JP3137607U - 回診用x線撮影装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】モータで車輪を駆動する前にブリッジ回路を構成するFETのオープンモード又はショートモードの故障を検出する回診用X線撮影装置を提供する。
【解決手段】テスト回路1は、TEST1〜TEST9の9ステップの各タイミングで、素子Q11〜Q14のON/OFF状態が所定の組み合わせになるようなテスト信号を各FETに送信する。テスト回路1は、フォトカプラPの出力を受信し、9ステップの各タイミングでフォトカプラPのON/OFFの状態から、素子Q11〜Q14が全て正常であるか、あるいは一つ以上の故障があるか判定することができる。
【選択図】 図1

Description

本考案は、回診用X線撮影装置に関し、特には駆動用モータを制御するブリッジ回路の異常検出に関する。
病院などの回診時にX線透視撮影を行うために、回診用X線撮影装置が広く利用されている。かかる回診用X線撮影装置は小型かつ軽量であることが必要であり、病院内のベッドルーム、技工室、手術室、小児室、レントゲン室、乳児室などでX線撮影を行うために用いられる。しかし、回診用X線撮影装置では、制御器、X線管、蓄電池などを搭載しているため装置重量は重く、人力のみでこれを移動するのは大変な労力を必要とするため、モータによるアシスト機構が備えられている。モータは制御性の良さからDCモータが選定されることが多い。
アシスト機構は一般に、駆動輪とそれを駆動するDCモータと減速機などで機械的に構成される。図5は、DCモータの制御回路の概要を示す。一般的にDCモータは図5に示すようにスイッチング素子として電界効果トランジスタ(FET)を用いたブリッジ回路で制御される。モータMを正転させるときは素子Q51と素子Q54をONにし、逆転させるときは素子Q53と素子Q52をONにする。いずれの場合も、電源Vよりブリッジ回路を介してゼロボルトGNDへ電流が流れる。モータMの回転速度を変えるときは、正転の場合素子Q51(又は素子Q54)を、逆転の場合素子Q53(又は素子Q52)をPWM(Pulse Width Modulation)信号によりON/OFFする。PWMでは、モータMが動きとしてはまったく反応しない程度の周期(例えば8MHz)でFETのON/OFFを繰り返し一周期の中でONが占める割合でパワーが制御される。
ブリッジ回路を構成しているFETの故障モードにはオープンモードとショートモードがある。オープンモードで故障した場合はDCモータを動かそうとしても動かないと言う不具合が発生する。ショートモードで故障した場合はDCモータ駆動の指令を出していないのにDCモータが回転する不具合が発生する可能性がある。また、素子Q51と素子Q52(又は素子Q53と素子Q54)が同時にショートした場合は電源VとゼロボルトGNDが短絡されることになり、電源供給部が破損したり、FETが過大電流により焼損する可能性がある。
従来、小さな抵抗値の抵抗をブリッジ回路と直列に挿入し、抵抗の両端の電圧を測定しブリッジ回路を流れる電流を検出し、異常電流が流れたとき電源供給を停止することで上記不具合を回避していた。また、ブリッジ回路の素子に水や鉄粉等が付着した場合にFETの破損を防止する保護回路が提供されている(例えば特許文献1参照)。
特開2003−284354号公報
従来の不具合の回避方法では、ブリッジ回路に過電流が流れたのを検出して電源供給を停止している。この間が短時間であっても、微小時間流れた過電流によりDCモータが回転し装置が予期しない動きをしたり、FETが焼損する可能性がある。本考案の目的は、DCモータで車輪を駆動する前にブリッジ回路を構成するFETのオープンモード又はショートモードの故障を検出する回診用X線撮影装置を提供することである。
ブリッジ回路で制御されるモータと、前記モータで駆動される車輪を備えた移動可能な回診用X線撮影装置において、前記モータの非駆動時に前記ブリッジ回路のスイッチング素子のショートモード又はオープンモードでの故障を検知する検知手段を備える。故障を検知する検知手段はモータの非駆動時ブリッジ回路を流れる電流を検出する電流検出器と、ブリッジ回路の各スイッチング素子のON/OFF状態を時間経過と共に変化させるテスト信号を送信する手段と前記電流検出器の出力を受信し無故障時の時間変化と比較する手段を備えたテスト回路で構成される。したがって、モータを制御し車輪を駆動する前にブリッジ回路のスイッチング素子のショートモード又はオープンモードでの故障を検知することができる。
本考案では、DCモータに電圧を印加する前に、ブリッジ回路のFETの故障を検出でき、DCモータが回転し装置が予期しない動きをしたり、FETが焼損すること等の危険を防止できる。さらに、故障を検知する検知手段は簡単な構造で構成でき、安価に実現できる。
ブリッジ回路を構成するFETは、ヒートシンクに取り付けられ、交換容易なように着脱可能な端子で接続されるのが望ましい。
本考案の実施例について図1〜図4を参照して説明する。図1は、本考案の装置が備える故障検知器の概要を示す図である。図2は、正常時のテスト結果を示す図である。図3は、素子Q11がショートモードの故障で他は正常時のテスト結果の例である。図4は、素子Q11がオープンモードの故障で他は正常時のテスト結果の例である。
本考案の回診用X線撮影装置は、図1に示すように、車輪を駆動するモータMと、モータMを制御するブリッジ回路を構成する素子Q11、Q12、Q13、Q14と、リレーKと、抵抗Rと、フォトカプラPと、テスト回路1と、エラー表示部2などで構成される故障検知器を備えている。リレーKはテスト回路1の制御信号により制御され、モータMの駆動時にブリッジ回路へ電源Vを供給し、モータMの非駆動時に供給を停止する。
素子Q11、Q12、Q13、Q14は、FETで構成されるスイッチング素子であり、モータMの非駆動時に行う故障検知テストに際しテスト回路1から送信されるテスト信号によりON又はOFFの状態になる。図1において、フォトカプラPの発光ダイオードを流れる電流は、抵抗Rの抵抗値により決まる。発光ダイオードのカソードの電位がブリッジ回路の導通によりゼロボルトGND近傍になったとき、発光ダイオードを流れる電流は、フォトカプラP(のフォトトランジスタ)をONにする値(例えば10mA)に設定されている。
テスト回路1は、モータMの非駆動時に図示しない制御部よりテスト開始指令を受けると次のように故障検知テストを開始する。テスト回路1は、TEST1〜TEST9の9ステップの各タイミングで、素子Q11〜Q14のON/OFF状態が図2(のQ11〜Q14の列)に示すような組み合わせになるようにテスト信号を送信する。テスト回路1は、フォトカプラPの出力を受信し、9ステップの各タイミングでフォトカプラPの(フォトトランジスタの)ON/OFFの状態をチェックする。
フォトカプラPのON/OFFの状態が図2の最も右の列(Pの列)に示す状態であれば、素子Q11〜Q14が全て正常であると判定し、故障検知テストを終了し、リレーKを作動させブリッジ回路へ電源Vを供給する。同時に、テスト回路1は、素子Q11〜Q14がテスト信号により制御されるのを停止させ、図示しない制御部により制御されるようにする。なお、図2において、例えばTEST8のようにモータMに電流が流れるタイミングがあるが、電流は10mA程度以下でありモータMは作動しない。
例えば、素子Q11がショートモードの故障で他のFETは正常の時は、フォトカプラPのON/OFFの状態は図3(のPの列)に示す状態となりTEST3、5のタイミングで図2(のPの列)の状態と相違する。また、素子Q11がオープンモードの故障で他のFETは正常の時は、フォトカプラPのON/OFFの状態は図4(のPの列)に示す状態となりTEST6、8のタイミングで図2(のPの列)の状態と相違する。また、複数のスイッチング素子がショートモード又はオープンモードで故障した場合、フォトカプラPのON/OFFの状態は図示されていないが、図2(のPの列)の状態と相違する。このように、素子Q11〜Q14に故障がある場合は、フォトカプラPのON/OFFの状態が図2(のPの列)の状態と一致しない。テスト回路1は、フォトカプラPのON/OFFの状態が図2(のPの列)の状態と一致しない場合、素子Q11〜Q14に故障があると判定し、エラー信号をエラー表示部2へ送信する。エラー表示部2はエラー信号を受信しエラー表示をする。
故障検知テストの結果素子Q11〜Q14が全て正常であることが確認されると、ブリッジ回路は回診用X線撮影装置を構成する制御部により次のように制御される。車輪を駆動するモータMを正転させるときは素子Q11と素子Q14をONにし、逆転させるときは素子Q13と素子Q12をONにする。モータMの回転速度を変えるときは、正転の場合素子Q11(又は素子Q14)を、逆転の場合素子Q13(又は素子Q12)をPWM信号によりON/OFFする。PWMでは、モータMが動きとしてはまったく反応しない程度の周期(例えば8MHz)でFETのON/OFFを繰り返し一周期の中でONが占める割合でパワーが制御される。
本考案は以上の構成であるから、モータMに電源Vを供給する前に、ブリッジ回路のスイッチング素子(FET)である素子Q11〜Q14の故障を検出でき、モータMが回転し装置が予期しない動きをしたり、FETが焼損すること等の危険を防止できる。
図1に示す実施例では、素子Q11〜Q14はFETで構成されているが、FETの代わりにトランジスタで構成してもよく本考案は図示例に限定されない。また、電流検出にフォトカプラPを用いているが、代わりに低電流で作動するリレーなどで置き換えても本考案は適用可能である。このように、装置は種々の構成とすることができ、本考案はこれら変形例を包含する。
本考案は、回診用X線撮影装置に関し、特には駆動用モータを制御するブリッジ回路の異常検出に関する。
本考案の装置が備える故障検知器の概要を示す図である。 正常時のテスト結果を示す図である。 素子Q11がショートモードの故障で他は正常時のテスト結果の例である。 素子Q11がオープンモードの故障で他は正常時のテスト結果の例である。 DCモータの制御回路の概要を示す。
符号の説明
1 テスト回路
2 エラー表示部
GND ゼロボルト
K リレー
M モータ
P フォトカプラ
Q11 素子
Q12 素子
Q13 素子
Q14 素子
Q51 素子
Q52 素子
Q53 素子
Q54 素子
R 抵抗
V 電源

Claims (2)

  1. ブリッジ回路で制御されるモータと、前記モータで駆動される車輪を備えた移動可能な回診用X線撮影装置において、前記モータの非駆動時に前記ブリッジ回路のスイッチング素子のショートモード又はオープンモードでの故障を検知する検知手段を備えたことを特徴とする回診用X線撮影装置。
  2. 故障を検知する検知手段はモータの非駆動時ブリッジ回路を流れる電流を検出する電流検出器と、ブリッジ回路の各スイッチング素子のON/OFF状態を時間経過と共に変化させるテスト信号を送信する手段と前記電流検出器の出力を受信し無故障時の時間変化と比較する手段を備えたテスト回路で構成されることを特徴とする請求項1記載の回診用X線撮影装置。
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