリオレフィン樹脂を外層に用い、内層に熱溶融性接着剤を用いている。したがって、第2カバー部材66は、接合部分をカバーした後に加熱すると、被覆部分に沿って収縮するとともに、内周部が被覆部分に接着される。第2カバー部材66の両端は、シリコン樹脂製の封止剤74により封止されている。
なお、コイル44の第2部分44cもワッシャ部材52との接続部までの間、第1カバー部材64と同様な熱収縮性を有する第3カバー部材(図4)68によりカバーされている。ワッシャ部材52との接合部分は、第3カバー部材68の端部も含めて第2カバー部材66と同様な熱収縮性を有する第4カバー部材70によりカバーされている。
次に、発電ハブ10による発電について説明する。
自転車の走行にしたがって、ハブ軸15に対して前輪すなわちハブシェル18が回転すると、ハブ軸15に固定されている内側固定ユニット42に対して永久磁石41が回転する。これにより、コイル44及びヨーク46の外周側を永久磁石41が回転することになる。これにより、コイル44の内側に交番磁束が発生して、コイル44に電流が発生し、発電がされる。発生した電流はコイル44の第1部分44bを通ってコネクタ22の接続端子に流れ、外部配線13を介して前照灯14に流れる。
次にコイル44のカバー及び接合手順について説明する。
内側固定ユニット42のハブ軸15への取り付けが完了すると、コイル44の第1及び第2部分44b,44cを第1及び第3カバー部材64,68によりカバーする。具体的には、ボビン43の第1フランジ57から露出する第1部分44bに第1カバー部材64となる小径の熱収縮性チューブを被せ、ボビン43の第2フランジ58から露出する第2部分44cに第3カバー部材68となる小径のチューブを被せる。このとき、第1部分44b及び第2部分44cの長さより充分長い長さ、つまり、収縮後に第1及び第2部分44b,44cを被覆可能な長さでチューブを予め切断する。そして、2つの小径のチューブを、たとえば、摂氏115度以上の温度で加熱して収縮させる。これにより、小径のチューブが収縮して第1及び第2部分44b,44cの外周面に密着し、第1及び第3カバー部材64,68が形成される。
次に、第1及び第2部分44b,44cの先端から半田付けに必要な適宜の長さで第1及び第3カバー部材64,68を剥離する。そして、第2及び第4カバー部材66,70となる熱収縮性を有する適宜の長さの大径の熱収縮性チューブを第1及び第3カバー部材64,68の外周側に装着する。具体的には、2つの大径のチューブは、第1カバー部材64の端部と端子部材50との接合部分、すなわち、収縮後にコイル接続部50cを被覆可能な長さ及び第3カバー部材68の端部と耳部52aを被覆可能な長さに予め切断する。
この状態で、第1部分44bでは、第1カバー部材64が剥離された先端を端子部材50の通過孔50dを通過させ湾曲させて係止溝50fに係止させる。また、第2部分44cでは、ワッシャ部材52の耳部52aに先端を係止する。そして、第1及び第2部分44b,44cを端子部材50及びワッシャ部材52にそれぞれ半田付けする。半田付けが終了すると、予め装着された大径のチューブをそれぞれの接合部分に配置する。このとき、第1及び第3カバー部材64,68の端部をカバー可能に配置する。そして、たとえば、摂氏115度以上の温度で加熱して収縮させる。これにより、第2及び第4カバー部材66,70が形成され、コイル44と端子部材50との接合部分及びコイル44とワッシャ部材52との接合部分がそれぞれカバー部材66,70によりカバーされるとともに、内周部が被覆部分に接着される。
最後に、両カバー部材66,70の両端をシリコン樹脂製の封止剤74で封止してコイル44の接合を完了する。コイル44と端子部材50との接合が完了すると、端子部材50がコネクタ本体49に固定されコネクタ22が完成する。
この実施形態による発電ハブ10では、発電機構のコイル44に比重が銅より小さいアルミニウム製であるので、コイル44の重量が軽くなり、発電ハブ10の軽量化を図れるようになる。
また、コイル44のボビン43から露出する第1部分44bが第1カバー部材64によりカバーされているとともに、第1部分44bと端子部材50との接合部分が第2カバー部材66によりカバーされている。このため、端子部材50側から液体などが浸入しても接合部分に入りにくくなるとともに空気との接触を防止することができ、半田72や端子部材50にコイル44と異なる金属が用いられても接合部分の腐食を抑えることができる。しかも、第1カバー部材64によりコイル44の第1部分44bが覆われているので、被覆部分のコイル44の剛性が高くなり、アルミニウム製のコイル44を繰り返し曲げても破断が生じにくくなる。このため、コネクタの取り付け作業の際に第1部分44bを繰り返して折り曲げ作業しても第1部分44bが破断しにくくなり、作業性が向上する。
また、第2部分44c側の接合部分も第3及び第4カバー部材68,70により覆われているので、その部分での電解腐食を防止できるとともに、第2部分44c側でもコイル44の剛性を高くすることができ、破断が生じにくくなる。
さらに、絶縁性を有するシリコン樹脂製の封止剤74により第2カバー部材66の両端が覆われているので、被覆部分での収縮状態により収縮不良や接着不良などが生じても接合部分を確実に封止できる。
<他の実施形態>
(a)熱収縮性を有するカバー部材により内側固定ユニット42のヨーク外周部をカバーしてもよい。この場合、第1及び第2積層ヨーク60,61を構成する板状片がずれにくくなる。このため、複数の板状片を積層させた第1及び第2積層ヨーク60,61のヨーク外周部と永久磁石41の隙間を狭くしてもヨーク46が永久磁石41に接触しにくくなる。しかも、全体を合成樹脂で固めるのではなく、少なくともヨーク46の外周面を覆うだけであるので、カバー部材を設けても内側固定ユニット42の重量増は僅かであり、発電機構20の重量増を可及的に抑えることができる。
(b)前記実施形態では、クローポール構造の発電ハブを例示したが、本考案はクローポール構造ではない発電ハブにも適用できる。
(c)前記実施形態では、コイル全体をアルミニウム製としたが、第1部分または第2部分だけをアルミニウム製にしてもよい。
本考案の一実施形態を採用した自転車の側面図。 本考案の一実施形態である発電ハブの半截断面図。 前記発電ハブの側面図。 内側固定ユニットの斜視図。 ボビンの断面側面図 ボビンの正面図。 コネクタのカバーを取った状態の正面図 端子部材の正面図。 端子部材の側面図。
符号の説明
10 発電ハブ
13 外部配線
15 ハブ軸
18 ハブシェル
41 永久磁石
42 内側固定ユニット
43 ボビン
44 コイル
44a コイル部分
44b 第1部分
44b 第2部分
52 ワッシャ部材
52a 耳部
64 第1カバー部材
66 第2カバー部材
68 第3カバー部材
70 第4カバー部材
72 半田
74 封止剤

Claims (4)

  1. 自転車に装着可能な発電ハブであって、
    ハブ軸と、
    前記ハブ軸に相対回転自在に装着されるハブシェルと、
    前記ハブシェルに連結された磁石と、
    前記磁石の内周側に配置されたボビンと、前記ボビンに巻回されるコイル部分、並びに前記コイル部分の両側に配置される第1及び第2部分を有し、少なくとも前記第1部分がアルミニウム製のコイルと、を有し、前記ハブ軸に装着された内側固定ユニットと、
    前記コイルの前記第1部分に電気的に接合され、外部配線と電気的に接続可能な導電金属製の端子部材と、
    前記コイルの第1部分の外周部を覆う絶縁性及び熱収縮性を有する第1カバー部材と、
    前記端子部材と前記コイルの第1部分との接合部分とを前記第1カバー部材の端部を含めて覆い、内周部が被覆部分に接着される絶縁性及び熱収縮性を有する第2カバー部材と、
    を備えた自転車用発電ハブ。

  2. 前記第2カバー部材の両端は、シリコン樹脂製の封止剤により封止されている、請求項1に記載の自転車用発電ハブ。
  3. 前記端子部材と前記コイルの第1部分とは半田付けされている、請求項1又は2に記載の自転車用ハブ電ハブ。
  4. 前記コイルの前記第2部分が電気的に接合される耳部を有し、前記ハブ軸に装着されかつ電気的に接続されるワッシャ部材と、
    前記コイルの第2部分の外周部を覆う絶縁性及び熱収縮性を有する第3カバー部材と、
    前記ワッシャ部材の前記耳部と前記コイルの第2部分との接合部分とを前記第3カバー部材の端部を含めて覆い、内周部が被覆部分に接着される絶縁性及び熱収縮性を有する第4カバー部材と、をさらに備える、請求項1から3のいずれか1項に記載の自転車用発電ハブ。
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