JP3180372U - パワーユニット・モニタ機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】電動機の起動前、停止後に通電して巻線抵抗を測定する構成として、微小電流、微少時間での測定を可能とし、小型で経済的なパワーユニット・モニタ機構を実現する。
【解決手段】パワーユニット10の電動機Mの巻線温度をモニタする機構であり、小電流用モータドライバー22の出力をシャント抵抗23を介して電動機Mに供給する第1の通電経路と、高電流用モータドライバー21の出力を直に電動機Mに供給する第2の通電経路と、界磁巻線41の両端の電圧を検知する電圧センサー24とを有する。また、シャント抵抗の電圧降下値と、電圧センサーの出力値とを受けて、界磁巻線41の抵抗値を求め、これから界磁巻線温度を演算する演算部25とを備え、演算部で求められた界磁巻線温度が一定値以上の場合、制御部30は高電流用モータドライバー21を作動させない構成である。
【選択図】図1

Description

本考案は、各種油圧機器の油圧源として使用されるパワーユニットの電動機巻線温度を監視可能なパワーユニット・モニタ機構に関する。
電動機保護のため、電動機巻線温度を測定し、温度が規定値に達したら電動機を停止する、又は警告を発する方式がある。
温度測定には、温度センサー(サーミスタ等)により直接巻線温度を測定する方法があるが、巻線への温度センサーの取付位置にばらつきが発生したり、温度センサー用の個別の回路を別途設けなければならない問題がある。
また、電動機巻線に印加する電圧と電流より巻線抵抗を計算し、巻線温度を知る方法が知られている。しかし、高電流の直流電動機では、電流を測る装置が大きくなり、高価格であることが阻害要因となっている。
温度センサーを用いないで、電動機巻線温度を測るものとして下記特許文献1,2,3がある。
特開平6−153381号公報 特開平11−289790号公報 特開2011−15584号公報
特許文献1〜3のいずれも、電動機よりの検出項目は、電流・電圧・回転数となっている。抵抗値の計算は、以下のパラメータを使用して次式(1)で行っている。
計算式 V=R・I+K・N …(1)
ここで、V:印加電圧、R:全電動機巻線抵抗値、I:電流値、K:モータ係数、N:回転数
電気回路的には図3のように表せる。図3においてEは誘導起電力となり一般に
E=K・N・Φ
となる。しかし、特許文献1〜3内の式には、Φ(磁束)が無い。考えられることは、Φを定数として、Kの中に入れているのだと考えられる。Φが一定の値と考えられるのは、界磁が磁石の場合である。ΦをIの関数と考えられないこともないが、磁気飽和が有るので無理がある。よって、パワーユニット用直流直巻電動機のように界磁が巻線式の場合は、上記の抵抗計算式は成り立たない。
運転中の電動機の電流を測定する場合、高電流検出器(シャント抵抗)を用いる必要があるが、高電流検出器は、設置スペースが広く、またコスト高であり、消費電力も無視できない。パワーユニット用電動機のように、短時間の繰り返し動作を行う場合、常時巻線温度を監視する必要は無い。
本考案は、上記の点に着目してなされたもので、電動機の起動前又は停止後に通電して巻線抵抗を測定する構成として、微小電流、微少時間での測定を可能とし、ひいては小型で経済的なパワーユニット・モニタ機構を提供しようとするものである。
本考案の第1の態様は、パワーユニット・モニタ機構である。このパワーユニット・モニタ機構は、油タンク内の作動油を吸い上げて送出するポンプと、前記ポンプを駆動する直流直巻電動機とを有するパワーユニットの、前記電動機の界磁巻線温度をモニタするものであって、
バッテリーで作動する小電流用モータドライバーの出力をシャント抵抗を介して前記電動機に供給する第1の通電経路と、
前記バッテリーで作動する高電流用モータドライバーの出力を前記シャント抵抗を介さずに前記電動機に供給する第2の通電経路と、
前記電動機の界磁巻線の両端の電圧を検知する電圧センサーと、
前記第1の通電経路で通電したときの前記シャント抵抗の電圧降下値と、前記電圧センサーの出力値とを受け、前記電圧降下値から算出した通電電流値と前記電圧センサの出力値とから前記界磁巻線の抵抗値を求め、前記抵抗値から前記界磁巻線の温度を演算する演算部と、
前記小電流用モータドライバー及び高電流用モータドライバーを制御する制御部とを備え、
前記演算部で求められた前記界磁巻線の温度が一定値以上の場合には、前記制御部は前記高電流用モータドライバーを作動させないことを特徴とする。
本考案の第2の態様も、パワーユニット・モニタ機構である。このパワーユニット・モニタ機構は、油タンク内の作動油を吸い上げて送出するポンプと、前記ポンプを駆動する直流直巻電動機とを有するパワーユニットの、前記電動機の界磁巻線温度をモニタするものであって、
バッテリーで作動するモータドライバーの出力をシャント抵抗を介して前記電動機に供給する第1の通電経路と、
前記モータドライバーの出力を前記シャント抵抗を短絡して前記電動機に供給する第2の通電経路と、
前記電動機の界磁巻線の両端の電圧を検知する電圧センサーと、
前記第1の通電経路で通電したときの前記シャント抵抗の電圧降下値と、前記電圧センサーの出力値とを受け、前記電圧降下値から算出した通電電流値と前記電圧センサの出力値とから前記界磁巻線の抵抗値を求め、前記抵抗値から前記界磁巻線の温度を演算する演算部と、
前記モータドライバーを制御する制御部とを備え、
前記演算部で求められた前記界磁巻線の温度が一定値以上の場合には、前記制御部は前記モータドライバーによる前記電動機の起動を行わないことを特徴とする。
本考案の第3の態様も、パワーユニット・モニタ機構である。このパワーユニット・モニタ機構は、油タンク内の作動油を吸い上げて送出するポンプと、前記ポンプを駆動する直流直巻電動機とを有するパワーユニットの、前記電動機の界磁巻線温度をモニタするものであって、
バッテリーで作動する小電流用モータドライバーの出力をシャント抵抗を介して前記電動機に供給する第1の通電経路と、
前記バッテリーで作動する高電流用モータドライバーの出力を前記シャント抵抗を介さずに前記電動機に供給する第2の通電経路と、
前記電動機の界磁巻線の両端の電圧を検知する電圧センサーと、
前記第1の通電経路で通電したときの前記シャント抵抗の電圧降下値と、前記電圧センサーの出力値とを受け、前記電圧降下値から算出した通電電流値と前記電圧センサの出力値とから前記界磁巻線の抵抗値を求め、前記抵抗値から前記界磁巻線の温度を演算する演算部と、
前記小電流用モータドライバー及び高電流用モータドライバーを制御する制御部とを備え、
前記演算部で求められた前記界磁巻線の温度が一定値以上の場合には、前記制御部は警報を発生する警報器を作動させることを特徴とする。
本考案の第4の態様も、パワーユニット・モニタ機構である。このパワーユニット・モニタ機構は、油タンク内の作動油を吸い上げて送出するポンプと、前記ポンプを駆動する直流直巻電動機とを有するパワーユニットの、前記電動機の界磁巻線温度をモニタするものであって、
バッテリーで作動するモータドライバーの出力をシャント抵抗を介して前記電動機に供給する第1の通電経路と、
前記モータドライバーの出力を前記シャント抵抗を短絡して前記電動機に供給する第2の通電経路と、
前記電動機の界磁巻線の両端の電圧を検知する電圧センサーと、
前記第1の通電経路で通電したときの前記シャント抵抗の電圧降下値と、前記電圧センサーの出力値とを受け、前記電圧降下値から算出した通電電流値と前記電圧センサの出力値とから前記界磁巻線の抵抗値を求め、前記抵抗値から前記界磁巻線の温度を演算する演算部と、
前記モータドライバーを制御する制御部とを備え、
前記演算部で求められた前記界磁巻線の温度が一定値以上の場合には、前記制御部は警報を発生する警報器を作動させることを特徴とする。
前記第1又は第3の態様において、前記小電流用モータドライバーが定電流回路であって、前記第1の通電経路に一定電流を供給するものでもよい。
前記第1乃至第4の態様において、前記バッテリーから前記パワーユニットへの電力供給をオン、オフする電源スイッチがターンオンされた時点から所定期間に前記第1の通電経路で前記電動機に通電する構成でもよい。
前記第1乃至第4の態様において、前記電動機の起動を指令する操作スイッチが前記制御部に接続されており、前記操作スイッチがオフの期間に前記第1の通電経路で前記電動機に通電する構成でもよい。
前記第1乃至第4の態様において、前記第1の通電経路で前記電動機に通電する場合の通電電流は前記電動機が回転できない微小電流であるとよい。
なお、以上の構成要素の任意の組合せもまた、本考案の態様として有効である。
本考案に係るパワーユニット・モニタ機構によれば、巻線温度を測定するための通電経路を本来の電動機の通電経路とは別に設けたことで、電動機の起動前、あるいは停止後の期間中に、微小電流、微少時間での測定が可能となる。この結果、設置スペースが広くてコスト高な高電流検出器を用いる必要がなくなり、小型で経済的なモニタ機構を実現できる。
本考案に係るパワーユニット・モニタ機構の第1の実施の形態を示すブロック図。 本考案に係るパワーユニット・モニタ機構の第2の実施の形態を示すブロック図。 従来技術説明用の回路図。
以下、図面を参照しながら本考案に係るパワーユニット・モニタ機構の好適な実施の形態を詳述する。なお、各図面に示される同一または同等の構成要素、部材等には同一の符号を付し、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は考案を限定するものではなく例示であり、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは必ずしも考案の本質的なものであるとは限らない。
図1において、パワーユニット10は作動油が貯留された油タンク1と、油タンク1内の作動油を吸い上げて送出するポンプPと、ポンプPを回転駆動する直流直巻電動機Mと、ポンプPから吐出された作動油を作動油吐出側ポート11に送り、かつ作動油戻り側ポート12に戻ってきた作動油を油タンク1に戻す油圧回路2とを有している。
直流直巻電動機Mの通常の運転のために高電流用モータドライバー21が設けられるとともに、モニタ用に小電流用モータドライバー22、電流測定用シャント抵抗23、電圧センサー24及び演算部25が設けられる。制御部30は高電流用及び小電流用モータドライバー21,22の両者を制御するために共通に設けられている。
バッテリー40を電源として作動する小電流用モータドライバー22の出力はシャント抵抗23を通して直流直巻電動機M(界磁巻線41と電機子巻線42との直列接続)に印加され、このときのシャント抵抗23の電圧降下(電流値に比例)が演算部25に入力される。また、界磁巻線41の両端の電圧が電圧センサー24に印加され、その検出電圧値が演算部25に入力される。
バッテリー40からのパワーユニット・モニタ機構への電力供給をオン、オフするための電源スイッチSW1がバッテリー40とパワーユニット・モニタ機構との電源供給線路に挿入されている。また、制御部30には直流直巻電動機Mの作動を開始させるための操作スイッチSW2が接続されている。
図1の場合、高電流用モータドライバー21と小電流用モータドライバー22とを有するため、バッテリー40で作動する小電流用モータドライバー22の出力をシャント抵抗23を介して直流直巻電動機Mに供給するモニタ用の第1の通電経路と、バッテリー40で作動する高電流用モータドライバー21の出力をシャント抵抗23を介さずに直流直巻電動機Mに供給する通常運転用の第2の通電経路とを有することになる。
以上の構成において、電源スイッチSW1をオンにしてパワーユニット10が作動可能な状態にした後、操作スイッチSW2がターンオンすると(オフからオンに変わると)、制御部30により小電流用モータドライバー22を作動させて、小電流用モータドライバー22の出力をシャント抵抗23を介して直流直巻電動機Mに供給し、直流直巻電動機Mが回転しない程度の微小電流を、微少時間(長くて数秒)だけ通電する。直流直巻電動機MにはポンプPが常時接続されており、微小電流では回転できない。この通電期間中に、演算部25は、シャント抵抗23の電圧降下値と電圧センサー24からの界磁巻線41両端の電圧値とを受け、前記電圧降下値から算出した直流直巻電動機Mの通電電流値と、前記電圧センサの出力値とから界磁巻線41の抵抗値を算出し、既知の巻線温度と巻線抵抗との関係から界磁巻線41の温度を算出して制御部30に出力する。なお、直流直巻電動機Mが回転しない状態で測定するため、前述の式(1)におけるK・Nの項はゼロであり、考慮不要である。
制御部30は、演算部25で求められた界磁巻線41の温度が一定値以上の場合には、高電流用モータドライバー21を作動させない。つまり、操作スイッチSW2のオン操作が継続していても高電流用モータドライバー21を作動させない。この結果、直流直巻電動機Mの巻線過熱による焼損事故を未然に防止できる。なお、電機子巻線42の温度は監視していないが、通常、界磁巻線41と電機子巻線42は同じ定格電流なので界磁巻線41のみの温度検出でも問題は無い。
一方、制御部30は、演算部25で求められた界磁巻線41の温度が一定値未満の場合には、巻線過熱の問題は生じないと判断して、高電流用モータドライバー21を作動させ、通常運転用の第2の通電経路で直流直巻電動機Mに通電し、これを起動する(このとき小電流用モータドライバー22の動作は終了している)。つまり、操作スイッチSW2が操作されてオンになると、第1の通電経路による界磁巻線41の温度測定を行い、その温度が一定値未満であれば、バッテリー40で作動する高電流用モータドライバー21の出力が第2の通電経路でシャント抵抗23を介さずに直流直巻電動機Mに供給され、直流直巻電動機Mは起動して通常の運転を行う。通常運転ではシャント抵抗23には電流は流れないため、シャント抵抗23の焼損は生じない。
また、操作スイッチSW2が操作されなくなってターンオフした後も(オンからオフに変わった後も)、制御部30により小電流用モータドライバー22を作動させて前述と同様の界磁巻線41の温度検出を行ってもよい。この場合の処理も同じであり、制御部30は、演算部25で求められた界磁巻線41の温度が一定値以上の場合には、高電流用モータドライバー21を作動させない。つまり、操作スイッチSW2が再度操作されてオンになっても高電流用モータドライバー21を作動させない。
警報を発生する場合には、制御部30に警報を発生する警報器35を接続し、演算部25で求められた界磁巻線41の温度が一定値以上の場合に、制御部30で警報器35を作動させる。これにより、パワーユニット10の操作者に直流直巻電動機Mの不調(巻線過熱)を知らせることができる。
なお、直流直巻電動機Mの通常運転中は温度測定は出来ないが、通常のパワーユニット10の連続運転時間は10〜30秒で、途中で停止が入るので問題は生じない。
本実施の形態によれば、下記の通りの効果を奏することができる。
(1) 巻線温度を測定するための通電経路を本来の直流直巻電動機Mの通電経路とは別に設けたことで、直流直巻電動機Mの起動前、あるいは停止後の期間中に、微小電流、微少時間での測定が可能となる。この結果、設置スペースが広くてコスト高な高電流検出器を用いる必要がなくなり、小型で経済的なモニタ機構を実現できる。
(2) 電流検出用のシャント抵抗23には微小電流しか流れないため、焼損の恐れはなく、電力損失も無視できる。
(3) 直流直巻電動機Mが回転しない状態での測定であり、前述の式(1)におけるK・Nの項はゼロであり、考慮不要である。このため、直流直巻電動機Mの回転数の測定機能は不要である。
図2は本考案の第2の実施の形態を示す。この場合、第1の実施の形態における小電流用モータドライバーと高電流用モータドライバーを1個のモータドライバー50で兼用するようにしている。そして、シャント抵抗23を選択的に短絡するためのスイッチSW3が設けられている。スイッチSW3は制御部30でオン、オフ制御される電子スイッチ又はリレーである。
図2の場合も、バッテリー40で作動するモータドライバー50の出力をシャント抵抗23を介して直流直巻電動機Mに供給する第1の通電経路と、モータドライバー50の出力をシャント抵抗23を短絡して直流直巻電動機Mに供給する第2の通電経路とを有することになる。
図2の構成において、電源スイッチSW1をオンにしてパワーユニット10が作動可能な状態にした後、操作スイッチSW2がターンオンすると、制御部30によりモータドライバー50を小電流用として作動させて、その出力をシャント抵抗23を介して直流直巻電動機Mに供給し、直流直巻電動機Mが回転しない程度の微小電流を、微少時間だけ通電する。この通電期間中に、演算部25は、シャント抵抗23の電圧降下から求めた直流直巻電動機Mの電流値と、電圧センサー24からの界磁巻線41両端の電圧値とから、界磁巻線41の抵抗値を算出し、既知の巻線温度と巻線抵抗との関係から界磁巻線41の温度を算出して制御部30に出力する。制御部30は、演算部25で求められた界磁巻線41の温度が一定値以上の場合には、モータドライバー50を高電流用として作動させない。つまり、操作スイッチSW2のオン操作が継続していてもモータドライバー50を作動させない。この結果、直流直巻電動機Mは起動されず、巻線過熱による焼損事故を未然に防止できる。
一方、制御部30は、演算部25で求められた界磁巻線41の温度が一定値未満の場合には、巻線過熱の問題は生じないと判断して、モータドライバー50を高電流用として作動させるとともにスイッチSW3を閉じる。従って、操作スイッチSW2のオン操作が継続すれば、バッテリー40で作動するモータドライバー50の出力がシャント抵抗23を介さずに直流直巻電動機Mに供給される結果、直流直巻電動機Mは起動して通常の運転を行う。通常運転ではシャント抵抗23には電流は流れないため、シャント抵抗23の焼損は生じない。
警報を発生する場合には、前述の第1の実施の形態と同様に、制御部30に警報を発生する警報器35を接続し、演算部25で求められた界磁巻線41の温度が一定値以上の場合に、制御部30で警報器35を作動させればよい。
第2の実施の形態の場合、小電流用モータドライバーと高電流用モータドライバーを1個のモータドライバー50で兼用できるため、より簡単な構成となる。
以上、実施の形態を例に本発明を説明したが、実施の形態の各構成要素には請求項に記載の範囲で種々の変形が可能であることは当業者に理解されるところである。
前述の第1の実施の形態において、小電流用モータドライバー22は直流直巻電動機Mを起動させる必要がないため、定電流回路で構成することもできる。例えば、出力電流が1Aの定電流回路を用いれば、界磁巻線41の両端の電圧値がそのまま界磁巻線41の抵抗値となり、より分かり易くなる(演算部25の演算が簡単になる)利点がある。
1 油タンク
2 油圧回路
21,22,50 モータドライバー
23 シャント抵抗
24 電圧センサー
25 演算部
30 制御部
35 警報器
40 バッテリー
41 界磁巻線
42 電機子巻線
M 電動機
P ポンプ
SW1〜SW3 スイッチ

Claims (8)

  1. 油タンク内の作動油を吸い上げて送出するポンプと、前記ポンプを駆動する直流直巻電動機とを有するパワーユニットの、前記電動機の界磁巻線温度をモニタするパワーユニット・モニタ機構であって、
    バッテリーで作動する小電流用モータドライバーの出力をシャント抵抗を介して前記電動機に供給する第1の通電経路と、
    前記バッテリーで作動する高電流用モータドライバーの出力を前記シャント抵抗を介さずに前記電動機に供給する第2の通電経路と、
    前記電動機の界磁巻線の両端の電圧を検知する電圧センサーと、
    前記第1の通電経路で通電したときの前記シャント抵抗の電圧降下値と、前記電圧センサーの出力値とを受け、前記電圧降下値から算出した通電電流値と前記電圧センサの出力値とから前記界磁巻線の抵抗値を求め、前記抵抗値から前記界磁巻線の温度を演算する演算部と、
    前記小電流用モータドライバー及び高電流用モータドライバーを制御する制御部とを備え、
    前記演算部で求められた前記界磁巻線の温度が一定値以上の場合には、前記制御部は前記高電流用モータドライバーを作動させないことを特徴とするパワーユニット・モニタ機構。
  2. 油タンク内の作動油を吸い上げて送出するポンプと、前記ポンプを駆動する直流直巻電動機とを有するパワーユニットの、前記電動機の界磁巻線温度をモニタするパワーユニット・モニタ機構であって、
    バッテリーで作動するモータドライバーの出力をシャント抵抗を介して前記電動機に供給する第1の通電経路と、
    前記モータドライバーの出力を前記シャント抵抗を短絡して前記電動機に供給する第2の通電経路と、
    前記電動機の界磁巻線の両端の電圧を検知する電圧センサーと、
    前記第1の通電経路で通電したときの前記シャント抵抗の電圧降下値と、前記電圧センサーの出力値とを受け、前記電圧降下値から算出した通電電流値と前記電圧センサの出力値とから前記界磁巻線の抵抗値を求め、前記抵抗値から前記界磁巻線の温度を演算する演算部と、
    前記モータドライバーを制御する制御部とを備え、
    前記演算部で求められた前記界磁巻線の温度が一定値以上の場合には、前記制御部は前記モータドライバーによる前記電動機の起動を行わないことを特徴とするパワーユニット・モニタ機構。
  3. 油タンク内の作動油を吸い上げて送出するポンプと、前記ポンプを駆動する直流直巻電動機とを有するパワーユニットの、前記電動機の界磁巻線温度をモニタするパワーユニット・モニタ機構であって、
    バッテリーで作動する小電流用モータドライバーの出力をシャント抵抗を介して前記電動機に供給する第1の通電経路と、
    前記バッテリーで作動する高電流用モータドライバーの出力を前記シャント抵抗を介さずに前記電動機に供給する第2の通電経路と、
    前記電動機の界磁巻線の両端の電圧を検知する電圧センサーと、
    前記第1の通電経路で通電したときの前記シャント抵抗の電圧降下値と、前記電圧センサーの出力値とを受け、前記電圧降下値から算出した通電電流値と前記電圧センサの出力値とから前記界磁巻線の抵抗値を求め、前記抵抗値から前記界磁巻線の温度を演算する演算部と、
    前記小電流用モータドライバー及び高電流用モータドライバーを制御する制御部とを備え、
    前記演算部で求められた前記界磁巻線の温度が一定値以上の場合には、前記制御部は警報を発生する警報器を作動させることを特徴とするパワーユニット・モニタ機構。
  4. 油タンク内の作動油を吸い上げて送出するポンプと、前記ポンプを駆動する直流直巻電動機とを有するパワーユニットの、前記電動機の界磁巻線温度をモニタするパワーユニット・モニタ機構であって、
    バッテリーで作動するモータドライバーの出力をシャント抵抗を介して前記電動機に供給する第1の通電経路と、
    前記モータドライバーの出力を前記シャント抵抗を短絡して前記電動機に供給する第2の通電経路と、
    前記電動機の界磁巻線の両端の電圧を検知する電圧センサーと、
    前記第1の通電経路で通電したときの前記シャント抵抗の電圧降下値と、前記電圧センサーの出力値とを受け、前記電圧降下値から算出した通電電流値と前記電圧センサの出力値とから前記界磁巻線の抵抗値を求め、前記抵抗値から前記界磁巻線の温度を演算する演算部と、
    前記モータドライバーを制御する制御部とを備え、
    前記演算部で求められた前記界磁巻線の温度が一定値以上の場合には、前記制御部は警報を発生する警報器を作動させることを特徴とするパワーユニット・モニタ機構。
  5. 前記小電流用モータドライバーが定電流回路であって、前記第1の通電経路に一定電流を供給するものである、請求項1又は3に記載のパワーユニット・モニタ機構。
  6. 前記電動機の起動を指令する操作スイッチが前記制御部に接続されており、前記操作スイッチがターンオンされた時点から所定期間に前記第1の通電経路で前記電動機に通電する、請求項1乃至5のいずれか一項に記載のパワーユニット・モニタ機構。
  7. 前記電動機の起動を指令する操作スイッチが前記制御部に接続されており、前記操作スイッチがオフの期間に前記第1の通電経路で前記電動機に通電する、請求項1乃至6のいずれか一項に記載のパワーユニット・モニタ機構。
  8. 前記第1の通電経路で前記電動機に通電する場合の通電電流は前記電動機が回転できない微小電流である、請求項1乃至7のいずれか一項に記載のパワーユニット・モニタ機構。
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JP (1) JP3180372U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014180504A (ja) * 2013-03-21 2014-09-29 Sammy Corp 弾球遊技機
US11629701B2 (en) 2017-05-18 2023-04-18 General Electric Company System and method for estimating motor temperature of a pitch system of a wind turbine

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