JP3137864U

JP3137864U - 着脱可能なポケットを取り付けた室内着

Info

Publication number: JP3137864U
Application number: JP2007007833U
Authority: JP
Inventors: 牧粂田
Original assignee: Triumph International Japan Ltd
Current assignee: Triumph International Japan Ltd
Priority date: 2007-09-12
Filing date: 2007-09-12
Publication date: 2007-12-13
Anticipated expiration: 2017-09-12

Abstract

【課題】室内の温度が低くて手が冷える時、手袋としても使用できる着脱可能なポケットを有する室内着を提供する。
【解決手段】ガウン１の前面中央部付近に、着脱可能なポケット２を取り付ける。ポケット２は、ガウン１のボタンに嵌るように取り付けられ、容易に着脱できるようになっている。さらに、ポケット２は非対称な二股形状となっており、手の形にフィットするようになっている。
【選択図】図１

Description

本考案は、手袋としても使用できる着脱可能なポケットが取り付けられた室内着に関する。

室内の温度が低いときは、室内でも手袋をすることがある。このとき、容易に着脱可能な手袋が取り付けられた、構成がシンプルな室内服があると便利である。。

実用新案登録第３１０９３３４号実用新案登録第３０７５４４４号

ポケットの中に手を入れていれば、若干手が温まるが、ポケットの中に手を入れていなければならず、不便である。特許文献１には、着脱可能なポケットを取り付けた被服が開示されているが、手袋としての機能は有していない。

特許文献２には、着脱可能な手袋を取り付けたベストが開示されているが、ポケットとしての機能は有していない。このため、小物を被服に入れておこうとすれば、そのベストにポケットを取り付ける必要がある。また、この考案では、取りはずした手袋はポケットにしまわなければならない。

本考案は、上記の課題に鑑み、手袋としても使用できる、容易に着脱可能なポケットを取り付けた室内着、とりわけ、ガウン又は寝衣を提供するものである。

本考案は、寝衣又はガウンに着脱可能な２つのポケットを取り付け、そのポケットを非対称な二股状とすることにより手袋としても使用可能として、上記の課題を解決している。

着脱可能なポケットを手袋としても使用できるので、通常のポケットとして使用できるだけでなく、室内の温度が低いときには手袋として使用し、手が冷えることを防ぐことができる。また、ポケットと着脱可能な手袋を別々に取り付ける必要がないので、ガウン又は寝衣の構成をシンプルにできる。さらに、生地が節約でき縫製工程が短縮できる。

以下、図１乃至図４に従って、実施の形態を説明する。

図１は、起毛素材からできた比較的厚手の生地のガウン（ロングローブ）１を正面から見た図であり、ポケット２がガウン１の正面部の真ん中付近に２つ取り付けられている。取り付け位置はこれに限られるものではない。ガウン１の正面部の上部でも下部でもよく、側部に取り付けてもよい。生地素材が起毛素材に限定されないのはもちろんである。

図２は、ガウン１と同じ素材でできたポケット２の拡大図である。ポケット２に形成されたスリット４が、ガウン１に縫い付けられたボタン３に嵌ることにより、ガウン１に取り付けられる。スリット４の縦方向（図２中、上下方向）の長さは、ボタン３の直径より短く、ガウン１から外れないようになっている（図３参照）。なお、この図において、５は、ボタン３をガウン１に縫いつけている糸である。一方、スリット４の横方向（図２中、左右方向）の長さは、ボタン３の直径より若干長くされており、容易に着脱できるようになっている（図４参照）。

なお、本実施の形態では、ガウン１に固定して取り付けたボタン３に、スリット４を形成した手袋２が着脱可能に取り付けられている例を示したが、本考案の実施形態は、これに限られるものではない。ガウン１とポケット２の双方にボタンを取り付けて、双方のボタン同士が嵌合するようにしてもよい。また、ガウン１とポケット２の双方にマジックテープを取り付け、着脱可能としてもよい。

ポケット２は、図２に示されているように、非対称な二股形状となっている。すなわち、二股部のうち、小さいほうには親指が入り、大きいほうにはその他の指が入るようになっている。これによって、ポケット２は手袋としても使用することができる。

ポケット２の形状は、上記の形状に限られるものではなく、手袋として使用可能な形状であれば、何でもよい。すなわち、夫々の指が入るように５つに分岐した形状でもよく、人間の手が自然に収まる形状であれば、その他の形状でもよい。

上記実施の形態では、ガウンについて説明したが、パジャマ、ネグリジェ等の寝衣についても本考案は実施可能である。例えば、不図示のパジャマの上衣の正面部に着脱可能なポケットを取り付けてもよい。また、ネグリジェであってもよい。

本考案の着脱可能なポケットを取り付けたガウンの一実施例を示す正面図である。本考案のガウンのポケット付近の拡大図である。Ｘ−Ｘ線で切った断面図である。Ｙ−Ｙ線で切った断面図である。

符号の説明

１ガウン
２ポケット
３ボタン
４スリット
５糸

Claims

着脱可能なポケットを取り付けたガウン又は寝衣。
前記着脱可能なポケットは２つ取り付けられている、請求項１記載のガウン又は寝衣。
前記着脱可能なポケットは非対称な二股形状となっている、請求項１又は２記載のガウン又は寝衣。
前記寝衣はパジャマ又はネグリジェである、請求項１から３のいずれかに記載の寝衣。