JP2015027159A - 回転電機の固定子 - Google Patents

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Abstract

【課題】動力線と端子部材の接合部において振動ストレスによる導体破断の発生をより確実に回避し得るようにした回転電機の固定子を提供する。【解決手段】固定子20は、固定子コア30と、固定子コア30に巻装された固定子巻線40と、固定子巻線40から引き出された動力線55と、動力線55の先端部に電気的に接続された端子部材60とを備えている。動力線55は、端子部材60と接続される先端部の絶縁被膜57が剥離除去されて導体56が露出しており、導体露出部56aには段差部58が形成されている。端子部材60は、基板部61と、動力線55と電気的に導通する接合部62と、動力線55表面の絶縁被膜57に圧着して動力線55を基板部61と共に挟持固定する固定部63とを有する。固定部63が圧着する動力線55の内部の導体56と固定部63は、加圧変形により互いに食い込み合うことで拘束されている。【選択図】図5

Description

本発明は、車両等に搭載されて電動機や発電機として使用される回転電機の固定子に関する。
従来、車両に搭載されて使用される回転電機の固定子として、周方向に配列された複数のスロットを有する固定子コアと、スロットに収容されて固定子コアに巻装された固定子巻線と、固定子巻線から引き出された動力線と、動力線の先端部に電気的に接続された端子部材と、を備えたものが一般に知られている。
そして、特許文献1には、複数の細い裸導線を絶縁チューブで被覆してなる丸形電線に電気的に接続された端子部材(圧着端子)が開示されている。この端子部材は、基板の両側に立設され、かしめ加工により電線導体部を挟圧する導体圧着部と、基板上に立設され、エネルギビーム溶接が可能な金属材からなる当接壁とを有する。
特開平7−85901号公報
ところで、端子部材に接続される動力線として、1本の導体と該導体の外周面を被覆する絶縁被膜とからなる導線が採用されている場合には、端子部材と接続される先端部の絶縁被膜がカッターなどで剥離除去されて内部の導体が露出するようにされている。このとき、絶縁被膜に確実に切れ込みを入れるために、カッターの刃先が導体の内部に到達するようにされることから、絶縁被膜と共に導体の一部が除去されることによって導体露出部に段差部が形成される。そのため、回転電機の作動中に発生する振動などの応力集中により段差部で破断する恐れがあることから、端子部材に対して導線の絶縁被膜部を固定する必要がある。
しかし、上記の特許文献1に記載の端子部材のように、丸形電線の絶縁チューブの一部を摩擦により保持する従来技術の固定力では、段差部への応力発生を十分に抑制することができず、導体の破断発生を確実に回避することができない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、動力線と端子部材の接合部において振動ストレスによる導体破断の発生をより確実に回避し得るようにした回転電機の固定子を提供することを解決すべき課題とするものである。
上記課題を解決するためになされた第一の発明は、周方向に配列された複数のスロット(31)を有する固定子コア(30)と、前記スロットに収容されて前記固定子コアに巻装された固定子巻線(40)と、前記固定子巻線から引き出された動力線(55)と、前記動力線の先端部に電気的に接続された端子部材(60)と、を備え、前記動力線は、導体(56)と前記導体の外周面を被覆する絶縁被膜(57)とからなり、前記端子部材と接続される先端部の前記絶縁被膜が剥離除去されて前記導体が露出しているとともに、前記絶縁被膜が剥離除去される際に前記導体の一部が除去されることにより導体露出部(56a)に段差部(58)が形成されている回転電機の固定子において、前記端子部材は、基板部(61)と、前記基板部の一端から延出し内側に曲げられることにより、前記基板部上に載置された前記動力線の先端部の前記導体露出部を前記基板部と共に挟持して前記動力線と電気的に導通する接合部(62)と、前記基板部の一端から延出し内側に曲げられることにより、前記基板部上に載置された前記動力線の表面の前記絶縁被膜に圧着して前記動力線を前記基板部と共に挟持固定する固定部(63)と、を有し、前記固定部が圧着する前記動力線の内部の前記導体と前記固定部とは、加圧変形により互いに食い込み合うことで拘束されていることを特徴とする。
本発明によれば、端子部材の固定部が圧着する動力線の内部の導体と固定部とは、加圧変形により互いに食い込み合うことで拘束されている。これにより、動力線の内部の導体と固定部とを形状的に拘束できるため、動力線の絶縁被膜部に圧着する端子部材の固定部において動力線の固定力を確保することができるので、動力線の先端部の導体露出部において発生する振動応力を低減することができる。したがって、本発明によれば、動力線と端子部材の接合部において振動ストレスによる導体破断の発生をより確実に回避することができる。
上記課題を解決するためになされた第二の発明は、周方向に配列された複数のスロット(31)を有する固定子コア(30)と、前記スロットに収容されて前記固定子コアに巻装された固定子巻線(140)と、前記固定子巻線から引き出される引き出し線に電気的に接続された複数の動力線(155A,155B)と、前記動力線の先端部に接続された端子部材(160)と、を備え、前記動力線は、導体(156)と前記導体の外周面を被覆する絶縁被膜(157)とからなり、前記端子部材と接続される先端部の前記絶縁被膜が剥離除去されて前記導体が露出しているとともに、前記絶縁被膜が剥離除去される際に前記導体の一部が除去されることにより導体露出部(156a)に段差部(158)が形成されている回転電機の固定子において、前記端子部材は、基板部(161)と、前記基板部の両端から延出し、前記基板部上に載置された2本の前記動力線の先端部の前記導体露出部をそれぞれ前記基板部と共に挟持して各前記動力線と電気的に導通する第1及び第2接合部(162A,162B)と、前記基板部の両端から延出し、前記基板部上に載置された2本の前記動力線表面の前記絶縁被膜にそれぞれ圧着して各前記動力線を前記基板部と共に挟持固定する第1及び第2固定部(163A,163B)と、を有し、前記第1及び第2固定部が圧着する各前記動力線の内部の前記導体と前記第1及び第2固定部とは、加圧変形により互いに食い込み合うことで拘束されていることを特徴とする。
本発明によれば、端子部材の第1及び第2固定部が圧着する各動力線の内部の導体と第1及び第2固定部とは、加圧変形により互いに食い込み合うことで拘束されている。これにより、各動力線の内部の導体と固定部とを形状的に拘束できるため、各動力線の絶縁被膜部に圧着する端子部材の第1及び第2固定部において各動力線の固定力を確保することができるので、各動力線の先端部の導体露出部において発生する振動応力を低減することができる。したがって、本発明によれば、各動力線と端子部材の接合部において振動ストレスによる導体破断の発生をより確実に回避することができる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載された各部材や部位の後の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的な部材や部位との対応関係を示すものである。
実施形態1に係る固定子を搭載した回転電機の軸方向断面図である。 実施形態1に係る固定子の全体斜視図である。 実施形態1において固定子コアのスロットに導体セグメントを挿入する状態を示す説明図である。 実施形態1に係る動力線と端子部材の接続状態を示す斜視図である。 図4のV−V線矢視断面図である。 図4のVI−VI線矢視断面図である。 実施形態1に係る端子部材の断面図である。 実施形態1に係る動力線と端子部材の接続状態を示す説明図であって、(a)は図7のVIII−VIII線矢視断面図であり、(b)は図4のV−V線矢視断面図である。 比較例1に係る動力線と端子部材の接続状態を示す説明図であって、(a)は図7のVIII−VIII線に相当する部分の矢視断面図であり、(b)は図4のV−V線に相当する部分の矢視断面図である。 実施形態1において端子部材の連結部エッジの好ましい高さ位置を示す説明図であって、(a)は図7のVIII−VIII線に相当する部分の矢視断面図であり、(b)は図4のV−V線に相当する部分の矢視断面図である。 実施形態1において端子部材の連結部エッジの好ましくない高さ位置を示す説明図であって、(a)は図7のVIII−VIII線に相当する部分の矢視断面図であり、(b)は図4のV−V線に相当する部分の矢視断面図である。 変形例1に係る動力線と端子部材の接続状態を示す斜視図である。 図12のXIII−XIII線矢視断面図である。 図12のXIV −XIV 線矢視断面図である。 実施形態2に係る動力線と端子部材の接続状態を示す斜視図である。 図15のXVI −XVI 線矢視断面図である。 図15のXVII−XVII線矢視断面図である。
以下、本発明に係る回転電機の固定子の実施形態について図面を参照して具体的に説明する。
〔実施形態1〕
本実施形態に係る固定子20が搭載された回転電機1は、車両用電動機として使用されるものである。この回転電機1は、図1に示すように、有底筒状の一対のハウジング部材10a,10bが開口部同士で接合されてなるハウジング10と、ハウジング10に軸受け11,12を介して回転自在に支承される回転軸13に固定された回転子14と、ハウジング10内の回転子14を包囲する位置でハウジング10に固定された固定子20と、を備えている。
回転子14は、固定子20の内周側と径方向に対向する外周側に、周方向に所定距離を隔てて極性が交互に異なるように配置された複数の磁極を有する。これらの磁極は、回転子14の所定位置に埋設された複数の永久磁石により形成されている。回転子14の磁極の数は、回転電機により異なるため限定されるものではない。本実施形態では、8極(N極:4、S極:4)の回転子が用いられている。
次に、図2〜図11を参照して固定子20について説明する。 固定子20は、図2に示すように、周方向に複数のスロット31を有する円環状の固定子コア30と、スロット31に挿通配置されたU字形状の複数の導体セグメント50の開放端部の端末部同士が固定子コア30の軸方向一方側で溶接により接続されて固定子コア30に巻装された三相(U相、V相、W相)の固定子巻線40と、を備えている。
固定子コア30は、円環状の複数の電磁鋼板を固定子コア30の軸方向に積層して形成された一体型のものである。この固定子コア30は、円環状のバックコア33と、バックコア33から径方向内方へ突出し周方向に所定距離を隔てて配列された複数のティース34とからなり、隣り合うティース34の間にスロット31が形成されている。本実施形態では、3相の固定子巻線40を収容するように、48個のスロット31が周方向に等間隔に配置されている。
固定子コア30のスロット31に巻装された固定子巻線40は、U字形状をなす複数の導体セグメント50の開放端側の端部同士を溶接で互いに接合することにより構成されている。この導体セグメント50の外周面には、絶縁被膜(図示せず)が被覆されている。なお、導体セグメント50の溶接で接合される両端部には、絶縁被膜が剥離されることにより導体露出部が形成されている。
この導体セグメント50は、図3に示すように、互いに平行な一対の直線部51、51と、一対の直線部51、51の一端を互いに連結するターン部52とからなるU字形状のものが採用されている。ターン部52の中央部には、固定子コア30の端面30aに沿って延びる頭頂段部53が設けられており、頭頂段部53の両側には、固定子コア30の端面30aに対して所定の角度で傾斜した傾斜部が設けられている。この導体セグメント50は、断面が長方形の銅製の導体56と、導体56の外周面を被覆する絶縁被膜57とからなる平角線で形成されている。なお、符号24は、固定子コア30及び固定子巻線40間を電気絶縁するインシュレータである。
図3には、同一相の隣接する2個のスロット31A、31Bに挿入配置される2個で一組の導体セグメント50A、50Bが示されている。この場合、2個の導体セグメント50A、50Bは、それらの一対の直線部51、51が、同一のスロット31ではなく、隣接した2個のスロット31A、31Bに別々に軸方向一端側から挿入される。即ち、図3の右側にある2個の導体セグメント50A、50Bにおいて、一方の導体セグメント50Aは、一方の直線部51が一のスロット31Aの最外層(第10層)に挿入され、他方の直線部51が固定子コア30の反時計回り方向に向けて1磁極ピッチ(NS磁極ピッチ)離れた他のスロット(図示せず)の第9層に挿入される。
そして、他方の導体セグメント50Bは、一方の直線部51がスロット31Aと隣接したスロット31Bの最外層(第10層)に挿入され、他方の直線部51が固定子コア30の反時計回り方向に向けて1磁極ピッチ(NS磁極ピッチ)離れた他のスロット(図示せず)の第9層に挿入される。即ち、2個の導体セグメント50A、50Bは、周方向に1スロットピッチずれた状態に配置される。このようにして、全スロット31に対して所定数の導体セグメント50の直線部51が挿入配置される。本実施形態の場合には、各スロット31内に、合計10本の直線部51が径方向1列に積層配置されている。
スロット31から軸方向他端側へ延出した一対の直線部51、51の開放端部は、固定子コア30の端面30aに対して所定の角度をもって斜めに斜行するように互いに周方向反対側へ捻られて、約半磁極ピッチ分の長さの捻り部が形成されている。そして、固定子コア30の軸方向他端側において、導体セグメント50の所定の捻り部の先端部同士が溶接により接合されて所定のパターンで電気的に接続される。これにより、所定の導体セグメント50が直列に接続されることにより、固定子コア30のスロット31に沿って周方向に渦巻き状に巻回された3本の相巻線(U相、V相、W相)を有する固定子巻線40が形成される。
なお、固定子巻線40の各相について、基本となるU字形状の導体セグメント50により、固定子コア30の周りを10周する巻線(コイル)が形成される。しかし、固定子巻線40の各相について、出力用引き出し線及び中性点用引き出し線を一体に有するセグメント、並びに1周目と2周目とを接続するターン部を有するセグメントは、基本となる導体セグメント50とは異なる異形セグメント(図示せず)で構成される。これら異形セグメントを用いて、固定子巻線40の各相の巻線端が星型結線により結線される。
そして、固定子巻線40の各相巻線(U相、V相、W相)の出力側には、図2に示すように、それぞれ1本の動力線55が引き出されている。各動力線55は、導体セグメント50と同じ平角線材で形成されている。即ち、各動力線55は、断面が長方形の銅製の導体56と、導体56の外周面を被覆する絶縁被膜57とからなる。各動力線55の先端部には、外部回路(図示せず)と接続される端子部材60が電気的に接続されている。
この場合、各相巻線の動力線55に接続された3個の端子部材60は、同一に形成されて同一の接続構造であるため、代表として、U相巻線の動力線55に接続された端子部材60について図4〜図8を参照して説明する。なお、動力線55は、端子部材60と接続される先端部の絶縁被膜57がカッターなどの工具で剥離除去されて導体56が露出している。また、絶縁被膜57が剥離除去される際には、カッターの刃先が導体56の内部に到達するようにされることから、絶縁被膜57と共に導体56の一部が除去されることによって導体露出部56aに段差部58が形成されている(図5参照)。
端子部材60は、図4〜図6に示すように、基板部61と、接合部62と、固定部63と、電気接続部64と、連結部65とを有する。この端子部材60は、導体セグメント50の導体56と同じ金属材料からなる銅板(金属板)を加工することにより一体に形成されている。基板部61は、端子部材60と接続される動力線55を支持する部位である。この場合、動力線55は、長方形断面における長辺側の幅広面が基板部61に接面する状態に載置されている。
接合部62は、基板部61の一端から延出し曲げ加工が施されることにより内側に曲げられている。これにより、基板部61上に載置された動力線55の先端部の導体露出部56aを基板部61と共に挟持して動力線55と電気的に導通している。なお、端子部材60の基板部61及び接合部2に挟持された動力線55の先端部の導体露出部56aは、基板部61及び接合部62に溶接されている。
固定部63は、基板部61の一端から延出し曲げ加工が施されることにより内側に曲げられている。これにより、基板部61上に載置された動力線55の表面の絶縁被膜57に圧着して、動力線55の両幅広面を基板部61と共に挟持固定している。本実施形態の場合、固定部63が圧着する動力線55の内部の導体56と固定部63は、加圧変形により互いに食い込み合うことで拘束されている。即ち、図5に示すように、固定部63の2箇所の角部(破線円のA部)の少なくとも1箇所を導体56に食い込ませることによって、動力線55の抜き方向(図5の左方向)への移動を拘束する。また、図6に示すように、導体56の4箇所の角部(破線円のB部)の少なくとも1箇所を基板部61及び固定部63に食い込ませることによって、動力線55の平面方向(図6の左右方向)への移動を拘束する。
なお、基板部61及び固定部63に挟持固定された動力線55は、動力線55の先端部の導体露出部56aを基板部61及び接合部62と溶接接合する際の熱によって、外周面を被覆する絶縁被膜57が基板部61及び固定部63に溶着している。これにより、動力線55の幅広面において、絶縁被膜57が熱溶着することで動力線55と端子部材60とがより強固に固定されている。
電気接続部64は、中央に厚さ方向に貫通する貫通孔を有する環状に形成されており、基板部61と同一平面上に拡がるように基板部61の一方側に設けられている。
連結部65は、図7に示すように、接合部62と固定部63の間に位置する部位である。この連結部65は、図8(a)に示すように、基板部61からの高さ方向先端のエッジ65aが固定部63で固定された動力線55の外側に位置しており、その動力線55と干渉しないように設定されている。これにより、図8(b)に示すように、固定部63が傾くことなく動力線55表面に圧着するので、固定部63で動力線55をより確実に固定することが可能となる。
なお、図9(a)(b)に示す比較例1のように、連結部65のエッジ65aが固定部63で固定された動力線55と干渉する位置に設定されていると、図9(b)に示すように、連結部65が動力線55の段差部58に担がれることにより固定部63が傾いた状態になる。そのため、固定部63で動力線55を確実に固定することができなくなる。
また、図10(a)(b)に示すように、連結部65のエッジ65aの位置は、基板部61と固定部63間に固定された動力線55の中央よりも固定部63側に設定するのが好ましい。このようにすれば、連結部65の十分な剛性を確保することができるので、動力線55に対する振動ストレスの影響を低減することができる。
なお、図11(a)(b)に示すように、連結部65のエッジ65aの位置を、基板部61と固定部63間に固定された動力線55の中央よりも基板部61側に設定すると、連結部65の十分な剛性を確保することができない。この場合には、動力線55に対する振動ストレスの影響が大きくなり端子部材60が変形することによって、導体露出部56aに応力が発生し易くなる。
以上のように構成された本実施形態の固定子20によれば、端子部材60の固定部63が圧着する動力線55の内部の導体56と固定部63は、加圧変形により互いに食い込み合うことで拘束されている。これにより、動力線55内部の導体56と固定部63とを形状的に拘束できるため、動力線55の絶縁被膜57に圧着する端子部材60の固定部63において動力線55の固定力を確保することができるので、動力線55の先端部の導体露出部56aにおいて発生する振動応力を低減することができる。したがって、本実施形態の固定子20によれば、動力線55と端子部材60の接合部において振動ストレスによる導体破断の発生をより確実に回避することができる。
また、本実施形態では、端子部材60は、基板部61の一端から延出する固定部63が基板部61と平行な状態に曲げられて、基板部61と固定部63が動力線55の長方形断面における長辺側の幅広面に圧着するようにされている。そのため、動力線55に対する基板部61と固定部63の圧着面積が大きくなるので、動力線55と端子部材60をより強固に固定することができる。
また、本実施形態では、端子部材60の基板部61及び固定部63に挟持固定された動力線55は、動力線55の先端部の導体露出部56aを基板部61及び接合部62に溶接する際の熱を利用して、動力線55の絶縁被膜57が基板部61及び固定部63に溶着している。そのため、動力線55の幅広面において、絶縁被膜57が基板部61及び固定部63に熱溶着することで動力線55と端子部材60をより強固に固定することができる。
また、本実施形態では、端子部材60の連結部65は、エッジ65aが固定部63で固定された動力線55と干渉しない位置に設定されている。これにより、固定部63が傾くことなく動力線55表面に圧着するので、固定部63で動力線55をより確実に固定することができる。
〔変形例1〕
上記の実施形態1では、固定子巻線40の各相巻線の出力側に引き出された各動力線55は、断面が長方形の銅製の導体56と、導体56の外周面を被覆する絶縁被膜57とからなる平角線で形成されていた。これに代えて、図12、図13及び図14に示す変形例1のように、断面が円形の銅製の導体56Aと、導体56Aの外周面を被覆する絶縁被膜57Aとからなる丸線で動力線55Aを形成してもよい。
なお、変形例1の動力線55Aも、実施形態1と同様に、端子部材60と接続される先端部の絶縁被膜57Aが剥離除去されて導体56Aが露出しているとともに、絶縁被膜57Aが剥離除去される際に導体56Aの一部が除去されることにより導体露出部56Aaに段差部58Aが形成されている。
また、変形例1の端子部材60は、図12に示すように、基板部61と、接合部62と、固定部63と、電気接続部64と、連結部65とを有する実施形態1と同じものが用いられている。
〔実施形態2〕
実施形態2に係る回転電機の固定子(図示せず)は、基本的構成が実施形態1のものと同じであるが、固定子巻線140を構成する各相巻線が2並列接続されている点と、端子部材160が2本で一組の動力線155A,155Bと電気的に接続されている点で、実施形態1のものと異なる。よって、実施形態1と共通する部材や構成についての詳しい説明は省略し、以下、異なる点及び重要な点について説明する。
実施形態2の固定子巻線140は、それぞれ2本の部分巻線が並列接続された各相巻線(U相,V相,W相)の巻線端が星型結線で結線されている。そして、固定子巻線140の各相巻線(U相、V相、W相)の出力側には、それぞれ2本で一組の動力線155A,155Bが引き出されている。各動力線155A,155Bは、実施形態1と同様に、導体セグメント150と同じ平角線材で形成されている。即ち、各動力線155A,155Bは、実施形態1の動力線55と同様に、断面が長方形の銅製の導体156と、導体156の外周面を被覆する絶縁被膜157とからなる。各動力線155A,155Bの先端部には、外部回路(図示せず)と接続される端子部材160が電気的に接続されている。
実施形態2の場合にも、各相巻線の動力線155A,155Bに接続された3個の端子部材160は、同一に形成されて同一の接続構造である。よって、代表として、U相巻線の動力線155A,155Bに接続された端子部材160について図15〜図17を参照して説明する。なお、動力線155A,155Bは、実施形態1と同様に、端子部材160と接続される先端部の絶縁被膜157がカッターなどの工具で剥離除去されて導体156が露出している。また、絶縁被膜157が剥離除去される際には、絶縁被膜157と共に導体156の一部が除去されることによって導体露出部156aに段差部158が形成されている(図16参照)。
実施形態2の端子部材160は、図15〜図17に示すように、基板部161と、第1及び第2接合部162A,162Bと、第1及び第2固定部163A,163Bと、電気接続部164と、第1及び第2連結部165A,165Bとを有する。この端子部材160は、一方の動力線155Aを第1接合部162A及び第1固定部163Aで接合及び固定し、他方の動力線155Bを第2接合部162B及び第2固定部163Bで接合及び固定するように構成されている。この場合、第1接合部162A及び第1固定部163Aは、実施形態1の接合部62及び固定部63と同様に構成されている。また、第2接合部162B及び第2固定部163Bは、第1接合部162A及び第1固定部163Aと対称となる関係に構成されている。したがって、図16に示す第2接合部162B及び第2固定部163Bの構成は、図5に示す実施形態1の接合部62及び固定部63と対称関係を有する同様の構成となっている。
なお、2本の動力線155A,155Bは、実施形態1と同様に、長方形断面における長辺側の幅広面が基板部61と第1及び第2固定部163A,163Bとに接面する状態に載置されている。また、実施形態2の場合にも、端子部材160の基板部161と第1及び第2接合部162A,162Bとに挟持された動力線155A,155Bの先端部の導体露出部156a,156aは、基板部161と第1及び第2接合部162A,162Bとに溶接されている。この溶接時の熱によって、基板部161と第1及び第2固定部163A,163Bに挟持固定された2本の動力線155A,155Bは、外周面を被覆する絶縁被膜157が基板部161と第1及び第2固定部163A,163Bに溶着している。また、電気接続部164と第1及び第2連結部165A,165Bは、実施形態1のものと同様に構成されているので詳しい説明は省略する。
以上のように構成された実施形態2の固定子によれば、端子部材160の第1及び第2固定部163A,163Bが圧着する各動力線155A,155Bの内部の導体156,156と第1及び第2固定部163A,163Bは、加圧変形により互いに食い込み合うことで拘束されるようにされているので、実施形態1と同様の作用及び効果を奏する。
〔他の実施形態〕
本発明は、上記の実施形態1,2及び変形例1に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更することが可能である。
例えば、上記実施形態2では、2本の部分巻線を並列に接続してなる各相巻線からそれぞれ2本の動力線155A,155Bが引き出されていることから、2本の動力線155A,155Bを同時に接続可能な端子部材160が採用されていた。しかし、2本の動力線155A,155Bを接続して各相巻線から引き出される動力線を1本にすれば、実施形態1の端子部材60を採用することができる。
また、上記の実施形態1,2及び変形例1では、本発明に係る回転電機の固定子を車両用電動機に適用した例を説明したが、本発明は、車両に搭載される回転電機として、発電機、あるいは電動機、さらには両者を選択的に使用し得る回転電機にも適用することができる。
1…車両用電動機(回転電機)、 20…固定子、 30…固定子コア、 31…スロット、 40,140…固定子巻線、 55,55A,155A,155B…動力線、 56,56A,156…導体、 56a,56Aa,156a…導体露出部、 57,57A,157…絶縁被膜、 58,58A,158…段差部、 60,160…端子部材、 61,161…基板部、 62,162…接合部、 162A…第1接合部、 162B…第2接合部、 63,163…固定部、 163A…第1固定部、 163B…第2固定部、 65…連結部、 165A…第1連結部、 165B…第2連結部、 65a…エッジ。

Claims (5)

  1. 周方向に配列された複数のスロット(31)を有する固定子コア(30)と、前記スロットに収容されて前記固定子コアに巻装された固定子巻線(40)と、前記固定子巻線から引き出された動力線(55,55A)と、前記動力線の先端部に電気的に接続された端子部材(60)と、を備え、前記動力線は、導体(56,56A)と前記導体の外周面を被覆する絶縁被膜(57,57A)とからなり、前記端子部材と接続される先端部の前記絶縁被膜が剥離除去されて前記導体が露出しているとともに、前記絶縁被膜が剥離除去される際に前記導体の一部が除去されることにより導体露出部(56a,56Aa)に段差部(58,58A)が形成されている回転電機の固定子において、
    前記端子部材は、基板部(61)と、前記基板部の一端から延出し内側に曲げられることにより、前記基板部上に載置された前記動力線の先端部の前記導体露出部を前記基板部と共に挟持して前記動力線と電気的に導通する接合部(62)と、前記基板部の一端から延出し内側に曲げられることにより、前記基板部上に載置された前記動力線の表面の前記絶縁被膜に圧着して前記動力線を前記基板部と共に挟持固定する固定部(63)と、を有し、
    前記固定部が圧着する前記動力線の内部の前記導体と前記固定部とは、加圧変形により互いに食い込み合うことで拘束されていることを特徴とする回転電機の固定子。
  2. 前記端子部材の前記基板部及び前記接合部に挟持された前記動力線の先端部の前記導体露出部は、前記基板部及び前記接合部に溶接されており、
    前記端子部材の前記基板部及び前記固定部に挟持固定された前記動力線は、外周面を被覆する前記絶縁被膜が溶接時の熱で前記基板部及び前記固定部に溶着していることを特徴とする請求項1に記載の回転電機の固定子。
  3. 前記動力線は、断面が長方形の平角線で形成され、
    前記端子部材は、金属板で形成されており、前記基板部の一端から延出する前記固定部が前記基板部と平行な状態に曲げられて、前記基板部と前記固定部が前記動力線の長方形断面における長辺側の幅広面に圧着していることを特徴とする請求項2に記載の回転電機の固定子。
  4. 前記端子部材の前記接合部と前記固定部の間に位置する連結部(65,165A,165B)は、前記基板部からの高さ方向先端のエッジ(65a)が前記固定部で固定された前記動力線と干渉しない位置に設定されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の回転電機の固定子。
  5. 周方向に配列された複数のスロット(31)を有する固定子コア(30)と、前記スロットに収容されて前記固定子コアに巻装された固定子巻線(140)と、前記固定子巻線から引き出される引き出し線に電気的に接続された複数の動力線(155A,155B)と、前記動力線の先端部に接続された端子部材(160)と、を備え、前記動力線は、導体(156)と前記導体の外周面を被覆する絶縁被膜(157)とからなり、前記端子部材と接続される先端部の前記絶縁被膜が剥離除去されて前記導体が露出しているとともに、前記絶縁被膜が剥離除去される際に前記導体の一部が除去されることにより導体露出部(156a)に段差部(158)が形成されている回転電機の固定子において、
    前記端子部材は、基板部(161)と、前記基板部の両端から延出し、前記基板部上に載置された2本の前記動力線の先端部の前記導体露出部をそれぞれ前記基板部と共に挟持して各前記動力線と電気的に導通する第1及び第2接合部(162A,162B)と、前記基板部の両端から延出し、前記基板部上に載置された2本の前記動力線表面の前記絶縁被膜にそれぞれ圧着して各前記動力線を前記基板部と共に挟持固定する第1及び第2固定部(163A,163B)と、を有し、
    前記第1及び第2固定部が圧着する各前記動力線の内部の前記導体と前記第1及び第2固定部とは、加圧変形により互いに食い込み合うことで拘束されていることを特徴とする回転電機の固定子。
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